「文明の反逆が始まったのだ」と亀井静香さんが言った。
「自然に対して人間はもっともっと謙虚でなければならない。それなのに安全性も確認されないのに、もう原発を再稼働させようとしている。又、外国に対し原発を輸出しようとしている。あの大事故を忘れたのか!貴い犠牲を忘れたのか!」
と獅子吼している。大自然への畏怖も敬意もなく、人間が征服出来ると思っている。傲慢になっている。
東北の復興も進まない。経済も回復しない。いつから日本人はこんなにも思いやりのない国民になったのか!と叫ぶ。魂の絶叫だ。
皆、シーンとして聞き入っている。東日本大震災から2年。3月11日(月)、明治記念館で亀井静香さんは叫んでいた。
〈3月11日 日本人の原点「祈りの日」式典〉で亀井さんは話したのだ。
2年前のあの日を思い、犠牲になった人々へ黙祷し、復興を祈り、行動する。そんな「祈りの日」だ。
世話人代表の村上正邦さん(元参議院自民党議員会長)が挨拶していた。
「政府主催の式典だけでなく、全国民が参加し、祈りを捧げられる式典をやるべきだ。たとえば、東京ドームでやるとか…」と。
その通りだと思った。政府主催の式典も大事だが、国民にしたら、それをテレビで見るしかない。あとは、大震災、原発事故の映像をテレビで見てるだけだ。祈りを捧げる場がない。
民間で、そうした「祈り」の場をつくろうと開かれたのが、この〈日本人の原点「祈りの日」式典〉だ。去年から行われ、今年も入り切れない人たちは廊下で聞いていた。
「昨年に引き続いて、東日本大震災で被災された方々のご冥福と天地神々の鎮魂、被災地復活と日本再生の祈りを捧げる。『祈りの日』を執り行います」と案内には書かれていた。
午後2時、「祈りの日」式典は始まった。総合司会は村上正邦さん、東てるみさん。開会宣言、国歌斉唱、開会挨拶(山本峯章氏)。
そして、「東日本大震災・避難呼びかけアナウンス」が流される。
2時46分、黙祷。献花。尺八演奏(久保誠三郎氏)。それから、佐藤栄佐久・前福島県知事の挨拶。合唱「ふるさと」被災地合唱団。
休憩をはさんで第2部は、宮脇昭さん(横浜国立大学名誉教授)の記念講演。
俳優の菅原文太さんの挨拶。
それから亀井静香さんの挨拶。
閉会の挨拶(石井邦夫氏)。
予定では午後5時に終了するはずだったが、宮脇さん、文太さん、亀井さん…と熱い話、叫びが続き、時間は延びる。1時間以上も延びた。
亀井さんの憂国の絶叫にも心を打たれたが、記念講演の宮脇さんの話にも感動した。
「いくらコンクリートで高い防潮堤を造ってもダメだ。〈森の防潮堤〉を造ろう!」
と提唱し、実行している。
スライドを見せながら、木によって、又、鎮守の森によって日本がいかに救われてきたかを説明する。
宮脇さんの著書も読んだ。
『瓦礫を活かす森の防潮堤=植樹による復興プランが日本を救う!』(学研)だ。
又、「祈りの日」の案内状には、宮脇さんのことをこう紹介していた。
〈青森県から福島県に至る全長300kmの太平洋岸に、高さ15mの巨大防潮堤を建設する「森の長城プロジェクト」は、残土と被災地のガレキで造成するマウンドの上に、土地本来のシイ・タブ・カシなどの照葉樹を植樹して、ふるさとと人の命を守る鎮守の森を育成する壮大なブランです。かつて、日本人は、祈りの場としての鎮守の森をもち、森のいのちを生命の源泉としてきました。日本人の自然観や宗教観、和の心、同胞や国土を愛する心は、鎮守の森に育まれたといってよいでしょう。当日は、日本人の魂の揺籃である鎮守の森の祈りを捧げ、被災者の慰霊と被災地復興の心を皆様と共にいたしたく存じます〉
宮脇さんの講演は感動的だし、説得力があった。
森がいかに津波や災害から人々を守ってきたのか。スライドで説明される。
又、世界の文明史の話もする。エジプト、中国などの古代文明は、木を切り、燃やし、レンガを作り、それで巨大な建築物を造り、あるいは(中国では)万里の長城を造ってきた。
しかし、周りの森を切り尽くし、それと共に文明も亡びた。
なるほど、そうなのかと思った。日本でも、今、コンクリートで防潮堤を造ろうとしている。これは危ない。と言う。「森の長城プロジェクト」こそが日本を救う。そう力説する。その通りだと思った。
宮脇さんは、国内外の1700か所以上で、4000万本を超える植樹を指導、熱帯雨林再生プロジェクトに参加。
熱帯雨林の再生に成功。1998年から、中国の万里の長城で、モウコナラの植樹を行うプロジェクトを進めている。
そうか。木を切り、森を亡ぼすことで四大文明は亡んだ。その亡んだ文明に再び木を植えて、生命を甦らせ、復興させようとしているのか。
これは現代の奇跡だ。その前人未踏の戦いに挑戦し、実際に成果を上げている。
まさに驚きの講演だったし、目からウロコが落ちる感じがした。
俳優の菅原文太さんも、この「森の防潮堤」造りには大賛成で、「それを推進するために今日、来ました。ここにおられる政治家の方々も、ぜひ、取り組んでほしい」と訴えていました。「私は東北出身で、仙台一高を出ましたし」と言っていた。
そうだ。仙台なんだ。同郷だ。前に、保坂展人さんの出版パーティで、文太さんとは会って、その話をした。
又、文化放送では仙台の三女高にいて、ストライキをやった小池真理子さん(作家)にも会った。仙台出身の人は頑張っている。嬉しいですね。
〈3.11「祈りの日」〉は厳粛な中にも、未来へ向かう力強さを感じた。
9日、10日、11日と、日比谷などで「脱原発」の集会やデモがあったが、皆、行けなかった。
あっ、そうだ。10日(日)の脱原発のミュージシャンのライブには行ったか。写真を出してるが、「NO NUKES」のライブだ。
ともかく、もの凄い人だった。若い人が圧倒的に多い。原発については、「よく分かんない」と言ってた人もいたが、そんな人に向けても、お目当てのミュージシャンが〈脱原発〉のメッセージを送る。
そうすると考える。だから、初めから脱原発の「強い信念」を持った人たちだけに訴えるよりも、効果があるだろう。そんなことを感じた。
なんせ午後1時から9時まで、ぶっ続けた。
そして大ホールには椅子はない。観客は立ちっ放しで聞いている。
興奮し、手を挙げ、踊り出す。これだけの人々を感動させるのだ。
そして、〈脱原発〉のメッセージも届けていた。
坂本龍一さんも燃えていた。元ちとせさんもよかった。いとうせいこうさんも、脱原発、そして、〈がんばれデモ〉の詩を作り、自分で歌う。凄い人たちだと思った。
その前日の3月9日(土)は、文京シビックホールで福島菊次郎さんに会った。前から会いたいと思っていたが、やっと会えた。
「僕の方も、鈴木さんに会いたいと思ってたんですよ」と言う。光栄だ。
戦争、公害、原発…といった国家の闇、日本の嘘を暴いてきたカメラマンだ。「表に出せないものは引っ張り出して、叩きつけてやりたい」と言う。
今年92才。今でも過激だ。
去年、この福島さんを追った映画が上映された。長谷川三郎監督「ニッポンの嘘=報道写真家・福島菊次郎90歳」だ。
私は、見て驚いた。余りの衝撃で、上映後も立ち上がれない位だった。だって、こう断言する。
「問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯してもかまわない」
ここまで言える人はいない。
ヒロシマ、三里塚、安保、東大闘争、水俣、ウーマンリブ、祝島。そして原発事故の起きた福島。…と福島菊次郎さんは闘い続ける。
余りに過激な取材方法に対し、時には批判もある。襲われたこともある。家に放火されたこともある。
それでもやめない。捕まってもやめない。
又、自衛隊の取材をした時のことだ。「念書」を書いて取材した。
しかし、約束を破って、撮ってはいけないとこも撮ったりした。
又、「事前にゲラを見せる」という「約束」も反故にして、発表した。
防衛庁に呼ばれた福島さんは言う。「私のことを『約束を破った』といって非難する資格があんた達にあるのか。国民との約束を破って自衛隊を作ったのは、あんた達じゃないのか!」と。
凄い反論だ。その上で、「裁判所でもどこでも訴えろ」と言う。
しかし、これは訴えられない。「憲法裁判」になるからだ。そこに巻き込まれたら大変だ。負けるだろう。
そう思ったからこそ福島さんの「約束違反」を、あえて咎めなかった。
〈問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯してもかまわない〉
いい言葉だ。凄い言葉だ。しかし、ここまでの〈覚悟〉を持った人は、余りいない。ほとんどいない。カメラマンだけでなく、編集者も、ライターもそうだ。
この映画を見て、何とかして、福島さんに会いたいと思った。今、山口県にいるというし、そこまで訪ねて行こうと思った。ところが、こうして、会えた。
又、3月30日(土)に上京するそうだ。烏山区民センターで、この「ニッポンの嘘」の上映会が行われ、監督と福島さんのトークがあるからだ。
監督は長谷川三郎さんで、実は去年、私はこの監督とトークをした。銀座で。
この長谷川監督とは初対面だと思った。ところが、16年前に会ってるという。
「その時、一水会の若者を追うドキュメンタリーを作ったんです」と言う。
全く忘れていた。DVDをもらって見た。驚いた。実によく出来ている。
在日の20代前半の若者が「一水会に入りたい」と言う。
自分が在日であること、そして、「日本」のことを真剣に考え、皆と話し合う。
「来月は車の上で演説をやったらどうだ」と先輩に言われ、必死に考える。
原稿を書き、それを暗記し、演説口調で喋る。「ここはこうしたらいいだろう」「ここは何度も言って強調したらいい」と親身になってアドバイスする先輩。まるで、「初めてのおつかい」のようだ。
これは実にいい。こんないいドキュメンタリーを16年前はテレビで流せたのか。
今は出来ない。こういうのを流したら、「在日がなんで右翼になるんだ」「在日は出ていけ!」なんて抗議が集中するだろう。それが怖くてテレビもやれない。
そうだ。この映画の話をしたんだ。3月14日(木)の国会集会の時だ。「排外・人種侮蔑デモに抗議する国民集会」の時だ。
大久保などでやっている「排外デモ」は「朝鮮人は死ね!」「殺せ!」なんて言っている。叫んでいる。
もし同じことをネットで書いたら、すぐ、逮捕されるのに…。
又、「東京にオリンピックを招致しよう」と言っているが、こんな排外デモが野放しになっていては、開催国としての資格もない。
世界中から選手や観客が来た時に、「外国人は帰れ!」なんてやられたら、たまらない。
この問題は国会で、そして、マスコミで、又、こんな集会で。もっともっと議論したらいい。
何なら、そういうヘイト・スピーチをしている団体の人にも来てもらって大いに論じた方がいい。そう思った。
それが終わって、午後2時より明治記念館。〈3月11日 日本人の原点「祈りの日」〉。厳粛な祈りを捧げる日に、ふさわしい集まりでした。村上正邦さん、亀井静香さん他の挨拶がありました。宮脇昭さんの講演もよかったです。5時に終わるはずが、延長につぐ延長で、6時過ぎても一向に終わらない。
6時15分、終わった。急いで阿佐ヶ谷ロフトに行く。本間龍さんと私の対談本『だれがタブーをつくるのか』(亜紀書房)の出版記念トークだ。もう1人、ゲストが。慶応病院医師の近藤誠さんだ。3人で話す。「言論と覚悟」「タブーや権力(権威)との闘い」について話し合った。
近藤さんは40才の頃から、医学界のタブーを公開し始め、医学界のほとんどを敵に回している。「ガン検診はいらない」「ガンは切るな」と凄いことを言う。はじめ、『文芸春秋』に書いた時は、これで全てを敵にする。医者をやれなくなったらどうするか。と、司法試験を受けたという。医者で食っていけなくなったら弁護士になろうと思ったのだ。
凄い人だ。その医学界の話をしてもらう。勇気があると共に、腕のいいお医者さんだったから、クビに出来なかったのでしょう。何十冊と、ベストセラーを書いてます。『愚者よ、がんと闘うな』『がん放置療法のすすめ』(共に文芸春秋)などを読んでみて下さい。私は、10冊ほど読みました。
前半は3人で、後半は本間さんと私で、「現代のタブー」について語り合いました。終わって、打ち上げ。
〈どんどん広がる「トモダチ作戦」訴訟の輪〉
東日本大震災の「トモダチ作戦」に参加したアメリカ兵が「ウソの情報で被ばくした」として、東京電力を訴える損害賠償訴訟の原告にどんどん加わっている。現在、原告数が115人を超え、ますます増える見通しだ。兵士の個人的な考えというよりは米軍全体、アメリカの意向があるのだろう。TPPなどに関し、日本を揺さぶる意図があるのでは。と、つい勘ぐってしまう。
〈創業51年。都内最古。サウナ東京ドーム閉店〉
後楽園ホールの中にあるサウナだ。よく、プロ野球選手や、プロボクサー、プロレスラーらが利用していた。ところがビルも老朽化し、耐震工事が決定している。
しかし、工事の後の営業再開はなく、「都内最古のサウナが消滅。1996年には全国で2920あったサウナが、2011年には1883に激減。みんな、時間的、金銭的余裕がなくなったのか。又、銭湯にサウナが付いてることもあり、そこを利用するのだろう。
「ニュース 本音と建前」は、
〈『黙示』が警鐘を鳴らす、食の安全と農業の未来〉
今日のゲストは、経済小説『ハゲタカ』の著者として知られる小説家の真山仁さん。他にも『プライド』『マグマ』『コラプティオ』など数々のヒット作を世に送り出している。
今年の2月、最新作『黙示』(新潮社)が発売された。農薬をめぐる実に衝撃的な小説だ。農薬散布中のラジコンヘリが墜落し、撒き散らされる薬剤。痙攣する子供。大量死するミツバチ。それぞれの戦いが始まる。そして、米中の食糧戦略、狙われる農地。まさに現代の我々の食の問題だし、生活、生命の問題だ。
かなり厚い本だが、引き込まれて一気に読んだ。そして、我々が書いている「政治的な文章」「評論」と、「小説」の違いを感じた。たとえば、「評論」なら、自分のいいたいことだけを言う。「反対派」の弱い部分だけを見つけて、そこだけを叩く。
ところが「小説」だと、「反対派」の弱い部分だけでなく、強い部分や魅力的な部分も引き出して、登場させる。だからこそ、「戦い」もシビア-なものになるし、説得力がある。又、農業や、貿易や企業買収をテーマにしているようであって、実は、そこに出てくる人間の、いざという時の「決断」や「迷い」や「愛」や「闘い」を描いている。
だから、何十年、何百年経っても読まれる。人間が生きていく上での普遍的なテーマだからだ。
その点、政治論文は、5年前、10年前のものだって、もう読みに耐えない。古くなる。生きた〈人間〉が描かれてないからだ。ただその時々の時局のことや、〈考え〉をぶつけているからだ。そう思った。
又、真山さんは、高校の頃から小説を書き始め、大学を出たら、小説家になるために「役に立つ仕事」につこうと思って新聞社員になる。そして、地方を回る。この決断も凄い。
今回は、6冊ほど真山さんの本を読んだが、全部読んでみたい。「全部読んだら又、お話しして下さい」とお願いした。
続いてのコーナー、「編集長は見た!」は、月刊「文芸春秋」編集長の島田真さん。「文芸春秋」(4月号)の特集から。
〈IMFのクリスティーヌ・ラドルド専務理事、独占インタビュー。「日本は第二のギリシャにはならない」〉
知日派だ。そして日本人の勤勉性、使命感、公共心に絶大な信頼を置いている。日本は日本のためになるように政策決定を下すと信じている。震災直後は、「円高是正介入」を行い、成功した。危機対応能力の高さが評価され、彼女がIMF専務理事に推される大きな要素となった。
個人的な関心としては、政府が女性の雇用機会を増加させることに配慮するかどうか、又、少子高齢化社会への取り組みについてだと言う。
次の特集も面白かった。
〈ジャレド・ダイアモンド、福岡伸一特別対談。伝統的社会の叡智(えいち)に学べ〉
ダイアモンドさんは、『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』に続き、『昨日までの世界』を著し、人々に衝撃を与えている。伝統的社会から学ぶことは何か。伝統的社会でも農民はある程度、体罰を行い、狩猟採集民族では体罰はないという。
以前、品川正治さんと話した時、戦争中でも敵と交戦している実戦部隊では体罰はなかったという。そんな形で「味方の力」を削ぐ余裕はない。全体が一体となって闘うからだ。それが内地や、遠く戦地を離れていると、緊張感がなくなり、体罰も生まれるという。それを思い出した。
終わってから、急いで高田馬場へ。
午後7時、ホテルサンルート高田馬場。一水会フォーラム。山口敏夫さん(元労働大臣)が講師で、「安倍晋三はプーチン大統領といかに渡り合うか〜安倍晋太郎元外相の築いた対露政策の体験から〜」。政治の体験を通して語る。詳しい話だった。終わって、二次会。個人的に、政界のことをいろいろ聞きました。
実にいい映画だ。もうすぐ公開だ。ぜひ見てほしい。川本三郎さんと会ったので、いろいろと話をした。
午後3時半、参議院議員会館。打ち合わせのあと、4時開始。「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」。国会議員の有田芳生さん、田城郁さん、徳永エリさんたちが呼びかけた。大講堂に300人。満員だった。
初めに、『ネットと愛国』の著者・安田浩一さんが報告。そして金尚均さん(龍谷大学法科大学院教授)、上瀧浩子氏(弁護士)が、〈排外デモ〉の問題点について報告。さらに〈現場〉の三人が報告・挨拶。まず私。それから一水会代表の木村三浩氏。そして森達也氏だ。かなり熱い集会になった。
終わって、有田さん、田城さんらと食事。7時20分、車で神田神保町へ。三省堂神保町本店へ行く。8時から打ち合わせ、8時半から、「ミッドナイト・トークセッション」。『だれがタブーをつくるのか』出版記念トークで、本間龍さんとトーク。
本間さんは大手新聞を手にしながら、〈広告〉は、どう決められるのか。又、〈広告〉によって、新聞、テレビをどう変えられるのか。そんなことも解説してくれた。かなり、突っ込んだ、詳しい話になった。勉強になりました。
午後、中野税務署に行く。受け取ってもらえたのでホッとした。前に、「計算間違いが多い」とか、「書き方がダメだ」と突き返されたこともあった。
一旦、家に帰って、原稿。4時半、家を出る。6時から京王線で東府中に行く。「府中の森市民聖苑」で山口昌男さんの通夜。この近くに住んでたという。多くの人が来ていた。中沢新一さん、秋山祐徳太子さん、坪内祐三さん…らに会う。
「『週刊金曜日』の坂本さんとの対談、読んだよ」と中沢さん。「僕とも又、やろうよ」。ありがたいですね。ぜひ、お願いします。
⑥3月10日(日)お台場の「Zepp DiverCity Tokyo」で開かれた「NO NUKES2013」に行きました。坂本龍一さん、元ちとせさん、いとうせいこうさん、斉藤和義さん、岡村靖幸さん、小山田圭吾さん…らが出演しました。〈脱原発〉を訴える画期的なイベントでした。午後1時から9時まで。
超満員でした。坂本さんの楽屋には2回、お邪魔しました。「いやー、燃えましたね!」と気合いが入ってました。
⑦坂本さんは2回出演。3時からは、青葉市子さん、小山田圭吾さん、ASA-CHANGさんと。2回目は、6時25分から、 AFRAさん、元ちとせさん、いとうせいこうさんと。
とても熱の入った演奏でした。そして、脱原発へのメッセージを発してました。
⑨3月9日(土)午後7時、文京シビック小ホール。DAYS JAPAN9周年。そして「第9回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」受賞作品発表会。
92才の反骨のカメラマン・福島菊次郎さんが、特別挨拶しました。福島さんの孤高の闘いを描いた映画「ニッポンの嘘」もヒットしてます。会うのは初めてです。感激しました。
⑬3月9日(土)午後1時から河合塾コスモに行きました。「コスモ祭」。生徒たちの芝居、落語などがありました。「おしどりさんの会で、オラも漫才をやったんだよ」と写真を見せてあげました。「えっ、ロケット団の三浦さんとやったんですか」と驚いてました。
⑮3月11日(月)午後7時から、阿佐ヶ谷ロフト。本間龍さんと私の『だれがタブーをつくるのか』(亜紀書房)の出演記念トークです。近藤誠さん(慶応病院医師)も特別出演してくれました。
(左から)亜紀書房の松戸さん(司会)。近藤誠さん、本間龍さん、鈴木。
㉕3月14日(木)午後4時から、参議院議員会館大講堂。「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」。有田芳生さん、田城郁さん、徳永エリさんたちが呼びかけ議員となって急遽開催。木村三浩氏、森達也氏と共に私も挨拶しました。