2011/07/11 鈴木邦男

豪華、過激な出版記念イベントでした!

①ゲスト11人。4ステージでした!

「新・言論の覚悟」出版記念〈第4部〉連合赤軍事件
「新・言論の覚悟」出版記念〈第4部〉連合赤軍事件

驚きました。超満員でした。7月6日(水)の阿佐ヶ谷ロフトです。〈鈴木邦男『新・言論の覚悟』出版記念トーク〉です。「創」プレゼンツで、豪華ゲストが出演してくれました。ありがとうございました。阿佐ヶ谷ロフト始まって以来の盛況でした。

水曜日は文化放送に出てるので、この日も終わったのは6時20分。浜松町から阿佐ヶ谷まで行くのだ。ヤベー、間に合うかな。「遅れたら始めていて下さい」と司会の篠田さん(「創」編集長)に電話しておいた。これだけ豪華なゲストだ。皆、ゲストを見たくて来るのだ。別に私がいなくてもいいだろう、と思った。

タクシーに乗って、高速に入って、吹っ飛ばす。そしたら何と、7時ちょっと過ぎに着いた。ゆうゆう間に合った。客席を見たら、もう満員だ。どんどん入ってくる。ありがたいです。

控え室に行ったら、連合赤軍の植垣康博さんがいる。「お父さん大丈夫だったの?」とつい聞いてしまいました。先週書いたけど、お父さんは洗剤をゴクゴク飲んで倒れてしまった。その直後に、植垣さんと訪ね、〈現場〉に立ち会ったのだ。

「布川事件」の杉山さん(左)。作家の森さん(右)
「布川事件」の杉山さん(左)。作家の森さん(右)

「いや、大丈夫でしたよ。生きてますよ」と植垣さん。よかったですね。ちょっと説明するか。6月26日(日)、大阪で柴田泰弘さん(「よど号」メンバー)の告別式があった。その帰り、植垣さんが「これから兄貴の家に行くけど、一緒に行く?」と誘われたので、行った。ところが、そのお兄さんの家では大事件が起きていた。その日、鳥取の実家から1人で出てきたお父さん(96才)が、家にあった洗剤を飲んでしまい、倒れたのだ。

救急車を呼んだ方がいいんじゃないですか、と言ったが、「大丈夫でしょう。外に食事に出かけましょう」と、倒れたお父さんを置いて、八尾に食事に行ったのだ。ごちそうさまでした。それに、おみやげまでもらい、申し訳ありませんでした。

でも、倒れて寝たままのお父さんは大丈夫だったのか。心配でした。だから、ロフトでも会うなり聞いたのです。「大丈夫です。洗剤を飲んだくらいで死にませんよ。胃の中が掃除されて、かえってよかったでしょう」。そういうもんですかね。「青い洗剤で、きっと、おいしそうに見えたんでしょうね」。

(左から)篠田さん、綿井さん、杉山さん
(左から)篠田さん、綿井さん、杉山さん

ウーン、でも、それが食卓に置いてあった、というのも不自然ですね。あっ、いけない。「刑事の眼」になっちゃった。飛松五男さんの熱血事件簿じゃないんだから。

「それにしても、よく会いますね」と植垣さん。そうだよね。先週なんて、3回も会ったよ。「でも、今日は一番乗りですね。出番は最後なのに」「えっ、そうですか」とスケジュール表を見る。この日は盛り沢山だ。何と、4部まである。その4部が「連合赤軍」のコーナーだ。果たして、そこまでやれるのだろうか。心配になった。

この日のチラシを見たら、「注意事項」が。こう書かれていた。

〈※下記のごとく超豪華出演陣でかつ会場の定員が100人超なので満席が予想されます。確実に座席を確保したい方は、事前予約をお願いします〉

②衝撃映像も流されました

見沢知廉の映画について語る
見沢知廉の映画について語る

ほんと、超豪華ゲスト陣だ。いつも来る、「自殺サイト」のつがい(カップル)も、ネットで予約して、やっと席が取れました。と言っていた。4部構成という、欲張りな企画だ。1部が1時間もない。勿体ない。ザッと紹介してみよう。

〈第1部〉7時半〜。映画「靖国」、「ザ・コーブ」上映中止事件。

映画館前、そしてロフトで闘う私の姿がビデオで映し出される。私が殴られるシーンも。又、10年前に、日比谷野音での大騒動の時の映像も流れる。懐かしい。

それを見て、ゲストの森達也さん(作家)、綿井健陽さん(ジャーナリスト)と話をする。映画上映を巡る「抗議の自由」はある。又、上映し、見る権利もある。何よりも、「見せて」その上で討議するべきだろう。

又、左右を含め、市民運動はどうあるべきか。「表現の自由」は。「表現者の覚悟」は?などについて討議すべき、いい素材だったはずだ。それが余りやられずに、「反日映画だ」「見せたら、洗脳される」といった次元での騒動になった。これは残念だった。そんな話をした。

映画に出演した、あべ・あゆみさん
映画に出演した、あべ・あゆみさん

〈第2部〉は、「冤罪事件を考える」。

森、綿井さんには残ってもらい、新たに、「布川事件」の杉山卓男さんが登場だ。杉山さんとは、このところ何度か会っている。何故、冤罪が起こるか。当時の報道はどうだったのか。取り調べは…などについて詳しく聞いた。

警察は、「早く犯人を捕まえろ!」という国民の声、マスコミに押されて、怪しそうな人間、悪そうな人間を次々と捕まえた。証拠があって、捕まえたのではない。「こいつならやりそうだ」と思われる人間を捕まえて、そして、刑事の頭の中で〈物語〉をつくる。それに従って取り調べ、「自供」させる。

捕まった時は、手錠姿の写真が新聞にデカデカと載せられた。新聞も、「こいつが犯人だ」と決めつけていた。しかし、長い眼で見ると、新聞が事件に対し疑問を書いてくれ、そのおかげで冤罪が晴れた。「だから、今は感謝してます」と杉山さんは言う。

〈第3部〉は「畏友・見沢知廉とその映画」。

見沢知廉の映画がやっと完成した。大浦信行監督の「天皇ごっこ。たった一人の革命」だ。今年の10月、新宿のk’cinemaで封切られる。

蜷川氏の還暦祝いで挨拶した
蜷川氏の還暦祝いで挨拶した

その大浦監督が登場。又、見沢知廉の芝居をずっとやってきた「劇団再生」の代表・高木尋士さんも登場。さらに劇団員で、映画にも出演した、あべ・あゆみさんも登場。「見沢柄」(アザミの花)の浴衣を着て登場だ。素晴らしい。

見沢事件について私がまず説明する。「右翼の連赤事件だ!」とよく言われた。(次のコーナーは、本物の連赤だ)。

あの時は大変だった。思い出したくもない。と言いながら、週刊「SPA!」には随分と書いたような気がするな。

ともかく、10月の上映が待ち遠しい。その前に、9月に、劇団再生の見沢芝居がある。そこで高木さんと私もトークする。又、見沢氏の未発表の原稿が発見され、近々、単行本化されるという。凄いね。死してなお、成長し続ける見沢文学ですよ。

③連合赤軍の「内ゲバ」も再現された

(左から)木村氏、鈴木、犬塚氏、矢野氏
(左から)木村氏、鈴木、犬塚氏、矢野氏

〈第4部〉は、もう10時過ぎていた。「連赤・よど号事件を振り返る」。

連合赤軍事件の4人が登場する。おなじみ、植垣さん。獄中27年の猛者だ。それに、指名手配になり、15年間逃げて、無事時効を迎えて、社会復帰した、「奇跡の人」金廣志さん。この2人は赤軍関係だ。

さらに革左の人が2人。一般的には連合赤軍は赤軍派と京浜安保の合体といわれるが、本当は「京浜安保」の上部団体の「革命左派」なんだ。だから「赤軍派と革命左派の合体」が連合赤軍なんだ。この革命左派、略称して「革左」というらしい。

革左の2人が登場、前沢虎義さんと雪野建作さんだ。この第4部は、急遽、椎野礼仁さんが司会をやる。連赤では、その記録を残す会をやっているし、詳しい。

私をはさんで、観客から右が赤軍派の2人。左が革左の2人。「赤軍派の人は、よくテレビや週刊誌にも出るし、ロフトにも出ている。でも革左の人は余り出ない。どうしてですか」と椎野さん。「呼ばれなかったからです」と言うが、すかさず、「革左は謙虚なんです」「赤軍派のように1のことを10に言うようなことはない」。

蜷川正大氏と
蜷川正大氏と

すかさず、「それはどういうことか!」と赤軍派は激怒する。ヤダな、もう内ゲバが始まっているよ。

私も、赤軍派の人は結構話を聞いてたけど、革左の人は余り聞いてない。これから、じっくり聞いてみたい。

前沢さんは、連赤事件の時、雪山から脱走する。植垣さんは、実はそれを目撃していた。でも追わないし、上に報告もしない。見逃してやったのだ。

うーん、この点は植垣さんは偉いね。「逃げる人間は、逃がしたらいい」というのが植垣さんのポリシーだった。死ぬ覚悟をして一緒に闘った人間だ。たとえ脱走しても権力にたれ込むことはない。と信じていたのだ。凄いね。

脱走した後、前沢さんは、どんな気持ちだったのか。「仲間からの追っ手。警察」両方から追われている。「いや、組織は解体してたから、仲間の追っ手は考えなかった。警察にはすぐに捕まると思っていた」という。ところが、なかなか発見されない。隠れ方がうまかったのだ。その話は又ゆっくり紹介しよう。

④猟銃奪取、銀行強盗。楽しい革命です

(左から)木村三浩氏、加藤紘一さん、鈴木
(左から)木村三浩氏、加藤紘一さん、鈴木

雪野建作さんは、名前からして連赤向きだ。「雪の山中」「雪の行進」「雪の総括」を連想させる。雪の中で、作戦を練り、軍を建て直す。それで、「雪野建作」なんだろうか。

この人は、連赤に合体する前は、栃木県真岡の銃砲店を襲って銃を大量に奪った人だ。凄いですね。その時の話を、楽しそうにする。

4人とも、楽しそうに話すな。陰惨な事件だ。でも、あれだけの「極限状況」を体験したんだ。そして今、語っているのだ。ロフトにいる人々も、歴史の「生き証人」の話に感動してました。これは、ぜひ、日本史の教科書に載せてほしいものだ。

ともかく、スリリングで、盛り沢山なイベントでした。

連赤の4人には、又、個別に話を聞いてみたい。布川事件の杉山さんにも。そう言ったら植垣さんに、「鈴木さんも隠していることを全部喋って下さいよ」と言われた。

仏教の勉強会で話した
仏教の勉強会で話した

そういえば最近、又、「赤報隊」が登場している。小沢や菅さんに脅迫状を送っている。でも、これはニセ者です。文章を読んで分かった。もし、本物なら、もう一つ「デモンストレーション」をやる。銃を撃つとか、弾を送りつけるとか。それがないということは、持ってないのだ。

そうだ。革左は奪った銃が多すぎて、いろんな所に埋めて隠した、という。でも、捕まったし、その隠し場所も忘れた。徳川の埋蔵金のような話だ。

雪野さん達から、その場所を聞いて、銃を手に入れたらいいだろう。「赤報隊」も。

ともかく、この日は、盛り沢山で、とても書ききれない。又、書きましょう。

【だいありー】
「ザ・ニュース・ペーパー」の又兵衛さんと
「ザ・ニュース・ペーパー」の又兵衛さんと
  1. 7月4日(月)夕方まで原稿を書いていた。夜、柔道。暑くて、ボーッしてしまい、家に帰って、すぐ寝た。
  2. 7月5日(火)昼、馬場で取材。3時、打ち合わせ。7時、新橋の博品館劇場。ザ・ニュース・ペーパーを見る。おもろかったです。松本龍大臣の〈暴言〉が、さっそくネタになってました。
     漫画家の石坂啓さんに会いました。旦那さん、息子さんも連れてきてました。終わって、又兵衛さんと話をしました。面白かったです。
  3. 7月6日(水)午前中、原稿。3時、文化放送。
     今日は、「中国にODAはまだ必要か」。私は続けるべきだと言いました。尖閣問題で日中がバトルしてる時でも秋葉原は中国の買い物客が殺到していた。「あの問題は別。私たちは日本が好き」と言っていた。こういう人々を「敵」に回してはいけない。
     中国に行くと、日本のアニメは大ブームだ。日本製品で溢れている。小さな「反日デモ」だけでカッカしていると大局を見誤る。
石坂啓さんと
石坂啓さんと

又、日本には、「歴女」が多い。「三国志」なんて、メチャ詳しい女の子が多い。中国にはいないよ。中国以上に、日本人は中国の歴史が好きだ。こうした民間同士の交流は必要だ。政府やマスコミだけだと、お互い、〈対立〉を煽る。これだけに、煽られていてはマズイだろう。

「編集長は見た!」は『クーリエ・ジャポン』の富倉由樹夫編集長。今週の特集は、

「ソチオリンピックは血塗られている…。ロシアを脅かす大虐殺の過去」

「なぜ日本でオペラ歌手が育たないのか」

「分離不可能のモンスター。レディ・ガガに魅せられて」

そのあと、Wコロンの謎かけ。そして、今日の「鈴木邦男の三島講座」は、三島の死について語った。三島の『仮面の告白』『豊饒の海』『金閣寺』『サド侯爵夫人』を取り上げて、一応、三島は終わり。次回からは〈太宰治講座〉になる。

終わったのが6時20分です。あわててタクシーで阿佐ヶ谷ロフトへ。あとは「主張」に続きます。1〜4部の盛り沢山な企画でした。楽しかったです。スリリングでした。12時過ぎに帰りました。

『AERA』(7/11号)
『AERA』(7/11号)
  1. 7月7日(木)午前11時、サンルートホテル。新聞の取材。午後3時、河合塾コスモ。現代文要約。5時、「基礎教養ゼミ」。今週は私の選んだ本を読む。大澤真幸の『近代日本のナショナリズム』(講談社選書メチエ)。少し難しかったが、面白い分析だった。
     終わって、生徒と食事会へ。カレーを食べる。今日で、学校は一学期が終わり、夏休みだ。
  2. 7月8日(金)。午前中、原稿。2時半、BS11の『報道原人』に出る。二木啓孝さん(BS11解説委員)、阪中香織さん(BS11アナウンサー)と話しました。テーマは「右翼も左翼も生き難い現代にっぽん」。この日は収録で、9日(土)に放送。
     そのあと、6時から「ミヤマ」会議室。青木理さん(ジャーナリスト)と対談。最近、大活躍だ。「木曽川・長良川連続リンチ殺人事件」の小森君を拘置所の面会室で撮って、週刊誌に掲載した。それによって、この人間を「死刑にしていいのか!」と訴えた。命がけの告発だ。大したもんだ。偉いなと思った。感動しました。その話を中心に、最近の政権や公安のキケンな状況について話を聞きました。
     終わって、土風炉で飲みました。
飛松五男さん、山田悦子さんと
飛松五男さん、山田悦子さんと
  1. 7月9日(土)午後1時、「死刑廃止国際条約発効20周年記念集会」に行く。
     日本大学法学部三崎町キャンパス。講師・阿部浩己さん(神奈川大学法科大学院教授)。「死刑廃止国際条約発効後の20年—世界はどのように変化したか」。
     このあと対談。雨宮処凛さんと太田昌国さん。「震災以後の日本社会のあり方について—死刑の論理を超えて」。  終わって、死刑廃止を求めてデモをしました。
  2. 7月10日(日)午前中、原稿。午後から、雑誌の対談。打ち合わせ。
左右色違いの靴です
左右色違いの靴です
【写真説明】
「新・言論の覚悟」出版記念〈第4部〉連合赤軍事件

①『新・言論の覚悟』出版記念トークです。7月6日(水)夜7時半から11時です。阿佐ヶ谷ロフトです。これは〈第4部〉の「連赤・よど号事件を振り返る」です。左から、司会の椎野礼仁さん、雪野建作さん、前沢虎義さん、鈴木、金廣志さん、植垣康博さん。

「布川事件」の杉山さん(左)。作家の森さん(右)

②〈第2部〉の「冤罪事件を考える」。布川冤罪事件元被告の杉山卓男さん(左)。作家の森達也さん(右)。

(左から)篠田さん、綿井さん、杉山さん

③同じく〈第2部〉。左から、司会の篠田博之さん、綿井健陽さん、杉山卓男さん、鈴木。

見沢知廉の映画について語る

④〈第3部〉の「畏友・見沢知廉とその映画」。左から、篠田さん。大浦信行監督、鈴木、高木尋士さん(「劇団再生」代表)、あべ・あゆみさん(女優)。

映画に出演した、あべ・あゆみさん

⑤見沢映画に出演した、あべ・あゆみさんと。

蜷川氏の還暦祝いで挨拶した

⑥7月2日(土)、横浜で、蜷川正大さんの還暦を祝う会が行われました。私もお祝いを述べました。

(左から)木村氏、鈴木、犬塚氏、矢野氏

⑦(左から)木村三浩氏、鈴木、犬塚博英氏、矢野隆三氏。

蜷川正大氏と

⑧蜷川正大さんと(なお、⑥〜⑧は平早勉さんが撮ってくれたものです。さすがプロの腕は違いますね)

(左から)木村三浩氏、加藤紘一さん、鈴木

⑨加藤紘一さん(中央)を励ます会で。左は木村三浩氏。6月27日(月)、6時、ANAコンチネンタルホテルで。

仏教の勉強会で話した

⑩7月2日(土)午前11時半より、仏教の勉強会に呼ばれ、講演しました。

「ザ・ニュース・ペーパー」の又兵衛さんと

⑪7月5日(火)7時、新橋の博品館劇場で。「ザ・ニュース・ペーパー」を見ました。面白かったです。渡部又兵衛さんと。

石坂啓さんと

⑫漫画家の石坂啓さんも一家で見に来てました。写真を撮ろうといったら抱きつかれました。テレてる私です。

『AERA』(7/11号)

⑬『AERA』(7月11日号)、『飛松五男の熱血事件簿』(鹿砦社)の書評をしました。

飛松五男さん、山田悦子さんと

⑭著者の飛松五男さんです。5月22日(日)の「西宮ゼミ」の時に会いました。右は、「甲山事件」の冤罪被害者・山田悦子さんです。

左右色違いの靴です

⑮「西宮ゼミ」には西宮冷蔵の水谷洋一さんも来てくれました。珍しい靴を履いてました。同じ靴なのに左右の色が違う。色違いの同じ靴を二揃い買って、一足ずつ履いてるんだそうです。リッチなお洒落です。

【お知らせ】
  1. 忙しい。暑い。焦る。仕事が進まない。遊びたい盛りなのに遊べない。映画も見たいのが一杯あるのに行けない。忙しくて、寝る時間がなくて。この前は目が回り、ぶっ倒れてました。洗剤を飲んだわけでもないのに。私が飲んだら、「潜在右翼」と言われちゃいますね。
     そんな忙しいのに、さらに、忙しくなりました。だって、ツイッターを始めました。又、フェイスブックを始めました。自分で自分をどんどん追い込んでいます。連赤状態です。
  2. 今、発売中の月刊『創』では田原総一朗さんと対談しています。又、私の連載は、「丸岡修の無念」です。『紙の爆弾』では、太田竜さんの『世界革命・革命児ゲバラ』を復刊した森洋さんの話を聞きました。この森さんも激動の人生です。「国立大学」にもずっと入っていたんです。なぜ今、太田竜なのか。なぜ、鈴木に「解説」を書かせたのか。について語ってます。
  3. 7月12日(火)、一水会フォーラム。講師・澤田哲生先生(東京工業大学助教)。演題・「原子力発電と新エネルギーを考える。第2弾」です。
7/17(日)の「鈴木ゼミ」
7/17(日)の「鈴木ゼミ」
  1. 7月17日(日)2時、「鈴木邦男ゼミin西宮」。「冤罪と私たちの社会=甲山事件から37年。今、冤罪を語る=」。ゲストは山田悦子さんです。山田さんは甲山事件の冤罪被害者です。無罪が確定するまで事件から25年の長い歳月を費やしました。その苦しい闘いの中から、何故、冤罪が起こるのか。を話してもらいます。
     会場は、西宮駅前のCaféインティライミ(0798-22-0913)。お問い合わせ、お申し込みは、
    TEL 0798-49-5302まで。
  2. 7月18日(月)、神戸。ギャラリー葉月(三宮駅徒歩4分。ビームスの北向かい)。戦争柄のや三島柄などユニークな着物柄のデザイナーをしている芝崎るみさんが「ゆかたの秘密展」をやります。7月15日から18日まで。それを記念して、芝崎さんと、高木尋士さん(「劇団再生」代表)と私が18日(月)2時よりトークをします。おしゃれな神戸で、おしゃれな話をします。
  3. 7月19日(火)6時45分、四谷区民ホール。月刊「創」主催で、緊急シンポジウム「原発とマスメディア」。出演者は、森達也、鎌田慧、河合弘之、綿井健陽、香山リカ、金平茂紀、鈴木邦男です。
  4. 7月21日(木)午後7時。代官山駅前の「山羊に聞く?」で、桃江メロンさん(作家)と私のトークがあります。見沢知廉氏のこと、民族派運動のこと、三島事件のことなどを話します。
  5. 7月25日(月)「和歌山カレー事件」を考える人々の集い。エル大阪6階大会議室(地下鉄谷町線、京阪天満橋駅下車)。18時20分開場。神田香織さん(講談師)と私の対談。弁護団報告などがあります。神田さんの新作講談「和歌山カレー事件」もあります。参加費800円。
  6. 8月7日(日)昼12時より、阿佐ヶ谷ロフト。「鈴木邦男生誕100年祭」トークイベント(その2)。
  7. 9月2日(金)新宿ネイキッドロフト。午後7時。漫画家のバロン吉元さん、植垣康博さん、私のトークです。「柔侠伝と戦後日本の歴史」です。
  8. 9月5日(月)7時。新宿ネイキッドロフト。見沢知廉第7回忌トーク。見沢映画完成の話を大浦信行監督に。他、山平重樹さん、高木尋士さん、私などが出ます。
  9. 9月9日(金)〜11日(日)。劇団再生による、見沢知廉七回忌追悼公演があります。「天皇ごっこ『蒼白の馬上』」です。小田急線千歳船橋駅前の「APOCシアター」です。11日(日)の14時からは特別トークがあります。大浦信行(映画監督)、山平重樹(作家)、高木尋士(劇団再生代表)、鈴木邦男による、「作品としての見沢知廉」です。
  10. 10月29日(土)、見沢知廉の映画が封切りです。大浦信行監督「天皇ごっこ。たった一人の革命」。新宿のk’cinemaで。この日より3週間上映です。