2012/05/14 鈴木邦男

暴風雨。ヒョウまでが襲ってきた。その中を、デモをした!

①祝賀ムードでいいのかな?と…

脱原発杉並デモで挨拶 脱原発杉並デモで挨拶

こんなに浮かれていて、いいのかな。と思った。

「全ての原発が停止した!我々の勝利だ!」と皆が歓喜し、勝利祝賀集会だった。そして祝賀パレードだった。〈敵〉は手強いよ。闘いはむしろ、これからだ。と思った。

でも、そんなことを言う人はいない。「おめでとう!」「よかったね!」と皆が言う。5月6日(日)の「脱原発杉並デモ」の時だ。

まあ、気持ちは分かる。初めて「勝利」したんだし。

市民運動なんて(そして左翼も右翼も)、全て、敗北の歴史だ。負け続けだ。

その連敗の歴史の中で、初めて勝ったのだ。「ほらみろ、国民の8割は原発に反対している!」「次は全てを廃炉に!」と言っている。

5月6日(日)は午後2時集合。東高円寺の「蚕糸(さんし)の森公園」だ。昔、製糸工場があったのだろうか。

来て驚いた。少ない。

花嫁の雨宮処凛さん 花嫁の雨宮処凛さん

前の集会・デモの時は、人、人、人で公園が溢れていた。広い公園なのに、身動きが出来ない。6000人はいただろう。皆、怒りに燃えていた。原発を止めるんだ!放射能は危ない。子供を守ろう。日本を救え!…と。

このままでは日本は大変なことになる。そういう必死な気持ちがあった。危機感があった。

ところが今回は、その危機感がない。全くない。

「勝った!」「原発は全部止まった!」と無邪気に喜んでいる。そして、お祝いムードだ。

写真を見てほしい。作家の雨宮処凛さんは花嫁衣装だ。「素人の乱」の松本哉さんは紋付き・袴だ。花婿衣装だ。

別に2人で示し合わせたわけじゃない。「お祝いを表すためには何がいいか」と前日に考えて、ウェディングドレスにしたという。

(この後、2人はオープンカーに乗り込んで、沿道の人民に、にこやかに手を振った。やんごとなき人の結婚パレードのようだ)。

そうだ。どうせなら、本当に結婚したらいい。2人は独身なんだし。全ての原発が止まった。この記念すべき日に結婚する。

いいじゃないか。長く人々の記憶に残り、歴史に残る。子供が出来たら、「希望」と名付ける。「絆」君でもいいな。

②中学生の演説が一番よかった!

花婿の松本哉さん 花婿の松本哉さん

女性の方がグンと年上だが、最近は、そういうのもハヤっている。いいじゃないか。

だから私は松本哉氏に、そう言った。全人民の要望を伝えた。「年の差はあるけど、ここは脱原発のためだ。我慢して…」と説得した。

そしたら、「いや、同じ年ですよ」と松本氏。松本氏は20代後半か、30になったばかりだと思っていた。ところが「30代後半なんです」。そして雨宮さんと同い年だという。

周りの人が言う。「そんなはずはない。彼女はもっと上だ。お前は騙されているんだ!」。

騙されているんだ、はないだろう。結婚話が本当に進んでいるわけではないし。

「名前も違う」と言う人もいる。雨宮処凛さんは、作家なんだから、そりゃ、ペンネームだろうよ。

でも、年や名前を偽っているわけではない。「それに性別も違う」と言う人もいたが、皆に黙殺されていた。いくら何でも、それはないだろう。

何と、社民党の車の上です 何と、社民党の車の上です

ともかく、「花嫁・花婿」は、カメラのフラッシュを浴びていた。

私も最新鋭デジカメで撮ってたら、「あっ、仲人さんが来た!鈴木さんも入って下さい!」と言われた。

ヤダよ。それに、私は、汚いズボンに汚いブレザーだ。礼服ではないから、仲人にはならんよ。

2時に集合し、2時半から集会はスタート。3時からデモに移る。

集会では、「花嫁」「花婿」の挨拶があり、市民運動の人たちも、皆、喜びの挨拶ばっか。

ただ、中学2年の女の子が登壇して、「これから大変なのは私たちです。それに私たちには選挙権もありません。大人の失敗を私たち子供に押しつけないで下さい」。

これはよかった。この日の挨拶で、最もよかった。

黒旗やゲバラの旗もありました 黒旗やゲバラの旗もありました

そうだ。いっそ、発言者は全部、子供だけにしたらいい。「大人は選挙権があるから、あなたたちは投票して政治家を選べ。あるいは政治家になれ!それで政治を変えてみせろ。私らは選挙権がないから、こうして集会をし、デモをするんだ!」

と言ってやったらいい。演説するのは、小学生、中学生だけにする。藤波心ちゃんに司会をしてもらったらいい。脱原発の中学生アイドルだ。あっ、今年、高校生になったのか。

高校生でも、まだ選挙権はない。大人も集まってもいいが、ただ、黙って聞いている。そして、黙って、デモについていく。

あくまでも主役は子供だ。これはいい。「脱原発杉並こどもデモ」だ。画期的だ。

共産党や社民党や新左翼も、本人は聞いていて、子供を出す。子供がいなかったら、今から、作ればいい。

③卑怯な!そこまでやるのか!

水着でデモした人も… 水着でデモした人も…

そんなことを思ってる間に3時だ。デモに移る。

前回よりは少ないが、その半分の3000人はいる。なかなか進まない。公園を出るまでに40分はかかった。

そして歩き始めたら、ポツン、ポツンと雨だ。ありゃ、まずいな。

家を出る時は暑かった。集合場所の公園に来ても、半袖やTシャツの人が多い。もう、「夏が来た」ムードだ。クールビズだ。

私だけかよ。冬物のブレザーを着ちょるのは。と思った。

ところが、デモが出発する頃、ポツリ、ポツリ。そして、間もなく、ザザザー、と雨が降り出す。

ゲッ、雨かよ。傘なんて持って来てる人は、ほとんどいない。鞄に折り畳み傘を入れてる人は慌てて取り出す。

私も入れてもらったが、横なぐりの雨だから、すぐにずぶ濡れ。体の芯まで雨が入り込んでくる。そんな感じだ。靴の中も、鞄の中も、ビショ濡れだ。

そのうち、何と雹(ひょう)まで降ってくる。大きい。それが顔や首や背中を直撃する。

雨が上がった後。この後、又大雨でした 雨が上がった後。この後、又大雨でした

「アイタタ!」「痛い!」と叫び声がする。

携帯でニュースを見てた人が、「栃木では竜巻が出てるそうですよ」と言う。

「チクショウ、卑怯な!ここまでやるのか!」と叫んでる人がいる。我々のデモを潰す為に、〈敵〉は大雨を降らせ、雹まで降らせている。許せない!と言うのだ。

でも、〈敵〉って誰だ。原発推進派か。政府か。原発おかかえの文化人どもか。

まあ、〈敵〉は分かるけど、彼らが大雨を降らせ、雹を降らせているわけではない。「いや、そこまでやる奴らだ」と言う。

ともかく、大変なデモだった。私は今まで500回近く、デモに出てる。デモが荒れて、機動隊と乱闘になり、捕まったことは何回もある。でも、それは覚悟の上の、過激デモだ。人災だ。

ところが、こんな形で、大雨と雹に襲われたデモは初めてだ。「天災デモ」だ。

「ツレがウヨになりまして。」 「ツレがウヨになりまして。」

シュプレヒコールも、「全ての原発を廃炉にしろ!」「再稼働反対!」「電力は足りてるぞ!」だったのが、段々と変わってきた。「大雨反対!」「雹をやめろ!」「天候をいじるな!」と。

大雨の余りの激しさに、商店に入り込む人も続出。軒先で雨を避けている。私もそうしようかと思った。

いや、「脱走」して家に帰ろうか。このままズブ濡れのデモが2時間も続いたら、カゼをひく。体のひ弱な私ならば、必ずカゼをひく。そして肺炎になる。そして、死んじゃう。

ヤベー!こんなところで命を落としたくないよ。帰ろう。家に帰ろう。と思った。

でも、脱北する勇気がなかった。「あっ、鈴木が脱走しました!」「卑怯な奴です!」とツイッターされるだろう。周りの人たちに。逃げ出すところを写メされて、全国民に流されるかもしれない。

そう思うと、脱走できないんですよ。そして、最後まで歩き通しました。

④社民党の車の上で私も吼えました

福島みずほさん、市来とも子さんと 福島みずほさん、市来とも子さんと

高円寺の駅前で解散。でも、駅前で、大演説会がある。車が2台、デンと止まっている。シートで隠しているが、社民党と共産党の車らしい。

「マイクが大きいから」という理由で社民党の車の上でやる。

福島みずほさんも来ていて、演説する。共産党の区議も演説する。元中核派だった新左翼の区議も挨拶する。それに、「みんなの党」の人たちも。こんなこと、ちょっとないよ。

そのうち私も指名されて挨拶した。お祭り騒ぎで盛り上がっていてはダメだ。これからが真の闘いだ…と。

だって、連日のように新聞、テレビを含めて、「このままでは日本は危ない」「電力が足りない」「夏が乗り切れないぞ」と言っている。「せっかくの原発技術をこのまま、凍結するのか。勿体ない」「このままでは大企業は皆、海外に逃げてゆくぞ!」「日本の経済が持たない」「だから原発再稼働だ!」と。

あらゆるメディアを動員して、〈思想戦争〉を仕掛けてきている。そして国民も不安になってきている。

「やっぱり、原発を再稼働した方がいいんじゃないの」「絶対に安全だと分かったところだけでも動かしましょうよ」…と。

私などは産経新聞を取っているから、そうした〈敵〉の思想戦、洗脳をひしひしと感じる。

『アエラ』(5/14号) 『アエラ』(5/14号)

喉元過ぎれば熱さを忘れるだ。国民は忘れっぽい。「原発事故で死者は出なかったじゃないの。福島はダメだけど、津波のないとこは大丈夫よ」「厳重なストレステストをして、安全を確認されたところから再稼働してもらおう」…と、なる。

だから、闘いはこれからだ。むしろ、本当の闘いはこれからなんだよ。浮かれている時か!と私は絶叫しました。

「浮かれるな!」「油断するな!」という警告を込めた大雨だったんだ!雹だったんだ!と私は言いました。

終わって、社民党の福島党首と、がっちりと握手。共産党の区議団とも握手。新左翼の区議団とも握手。全ての党派を超えて、脱原発ですよ。

福島さんには言いました。「この前、4月24日(火)、宮城県の社民党主催で、佐高信さんと対談をしてきました。お世話になりました」と。

社民党には、いつもお世話になっています。共産党の原田さんとはロフトでトークしたし、お世話になってます。新左翼の人にもお世話になってます。

小熊英二さんとお子さま 小熊英二さんとお子さま

この後、ロフトの平野店長や雨宮さん、小熊英二さんなどを含め、近くの店で打ち上げ。

行ったら、1階も2階も全て、デモ帰りの人たちでした。やあ、やあと皆、挨拶をしている。

1階の客に、「おい鈴木、我々アナキストも頑張ってるんだ。馬鹿にするなよ」と言われた。「すみません」とすぐに謝った。でも、馬鹿にしてないよな。「私だって、アナキストだ!」といつも言ってるんだし。

まあ、右も左も、アナキストも、みんなごった煮で、飲みまくりました。大雨で全身、ビショ濡れ。体は冷え切っていましたが、心は熱く燃えちょりました。そして、高円寺の夜は更けて行ったのであります。

家に帰って、すぐ風呂に入って、寝ました。カゼ薬も飲んで。もしかして、夜中に熱が出て、肺炎になったら、どうしよう、と思ってましたが、グッスリ寝てました。朝はスッキリ目覚めました。

今年は4月に北朝鮮に行くという大きなミッションがあったので、体を鍛えておいたのがよかったんですね。行く前に、骨法整体で腰痛を治してもらいましたし。

又、春スキーに行くのも我慢して、スポーツ会館でトレーニングしました。それで無事、ミッションを果たせたんですわ。

そして5月末には又、新たなミッションがあるようです。体調を整えておかなくっちゃ。

【だいありー】

根津公子さんと対談しました 根津公子さんと対談しました
  1. 5月7日(月)午前中、原稿。午後、図書館。4時、喫茶「ミヤマ」の会議室。『紙の爆弾』の対談。根津公子さんと対談。「反・君が代」のジャンヌ・ダルクといわれる人だ。

中学校の家庭科の元教諭。日の丸、君が代、従軍慰安婦、ジェンダー・フリー教育などで東京都教育委員会と対立し、10回以上の懲戒処分を受けている。減給、停職処分を何度も受け、停職3ヶ月、停職6ヶ月もある。不屈の闘士だ。

しかし、「君が代不起立」だけで停職6ヶ月は酷すぎる。その闘志はどこから来るのか。じつくりと聞きました。とても私には出来ないです。闘いの経歴だけを聞くと、とても強くて、恐いひとのようですが、実際は、とても穏やかな、優しい人でした。子供に間違ったことを教えてはならない。そのためには、どんな処分を受けても…と、教育に燃える先生でした。

根津さんは、仕事があって6時に帰られましたが、そのあと、「土風炉」でスタッフの皆で飲みました。

本間龍さんと。文化放送で 本間龍さんと。文化放送で
  1. 5月8日(火)午前中、原稿。午後、取材。夜8時、「ユナイス代官山」。脱原発の「ろっくの会」に出る。お洒落なお店だ。松田美由紀さんと岩上安身さんが司会。私も話しました。孫崎享さん、岩井俊二さん(映画監督)、橋本勉さん(衆議院議員・民主党)、鈴木宣弘さん(東京大学大学院教授)、安田美絵さん(プロジェクト99%)などに会い、お話ししました。
     私が北朝鮮に行ってる時は、文化放送に孫崎さんが代わりに出てくれました。ありがとうございました。安田さんは、以前、文化放送に出てくれて、食料におけるTPP問題について話してくれました。反TPPバッジを付けられました。
     帰りに、あっ!代官山といえば「山羊に聞く?」があったなと思い出して、寄ってみたら、桃江メロンさんがいました。そこでしばらくお話しして帰りました。又、ここで、私のトークをやることになりそうです。
  2. 5月9日(水)午前中、打ち合わせ。午後3時、文化放送。今日のテーマは、
中沢新一さんと 中沢新一さんと
〈泊原発停止。原発再稼働を改めて考える〉

5月6日(日)の大雨デモの話などをしました。又、政府の需給検証委員会の予測、さらに滋賀県の嘉田由紀子知事の「関電が踏ん張ればもっと下げられる」との主張。などを紹介し関西電力の話もした。関西電力は実は休眠中の火力発電施設を持っている。電力不足が言われながら、なぜ動かさないのか。「足りないから原発再稼働しかない」という世論を作るためではないのか。

又、東京電力は、次期社長に広瀬直己常務(59)を昇格させる人事を正式に内定した。原発再稼働には、「福島の検証に正面から取り組み、理解を得たい」と言っている。理解を得て、再稼働したいと積極的だ。

「編集長は見た!」のコーナーは、久しぶりに月刊『ムー』の三上丈晴編集長。今月の特集は、

〈推定身長16メートル!!巨人の指が見つかった?〉
〈「古事記」大予言2012〉
〈人口が激減し、巨大地震も発生か? 緊急警告!東京スカイツリーの風水〉
〈人体冷凍保存の最前線〉

「そのあと、Wコロンの謎かけ。Ust延長戦。来週の打ち合わせ。今日は大雨が来るというので、急いで家に帰りました。

藤井さんの歓迎会で 藤井さんの歓迎会で
  1. 5月10日(木)今日、文化放送のスタッフはスカイツリーに行く。開業前のマスコミへのお披露目だ。私も行きたかったが、学校だ。残念です。悔しいです。
     昼、取材。3時、河合塾コスモ。現代文要約。5時、読書ゼミ。今週は、武田知弘『教科書には載っていない! 戦前の日本』(彩図社)を読みました。なかなか面白かったです。帯の文章もいいですね。
〈いまから70年ほど前、日本はまるで違う国だった。街では「売春」が大っぴらに行われ、薬局では「モルヒネ」や「覚醒剤」まで手に入る。公立の中学から入試があって、大卒サラリーマンは独身女性の羨望の的。すでに電気も通っており、家電製品は夢の商品だった。不思議で新しく、でも懐かしい。そんな戦前の日本を覗いてみませんか〉
主席、総書記の銅像の前で 主席、総書記の銅像の前で

「読書ゼミ」の後は生徒と食事会だが、私は中座して高田馬場へ。一水会フォーラムに、ちょっと遅れて出席。ホテルサンルート高田馬場。映画「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」の監督・若松孝二さんが講師。「なぜ三島由紀夫をテーマにしたのか?」。超満員で、入れない人が廊下で聞いていた。撮影現場のメーキングビデオを流し、そのあと若松さんの話。第65回カンヌ国際映画祭に正式招待されて、5月末に監督はカンヌに行く。そして6月2日から日本で上映。大反響を呼ぶだろう。

又、この日、映画についての本が出来た。映画パンフレットというには豪華すぎるし、厚すぎる。凄い本だ。128ページあって、千円だ。安い。菅孝行、田原総一朗、佐藤信、森達也、松本健一さんなどが書き、若松監督の長時間インタビューもある。森達也さんと私の対談も入っている。資料も凄いし、これは歴史に残る本だ。映画と共に、この本も残るだろう。活発な質問も出ました。

そのあと、近くの居酒屋で二次会。若松さんは最後まで付き合ってくれました。ありがとうございました。

ピョンヤンのジェットコースターです ピョンヤンのジェットコースターです
  1. 5月11日(金)午前中、原稿。午後、対談。夜、柔道。久しぶりです。北朝鮮から帰ってきて初めてです。やはり、体を動かすのはいいですね。でも、ぶん投げられて、ヘトヘトです。体も痛い。もっと強くなりたい。
  2. 5月12日(土)午後2時の新幹線で名古屋へ。丹生会の第9回会合に呼ばれる。「今、日本人に伝えておきたいこと」と題し、講演する。丹生会というと右翼っぽい名前だが、普通のサラリーマンなどの勉強会だ。丹生会名誉会長は、武田邦彦先生(中部大学教授)だ。岩井さんや、知り合いの人たちも来てくれた。武田先生とも、いろいろとお話をしました。ても勉強になりました。凄い先生だと改めて思いました。
     終わって、懇親会。楽しかったです。最終の新幹線で帰りました。
  3. 5月13日(日)午後1時より6時まで。目黒区民センター。連合赤軍40年を考える集い。シンポジウムのゲストは、森達也さん、雨宮処凛さん、山本直樹さん、植垣康博さん、青砥幹夫さん、雪野建作さん、前沢虎義さん、塩見孝也さん、三上治さん、田原牧さん、大津卓滋さん、ウダタカキさん、小林哲夫さん、赤岩友香さんなどでした。4部構成で、司会は金廣志さんと椎野礼仁さん。内容の充実した集会でした。
     終わって、近くの居酒屋で二次会をやりました。私も出ました。超満員でした。マスコミの取材も沢山来てました。

【写真説明】

脱原発杉並デモで挨拶

①5月6日(日)「脱原発杉並デモ」です。解散地点の高円寺駅前で演説会をやりました。私も話しました。

何と、社民党の車の上です

②垂れ幕で隠してますが、下に見えますね。実は、社民党の車です。社民党の車の上で演説したなんて、生まれて初めてです。感激しました。ありがとうございました。次は共産党の車の上で喋りたいです。

福島みずほさん、市来とも子さんと

③社民党の福島みずほさんと。右は、杉並区議の市来とも子さんです。

花嫁の雨宮処凛さん

④花嫁姿でハシャぐ、雨宮処凛さんです。

花婿の松本哉さん

⑤花婿姿でハシャぐ、松本哉さんです。

雨が上がった後。この後、又大雨でした

⑥瞬間、雨が上がった時ですね。この直後、又、大雨、そして雹が。

黒旗やゲバラの旗もありました

⑦黒旗や日大全共闘や、ゲバラの旗などもありました。

小熊英二さんとお子さま

⑧小熊英二さんと。お子さんと。お子さんは、このあと、サングラスをかけて踊ってました。とても元気で、リズム感のある子供です。

水着でデモした人も…

⑨水着でデモをしてた美女もいました。偉いですね。立派です。

本間龍さんと。文化放送で

⑩元受刑者、今、作家の本間龍さんと。5月2日(水)、文化放送で。両端は、寺ちゃんと貞包アナウンサー。

中沢新一さんと

⑪中沢新一さんと。4月27日(金)。月刊『創』の対談で。

藤井さんの歓迎会で

⑫藤井正美さん(左から2人目)歓迎会です。5月2日(水)の夜。高田馬場の「土風炉」です。レーニンさんや、演歌歌手や、学生などがいます。

根津公子さんと対談しました

⑬根津公子さんと対談しました。5月7日(月)です。

主席、総書記の銅像の前で

⑭4月に北朝鮮に行った時です。馬に乗っている金日成主席、金正日総書記の銅像の前で。

ピョンヤンのジェットコースターです

⑮ピョンヤン市内のジェットコースターです。市内には5つほど、大きな遊園地があります。ジェットコースターや、上から落下傘のように降りてくるものとか、いろんな「絶叫マシーン」があります。あんなにスリリングな国で、さらにスリルを求めるのかと思いましたが、いつも満員です。「スリリングな国」だとは思ってないのでしょう。実際、治安は世界一いいですし。
 金正恩第一書記は遊園地を視察し、地面に亀裂が入っていたり、雑草が生えていたのを見つけて、叱責したそうです。人民が楽しく遊ぶところが荒れているのに心を痛めないのは活動家の資格がないと。そして兵隊を投入して、直させたそうです。 遊園地はそれだけ大事な所なんです。

『アエラ』(5/14号)

⑯『アエラ』(5月14日号)です。小林哲夫『高校紛争』の書評を書きました。とてもいい本で、教えられました。

「ツレがウヨになりまして。」

⑰「笑の内閣」の第15回公演です。「ツレがウヨになりまして」。いいチラシですね。5月26日(土)13時の回を見て、そのあと、私は監督とトークをします。
(本物の右翼もアフタートークにやってくる!)と下に書かれています。
 京都大学吉田寮食堂です。5月26日(土)から28日(月)まで上演。私は、初日に行きます。

【お知らせ】

  1. 北朝鮮に行った時の動画をupしています。なかなか貴重な映像もあります。同行した北朝鮮のカメラマンが撮ってくれました。

  1. 『紙の爆弾』(6月号)が発売中です。連載「ニッポン越境問答」では、今月は、金子紫さん(竹中英太郎記念館館長)と対談しました。
     紫さんは、竹中労さんの妹さんです。そして労さん、紫さんのお父さんが画家・竹中英太郎です。「家族から見た竹中労」の話を詳しく聞きました。歌手・天童よしみの名付け親が竹中労さんだと聞いて驚きました。デビュー曲「風が吹く」を労さんが作詞しています。(先日、カラオケに行ったら、ありました!)。
     天童よしみさんは労さんを尊敬し、亡くなったあと、お墓参りに来て、そこで歌ってくれたそうです。いつか、天童よしみさんにも話を聞きたいですね。
  2. 5月15日(火)岐阜の大夢祭。私も参加します。
  3. 5月16日(水)午後7時から、渋谷のアップリンクファクトリーで映画「ベオグラード1999」。「田中さんはラジオ体操をしない」上映。夜9時半から、田中哲朗さん、金子遊監督と私のトークがあります。
     「ベオグラード1999」は一水会が、かつて、過激な運動をやっていた頃の記録です。世界にも出ていって闘ってます。貴重な映画です。
     又、「田中さんはラジオ体操をしない」も、凄い映画です。沖電気では、毎朝、社員にラジオ体操を強制している。田中哲朗さんは、それに反対したら、転勤を命じられ、拒否したら、クビになった。それに抗議するため25年間、毎日、沖電気に行って、門前で抗議。さらに、家ではギター教室をやって生活をする。よくも25年間、やれたものだと思う。不屈の闘志だ。君が代を歌わないで、処分され続け、ずっと闘ってきた根津公子さんのようだ。そしたら、根津さんのことも、この映画に少し出てきた。
     当日は、アップリンクファクトリーに根津さんも来てくれるそうだ。こんな不屈の人、強い人を前にして、私のような弱い人間が、ちゃんと話せるのかどうか、不安です。怖いです。でも、頑張ってトークします。
  4. 5月26日(土)1時から、京都大学の吉田寮食堂「笑の内閣」の公演。そのあとのトークに私も出ます。
     この公演のチラシが送られてきました。いいですね!驚きました。特に、「国よりも、私を愛して!」がいいですね。これからは、夫婦間、恋人間のこんな闘いが多くなるでしょう。
  5. 5月27日(日)午前10時より、新宿k’s cinemaで、「孤独なツバメたち=デカセギの子どもに生まれて=」(監督、津村公博、中村真夕)の上映があります。
     上映後、11時半より、監督と私のトークがあります。日本、ブラジル、2つの故郷の間で揺れ動く日系ブラジル人の若者の知られざる青春を追った衝撃のド キュメントです。ぜひ見て下さい。映画は、5月26日(土)より、公開です。6月15日まで。朝10時からのモーニングショーです。
  6. 5月30日(水)7時半、ロフトプラスワン。『ネットと愛国』(講談社)の著者・安田浩一さんの出版記念トークです。青木理さん、そして私も出ます。
  7. 6月2日(土)午後2時。「マガ9学校」。新宿カタログハウス本社で。山本譲司さん(元衆議院議員。『獄窓記』著者)と私が対談します。
     山本さんは最近、『覚醒』(上・下 光文社)という小説も出しました。
    〈ベストセラー『獄窓記』『累犯障害者』の著者が初めての小説で、書けなかったことのすべてを描く〉。
     これも、ぜひ読んでみて下さい。
  1. 6月10日(日)午後2時より。西宮で鈴木邦男ゼミ。Caféインティライミ(阪神・西宮駅すぐ)。今回のゲストは、田原総一朗さんです。
    〈25年を迎えた朝日新聞阪神支局襲撃事件の真相と意味=今、言論の自由と暴力の問題を考える=〉
     お問い合わせ・お申し込みは、事務局へ。Tel 0798(49)5302へ。
  2. 6月15日(金)午後7時。ホテルサンルート高田馬場一水会フォーラム。講師は辻井喬さん(詩人・作家)です。
  3. 6月20日(水)池袋ジュンク堂。7時半より、佐高信さんとトーク。3月からいろんな人を招いて、トーク「佐高信書店」が始まってます。6月は私です。
  4. 8月4日(土)午後1時、阿佐ヶ谷ロフト。「大生誕祭」をやるそうです。私の。