2008/06/16 鈴木邦男

頑張れ!橋下知事

①大阪維新だ。龍馬だよ

たかじんのそこまで言って委員会より

 橋下知事は偉い。立派だ。「維新の志士」だ。そして、「日本一の愛国者」だ。頑張ってもらいたい。
 民間企業ならもうとっくに倒産している大阪府だ。その大阪府を救い、再建しようと橋下徹知事は命を賭けて取り組んでいる。今まで誰もやらなかった。誰もやれなかった。特に、絶対踏み込んではいけないと思われた聖域である「人件費」にまで踏み込んだ維新だ。凄い。
 大阪府議会はこれに対して真っ向から反対。「財政再建はいい。しかし自分たちの給料を削られるのは反対だ」という。皆、大阪の赤字を、「自分の問題」として考えていないのだ。赤字大阪の責任は皆にあるだろう。それなのに、「いや、給料を減らされるのだけは嫌だ」と言っている。「自分の問題」として考えていない。他人事なのだ。

 橋下知事の選挙では自民党が公認し、支えた。その自民党もこの維新に反対だ。じゃ、野党の民主党はどうかというと、これも反対。「人件費カット」だけは許せないと言う。さらに、労働組合までも「人件費カット」には大反対だ。つまり、「改革」「維新」よりも、自分の生活の方が大事なのだ。
 よく時代劇で米沢藩の上杉鷹山の話が出る。徹底的な倹約令を出して藩の危機を救った。偉い人だ。立派な人だ、と称える。でも今の人々は、それを自分がやるのは嫌なのだ。「倹約」は他人がやってくれ。自分は「今の生活を守りたい」と。それだけなのだ。

たかじんのそこまで言って委員会より

 でも、君らの責任ではないか。それに、公務員は「公のため」に働き、汗を流すのではないのか。だったら、この大阪府の危機を救うために自らが率先してやるべきではないか。
 橋下知事は、それこそ痛みを分かち合ってこの大改革をやろうという。
 職員の人件費は基本給を3年間カットし、削減幅は知事30%、管理職16〜12%、非管理職10〜4%としている。都道府県で初めて退職手当も部長級以下で5%削る。基本給は都道府県で最下位になる見込みだ、という。
 これだけの事を言えた知事はいない。橋下知事は自らのホームページで、この「大阪維新」についてこう書いている。

〈私は将来世代に負担を先送りしたくない。我々の世代で全て泥をかぶりたいという思いをもとに、歴史上類のない大改革に取り組みたいと思っております。
 そして、橋下が知事になって、大阪が変わった。10年後、20年後、そして100年後に、あのときに大阪が変わった。後世から、そう評価される4年間としたい。今年をまさに「大阪維新」の年としたい。このように固く決意しております。
 ここ大阪から、自治体経営の革命をおこします。企業経営の規律と効率、民間の厳しい経営の視点で、新たな「コーポレート・ガバナンス」、新たな自治体統治をつくりあげてまいります〉

②これでは「オール保守」ではないか

たかじんのそこまで言って委員会より

 いいことだ。「親方日の丸」というのか、何でも国に要求する。何でも自治体に要求する。そんな人間が多い。「国がやれ」「都がやれ」「府がやれ」という。そして自分は何もしない。又、そこの職員(公務員)も、自分の金ではないから、どんどん使う。いくら赤字になっても、「民間企業じゃないんだから、潰れることはない」と平気だ。その辺の小さな企業ほどの厳しさもない。規律もない。これではダメだろうと橋下知事はいう。

 当面、1100億円の赤字を解消したい、という。そのため、人件費のカット・建設事業の見直し。府有財産の売却、補助金の見直しなどを打ち出している。たとえば大阪府立体育館などを手放すとか、交響楽団への補助金を減らすとか、などだ。これはやるべきだ。しかし、議会では、「スポーツ・文化の切り捨てだ!」と猛反発を受けた。しかし、裕福な自治体ならいいだろう。大阪府は瀕死の病人なのだ。まず自分の体を治すことが大事だ。そのためには、なりふりを構ってはいられない。それに、スポーツ、文化などは「府」が主導して、金を出し、育てるものなのか。民間に任せたらいい。民間でペイしなかったら、スポンサーをつけるなり、民間から募金・賛助を集めるなりすべきだろう。

 大阪府立体育館は大相撲もやっている。これが民間に売却されたら大相撲は出来ないと思ったのか、北の湖理事長は橋下知事に会い、残すよう直訴していた。これも情けない。民間施設になっても、そこで人を集めて満員にするだけの意欲がほしい。大体、年間6場所なんて多過ぎる。それに外国に行ったり、何とかトーナメントとかやってるし、地方巡業も多い。ちょっと怪我をしたら、どこまでも落ちてしまう。敗者復活の機会もない。大阪場所がなくなれば、かえって一休み出来ていいじゃないか。

イラクの民俗博物館で。PANTAさん(右)、塩見さん(中)と

 それに、テレビでやっていたが、ここはいつもガラガラだ。「府立だから、別に儲けることはない」と全く企業努力がないのだ。わざわざ府がかかえる必要はない。民間に売却したらいい。あんな大きな施設はいらない。そして民間の人々が体を鍛えて、スポーツに汗を流す小規模な体育館だけがあればいい。府が、プロスポーツの興行に手を貸す必要はない。
 交響楽団もそうだ。有志を募って基金をつくり、賛助金で運営したらいい。「いや、文化、スポーツは国や自治体がやるべきだ」というかもしれない。それでは社会主義国と同じではないか。全く、自主性、自律性がない。

 社会主義国では「チャリティ」という思想がない。アメリカなどは、何かというと、チャリティをやる。貧しい人、恵まれない人のために資金を集める。いいことだ。又、チベットを支援しようと、リチャード・ギア(俳優)などが率先して、支援資金を集めている。日本ももっともっとやるべきだ。
 社会主義国では、「貧乏人や恵まれない人間はいるはずがない」という前提だ。皆、平等なのだし。もし、貧乏人がいるとすればその救済は国がやるべきだ。私たちがやるのはおかしい。そういう考えだ。日本人も、だから社会主義的かもしれない。自分の権利(人件費)だけは、しっかりと守り、「あとは国がやれ」「自治体がやれ」と言ってるのだ。

フセイン美術館で。PANTAさんと

 国民だけでなく、公務員も、政党も、労働組合も皆、同じだ。自分は痛みを分かちたくない。自分の権利は守りたい。お上がやってくれ、というだけだ。大阪府の赤字を救うのなら、私たちが率先してやるという覚悟がない。民間企業なら、とっくの昔に倒産し、皆、失業者として放り出されていた。それを考えたら、4〜10%のカット位なんだ、と思う。これは当事者じゃないからと言われるかもしれないが。しかし、私だって、その立場ならやりますよ。左右を問わず運動家は、皆、自分で働いて、自分の金で運動している。会社に勤めている人間は、収入の何割かをカンパしてる。私だってやっている。新左翼の人々は、「給料3割カンパ」とか、「ボーナス10割カンパ」なんてやっている。献身的だ。左右の運動家だって出来るんだ。公に仕える公務員が出来ないはずはない。
 野党の民主党などは、橋下案に反対なら、もっと抜本的なことを言えばいい。「こんなことでは、なまぬるい。人件費、3割カットしよう!」とか。労働組合も、「ここは皆で痛みを分かち合おう。4割カットにしよう!」と言えばいい。それなのに、皆、「今の生活」を守りたいだけだ。これでは、「オール保守」だ。どこにも革新はいないし、労組もない。

③橋下さんは少子化日本を救う愛国者だよ!

アムステルダムで、PANTAさんと

 思い出した。太田竜が昔、こんなことを言っていた。  「私は、日本の賃金労働者に対して、賃金水準を三分の二、切り下げるように要求する。私は、日本への石油量を、現在の十分の一に切り下げるように要求する。なにを根拠にしてか。世界ソビエト社会主義共和国の経済計画の原則を根拠にしてだ。人類の半分が飢えているとき、世界革命者(ゲバリスタ)は、日本の賃金労働者のこれ以上の賃上げなど、認めるわけにはいかないのだ」(『現代の眼』44年4月号)
 昭和44年だから1969年だ。もう40年近くも前に、ゲバリスタの太田竜はこう喝破した。「世界ソビエト社会主義共和国」というのは旧ソ連のことではない。理想とする社会主義国のことを言っているのだ。太田竜は、日本のトロツキズム運動を作った人だ。共産党と別れて、「新左翼」を作った人だ。

 それにしても「三分の二」の切り下げは凄い。「7割カット」を要求したのだ。月給20万円もらう人は月給6万円で我慢しろというのだ。この頃の企業は、公害が言われていた。海外への経済侵略もいわれていた。それなのに、そんな公害、侵略企業にに勤める労働者までが、「賃上げ要求」をする。おかしいだろう。これでは、もっともっと公害を出して金儲けしろ。経済侵略して、利益を上げろ。そして、その「黒い利権」を我々に分配してくれ。…そう要求してるのではないか、と太田竜は言うのだ。正論だ。誰も言えないことだった。
 でも、労働組合や左翼からは猛反発をくらった。「労働組合運動を破壊するものだ!」「反革命だ!」と言われ、罵倒された。しかし、太田の方が正しい。
 「三分の二カット」が言い過ぎならば、少なくとも労働組合は「賃上げ要求」はやめた方がいい。と当時、私は思った。太田は並の左翼ではないと思った。私の睨んだ通り、太田は大進化し、大変貌を遂げた。この頃、アイヌ独立運動をやっていたが、さらに、自然保護運動に進み、動物実験反対。玄米正食。ユダヤの陰謀史観…と、進化する。右翼の思想家にも関心を持ち、橘孝三郎、権藤成卿を本格的に研究し、一水会の合宿でも講演をしてくれた。森洋さんという右翼運動の先輩を太田さんに紹介し、私の家(みやま荘)で対談してもらったこともあった。

イラクの会議で

 5月26日(月)、大阪朝日放送の「ムーブ」に出た時、橋下さんの話になった。「野党も労組もだらしがない。皆“保守”だ。もっと人件費カットして、早急に大阪を救おうという気概がない」という話をした。打ち合わせの時、「昔、太田竜はこんなことを言ってたんですよ」と披露した。でも、本番の時は、時間がなくて言えなかった。それに、過激派・ゲバリスタの太田の名を出してはかえって逆効果になるかなとも考えた。私も「保守的」だ。いかん、いかんと自己批判した。しかし、左翼だって、「賃上げ反対」「賃金のカット要求」なんて言った人は一人もいない。この太田竜を除いて。いわば、この問題はタブーだ。皆を敵に回す。だからやらない。それなのに今、橋下さんは、毅然として言ってのけた。だから、橋下さんには、挫けずに頑張ってほしい。「たかじんのそこまで言って委員会」では4回ほど一緒に出た。さわやかな青年だ。子供は7人いる。それも、(側室もなしに)一人の女性が産んだのだ。偉い。少子化日本にあって、橋下さんは「日本一の愛国者ですよ」と私は言った。「愛国者の鈴木さんからそう言われると嬉しいですね」と言っていた。

 いやいや、私は「愛国者」じゃない。少子化日本の国難を救うことは出来ない。手をこまねいているだけだ。一人も子供を産んでない。日本一の売国奴ですよ。非国民ですよ。そう罵って下さい、と言った。
 それに、橋下さんは、バランス感覚のある人だ。どっかのタレントが淫行で捕まった時、皆「厳罰に処せ!」と叫んでいたが、橋下さんは「罪と罰(刑)は釣り合いが取れなくてはならない」「それほど厳罰にすべき問題なのか」と実に冷静に言っていた。ウーン、と私は感心し、感動した。でも、ワイワイと騒ぐ番組では、こんな冷静な意見は通らない。孤立する。「自分が淫行で捕まった時のことを考えてるんじゃないか」「疚(やま)しいことがあるんじゃないか」と皆に叩かれていた。私も一緒に叩いたかもしれません。お詫びします。

イラクでデモしましたよ

 橋下さんはいい青年だ。橋下さんには、私らが忘れてしまった青くさい夢がある。情熱がある。偉い。自分で言ってるうちに、感極まって泣き出したりする。いいねえ。大阪府はよかった。こんな素晴らしい知事を持って。
 でも、理解できない人がまだまだ多い。だからといって、妥協することはない。玉砕したっていいじゃないか。橋下さんには失うものはない。「私は100%カットします。知事は無報酬で働きます。皆さんはどうですか」と全員に覚悟を問えばいい。知事なんか辞めたって、弁護士で食っていける。テレビでも活躍できる。だから、思い切ってやってもらいたい。「大阪維新」もいい。平成の龍馬だよ。顔も似ている。思い切ってやって理解されないなら大阪がダメなんだ。追い出されたらいい。そしてさらに上のステージで闘えばいい。次は首相だよ。

【だいありー】
スミスさんと(一水会フォーラムで)6/10
  1. 6月9日(月)10時40分、ジャナ専の授業。橋下知事の「大阪維新」の話をした。それと憲法の話。  この日発売の『週刊朝日』(6月20日号)に木村三浩氏が出ていた。「右翼が見た北朝鮮」。かなり詳細なレポートだ。読ませる。朝鮮労働党との談判の様子。又、幹部との卓球勝負、カラオケの話まで。最後に木村氏は書いている。

    〈交渉の手応えはあった。日本国内では、政官界からは「そこらの右翼に何ができるんだ」との声も聞こえてくる。じゃあ、言葉を返すが、「あんたたち、そこまでの責任をどう取るのか」と言いたい〉

     木村氏はさらに、一水会機関紙「レコンキスタ」(7月号)にも、訪朝報告を書いている。「動き出した遺骨の祖国復帰と慰霊塔建立運動=民族派訪朝と架橋の論理」。なかなかいい。ぜひ読んでみて下さい。レコン全体も充実しているし、読みでがある。
     この日、夜7時から初台のザ・ドアーズに行く。PANTAさんのライブ。「頭脳警察」の再始動だ。「時代はサーカスの象にのって」「銃を取れ」などを熱唱。重信房子さんの詩を歌にした「オリーブの樹の下で」。14才で米軍と銃撃戦を展開して殺されたフセインの孫の闘いを歌った「7月のムスタファ」なども披露された。終わって、椎野礼仁さんなどPANTAファンの人たちと居酒屋で飲んだ。
     そうだ。2003年2月に、PANTAさん、レーニンさんと共に、開戦直前のイラクに行ったんだ。木村三浩氏が団長で。大川豊、雨宮処凛、塩見孝也、沢口ともみ…と豪華メンバーだった。その時の写真を探してみよう。
板坂剛さんと(6/10)
  1. 6月10日(火)12時、歯医者。7時、一水会フォーラム。会場のサンルートホテルのロビーで、フラメンコダンサーの板坂剛氏にバッタリ会う。伝説のフラメンコダンサーだ。じゃ記念に写真を撮りましょう。この人は、『アントニオ猪木・最後の真実』などのプロレス本も書いてるし、『アントニオ猪木殺害計画』という物騒な本も書いてる。そこでは何故か私も登場している。
     「じゃ、会場に行きましょう」と言ったら、「えっ、今日、一水会なの?私はフラメンコの仲間と待ち合わせているんですよ」。
     それで私だけ会場へ。今日はナサニェール・スミスさん(東京大学大学院研究生)が講師で、「グローバリズムとサミット」。超満員だった。なかなか、興味深い話だった。終わって近くの居酒屋で二次会。木村氏が訪朝の話をした。

    〈鈴木さんは労働党幹部と一歩も譲らず談判した。ボーッとしてるようで案外芯は強いと党幹部も驚いていた。「北朝鮮に批判的な人だけを集めて訪朝させろ!」という鈴木発言には特に驚いていた。今までそんなことを言う日本人は初めてだし、ビックリしていた。厳しいが、北朝鮮のことを本当に考えていると分かったんでしょう。「じゃ、ぜひ我が国の顧問になって下さい」と党幹部が言っていた。それに対して、鈴木さんは、あっさりと「あっ、いいですよ」と気軽に答えていた〉
     そんなこともありましたね。何でもやってやりますよ、私は。こうなりゃ。
  2. 6月11日(水)一日中、家にひきこもって原稿を書いてた。ロフトの平野さんから、「今日、面白いイベントがあるから聞きに来いよ」という電話。外山恒一氏や赤木智弘氏、佐藤悟志氏、中川文人氏が出て、「プレカリアート右派」のイベントだ。原稿に追われて、大変だが行った。平野さんに逆らうと、もう、ロフトに呼んでくれない。いや、そう思って行った。気が弱い私です。でも、面白かった。赤木さんとも初めて会った。外山氏には、「本、よかったね。書評させてもらいます」と言った。

     〈「元祖・プレカリアート右派」で40年間、今でもプレカリアートを続けている鈴木さんが来てます〉と紹介された。秋葉原の通り魔事件について聞いたら、中川さんたちは、「プレカリアートが同じプレカリアートを襲うなんて許せない」と言っていた。秋葉原で事件を目撃した人も来ていたので、その様子を詳しく聞いた。
  3. 6月12日(木)昼、取材。3時から河合塾コスモ。「現代文要約」と「基礎教養ゼミ」。ゼミでは福田恆存の『否定の精神』をテキストに読んだ。昭和24年の本だ。昔の保守派の学者は違う。信念があるし、覚悟がある、と思った。
「週刊朝日」(6/20号)
  1. 6月13日(金)11時、歯医者。今、書いてる原稿でどうしても必要なので、弥生美術館の山川惣治展に行く。山川惣治は私が小学生の時、夢中になって読んだ。山川の「少年王者」「少年ケニヤ」「荒野の少年」「少年エース」は私の夢であり、理想だった。ジャングルでけだものや、無法者たちと雄々しく闘う少年の話だ。これには影響を受けた。大きくなったら、こんな少年になろうと思った。そして、実際にそうなった。左翼や犯罪者など、世の中の「けだもの」や「無法者」たちと雄々しく闘っている。いや、闘ってないか。「けだもの」や無法者たちにいじめられている。「逆・少年王者」だな。でも、いろんな危ない人を沢山見てきた。それだけでもよかったかな。
     この日の産経新聞に「橋下知事、支持率82.6%」と出ていた。凄い。橋下維新は断然支持されている。「市民参加型のマラソンも検討」と出ていた。いいことだ。じゃ私も、そちらに参加しようかな。せっかく深夜、練習してるんだし。
  2. 6月14日(土)昼、中野図書館で調べもの。夕方、雑誌の打ち合わせで本郷に。早く終わったので、弥生美術館に行って、山川惣治についてのトークを聞く。田名綱敬一と二谷薫さんの対談。とても勉強になった。山川は、戦後の子供を励まし、戦後の日本をつくった人だ。山川惣治さんの息子さんも来ていた。辛淑玉さんの事務所で昔会った人が紹介してくれた。光栄だ。この日の朝刊に、「北朝鮮が拉致再調査を約束」と出ていた。木村氏訪朝の効果だろう。歴史は確実に変わってきた。
  3. 6月15日(日)朝の10時から5時まで勉強会。
【お知らせ】
  1. 6月16日(月)7時、阿佐ケ谷ロフト。「ガンダーラ映画祭」。傑作・力作ドキュメンタリー作品が4本上映されます。一番の目玉は衝撃の大作「日本イスラーム化計画」です。実は、私も出演しております。それらの映画を見ながら、トークをやります。私も出ます。
  2. 6月18日(水)「サイゾー」発売。森達也さん、斎藤貴男さんと私の座談会が載っています。
  3. 7月11日(金)午後7時、高田馬場サンルートホテル。一水会フォーラム。講師はサルキソフ コンスタンチン先生(山梨学院大学教授)。「日露関係の現状と将来=ポスト・プーチンを考える」。
  4. 8月6日(水)シンポジウム「憲法9条と戦後日本・戦後美術」に出ます。太田昌国さん、中原佑介さんと。午後6時半より。代官山ヒルサイド・フォーラムで。
  5. 8月20日(水)阿佐ヶ谷ロフト。落語家の快楽亭ブラックさんと出ます。
【今週の写真】
  1. 以前、橋下さんと一緒に出た「たかじん」のDVDを探して、紹介しました。
  2. PANTAさんは開戦直前のイラクに一緒に行きました。民俗博物館ではコスプレのコーナーがあったので、塩見孝也さんなどと一緒に砂漠のベドウィンの格好をしました。楽しかったです。デモや会議の写真。フセイン美術館で撮った写真も。帰りはオランダのアムステルダムに寄ったので、そこで撮った写真です。他の人と違って、マリファナ喫茶には行きません。「アンネ・フランクの家」と「ゴッホ美術館」に行きました。
  3. あと、一水会フォーラムで写したスミスさん。その前に撮った板坂剛さんです。