2011/11/21 鈴木邦男

あこがれの小林旭さんに会えた!

①高校の時から大ファンでしたよ

小林旭さんと(文化放送で) 小林旭さんと(文化放送で)

驚きましたね。感動しました。舞い上がってしまい、何も喋れないだろう。と思ってました。だって、高校の時から憧れていた大スター、小林旭さんに会えたからです。

文化放送で11月16日(水)に会ったのです。「夕やけ寺ちゃん活動中」のゲストに出てくれたのです。

「マネージャーです」と若い人が名刺をくれる。「あれっ、同じ小林だ」と思ったら、「息子です」と旭さん。やはり、イケメンだ。

「小林旭さんにはずっと憧れていて、この本にも書いてます」と『失敗の愛国心』を差し出しました。高校時代、小林旭さんの映画ばかり見ていた。これこそ男の生き方だと思った。

この本の200ページには旭さんの写真も載っている。出版社が事務所に連絡して正式に許可をもらって載せたものだ。そうでないと私も、本を渡せない。

写真の下には「S」のマークのシャツを着た私がいる。「S」はスーパーマンかと思ったら、単に鈴木の略らしい。そのS君が、こう叫んでいる。

小林旭さんの新著『不器用なもんで』 小林旭さんの新著『不器用なもんで』
〈マイトガイ・アキラ! そのニックネームが示す通り、アクション映画のスクリーンにダイナマイトな魅力をひっさげて登場し、誰もが青春のヒーローとして彼にあこがれたんだ。これは、『ギターを持った渡り鳥』にはじまる〈渡り鳥〉シリーズの第三弾、『渡り鳥いつまた帰る』(1960年)でのアキラだ。なんてかっこいいんだろう!〉

この当時、日活は石原裕次郎と小林旭の2人を表に出して勝負していた。観客動員数や、稼ぐのは小林旭だが、裕次郎の方は扱いが違う。初めから大スターで、子役からのし上がってきた大部屋出身の小林旭とは違う、「太陽と月」だったという。

1960年は私は高校2年だった。男は「裕次郎派」と「旭派」に分かれていた。いや、ほとんどが旭派だったな。だって、裕次郎は、模範的で、映画も文学的で面白くない。その点、旭は、不良っぽくて、流れ者で、自由だ。アナーキーだ。

さらに、私らは学校に対する反撥があったんだ。厳しいミッションスクールで、あらゆる欲望を否定し、めっちゃ、ストイックだった。服装はうるさいし、時間もうるさい。ちょっとでも乱れたり、遅れたら、ビンタ打ちされた。「何が神の愛だ」と思った。男子校であり、「女性と付き合った人間は、即、退学。姉や妹と街を歩いてはダメ」。映画館に入ってもダメ。

でも、皆、秘かに見に行った。特に、旭の映画だ。学校に対する反撥、抑圧への反撥。それが「マイトガイ・アキラ」への共感になったのだろう。

②「柔道何段ですか?」と聞いた

小林旭さんは憧れの的でした 小林旭さんは憧れの的でした

それ以来、ずっと小林旭の映画は見ている。全て見ている。歌だって全部歌える。

「おとといはカラオケに行って、『昔の名前で出ています』と、『恋の山手線』と『自動車ショー歌』を歌ったんですよ」と言ったら、旭さんも喜んでいた。

特に、「恋の山手線」は、いい歌だ。若者たちにも大受けだ。「こんないい歌を知らなかったなんて…」と皆、悔しがる。学校でキチンと教えるべきだよ。

(そうだ。旭さんに会った翌日、学校で言ったら、フェローさんが、「これはいい歌だから、メモして、必ず聞くように」と言って『熱き心に』を教えていた。おっ、いいフェローだな、とホロリとした)

私は、旭さんの歌謡ショーを随分と見ている。ファンだから当然だ。新宿コマ劇に行った時、旭さんがこんなことを言ってた。アクション映画を撮影中、かなり高い所から落ちて、首の骨を折る重傷を負った。普通なら即死だ

ところが、無意識のうちに、受け身を取っていた。それが幸いして、重傷だったが回復した。その時は、昏睡状態の中で、川を泳ぎ、向こうまで着く寸前に、医者の声で呼び戻されたという。「あれは臨死体験かもしれません」と言う。

『失敗の愛国心』 『失敗の愛国心』

でも、「受け身」を取ったというから、きっと柔道をやってたんだろう。そう思った。それに旭さんの映画では、アクション場面で、一本背負いや払い腰など柔道技で投げてるのがある。きっと柔道の有段者に違いない。

でも本人に「何段ですか?」を聞くのも失礼かと思って、打ち合わせの時にマネージャーの息子さんに、小声で聞いた。「5段です」と言う。エッ?とビックリしてしまいました。その声が旭さんにも聞こえて、「あっ、5段ですよ」と言う。凄い。これじゃ、誰もかなわない。

(あとでWコロンのねずっちさんにも言った。「我々2人が一緒にかかっても勝てませんよ」と。そうですね、とねずっち。「2人で向かっても勝てないね」と掛けて…。と聞けばよかったな。来週会った時に言ってみよう)。

③そうか、「受け身」か…。

松岡正剛さんと 松岡正剛さんと

本番の時、大怪我の話、柔道の話も聞いた。スタントマンを使わなかったんだ。そんな危険な撮影をやっていた。その状況を詳しく話してくれた。

でも、大スターなんだ。もの凄い数の映画を撮っている。柔道の練習をする時間はなかったでしょう、と聞いたら、「小学生の時からやってました」。「でも劇団に入って子役をやってたんでしょう」。「子役といっても、子供が習い事をするような感じだったから、時間はあるし、柔道をしてました」。

「後に日本チャンピオンになった醍醐敏郎先生に教えてもらいましたよ。もっとも、子供が一杯いて、そのうちの1人だから先生も覚えてないでしょうが…。それに、三船十段にも教えてもらいました」。

うわー、凄い。三船十段は亡くなられたが、醍醐先生は、講道館で現在も指導している。「おとといもお会いしたばかりですよ」と言ったら驚いていた。

「男たちの国防論」 「男たちの国防論」

醍醐先生は80を越えているが、元気だ。「先週はイタリアに行ってきたよ」と話してくれた。先生は三島由紀夫とも親交があり、三島の『にっぽん製』は醍醐先生に取材して書いた柔道小説だ。

あっそうだ。文化放送では、柔道の話だけじゃない。旭さんの『不器用なもんで』(扶桑社)の本の話もしたんだ。これがメインだ。

1週間前に、ゲラでもらって私は読んだ。凄い本だ。一気に読んだ。旭さんが話し、それを金子達仁さんが書いている。あの有名なノンフィクションライターが書きたいと思ったのだ。それだけ魅力のある人物だし、惹かれる人生なんだ。

本の帯にはこう書かれている。

〈ヤクザとの関係、莫大な借金。業界の因習、事業失敗…。さまざまな苦難を乗り越え、不器用に生きてきた小林旭の人生がここに〉

ここまで赤裸々に書いていいのだろうかと思った。でも、いわゆる「告発本」ではない。筋を通した本だと思う。あの当時、日活も東映もヤクザ映画を量産した。ヤクザ映画全盛だった。

出版のお祝いで 出版のお祝いで

原作、制作現場、いろんな所で、そういう関係者に相談し、力を借りてヤクザ映画を作った。会社ぐるみ、組織ぐるみの付き合いだ。役者も付き合う。

しかし、ヤクザ映画が下火になると会社は手を引いた。そして人間的な付き合いのある役者だけが責められた。「個人の責任」にすりかえられて、攻撃されたのだ。そんな気がする。

小林旭は不器用だった。それで週刊誌に叩かれた。又、その後も、事業に手を出し、監督をやり…と、不器用ゆえに、失敗した。ただ、そのたびに苦難を乗り越えてきた。

そうか。これも、「受け身」なんだと思う。「人生の受け身」だ。無意識のうちに受け身を取ったのだろう。文化放送では、そんな話もした。寺ちゃんも、「なるほど、人生の受け身ですか」と言っていた。

④ノストラダムスは的中した??

伊勢市長の鈴木健一さんと 伊勢市長の鈴木健一さんと

小林旭さんは、70を過ぎている。いくつなんだろう。本の中には、こんな記述がある。

〈ヒトラー・ユーゲントの初来日を日本中が歓迎した昭和13(1938)年、小林は生まれた〉

じゃ、私より5才上なのか。73才か。でも、高校2年(17才)の時、日活映画を見て、「カッコいい!」と思い、こんな大人になりたい、こんなに暴れてみたいと思った。

でも、5才しか違わなかったんだ。私らはガキで、小林旭は大人だと思ってたのに。それに、いつまでも、マイトガイだ。いつまでも若い。この本の巻頭は、こんな言葉から始まる。

「日刊スポーツ」(11/16付) 「日刊スポーツ」(11/16付)
〈老いとは、諦めである。と小林旭はそう思っている。
 「この年になって、同窓会とかに顔を出したりするだろ。そうすると、みんな昔話ばっかりなんだ。懐かしいのはわかるよ。俺だって、そういう思いに駆られることはあるんだから。だけど、なあー」〉

そうか。諦めるから老いるのか。小林旭は諦めない。常にチャレンジしているし、前進している。内面にはいまだ怒りというマグマがうごめいている。

だから、この本を読んで、皆、衝撃を受ける。励まされ、勇気を与えられる本だ。

小林旭が映画で大活躍していた頃、どこに行っても人、人、人だった。群衆に囲まれて、恐怖すら覚えたという。又、コンサートホールもない。

徐さん、あべさん、設楽さんと 徐さん、あべさん、設楽さんと

だから、冷房もない学校の講堂で歌う。お客さんがバタバタ倒れる。今は、涼しいホールがある。又、かつて、「ノストラダムスの大予言」が言われた。しかし、「破滅」は来なかった。では今は、素晴らしい日本になったのか。

大宅壮一は、かつて、テレビの出現に「一億総白痴化」を危惧した。昭和32年だ。ネットの出現で、それはさらに進んだ。旭さんは、こんな凄い指摘をする。

〈白痴化した“主役”たちが、インターネットでつぶやく。「死ね」「殺す」「曝せ」
 確かに冷房も効かない体育館で人が次々と倒れていった頃の日本は滅亡している。ノストラダムスはみごと、日本に限り予言を的中させることに成功したのだ〉

⑤「日常茶飯事」を見せてもダメだ!

「脱原発座り込み」の人達と 「脱原発座り込み」の人達と

そうか、ノストラダムスは的中したのか!驚きだ。これは知らなかった。この本を読んで、一番ショックだった箇所だ。

さらに、なぜ今の映画がつまらないのか。それについて触れたところがある。

〈小林が看板を背負っていた頃の日活では、こんな常套句が使われていた。「どぶ板社会で生きている客に、どぶ板の映画を作っても誰も見ない」〉

なるほど。真理だ。

〈小林が出演した極道映画の多くも、
「悪党は悪党の映画を見ない」
という観念の元に製作されていた。
「悪人は、善人の映画を見て、少しでも更正しようとする。善人には、逆に悪党の映画を見せて、『そういう世界を絶対作っちゃいけないぞ』と感じさせるんだ。とにかく「日常茶飯事」ってのは絶対にやってはいけない禁止条例の一つとして語られていたんだ」〉
森村泰昌さんの対談集 森村泰昌さんの対談集

確かに、映画にはそんな〈作用〉がある。今は、「日常茶飯事」を撮るだけだ。その背後には思想性がない。そんな時代になってしまったのだと思う。

これでは面白くない。小林はクイズやバラエティに出ない。スターの誇りだ。そして常に闘っている。闘っているから、若いのだ。その秘訣がこの本には書かれている。これは今までにないスター本だ。

個人史だけではない。告発本ではない。〈現代の日本〉を憂え、問題提起をしている。

学んだことは余りに多い。小林旭の映画ばかり見、憧れっ放しだった高校時代を思い出した。さらに今の自分に勇気をもらった。

【だいありー】

三島に扮する森村さん 三島に扮する森村さん
  1. 11月14日(月)午前中、原稿。午後、取材。夜、柔道。醍醐先生(十段)はイタリアに柔道の指導に行って帰られた。イタリアは柔道が盛んだという。お話を聞く。そのあと、先輩たちに稽古をつけてもらったが、膝を強打して立ち上がれない。トレーニング不足だ。車で家に帰って寝る。
  2. 11月15日(火)外に出れないので家で原稿を書いていた。サッカーの「日本対北朝鮮」戦を見る。凄い応援だ。
     「君が代」の時、ブーイングをするのは失礼だ。観戦マナーがまだ徹底していないのだろう。圧倒的に力の差があるし、日本の勝利は決まっていると思った。ところが、何と北朝鮮が勝った。
     日本は敗因として、「敵地」「究極のアウェイ」「プレッシャー」を強調するが、プレッシャーは北朝鮮選手の方が強いはずだ。
     だって、「国家」を背負っている。いくら応援があったって、それで勝てるものではない。北朝鮮選手の精神力、健闘を讃えるべきだろう。
     「でも、敵であり経済制裁している北朝鮮を誉めてはいけない」「どんな事でも北朝鮮を批判しなくてはいけない」と国民全てが思い込まされている。
     だから、言わない。おかしいだろう。スポーツに政治を持ち込むな、と言いたい。
  3. 11月16日(水)午前中、原稿。午後3時半、文化放送。超ビッグなゲスト・小林旭さんを迎えて、お話を聞く。
     私は高校時代からのファンだったので、感動し、興奮しました。最近出した『不器用なもんで』(扶桑社)の本を中心に、映画の話、ヤクザとの付き合い、スターの自覚など。アッという間の1時間でした。そのあと、「編集長は見た!」は『SAPIO』の三浦和也編集長。
〈大前研一が福島第一原発事故の真相を解明〉
〈欧州危機が誘発する「中国大崩壊」〉
元「革命左派」の雪野さんと 元「革命左派」の雪野さんと

凄い話ばっかりでした。

そのあとは、Wコロンとの謎かけ。そして「Ust延長戦」は、私の本、『愛国と憂国と売国』について皆で語り合う。

番組が終わって、来週の打ち合わせ。それから急いで高田馬場へ。「カフェ・ミヤマ」で『紙の爆弾』の対談。かつて「革命左派」にいた雪野建作さんに話を聞く。

革命左派と赤軍派が合体して出来たのが連合赤軍だ。そして1972年の連合赤軍事件になる。その直前、雪野さんは、革命左派にいて、栃木県真岡の銃砲店を襲い、散弾銃10丁、散弾2000発などを強奪する。その時の話を詳しく聞く。

銃砲店には主人、奥さん、子供2人がいたが、4人を縛り上げて、銃を奪って逃走した。夜中、「電報です」と言って玄関を開けさせ、雪野さんが主人にいきなり飛びかかり、柔道の技で押さえ込んで縛ったという。「高校時代に柔道をやってたのが役に立ちました」。

対談後の飲み会 対談後の飲み会

でも、そんなことに使っていいのかな。小林旭さんは、ロケ現場で転落し、瞬間的に柔道の受け身を取って助かったというし。こっちの方が柔道の「正しい利用法」だと思うけどな。

その他、初めて語られる連赤秘話があって、驚いた。対談のあと、居酒屋「土風炉」に行って、飲みました。

  1. 11月17日(木)今日、私の本が全国発売になった。朝日新聞にも大きく広告が出ていた。午前11時半、新宿で会議。北朝鮮、よど号問題について。
     午後3時、河合塾コスモ。「現代文要約」。5時、基礎教養ゼミ。今日は、牧野先生が選んだ本をテキストにして、皆で考える。浜矩子さんの『新しい経済学=グローバル市民主義の薦め』(角川SSC新書)。なかなか面白い本だった。終わって、生徒と食事会。
  2. 11月18日(金)午前中、取材。午後、原稿。打ち合わせ。7時、k’s cinemaに行く。今日が映画「天皇ごっこ=見沢知廉・たった一人の革命=」の最終日。
     6時からの上映が終わって、大浦信行監督とトーク。救援連絡センターの山中さんも来てくれた。昨日、北朝鮮から帰ってきた。他にも沢山来てくれたので、近くの居酒屋で打ち上げ。
     「天皇ごっこ」は3週間上映し、人もよく入っていた。これからは地方で上映する。12月は私も神戸、大阪で監督とトークをする。
「朝日新聞」(11/17付朝刊) 「朝日新聞」(11/17付朝刊)
  1. 11月19日(土)午後2時から、「マガ9学校」。新宿のカタログハウス本社地下2階セミナーホール。私の本の出版記念セミナーだ。中学生アイドルの藤波心ちゃんがゲスト。
     私が30分話し、そのあと2人でトークする。私の本の編集をしてくれた鈴木耕さんが司会をしてくれた。原発、憲法、TPPの話などをしました。とても勉強になりましたし、楽しかったです。
     終わって会場から質問。それから、2人のサイン会。心ちゃんも『15才のこころ』という楽しい本を出してます。私は「写真集」を買いました。
     そのあと、二次会に。充実したセミナーでした。心ちゃんと同じ芸能事務所の、小学5年生の夏愛(KANARU)ちゃんも来てくれました。
  2. 11月20日(日)午前中、打ち合わせ。午後から雑誌の対談。夜7時、ネイキッドロフト。「東日本学生運動復興構想会議」。東大、早稲田、慶応などの現役学生が、学生運動の復興・再生を語る。超満員だった。
     皆、元気がいいし、よかった。私も、ゲストとして少々、アドバイスしました。頑張ってほしいです。

【写真説明】

小林旭さんと(文化放送で)

①小林旭さんと。11月16日(水)、文化放送の「夕やけ寺ちゃん活動中」でお会いしました。大感激でした。

小林旭さんの新著『不器用なもんで』

②小林旭さんの新著『不器用なもんで』(扶桑社)。11月10日に発売され、売れてます。小林さんが話し、ノンフィクション作家の金子達仁さんが書いてます。一気に読みました。圧倒されました。励まされました。

小林旭さんは憧れの的でした

③小林旭さんは私の憧れの的でした。高校時代から映画は全部見てます。歌は全部、歌えます。そのことを以前、書きました。左下の少年が私です。

『失敗の愛国心』

④これを書いた本が、これです。『失敗の愛国心』(理論社)です。「よりみちパン!セ」のシリーズとして08年に出しました。小林さんにも差し上げました。

松岡正剛さんと

⑤11月12日(土)、「連塾」を主宰する〈知の巨人〉松岡正剛さんと。「連塾・日本を聴きたい」は午後1時から8時まで、松岡さんが唐十郎・高橋睦郎など6人を相手に知的・スリリングなトークを展開しました。会費3万円。でも、それ以上の価値はあります。そのあと懇親会。本の読み方について、いろいろと教えてもらいました。

「男たちの国防論」

⑥「男たちの国防論」vol.21。この日は「右から考える脱原発」。「国防を考える我々が、なぜ脱原発に走るのか!?」。11月7日(月)7時より。ネイキッドロフト。(左から)呼びかけ人の針谷大輔氏、鈴木。noiehoieさん(Twitterのカリスマ)。そして、松沢呉一さん(ライター)。活発な論議ができました。

出版のお祝いで

⑦11月10日(木)、『愛国と憂国と売国』(集英社新書)の見本誌をもらいました。発売は11月17日(木)なのですが、一足早く、出版のお祝い会です。高田馬場の土風炉です。

元「革命左派」の雪野さんと

⑧11月16日(水)午後7時20分より、高田馬場、カフェ「ミヤマ」会議室で。『紙の爆弾』の対談。元「革命左派」の雪野建作さんに、連合赤軍事件。そして、真岡の銃砲店襲撃の話を聞きました。これも昭和史発掘です。

対談後の飲み会

⑨終わって、飲み会です。ずーっと連合赤軍の話ばっかりでした。来年は「連合赤軍40年」です。きっと、記念行事があるでしょう。テレビドラマになるとか。国民の祝日になるとか。

伊勢市長の鈴木健一さんと

⑩伊勢市長の鈴木健一さんにお会いして、お話を聞きました。伊勢神宮のある、日本の聖地です。大変で、重要なお仕事です。頑張って下さい。10月27日(木)、松木けんこうを囲む会でお会いしました。

「日刊スポーツ」(11/16付)

⑪「日刊スポーツ」(11月16日付)です。前日のサッカー(日本対北朝鮮)のことが出てます。「よど号犯も観戦」と出てます。若林盛亮さんが、北朝鮮を応援しようと思ってきたけど、試合を見ているとやはり日本を応援してしまうな、とコメントした。と出てました。いいコメントですね。

徐さん、あべさん、設楽さんと

⑫(左から)徐裕行さん、あべあゆみさん(女優)、設楽秀行さん(元活動家)、鈴木。大浦監督の「天皇ごっこ=見沢知廉・たった一人の革命=」の上映後に。10月29日(土)、新宿k’s cinemaで。

「脱原発座り込み」の人達と

⑬経産省前で「脱原発座り込み」を決行してる人たちを激励に行きました。10月29日(土)の夜です。

森村泰昌さんの対談集

⑭森村泰昌さんの対談集『なにものかへのレクイエム=20世紀を思考する』(岩波書店)は好評発売中です。11月13日(日)の「朝日新聞」には、こう紹介されていました。

〈古今東西の有名絵画の登場人物や映画女優に扮する作品で知られる著者。今回は、レーニン、ゲバラ、毛沢東から三島由紀夫といった、主に20世紀に内外を揺るがせた有名人に扮した表題の個展が全国を巡回したのを機に、多彩な分野の人々と交わした対談を集めたものだ。
 新右翼団体の鈴木邦男、作家の平野啓一郎、社会学者の上野千鶴子、政治学者の藤原帰一…。テーマも芸術論から20世紀論まで、縦横無尽。それにしても、三島の自刃が与えた衝撃の大きさに改めて気づく〉
三島に扮する森村さん

⑮三島由紀夫に扮した森村泰昌さんです。この本の中に入ってます。

「朝日新聞」(11/17付朝刊)

⑯「朝日新聞」11月17日(木)付朝刊です。集英社、今月の発刊は5冊です。渡辺さんの『事実婚』は売れてます。他の4冊も売れるといいですね。

【お知らせ】

  1. 私の『愛国と憂国と売国』(集英社新書)発売中です。11月の集英社新書は渡辺淳一『事実婚・新しい愛の形』を始め、5冊、刊行です。新聞でも大きく広告が出てます。『事実婚』を買うついでに私の本を買って頂ければ幸せです。
  2. 11月21日(月)急遽、決まりました!「右から考える脱原発集会&デモ」の第5弾です。午後6時半、京橋・水谷橋公園で集会。7時よりデモ。私も行きます。皆さんも是非、参加して下さい。
  3. 11月24日(木)午後6時半、ホテルサンルート高田馬場3階会議室。三島由紀夫・森田必勝追悼「野分祭」。第1部・追悼祭。第2部・記念講演・東谷暁先生(ジャーナリスト)の「憂国の経済学」です。どなたでも参加できますので、どうぞいらして下さい。
  4. 11月25日(金)若松孝二監督の衝撃の映画「11.25自決の日=三島由紀夫と若者たち=」が出来上がり、この日、8時よりテアトル新宿で特別試写会。終わって、森達也さんと私のトークイベントがあります。
鈴木邦男ゼミin西宮 鈴木邦男ゼミin西宮
(クリックでPDFファイルが拡大します)
  1. 11月27日(日)2時、「鈴木邦男ゼミin西宮」。ゲストは寺脇研さんです。教育問題や映画の話をします。私も楽しみです。
     お問い合わせ、お申し込みは、鹿砦社 鈴木邦男事務局まで。0798-49-5302
  2. 11月28日(月)7時、代官山「山羊に聞く?」。「山羊に聞く?で羊に聞く」(第2回)。この日は、佐高信さんとの対談本『左翼・右翼がわかる!』(金曜日)をテキストに私が話します。桃江メロンさんに又、突っ込まれます。
  3. 12月1日(木)〜7日(水)、高円寺の油野美術館東京分室で、「渡辺文樹映画祭」が行われます。「金正日」「ザザンボ」などが上映されます。
  4. 12月10日(土)神戸。午前中、元町映画館で大浦信行監督の「天皇ごっこ」の上映(10時半より)。その後、雨宮処凛さんと私のトーク。
     さらに場所を移して午後2時から「コミスタこうべ」2階セミナー室で2人のトークがあります。
  5. 12月11日(日)昼、大阪十三の第7劇場。「天皇ごっこ」上映の後、大浦監督とトークをします。
  6. 12月13日(火)午後6時より、神保町・東京堂書店。鎌田慧さんとトークします。大逆事件をテーマにした鎌田さんの新刊『残夢 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の一生』(金曜日刊)の出版記念トークです。
  7. 12月19日(月)夜7時より、ロフトプラスワン。月刊「創」プレゼンツの年末トークがあります。豪華ゲストが出演します。附録で私も出ます。
  8. 12月23日(金)午後1時より阿佐ヶ谷ロフト。「日本の将来」と「言論の自由」を真面目に考える大集会をやります。私も出ます。大物ゲストが大勢参加してくれます。
  9. 12月29日(木)午後7時、ネイキッドロフト。Wコロンの木曽さんちゅうさんとロケット団の三浦昌朗さんの「月刊浅草新聞=学べるニュース」に出ます。
  10. 1月22日(日)西宮で「鈴木ゼミ」。ゲストは北村肇さん(「週刊金曜日」発行人)です。