2012/03/26 鈴木邦男

「厳罰化社会」について考えた

①「政治犯」について考えた

早稲田大学の校友会で 早稲田大学の校友会で

「そんなに政治犯は偉いのかね」と言われた。ショックだった。

そんなことは言ってない。でも、そう聞こえたのか。だったら私の言い方が悪かったのだ。いや、自分の心の中に、少しはあるのかもしれない。政治犯は、一般の犯罪者(強盗や殺人者など)とは全く違うと。

たとえ法律を破ったとはいえ、自分の為にやったのではない。金の為や、自分の快楽の為に強盗をしたり、人を殺したわけではない。「世の為、人の為」に、やったんだ。志がある。だから、政治犯は一般の刑事犯とは違う。と思っていたのだろう。

「でも、それは一般刑事犯を差別してることにならないのか。政治犯は偉い。だから特別に扱え、と言ってるように聞こえる」

「そう聞こえたら、私の言い方がマズかったのです。すみません。一般刑事犯、政治犯の区別なく、これは獄中者の人権の問題だと思います」。私はそう言いました。

むしろ、政治犯だからという理由で、特別に過酷に扱っている。人権が全く無視されている。その実状を説明した。

たとえば、一般の刑事犯ならば、病気の時は、刑務所の医者にかかる。刑務所では手に負えないとなると、外部の専門医が呼ばれる。それでもダメな時は、一時的に外の専門病院に移して手術し、治ったら又、刑務所に戻す。

「大正の美人」です 「大正の美人」です

「どこの刑務所でもそうやっている。真剣に対応している。一般の刑事犯だから、政治犯だからといって区別、差別はしていない」と、その人は言う。

「その努力は分かります」と言った。「刑務所、法務省、検察、国家が悪い!」とただ糾弾するだけではダメだ。そう思った。

「分かりました。一般の“獄中者の人権”の問題として、お願いします。考えて下さい」と言った。日本赤軍の丸岡修さんが、重篤だ。このままでは死にそうだ。何とか、外の専門病院で手術させてほしい。

そう思って、支援者が、政治家や関係役所、マスコミ、識者などに会って、訴えていた。私も、知ってる限りの国会議員に会ってお願いした。

その時、超保守的な政治家に、ピシャリと言われたのだ。「政治犯は、そんなに偉いのかね」と。考えてもみない対応だった。

けんもほろろじゃないか。左翼の活動家が嫌いなんだろう。偏見を持っているのだろう。こりゃ、ダメだなと思った。

しかし、話してるうちに、こっちが間違っていたのか、と考えた。その人は言う。

「革命の為に法を犯したから、偉いと思ってるかもしれない。しかし、食うに食えなくて、やむを得ず物を盗む人がいる。人を助けるために、他の人間をやむなく傷つける者もいるだろう。自分の身を守るため、他に手段がなく、結果的に人を殺める人間もいるだろう。

そんな人間は、愚かなのか? 救援はいらないのか? 政治犯だけが偉くて、救援の価値があるのか?」

②批判はしながら…。そして思いがけない行動を…

清水三年坂美術館で(3/18) 清水三年坂美術館で(3/18)

ウッ!と思った。政治犯だから偉いのではない。等しく、「獄中者の人権問題」なのだ。この人の言う方が、筋が通っている。

その「獄中者の人権問題」として改めてお願いした。

私としては、ちょっと言い分がある。でも敢えて言わなかった。それは連合赤軍の永田洋子さんのことだ。病気が重く、死にそうだったのに、病院には移されずに、獄死した。

一般刑事犯だったら、人権上、病院に移しただろう。忌まわしい連合赤軍事件の死刑囚だから、という気持ちが、ほんの少しでもあったのではないか。

又、移す時に、「奪還されるのではないか」と恐れたのだ。政治犯だからこそ、放っておかれ、過酷な状況に落とされているのではないか。そんな疑問もある。国家への不信もある。

しかし、そんな事を言ってる場合ではない。

きゅうりの漬物スティックを食べてる きゅうりの漬物スティックを食べてる

「普通一般の獄中者の問題」として、考えて下さい。とお願いした。

「別に政治的な理由ではないし、政治犯は偉いと思ってるのでもない。そんな気持ちが私にあるとしたら、謝ります」と言った。「分かった」と言った。「じゃ、出来たら、その関係者に話をして下さい」と言った。断られるのかと思った。

ところが、いきなり、電話した。驚いた。その問題に関係する役所の人間に直接、電話している。「そちらも頑張ってるし、手抜きはないと思う。ただ、重篤の場合で、そこで処理しきれず、外部の専門病院なら手術できるというのなら、法に従って検討してもらえないだろうか」。

驚いた。そこまでしてくれるとは思わなかった。心の中で号泣した。凄い人だと思った。

「幽霊子育て飴」が売ってました 「幽霊子育て飴」が売ってました

立場上、左翼は嫌いだろう。日本赤軍も嫌いだ。でも、一般の「獄中者の人権」として口を利き、行動してくれた。これは大きかった。関係省庁も動き、話し合いが持たれた。

「丸岡さんは病院に移ることになりそうだ」という明るいニュースも流れた。しかし、ギリギリのところで検察、法務省が反対し、ダメだった。そして、丸岡さんは亡くなった。

もっとやらなくてはならなかった。自分の怠慢だと思った。申し訳ない。俺が丸岡さんを殺したんだ!と思った。それにしても、一時は、明るい光が見えてたのに。

あの議員だけでなく、他の人たちも、いろんな方面から働きかけ、それで、「病院へ移る」という事態になったのだろう。だが、ギリギリで、ダメだった。

③「距離感」があるからこそ出来る?

講演する高山文彦氏 講演する高山文彦氏

あの議員には、本当に感謝している。心の底から感謝している。

あるいは、「距離感」かもしれないな、と思った。左翼的といわれる議員は、動きづらい。「左翼だから、左翼の政治犯の味方をするのだろう」と思われる。「そう思われるのではないか」というブレーキも働く。

ところが、右派、保守派の議員は、「考えは全く違う。だが、人権問題として言ってる」と言える。だから、ズバズバ言える。

北朝鮮の問題だって、動いているのは右派的・保守的議員ばかりではないか。

与党民主党にしろ社民党にしろ、拉致問題解決のために北朝鮮に乗り込もうという人はいない。行っただけで猛バッシングだ。

「効果がなかった」「何しに行ったのだ」と行って、叩かれ、次の選挙では落ちるかもしれない。だから、触れたがらない。「よど号」の問題などもそうだ。誰も触れたがらない。

辻恵衆議院議員と 辻恵衆議院議員と

「よど号」の人たちは、帰りたいと言う。ハイジャックの裁判を受け、10年でも15年でも刑務所に入ってもいい、と言ってる。

ただ、「ヨーロッパにおける日本人拉致」の疑惑をかけられ、仲間に逮捕状が出ている。自分たちは日本人拉致はやってない。そんな容疑で逮捕されるのなら帰れない。その令状を撤回してほしい。そう出来たら帰る。という。

しかし、無理だ。帰って、裁判でそのことを証明したらいいだろうと、私は何回も言っている。しかし、ダメだ。「日本の政府と交渉して」と言うが、政府は交渉しない。国会議員も皆、怖がってタッチしようとしない。

ある保守派の議員は、「何も言わず帰ってきたらいい。彼らが言うほど長い刑にはなりませんよ」と断言してくれた。「その前に、新聞社を呼んで、“帰る”ということをはっきりと言ったらいい」。

うん、これはいいと思った。保守・右派の議員の方が、「よど号」にも、積極的だ。

足立正生監督(中央)と藤井さん(左) 足立正生監督(中央)と藤井さん(左)

もう1つの問題だ。「政治犯」というだけで実は、刑罰が異常に重い。これは、「国家の復讐」だと思う。

ハイジャックをした人間は軒並み、「無期」だ。これは、おかしいだろうと思う。

犯罪で最も罰が重いのは殺人だ。人を殺したら生き返らない。だから最も重い。1人殺したら、10年位、刑務所に入る。2人以上だと、無期か。金を盗っていたら死刑になるかもしれない。ただ、殺人だけなら、10年前後だ。

ところが、日本赤軍の人たちは、ハイジャックしたり、大使館占拠をしたが、人は殺してないし、傷つけてない。

それなのに、日本赤軍の和光晴生さんは無期懲役、泉水博さんも無期懲役、丸岡修さんも無期懲役。そして重信房子さんは懲役20年だ。

④批判し、自省できる運動だから、いい。

二次会で。右はレーニンさん 二次会で。右はレーニンさん

これは刑のバランスから言ってもおかしい。殺人よりも重いのだ。変な話だ。「国家に逆らったから」という復讐の思いがあるのだろう。

いろんな議員に話をしたが、話に乗ってこない。「自分たちが信じてやったことだろう、刑罰は覚悟の上だろう」といって、あとは逃げる。

「これはおかしい」と、はっきり言ってくれたのは鈴木宗男さんだけだった。「やったことは許されないが、刑は重すぎますね。情状酌量の余地があります」と言っていた。これも「距離感」だろう。

日本赤軍とは全く違う。全く遠い立場にいる。だからこそ、「獄中者の人権」として、考えられるのだ。

3月18日(日)、「キャンパスプラザ京都」で、「厳罰化社会は何を生み出したのか。寛容な社会を考える」集会が開かれた。そこで発言を求められたので、丸岡さん救援にからめて、話をした。今書いてきたようなことの十分の一も言えなかったが…。

「追悼の会」で金廣志さん 「追悼の会」で金廣志さん

丸岡さんのことを考えると本当に残念だ。又、自分の無力さを痛感する。俺が殺したんだ、という罪悪感を感じている。

この集会は、前は、「反弾圧集会」と言った。毎年、京都で開かれている。いろんな学者、弁護士などが講師で来て、講演する。とても教えられる。

今年は安田好弘弁護士、辻恵衆議院議員、作家の高山文彦さんが講演し、その後、質疑応答があった。いろんな分野で活躍している人々のお話で、とても勉強になった。

2年ほど前の「反弾圧集会」の時だ。講師だったか、参加者だったか、誰かがこんな発言をしていた。

「自分たちは政治犯なのに重罰を科せられている。許せないと言う。しかし、政治犯が次々と重い犯罪を犯すから、一般の犯罪者の刑罰も重くなっているのではないか。自分のことだけを考えていてはダメだ」と。

これには驚いたが、同時に、「あり得る」と思った。この集会には、そうした「自省」があるし、批判する自由がある。「自浄努力」がある。だからいいと思う。

朝山実さん(中央)、植垣康博さん(右) 朝山実さん(中央)、植垣康博さん(右)

18日の集会も、実に意義深かったと思う。「どうせなら、ニコ生かUstを入れて、全国の人民に公開したらいい!」と私は言った。

そうしたら、「怖そうだから入れない」と言う、一般の人々も見れる。そして、ここで提起された問題も、共に考えてくれるだろう。もっとも、「書き込み」は多いだろうが、覚悟の上だろう。

「人殺しのくせに、偉そうなことを言うな」「お前らは終わった人間だ」「自分でやったことだ」。「重罰は覚悟の上だろう」といった「書き込み」がワンサカ来る。

でも、自分たちがどう見られているのかが分かる。その上で、多くの人民に通じる言葉を見つけ、語れるだろうと思う。

【だいありー】

「追悼の会」でピースする「赤軍派」 「追悼の会」でピースする「赤軍派」
  1. 3月19日(月)地方に行って来ました。
  2. 3月20日(火)夕方まで1日、原稿を書いてました。夜、雑誌の対談。
  3. 3月21日(水)午前中、原稿。午後3時半から文化放送だが、その前の大竹まことさんの番組にも出る。今日は長丁場だ。午後2時、文化放送に行き、「大竹まことのゴールデンラジオ」の打ち合わせ。2時25分から3時まで「大竹メインディッシュ」のコーナーに出る。
     なぜ私がグリーンアクティブに参加したか。そこに大竹さんが興味を持ったようで、メインの話はそれ。そこに行くまで、右翼に入った話、プロレスの話、産経新聞の話などをする。アッという間に終わった。楽しかったです。
「革命左派」の人たち 「革命左派」の人たち

小渕首相が、新人代議士だった時、よく合気道の稽古をつけてもらった話をした。模擬刀を私に寄越して、「さあ、どこからでも突いて来い!」と言う。いくら突いても、かわされ、ぶん投げられた。チクショー、と思って、ムキになって、やってもダメだった。合気道は強かった。もしかしたら、いつか首相になる。その時、右翼テロリストに襲われたら、こうやって撃退しようと練習してたのかもしれない。写真を撮っておけばよかった。そんな話も披露した。

3時からは、「夕やけ寺ちゃん活動中」の打ち合わせ。3時40分から本番。今日はスペシャルゲストが孫崎享さん(元外交官)。私と同じ年なんですね。今日のテーマは、「沖縄問題。そして領土問題」。目からウロコの話が一杯だった。

私らが考えていることは現実とは違う。「領土問題」の考え方が違う。〈現実〉を教えてくれた。その上で、どうやって、交渉するかを具体的に話してくれる。とても勉強になりました。

雪の東中野 雪の東中野

孫崎さんの『日本の国境問題』(ちくま新書)に、この点は詳しく書かれている。又、最近出した『不愉快な現実』(講談社現代新書)もとてもいい本です。

孫崎さんの話は、具体的で分かりやすい。それに、ユーモアを交えて話すので、聞いていて楽しい。終わってからも、「Wコロンをみていきませんか?」と言ったらいてくれた。ねづっちの謎かけに手を打って喜んでいた。「“炎の体育会”凄いね。マジで闘ってますね」とねづっちに言っていた。テレビは結構見てるようだ。

さらに、「Ust延長戦」にも付き合ってくれた。中国、北朝鮮問題についても、分かりやすく解説してくれました。

ブントの人たち ブントの人たち
  1. 3月22日(木)午前11時半。雑誌社の人と打ち合わせ。その後、河合塾コスモに行く。今は春休みだが、自習室で勉強していた。午後6時半、ホテルニューオータニ。「恵観塾」。恵観先生の講話を聞きました。ロシアのサルキコフさんとも会いました。終わって、皆で、2階の喫茶店で話しました。
  2. 3月23日(金)、朝早く起きて原稿を書いていた。午後、図書館。午後7時、ザムザ阿佐ヶ谷。月蝕歌劇団の「疫病流行記」を見る。寺山修司作、高取英演出で、なかなか、よかった。面白かった。「戦争責任」の話や、最近の原発事故の話まで出てくる。エンターテインメントでもあり、〈思想劇〉でもある。
     高取英さんは、『竹中労の本、本屋で買いましたよ』と言っていた。「鈴木さんは仲が良かったんですね」と高取さん。「でも、時々、喧嘩をしたんですよ」と言いました。高取さんも、一度、竹中労の本を書こうとしたらしいです。今からでも、ぜひ、やって下さいよ、とお願いしました。
  3. 3月24日(土)午前中、原稿。午後2時半から、「マガ9学校」を聞きに行く。いとうせいこうさんと、吉原毅さん(城南信用金庫理事長)が講師だった。「原発とグリーンとお金のはなしをしよう」。とても勉強になりました。城南信金は脱原発の決断をして、人々に支持されてます。偉いです。勇気があると思いました。
     終わって、打ち上げに行きました。
高木尋士さんと(3/11) 高木尋士さんと(3/11)
  1. 3月25日(日)午前10時。調布で待ち合わせ。椎野レーニンさんの車で、甲府へ行く。編集者の高橋さん、劇団「再生」の高木尋士さん、そして私の計4人だ。甲府・湯村の杜の「竹中英太郎記念館」に行く。
     英太郎さんは、竹中労さんのお父さんで、有名な画家だ。労さんの本も置いてある。竹中労さんの妹さんの金子紫(ゆかり)さんが館長だ。今日は、竹中労さんのお墓にお参りし、本が出来たことを報告しました。本当は1月に来る予定だったが、大変遅くなってすみませんでした。そのあと記念館に戻り、妹さんに労さんの話を聞く。いい話を聞かせてもらいました。これは、『紙の爆弾』に載せるつもりです。
     夜、帰りました。お世話になりました。そうだ。甲府に行く途中、談合坂のサービスエリアで休憩してたら、芸人の古賀シュウさんが屋外ライブをやっていた。文化放送に出て、鈴木宗男さんの真似をやってくれた人だ。「どうして鈴木さんが」と、ビックリしていた。嬉しかったです。面白かったです。

【写真説明】

早稲田大学の校友会で

①早稲田大学の校友会です。出席したら、紙の帽子をくれました。写真を撮ってもらいました。このあと、比較憲法論の「大西ゼミ」の同窓会にも出ました。校友会、同窓会には、出来る限り出てます。「日本一の愛校者」ですから。

「大正の美人」です

②3月18日(日)、清水三年坂美術館に行きました。高瀬好山の「自在置物」を見に行ったのです。「美の巨人たち」で見たもので…。とてもよかったです。すぐ隣りに、大正の美人絵葉書を売ってたので買いました。旭日旗を持って、凛々しいですね。

清水三年坂美術館で(3/18)

③清水三年坂美術館の前で。岩井さん、藤井さん、吉本さん、鈴木です。

きゅうりの漬物スティックを食べてる

④美術館のそばで、きゅうりの漬物を売ってました。買って食べました。

「幽霊子育て飴」が売ってました

⑤タクシーに乗ったら、向こう側に、奇妙な看板を見つけました。「幽霊子育て飴」という看板が。お菓子屋さんです。吉本さんが言うには、子供を産んですぐに亡くなったお母さんが、幽霊になって、子供に乳を、いや、飴を与えたんだそうです。今度、買って食べてみよう。

講演する高山文彦氏

⑥美術館のあと、「キャンパスプラザ京都」に行きました。「受刑者も市民講演集会」です。作家の高山文彦さんが「丸岡修を語る」

辻恵衆議院議員と

⑦辻恵衆議院議員と。辻さんは、「検察官を市民のコントロール下に置くために」と題し、講演。

足立正生監督(中央)と藤井さん(左)

⑧集会が終わって二次会で。足立正生監督(中央)と。左は藤井さん。

二次会で。右はレーニンさん

⑨二次会で。立って挨拶してるのは足立監督。右手前は椎野レーニンさん。

「追悼の会」で金廣志さん

⑩2月25日。「連合赤軍事件殉難者追悼の会」で挨拶する金廣志さん(元赤軍派)。

朝山実さん(中央)、植垣康博さん(右)

⑪『アフター・ザ・レッド』(角川書店)の著者・朝山実さん(中央)と。右は元・連合赤軍兵士の植垣康博さん。

「追悼の会」でピースする「赤軍派」

⑫集会が終わって二次会で。連合赤軍は赤軍派と革命左派が合体して出来たものです。でも、「赤軍派は集まれ!」と塩見孝也議長が叫ぶと、皆、集まってきます。そして、ピース!
 いいのかな。「追悼する会」でピースなんて…。「総括」「査問」に参加した人もいるでしょうに。さすがに植垣さんはピースを拒否しています。 でも、もう「査問」はされません。

「革命左派」の人たち

⑬次は、「革命左派は集まれ!」と言って、結集してました。

ブントの人たち

⑭これで連合赤軍は終わりなんですが、「ついでだから、ブントは集まれ!」と。左は戦旗派の椎野礼仁さん。右は叛旗派の親分・三上治さん。中央は関係ないけど、「お前もブントみたいなもんだから」と入れられました。光栄です。

高木尋士さんと(3/11)

⑮3月11日(日)劇団「再生」の「青春の墓標」のあと、トークをしました。右は「再生」代表・高木尋士さん。

雪の東中野

⑯雪のあさま山荘です。いや、みやま山荘です。いや、東中野です。東中野は駅ビルが出来、近くにどんどんビルが建っています。まるでピョンヤンのようです。「北朝鮮化する東中野」です。 そして、「連合赤軍化する日本」です。

【お知らせ】

  1. 4月11日(水)午後7時、一水会フォーラムホテルサンルート高田馬場。講師・伊波新之助さん(ジャーナリスト)。「ミャンマーに見る植民地支配の傷跡」。
  2. 4月24日(火)政治・社会のあり方を問う!「佐高信政治塾」の2012年(第Ⅵ期)が仙台で行われます。
     第1回は、4月24日(火)で、佐高信さんと私の対談です。「右翼と左翼の交差点」です。18時30分より。会場はハーネル仙台です。
     これ以降、月に1回ずつ、行われます。講師は、鴨桃代、照屋寛徳、長谷川公一、朴慶南…さんなどです。
  3. 4月25日(水)午後7時、池袋ジュンク堂。宮台真司さんと私のトークがあります。
  4. 5月10日(木)午後7時、一水会フォーラムホテルサンルート高田馬場。講師は若松孝二さんです。
  5. 5月13日(日)連合赤軍40年を考える集い。午後1時より、目黒区民会館。シンポジウムで、私も出ます。
  6. 6月20日(水)池袋ジュンク堂。7時半より、佐高信さんとトーク。3月からいろんな人を招いて、トーク「佐高信書店」が始まります。6月は私です。