2013/05/27 鈴木邦男

ミッションの同窓会で、考えた。

①「受難」の高校生活。でも懐かしい

東北学院榴ヶ岡高校同窓会(5/18) 東北学院榴ヶ岡高校同窓会(5/18)

「クニオ、この前、テレビで見だど」と何人かに言われた。

「どんだげ過激な事ば言うなだと思ったげんと、案外、おどなしいごと言ってだっちゃな」

「んだんだ」

「オラダの考えでるごとど、かわんねえ」

「んだんだ」

…と言う。「多分、オラも、ミッションスグールで、教わったからだっちゃ」と私は答えました。

5月18日(土)、午後5時から、東北学院榴ヶ岡高校の同窓会がありました。その時の光景です。

私は1回生です。確か150人ほどいたのですが、ともかく厳しい学校でした。

1回生と2回生。女子は42回生 1回生と2回生。女子は42回生

今は何回生なんだろうと思って聞いたら、52回生だそうです。

じゃ、52年前に私たちは高校に入学したのか。大昔だ。ショックだった。

その52年間の間に、1万人以上の同窓生がいる。凄いですね。

そういえば、10年ほど前、喜納昌吉さんに呼ばれて沖縄のシンポジウムに行った時、「榴ヶ岡出身」という牧師さんに会った。

又、今年の2月11日、名古屋の教会に呼ばれて講演した時、やはり榴ヶ岡高校出身の牧師さんに会った。

聞いたら、牧師になった人は10人以上はいるという。あるいは、何十人もいるのだろうか。偉いですね。

「ミッションだから、いるだろう」と思われるかもしれないが、意外にも、私らは、〈宗教〉とはあまり関係がなかった。

今の校長先生と、校旗 今の校長先生と、校旗

勿論、ミッションだから、毎朝、礼拝があるし、聖書を読み、賛美歌をうたった。「聖書」の授業もあるし、その試験まである。

それで合格点を取らないと、卒業出来ない。だから大学の受験も出来ない。

それで「仕方なく」勉強した。「強制された宗教」だから、反撥した。

厳しい学校で、ちょっと遅刻したからといっては先生に殴られた。服装が乱れているといっては、殴られた。授業中、私語をしたからといっては殴られた。

そんなピリピリした、恐怖政治のような学校にあって、「神の愛」を言われても、「嘘つけ!」と思ったのだ。

この収容所のような生活から早く脱出したい。自由を得たいと思った。ソルジェニツインのようだった。

全国から集まりました 全国から集まりました

礼拝や「聖書」の授業も〈強制〉だったので、反撥したのだ。

「聖書」の時間には、皆、「内職」していた。英語などを隠れて勉強していた。私は「聖書」の教科書の下に英単語の本をしのばせて、必死に暗記していた。

ところが運悪く、見つかり、その単語帳をストーブに投げ捨てられた。

一瞬にして大事な単語帳は燃えた。私は茫然としていた。

休み時間に、何人かが集まってきた。

「あそこまでやられたんだ。悔しくないのか」「やり返せ」と言われたのかもしれない。

52年経って、そう「証言」する人もいる。「俺たちが焚きつけたのが悪かった」「皆で、抗議に行くべきだった」と。

現在の教職員の紹介です 現在の教職員の紹介です

でも私の記憶では、そうした「周りの声」は全くない。

カーッとなって、職員室に行き、「聖書」の先生を、物も言わずに殴りつけた。そのシーンだけを鮮明に憶えている。

即刻、退学だ。その時のことは、『失敗の愛国心』に詳しく書いた。

結果的には、半年後、復学し、「1人だけの卒業式」をやってくれた。半年間、教会に通い、懺悔の生活をしたのだ。

②弾圧と強制。その中の「信仰」

吹奏楽部の演奏 吹奏楽部の演奏

だから、キリスト教というと、「強制」と「懺悔」のイメージばかりがある。

それが30年位経ってから、「あっ、キリスト教もいいもんだな」と思うようになった。

世界の文学、美術、建築などを理解するにもキリスト教の理解は必要だ。

地獄のような体験だったけど、でも、ミッションで習ったことはよかった、と思えた。そう思えるようになるまで30年も必要だったということだ。

自分にとっては、キリスト教は「強制」と「弾圧」のイメージだったから、高校で本当に信じていた人がいたことは理解出来なかった。そんな人はいるはずがないと思った。

街に出たらお祭りでした
街に出たらお祭りでした

ミッションだから、いやいや礼拝に出て、いやいや「聖書」の授業に出ているのだと思っていた。

でも、これは間違いだった。あの時代にも、本当に、キリスト教を理解し、信じていた生徒がいたんだ。何せ在学中に洗礼を受けた生徒もいたという。

「すずめ踊り」をやってます
「すずめ踊り」をやってます

この話を聞いた時、「嘘だろう!」と叫んだが、本当のようだ。

1学年は150人位だ。その中に、毎年、10人ほどは洗礼を受けていたという。

全く知らなかった。受験だけを目指し、いやいや礼拝に出てた我々とは違い、そんな真面目な人々がいたんだ。ひっそりと、まるで「隠れキリシタン」のように生活していたのだ。

翌日の「青葉祭り」 翌日の「青葉祭り」

あれっ、変だな、ミッションスクールで「隠れキリシタン」というのは。

でも、宗教の押しつけに反撥していた多くの学生の中で、真剣に学び、信じていた人たちは、ひっそりと、孤立して生活していたようだ。

そして、卒業後、さらに神学校に行ったり、大学の神学部に行き、そして、牧師になった人も10人以上いる。

私たちのような、荒々しい反抗生活を送った人間とは違う。

そうだ。そんな「神の生活」を一筋に送った人に、今度、キチンと話を聞いてみよう。

③「万教帰一」なんだよと、布君が…

大行列でした 大行列でした

高校を卒業して50年が経ち、今は、「ひどい生活だった」と笑って言えるようになった。

と同時に、キリスト教の教えが、いろんな所で活かされていると思っている。

「愛国心」の理解についてもそうだ。

三島由紀夫は、「愛国心」という言葉は嫌いだと言って、お上が押しつける「官製」のにおいがある、と言う。

又、「愛」というならば無限のものなのに、「国境」で区切られている。

こんなものが愛か、と。

これはキリスト教の愛を念頭に置いている。キリストの愛は国境を越える。

無限の愛だ。愛とは本来、そういうものだ。

大道塾の東孝先生と(5/19) 大道塾の東孝先生と(5/19)

それなのに、この国だけは愛し、他の国は憎む。これが愛という名に値するのか、と。

だから、今の排外主義的な動きは、「愛」だとは言えない。「愛国心」でもない。単に、隣国に対する「憎悪心」だ。「憎悪心」をいくら集めても、自国に対する「愛国心」にならないだろう。

あんなに、ミッションの生活を嫌い、反撥したのに、何故かキリスト教の教えが生きている。自分の体に染みついている。そんな思いがある。

「それと、『生長の家』の教えですよ」と、よく、言われる。

母親が熱心な信者だったので、小さなうちから「生長の家」の教えには触れてきた。

「愛国心」もそこで教わった。「万教帰一」ということも教わった。

北仙台駅 北仙台駅

対立的に見えていても、全ての教えの根本は一つだという。

ちょうど富士山に登る道はいくつもあるが、皆、頂上を目指し、頂上で出会うという。

私は最近、左翼的な人々と付き合うことが多いし、左翼の集会や労働組合にも呼ばれたり、日教組にも呼ばれて話をした。

「転向だ!」「変節した!」と(昔の仲間からは)罵倒されることも多い。

ところが、「生長の家学生道場」で一緒に修行した布清信(ぬの・きよのぶ)君に言わせれば、「それは“万教帰一”を実行してるんですよ」と言う。

元、住んでいた家にはアパートが 元、住んでいた家にはアパートが

驚いた。そんなことは考えたことはなかったからだ。

自分でも、変節したのかな、転向したのかな、堕落したのかな、と思うことがある。迷う。

ところが布君は、「違う」と言う。「右も左も、方法論、道は違っても富士山に登ろうとしている。理想の世界を目指している。同じだ。それを実践しているのだ」と。

「そんなことを考えたことはないのに…」と言ったら、「それが宗教ですよ」と言う。

じゃ、私は、キリスト教と「生長の家」がベースになって、この運動をやってきたのか。

ウーン、そうなのか。じゃ、私だって「聖職者」かもしれない。

④私も、「使徒」かもしれない

兄貴と 兄貴と

今年の2月11日、名古屋の教会に呼ばれて、私は講演をした。

その時の様子が「キリスト新聞」(3月2日)に載っている。私の話の内容、さらに、主催者の岩本和則牧師の話が載っていた。こう言っている。

〈鈴木さんは聖書の登場人物に例えるならば使徒パウロ。かつてはゴリゴリの武闘派民族主義者だったが、近年は一転して一切の暴力を否定。自らの立場に執着せず、ひたすら言葉による対話の重要性を説き、政治的党派性、宗教、文化の差異を超えて活躍される様子はまさにパウロそのもの。おまけに鈴木さんはミッションスクール出身で、著作の中でもしばしばキリスト教について語っている〉
ずんだセット ずんだセット

これは嬉しいですね。そんな気持ちで生きてきたわけではない。

しかし、知らず知らずのうちに、無意識的に、キリスト教の影響があったのだろう。

なんか、キリスト教の「いいとこ取り」みたいで申し訳ないが。

岩本牧師は、さらに言う。

〈教会の中にも、社会派、福音派といった左右の色分けをしたがる傾向は一部に見られる。党派性の呪縛が教会を閉塞させているような気がしてならない。鈴木さんはキリスト者ではないが、その党派性にとらわれない生き方が、むしろ福音による自由の尊さを証明しているように思っていた〉
「かりの会」の総会で(5/19) 「かりの会」の総会で(5/19)

ありがたい話です。自分では、ただ、「いいかげん」「節操がない」「だらしがない」だけかと思っていたのに。そうではなく、「自由」だったのか。

ミッションにいた時も、ただただ「自由」になりたかった。

又、早稲田に入り、その「自由」を手に入れたと思ったら、そこは全共闘の支配する「抑圧の学園」だった。

「自由」を求めて声を上げたら、「右翼め!」「反動め!」と全共闘に殴られ、ボコボコにされた。

そして、私は「右翼」になった。

はじめに「自由」への叫びがあったのだ。ただ「自由」を求めただけなんだ。

山中さんの報告 山中さんの報告

それが「右翼」と言われ、今は「変節漢」と呼ばれ、時には「反日」「売国奴」と言われる。キツイ。

でも、使徒パウロは、もっともっと、キツかったのだ。苦難の道を歩んだのだ。

もっともっと聖書を学んでみよう。パウロの生き方を読んでみよう。「裏切り者」と言われ、弾圧されたんだ。それを跳ね返したのは信仰だった。

パウロの一途さ、強さをもっともっと知りたい。学びたい。

遠藤周作の『沈黙』という小説がある。キリスト教を捨てて、裏切った聖職者が出てくる。変節し、今度は日本のキリスト教徒に棄教を勧める。

猫ひろしさんと(5/17) 猫ひろしさんと(5/17)

「私は、これではないのか」と長い間、悩んでいた。

味方を裏切り、〈敵〉に、味方の情報を教えている。スパイだ。

「どうしたら、話し合いが出来るのか」「右翼が襲撃してきたらどうしたらいいのか」と聞かれることが多い。

こうしなさい、ああしなさいと教える。

味方を裏切った武士が、敵に(かつての)味方の情報を教えている。私は、そんな汚れた裏切り者ではないのか。と悩んでいた。

その悩みは今でもある。使徒パウロは、私とは比べものにならないほどの悩みを持ち、苦しみを持ち、そして、それでもなお、信仰に生きたのだろう。

一部の人間にだけ通じる、小さな〈愛〉ではなく、本当の、無限の〈愛〉を信じて。

又、それを実践しようとして、苦難の道を選んだのだろう。

自分の頭はいまだ混乱している。ミッションの同窓会に出るたびに、そんなことを考える。でも、これはいいことだろう。

普段は、ボーッとして、自堕落に生きている私が、人間の生き方を真剣に考える機会なのだから。

〈「右」が語る脱原発〉
〈「右」が語る脱原発〉

【だいありー】

想田和弘監督と対談(5/20) 想田和弘監督と対談(5/20)
  1. 5月20日(月)午前中、原稿。午後1時、映画監督の想田和弘さんと対談しました。「マガジン9」で。ニューヨークから帰ってきて忙しいところを時間を割いてくれました。
     「選挙」「選挙2」「Peace」「精神」などの映画は見ています。映画、表現、そして政治、憲法などについて話しました。とても熱い対談になりました。
  2. 5月21日(火)午前中、原稿。午後、打ち合わせ。夕方、講道館へ。練習中、肩から投げ落とされて、痛い。
「選挙2」のポスターの前で 「選挙2」のポスターの前で
  1. 5月22日(水)「東京新聞」の「こちら特報部」は〈政治家の暴言、「外圧」で炎上〉。〈緊張感欠く国内メディア〉。
     小倉千加子さん、高橋哲哉さん、酒井啓子さんなどが発言。私の発言も載ってます。
     午前中、原稿、午後、図書館。夜、雑誌の座談会。
  2. 5月23日(木)午前11時、取材。午後3時、河合塾コスモ。「現代文要約」。
     5時、「読書ゼミ」。原武史さんの『影の磁力』(幻戯書房)を読む。
     終わって、急いで、ホテルニューオータニへ。「恵観塾」に出る。池口恵観さんの勉強会だ。朝鮮総連ビルの件を詳しく話していた。息子さんも来ていた。久しぶりに会った。
「東京新聞」(5/22)
「東京新聞」(5/22)
  1. 5月24日(金)午前中、原稿。午後4時、TBSテレビに。「サンデーモーニング」の収録。憲法改正について話をする。
     終わって、局の車で明治大学のリバティタワーへ。6時、10階の1103号教室へ。「アジア記者クラブ」で講演。〈これでいいのか、憲法96条改正、靖国参拝、右翼から見ても今の政治状況はおかしい〉という長いタイトル。
     初め1時間話す。そのあと、森広泰平さん(アジア記者クラブ事務局長)と2人で話す。そして、会場からの質問に答える。
     9時から二次会。
『領土とナショナリズム』(三一書房) 『領土とナショナリズム』(三一書房)
  1. 5月25日(土)朝まで原稿を書いてたので、ほとんど寝てない。眠い。
     8時半、東京駅発の新幹線で新大阪へ。岩井、吉本さんが迎えに来てくれる。
     それから西宮へ。神戸新聞の取材を受ける。それから、青木理さんと打ち合わせ。
     午後2時から「鈴木ゼミ」。青木理さんと「ジャーナリズムの危機とは何か」について語り合う。超満員でした。
     終わって、二次会。
     又、この日、『終わらないオウム』が先行発売された。凄い、感動です。上祐史浩さん、徐裕行さんとの対談があります。私が司会しました。とても緊迫した雰囲気の中でやりました。これは売れるでしょう。31日、全国書店で発売です。
  2. 5月26日(日)TBSテレビ、午前8時、「サンデーモーニング」に出ました。憲法について。昼から、雑誌の座談会。夕方、取材。
電車の中で取材されました
電車の中で取材されました

【写真説明】

東北学院榴ヶ岡高校同窓会(5/18)

①5月18日(土)午後5時半。東北学院榴ヶ岡高校の同窓会に出ました。仙台ガーデンパレスで。これは1回生と2回生ですね。50年前に高校に入学したんですね。大昔です。先生もいますが区別がつきません。(左から3人目が化学の脇田先生です)

1回生と2回生。女子は42回生

②これも1回生と2回生ですね。途中から、男女共学になったようです。女性は42回生です。同じ同窓生なのに、42才も違うんですね。ショックです。

今の校長先生と、校旗

③現在の校長先生の挨拶です。右は榴ヶ岡高校の旗ですね。私の頃にはこんなモダンな旗はありませんでした。

全国から集まりました

④榴ヶ岡高校の同窓生はもう1万人以上いるそうです。牧師さんになった人も何人もいます。偉いです。グレて右翼になった人もいます。この日、全国から大勢の人が集まりました。

現在の教職員の紹介です

⑤現在の教職員の紹介です。皆、若いですね。私らの頃には若い先生なんていませんでした。女性の先生もいませんでした。

吹奏楽部の演奏

⑥今は吹奏楽部もあって、女性も沢山います。いろんな曲を演奏してくれました。「ふるさと」や「校歌」が流れると、皆、眼をウルウルさせてました。私もそうです。

街に出たらお祭りでした

⑦終わって、1回生の仲間と国分町の飲み屋に行きました。18、19日は「青葉まつり」で、人、人、人でした。夜遅くまで、「すずめ踊り」をやってました。

「すずめ踊り」をやってます

⑧これも「すずめ踊り」です。すずめの真似をして、チュンチュン踊るんです。「竹に雀」は伊達家の家紋かな。又、仙台には「竹に雀」という有名なお酒もあります。
 仙台人はすずめです。鳥です。だから翼があるんです。

翌日の「青葉祭り」

⑨これは翌日の朝です。「青葉まつり」です。

大行列でした

⑩大行列です。伊達家の行列です。

大道塾の東孝先生と(5/19)

⑪同窓会の時、2回生に言われました。「明日、クニオ、行ぐんだべ。大道塾へ」と。
 エッ?と思ったら、北仙台の青葉体育館で、「北斗旗全日本空道体力別選手権大会」をやるという。午後から東京で用事がある。でも、せっかくだからと、朝早く行って、東孝先生にご挨拶しました。

北仙台駅

⑫すぐそばに北仙台駅がありました。ここは全く変わらない。50年前と同じです。外壁を新しく塗っただけです。懐かしいです。

元、住んでいた家にはアパートが

⑬そうだ。北仙台駅から「わが家」が近かったな、と思い、歩きました。わが家は今は、売り払われ、新しいアパートが建ってました。右の大きなアパートです。立派です。そうか。いつか、ここに部屋を借りて、仕事をする。というのもいいかもしれない。

兄貴と

⑭18日、同窓会の前に、兄貴の家を訪ねました。その時、地震が…。9階だから、かなり揺れました。

ずんだセット

⑮19日、仙台駅地下1Fの「ずんだ茶寮」で、ずんだセットを食べました。ずんだ餅とアイス緑茶です。さすが「日本一のお菓子」と言われるだけのことはあります。
 このあと、「ずんだシェーク」も飲みました。他に、ずんだアイス、ずんだプリン、ずんだ饅頭などもあります。

「かりの会」の総会で(5/19)

⑯19日(日)午後1時に東京について、池袋へ。豊島区民センターへ。「かりの会」総会に出ました。私も挨拶しました。「よど号」グループの帰国支援の会です。
 かりは鳥です。北を目指し、再び日本に帰ろうとしています。仙台人は雀で、よど号は、かりです。劇団再生はフクロウです。みんな鳥です。だから、みんな翼があるんです。「かりの会」のあと、近くの居酒屋で飲みました。

山中さんの報告

⑰山中幸男さん(救援連絡センター事務局長)の報告です。

猫ひろしさんと(5/17)

⑱5月17日(金)、ロフトプラスワンで猫ひろしさんのトークライブがあったので、聞きに行きました。元気でした。オリンピック目指して頑張っています。

想田和弘監督と対談(5/20)

⑲5月20日(月)午後1時から、想田和弘さんと対談しました。「マガジン9」で。想田さんは「選挙」「選挙2」「精神」「Peace」などの衝撃的な映画を次々と作り、問題提起しております。
 今はニューヨークで仕事しています。帰国した忙しい中を会ってくれました。

「選挙2」のポスターの前で

⑳対談が終わって。「選挙2」のポスターの前で。

『領土とナショナリズム』(三一書房)

㉑木村三浩氏と前田朗さんの『領土とナショナリズム』(三一書房)が出ました。いい本です。詳しいし、とても教えられました。

「東京新聞」(5/22)

㉒「東京新聞」(5月22日)の「こちら特報部」に出ました。政治家の最近の「暴言」についです。

「千代田平和集会」(5/30)

㉓5月30日(木)の「第22回千代田平和集会」のチラシです。労働組合が私を呼んでくれるのです。

「北方ジャーナル」(6月号)

㉔月刊『北方ジャーナル』(6月号)は、凄いです。巻頭特集が〈「右」の6人、脱原発を語る〉です。驚きました。

〈「右」が語る脱原発〉

㉕「右」の6人の中には「脱原発」の人もいるし、賛成・推進派の人もいます。これは公平に取材しています。なかなか意欲的な特集です。

電車の中で取材されました

㉖私は街頭で取材されてます。いや、写真は街頭ですが、電車の中で取材されたのです。
 4月9日、札幌に行ってました。6時から鈴木宗男さんとの講演会があったのです。
 その前は、「北海道新聞」の取材が入ってました。だから、「北方ジャーナル」から取材を申し込まれた時、「時間がないですよ」と言ったんですが…。「そうだ、千歳まで迎えに来てよ」と頼み、千歳から札幌までの電車の中で話をしたのです。幸い、空いていたので、よかったです。「車中取材」なんて初めてです。

いよいよ、5/30発売です

㉗5月30日に発売です。5月25日(土)に、先行発売で、実物をもらいました。 感動しました。

【お知らせ】

いよいよ、5/30発売です いよいよ、5/30発売です
  1. 5月30日(木)『終わらないオウム』(鹿砦社・1500円)。この日、全国書店で発売です。初めの予定より、ちょっと遅れました。上祐史浩、徐裕行さんの対談です。私が司会をしました。田原総一朗さんが解説を書いてます。「覚悟の書」「衝撃の書」です。
  2. 5月30日(木)午後6時30分。「第22回千代田平和集会」で講演します。〈「右」から改憲策動を斬る〉。会場は、市ヶ谷の「いきいきプラザ一番町・カスケードホール」です。資料代500円。主催・千代田区春闘共闘委員会。千代田九条の会。問い合わせ・申し込みは、千代田区労協に。03(3264)2905
  3. 6月2日(日)4時 国会を包囲。脱原発統一デモがあります。行きましょう。
「千代田平和集会」(5/30) 「千代田平和集会」(5/30)
  1. 6月4日(火)午後8時から。「iPS騒動」の森口尚史さんとニコニコ生放送に出ます。
     「人間に必要な強さとは何か〜iPS騒動を通して考える」
     あの「騒ぎ」は一体何だったのか。そしして、「人間が持つべき強さ」について語り合います。
  2. 6月10日(月)7時、ホテルサンルート高田馬場一水会フォーラム。講師は植草一秀さんです。「日本政治の危機=安倍政権がもたらす七つの災厄=」です。
  3. 6月11日(火)第2回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。午後6時から。中島岳志さんと「愛国・革命・アジア」について語ります。中島さんは今、血盟団のことを書いていて、今と状況が似ていると言います。又、先日はNHKで、大本教について話してました。刺激的な話が聞けると思います。
「北方ジャーナル」(6月号)"" 「北方ジャーナル」(6月号)
  1. 6月12日(水)国会で「笑の内閣」の「65歳からの風営法」を上演するそうです。といっても、国会議員向けに、場所は星陵会館でやるそうです。午後6時から。私も見に行こうと思ってます。
  2. 6月14日(金)7時、東郷和彦さん(外交評論家)と対談。Ustreamでネット配信します。
  3. 6月15日(土)福島市で講演。木村三浩氏(一水会代表)と私です。
  4. 6月17日(月)午後7時、ロフトプラスワン。『終わらないオウム』出版記念トークイベントです。上祐史浩さん、徐裕行さん、それに私も出ます。これは画期的なイベントです。他にも豪華ゲストが予定されてます。
  5. 6月24日(月)7時。ネイキッドロフト。高木尋士さんの『フクロウのいる部屋』の出版記念イベントがあります。私も出ます。フクロウも出演します。
  6. 6月29日(土)午後1時、静岡で講演。このあと、午後7時より、スナック「バロン」で講演。植垣康博氏と連合赤軍事件、よど号事件などについて話します。
  7. 6月30日(日)午後2時、「マガ9学校」。講師は伊藤真さん。
  8. 7月1日(月)12時半。日本外国特派員協会に出ます。「参議院選挙の行方と今後の日本」のテーマで。
  1. 7月7日(日)午後2時、西宮で「鈴木ゼミ」。ゲストは、内田樹さんです。〈溶解する国民国家=グローバリズムと新自由主義経済のその後=〉です。内田さんは神戸女学院大学名誉教授で、『日本辺境論』『街場のメディア論』などのベストセラーがあります。
     参加申し込み、お問い合わせは、鹿砦社へ。0798(49)5302へ。
  2. 7月8日(月)午後7時、一水会フォーラム。ホテルサンルート高田馬場。講師は民主党の小西洋之氏です。憲法と表現の自由について語ってくれます。
  3. 7月13日(土)名古屋に行きます。愛知サマーセミナーで講演。
  4. 7月14日(日)早大のサークル「早大鵬志会」で講演。「自由について考える」。
  5. 7月19日(金)〜21日(日)秋葉原ACT&Bで劇団再生の読書劇「二十歳の原点」の上演。
     19日(金)は高木尋士さんと私のトークがあります。「『未熟であること』について」です。
  6. 7月20日(土)12時より。和歌山カレー事件の「林眞須美さんを支援する集会」が行われます。大阪・御堂会館(南御堂)です。テーマは、〈「死刑弁護人」のクルーが見た和歌山カレー事件〉です。
    12:00〜13:30 映画上映「死刑弁護人」
    14:00〜14:15 挨拶 鈴木邦男他
    14:15〜15:15 斉藤監督×岩井カメラマン
    15:15〜16:30 弁護団報告
  7. 7月22日(月)代官山「山羊に聞く?」でトークに出ます。保江邦夫氏(ノートルダム清心女子大学教授)と鈴木邦男のトークです。「KUNIOとKUNIO。愛について語る」です。保江邦夫氏は、『人を見たら神様と思え』『愛の宇宙方程式』(共に風雲舎)などの著書があります。後者は、「合気を追い求めて物理学者のたどりついた世界」について書いてます。〈物理と合気道〉についても語る予定です。司会は桃江メロンさんです。
  8. 8月3日(土)午後1時、ロフトプラスワン。私の「生誕100年祭」です。
  9. 8月13日(火)午後6時、第3回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは山口二郎さん(北海道大学教授)で、「参院選後の政治状況」について語ってもらいます。
  10. 9月6日(金)〜8日(日)秋葉原・ACT&B。劇団再生の読書劇「テロならできるぜ」(原作・見沢知廉)が上演されます。9月7日(土)は、高木尋士さんと私のトーク。「テロと言葉と見沢知廉」を行います。
  11. 11月19日(火)午後6時、第4回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは、小磯修二さん(釧路公立大前学長)です。