2013/06/10 鈴木邦男

久しぶりの「朝生」。衝撃的な新書

①元幕僚長2人を迎えて、「日本の防衛」

「朝まで生テレビ」5/31(金) 「朝まで生テレビ」5/31(金)

久しぶりに「朝まで生テレビ」に出ました。

「10年ぶりですね。いや、15年ぶりかな」と、打ち合わせの時、プロデューサーと話しました。

「そんな昔ですか。テレ朝が新しい建物に移って8年ですよ」

「新しい建物で初めてですよ。だから10年か15年前に出たんですよ。もしかしたら、昭和かもしれませんね」

「そんなことはないでしょう」

…と言ってるうちに、本番が始まりました。

パネリストの打ち合わせは、ほとんどないんです。いくら打ち合わせをしても、どんどん論議が外れて行くから、打ち合わせをやっても意味がないんです。

「大丈夫か?日本の防衛」 「大丈夫か?日本の防衛」

(注:あとで調べたら、「朝生」は実は7年ぶりでした。そして今回で10回目の出演でした。すみません)

5月31日(金)の「朝生」は第314弾。「激論!大丈夫か?!日本の防衛」。

自衛隊の元幕僚長が2人出る。そして前防衛大臣も。この3人の話・問題提起を聞いて、皆で「日本の防衛」を話し合う。

だったら、かなり具体的で建設的な話し合いが出来るのではないか。議論が噛み合い、さらに将来への展望が生まれるのではないか、と思った。

鈴木、山際さん、ケビンさん、田原さん 鈴木、山際さん、ケビンさん、田原さん

昔のように、ただ怒鳴ったり、他人の話に割り込んだり…。そういう騒々しいものは、「卒業」してるのだろう。

そう思いましたが、でも昔ながらの〈激論!〉でした。大変でした。日本一過酷な討論番組ですよ。

5月31日(金)の深夜12時、みやま荘にテレビ局の車が迎えに来る。

12時半、到着。それからメークをする。

そして、全員のメークが終わったところで、打ち合わせ。それが15分位。

香山さん、鈴木、山際さん、ケビンさん 香山さん、鈴木、山際さん、ケビンさん

打ち合わせと言うか、自己紹介。でもないな。司会の田原さんがパネリストを紹介。

「今日はこんな話をしたいけど、どうせ話は他の方に外れるだろうし…」と〈討論案〉を渡す。そこには、こう書かれていた。

討論1. “尖閣問題”と自衛隊
討論2. “北朝鮮問題”と自衛隊
討論3. “これでいいのか。日本の安全保障

確かに「討論1」から始まったが、あとは、この通りにはいかない。

火箱芳文さん、森本敏さん、古庄幸一さん 火箱芳文さん、森本敏さん、古庄幸一さん

大体、「北朝鮮問題」なんて全く、スルーだ。「朝生」は、いつもは田原さんを囲んでの円卓会議だが、この日は、円卓と少し離して、3人だけ別に座っている。メインゲストのような感じだ。

火箱芳文さん(第32代陸上幕僚長)、古庄幸一さん(第26代海上幕僚長)、そして森本敏さん(前防衛大臣)だ。

この3人の現場トップの報告を聞いて、皆で激論し合う。ということだろう。

②本番中も、終わってからも。批判され続けです。

登場シーンです 登場シーンです

他のパネリストは8人だ。

田岡俊次さん(軍事ジャーナリスト)

伊波洋一さん(元沖縄・宜野湾市長)

山口二郎さん(北海道大学教授)

小沢遼子さん(評論家)

ケビン・メアさん(元米国務省日本部長・元沖縄総領事)

山際澄夫さん(ジャーナリスト)

香山リカさん(立教大学教授・精神科医)

鈴木邦男(新右翼「一水会」顧問)

こんな紹介が出ていた こんな紹介が出ていた

そして司会は田原総一朗さん。番組進行は渡辺宣嗣さん(テレビ朝日アナウンサー)、村上祐子さん(テレビ朝日アナウンサー)

本番前に、初対面の人は名刺交換している。私は、お二人の幕僚長、伊波さん、ケビンさんとは初対面だ。

元陸上幕僚長の「火箱(ひばこ)芳文」さんは珍しい苗字だ。「出身はどこですか?」と聞いたら九州だという。

そこに、小沢遼子さんが来て、言った。「火箱でよかったわよね。火種(ひだね)じゃ大変だったわよね」。

戦争の火種になっては大変だ。でも、苗字は自分で選ぶことが出来ないし。

討論時間は3時間だ。5月31日(金)の夕方からスタッフやギャラリーは集結している。その流れで台本には時間が書かれている。31日(金)の25時25分から28時24分。と書かれている。

真剣に聞いてます 真剣に聞いてます

28時なんて、こんな時間はない。テレビ局時間だ。正確には、6月1日(土)の午前1時25分から4時24分だ。

私としては、いろいろ言いたいことがあった。2人の幕僚長に聞いてみたいことも沢山あったが、なんせ、喋れない。大声で激論してる中に飛び込んで喋るのは至難の業だ。

だから、喋れなかった。たまに、ちょっと喋っても、すぐに遮られる。だから、断片的なことしか言ってない。

それでなくても、私は誤解されやすいことばかり言ってる。さらに「断片的」だから、もっと酷くなる。

「こいつは、もう左翼だ!」「裏切り者だ!」「これでは右翼が誤解される!」と、右の人は皆、思ったようだ。総スカンだ。「何言ってんだ、こいつは!」「こんなのはもう出すな!」と言われた。

見た人に、「これで日本の全右翼を敵に回しましたね」と言われた。そうかもしれない。

③自民の改憲案ではダメだ。

小沢さん、香山さん、鈴木、村上アナ、ケビンさん 小沢さん、香山さん、鈴木、村上アナ、ケビンさん

私は45年間、右翼運動をやってきた。憲法改正を訴えてきた。今でも、憲法を見直すべきだと思っている。

しかし今、自民党がやろうとしている、性急で姑息な改憲には反対だ。

96条の改憲条件をまず変えて、「3分の2」から「半分」にするという、いわば「ルール変更」も卑劣だと思う。

又、今の勢いで改憲したら、アメリカの戦争に追随して自衛隊は外に出る。アメリカの侵略戦争に協力させられる。これはマズイ。そう言ってきた。

これは改憲派の小林節さんや小林よしのりさんも言っている。さらに第13条などをいじり、基本的人権を制限し、国民の自由、権利を抑圧しようとしている。

伊波洋一さんと 伊波洋一さんと

それで「強い国家」を作るという。自衛隊は「国防軍」にするという。

アニメ世代の若者たちも、〈「国防軍」いいじゃん!〉という感じだ。昔を懐かしがる老人たちにも受けている。

この「動き」に対し、アメリカはどう思っているのか。自衛隊はどう思っているのか、聞いてみたかった。

いくら理想的な憲法でも、日本の自主性のない時に、アメリカはこの憲法を押しつけた。

それを今、変えようとしている。アメリカは「嫌」じゃないのか。

あるいは、(結果的には)、国防軍を創り、外に打って出る。アメリカの戦争に協力する軍になる。そう思って歓迎しているのか。

まず、これをケビンさんに聞いた。どうも、改憲の動きを歓迎しているようだ。やはり、そうなのかと思った。

村田直樹先生、田辺陽子さんと(5/31) 村田直樹先生、田辺陽子さんと(5/31)

では自衛隊はどうか。自衛隊は東日本大震災の時も命懸けで救援活動をした。「日本に自衛隊がいてよかった」と国民のほとんどは思っている。

昔は「憲法違反だ!」とか「税金ドロボー」とか言う人もいたが、今はそんなことを言う人はいない。「非武装中立」や「有事駐留」を言う人もいない。

「理想」「夢」を誰も語らない。「現実」論だけだ。

自衛隊は必死で頑張っているが、自民党や右派の人たちは、「国防軍」にしようとしている。自衛隊は、激務に耐え頑張っているのに、自民党は不満だ。

そして、他国の軍隊のように、戦争に行く「普通の軍隊」にしようとしている。

講演する村田先生 講演する村田先生

「世界の軍隊は皆、アメリカに協力して世界の秩序・平和を守ろうとしている。それなのに、日本は「一国平和主義」でいいのか。と文句を言う。

「戦争をしない」「人を殺さない」「国家は徹底的に守る」…この自衛隊に対して、自民党はコンプレックスを持っているのではないか。

「一国平和」「専守防衛」で国が守れるか!と言う。いつでも戦争出来る国にしなくては…。

それでこそ、「強い日本」になれると言う。自民党の改憲草案を見て、そう思った。

④自衛隊に誇りを持っていると思ったが。

「畑中純を偲ぶ会」で挨拶する夫人(6/1) 「畑中純を偲ぶ会」で挨拶する夫人(6/1)

それに対し、自衛隊はどう思うのか。「国防軍」になりたいのか。

私は、そうは思わない。自衛隊員であることに誇りを持っているのではないか。

これだけ国民に信頼され、期待されているのだ。国を守り、外国には出ない。人は殺さない。

これは誇るべきことだ。自衛隊も「自衛隊員であること」に誇りを持っているのだと思う。

そう思った。そう思って、2人の元幕僚長に聞いた。意外にも、2人とも「国防軍」になりたいと言う。

ウーン、そうなのか。でも、幹部クラスではなく、一般の自衛隊員はどうなのか。「自衛隊に誇りを持っているのではないか」。そう聞いた。

畑中純さんの映像が 畑中純さんの映像が

「いや、一般の隊員も同じです」と言う。

「キチンと軍隊として認められたい」「外国に行った時も、今のままでは不十分だ」と言う。

しかし、今の憲法下でも、自衛隊はイラクに行った。イラクは「大量破壊兵器を隠し持っている」という理由で、アメリカ(と同盟国)はイラクを攻め、滅ぼした。

しかし、大量破壊兵器はなかった。アメリカの完全な侵略戦争だった。

これからも日本は(国防軍になったら、なおのこと)、アメリカに追随して、侵略戦争に軍を出す。人も殺すだろう。それでいいのか。

三島由紀夫は43年前、「憲法改正」を訴えて自決した。「自衛隊を国軍にしろ!」「自衛隊員よ立ち上がれ!」と叫んで自決した。

仕事中の畑中さん 仕事中の畑中さん

しかし、今の自民党のような改憲なら、喜ばないだろう。

三島の「檄文」には、「このままでは自衛隊は魂のない巨大な武器庫になる」という文がある。又、「このままではアメリカの傭兵になる」という一文もある。

自民の改憲では、三島の憂えた「アメリカの傭兵」になるのではないか。そんな気がする。

「朝生」では、そんな話をしたかったが、私の舌足らずで出来なかった。又、怒鳴り散らし、それで「発言権」を確保することも(気が弱くて)出来なかった。

田原さんは、今の憲法では自衛隊を認めてないと言う。

だったら、9条で自衛隊を認めたらいい。

ちばてつやさん(漫画家)と ちばてつやさん(漫画家)と

そして「自衛」にだけ、厳密に限定する。海外には出さない。核は持たない。徴兵制はしかない。と、憲法に明記して、〈縛り〉をかけたらいい。あるいは、それを「前提」にして、改憲論議をしたらいい。

それがないと、今の「勢い」のままに改定したら、どこまでもエスカレートする。

「今の若者はだらしがないから、2、3年軍隊に入れろ!」「国民は等しく国を守る義務があるのだから、徴兵制にしろ!」「経済的にも核を持つ方が、安くつく。これさえあれば、どこも攻めて来る国はない」…と、どんどんエスカレートする。「歯止め」がないのだ。

声の大きい人間だけが怒鳴り、又、街では民族差別のデモが闊歩している。

「あれは下品だ」と顔をしかめながら、「でも、中国、韓国は酷いから、あの位のことをやってもいいよな」と納得してしまう。

山口昌男さんの奥さん(右)と 山口昌男さんの奥さん(右)と

そして、中国・韓国と闘え!「戦争も辞さず」に闘え!と絶叫する。

しかし、本当に戦争になってもいいのか。

まさかとは思うが、中には、そう思っている人もいる。

又、「そんなことにはならない」と高を括って、「売れさえすればいいから」と、排外主義的な本を出す。量産している。中国、韓国なんか相手にするな!こんな国とは戦争する覚悟で立ち向かえ!と。

愚かな風潮だ。愚かな世論だ。

しかし、そんな思いは「朝生」では残念ながら、伝えられなかった。喋れなかった。私が無力だったからだ。

その点は、いくら批判され、叩かれても仕方ない。

⑤これこそ、大きな「問題提起の本」だ!

(17年前の)鈴木、呉智英さん、畑中純さん (17年前の)鈴木、呉智英さん、畑中純さん

疲れ果て、「朝生」から帰った翌日だった。1冊の本が届いた。6月10日(月)に発売される本だ。その見本誌が届いた。

いやー、驚いた。それに凄い。今の、軽薄な、ただ戦争を煽る本が多い中で、「覚悟」の本だ。「やっちまえ!」「戦争を恐れるな!」と言ってる本は、読んでスカッとする。だから売れる。

しかし、売れさえすればいいのか。出版社の良心はないのか。そういう義憤があったのだろう。

これは出版社の良心・良識を懸けて出した本だと思う。『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川oneテーマ21)だ。781円だ。

本の帯には、こう書かれている。

「まんだら屋の良太」はNHKで放送された 「まんだら屋の良太」はNHKで放送された
〈是か非か!?国防軍、改憲、武力衝突〉
〈各界の識者が緊急提言!日本が今すべきこととは!〉
〈相次ぐ領土問題、外交問題に日本人はどのように対処するべきか。国防軍創設を標榜し、改憲へ舵を取る政治のあり方は是か非か。長期的視野に立ち、各界の第一人者が緊急提言する!〉

今の言論界に警鐘を乱打する企画です。勇気のある新書です。書いてる人は8人です。何故か私も頼まれて書いてます。

こうした企画に参加出来、光栄だと思っています。誇りです。では、8人のタイトルを紹介して、終わりにしましょう。

『内心、「日本は戦争したらいい」と思っているあなたへ』

松平恒忠さんと(6/2) 松平恒忠さんと(6/2)
○はじめに
○軍事衝突が現実化すればどうなるか 保坂正康
○中国の領海侵犯には、「責任ある平和主義」で対処せよ 東郷和彦
○中国共産党の現実と、そのアキレス腱 宮坂聰
○これからの世代が考える「あたらしい国」 宇野常寛
○安倍政権の外交面、軍事面の課題 江田憲司
○エセ愛国はなぜはびこるのか? 鈴木邦男
○メディアに生まれている奇妙な潮流 金平茂紀
○危うい主権喪失国家、民主主義の成熟度問う沖縄 松元剛

【だいありー】

「iPS細胞」騒動の森口尚史さんと 「iPS細胞」騒動の森口尚史さんと
  1. 6月3日(月)午前中、原稿。午後、雑誌の取材。夜、打ち合わせ。
  2. 6月4日(火)午前中、原稿。午後、座談会。夜7時、秋葉原。「iPS細胞」騒動の森口尚史さんと、ニコニコ生放送に出る。
     打ち合わせのあと、8時から10時まで放送。あの「騒ぎ」は一体何だったのか。そして、あれだけバッシングされながら、前に出る勇気はどこから来るのか。普通なら、引きこもるか、ウツになるか。
     あるいは、あれだけ叩かれたのだ。自殺だって考える。ところが森口さんは強い。その強さはどこから来るか。じっくり聞いた。
     又、最近は、電子書籍で衝撃の反駁本を出している。東大特任教授、アメリカでの研究…などを「疑問」視するマスコミも多いが、写真・証拠を挙げて反論している。これで、「勝負あった」と思う。これからは「森口尚史の逆襲」が始まる。
     iPS細胞の研究、そして木造アパートでの生活についても聞いた。
橋本明さんと 橋本明さんと
  1. 6月5日(水)午前中、原稿。午後、図書館。夜、取材と対談。
  2. 6月6日(木)午前11時、ホテルサンルートで雑誌社の人と打ち合わせ。終わって帰る時に、山口敏夫さん(元労働大臣)とバッタリ会う。それで編集者に写真を撮ってもらった。
     午後、河合塾コスモ。何人かの先生や生徒に、「見たよ、朝生」と言われた。フェローの女性は、「夜、寝てたら胸騒ぎがして目が覚めた。テレビをつけたら 午後3時、「現代文要約」。5時、「読書ゼミ」。坂本慎一の『ラジオの戦争責任』(PHP新書)を読む。とても面白い本でした。ラジオ、テレビ、そして討論会、講演会、朝生のことなどを話す。
    終わって、生徒たちと食事会へ。
光永勇さんと 光永勇さんと
  1. 6月7日(金)午前中、原稿。午後3時半。新聞社に取材される。「ヘイトスピーチデモについて」。
     午後6時、ザ・キャピタルホテル東急に。「久間章生叙勲祝賀会」に出る。久間さんは初代防衛大臣。平成25年春の叙勲で旭日大綬章を拝受した。大勢の人がお祝いに駆けつけてました。
     私は途中で中座して、神田に。中央大学駿河台記念会館内のレストラン「プリオール」に。「小沢一郎議員を支援する会。3周年記念レセプション」に出席する。こっちも大勢の人だった。小沢さんも来て、挨拶していた。私もお話ししました。
橋本大二郎さんと 橋本大二郎さんと
  1. 6月8日(土)午前中、図書館。12時半、ネイキッドロフト。プロレスラーのキラー・カーンさんが来るので、会いに行く。
     現役中はよく試合を見た。又、中井に店を開いてた時も行った。談志さんの追悼会でも会った。見掛けとは違って、とてもシャイで、物静かな人だ。
     そのあと、講道館へ。久しぶりの柔道だ。学生を相手に「必殺技」の研究をした。うまく決まった。「鈴木スペシャル03」と名付けた。
  1. 6月9日(日)午前中、原稿。午後、上野の国立科学博物館。特別展「グレート・ジャニー、人類の旅」を見る。監修の関野吉晴さん(探検家・医師・武蔵野美術大学教授)に、「ぜひ見てくれ」と言われてたので。でも、本人はいなかった。
     以前、関野さんから、私は武蔵野美大に呼んでもらって講演したことがあります。「又、来て下さいよ」と最近、言われました。関野さんは、この大冒険をするために医師になった。又、若い頃、空手を習っていた。その時、三島由紀夫とも出会って、組手をやったこともあるという。貴重な体験だ。
     上野で他の展覧会も見る。そして新宿で映画「オブリビオン」を見て、帰った。原稿が一杯たまっているのに、こんなことをしていて、いいんだろうか。焦る。

【写真説明】

「朝まで生テレビ」5/31(金)

①5月31日(金)深夜、「朝まで生テレビ」に出ました。久しぶりです。(左から)ケビン・メアさん、渡辺宣嗣さん、田原総一朗さん、村上祐子さん、田岡俊次さん、伊波洋一さん。

「大丈夫か?日本の防衛」

②この日のテーマは、「激論!大丈夫か?日本の防衛」でした。大変でした。

鈴木、山際さん、ケビンさん、田原さん

③(左から)鈴木、山際澄夫さん、ケビン・メアさん、田原総一朗さん。背中は、伊波洋一さん。

香山さん、鈴木、山際さん、ケビンさん

④香山リカさん、鈴木、山際さん、ケビンさん。

火箱芳文さん、森本敏さん、古庄幸一さん

⑤森本敏さん(前防衛大臣)(中央)。左は火箱芳文さん(第32代陸上幕僚長)、右は古庄幸一さん(第26代海上幕僚長)

登場シーンです

⑥入場シーンの時です。

こんな紹介が出ていた

⑦本番で発言する時は、こんな「紹介」がつくんですね。

真剣に聞いてます

⑧真剣に聞いてます。専門的な話が多く、話について行くのに必死でした。

小沢さん、香山さん、鈴木、村上アナ、ケビンさん

⑨これは番組が終わってからですね。小沢遼子さん、香山リカさん、鈴木、村上祐子アナ、ケビン・メアさん。

伊波洋一さんと

⑩伊波洋一さん(元沖縄・宜野湾市長)と。

村田直樹先生、田辺陽子さんと(5/31)

⑪5月31日(金)午後6時から、講道館で「武道懇談会」。村田直樹先生の8段昇段祝いの講演と祝賀会。村田先生と特別ゲストの女子柔道チャンピオン・田辺陽子さん。

講演する村田先生

⑫スポーツとしての柔道、武道としての柔道について村田直樹先生が講演。このあと、居酒屋「北海道」で祝宴。ただし、私は「朝生」があるので、祝宴の席には参加出来ませんでした。すみません。

「畑中純を偲ぶ会」で挨拶する夫人(6/1)

⑬6月1日(土)午後6時、調布で、「畑中純を偲ぶ会」。この日の早朝、4時25分に「朝生」は終わって、控え室で、打ち上げ。ビールを3杯飲みました。
 伊波さんは昼の飛行機で沖縄に帰り、仕事だと言ってました。山口二郎さんも昼の飛行機で札幌に帰り、仕事だそうです。つまり、一睡もしてないのです。凄いです。
 私は局の車で送ってもらい、6時頃、みやま荘に着いて、すぐ、寝ました。昼から打ち合わせがあって、出かけて。
 6時、調布です。漫画家の畑中純さんが亡くなって1年です。62才でした。若いです。残念です。最後に会った時、「三島由紀夫を描きたい」と言ってました。楽しみにしてたのに。夫人の畑中真由美さんが初めに挨拶しました。
 ちばてつやさんを初め、漫画家の挨拶がありました。私も挨拶しました。

畑中純さんの映像が

⑭生前の畑中純さんの映像が流されていました。

仕事中の畑中さん

⑮これは仕事中の畑中純さんですね。

ちばてつやさん(漫画家)と

⑯ちばてつやさんとは、畑中さんに紹介されて、何回か会ってます。じっくり話を聞きたいですね。

山口昌男さんの奥さん(右)と

⑰山口昌男さんの奥さん(右)と。山口さんは先頃亡くなられました。葬儀に行きました。元武蔵野美大の立花先生が言ってました。「山口さんが鈴木さんと対談したいと言ってた」。
 光栄です。お話を聞きたかったです。残念です。山口さんは多方面に関心があり、いろんな人と会っていた。「いつ原稿を書いてたんですか」と奥さんに聞いたら、「ともかく少しでも時間があると書いてた」と言います。「電車の中でも書いてた」。
 エッ?と思ったら、「写生用の画板を首から下げて、その上で原稿を書いてた」と言います。凄いですね。

(17年前の)鈴木、呉智英さん、畑中純さん

⑱「偲ぶ会」の会場には、畑中純さんの赤ん坊の頃からの写真が並べられてました。これは、17年前、横浜の個展の時らしいです。
 右が畑中純さん。隣りが呉智英さん。そして私。その横は、畑中さんのご両親。貴重な写真なので、私のデジカメで撮りました。

「まんだら屋の良太」はNHKで放送された

⑲畑中純さんの代表作『まんだら屋の良太』は何とNHKで放送されました。あのエッチな漫画がどうやって?と思ったんですが、爽やかな青春映画になってました。右は主人公の良太を演じた杉本哲太さんです。

松平恒忠さんと(6/2)

⑳6月2日(日)橋本明さん、松平恒忠さん、光永勇さんの「合同祝賀会」に出ました。午後4時、赤坂の「カラカラ」です。
 喜寿を祝う松平恒忠さんと。松平さんは日本航空出身。フィンランド政府からコマンドール獅子十字勲章を贈られた。日本フィンランド文化交流協会会長。会津正流。母君が徳川宗家のご出身。次弟の常孝氏が徳川第18代。松平恒忠さんは会津の殿様です。
 「この前、会津若松に行ってきました」と話をしました。「母親は会津坂下です」と言ったら、「バンゲですか!じゃ、我々は同じ会津人ですね!」と握手されました。会津の殿様から声をかけられたんだ。薩長と闘わなくっちゃ。会津に助っ人に行った新選組の土方歳三の気分ですね。

橋本明さんと

㉑傘寿を祝う橋本明さんと。橋本さんは共同通信社で遊軍記者を自任してきたジャーナリスト。著述、評論、講演など多方面で活躍中。天皇陛下のご学友、皇室問題についての本も多い。私も随分と読みました。

光永勇さんと

㉒還暦を祝う光永勇さん。衆参両議院記者会論説委員。(社)日本地方新聞協会会長代行。政治家が一目を置く全国勝手連連合会会長。宮古島出身。この人の人脈が凄いです。私も、かなり昔から知っています。

橋本大二郎さんと

㉓橋本大二郎さんと。元高知県知事。今は、早稲田と慶応で教えてます。「今度、ゆっくり対談しましょう」と言ってました。元首相・橋本龍太郎さんの弟さんです。又、この日出席している橋本明さんとは従兄弟になります。

「iPS細胞」騒動の森口尚史さんと

㉔「iPS細胞」騒動の森口尚史さんと。6月4日(火)午後8時から、ニコ生で対談しました。でもこの日はサッカーです。「じゃ、サッカーを見て、日本を応援して下さい。このニコ生は予約して、あとでゆっくり見て下さい」と森口さん。親切だ。愛国者だ。

6/10(月)発売です

㉕6月10日(月)発売です。『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川oneテーマ21)。保坂正康さんら8人が書いてます。私も書いてます。

山口敏夫さんと

㉖6月6日(木)午前11時、雑誌社の人とホテルサンルートで打ち合わせをして、帰ろうとしたら、ロビーで会いました。山口敏夫さん(元労働大臣)です。

【お知らせ】

6/10(月)発売です 6/10(月)発売です
  1. 6月10日(月)7時、ホテルサンルート高田馬場一水会フォーラム。講師は植草一秀さんです。「日本政治の危機=安倍政権がもたらす七つの災厄=」です。
  2. 6月10日(月)時局柄、タイムリーな本がこの日、発売されます。8人の共著で『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』です。角川oneテーマ21で、781円です。〈是か非か!?国防軍、改憲、武力衝突〉と帯に書かれてます。書いてる8人は。
     保坂正康、東郷和彦、富坂聰、宇野常寛、江田憲司、金平茂紀、松元剛、そして私です。これは画期的な本です。勇気ある提言です。その中で書かせてもらい、光栄です。6月14日(金)、この出版記念で、東郷和彦さんと対談します。
     又、月刊『創』『紙の爆弾』の7月号が発売中です。『創』は特集が「映画界の徹底研究」「安倍政権のメディア戦略」です。私の連載「言論の覚悟」では、〈「憲法論議」を嗤(わら)われた〉を書いてます。『紙の爆弾』の特集は〈違憲選挙のなれの果ての「衆参ダブル選挙」〉。私の連載「ニッポン越境問答」では、緊縛師の有末剛さんと、「緊縛の思想と日本文化」について語ってます。
山口敏夫さんと 山口敏夫さんと
  1. 6月11日(火)第2回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。午後6時から。中島岳志さんと「愛国・革命・アジア」について語ります。中島さんは今、血盟団のことを書いていて、今と状況が似ていると言います。又、先日はNHKで、大本教について話してました。刺激的な話が聞けると思います。
  2. 6月12日(水)国会で「笑の内閣」の「65歳からの風営法」を上演するそうです。といっても、国会議員向けに、場所は星陵会館でやるそうです。午後6時から。私も見に行こうと思ってます。
  3. 6月14日(金)7時、東郷和彦さん(外交評論家)と対談。Ustreamでネット配信します。
     『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川oneテーマ21)の出版記念トークです。
  4. 6月15日(土)福島に行きます。〈世相を斬る!生愛会グループ教育文化公開シンポジウム〜歴史・教育・国際情勢・経済〜〉に出ます。木村三浩氏(一水会代表)と私が講演します。午後1時半。場所は、医療法人生愛会4階大ホールです。参加費は無料です。主催は医療法人生愛会研修推進委員会です。
  5. 6月17日(月)午後7時、ロフトプラスワン。『終わらないオウム』出版記念トークイベントです。上祐史浩さん、徐裕行さん、それに私も出ます。これは画期的なイベントです。他にも豪華ゲストが予定されてます。
  6. 6月19日(水)7時半。阿佐ヶ谷ロフト。映画『ムネオイズム』『尖閣ロック』公開記念イベント。参院選直前、どうなる選挙の争点?ネット選挙、領土問題、憲法改正…。出演。山内和彦(『選挙』主演)、金子遊(『ムネオイズム』監督)、園田映人(『尖閣ロック』監督)ほか。私も出ます。
  7. 6月24日(月)7時。ネイキッドロフト。高木尋士さんの『フクロウのいる部屋』の出版記念イベントがあります。私も出ます。フクロウも出演します。
  8. 6月29日(土)午後1時、静岡で講演。このあと、午後7時より、スナック「バロン」で講演。植垣康博氏と連合赤軍事件、よど号事件などについて話します。
  9. 6月30日(日)午後3時、「マガ9学校」。場所・新宿カタログハウス本社地下2階セミナーハウス。「参院選前に考える。民主主義と立憲主義」。講師は伊藤真さん(弁護士・伊藤塾塾長)。ゲスト・春香クリスティーンさん(タレント)。飛び入りゲスト・鈴木邦男。
  10. 7月1日(月)12時半。日本外国特派員協会に出ます。「参議院選挙の行方と今後の日本」のテーマで。
  1. 7月7日(日)午後2時、西宮で「鈴木ゼミ」。ゲストは、内田樹さんです。〈溶解する国民国家=グローバリズムと新自由主義経済のその後=〉です。内田さんは神戸女学院大学名誉教授で、『日本辺境論』『街場のメディア論』などのベストセラーがあります。
     参加申し込み、お問い合わせは、鹿砦社へ。0798(49)5302へ。
  2. 7月8日(月)午後7時、一水会フォーラム。ホテルサンルート高田馬場。講師は民主党の小西洋之氏です。憲法と表現の自由について語ってくれます。
  3. 7月13日(土)名古屋に行きます。愛知サマーセミナーで講演です。「愛知サマーセミナー」は、愛知県にある私立中学・私立高校が集まって行う一大イベントです。13日(土)、14日(日)、15日(月)の3日間行われ、寺脇研さん、尾木ママ、ダンサーのSAMや、タレント、オリンピックの元選手などが出ます。私は、初日の13日(土)に講演です。
  4. 7月14日(日)早大のサークル「早大鵬志会」で講演。「自由について考える」。
  5. 7月19日(金)〜21日(日)秋葉原ACT&Bで劇団再生の読書劇「二十歳の原点」の上演。
     19日(金)は高木尋士さんと私のトークがあります。「『未熟であること』について」です。
  6. 7月20日(土)12時より。和歌山カレー事件の「林眞須美さんを支援する集会」が行われます。大阪・御堂会館(南御堂)です。テーマは、〈「死刑弁護人」のクルーが見た和歌山カレー事件〉です。
    12:00〜13:30 映画上映「死刑弁護人」
    14:00〜14:15 挨拶 鈴木邦男他
    14:15〜15:15 斉藤監督×岩井カメラマン
    15:15〜16:30 弁護団報告
  7. 7月22日(月)代官山「山羊に聞く?」でトークに出ます。保江邦夫氏(ノートルダム清心女子大学教授)と鈴木邦男のトークです。「KUNIOとKUNIO。愛について語る」です。保江邦夫氏は、『人を見たら神様と思え』『愛の宇宙方程式』(共に風雲舎)などの著書があります。後者は、「合気を追い求めて物理学者のたどりついた世界」について書いてます。〈物理と合気道〉についても語る予定です。司会は桃江メロンさんです。
  8. 7月24日(水)午後6時半、しもきた空間リバティ。〈ぼくたちの国歌『君が代』について考える〉。入場料1500円(ソフトドリンク付)。
     第1部は、ヘルマン・ゴチェフスキさん(東京大学准教授)の講演。「『君が代』はどうように成立したのか?」。ゴチェフスキさんはドイツ人で、長年、「君が代」の成立について研究を続けている人です。
     第2部は、トークセッション。「ぼくたちと『君が代』」。ヘルマン・ゴチェフスキさん、森達也さん、鈴木邦男です。意欲的な企画です。私も楽しみです。
     お申し込み・お問い合わせは、主催・ユージンプランニングへ。
    tel 03(3239)1906
    fax 03(3239)1907
  9. 8月2日(金)午後6時、西荻窪の小料理「HANA」03(3397)3390で、杉正太郎さんと私の「ダブルバースデー」をやります。2人とも8月2日が誕生日です。この集まりは、一般公開です。
     杉さんは元「ザ・ニュース・ペーパー」の社長です。杉さん、私。それに滝大作さん(元NHKプロデューサー)を迎え、改憲と「天皇問題」についてバトルトークするそうです。誕生日なのに、何故か。
  10. 8月3日(土)午後1時、ロフトプラスワン。私の「生誕100年祭」です。
  11. 8月13日(火)午後6時、第3回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは山口二郎さん(北海道大学教授)で、「参院選後の政治状況」について語り合います。
  12. 9月6日(金)〜8日(日)秋葉原・ACT&B。劇団再生の読書劇「テロならできるぜ」(原作・見沢知廉)が上演されます。9月7日(土)は、高木尋士さんと私のトーク。「テロと言葉と見沢知廉」を行います。
  13. 11月19日(火)午後6時、第4回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは、小磯修二さん(釧路公立大前学長)です。