2013/04/22 鈴木邦男

2つの出版記念会と、千田夏光さん

①〈保守〉の本と、〈論語〉の本が

佐高信さんと岸井成格さん(4/12) 佐高信さんと岸井成格さん(4/12)

変わった本だ。変わった出版記念会だった。それも、2冊だ。

1冊は、佐高信さんと岸井成格さんの『保守の知恵=アジア平和外交の歴史的真実=』(毎日新聞社)だ。この出版記念会が4月12日(金)、7時からANAコンチネンタルホテルで行われた。

もう1冊は、田中森一さんの『塀のなかで悟った論語』(講談社)だ。「まるでジェットコースターのような人生だ」と作家の森功さんが言ってたが、その通りだ。

この本から先に紹介しよう。敏腕特捜検事だった田中森一さんは検事を辞めた後、弁護士になり、ヤクザの弁護を多くやる。そこで付いた渾名が、「闇社会の守護神」。凄い名前だ。

ところが逮捕され、5年の独房生活。その中で、必死に学び、1000冊の本を読破し、何と、『論語』についての本を出した。

海江田万里さんと 海江田万里さんと

そして、出所後の今は、定期的に論語の勉強会をやっている。「鈴木さんも来なさいよ」と田中さんに言われたので、行ってみようと思っている。

元々、頭のいい人だし、努力の人だ。1943年長崎県生まれ。あっ、私と同じ年か。

子供の時から秀才だった。「神童」と言われた。ここは私と違う。岡山大学法学部在学中に司法試験に合格したのだ。

もの凄く優秀だったんだ。郷里の期待も大きかった。当然だろう。

検事になってからも、敏腕検事で鳴らした。大阪地検特捜部などを経たあと、東京地検特捜部で、撚糸工連汚職、平和相互銀行不正融資事件、三菱重工CB事件などを担当。その辣腕ぶりが「伝説」となった。

その頃は、「巨悪」を斬りまくり、この国を守る「守護神」だった。エリートコースを突っ走る。

朴慶南さん、辛淑玉さんと 朴慶南さん、辛淑玉さんと

ところが、1987年、弁護士に転身。やはり辣腕だから、いろんな所から弁護を頼まれる。

今まで検事の時は、自分が厳しく取り調べ、刑務所に送っていた人間たち…つまり、ヤクザや「罪人」たちを、今度は、立場が一転して、弁護する。

その「転身」には迷いはなかったのか。苦悩はなかったのか。

あったと思うが、「こちら側」に移っても、優秀だし、敏腕だ。勝つ。そして、多くの人々に頼られる。

それが、古巣の検察からの恨みを買ったのか。2000年、石橋産業事件をめぐる詐欺容疑で東京地検に逮捕される。起訴され、無罪を主張するも実刑が確定。2012年11月に刑期を終える。

6年前、これから刑務所に入るという時に、「壮行会」で僕は田中森一さんに会った。そして、去年末、出所直後のロフトプラスワンのイベントでも会った。

福島みずほさんと 福島みずほさんと

努力の人だし、不屈の人だ。獄中で胃ガンが見つかり、手術した。「外にいたら忙しくて、検診も受けなかったし、発見も出来なかった。中にいたから見つかり、手術出来た」と言う。

又、中にいたからこそ、これだけ集中的に本を読み、勉強することが出来た。自分を見つめることが出来たという。ポジティブ・シンキングだ。

その元になったのが『論語』だという。だから、前の本とは随分違う。

②なぜ、〈保守〉に学ぶのか

私も挨拶しました 私も挨拶しました

田中さんの前の著書には、ベストセラーとなった『反転=闇社会の守護神と呼ばれて=』(幻冬舎)がある。

これは随分と話題になった。凄い人生だ。やり手だ。だからこそ、検察の恨みも買ったのだろう。

共著には、『検察を支配する「悪魔」』(講談社)などがある。

出版パーティの会場では、田中さんが獄中で綴ったノートも展示されていた。『論語』を書き抜き、言葉の意味を調べ、感想を書き…と、大学生のノートのようだ。

きれいな字で、几帳面に、びっしり書かれている。獄中で、これだけ集中して勉強出来るんだ。やはり優秀だし、努力の人なんだと思った。

そのノートの写真も撮ったので、見てほしい。

傍では、元刑事の北芝健さんがいて、何やらメモを取っている。手帳を見たら、驚いた。汚い!字は乱雑だし、字なのか絵なのか分からない。だから、隠れて盗撮した。これもお見せしよう。

祝辞を述べる河野洋平さん 祝辞を述べる河野洋平さん

これが検事と刑事の違いなのだろう(そんなことはないかな)。まぁ、2人の性格の違いが表れている。

このパーティでは、田原総一朗さん、大川豊さん、筆坂秀世さん、森功さん…など、多くの人に会いました。

では、もう1冊の本だ。佐高信さんと岸井成格さんの『保守の知恵=アジア平和外交の歴史的真実=』(毎日新聞社)だ。

この出版記念会が4月12日の7時からANAコンチネンタルホテルで行われた。その前、5時から私はテレビ朝日の番組の収録に出ていた。

6時に終わり、局の車でANAまで送ってくれた。

早いので、コーヒーでも飲んでようと思ったら、佐高さんと岸井さんがいる。奥さん方もいる。一緒にお邪魔した。

松元ヒロさん、なかにし礼さんと 松元ヒロさん、なかにし礼さんと

そこに河野洋平さんが来て、一緒に話をした。4月4日に、日本外国人特派員協会に呼ばれて、「河野談話」のことを話してきました、と言った。

テーマは「従軍慰安婦問題と歴史認識」だ。安倍内閣は「河野談話」を見直そうとしている。慰安婦、慰安所を認めて謝罪した「河野談話」は認められない。というのだ。

でも、第1次安倍内閣の時は、「河野談話」を認めてたのに。おかしな話だ。

③「河野談話」「村山談話」の当人に会った

萱野念人さんと 萱野稔人さんと

私は「河野談話」「村山談話」は、かなり踏み込んでいるし、反省・謝罪もしている。評価していいと思う。

「それでは不十分だ。何も言ってないのと同じだ」と言う左翼の人もいる。

又、「許せない。日本は何も悪いことはない。撤回しろ!」と、怒鳴る保守派・右翼の人もいる。

だが、反省・謝罪したものを、「いや、あれは嘘でした」と言ったら、国家としての信用もなくなる。それこそ〈国益〉に反する。

あの「談話」を基にして、さらに広がりをもって具体的な問題を検討したらいい。

「河野談話」見直し、批判の動きがあることについて、河野さんは、「いじれば、いじるほど、おかしくなりますよ」と言っていた。

村山富市さんには、福島みずほさんのパーティで会って、「村山談話」の話をした。「談話」の当人、2人に会ったわけだ。

佐高信さん、岸井成格さんと 佐高信さん、岸井成格さんと

村山さんは、「そんなことをしたら、アジアの国々から信頼されなくなりますよ」と言っていた。今度又、2人にお話を聞いてみたい。

佐高さんと岸井さんの本だが、初めてもらった時、「あれっ」と思った。タイトルを見て、そう思ったのだ。

だって2人は、「保守」ではない。「革新」だろう。佐高さんなどは、むしろ「革命」だ。

これはどうしたことだろう。私らが学生の頃は、「保守」と言われるのが、最大の「悪口」だった。罵倒だった。「保守・反動」と、セットにして使われた。

まだ読んでないから分からないが、多分、「敵」である「保守」の中にも、こういう評価すべき人がいた。こういう動きがあった、ということだろう。

本の帯にはこう書かれている。

出版記念会で挨拶する田中森一さん(4/14) 出版記念会で挨拶する田中森一さん(4/14)
〈戦後政治の核心がいま初めて語られる。アジアと向き合い、情報を知り尽くした外交を展開した戦後保守の「平和の技法」を掘り起こし、いまこそ人間の営みとしての政治の原点を指し示す。
危機の時代に問いかける、未来のための政治論〉

やはり、そうだろう。「保守」といわれる人たちでも、こんなことをした。それは見習い、評価すべきだろう。そういう〈知恵〉なのだろう。

だって、このパーティの第1番目には、自民党の河野洋平さんが挨拶した。「河野談話」の人だ。他にも、自民党から何人かの政治家が来て、挨拶していた。

この本の目次を見てみよう

田中森一さん、大川豊さん、北芝健さん 田中森一さん、大川豊さん、北芝健さん
第1章 安倍内閣に保守の知恵はあるのか
第2章 民主党は生き残れるのか
第3章 園田直と保利茂の外交
第4章 いま中国は日本をどう見ているのか?
第5章 日米基軸から多角形の外交へ
第6章 派閥と利権は悪なのか?
第7章 橋下徹の何が問題か?
第8章 保守政治家の条件

④「夕コペ」で「慰安婦問題」を考えた

筆坂秀世さんと 筆坂秀世さんと

やはり、私の思った通りらしい。後ろの著者紹介を見た。

佐高信さんは、1945年、山形県酒田市生まれ。岸井成格さんは1944年東京生まれ。そうか。私とほぼ同年代なのか。

それに、岸井成格さんだが、名前の読み方が分からなかった。「きしい・せいかく」さんだと思っていたら、名前は、「しげただ」と読むんだ。

知らなかった。きちんと読める人がいたのだろうか。大変だ。

今年の4月からは「NEWS23」(TBS系)のアンカーとして出演している。その新しい出発もあって、このパーティになったようだ。

終わって二次会の時、「従軍慰安婦」問題の話をした。4月4日の日本外国人特派員協会でもその問題で激論したからだ。そして千田夏光(せんだ・かこう)さんの話をした。

森功さんと 森功さんと

千田さんは『従軍慰安婦』(三一新書)を書いた人だ。この人が「従軍慰安婦」という言葉を作った。と言われ保守派から批判されることが多い。

僕もそう思い、批判的に取材した。ところが、ロフトなどで何度か会ううちに、むしろ千田さんの言うことの方が正しいのではないか。と思った。

その時のことは、当時、「週刊SPA!」に書いた。そして、私の『続・夕刻のコペルニクス』(扶桑社)に入っている。

この本は1998年3月に出ている。文庫化もされている。かなり売れた本だ。「週刊SPA!」に連載した「夕刻のコペルニクス」の1996年10月9日号から1998年3月11月号に掲載したものをまとめた。

単行本化にあたっては、何と、北野武さんとの特別対談も入っている。〈表現と暴力、そして死について〉という対談だ。よく武さんが応じてくれたものだ。

田原総一朗さんと 田原総一朗さんと

今、読み返してみても懐かしい。本の帯には、こう書かれている。

〈`96年、「ニセ米ドル事件。`97年、「柳美里氏脅迫事件。`98年、「東京証券取引所立てこもり事件」…。
すべての「真相」はここにある!〉

過激なコピーだ。かなり危ない取材をし、危ないことを書いていた。抗議もひっきりなしだった。担当の河井記者も大変だったと思う。

その中でも、慰安婦の映画を取り上げて、右翼に抗議されたり、その抗議文を載せたり。今思い出しても大変だった。

⑤「〈武士道〉がなくなったからだ!」と千田さんは言った

田中さんにエールを贈る中央大学応援団 田中さんにエールを贈る中央大学応援団

この連載はいろいろ大変だった。いろんな人に意見を聞き、自分でも悩み、考えた。その中で、千田夏光さんの話は衝撃的だった。その時は、こんな「見出し」で書いていた。

〈理想に燃えた軍人もいた。卑劣な軍人もいた〉
〈「従軍慰安婦」問題で見落とされているものは何か〉
〈日露戦争後、何が「従軍慰安婦」を生んだのか〉
田中さんが獄中で勉強したノート 田中さんが獄中で勉強したノート

これは千田さんの言葉から取った。保守派からは、「ありもしない「従軍慰安婦」という言葉を作った売国奴だ!」「反日だ!」と批判されることが多い千田さんだ。

しかし、話を聞いてみると、千田さんの方がずっと国を愛し、国を憂えていると思った。だって、こう言うのだ。

「大体、日清・日露戦争では日本の軍隊に従軍慰安婦はいなかった。強姦事件なども皆無だった。

ところが、暴行、略奪、強姦がシベリア出兵(`18年〜)の頃から急増する」

えっ、昔からあったんじゃないのか。日清・日露の時は、全くなかったという。その理由として言う。

これは北芝健さんの手帳 これは北芝健さんの手帳
〈1つは、明治時代の日本は欧米先進国の仲間入りすることに懸命であり、そのため、外国の顰蹙を買うことを極度に恐れた。俘虜を国際法上以上と思われるまで優遇したのもそのためだった。ところが、日清・日露戦争に勝ち、日本は大国と並んだ。そして次第に思い上がりも生まれ、他民族への蔑視も生まれた〉

この話を聞いた時はショックだった。全く別の視点から、この問題について考えさせられた。

さらに、日清・日露までは、〈武士道〉が残っていたから、戦いが終わったら俘虜を厚く遇することもした。

四国の松山などの捕虜収容所では、外出も自由で、市民にも親切にされたという。

土風炉で。ロフトの席亭を囲んで(4/13) 土風炉で。ロフトの席亭を囲んで(4/13)

こんなことは世界史上でもない。それだけ、「背伸び」したのだ。世界の先進国に追いつこうと思い。野蛮国と思われまいと、「背伸び」した。こうした「背伸び」は、いいことだと思う。

武士道について、千田さんは言う。

「明治時代の軍人は陸海軍とも士族、すなわち旧武士階級出身者に限られていた。 彼らには武士道があった。誇りを重んじ、恥を知り、人倫にもとる行為はなさないという美意識があった。
ところが、武士階級は消滅し、一般人の中から兵隊を取った。武士道は武士のみの哲学であり、父祖伝来の長い間の精神的土壌を必要とし、そこにおいてのみ意義を見いだせるものであった。
 その土壌を持たぬ一般人が「武士道」を口にした時に狂いが生まれる。乱暴を武勇と勘違いし、他民族への蔑視を誇りと勘違いした」

うーん、と思う。今、読み返してみても、千田さんの指摘は深いし、正しいと思う。だから、4月4日の日本外国人特派員協会の席でも、この千田さんの話を紹介した。もう一度、千田さんの本も読み返してみて、考えてみたいと思う。

【だいありー】

連合通信社で講演
連合通信社で講演
    連合通信社で講演(4/15) 連合通信社で講演(4/15)
  1. 4月15日(月)午前中、原稿。午後2時、取材。6時、浜松町。港区立商工会館研修室で。連合新聞社主催の講演会で話す。
〈「右傾化する日本」を新右翼としてどう見るか。=改憲・愛国心強制、排外主義を乗り越えて=〉

「連合通信」は、労働組合が中心になって1948年に設立された通信社だ。主に労働組合・民主団体に記事を配信している。労働問題を専門に扱う新聞社は世界的にも珍しい存在だ。

「連合通信」は週3回発行。権利侵害との闘いや春闘、労働法制など、労働専門紙ならではの深い解説とニュースリポートが好評だ。

月に1回、主に労働組合や一般の人向けの「情報懇話会」をやっている。「今日は鈴木さんだから、一般の人も多いですよ」と主催者。組合の人も多かった。右の人の話を聞くのは初めてという人も多く、話しやすかった。質問の時間をたっぷり取って、応じました。

組合の人も多く来てました 組合の人も多く来てました

8時半に終わって、それから一水会フォーラムに行く。車で来ていた新聞記者がいたので、高田馬場まで送ってもらった。車の中で取材を受ける。前にもあったな、こんなことは。あっ、札幌か。

着いたら、もう終わっていたので、二次会だけ参加する。講師の常盤伸さん(東京新聞論説委員兼外報部デスク)が「安倍首相の訪露を待つプーチン・ロシアの現状」。「とてもよかった。勉強になった」と参加者は皆、言っていた。聞けなくて残念。二次会の席では常盤さんと、いろいろ話しました。

常盤伸さんと(一水会フォーラムで) 常盤伸さんと(一水会フォーラムで)
  1. 4月16日(火)午前中、原稿。午後、打ち合わせ。5時、講道館。久しぶりに身体を動かすと調子がいい。ビッチリ汗をかいた。
  2. 4月17日(水)午前中、原稿。午後、図書館。そのあと、対談。夜は早く帰ってきて、仕事をする。
  3. 4月18日(木)昼、取材。今日から河合塾コスモが始まる。午後3時、現代文要約。5時、「読書ゼミ」。
     今日は、田中森一さん(元大阪地検特捜部検事)の書いた『塀のなかで悟った論語』(講談社)を読む。さらに、それで、宇野哲人全訳注の『大学』(講談社学術文庫)を読む。
     終わって、生徒と食事会。新宿から電車に乗ったら、バッタリと会ったんですよ。俳優の満島真之介さんと。若松監督の映画「三島由紀夫と若者たち」で森田必勝役を演じた人だ。この前も刑事ドラマに出ていた。頑張っている。電車の中で、ずっと話しました。
金子勝さんと。「マガ9学校」で 金子勝さんと。「マガ9学校」で
  1. 4月19日(金)午前10時40分発の新幹線で郡山へ。11時57分着。IT関係の仕事をしている高橋君たちと合流。バスで会津若松へ。「八重の桜」を見るツアーだ。
     私の母の生家は会津坂下(ばんげ)だ。そっちの方にも寄ってみようと思ったが、行けなかった。この日は、野口英世記念館、鶴ヶ城などを見る。
  2. 4月20日(土)会津若松を見て回りました。「大河ドラマ館」。飯盛山、武家屋敷。日進館などを見ました。白虎隊のお墓。NHKドラマのせいで、沢山の観光客が来てました。桜もきれいでした。
  3. 4月21日(日)朝、起きたら大雪。鶴ヶ城で雪の城を見ました。10年に1度だそうです。それからお薬園などを見て、夜、帰りました。

【写真説明】

佐高信さんと岸井成格さん(4/12)

①佐高信さんと岸井成格さん。お二人の対談集『保守の知恵』(毎日新聞社)出版記念パーティで。4月12日(金)、7時、ANAコンチネンタルホテルで。

祝辞を述べる河野洋平さん

②河野洋平さんが祝辞を述べました。

海江田万里さんと

③海江田万里さんと。昔は、海江田さんと、テレビの討論番組でよく出てました。「今度、ナショナリズムの問題について、ゆっくり話そうよ」と言われました。いいですね。お願いします。

朴慶南さん、辛淑玉さんと

④朴慶南(パク・キョンナム)さん、辛淑玉さんと。

福島みずほさんと

⑤社民党党首・福島みずほさんと。「鈴木さんは考えがもう社民党よ」と言われてます。思想が進化したのでしょう。嬉しいです。

私も挨拶しました

⑥私も挨拶しました。

松元ヒロさん、なかにし礼さんと

⑦松元ヒロさん、なかにし礼さんと。ヒロさんは、ショートライブを。二次会の席でも、「全共闘」ネタをやってくれました。サービス精神満点です。なかにしさんは大病を克服して元気です。今度、じっくりお話を聞きたいです。

萱野念人さんと

⑧萱野稔人さんと。津田塾大学准教授です。

佐高信さん、岸井成格さんと

⑨主役の二人。佐高信さん、岸井成格さんと。

出版記念会で挨拶する田中森一さん(4/14)

⑩『塀のなかで悟った論語』(講談社)出版記念会で挨拶する田中森一さん。4月14日(日)。日本青年館で。

田中森一さん、大川豊さん、北芝健さん

⑪私、田中森一さん、大川豊さん、北芝健さんと。

筆坂秀世さんと

⑫筆坂秀世さんとも久しぶりに会いました。

森功さんと

⑬作家の森功さんと。

田原総一朗さんと

⑭田原総一朗さんも挨拶し、田中森一さんの闘いを讃えてました。

田中さんにエールを贈る中央大学応援団

⑮特別出演の中央大学応援団。団長は女性です。田中さんに「頑張れ」とエールをおくってました。

田中さんが獄中で勉強したノート

⑯田中さんは獄中で千冊の本を読み、厖大な読書ノートをつけてました。

これは北芝健さんの手帳

⑰一方、元刑事の北芝健さんの手帳は、こんなに乱雑で、汚い。

金子勝さんと。「マガ9学校」で

⑱「マガ9学校」。4月14日(日)午後2時。金子勝さん(慶応大学教授)がゲストでした。「これからどうなる?日本の食と農」について話してました。  「反TPPです」「私こそが真正ナショナリストです」と言ってました。「ニセのナショナリスト」の鈴木と。

連合通信社で講演(4/15)

⑲4月15日(月)連合通信社で講演しました。〈「右傾化する日本」を新右翼としてどう見るか=改憲、愛国心強制、排外主義を乗り越えて=〉と題して話しました。

組合の人も多く来てました

⑳労働組合の人が多かったです。1時間講演し、1時間半、質疑応答です。

常盤伸さんと(一水会フォーラムで)

㉑4月15日(月)連合通信社での講演のあと、一水会フォーラムに行きました。二次会に参加しました。講師の常盤伸さん(東京新聞論説委員兼外報部デスク)です。(この写真はカメラマンの平早勉氏が撮ってくれました。ありがとうございました)。

土風炉で。ロフトの席亭を囲んで(4/13)

㉒4月13日(土)夜7時、高田馬場の居酒屋「土風炉」で。世界一周から帰ってきた平野悠さん、それにアメリカから一時帰国のエミ・マーフィさんを囲んで。

エミ・マーフィさんと

㉓エミ・マーフィさんと。私の小さな肖像画を描いてくれました。私が手に持ってるのがそうです。立体的に見えます。「マーフィの法則」です。

こんな小さな本を作ってます

㉔マーフィさんは、こんな小さな本も作っているんです。神田の本屋でも、「これは面白い!」と店頭に並べてくれたそうです。

ビンの中に入った超豆本です

㉕これ又、小さい本です。ビンの中に入れて保護しております。

【お知らせ】

エミ・マーフィさんと エミ・マーフィさんと
  1. 4月24日(水)午後8時、ロフトプラスワン。坂口安吾原作の映画「戦争と一人の女」の公開記念トーク。井上淳一監督や寺脇研さん(プロデューサー)などが出ます。私も出ます。映画に出演した江口のり子さん、永瀬正敏さんも後半に出ます。
  2. 4月27日(土)『“拉致疑惑”と帰国』(河出書房新社)の出版記念会が行われます。北朝鮮にいる「よど号」グループに鳥越俊太郎さんたちが話を聞き、まとめた衝撃的な出版です。ヨーロッパにおける日本人「拉致」の疑いについて。帰国について。北朝鮮での生活について、「よど号」グループが赤裸々に語ります。
     午後6時開会。会場は涵徳亭(かんとくてい)。
    文京区後楽1-1-6  03(3811)3015です。
    会費は(本代共)3500円。参加希望者は下記へ。
    090(1669)0753(山中)
    090(2732)0534(井上)
こんな小さな本を作ってます こんな小さな本を作ってます
  1. 4月27日(土)から5月10日(金)まで。ポレポレ東中野で、ジャン・ユンカーマン監督の「映画 日本国憲法」と「ベアテの贈りもの」の上映が行われます。
     4月28日(日)は、午後2時から監督と私のトークがあります。
  2. 4月29日(月)テアトル新宿。「戦争と一人の女」の終了後、午後8時20分から8時40分。井上淳一監督、寺脇研さん、そして私のトークがあります。
  3. 5月5日(日)、名古屋で私の講演会をやります。「右からの脱原発」です。14時開演。名古屋市教育館2F。第8研修室。参加費千円。希望者は岩井まで。080(5702)8405
     なお、呉智英さん(評論家)も参加して下さるそうです。お話を聞きたいと思います。呉さんの最近出した本、『吉本隆明という「共同幻想」』(筑摩書房)と『真実の「名古屋論」=トンデモ名古屋論を撃つ』(人間社)は、とてもいい本です。教えられました。この本のことも聞いてみたいです。
ビンの中に入った超豆本です ビンの中に入った超豆本です
  1. 「劇団再生」の「暗室の窃視者」が上演されます。5月9日(木)〜12日(日)。千歳船橋のアポックシアターです。5月10日(金)には、「劇団再生」の代表・高木尋士氏と私のプレトークがあります。「通貨としての言葉」です。
  2. 5月13日(月)一水会フォーラム。午後7時、ホテルサンルート高田馬場。講師は柳澤協二さん(元内閣官房副長官補)です。テーマは「官邸のイラク戦争」です。岩波書店から同名の本も出ています。
次の「鈴木ゼミ」は5/25(土)です 次の「鈴木ゼミ」は5/25(土)です
(クリックでPDFファイルが開きます)
  1. 5月25日(土)午後2時。西宮で「鈴木ゼミ」です。会場は西宮駅前・Caféインティライミです。ゲストは青木理さん(ジャーナリスト)で、「ジャーナリズムの危機とは何か?」です。お問い合わせ、参加申し込みは、0798(49)5302へ。
  2. 5月30日(木)午後6時30分。「第22回千代田平和集会」で講演します。〈「右」から改憲策動を斬る〉。会場は、市ヶ谷の「いきいきプラザ一番町・カスケードホール」です。資料代500円。主催・千代田区春闘共闘委員会。千代田九条の会。問い合わせ・申し込みは、千代田区労協に。03(3264)2905
  3. 6月10日(月)7時、ホテルサンルート高田馬場。一水会フォーラム。講師は植草一秀さんです。
  4. 6月11日(火)第2回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。中島岳志さんと「愛国・革命・アジア」について語ります。中島さんは今、血盟団のことを書いていて、今と状況が似ていると言います。又、先日はNHKで、大本教について話してました。刺激的な話が聞けると思います。
  5. 6月15日(土)福島市で講演。木村三浩氏(一水会代表)と私です。
  6. 6月29日(土)静岡市で講演。
  7. 6月30日(日)「マガ9学校」。講師は伊藤真さん。
  8. 7月7日(日)午後2時、西宮で「鈴木ゼミ」。ゲストは、内田樹さんです。内田さんは神戸女学院大学名誉教授で、『日本辺境論』『街場のメディア論』などのベストセラーがあります。
  9. 7月14日(日)早大のサークルで講演。
  10. 7月19日(金)〜21日(日)秋葉原ACT&Bで劇団再生の読書劇「二十歳の原点」の上演。
     19日(金)は高木尋士さんと私のトークがあります。「『未熟であること』について」です。
     初め、20日(土)にトークをやる予定でしたが、19日(金)に変わりました。申し訳ありません。
  11. 7月20日(土)午後、和歌山カレー事件の「林眞須美さんを支援する集会」が行われます。大阪・御堂会館(南御堂)です。テーマは、〈「死刑弁護人」のクルーが見た和歌山カレー事件〉。
    講師は、斉藤監督&岩井カメラマンです。
  12. 8月3日(土)午後1時、ロフトプラスワン。私の「生誕100年祭」です。
  13. 8月13日(火)午後6時、第3回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは山口二郎さん(北海道大学教授)で、「参院選後の政治状況」について語ってもらいます。
  14. 9月6日(金)〜8日(日)秋葉原・ACT&B。劇団再生の読書劇「テロならできるぜ」(原作・見沢知廉)が上演されます。9月7日(土)は、高木尋士さんと私のトーク。「テロと言葉と見沢知廉」を行います。
  15. 11月19日(火)午後6時、第4回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは、小磯修二さん(釧路公立大前学長)です。