2011/02/21 鈴木邦男

『現代用語の基礎知識』について語った!

①63年前に創刊された!

『現代用語の基礎知識』の清水均編集長と対談した(2/10)
『現代用語の基礎知識』の清水均編集長と対談した(2/10)

これはまさに歴史だ。現代を映す、最も鮮明な鏡だ。人間は〈言葉〉で生きている。表現し、行動している。その〈言葉〉について解説する。言葉を知ることで、現代を、その時代を知る。又、この本に取り上げられることで更に光り輝く言葉もある。『現代用語の基礎知識』のことだ。

これは読む事典だ。学生運動華やかなりし頃、また、爆弾闘争や、学生運動退潮の頃、ソ連崩壊、東欧崩壊の頃、…常に、この『現代用語の基礎知識』を僕らは読んでいた。学生運動、労働運動、左翼、そして右翼などの「項目」を読み、さらに日本の政治や世界の政治を読んで学んだ。生きた教科書だった。

ところが、16年ほど前から、「右翼・左翼」の項目は消えた。もう「死語」になったのか。俺たちは「現代」じゃないんだ。古代人か、と思った。これはショックだった。2年ほど前、『現代用語の基礎知識』編集長の清水均さんに会った時、その話をした。私も、何故なくなったんだろう。と考えた。ソ連が崩壊したからか。野村秋介さんが亡くなったからか。あるいは過激な左翼がなくなり、その対極の右翼もなくなったのか。ともかく、「死語」になった右翼・左翼について考えてきた。その疑問がスタートになって、この対談は実現した。

対談が終わって。本を持って
対談が終わって。本を持って

2月10日(木)、午前11時から2時半まで、清水さんと対談をした。高田馬場の喫茶店「ミヤマ」の会議室だ。『紙の爆弾』に載せる対談だ。司会の椎野礼仁さんは事前に清水さんと会って、いろんな貴重な資料をそろえてくれた。「右翼・左翼」がいつから始まり、いつ終わったのか。又、別冊付録として「人物ファイル」が何回かついていた。「鈴木さんも載ってますよ」と見せてくれた。又、最も貴重なのは、『現代用語の基礎知識』の第1号だった。何と、〈1948年〉だった。63年も前だ。1945年が敗戦だ。その直後から、この本は出されていた。「大きく時代が変わり、言葉も変わった。その言葉を解説する本がない。国語辞典では分からない。それで急遽、作ったようです」と清水さんは言う。清水さんは、この頃は生まれていない。

私は、70年安保の頃に出来たのかと思っていた。社会が激動し、新しい言葉、新しい価値観も次々と生まれた。「造反有理・革命無罪」「整風」なんて言葉も、はやった。いや、その前から、あったな。私らが学生の頃、この『基礎知識』を買って、読み耽っていた。この本で左翼の運動や理論を学んだ。じゃ、1960年頃かな、出たのは。と思っていた。

ところが、第1号は敗戦直後だなんて。全く知らなかった。そういえば、敗戦の方が、より大きな変革だ。言葉も、価値観も180度、変わった。だからこそ、出す必要があったのだろう。今の本と比べ、判は小さい。『創』や『紙の爆弾』よりも、もう一回り小さい。191ページだ。「引くポケット現代辞典」とも書かれている。なるほど、ポケットにも入る。しかし今の『基礎知識』は1700ページ近くある。勿論、ポケットには入らないし、カバンにも入らない。家に置いて読むものだ。

私が書いたページです
私が書いたページです

②創刊号は「進駐軍関係略語」も入ってた

『現代用語の基礎知識』(1948年版)
『現代用語の基礎知識』(1948年版)

この第1号は、敗戦直後でもあり、編集もカタい。旧漢字、旧仮名だ。だが、各項目を、当時の第一級の学者に書かせている。これは凄い。たとえば、

政治用語の解説」中村哲
法律用語の解説 戎能通孝
経済用語の解説(A) 中山伊知郎
経済用語の解説(B) 木村禮八郎
経済用語の解説(C) 向坂逸郎
労働用語の解説 大河内一男
文芸用語の解説 中島健蔵

など、15の「用語解説」がある。この最後は、何と、「進駐軍関係略語 鈴木文史朗」が載っている。あっ、そういう時代だったのだな、と思った。

この創刊号では、「経済用語」が沢山ある。経済再建が大きなテーマだったのだろう。初めは、この3倍ほどのものになる予定だったという。

『右翼・公安用語の基礎知識』
『右翼・公安用語の基礎知識』
〈唯、内閣用紙割当庁の許可頁数に限りがあるので、最初あつまった語数を約三分の一減にした。特に「マルクシズム用語」「常用化された外来語」の二部門の大半を次の機会(自由国民・近刊号に追加掲載の予定)にゆづらざるを得なかったのは遺憾である〉

この〈1948年版〉の題字の下には、

「新しい社会の動きを理解するために」

と書かれている。そして、次の頁、「編集前記」には、こんなことが書かれている。

〈記者は編集しながら、実際、その時の社会情勢は、その時の常用語の中に集約されることを、今更のように痛感した。
 かりに本号が戦時中に出たとすれば「八紘一宇」「滅私奉公」式の活字が横行したろう。その代表語は例の「報国」である。「産業報国」「言論報国」から始まって何事にもシッポに「報国」とつけねば通用できなかった記憶は生々しい〉
「マガ9学校」で(2/11)
「マガ9学校」で(2/11)

と言う。確かにそうだ。それに政府がはやらせたスローガンを「解説」しても仕方ない。ともかく、こうした言葉は、敗戦で一瞬にして、死語になった。では戦後、「報国」に匹敵する今日の代表語はなにか。「民主化」だ。「民主化の党服を着なければ配給も貰えない状態である」と言う。

〈この言語魔術のニューフェース「民主化」をトップに終戦語の新語造語隠語外来語の続出は、激動する社会情勢の姿をそのままに反映して実に凄じい。斯く氾濫する現代用語をどう整理しどう定義づけるかは、今後の重要な課題になって来よう〉

③「人物ファイル」の付録もあったんだ

グループ・ディスカッションで
グループ・ディスカッションで

これは立派だと思った。「報国」などが死語になり、今度は「民主化」だ、と世の中は沸き立っているが、「もっと冷静に見ようよ」と言っている。この編集方針は素晴らしい。

創刊から63年。100万部を超える時もあった。又、『イミダス』『知恵蔵』が参入し、三誌併立時代もあった。今は、二誌は撤退し、『現代用語の基礎知識』だけになった。「現代を見通す27,000ワード一挙収録!」と書かれている。どんなできごとが世界を騒がせているのか。今どんな流行が生み出されているのか。さらに、この1年間の「新語・流行語」総決算!だ。「ユーキャン新語・流行語大賞は、この『現代用語の基礎知識』から選ばれます」と書かれている。まさに現代の生きた教科書だ。

何年かに一遍、「現代人物ファイル」という付録をつけている。「鈴木さんも載ってますよ」と、2002年と、1987年版を清水さんは見せてくれた。2002年版は、「いまが読める人物ファイル!」と書かれている。関川夏央、副島隆彦、田岡俊次、高野孟さんらと共に、私の名前もある。生長の家出身で、ミッションスクールを出て、右派の学生運動に入り…と詳しい。「空手、サンボ、合気道、柔道などを実践する格闘技の達人でもあり…」と書かれている。私なんて、素人だし、弱いですよ。ちょっと恥ずかしい。

グリーンピース・ジャパン新事務局長の伊藤潤一さんと(2/10)
グリーンピース・ジャパン新事務局長の伊藤潤一さんと(2/10)

では、1987年版だ。今から24年前だ。私は40ちょっとの青年ですな。「90年代へのネクスト・リーダーたち」と書かれている。ウーン、他の人たちは皆、ネクストのリーダーになったけど、落ちこぼれたのは私だけですな。監修は、樺山紘一、村上陽一郎、川本三郎の3人になっている。この3人が書いたのかな。いや、3人が「誰を取り上げるか」を討論し、ライターに書かせたのだろう。

この1987年版の「人物ファイル」だが、辻元清美、田村正敏、淡谷のり子、藤本敏夫…などと共に私も載っている。「社会運動」の部に載っている。

④「人物ファイル」通りの私になりました

丸山和也さんと(2/11)
丸山和也さんと(2/11)

「これは実によかったですね」と椎野さんは言う。「なかなかいい人物評になってますよ」と言う。確かに面白い。ユニークだ。ちょっと、抜き出しながら紹介しよう。

〈いわゆる“新右翼”というイメージに反して、本人は優しい素朴な感じの人で、その著書には新左翼の読者も多いといわれる〉

そして略歴が書かれる。大学で右翼運動をやり、卒業して、産経に勤めるが、1970年の三島事件で衝撃を受け、1972年に一水会をつくった。その後だ。

〈鈴木のおう揚な人柄は、民族派活動家としては、まさしく異色であろう。彼自身左翼あるいはアナーキスト系の活動家に会いに行くこともあり、逆に一水会事務所にこれらの人間が出入りすることも珍しくないほどである。また、大変な読書家でもあり、月に30冊以上のノルマを自分に課しているという。75年に『腹腹時計と〈狼〉』を発表するが、その内容が同じ右翼陣営から「左翼に同情的すぎる」と大批判を受けた。鈴木が常に訴えつづけてきたものは「戦後体制打倒」である。ところが、ここ数年、新しい保守層も現れ、右翼無用論も活発になってきた。鈴木自身にも風当りが強くなってきたと言えるだろう。こんな状況の中でこそ、鈴木のような活動家に注目せざるをえない。若いと言われつづけた彼も、すでに40を越した。そろそろ鈴木邦男の集大成も待たれるころ。近著は『読書大戦争』『レコンキスタ縮刷版』〉
大野健夫氏のお墓参り(2/13)
大野健夫氏のお墓参り(2/13)

驚きましたね。ありがたいですね。それに、キチンとよく見ています。この頃から、私は、おう揚だったのか。かなり過激だと思っていたけど。「民族派の若き論客」なんて言われ、〈若さ〉が強調されてたのに。その若い鈴木も今や40。そろそろ集大成を書かなくてはいけない。はい、分かりました。がんばってやりましょう。新保守主義が台頭し、右翼無用論も言われ…。今と同じです。それに、「月30冊読書」は、この頃から、もうやってるんだ。

そうか。「新保守主義の台頭」「右翼無用論」への解答が、(もしかしたら)今回、私が『現代用語の基礎知識』(2011年版)に書いた「愛国心の現在を考える」になっているのかもしれない。60年、70年の右翼の歴史と反省から始まって、「愛国者インターナショナル」「二極化する愛国心」について書いた。24年ぶりの「返事」のような気がする。

土方歳三のお墓の前で(2/13)
土方歳三のお墓の前で(2/13)

そうだ。「写真説明」で載せたけど、私は『右翼・公安用語の基礎知識』(コアラブックス)という本を出した。「書き下ろし大辞典」「知ってトクする!?」と書かれている。「!」は分かるけど、「?」はないだろう。それも表紙に書いている。『現代用語の基礎知識』をマネたのだろう。

いや、『基礎知識』ではズーッと、「右翼・左翼」の項はなかった。それで、「じゃ、俺が作ってやる」と思って作ったのかもしれない。多分、15年ほど前だろう。『右翼・公安用語の基礎知識』は絶版だが、今読んでも面白い。ネットの古書店にはあるだろう。

『現代用語の基礎知識』についての清水均さんとの対談は、3月10日発売の『紙の爆弾』に載る予定です。お楽しみに。

【だいありー】
辺さん(中央)、中島さん(右)と(2/14)
辺さん(中央)、中島さん(右)と(2/14)
  1. 2月14日(月)午前中、原稿を書いてました。午後1時から河合塾コスモ。「中島ゼミ」で辺真一さん(評論家)を講師にして北朝鮮の話を聞いた。「北朝鮮問題とは何か。その歴史と未来」。
     私も同席した。とても勉強になりました。「どうして鈴木さんがいるの?」と辺さんに言われたので、「高校中退だから。ここで勉強して高卒認定を取って、それから大学に行くんです」と言ったら、「そうですか。偉いですね」。
     辺さんは真面目だから信じちゃった。隣りで中島さんが、「違いますよ。鈴木さんはここの講師ですよ」とフォローしてくれました。
     夜は講道館に行く。柔道の稽古のあと、後輩に合気道を教えてあげました。とても喜んでました。
     帰りは大雪だった。皆、困ってるんだろうが、私は子供の時、ずっと雪国だったので、何か、ワクワクする。楽しい。街が美しい。
  2. 2月15日(火)、起きたら、頭がガンガンする。風邪なのか。昨日、雪で、はしゃいで、犬のように駆け回ったからか。フトンの中でウンウン唸りながら原稿を書く。
     夕方、映画の試写会に行く。六本木に。これは、絶対に見なくてはいけない!着ぶくれて、ホカロンを服の下に貼って行く。川本三郎さんの『マイ・バック・ページ』の映画化だ。チラシには、こう書かれている。
5月公開の『マイ・バック・ページ』
5月公開の『マイ・バック・ページ』
〈1971年。若きジャーナリストと活動家。二つの運命は交錯し、事件は起きた〉
〈その時代、暴力で世界は変えられると信じていた〉

三島事件(1970年)と、連合赤軍事件(1972年)のちょうど谷間に起こった「朝霞事件(=赤衛軍事件)」のことを描いてます。ジャーナリストは川本三郎さん。これを妻夫木聡が演じます。赤衛軍の菊井は松山ケンイチが演じます。監督は山下敦弘。なかなか重厚な力作です。5月28日から一般公開です。ぜひ、見て下さい。東大闘争や三島についても触れられています。あの時代を全く知らない若者が見ても、楽しめる映画です。

  1. 2月16日(水)午前中、打ち合わせ。それから、書店に。午後3時半〜5時。文化放送。今日は、特集が「革命とは」。エジプト革命と連合赤軍の話をしました。山平重樹氏の『連合赤軍物語・紅炎』(徳間文庫)や、永田洋子さんの話をしました。革命は達成できなかったが、その前の尊い犠牲です。単なる犯罪ではない。40年後、NHKの大河ドラマになります、と断言しました。「新選組」だって、時代が経てば大河ドラマになるのだし…。
     「編集者は見た」は『SAPIO』の編集長。三浦和也さん。今日の『SAPIO』はビックリです。「特別付録。金正恩はここにいる!平壌衛星写真マップ」がついている。いいの?こんなことして。と思わず聞いちゃいました。凄すぎます。それから、他の特集も、凄いですね。現代人の健康志向と不安を逆手に取った「新・霊感商法」。怖いですね。驚きました。
川本三郎さんとの対談本です。『本と映画と「70年」を語ろう』
川本三郎さんとの対談本です。『本と映画と「70年」を語ろう』
  1. 2月17日(木)午前中、図書館。午後3時、河合塾コスモ。「現代文要約」。5時「基礎教養ゼミ」。今週は牧野剛先生の選んだ本を読む。高瀬正仁の『高木貞治=近代日本数学の父』(岩波新書)。私は全く知りませんでした。こんな偉い人が、日本にいたんですね。勉強になりました。終わって、生徒たちと食事会。カレー屋。あっ、昼もカレーだったような気がする。風邪をひいて、調子が悪い。でも、次の日出す原稿があるので寝床で書く。
  2. 2月18日(金)12時、神保町。出版社の人と打ち合わせ。そのあと、新橋で取材。まだ、風邪が治らないので早く帰って寝ようと思ったが、原稿がある。フトンの中で、書く。
  3. 2月19日(土)、ポレポレ東中野。今日から一週間は、東海テレビで作った〈ドキュメンタリー〉傑作選の上映だ。今日は2時40分から、「光と影。光市母子殺害事件、弁護団の300日」(2008年放送)。とてもいい映画だった。終わって、急いで、東京駅へ。新幹線に乗って静岡へ。6時からスナック「バロン」の10周年パーティだ。ちょっと遅れて着いた。元連合赤軍兵士で獄中27年の植垣康博さんが、スナック「バロン」を開いたのは、10年前。よく続いてきたものだ。偉いです。静岡市の「クーポール」で。全国から、沢山の人が来ていた。二次会まで出て、最終の新幹線で帰った。
  4. 2月20日(日)午前中、図書館。午後から今日もポレポレ東中野に行く。2時40分から。今日は、弟を殺された原田正治さんの闘いなどのドキュメンタリーだ。「罪と罰。娘を殺された母、弟を失った兄、息子を殺された父」(2009年放送)。
『実話特報』(3月号)より
『実話特報』(3月号)より
【写真説明】
『現代用語の基礎知識』の清水均編集長と対談した(2/10)

①『現代用語の基礎知識』の編集長、清水均さんと。高田馬場の「ミヤマ」で対談しました。2月10日(木)。この本の目指したもの。〈右翼・左翼〉の項目はずっとなかったが、今年、16年ぶりに復活した。その意味は。又、バブル期、他にも二社が参入し、全体で〈200万部〉になっていたという。その絶頂期と、現代。などについて聞いた。まさに日本の戦後史だ。

対談が終わって。本を持って

②私が持ってるのが、『現代用語の基礎知識』で、清水さんは、私が書いたページ「愛国心の現在を考える」を開いてくれてます。

私が書いたページです

③その「愛国心の現在を考える」ページです。

『現代用語の基礎知識』(1948年版)

④何とこれは貴重です。第1回の『現代用語の基礎知識』です。1948年版。戦争が終わって3年後です。その時代、もう出来たのです。凄いです。最後は、「進駐軍関係略語」の解説もあります。時代を感じます。63年前ですね。ともかく、貴重な本です。

『右翼・公安用語の基礎知識』

⑤『現代用語の基礎知識』に刺激を受け、(or真似して)、作った本です。私が書いた本で、『右翼・公安用語の基礎知識』(コアラブックス)です。おかげで、売れました。項目は17だけですが、詳しく、かつ面白く書いてます。
 こんな項目です。
右翼。新右翼。えせ右翼。組織名。テロ、デモ、カンパ。街宣。ビラ貼り。右翼カレンダー。潜在右翼。公安。赤報隊。ガサ入れ。肉体言語。YP体制。機関紙。

「マガ9学校」で(2/11)

⑥2月11日(金)の第6回「マガ9学校」。壇上は、左から鈴木。マエキタミヤコさん。伊勢崎賢治さん(東京外大教授)。テーマは「平和と軍事のシミュレーション=あなたが決める尖閣問題」。問題設定があり、グループごとのワークショップがあり、講師3人の講評があり…と、なかなか、スリリングな展開だった。

グループ・ディスカッションで

⑦各グループでは外大生をはじめ一般の参加者も、自分の問題として、熱く語りました。

グリーンピース・ジャパン新事務局長の伊藤潤一さんと(2/10)

⑧グリーンピース・ジャパン新事務局長の佐藤潤一さんと。星川淳さんが5年の任期を終え、今度、佐藤さんが新事務局長に。その就任挨拶パーティで。2月10日(木)午後7時より。弁天町の「つぶつぶカフェ早稲田」で。

丸山和也さんと(2/11)

⑨弁護士の丸山和也さんと久しぶりに会いました。2月12日(土)です。「行列のできる法律相談所」ですっかり有名になった丸山さんは、今は参議院議員でもある。早稲田の法学部出身。私より4才若い。「あの時は、友達に誘われてデモや集会にも出ました」と言っていた。 衝突してたかもしれない。

大野健夫氏のお墓参り(2/13)

⑩生学連、一水会の後輩・大野健夫氏のお墓参りに行きました。2月13日(日)です。木村三浩氏と。右は、大野氏の奥さん。息子さんと子供たち。「おじいちゃん、大好き!」とお孫さん2人が言ってました。八王子です。大野氏は、優秀な活動家でした。カラッとした明るい性格で、皆に好かれていました。私よりずっと若いのに、残念です。

土方歳三のお墓の前で(2/13)

⑪日野にある新選組の土方歳三のお墓です。大野氏のお墓参りのあとに、行きました。

辺さん(中央)、中島さん(右)と(2/14)

⑫辺真一さん(評論家・「コリア・レポート」編集長)(中央)。中島先生(右)。2月14日(月)、河合塾コスモ。「中島ゼミ」に来て講演してくれました。

5月公開の『マイ・バック・ページ』

⑬山下敦弘監督の「マイ・バック・ページ」です。革命映画です。又、映画の革命にもなってます。川本三郎さんの原作を基にして映画化されてます。5月28日公開です。

川本三郎さんとの対談本です。『本と映画と「70年」を語ろう』

⑭川本三郎さんとの対談でも、この〈赤衛軍事件〉について、かなり話し合ってます。2人の対談本『本と映画と「70年」を語ろう』(朝日新書)です。

『実話特報』(3月号)より

⑮『実話特報』(3月号)です。インタビュー「現在(いま)を語る」です。私が出てます。3回、連載で出るそうです。

【お知らせ】
  1. 『実話特報』(3月号・竹書房)が発売中です。インタビュー「現在(いま)を語る」に私が出ています。『遺魂』(無双舎)の話や、三島由紀夫、野村秋介氏について語ってます。
  2. 2月27日(日)午後2時、第4回「鈴木邦男ゼミin西宮」。今回は、「受刑者のアイドル」と呼ばれ、刑務所でPrisonコンサートの活動を最多で繰り広げる女性歌手デュオ「Paix2(ペペ)」が登場します。ManamiさんとMegumiさんです。1時間のライブのあと、鈴木とトークです。
     場所は、西宮駅前のカフェィンティ・ライミ(喫茶店)です。お問い合わせ、お申し込みは、岩井正和まで。080(5702)8405です。
  3. 3月14日(月)午後7時、サンルートホテル高田馬場一水会フォーラム。孫崎亨先生(元外務省国際情報局長)が講師で、今後の日米関係について語ってくれます。