【追悼】鈴木邦男

訃報 一水会・鈴木邦男顧問が逝去

一水会顧問・鈴木邦男は、令和5年1月11日午前11時25分、都内の病院にて79歳で逝去しました。

葬儀は15日に親族のみで執り行われました。故人を静かに見送りたいとのご親族の意向もあり、一水会としましては、1月26日に訃報の一報を受け、1月27日14時にツイッターで公表させていただきました。

鈴木邦男は、昭和18年に福島県に生まれ、早稲田大学在学中から民族派学生運動に身を投じてまいりました。

昭和47年5月30日に民族派の同志たちとともに三島由紀夫・森田必勝両烈士の精神を継承するべく一水会を創設して以来、平成12年3月25日まで会長を、木村三浩に代表職を引き継いで以降は顧問を務めました。

『腹腹時計と〈狼〉』(三一書房)を刊行後、民族派の立場から公安警察のフレームアップ的捜査方法を批判。また、言論による対話を重視し、草創期の「朝まで生テレビ」等のメディア出演や、『新右翼』シリーズ、『証言・昭和維新運動』『夕刻のコペルニクス』『言論の覚悟』『愛国者の座標軸』『天皇陛下の味方です』等の執筆や左右を越境した対論を通じて、独自の言論活動を行ってまいりました。

令和元年頃から体調を崩し、療養を続けてきましたが、本年1月11日に誤嚥性肺炎のため、亡くなりました。

鈴木邦男ならびに一水会の思想と行動は、「民族自決」「YP体制打破・対米自立」「三島由紀夫・森田必勝両烈士の鎮魂と顕彰」「反・公安」そして「尊皇」を基調としている点では常に一貫しており、今後も、その遺志を継承し、言論を重視した活動を展開してまいります。

改めまして、生前のご厚誼に深謝申し上げます。

ご冥福を祈るとともに、先ずは服喪に徹したいと思います。後日、鈴木顧問を偲ぶお別れ会のご案内をさせて頂きます。

なお、ご親族への、ご香典、ご供花、お問合せ等は一切ご遠慮願います。

一水会代表 木村三浩