2012/01/23 鈴木邦男

『未来に語り継ぐ戦争』が出ました!

①未来は変えられるはずだ…と信じて

『未来に語り継ぐ戦争』 『未来に語り継ぐ戦争』

今年初めての本かもしれない。いや、「自分の本」というのはおこがましいな。「共著」でもおこがましい。

14人の人が語り合っている。その中に私も出ている。岩波ブックレットの最新刊だ。東京新聞社会部編の『未来に語り継ぐ戦争』だ。

「老若世代14人が語り合う7本のシリーズ対談」と本の帯には書かれている。東京新聞(中日新聞東京本社)編集局長・菅沼堅吾さんは、「はじめに」で、こう書いている。

〈過去は変えられない。その結果として、現在がある。これに対し未来は、いかようにも変えることができる。しかし人間は自分たちが思うほど賢くない。過ちを繰り返してしまう。最たる過ちとは、もちろん「戦争」である。繰り返さないための方策はないのか。過去を常に直視し、学び続けることが一つの答えなのだろう〉

その通りだと思う。その志がいい。東京新聞(中日新聞)の気概を感じる。

品川正治さんとの対談 品川正治さんとの対談

政治・社会・経済を報じるにしても、東京新聞は、ちょっと違う。単なる批判に終わらずに、明日に向けての提言がある。

又、一過性の事件に終わらせずに、じっくり取材し、問題を解き明かす。さらに、「戦争」についても、いろんな角度から取材し、「語り継ごう」とする。

それも、「こうすれば勝てた」とか、「この将軍は偉かった」といった皮相的なものではない。戦争を体験した人に、体験してない世代が聞く。真摯に語り合う。「戦争」を繰り返さないための方策はないのか…と。

「はじめに」では、こう続く。

〈本書は、その役に立てればと願っている。東京新聞が2006年から毎年、8月15日の終戦記念日に掲載している対談記事などを、そのまま収録した。戦争体験者と戦争を知らない世代があの戦争を語り合うことで、未来に引き継ぐ教訓を蓄えていく企画である。年齢が一番離れていた対談は、64歳差だった〉

これは画期的な企画だ。なかなか新聞では出来ない企画だ。

「東京新聞」(07/8/15) 「東京新聞」(07/8/15)

「そんなのは月刊誌でやったらいいだろう」と思われる。しかし、新聞でやることに意義がある。毎年、8月15日にやることに価値がある。

年齢が一番離れた人は64才差か。1番近いのは私たちだったかもしれない。私は戦争中に生まれたが、戦争のことは全く知らない。

だから、「戦争を知らない世代」として、戦争体験者に話を聞いた。近いといっても、20才の差があった。

20才から64才までの差のある人たちが、会い、「戦争」を語る。でも大変だ。

〈みな初対面でもあり、何から語ればいいのか戸惑いがあった。だから午前中から始まった対談が、司会役の社会部長や記者を交えての昼食をはさみ、夕方まで続く場合が多かった。何回か同席したが、時間とともにうち解け、心根の触れ合いになったと感じている〉

②「兵隊の立場から戦争を見る」と品川さん

『使える9条』 『使える9条』

対談する2人も緊張しているし、何から話したらいいのだろうと思う。

戦争体験がうまく伝わるのだろうか。と思うだろうし、戦争体験のない人間は、どこから聞いたらいいのだろうと悩む。同席した編集局長、社会部長、記者たちも心配して見守る。そんな雰囲気を伝えている。

話がガッチリと絡み合うまで時間がかかることもある。世代を超えて、共感し、一致することもある。

午前中から夕方までやったのか。こんなに時間をかけた丁寧な対談は、ちょっとない。一つの対談だって厖大な分量だ。

それを東京新聞の見開き2ページに載せた。このブックレットは、7本の対談を載せているが、1本の対談だけで(本来は)1冊分の分量はあったのだ。

夕方までやった対談の十分の一ほどが紙面に載ったのだろう。まとめた記者も大変だったろう。

又、いろんな立場、角度から、じっくりと話し合い、そして「化学反応」を起こす。初めて見えてくることも多い。

そして思う。過去の戦争の話をしてるのではない。これは今のことを話しているのだと。

「はじめに」は、こう続く。

9条について語りました 9条について語りました
〈まとめて読み返すと、過去の過ちが形を変えて、今も続いている現実を思い知らされる。例えば経済同友会終身幹事の品川正治さんは「将兵の大多数の立場には立てません」と、兵隊の立場から戦争を見るように指摘した。「戦争」を「政治」に置き換えれば、貧困層が拡大した日本の問題点が分かる〉

実は、この品川正治さんと対談したのは私です。私も、この指摘には衝撃を受けました。

「上から目線」の戦史が多すぎる、と思います。「あの時、ここに攻めていれば」「もっと早く、ここに落としていれば」と、ゲーム感覚で見てしまう。「では、次はこうやろう」「次は、こうしたら勝てる」という〈反省〉にしかならない。

本当は、「次」をやってはダメなのだ。どうしたら「次」(=戦争)を防げるか。それを考えるのが政治だ。塗炭の苦しみをなめた兵隊、民衆の立場から考えなくてはならない。

本文の中では、品川さんは、さらに、こう言っている。

〈戦争を見るときは兵隊の立場で見てほしい。将校の立場からでは、国民の大多数の立場には立てません。財界ではね、経団連会長だった平岩外四さん(故人)が陸軍の兵隊でした。ダイエー創業者の中内功さん(故人)も兵隊です。あの二人は戦争に際して一般の財界人とは距離を置いた格好を取っていましたね〉

③憲法は「押しつけか」で、論争した

1/18のデモ 1/18のデモ

そうだったのか、と思った。私は財界人のことは全く知らないから、皆、同じかと思っていたが、私が愚かだった。

朝鮮戦争の時は、「朝鮮特需」で皆、躍り上がったと思っていたし、自分の会社や日本経済のためにも「戦争を待望」し、少なくとも強大な軍隊を持ちたいと思っている人たちばかりかと思っていた。

しかし違うのだ。「兵隊」の立場だったからこそ見える視点なのだろう。

品川さんは憲法を守るというし、「押しつけ論」については、こう言う。

〈それまでの日本の政治をあずかってきた人たち、戦後も同じように政治を続けようとした人たちにとっては、日本国憲法は確かに押しつけだったでしょう。でも国民にとっては、決して押しつけではなかったと私は確信しているんです〉

この問題については、2人でかなり議論した。たとえ理想的なものでも、押しつけられたのは事実だ。

150人が集まりました 150人が集まりました

じゃ、一度、アメリカに返して、そこから考え直すことも出来るのではないか。三島由紀夫だって、改憲を訴えて自決した。

実は、品川さんは東大で三島の学友だった。だから、敢えて聞いてみたのだ。

でも、今、議論されてるような形での改憲には三島は一番反対するのではないでしょうか、と品川さんは言う。

「このままでは自衛隊は米国の傭兵になる」と三島は言った。ところが今の改憲論議は、「米国に協力して海外に出れるように」という。

つまり、「米国の傭兵になるための改憲」だ。これには私も反対だ。

品川さんは言う。

〈もし改憲を議論するなら、米国が日本の軍備を動員したいと考えているときでない方がいい。今、変えたら、また米国の押しつけになってしまいますよ〉
デモの後の打ち上げです デモの後の打ち上げです

なるほど。その通りだと思った。「また米国の押しつけになる」というのが強烈だ。説得力がある。

一度、国民投票をしたらいい。「押しつけ」かどうか。改憲するか、どうか。その時、これだけは変えないということも含めて。

それについて、品川さんは言う。

〈もし国民投票があったら、「九条は変えない」とはっきり意思表示してほしい。そうすれば、米国も世界戦略を変えざるを得ない。これは日本の国民にしかできない世界史の転換なんです。私はそれを、「今が国民の出番ですよ」と呼んでいるのです〉

④連合赤軍のことも考えた

新年会で(1/13) 新年会で(1/13)

アメリカの世界戦略を変えさせるのか。世界史的使命があるのか。

今までは、「一国平和主義」だとか、「自国の平和しか考えてない」と、否定的に言われてきた「9条」なのに。こうした戦略があったとは知らなかった。

とても教えられることの多い対談でした。

そうだ。2人の対談のタイトルは、「9条の旗はボロボロだけど手放さないでほしい」だ。

「東京新聞」の2007年8月15日に掲載された。5年前だ。その5年前の新聞を見ると、「記憶。戦後62年」「戦争体験に今こそ学ぶ」とシリーズのタイトルが付けられている。

そして、我々の回は、見出しが…。

池口恵観さんと 池口恵観さんと
「9条守る国民出番の時」
「軽んじられる証言伝承」
「アジアにもっと謙虚な国に」
「精神総動員。新聞は歯止めを」

品川さんはこの時83才。経済同友会終身幹事。「戦後日本は軍産複合体を形成せずに経済大国を実現した最高モデルとして、米国の要求に沿って戦争する国にしないよう憲法改正の動きに警鐘を鳴らす」と、プロフィールに書かれている。

『手記 反戦への道』『9条がつくる脱アメリカ型国家』『戦争のほんとうの恐ろしさを知る財界人の証言』ほかの著書がある。とてもいい本だ。対談の前に、買って読んだ。

今、思い出したけど、戦争時の飢餓や、リンチの話なども聞いた。

戦争を非難し、糾弾する人は、必ずその話をする。陰湿な苛め、リンチは日本軍につきものだ。だから軍隊は反対だ。戦争は反対だと。

伊藤成彦さんと 伊藤成彦さんと

そのことを聞いたら、「うちの部隊ではリンチはありませんでした」と言う。

これには驚いた。あれは、「平和」な状況下であったという。内地だとか、あるいは外地でも、(とりあえず)小康状態のところとか。

だって、連日、敵と闘っている部隊では、リンチをやってる暇はない。又、部下を殴って負傷させたら、こっちの「戦力」がなくなる。

敵と闘っている時は、だから兵隊を大事にしたんです、と言う。驚いた。

そして、ハッと思った。40年前の連合赤軍事件だって、あさま山荘に立て籠もって機動隊と銃撃戦をしてる時は、仲間内の「査問・総括・リンチ」なんてやらない。やってられない。

その前の山荘で、敵と遭遇していない「平和」状況だから、査問・リンチをしたのだ。

⑤むのさん、半藤さん、雨宮さんなども…

「布川事件」の杉山卓男さんと 「布川事件」の杉山卓男さんと

この話は、もっと書こうと思ったが、続きは、ウェブマガジンの「マガジン9」に書こう。それを読んで下さい。

それと今日、1月23日(月)は、元連合赤軍兵士の植垣康博さんに会う。この品川さんの話を聞いてみよう。20日(金)にも会ったけど、聞き忘れた。

連赤事件から40年。日米戦争から67年。余り変わらない。「過去の過ちが形を変えて、今も続いている現実」と東京新聞の菅沼編集委員が言う通りだ。

では最後に、岩波ブックレット『未来に語り継ぐ戦争』の目次を紹介しよう。毎年8月15日に、こんな人たちが戦争について熱く、語り合っていたのだ。

  1. 私たちは自らを裁かないまま戦後を始めた(むのたけじ/雨宮処凛)
  2. 美しい言葉で語られるナショナリズムが国家をひん曲げていった(半藤一利/田口ランディ)
富坂聰さんと 富坂聰さんと
  1. 9条の旗はボロボロだけど手放さないでほしい(品川正治/鈴木邦男)
  2. 戦場の地獄は分からないから想像力が必要なの(野上照代/城戸久枝)
  3. どんなにむごい歴史でも理性をもって見据える勇気を(飯田進/安田菜津紀)
  4. 伝えようとしても伝わらないことってあるけれど…(村井志摩子/稲泉連)
  5. どこにも犠牲を強いない思いやりのある日本へ(大城立裕/開沼博)

【だいありー】

講演する中野剛志さん 講演する中野剛志さん
  1. 1月16日(月)午前中、原稿。午後、取材。夜6時から新年会。大学の先生や評論家など少人数で、久しぶりに会おうとなった。楽しみにしていたが、直前に中止。
     超多忙な人たちだから仕方ないが、急に空いたので、講道館に行く。今年初めての柔道だ。正月は、早朝の寒稽古がずっとあったが、私は出なかった。体が弱いから、ちょっと怖い。その点、夜は、マイペースで練習できるからいい。
  2. 1月17日(火)家で原稿。夜7時、一水会フォーラム。ホテルサンルート高田馬場で。中野剛志さん(京都大学大学院准教授)で、「TPP亡国論」。今、話題の人だけあって超満員。話も興味深かった。
     終わって二次会に。隣りに座って私も、いろいろと質問しました。
木村三浩氏、中野剛志さんと 木村三浩氏、中野剛志さんと
  1. 1月18日(水)午前中、図書館。午後3時、文化放送。
     今日の特集は。「国旗国歌訴訟。最高裁判決を考える!」。国旗掲揚、国歌斉唱を学校行事で起立しなかったことを理由に、東京都教育委員会から戒告、減給、停職の懲戒処分を受けた教職員たち約170人が都に取り消しを求めた訴訟3件で、最高裁第一小法廷は、「戒告処分までは基本的に懲戒権者の裁量の範囲」としたが、停職2人のうち1人と、減給1人については取り消した。
     「そんなことで減給や停職は行きすぎだ」という判断だ。これは当然だと思う。これは大阪市、大阪府に対する牽制にもなろう。こんな厳罰を課してまで、立たせたいのか。これでは日の丸・君が代もかわいそうだ。
     このあと「編集長は見た!」。「SAPIO」の三浦和也さん、北朝鮮テレビの最新ニュース。そして、Wコロン。Ust延長戦。
     それが終わって、タクシーで京橋の水谷橋公園へ。「右から考える脱原発集会&デモ」。ウィークデーの夜だし、寒いし、人も来ないと思っていたら、150人ほどが集まった。盛況だった。
     新橋まで歩き、終わって、居酒屋で打ち上げ。
ミュージシャンの三上寬さんを囲んで ミュージシャンの三上寬さんを囲んで
  1. 1月19日(木)11時、高田馬場のカフェ「ミヤマ」会議室で。劇団再生の高木尋士氏と対談する。
     高木さんは日本一の読書家だ。昨年は500冊以上読んだ。「読書代行」という仕事もしている。その高木さんが中央公論社の『世界の名著』(全81巻)を全巻読破した。
     それを記念しての「読書対談」だ。私も昔、読破したので、その頃を思い出しながら話した。
     そのあと、3時から河合塾コスモ。今日から授業が始まる。3時は、「現代文要約」。
     5時から「基礎教養ゼミ」。今日は、福岡伸一さんの『動的平衡2』(木楽舎)を生徒と一緒に読んだ。驚いた。とてもいい本だ。「そうだったのか!」と納得させられることが多かった。
  2. 1月20日(金)午前中、原稿。午後から、打ち合わせで池袋へ。
     夜、6時から、高円寺に行く。渡辺文樹監督の映画祭をやっている。
     又、今日は6時から元連合赤軍兵士・植垣康博さんと監督のトークがあったので聞きに行ったのだ。
     今回は私の出番はない。スケジュール表が送られてきて、「時間があったら、どこかで乱入して下さい」と書いてあった。
     本当に暴れていいのか?イスを投げ飛ばして観客を襲っていいのだろうか?よく分からなかったので、おとなしく聞いてました。
     終わって、飲みました。
  3. 1月21日(土)朝の新幹線で新大阪へ。11時着。そこから、第一高等学院へ。寺脇研さんが講演をするので聞きに行く。
     終わって、話をしました。寺脇さんは竹中労とも親しかったそうで、その話をしました。夜は、大阪で泊まりました。
  4. 1月22日(日)9時半、『障害者とスポーツ』(岩波新書)を書いた高橋明さんを訪ねる。
     この本についてはこのHPで、前に書きました。2010年11月1日号です。それを高橋さんが読んでくれて、連絡がありました。
     昨年一度、西宮でお会いし、今日、大阪・長居の障害者スポーツセンターをお訪ねしたわけです。中を案内してくれました。感動的な体験でした。いろいろと考えさせられました。本当に大変ですが、意義のあるお仕事だと思いました。
     それから、西宮に行き、午後2時から「鈴木邦男ゼミ」。ゲストは北村肇さん(「週刊金曜日」発行人)です。「原発事故の責任と脱原発への道」です。久しぶりにじっくりとお話しできました。
     なお、この日は、Paix2(ペペ)さんも特別に来てくれました。ミニコンサート付きで、随分と贅沢なゼミになりました。寺脇研さんも来てくれました。
     終わって二次会をし、最終の新幹線で帰りました。

【写真説明】

『未来に語り継ぐ戦争』

①今、発売中です。東京新聞社会部編『未来に語り継ぐ戦争』(岩波ブックレット・560円)です。

品川正治さんとの対談

②私は品川正治さんと対談しております。

「東京新聞」(07/8/15)

③2007年8月15日に「東京新聞」で対談した時です。

『使える9条』

④2008年4月発売の岩波ブックレット。『使える9条』です。ここでも私のインタビューが載ってます。

9条について語りました

⑤「愛国とは、強要されるものじゃない」。「マガジン9条」でインタビューされたものが、この岩波ブックレットに載りました。これを契機に、ウェブマガジン「マガジン9」に私の連載が始まりました。又、その連載を中心として、昨年末の『愛国と憂国と売国』(集英社新書)が出来ました。

1/18のデモ

⑥「右から考える脱原発集会&デモ」がありました。文化放送が終わってから、タクシーで駆け付け、参加しました。一番前で横断幕を持って歩きました。叫びました。

150人が集まりました

⑦寒いし、夜だし、人も集まらないかな、と思いましたが、元気な若者を中心に集まりました。

デモの後の打ち上げです

⑧デモの後の打ち上げです。発起人の針谷大輔氏を中心にして。

講演する中野剛志さん

⑨一水会フォーラムで講演する中野剛志さん。1月17日(火)です。著書の『TPP亡国論』(集英社新書)は20万部売れたそうです。

木村三浩氏、中野剛志さんと

⑩左から木村三浩氏、中野剛志さん。

新年会で(1/13)

⑪1月13日(金)の「新年会」です。左が発起人の立花氏です。右にロフトの平野さん。風見さんがおります。

池口恵観さんと

⑫池口恵観さんと。毎月、ホテルニューオータニで「恵観塾」をやっており、私も参加しております。勉強になります。

伊藤成彦さんと

⑬伊藤成彦先生(中央大学名誉教授)と。伊藤先生は金嬉老とも親しく、あの事件のことを随分と聞きました。三島事件にも影響を与えています。『遺魂』でも書きました。1月10日(火)、JR総連の「新年会」で。

「布川事件」の杉山卓男さんと

⑭「布川事件」の杉山卓男さんと。JR総連の「新年会」で。

富坂聰さんと

⑮ジャーナリストの富坂聰さんと。11月22日(火)。中国問題について、いろいろと教えてもらいました。沢山本も書いてます。

ミュージシャンの三上寬さんを囲んで

⑯ミュージシャンの三上寬さん(中央)と。11月24日の「野分祭」に来てくれました。左は元「楯の会」の伊藤邦典氏です。3人とも東北出身で、よく会います。

【お知らせ】

  1. 1月23日(月)この日発売の『アエラ』に原稿を書いてます。書評です。鎌田慧さんの『残夢・大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』(金曜日)です。
     大逆事件で刑死した幸徳秋水や菅野須賀子のことは知ってましたが、一度は死刑を宣告され、その後恩赦になった坂本清馬たちのことは全く知りませんでした。その数奇な人生を書いてます。日本と天皇と革命を考える上でも、とてもいい本です。
  2. 1月30日(月)7時、代官山「『山羊に聞く』で羊に聞く」。私の『竹中労』(河出書房新社)をテキストに話をします。
  3. 2月7日(火)午後7時より、一水会フォーラムホテルサンルート高田馬場。講師は伊東寛さん(元陸上自衛隊システム防護隊初代隊長・工学博士)で、演題は「最近のサイバー脅威の動向~主要なサイバー攻撃の分析~」です。
  4. 3月10日(土)、11日(日)、「オフィス再生」プロデュースの読書劇。「青春の墓標〜盗まれた革命〜」。千歳船橋駅のAPOCシアターで。10日は午後7時半より。11日は12時より。
     そして、15時よりプレトーク「盗まれた革命」。椎野礼仁さん(編集者)と私のトークです。司会は高木尋士さんです。
  5. 4月24日(火)政治・社会のあり方を問う!「佐高信政治塾」の2012年(第Ⅵ期)が仙台で行われます。
     第1回は、4月24日(火)で、佐高信さんと私の対談です。「右翼と左翼の交差点」です。18時30分より。会場はハーネル仙台です。
     これ以降、月に1回ずつ、行われます。講師は、鴨桃代、照屋寛徳、長谷川公一、朴慶南…さんなどです。