2012/09/17 鈴木邦男

40年を迎えた一水会。400号を迎えた「レコンキスタ」

①そして、一水会フォーラムは500回だ

一水会結成40周年大会(9/14) 一水会結成40周年大会で挨拶する木村三浩代表(9/14)

今年は一水会結成40周年だ。そして一水会の機関紙「レコンキスタ(失地回復)」が400号になる。一水会フォーラムは開催500回だ。よく続いてきたものだと思う。

多くの人たちに支えられて続いてきた。40周年大会は9月14日(金)、盛大に開かれ、多くの人々が駆けつけてくれた。その詳細は次週に報告する。

今回は一水会発足当時のことを書こう。

元々、一水会というのは勉強会の名前だった。「一水会例会」だ。それが、「一水会勉強会」「一水会現代講座」と名前を変え、今の「一水会フォーラム」になった。「一水会例会」から数えて500回目だ。

1970年(昭和45年)11月25日の三島事件に衝撃を受け、昔の民族派学生運動の仲間たちが再度集まってきた。

この頃は、ほとんどの人は運動をやめて、サラリーマンになったり、故郷に帰ったり、大学院に行ったりしていた。

一水会結成40周年大会で挨拶しました(9/14) 結成当時のメンバーを紹介する世話人代表の犬塚博英氏(9/14)

三島事件以降、「何かしなくては」と思っていた。三島由紀夫、森田必勝両氏が自決し、衝撃を受けた。

だが、どうやって精神を継いでいけばいいのか。何をしたらいいのか、分からなかった。

集まっては酒を飲み、ただ、議論していた。一水会が出来たのは、この1年半後だ。1972年5月に、第1回の一水会例会をやっている。

まだ、〈運動体〉ではない。サラリーマンがほとんどだ。マスコミ、ミニコミ関係の人が多かったので、「マスコミ研究会」も作り、仕事に少しでも役に立つ集まりにしようとした。

つまり、3年ほどは、「一水会」と、「マスコミ研究会」の2つが並行して進んでいった。

サラリーマンの「アフター5」の、いわば、「サークル活動」だったのだ。一水会は。

この時は、右翼団体を作ろうなどと思ってない。私も、産経新聞に勤めていた。第一水曜に勉強会をする、という「一水会」も別に右翼的な名前ではない。

それが、「運動体」になったのは、1974年から75年にかけてだ。

74年に私が、防衛庁に突っ込み、逮捕された、産経新聞をクビになる。その後、一水会専従のようになる。そして、1975年8月に、一水会の機関紙「レコンキスタ」を創刊する。

これで、〈運動体〉として一水会がスタートした時だ。三島事件から5年目だ。長い準備期間を経て、スタートした。

この長い「準備期間」がよかったのかもしれない。それだからこそ、40年間、やってこれたのだろう。

一水会が出来た1972年は連合赤軍事件があった。1974年は連続企業爆破〈狼〉の事件があった。

これを取材して書いた私の『腹腹時計と〈狼〉』(三一新書)は、かなり騒がれた。「右翼が左翼過激派を評価し、支持した」と言われた。「左右接近」とも言われた。

そんな中で、「レコンキスタ」も創刊された。又、野村秋介さんが出所してきた。河野一郎邸焼き討ち事件で千葉刑務所に12年服役していたのだ。

そして、山形県米沢市で市会議員をしていた鳥海茂太さんも加わり、「新しい日本を創る青年集会」運動を起こす。野村さん、鳥海さんが中心になり、私らが参加した。

その中で、一水会にも若い人たちが入り、一気に〈運動体〉として成長した。

②34年前から反原発だった!

34年前から反原発の街宣をやっていた 34年前から反原発の街宣をやっていた

今、手元に、「レコンキスタ」の400号がある。記念すべき400号だ。9月1日に出ている。

1面に、「写真で見る一水会四十年の歩み」が出ている。懐かしい写真だ。

その中で、アッ!と思った写真がある。「反原発」運動の写真だ。

一水会の街宣車に大きな横断幕が張られている。「反原発に立ち上がろう!」と書かれている。「昭和53年」と書かれている。1978年だ。34年前だ!

「一水会は、かなり前から反原発で闘っていた」と、私は、いろんなところで発言してきた。

でも、20年前だったか、30年前だったか。それは確かではない。

しかし、ちゃんと、こうして〈証拠〉が残されていた。やはり、昔からやってきたのだ。それも34年も前だ。

福島県の浪江で反原発の合宿もやった。高木仁三郎さんを呼んで勉強会もやった。先駆的な闘いだったと思う。

ところが、右翼仲間からは猛バッシングだった。「左翼かぶれだ」「原発は日本に必要だ」「将来、核武装するためにも、なくてはならない」…と。我々は完全に孤立していた。でも、やった。

そして今は、「右から考える脱原発デモ」に見るように、右翼・保守でも脱原発は多い。

去年の福島原発事故以来、日本の国土を汚し、住めないようにしている。これは許せない、と反対の声が出始めた。小林よしのり、西尾幹二、竹田恒泰さんなどの発言も大きな影響を与えている。

そして、一水会では、34年も前から反原発の運動をやってきたのだ。そして、「新しい日本を創る青年集会」の合宿でも取り上げ、街宣車で演説し、抗議運動をしてきた。

「レコンキスタ」創刊号(1975年8月号) 「レコンキスタ」創刊号(1975年8月号)

この「400号」には、「レコンキスタ」創刊号の写真も出ている。1975年8月号だ。

1面は、「保守の拠点か、変革の原基か=氾濫する〈天皇論〉に何を見るか」。

かたい論文だ。かなり気負っている。私が書いている。

当時は、こういうかたい論文も書いていたのだ。今じゃ、ちょっと書けない。今までの右翼・保守とは違う、新しい地平を切り拓くのだ、という気負いがあったようだ。

その「レコンキスタ」も、今月号で400号だ。縮刷版も2冊発行されている。以前は小さなタブロイド版だが、今は大きなブランケット版だ。

特に、10年前に木村三浩氏が代表になってからの活躍・飛躍は目覚ましい。

日本だけでなく、世界に雄飛している。そして、日本で、世界の愛国者を集めた、「世界愛国者大会」を一昨年、開催している。

フランスの国民戦線のルペン党首も来たし、皆で、靖国神社に参拝し、大きなニュースになった。「愛国者インター」とも言われた。

この時は、ヨーロッパの愛国者が多かった。これからは、アジア、アフリカ、南米…と、拡げてゆくようだ。あるいは、近いが、アジアが1番、大変かもしれない。

官邸前抗議デモで(9/7) 官邸前抗議デモで(9/7)

だって、世界の紛争、戦争は、まず、その国内の「愛国者」が騒ぎ、世論を煽動し、政府を突き上げて、起こす。

だったら、各々の国の愛国者同士が集まり、そこで激論を交わし、問題点を浮き彫りにしたらいい。

それで、誤解も解け、大きな争いになるのを止められるかもしれない。

あるいは万が一、〈戦争〉が避けられないとするならば、愛国者同士が闘い、それによって、国家対国家の「全面戦争」を避けるということも出来るかもしれない。

これからは、ナショナリズムの時代だ。その「光と影」を背負った、先頭に立つ人間同士が談判し、あるいは戦う。

それによって戦争の空しさを教えることも出来るかもしれない。

③「もうダメだ!」と思った時が何度もあった

ニャンコもデモに参加 ニャンコもデモに参加

一水会40年の歴史は平坦なものではなかった。何度か、もうダメだ、と思ったことがある。

特に大きかったのは赤報隊事件と、見沢氏によるスパイ粛清事件だった。これは私の『新右翼』(彩流社)を始め、何度も書いている。

ともかく大変な時だった。権力の弾圧はあったし、又、仲間もどんどん辞めてゆく。右翼の人からの猛バッシングもある。今考えても、よく耐えてきたものだと思う。

そうだ、他にもまだまだあったな。『新雑誌X』事件やら何やら。今なら、もっとうまい対応があったかもしれない。反省すべきことが多い。

あの頃は、潰れて当然だと思った。でも何とかやってこれた。決して私たちだけの力ではない。多くの人たちに支えられて出来たことだと思う。

最近、17年前の一水会を取材したDVDを見た。おう、皆、頑張っているなあ、と思った。懐かしかったし、感動的だった。

杉田かおるさん(中央)、松田美由紀さん(右)と(9/9) 杉田かおるさん(中央)、松田美由紀さん(右)と(9/9)

今、『ニッポンの嘘=報道写真家・福島菊次郎90才』という映画が上映されている。

90才の福島さんは、もう伝説的な人だ。この映画を撮った監督はまだ40前の若い人だ。長谷川三郎さんという。

銀座シネパトスで、この監督とトークをした。私が、「これは素晴らしい映画だ。全国民に見てほしい」とツイッターで呟いたら、映画会社の人から連絡があって、「ぜひ、監督と対談して下さい」と言われたのだ。

その時、長谷川監督は、「私が映画監督になるスタートは、一水会の若者を撮ったドキュメンタリーです」と言っていた。

驚いた。それも在日の青年で、その青年を取材する過程で、在日のこと、民族主義のこと、愛国心のことを考えたという。

又、考えの違う人たちとも積極的に話し合って行かなくてはダメだ。と思うようになったという。

『ニッポンの嘘』のパンフに載ってる長谷川監督のプロフィールにも、そのことが書かれている。

〈1996年ドキュメンタリージャパン参加。「TIME OF LIFE・青春〜右翼青年22歳へ」の演出でデビュー〉
小林武史さんと 小林武史さんと

以降、NHKや民放を舞台にディレクターとして活躍。「ザ・スクープ〜1999 釜ヶ崎、無情」「真剣10代しゃべり場」「課外授業ようこそ先輩」などを演出している。

憲法24条や、ゲバラを取り上げたドキュメンタリーもある。ヒット作、いい作品を多数手がけている。

その原点になったのが、「右翼青年22才」だという。

「そういえば…」と私も、かすかに記憶がある。じゃ、見せて下さいよと頼み、無理を言って探してもらい見た。

完全に忘れていた。しかし、懐かしいDVDだ。17年前当時、いろんな青年が一水会に入ってきた。

左翼運動から入ってきた見沢知廉のような青年もいたし、専門学校生で一水会を取材に来て、そのまま活動家になった青年もいた。宗教活動に飽きたらずに入ってきた人もいた。

④一水会に入った、在日の青年のドキュメンタリー

愛ちゃん(中央)、心ちゃん(右)と 愛ちゃん(中央)、心ちゃん(右)と

その中に、1人の22才の在日の青年がいた。その青年がなぜ一水会に入ってきたのか。何をやりたかったのか。それを追っていく。

そして、「初めての街宣デビュー」をするまでを追う。

右翼運動の場合、「街宣」は大事だ。駅前で車を止めて、人々に訴える。そこで新聞や本を売る。又、街宣車を使って、走りながらの「流し街宣」をやる。さらに抗議行動をする。

在日の青年は、「思い」だけはあるが、どう行動に移していいか分からない。

その彼を、一水会の先輩たちが指導する。懇切丁寧に説明している。どう街宣するか。どう訴えるか…と。まるで、「初めてのおつかい」みたいだ。

又、彼は在日ゆえの悩みもある。不当な差別も受けた。それゆえに、民族主義について真剣に考えた。

監督に対しても、問いかける。在日のこと。愛国心のこと。映画の中でも、「その点、長谷川さんはどう考えますか」と監督に問い返す。

その中で監督も、考え、悩み、じっくりと話し合う。これは、実にいいドキュメンタリーだ。

「まぶしいですね」と、一緒に見ていた人が言っていた。一途で、ひたむきな青年の表情が、言葉が、まぶしいのだ。

津田大介さんと 津田大介さんと

これは貴重だと思った。今はネット右翼の排外主義が注目されている。いや、日本全体がネット右翼化している。排外主義になっている。

17年前の在日の青年の問いかけは、これらとは全く違う。

これは、長谷川監督のデビュー作となった。この在日青年に出会い、話し合うことで、その後の監督活動もあるという。

又、今、『ニッポンの嘘』を撮る動機付けにもなったという。「開かれた民族主義」というテーマは、一水会の活動の原点にもなっていると思った。

今、一水会は40年を迎え、世界に羽ばたいている。木村三浩代表をはじめとした人々の活躍の賜物だ。そうした開かれた、国際的な運動のスタートになったのだろう。

一水会は失敗もした。試行錯誤の連続だった。しかし、こうした「開かれた姿勢」に向かって、努力してきた。それはあったと思う。

そんなことを、このドキュメンタリーから教えられた。長谷川監督とは、又、ゆっくりと話し合ってみたい。

又、9月14日(金)に行われた一水会40年大会については、次週に、詳しく報告したい。

【だいありー】

ねづっちさん(中央)、貞包アナと(9/10) ねづっちさん(中央)、貞包アナと(9/10)
  1. 9月10日(月)午前中、原稿。図書館。7時、新宿ハイジア地下1FのV1に行く。「ねづっち(Wコロン)のイロイロしてみる60分!」。
     いやー、面白かったですね。ねづっちさんは天才ですね。よく頭が回ります。ただただ、感心してました。文化放送の貞包みゆきアナウンサーも見に来ていたので、他の編集者と一緒に、終わって皆で、飲みました。
  1. 9月11日(火)午前中、原稿。午後3時、新聞の取材。夜、講道館。久しぶりです。体を動かすと、調子いいですね。闘って、体を鍛えておかなくては…。
     今、三浦綾子の『旧約聖書入門』を再読している。帰りの電車の中で読み終わった。家に帰ったら、地方の人から電話。「教会で、講演してくれませんか?」。「エッ、今、旧約聖書入門を読み終わったばかりですよ」と言っちゃった
見沢知廉氏のお墓参り(9/7) 見沢知廉氏のお墓参り(9/7)

私としては初めてだ。嬉しい。キリスト教の教会で、「聖書」の話をしますよ。詳細が分かったらお知らせします。

  1. 9月12日(水)午前中、雑誌の打ち合わせ。午後3時、文化放送。今日のテーマは、
〈候補者乱立。自民党総裁選と民主党代表選の行方〉

自民党は石原伸晃氏が谷垣氏を追い落とす形での出馬となった。「平成の明智光秀」とも言われている。

そこまで言うことはないだろう。でも、谷垣氏は(野党時代)の自民党を必死に支え、分裂しないで、民主を追い詰めた。頑張ってきたんじゃないか。と思う。ちょっと納得がいかない。

見沢氏のお母さんと 見沢氏のお母さんと

民主党は朝日新聞の世論調査では、「4人の候補者の中の誰がいいか?」という問いに、1番多かったのは、「この中にはいない」。46%だったという。じゃ、民主の代表は、いらないんだ。そうなる。どうも、シラける。

「編集長は見た!」のコーナーは、月刊『文芸春秋』の島田真編集長。総力特集は、

〈戦後政治65年を総点検する
「国会改革」憂国の決起宣言〉
〈韓国、中国「領土紛争」の深層〉
〈保存版・人生を変えた伝説の名授業30〉
お墓参りの皆と お墓参りの皆と

どれも、内容の濃い特集だ。それに、いろんな分野の人の、いろんな角度からの意見が載っていて、勉強になった。「文芸春秋」は、実に、読み甲斐がある。

又、「独占手記。元自衛官、尖閣に日の丸を掲げるの記」

これもよった。凄い人がいるものだと感動した。

「伝説の名授業30」の中では、

〈夏目漱石先生は「英単語は語源から理解せよ」と教えた〉
〈石川啄木は子どもたちにストライキ節を歌わせてクビになった!〉
見沢氏の「元書生」と 見沢氏の「元書生」と
〈東大特別名誉教授・小柴昌俊。正解のないテスト〉

ともかく、内容が豊富です。読んでみて下さい。
 終わって、大久保のスポーツ会館に行ってトレーニング。ここは昔から通っている。合気道、サンボもここで習った。ところが今月一杯で閉館だ。残念だ。

  1. 9月13日(木)午前11時、「ミヤマ」会議室。『紙の爆弾』の対談。亡くなった見沢知廉氏のストーカーをやっていた女性だ。とても面白い話が聞けました。その次は、見沢氏の「書生」をやってた人に話を聞きたいですね。
     それから、河合塾コスモ。午後2時、「現代文要約」。午後3時、「読書ゼミ」。今日は、孫崎享さんの『戦後史の正体』(創元社)を皆で読み、話し合いました。終わって、生徒たちと食事会。
あゆみちやんのお見舞い あゆみちやんのお見舞い
  1. 9月14日(金)午前中、原稿。午後、図書館。今日は、一水会40周年大会だ。6時半開始だが、雑誌の取材があるので、5時半に行く。アルカディア市ヶ谷だ。取材のあと、大会へ。

全国から多くの人たちがお祝いに駆けつけてくれた。懐かしい人も多い。政治家、文化人の人も多い。本当にありがたいです。もう40年も経ったのかと、感慨深いです。「開会の挨拶」をやりました。

そのあと、全国の仲間たちと二次会へ。遅くまで飲み、語り合いました。

  1. 9月15日(土)午前中、原稿。午後2時、「マガ9学校」に行く。講師は河野太郎さんで、脱原発の話。なかなか、いい話でした。二次会に行きたかったけど、6時から同窓会があるので、失礼しました。東天紅上野本店で、「東北学院榴ヶ岡校校同窓会東京支部総会懇親会」。
靱帯の手術痕 靱帯の手術痕

昔の仲間たちと、高校時代の思い出を語り合いました。「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦さんは私の16年、後輩です。仙台での同窓会では、二度会ったけど、こっちの東京懇親会には来てなかった。残念です。皆に、「今月の朝日、見たよ」と言われました。尖閣についてコメントをしたのが載ったようです。帰りに新聞を買いました。

  1. 9月16日(日)午前中、原稿。午後2時、「座・高円寺」に行く。月蝕歌劇団の公演を見る。団鬼六原作・高取英脚本・演出。「花と蛇」。妖艶な舞台で、よかったですね。主演の三坂知絵子さんは体当たりの熱演でした。
     終わって、高取さん、三坂さんとお話ししました。

【写真説明】

一水会結成40周年大会(9/14)

①一水会結成40周年大会。盛大に開かれました。全国から、沢山の人が来てくれ、挨拶してくれました。9月14日(金)、アルカディア市ヶ谷で。詳しくは次週に。 挨拶する木村三浩代表です。

一水会結成40周年大会で挨拶しました(9/14)

②同じく一水会結成40周年大会。 世話人代表の犬塚博英氏が、結成当時のメンバーを紹介しました。

34年前から反原発の街宣をやっていた

③昭和53年(1978年)の反原発の街宣活動です。今から34年前です。その頃から、一水会は反原発の活動をしてました。高木仁三郎さんに講師に来てもらって勉強会もやりました。

「レコンキスタ」創刊号(1975年8月号)

④これが、一水会機関紙「レコンキスタ」の創刊号です。1975年8月号です。1面は、私が書いてます。
〈保守の拠点か、変革の原基か〉
=氾濫する天皇論に何を見るか=

見沢知廉氏のお墓参り(9/7)

⑤見沢知廉氏のお墓参りに行きました。9月7日(金)、駒込の光源寺です。お墓の前で、劇代再生の高木尋士さん、鶴見直斗さんと。

見沢氏のお母さんと

⑥見沢知廉氏のお母さんと。

お墓参りの皆と

⑦見沢氏を偲ぶ人たちが来てくれました。左は映画『天皇ごっこ』の監督・大浦信行さん。その右は、作家の山平重樹さん。現在、月刊誌に見沢氏のことを連載しています。

見沢氏の「元書生」と

⑧見沢氏の書生になって、住み込んでいた平田竜二氏と。彼の持ってるのは、見沢氏の著書『テロならできるぜ、銭湯は怖いよの子供達』。ここに平田氏のことも書かれています。今度、ゆっくり話を聞こうと思ってます。

あゆみちやんのお見舞い

⑨光源寺の傍に東大病院がある。それを思い出して、あゆみちゃんのお見舞いに行きました。柔道の稽古で靱帯を切って、手術をしたのです。手術も成功し、元気でした。窓の外にはスカイツリーも見えました。

靱帯の手術痕

⑩これが手術痕です。もう、ちゃんと歩いてました。

官邸前抗議デモで(9/7)

⑪その後、6時から、脱原発・官邸包囲抗議デモに行きました。9月7日(金)。この日は忙しかったですね。見沢氏のお墓参り。あゆみちゃんのお見舞い。そしてデモです。

ニャンコもデモに参加

⑫猫も「脱原発」のタスキをかけて、デモをしてました。「再稼働反対!」と叫んでました。

杉田かおるさん(中央)、松田美由紀さん(右)と(9/9)

⑬9月9日(月)午後8時から、恵比寿のカフェパークに行きました。脱原発のロックの会です。女優の杉田かおるさん(中央)も来て、力強く脱原発の挨拶をしてました。右は主宰の松田美由紀さんです。

小林武史さんと

⑭作曲家・演出家の小林武史さんと。小林さんは、「グリーン・アクティブ」にも参加してます。脱原発について、熱く語ってました。

愛ちゃん(中央)、心ちゃん(右)と

⑮アイドルの愛ちゃん(中央)、心ちゃん(右)。左は、嫌われ者のクニちゃん。3人合わせて、「愛国心」です。いいですね。これで歌をうたいましょう。小学生アイドルのかなるちゃんも入れたら、「愛国心かな?」ですね。

津田大介さんと

⑯作家の津田大介さんと。「ニコ生」で前に一緒に出る予定でしたが、都合で、出れなかったんですね。「今度はぜひ、一緒に話しましょう」と言ってました。

ねづっちさん(中央)、貞包アナと(9/10)

⑰9月10日(月)新宿で、ねづっちのライブがあり、見に行きました。貞包みゆきアナウンサー(左)も来てました。

【お知らせ】

  1. 『紙の爆弾』(10月号)が発売中です。「ニッポン越境問答」では、前澤虎義さん(元連合赤軍兵士)と対談しました。前澤さんは、死の総括の続く雪山から脱走した兵士です。「逃げる勇気」について話を聞きました。私の過去の活動のことも聞かれました。なかなか、スリリングな対談になりました。
  2. 9月28日(金)午後8時より。三省堂神保町本店1F、『電通と原発報道』(亜紀書房)の著者・本間龍さんとトークです。「メディア・コントロールと言論の自由」をテーマに話します。
  3. 10月6日(土)午後1時、四谷区民ホール。「響かせあおう死刑廃止の声2012」。大道寺幸子基金死刑囚作品講評シンポジウムほか。神田香織さん、山本太郎さん、安田好弘さん、白石草さんのパネルディスカッション「原発を考え、死刑を考える」もあります。終了後デモ。私も参加しようと思ってます。
  4. 10月7日(日)14時〜16時。河合由美子監督の「わたしの釜ヶ崎」の上映。その後、監督と私のトークです。大阪十三の第七劇場下の階の「シアターセブンBOX-1」です。
  1. 10月8日(月・祝日)。午後2時。「鈴木ゼミ」。西宮のCafeインティライミ。ゲストは上祐史浩さん(ひかりの輪代表)で、「オウム事件17年目の真実と意味」です。お問い合わせ、お申し込みは、0798-49-5302へ。
  2. 10月10日(水)7時、ホテルサンルート高田馬場。一水会フォーラム。小林和男さん(ジャーナリスト)が講師で、「プーチン再登場と日ロ関係」です。
  3. 10月20日(土)午後7時、阿佐ヶ谷ロフト。ボンバイエ結成10周年記念。
    「ONE NIGHT ボンバイエ!」。ゲストは山本太郎さん、私、そしてスペシャルゲスト(交渉中)。
     20代・30代の若者が中心になり、平和問題や社会問題について真面目に考えるイベントです。明るく楽しい集まりで、前に一度、私は呼ばれました。その時のタイトルが面白かったです。「ボンバイエ!生麦・生米・生クニオ」でした。今回も、生クニオで、やります。
  4. 10月21日(日)午後1時から。大阪の討論Bar“シチズン”に出ます。西岡正士氏(討論Barシチズン・マスター)と。テーマは。
    〈左翼が好きな右翼の巨魁と、右翼が好きな左翼の論客による社会イデオロギーについての対談〉
    (場所)大阪市浪速区日本橋5丁目14の20 討論Bar「シチズン」
    (電話)06(6537)7672
  5. 10月27日(土)午後1時から4時まで。阿佐ヶ谷ロフト。8月4日(土)に行った私の「生誕祭」が好評で、「ぜひ、続篇をやってくれ」とのことで、決まりました。「言論の覚悟とは?」で又、やります。
  6. 11月17日(土)秋田に行きます。北村肇さん(週刊金曜日)とトークします。
  7. 12月4日(火)山形に行きます。佐高信さんと対談です。