2013/06/03 鈴木邦男

『終わらないオウム』の衝撃。そして戦慄

①「会うはずのない2人」が会った!

『終わらないオウム』発売中です! 『終わらないオウム』発売中です!

実物を手にした瞬間、手が震えました。

本当に出版されたんだ!と感動しました。

今までの本作りの中でも最も衝撃的で、最もスリリングな本だと思います。5月25日(土)、西宮の「鈴木ゼミ」会場で、この本は先行発売されたのです。

『終わらないオウム』(鹿砦社・1500円)です。

本の表紙には、上祐史浩さん。徐裕行さん。そして私の写真が大きく出ています。

〈あの時、本当に殺そうとしたのは上祐さんだった〉

という徐さんの言葉が書かれています。

18年前、オウム真理教幹部・村井秀夫さんを刺殺したのが徐裕行さんです。

上祐史浩さん、私、徐裕行さん(3/1) 上祐史浩さん、私、徐裕行さん(3/1)
「上祐、青山、村井を狙った。3人のうち誰でもよかった」

と逮捕された徐さんは語っています。

しかし、本当は、テレビに出て一番目立った上祐さんを殺したかった、とこの本の中では告白しています。

その「殺そうと狙った」徐さんと、会ったのです。当の上祐さんが。本の帯にはこう書かれています。

〈殺す/殺されるはずだった。「絶対に会うはずのない、会ってはいけない2人」が、いま出会い、事件の真相を徹底討論した「覚悟の書」、緊急出版!〉
熱く、激しく、語り合ってます 熱く、激しく、語り合ってます

上祐さんもよく出て来てくれたと思います。

「安全」の保障は何もない。シークレットに行われた対談だ。

警備の人はいない。高田馬場の会議室に1日中、閉じこもって話し合った。熱く、激しく。

実は、2人が「会おう」となるまでは、いろいろと大変でした。苦労があった。いばらの道だ。それは本書を読んでほしい。

上祐さんにとって徐さんは、18年前、「自分の親友」村井さんを殺した男だ。

徐さんはその場で逮捕され、12年の刑務所生活を送る。

たとえ出所しても、上祐さんは会いたくない。そう思うのが当然だ。会う意味もない。

長い長い討論を終えて… 長い長い討論を終えて…

又、徐さんは、会って、「昔の激情」「殺意」が甦るかもしれない。本当に殺したかったのは上祐さんだったのだし。

その「主要敵」が目の前にいる。徐さんだって嫌だろう。

18年前のあの事件は、忘れたいはずだ。それなのに、思い出させられる。突然、フラッシュバックするかもしれない。そんな不安だってあるだろう…。

「会うはずのない二人」が会った。そして相対極から、あの事件について語り合う。考える。そこで初めて見えてきたこともある。

又、オウムはなくなったが、かえって、オウムの言う「陰謀論」は拡大して世の中に浸透しているという。

「鹿砦社出版ニュース」では、その辺のところを、こう紹介している。

村井さんを刺殺した直後の徐さん 村井さんを刺殺した直後の徐さん
〈元オウム真理教最高幹部にしてスポークスマンだった上祐史浩と、そのオウム真理教に怒りを覚え、義憤からオウム真理教・科学技術省大臣の村井秀夫を刺殺し、12年間服役していた徐裕行が事件後18年目にして初対面。二人をよく知る鈴木邦男を交えた徹底対談が遂に実現!
実行犯とターゲット両者が仔細に語る緊迫した「村井刺殺事件」現場の状況と真相。それぞれが「加害者」として生きていくことの意味。“オウム以前”の「連合赤軍」。“オウム以降”の「ネット右翼、在特会」といった、20周年で発生する「オウム」的なもの=日本の暗部にわれわれは今、どう立ち向かうべきなのか? オウムの「抗いがたい魔力」について、麻原彰晃と何度も対峙したジャーナリスト・田原総一朗による解説を収録!〉

②これは「奇蹟の書」だ!

これは2/27。上祐さんと対談 これは2/27。上祐さんと対談

「解説」は田原さんしかいないと思って、お願いした。お忙しい中を、書いてくれた。

5月3日、BS朝日の「激論!クロスファイア」で会った時、「凄い本だね!」と言っていた。

「上祐、徐の2人も凄い。あんな人間は、ちょっといない」と。

田原さんは、日本のトップの人たち、凄い人たちの、ほぼ「全て」に会ってきた。

その田原さんが驚くのだから、本物だ。司会をした自分でも、あんな危ない対談がよく、実現したと思う。そして本になったと思う。

2人の勇気、まとめてくれた風塵社のスタッフ、本を出してくれた鹿砦社の皆さんのおかげだ。この「歴史的な本作り」にかかわることが出来て、私も幸せだ。

5/25(土)西宮で。青木理さん 5/25(土)西宮で。青木理さん

この本の目次を紹介しよう。

初めに
(鹿砦社編集部)
第1章
「奇蹟の書」成立の経緯(鈴木邦男)
第2章
村井幹部刺殺事件とオウム真理教の深層
(鼎談 上祐史浩vs鈴木邦男vs徐裕行)
第3章
オウム真理教を生み出した社会
(鼎談 上祐史浩vs鈴木邦男vs徐裕行)
第4章
日本の「写し鏡」となるオウム
(対談 上祐史浩vs鈴木邦男)
第5章
これからの宗教思想を目指して
(対談 上祐史浩vs鈴木邦男)
終章
〈不安の時代〉を超える思想(上祐史浩)
解説
いかがわしさの魔力(田原総一朗)

今考えても、凄い本だ。よく出来たと思う。

上祐さん、徐さんという勇気ある2人の決断があった。

そして、「本にしましょう」と提案し、覚悟を決めた鹿砦社の松岡社長、福本氏、藤井さんの尽力があった。

青木さんの講演のあとトーク 青木さんの講演のあとトーク

さらに、編集をしてくれた風塵社の苦労があった。

皆が皆、全力を尽くした。そして、この本が出来た。

本のまとめ方、構成もうまい。舌を巻いた。

だって、この順番で鼎談、対談は行われたわけではない。

初め、2月27日に、上祐さんと私が朝から夕方まで話し合った。

3月1日に、徐さんも入れて3人で、やはり朝から夕方まで話し合った。

それをシャッフルし、3人の鼎談をトップに持ってきて、テーマごとにまとめている。

凄い力量だ。編集プロダクションとしての「匠の技」を感じた。

そのあと、私が第1章を書けと言われた。

えっ、対談や鼎談で全て話してるよ。と思ったが、書いた。

司会の岩井氏、青木さん、鈴木 司会の岩井氏、青木さん、鈴木

この3人がどうして出会ったか。どうしてこの本が出来たか。その「奇蹟の書」が生まれるまでの経緯を書いた。必死で書いた。30枚は、書いた。

そして上祐さんも「終章」を書いてくれた。実にいい文章だった。

又、田原総一朗さんに「解説」を書いてもらった。

田原さんは、「朝生」でオウムを何度も取り上げていたし、麻原には何度も取材している。「オウムvs幸福の科学」「オウムと連合赤軍」を作っている。「オウムと連合赤軍」は本にもなっている。

これだけ勇気をもって立ち向かったジャーナリストはいない。

だから、「解説を書いてもらうなら田原さんしかいない」と思った。超多忙な中、田原さんは書いてくれた。本当にありがとうございました。

③「誇大妄想」に聖人・文化人がお墨付きを与えた

青木さん、鈴木、松岡社長 青木さん、鈴木、松岡社長

この本の帯には、下にこう書かれている。

〈著者印税は全額オウム事件被害者への賠償に充てさせていただきます〉

もの凄く苦労して作った本だ。この本は無理だ。とても出来ないよ、と何度も諦めかけた。

やっと出来た。でも「仕事」にはしていない。収入は全くない。でも、これは当然だと思った。

そして、この歴史的な仕事に参画出来たことが嬉しいし、誇らしい気持ちだ。

本の帯には、この本の内容を箇条書きで紹介している。これが衝撃的だし、挑発的だ。マスコミや、警察、国民世論への批判にもなっている。大きな問題提起になってると思う。

『終わらないオウム』にサインしました 『終わらないオウム』にサインしました

だって、こんな見出しが、並んでいる。

  • 豊田商事事件を彷彿とさせたマスコミの「共犯」ぶり
  • 誇大妄想にお墨付きを与えた聖人・文化人
  • 刺殺犯に「がんばれよ!」と声を掛けた中学生
  • オウムと教祖はこうやって「造られた」
  • 麻原死刑の現実性とその後の「リスク」
  • 地獄をくぐり抜けてみえるもの
青木理さん、飛松五男さん、鈴木 青木理さん、飛松五男さん、鈴木

この2人だからこそ言える。

そして「地獄をくぐり抜けた」2人だからこそ見えることだ。

これだけズバリと本音で、あの事件について語った本はないだろう。

オウムは潰れたが、オウム的なものは残っている。と上祐さんは語る。

たとえば、いろんな「陰謀論」「謀略論」だ。

〈あれは「裏がある」〉〈大きな謀略があるのだ〉

と、したり顔で言う人たちがいる。そして自分は「安全圏」にいながら、その〈敵〉を撃て!と絶叫している。

風見愛さんと 風見愛さんと

たとえば、徐さんの事件についても、

「村井は口封じで殺された」「麻原が闇の勢力に頼んだ」「北朝鮮もからんでいる」「国家権力もからんでる」

…と言う人々だ。テレビでも堂々と言っていた。

「義憤」だけでやれるはずがない。「莫大な金をもらったんだ」「出てきたあとのポストを約束されていたんだ。そんなことも分からないのか!」…と。

しかし、2人の話を聞いてみると分かるが、金もポストも一切、見返りはない。

又、「口封じ」をするのなら、他人に頼まず、麻原が自分の部下にやらせるだろう。実際、何度もやってるのだから。

「アジア記者クラブ」で講演(5/24) 「アジア記者クラブ」で講演(5/24)

上祐さんも、村井氏が殺された時は、「ユダに殺された!」と言ってたが、2人で徹底的に話し合った結果、義憤でやったと思う、と言っていた。

では、なぜ、謀略論が流行るのか。

日本も戦争に負けた時、「ルーズベルトの謀略にひっかかったのだ」「暗号を読まれていた。戦争に誘い込まれたのだ」と言う人がいた。日本は「ルーズベルトの陰謀」で負けたのだと。

情けない話だ。「負け」を認めたくなくて、何とかして言い訳してるのだ。さもしい根性だ。

オウムもやっていた。選挙に出て、惨敗した時、「負けるはずがない。これは投票箱をすり替えられたのだ」と言い出した。

「そうだ、そうだ!」と弟子たちは言う。馬鹿な話だ。

そんな中で、「そんなことは、ありえない」と唯一反対したのは上祐さんだった。

勇気がある。というか、命知らずだ。

④「捨て身の覚悟」で闘った。そして語り合った

第2部は森広泰平さんとトーク 第2部は森広泰平さんとトーク

思想運動、大衆運動をしたことのある人なら知っているだろう。

団体がこうだと決めた時、1人だけ反対することは出来ない。「自分1人だけ反対しても仕方ないな」と思ってしまう。

私だって、そんな場にいて、黙り込んだことが何度もある。卑怯な人間でしたよ。

だから、オウムの「これは陰謀だ!」「投票箱はすり替えられた!」と皆が騒いでる時、私でも、そこにいたら、反対出来なかっただろう。

そんなことをして追放されたら嫌だ。下手をしたら殺されると思ったら、なおさらそうだ。オウムの場合は、その危険性があったのだし。

池口恵観さんと(5/23) 池口恵観さんと(5/23)

上祐さんは、「殺されてもいい」と思っていたのか。その時の〈覚悟〉も聞いてみた。

又、徐さんは、上祐、村井、青山の3人のうち誰でもいいから殺そうと待っていた。

本当は、上祐さんを一番、殺したいと思っていた。

記者に紛れ込んで。あるいは、渋い背広を着て刑事に偽装して、その場にいたのだ。と思っていた。

ところが違う。このHPの写真でも載せたように、やたら派手なシャツを着ている。

恵観さんの息子さん 恵観さんの息子さん

一目で「これは変だ」「怪しい」と思う。

でも誰も警察に知らせない。それどころか、徐さんが時々カバンに手を入れて凶器を確認してる様子をテレビで撮っている。

徐さんに言わせれば、(そこにいたマスコミ人は)「皆、何かが起こるのを待っていた」と言う。

エッ?と思った。まさか!と思った。

でも、ずっとこの「不審な男」をカメラは迫っていた。

だからこそ、「刺殺の瞬間」もテレビは映していた。殺した直後の写真も出ている。

しばらくしてから、警官が来て、「誰がやったんだ!」と聞いた。間抜けな話だ。

「私です」と徐さんは言って、連行された。

サルキコフさん サルキコフさん

その時、後ろから中学生がトコトコと駆け寄ってきて、「頑張って下さい!」と背中を叩いた。ちょうど試合会場でプロレスラーの背中を叩いて、応援するように…。

「嬉しかったですか?」と私も間の抜けた質問をした。

「こっちは人を殺し、心が昂ぶっているし、手も血で真っ赤です。そんな時、何だこいつは…と、思いました。おかしい…」と。

マスコミも、中学生も、警察も、興奮の中にいて、自分を見失っていた。決行者だけが何故か、冷静なのだ。

オウム事件は終わったわけではない。今も続いている問題だ。

これからロフトや、いろんな所で、トークをやる。多くの人たちとも話し合い、考えていきたい。

【だいありー】

「神戸新聞」(5/27) 「神戸新聞」(5/27)
  1. 5月27日(月)午前中、原稿。

午後、取材。

「笑の内閣」のポスターを手に 「笑の内閣」のポスターを手に

夕方、講道館。頑張って闘いました。しかし、柔道界は「体罰」「セクハラ」などの不祥事が最近は報道されている。

テレビを見てたら、セクハラを追及された幹部が、「男だから、つい、やっちゃったんでしょうな」と、まるで他人事。

柔道は強いかもしれないが、〈話し方〉が全く出来ない。「言葉」を知らない。戦争の犠牲者に対して心ない発言をする政治家も多いし…。

夜8時から、椎野レーニンさんたちと仕事の打ち合わせ。そして、『終わらないオウム』の出版を祝って、飲みました。

今日の「東京新聞」4面に出てましたね。『終わらないオウム』の広告が!1面に大きく。鹿砦社は広告にも力を入れてます。勝負に出てます!

  1. 5月28日(火)早朝、原稿書き。午前11時半、アークヒルズクラブへ行く。アーク森ビルイーストウイング37階だ。眺めがいい。

「経営塾フォーラム」5月例会。私は前に、ここで講演した。今日は、オリックス取締役兼代表執行役会長・グループCEOの宮内義彦さん。「オリックスの成長戦略」のテーマで。とても勉強になりました。

経営者の経営哲学を聞く機会は余りないので、とても貴重な話で、教えられました。終わって、宮内さんとそんな話をしました。夜は雑誌の座談会。

  1. 5月29日(水)午前中、原稿。それから図書館へ。夜は、対談。
塩見孝也さんと 塩見孝也さんと
  1. 5月30日(木)午前11時、元赤軍派議長・塩見孝也さんと会う。高田馬場で。「最近の状勢をどう見るのか、どう闘うか。話し合いたい」という。憲法の問題などを話し合いました。

午後3時、河合塾コスモ。「現代文要約」。

5時、「読書ゼミ」。赤坂真理『東京プリズン』(河出書房新社)を読んで、皆で考える。

終わって、いつもは生徒と食事会だが、この日はすぐ、車で半蔵門へ。

〈第22回千代田平和集会。「右」から改憲策動を斬る〉

集会そのものは、6時半から始まっているが、私は7時15分から講演。

「千代田平和集会」で講演しました 「千代田平和集会」で講演しました

1時間20分ほど話し、質疑応答をしました。

とてもきれいな会場で、定員は150人。満員でした。

毎年、憲法学者や文化人を呼んで講演してもらう。

今年で22回。初めての試みで、立場の違う、「右」の人を呼んだ。勇気がある。

それで人が集まらなかったら私の責任だ。心配した。

ところが、満員だった。ホッとしました。質問も沢山出ました。楽しく話が出来ました。

驚いたことに河合塾コスモの生徒や、フェローたちも来てくれました。8人ほど。ありがたいです。感激しました。

私の前に、合唱団「ソレイユ」、そして島田修一さん(九条の会東京連絡会事務局長)の情勢報告がありました。

この集会は主催が千代田区春闘共闘委員会・千代田区九条の会。

「いきいきプラザ」は満員でした 「いきいきプラザ」は満員でした

終わって、近くの居酒屋で飲みました。「立場は違っても話し合えるんですね」と、皆に言われました。嬉しかったです。

  1. 5月31日(金)午前中、原稿。午後、取材。書店に行ったら、どこも新刊書コーナーに平積みされてました。『終わらないオウム』が。売れてます…。

6時、講道館。村田直樹先生が主宰する「武道懇談会」に出る。村田先生が、このたび8段になられた。おめでとうございます。そのお話をしてもらい、7時から、近くの居酒屋「北海道」で飲み会。

私は、今日は、酒を飲めないので失礼しました。

二次会で 二次会で

夜12時、テレビ朝日の迎えの車が来る。12時半、テレビ朝日着。打ち合わせ。1時20分から「朝まで生テレビ」が始まる。本当に久しぶりに出る。

今日のテーマは、「激論!大丈夫か?日本の防衛」。第32代陸上幕僚長・火箱芳文さん。第26代海上幕僚長の古庄幸一さんが出演。

お二人の話を聞いて、激論が始まる。伊波洋一、小沢遼子、香山リカ、ケビン・メア、田岡俊次、森本敏、山際澄夫、山口二郎、そして私だ。多岐に渡る討論だし、話が専門的になるし、私は、なかなか、ついて行けませんでした。疲れました。

  1. 6月1日(土)4時20分に番組は終わり、控え室で打ち上げ。5時過ぎ、局の車で家に。それから少し寝ました。午前中、寝てました。

午後、取材。

6時半、畑中純さんの「偲ぶ会」に出ました。

もう1年になるんですか。とてもお世話になりました。いろんな話をしたし、教えてもらいました。亡くなる少し前、「今度、漫画で三島由紀夫の生涯を描きたい」と言ってました。「ぜひ、やって下さいよ」と言いました。

でも、亡くなってしまいました。残念です。調布駅北口のクレストンホテルでした。

  1. 6月2日(日)脱原発の統一集会・デモがある。私は少し出て、そのあと、赤坂へ。「全国勝手連連合会」の「合同祝賀会」に行きました。傘寿を祝う橋本明氏。喜寿を祝う松平恒忠氏。還暦を祝う光永勇氏。伝説的な人ばかりです。貴重な話を聞きました。橋本大二郎さんとも会いました。

【写真説明】

『終わらないオウム』発売中です!

①『終わらないオウム』発売中です。上祐史浩さん、徐裕行さん、私で徹底的に語り合いました。田原総一朗さんが「解説」を書いてくれました。

上祐史浩さん、私、徐裕行さん(3/1)

②上祐史浩さん、私、徐裕行さん。これは3月1日(金)です。朝から夜まで、話し合いました。かなり突っ込んだ話になりました。

熱く、激しく、語り合ってます

③途中、食事したり、お茶を飲んだり…の休憩をを挟みながら、一日中、熱く、激しく語り合いました。

長い長い討論を終えて…

④終わって、3人で写真を撮りました。

村井さんを刺殺した直後の徐さん

⑤オウム幹部の村井さんを刺殺した直後の徐裕行さん(『FRIDAY』1995年6月1日号)

これは2/27。上祐さんと対談

⑥2月27日(水)、上祐さんと私が話し合いました。そして、3月1日(金)に徐裕行さんを入れて3人で鼎談しました。

5/25(土)西宮で。青木理さん

⑦5月25日(土)西宮で行われた「鈴木ゼミ」です。ゲストは青木理さん(ジャーナリスト)。まず、青木さんが、「ジャーナリズムの危機とは何か」と題し、講演してくれました。

青木さんの講演のあとトーク

⑧そのあと、私とのトークです。

司会の岩井氏、青木さん、鈴木

⑨左は司会の岩井正和氏です。超満員でした。

青木さん、鈴木、松岡社長

⑩青木理さん、私、鹿砦社の松岡社長。

『終わらないオウム』にサインしました

⑪この日、『終わらないオウム』が先行発売されました。私もサインしました。

青木理さん、飛松五男さん、鈴木

⑫青木理さん、飛松五男さん、鈴木。飛松さんは元兵庫県警の刑事さん。よくテレビに出てます。ズバズバと言ってます。街を歩いていても、「あっ、刑事さんや!」と子供たちが叫んでます。「婦警はブスばっかりや!」と飛松さんの真似をしています。

風見愛さんと

⑬風見愛さんと。

7/7(日)は内田樹さんです

⑭7月7日(日)の「鈴木ゼミ」はゲストが内田樹さんです。「溶解する国民国家」のテーマで話してもらいます。

「アジア記者クラブ」で講演(5/24)

⑮5月24日(金)。「アジア記者クラブ」で講演。午後6時半から。場所は明治大学リバティタワーの10階です。〈これでいいのか。憲法96条改正、靖国参拝、右翼から見ても今の政治状況はおかしい〉。長いタイトルです。初め、1時間、話しました。

第2部は森広泰平さんとトーク

⑯そのあと、森広泰平さん(アジア記者クラブ事務局長)と2人で話しました。さらに、会場の質問に答えました。終わって、9時から近くの居酒屋で打ち上げ。

「神戸新聞」(5/27)

⑰「神戸新聞」(5月27日)に載りました。5月25日(土)に西宮に行った時、ゼミの前に取材されました。〈「右傾化」の政治、どう見る〉〈失われる「自由と寛容」〉〈右、左なく考えるべき〉…と小見出しが出ています。

池口恵観さんと(5/23)

⑱5月23日(木)午後6時半。ホテルニューオータニ。池口恵観さんと。毎月1回、東京で「恵観塾」をやってます。今回の講演は、北朝鮮問題が中心でした。

恵観さんの息子さん

⑲恵観さんの息子さん。豪泉さんです。去年の4月、恵観さんの訪朝団で一緒に行きました。お坊さんですが大学の時から空手をやっていて、武道家でもあります。

サルキコフさん

⑳ロシア人のジャーナリスト、サルキコフさん。日露関係の改善に尽力しています。大の親日家です。

「笑の内閣」のポスターを手に

㉑「笑の内閣」のポスターを手に。「65歳からの風営法」です。

塩見孝也さんと

㉒塩見孝也さん(元赤軍派議長)に呼び出され、密談しました。いや、革命的交流をしました。

「千代田平和集会」で講演しました

㉓5月30日(木)「第22回千代田平和集会」で講演しました。主催は、千代田春闘共闘委員会です。それと、千代田九条の会です。

「いきいきプラザ」は満員でした

㉔会場は満員でした。「右」の人を呼んだのは初めてだそうです。タイトルは〈「右」から改憲策動を斬る〉

二次会で

㉕二次会で。皆で、飲みました。

6/15(土)福島で講演します

㉖6月15日(土)、午後1時半。福島市の生愛会で、木村代表と一緒に講演します。

【お知らせ】

  1. 『終わらないオウム』(鹿砦社・1500円)、絶讃発売中です。マスコミからの取材、問い合わせが殺到しています。上祐史浩さん、徐裕行さんと私の鼎談。そして上祐さんと私の対談もあり、田原総一朗さんが「解説」を書いてくれました。まさに衝撃的な本です。「奇蹟の書」です。
  2. 6月4日(火)午後8時から。「iPS騒動」の森口尚史さんとニコニコ生放送に出ます。
     「人間に必要な強さとは何か〜iPS騒動を通して考える」
     あの「騒ぎ」は一体何だったのか。そしして、「人間が持つべき強さ」について語り合います。
  3. 6月10日(月)7時、ホテルサンルート高田馬場一水会フォーラム。講師は植草一秀さんです。「日本政治の危機=安倍政権がもたらす七つの災厄=」です。
  4. 6月11日(火)第2回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。午後6時から。中島岳志さんと「愛国・革命・アジア」について語ります。中島さんは今、血盟団のことを書いていて、今と状況が似ていると言います。又、先日はNHKで、大本教について話してました。刺激的な話が聞けると思います。
  5. 6月12日(水)国会で「笑の内閣」の「65歳からの風営法」を上演するそうです。といっても、国会議員向けに、場所は星陵会館でやるそうです。午後6時から。私も見に行こうと思ってます。
  6. 6月14日(金)7時、東郷和彦さん(外交評論家)と対談。Ustreamでネット配信します。
  1. 6月15日(土)福島に行きます。〈世相を斬る!生愛会グループ教育文化公開シンポジウム〜歴史・教育・国際情勢・経済〜〉に出ます。木村三浩氏(一水会代表)と私が出ます。午後1時半。場所は、医療法人生愛会4階大ホールです。参加費は無料です。主催は医療法人生愛会研修推進委員会です。
  2. 6月17日(月)午後7時、ロフトプラスワン。『終わらないオウム』出版記念トークイベントです。上祐史浩さん、徐裕行さん、それに私も出ます。これは画期的なイベントです。他にも豪華ゲストが予定されてます。
  3. 6月19日(水)7時半。阿佐ヶ谷ロフト。映画『ムネオイズム』『尖閣ロック』公開記念イベント。参院選直前、どうなる選挙の争点?ネット選挙、領土問題、憲法改正…。出演。山内和彦(『選挙』主演)、金子遊(『ムネオイズム』監督)、園田映人(『尖閣ロック』監督)ほか。私も出ます。
  4. 6月24日(月)7時。ネイキッドロフト。高木尋士さんの『フクロウのいる部屋』の出版記念イベントがあります。私も出ます。フクロウも出演します。
  5. 6月29日(土)午後1時、静岡で講演。このあと、午後7時より、スナック「バロン」で講演。植垣康博氏と連合赤軍事件、よど号事件などについて話します。
  6. 6月30日(日)午後3時、「マガ9学校」。場所・新宿カタログハウス本社地下2階セミナーハウス。「参院選前に考える。民主主義と立憲主義」。講師は伊藤真さん(弁護士・伊藤塾塾長)。ゲスト・春香クリステティーンさん(タレント)。飛び入りゲスト・鈴木邦男。
  7. 7月1日(月)12時半。日本外国特派員協会に出ます。「参議院選挙の行方と今後の日本」のテーマで。
  1. 7月7日(日)午後2時、西宮で「鈴木ゼミ」。ゲストは、内田樹さんです。〈溶解する国民国家=グローバリズムと新自由主義経済のその後=〉です。内田さんは神戸女学院大学名誉教授で、『日本辺境論』『街場のメディア論』などのベストセラーがあります。
     参加申し込み、お問い合わせは、鹿砦社へ。0798(49)5302へ。
  2. 7月8日(月)午後7時、一水会フォーラム。ホテルサンルート高田馬場。講師は民主党の小西洋之氏です。憲法と表現の自由について語ってくれます。
  3. 7月13日(土)名古屋に行きます。愛知サマーセミナーで講演。
  4. 7月14日(日)早大のサークル「早大鵬志会」で講演。「自由について考える」。
  5. 7月19日(金)〜21日(日)秋葉原ACT&Bで劇団再生の読書劇「二十歳の原点」の上演。
     19日(金)は高木尋士さんと私のトークがあります。「『未熟であること』について」です。
  6. 7月20日(土)12時より。和歌山カレー事件の「林眞須美さんを支援する集会」が行われます。大阪・御堂会館(南御堂)です。テーマは、〈「死刑弁護人」のクルーが見た和歌山カレー事件〉です。
    12:00〜13:30 映画上映「死刑弁護人」
    14:00〜14:15 挨拶 鈴木邦男他
    14:15〜15:15 斉藤監督×岩井カメラマン
    15:15〜16:30 弁護団報告
  7. 7月22日(月)代官山「山羊に聞く?」でトークに出ます。保江邦夫氏(ノートルダム清心女子大学教授)と鈴木邦男のトークです。「KUNIOとKUNIO。愛について語る」です。保江邦夫氏は、『人を見たら神様と思え』『愛の宇宙方程式』(共に風雲舎)などの著書があります。後者は、「合気を追い求めて物理学者のたどりついた世界」について書いてます。〈物理と合気道〉についても語る予定です。司会は桃江メロンさんです。
  8. 8月2日(金)午後6時、西荻窪の小料理「HANA」03(3397)3390で、杉正太郎さんと私の「ダブルバースデー」をやります。2人とも8月2日が誕生日です。この集まりは、一般公開です。杉さんは元「ザ・ニュース・ペーパー」の社長です。杉さん、私。それに滝大作さん(元NHKプロデューサー)を迎え、改憲と「天皇問題」をバトルトークするそうです。
  9. 8月3日(土)午後1時、ロフトプラスワン。私の「生誕100年祭」です。
  10. 8月13日(火)午後6時、第3回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは山口二郎さん(北海道大学教授)で、「参院選後の政治状況」について語ってもらいます。
  11. 9月6日(金)〜8日(日)秋葉原・ACT&B。劇団再生の読書劇「テロならできるぜ」(原作・見沢知廉)が上演されます。9月7日(土)は、高木尋士さんと私のトーク。「テロと言葉と見沢知廉」を行います。
  12. 11月19日(火)午後6時、第4回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは、小磯修二さん(釧路公立大前学長)です。