【追悼】鈴木邦男

辛淑玉

鈴木さんはいつも笑顔だった。

盗聴法反対の記者会見の時、私の両隣に鈴木邦男さんと佐高信さん、その横には、宮崎学さん。そして、両脇を抱えるように中核とカクマルの人たちが並んだ。どう見ても、朝鮮人に右翼と左翼ヤクザと過激派が並んでいるとしかみえない。私は「こいつらが反対するなら絶対必要な法律だと、みんな思うだろうなぁ」と、暗澹たる気持ちでいたら、一人だけニコニコニコニコ立っている人がいた。

鈴木さんだ。

彼は動じない。すげーと思った。

友人の北原みのりは「寂しい」といい、朴慶南は「鈴木邦男さんをみつけると嬉しくて。すぐかけよって行ったのを思い出す。人柄が魅力だった。肌触りが暖かな人だったよね」と。ドイツの友人は、邦男ガールズの本の話を聞いたあと、「私も邦男ガールズに入りたかった。三浦瑠璃よりは私だろう」と、叫んでいた。

鈴木邦男は罪深い男だ。

これから何人の女を泣かせるのだろうか。

鈴木さんへの思いは、佐高信さんと番組にしました。言論人として鈴木さんは、言論人の中で追悼してほしい。私たちは、この20数年、鈴木さんと一緒に過ごした時間を楽しく語って送りたかった。これからも、鈴木さんのことを楽しく語りたいと思う。

追悼番組 隣の邦男さん

https://www.youtube.com/watch?v=ZVV_IAtUFZc