2013/09/30 鈴木邦男

「差別撤廃」デモと「のりこえねっと」記者会見に出た!

①新宿に2000人。さらに増えた

「のりこえねっと」記者会見(9/25水)
「のりこえねっと」記者会見(9/25水)

「差別撤廃」週間だったな、今週は。あれっ、先週か。

記者で一杯でした 記者で一杯でした

9月22日(日)は、「差別撤廃・東京大行進」で2時間も歩いた。

デモやマーチと言わないで「大行進」と、レトロに言うところがいい。

元々の日本は寛容な国だったんですよ。それを思い出させる。

そして、9月25日(水)は、「のりこえねっと」のキックオフ記者会見だった。

「のりこえねっと」は正式にはこう言う。

「ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク」だ。

私も挨拶しました 私も挨拶しました

その共同代表として私も出た。スピーチした。

上野千鶴子さんや、河野義行さん、北原みのりさん、中沢けいさんたちと会った。初めて会う人も多く、感動した。

「差別撤廃・東京大行進」から報告しよう。

9月22日(日)、12時半、新宿中央公園水の広場に集合。1時、出発だ。

中央公園は広い。知り合いに聞いても、「ほら、滝のとこだよ」「噴水のあるとこだよ」と、よく分からない。

しかし、当日、新宿駅に行ってみたら、人が沢山向かっているので分かった。

確かに滝がある。そして何と、「ナイアガラの滝」と書かれている。えっ、日本にもあったのか。でも小さい。本物に対し申し訳ないよ。

(左から)中沢けいさん、鈴木、佐高信さん、河野義行さん、上野千鶴子さん (左から)中沢けいさん、鈴木、佐高信さん、河野義行さん、上野千鶴子さん

人が続々と集まってくる。有田芳生さん、ノイエホイエさんなどが挨拶する。又、豊島区議の石川大我(たいが)氏も挨拶した。

そして1時にデモは出発。2000人ほどがいる。多い。「脱原発のデモかと思って来ました」と言う人もいる。

そして歩く中で、どんどん膨れ上がる。沿道の人々も入ってくるからだ。

有田芳生さんは娘さんと一緒に歩いている。「お兄ちゃんも来てます」と言う。

前日も松元ヒロさんのライブで会った。「昨日も会いましたね。奥さんと一緒でしたね」と言ったら、「今日も来てるよ」。あっ、来てました。一家全員で来てるんだ。

この日出席した共同代表 この日出席した共同代表

偉いですね。これも家族サービスなんだろうか。

傍にいた人が、「一家で温泉に行くよりいいんじゃないの。安上がりで」と言ってた。そんなことじゃない。使命感ですよ、有田さんの。

石川大我さん(豊島区議)とも話をしました。「たいが」という名前がいい。

「どこの政党なんですか?」と椎野礼仁さんが聞く。「社民党です」。

私は「初めまして」と挨拶したら、「会ってますよ。私、福島みずほの秘書をやってましたから」。

司会の辛淑玉さん 司会の辛淑玉さん

あっ、そうか。「この前、福島さんとは“みずほTV”で対談しましたよ」と言いました。

ちょっと話が先に飛ぶが、このデモの5日後、9月27日(金)の新聞を見て驚いた。

福島みずほさんが社民党党首を辞めたので、その後の「党首選」が行われる。9月27日告示、10月12、13日投票。14日開票だ。

2人が出馬表明した。1人は吉田忠智政審会長(57才。参院議員)。そして、もう1人が何と、デモで会った石川大我さん(39才。豊島区議)なのだ。

両者の一騎打ちになる。石川さんは39才なのか。若い。頑張ってほしい。

②法律や警察に頼ってはダメだ!

活発な質問が出ました 活発な質問が出ました

では、9月22日(日)の「東京大行進」に話を戻す。

当日配られたチラシには、こう書かれていた。

〈全国各地で繰り返されているヘイトスピーチ・デモに、私たちは反対します。差別は個人を、集団を、そして社会を破壊します。差別は私たち全員の問題です。50年前の8月、米国・ワシントンでは人種差別撤廃をもとめる人々が立ち上がり、20万人以上が集まって大行進をおこないました。今年は私たちが立ち上がります。差別はやめよう、仲良くしようぜ!!〉
河野義行さんと 河野義行さんと

ここに全てが書かれてますね。50年前のワシントン大行進に刺激されたんですね。「今年は私たちが立ち上がります」はいいですね。

これで、大きく変わるでしょう。「2020年東京五輪」が決定し、その国で、排外スピーチ・デモがやられたんでは、開催国の資格がありません。

「特別な法律をつくれ」とか、「排外デモは許可するな」と警察に要請すべきだと言う人もいますが、私は反対ですね。あくまでも、「言論には言論で」「デモにはデモで」対抗すべきです。

法律や警察の力で取り締まったら、他のデモだって、取り締まられることになる。

辛淑玉さんと 辛淑玉さんと

実際、排外デモを野放しにしてた警察は、「立法化」や「警察力強化」を求め、そんな〈声〉を待っていたのでしょう。

「ヘイトスピーチ、排外デモを取り締まれ。そんなデモには集会許可、デモ許可を下すな!」という声が殺到したら、「どのデモを認めるか」「認めないか」の判断を警察に委ねることになります。

「この左翼のデモも危ない」「この市民運動は政府に反対してるから認められない」…となったら大変です。

それに、自分は何ら声も上げず、行動もしないで、「警察は取り締まれ!」と叫ぶのもいかがなものでしょうか。

私は思いますが、どんな下品な、デモや集会も、全て自由にやらせたらいい。

打ち合わせの時です 打ち合わせの時です

その中で、それに反対なら、その集会、デモも認める。

そして、「朝鮮人殺せ!」「韓国人、首吊れ!」なんて叫ぶのは〈卑しい、恥ずかしい〉と思わせることです。だって、人間として恥ずかしいでしょう。

その当たり前のことを、圧倒的な〈声〉で、知らせるべきです。

その意味で、今まで、「レイシスト・デモ」に対し、街頭で抗議したり、こうして反対のデモをすることには大賛成です。

又、そうした形でしか、「差別撤廃」は出来ないと思います。

③豪華な顔触れが「共同代表」に

取材されてます 取材されてます

そして次のイベントだ。「東京大行進」の3日後、9月25日(水)、12時から開かれた。

〈のりこえねっと=ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク〉のキックオフ記者会見だ。

大久保の「Show Box」で行われた。大久保の職安通りにある、「大使館」の隣りと地図に出ている。

韓国大使館かと思ったら、「大使館」という名前の焼き肉屋だ。「あっ、ネイキッドロフトのそばだ」と分かりました。あの並びですね。

会場は、1階が広いスタジオだ。普段は、音楽のコンサートなどに使ってるようだ。

「ニコ生の大演説会をやった会場と似ている」と私は呟きました。

終わって。「大使館」で 終わって。「大使館」で

あそこは六本木の巨大スタジオだったが、こっちは大久保のスタジオだ。あれよりはちょっと小さいが、雰囲気が似ている。

「そうですね。似てますね」と北原みのりさん(エッセイスト)が言う。この日の出席者だ。

「あの日、私もニコ生に出たんです。鈴木さんの4人後に。鈴木さんの演説も聞きました」。

おそれいります。「お呼びじゃない!」「人間は変わるもんだね!」と、一番、バッシングを受けたんだ。

あの時は20人ほどが出て、4時間もやったんだ。

ぜひ、全部を見てみたい。一番人気のあった、田母神さんのも見てみたい。

私も、パクパク食べてます 私も、パクパク食べてます

この日はニコ生の人も来てたので、「見たいです。北原さん、田母神さんのも」とお願いしました。「じゃ、パソコンで見れるようにします」と言ってた。秘密のパスワードを教えてくれて、見れるようにしてくれるのだろう。

では、「のりこ」のネットだ。違った。「のりこえ(乗り越え)ねっと」の記者会見だ。

共同代表は20人。「あっ、さっき、村山富市さん(元首相)から電話があり、「共同代表」になってくれました! これで共同代表は21人です!」と司会の辛淑玉(しん・すご)さんが言う。

共同代表21人のうち、この日、出席した人は次の11人だ。

上野千鶴子(東京大学名誉教授)

「東京新聞」(9/26付) 「東京新聞」(9/26付)

宇都宮健児(前日弁連会長)

河野義行(松本サリン事件被害者)

北原みのり(エッセイスト)

佐高信(評論家)

辛淑玉(人材育成コンサルタント)

鈴木邦男(一水会顧問)

田中宏(一橋大名誉教授)

中沢けい(作家)

松岡徹(部落解放同盟中央本部書記長)

若森資朗(一般財団法人 協同センター東京)

この11人が、当日、出席し、記者団の前で挨拶し、さらに記者の質問に答える。又、始まる前に、1人ずつTV収録用の挨拶取材があった。

「差別撤廃・東京大行進」(9/22日) 「差別撤廃・東京大行進」(9/22日)

この出席者以外の「共同代表」は以下です。10人です。

石井ぽんぺ(原住アイヌ民族の権利を取り戻す。ウコチャランケの会代表)

雁屋哲(漫画原作者・エッセイスト)

田中優子(法政大学教授)

高里鈴代(平和市民連絡会共同世話人)

知花昌一(真宗大谷派僧侶)

西田一美(労働組合役員)

前田朗(東京造形大学教授)

リリアン・テルミ・ハタノ(近畿大学准教授)

和田春樹(歴史家・東京大学名誉教授)

村山富市(元首相)

④「これは人類の恥だ!」と雁屋哲さんが

2時間、歩きました 2時間、歩きました

それで計21人が「共同代表」だ。漫画家の雁屋哲さん、僧侶の知花昌一さんも入っている。

知花さんは昔、沖縄国体で、日の丸を引きずり降ろし、焼いた人だ。

大問題になり、右翼団体が何百台と沖縄に入り、「知花糾弾」を繰り返した。

「知花講演会」が東京で開かれた時は、一水会の活動家たちと知花氏を守る新左翼の間で、血で血を洗う肉弾戦が展開された。

又、この後、何年かして、知花さんと会うことになる。又、会いたかったのに残念だ。

漫画家の雁屋哲さんは、こんなメッセージを寄せていた。

「大行進」のポスターですね 「大行進」のポスターですね
〈「在特会」は日本の恥というより、人類の恥です。日本の戦後教育が一貫して、日本の現代史を学校で教えてこなかったことが、こういう無知で浅ましい人間を生み出したのだと思います。
ただ、「在特会」を叩くというような場当たり的な対症療法では駄目だと思います。日本の社会のあり方全体を根底から問い直し、病巣を剔抉しなければ、第二第三の「在特会」は現れるでしょう。遡れば、関東大震災の際に「朝鮮人大虐殺」が起こった時に、日本という社会のあり方が問い直されるべきだったのです〉

これも大賛成です。ズバリと断言してます。勇気がありますね。

この9月25日(水)の「記者会見」には、テレビ、新聞、週刊誌、フリーの記者たち100人が詰めかけた。

出発前。新宿中央公園で 出発前。新宿中央公園で

11人の出演者が名前を呼ばれ、一人一人登場する。「朝生」のようだ。

そしてまず最初に、大久保、鶴橋でのヘイトスピーチデモの様子が流される。

こんなに酷いことをやっているのか。と改めて驚いた。

老人をつかまえて、「朝鮮人!」「朝鮮人!」と罵り、いじめている。

人間として恥ずかしくないのか。「日の丸」が泣いている、と思った。

日の丸は、寛容な、大和の国の旗だ。

それなのに、こんな排外主義のデモに使われている。日の丸に申し訳ない。

映像が終わって、11人の共同代表から、挨拶。

ロフトの平野さんもいました ロフトの平野さんもいました

私は、「日の丸が泣いている」と訴えた。

そして、「法律を作ったり、警察にお願いするのではなく、我々の声で、我々の力でヘイトスピーチをなくそう。差別をなくそう!」と言った。

司会の辛淑玉さん、そして中沢けいさんによる「ヘイトスピーチの現状」報告もある。

数字を挙げて、表にしている。分かりやすい。

それから、質疑応答。

「これから何をするのか」

「先発の他の反差別の集会、団体とは連帯するのか」

「右翼、保守派はそれをどう思っているのか」

「取り締まりの法制化を目指すのか」

「国会議員にはどう働きかけていくのか」。

宇賀神寿一さんもいました 宇賀神寿一さんもいました

といった質問が多かった。私についての質問もあったので、それは答えた。

1時半、終わり。

そのあと、隣りの「大使館」で打ち上げ。

いろんな人たちと話し合った。

河野義行さんは久しぶり。「鈴木さんはいつも温和ですね」と言われた。

「昔は暴力学生でした」と言いました。

河野さんだって、いつも温和だ。今は鹿児島にいるという。

どんなにオウムを恨んでいるのかと思ったら、今は、冷静にあの事件を見直し、二度とあんなことの起きないようにと、上祐さんの「ひかりの輪」の外部監査人も務めている。

「上祐さんとは、この前も会いました。鈴木さんたちと話した本も読みました」と言う。今度、ゆっくり話を聞きたい。

⑤「売られたケンカ買います!」と辛淑玉さん

大行進に参加してました 大行進に参加してました

北原みのりさんは、『毒婦。木嶋佳苗 100日裁判傍聴記』(朝日新聞出版)を出している。ぜひ今度、その話を聞きたい。

「いいですよ」と言ってたので、どっかで実現するだろう。

上野千鶴子さんとは初対面。「『週刊金曜日』の坂本龍一さんとの対談、よかったですね」と言われた。ありがたいです。

次の日の「東京新聞」(9月26日付)を見たら、大々的に出てましたね。この記者会見のことだ。

タイトルが凄い。

〈「売られたケンカ買います」
在日・辛さん立ち上がる。反ヘイトスピーチ団体結成〉

これは、ショッキングだ。そして、写真も。

ヘビも参加してました ヘビも参加してました

辛さんの後ろに私もいる。上野さん、河野さん、佐高さんもいる。

見出しはもう1つ。

〈松本サリン事件・河野さんら賛同。
「排除のつらさ分かる」〉

この記事の中で、この「のりこえねっと」の今後の活動について触れている。

〈辛さんは「いつ収まるかと様子を見ていた」が、ヘイトスピーチを止めきれない現実を前に、団体結成を思い立った。
 ヘイトスピーチの実態調査や勉強会の開催のほか、独自に制作した番組をネットで配信する計画も練っている。デモなどの差別行動の中心人物らの告訴も辞さないという構えだ〉
元気いいぞうさんにも会いました 元気いいぞうさんにも会いました

これも凄い。挑発している。「レイシストよ、私と闘え!」と言っている。

終わってから、出席した記者が小声で言っていた。「辛さんと上野さんがタッグを組んだら最強ですよね」。

そうですね。2人で、レイシストを一人一人、呼び出したらいい。

TV、ラジオ、新聞、週刊誌を舞台に、そこで〈闘っ〉たらいいでしょう。

最強コンビですよ。その様子をTV、ネットで配信したらいい。

今までは、見て、文句を言うだけだった。

これから、「反撃」が始まるのだ。辛さんだから、「激辛チャンネル」でもいいし。

辛さんは言う。「ヘイト君、こんにちは」とか、「桜散るチャンネル」などがいいかな。と言って、笑っていた。心強い限りだ。

【だいありー】

池口恵観さんと(9/20金) 池口恵観さんと(9/20金)
  1. 9月23日(月)午前中、原稿。午後、打ち合わせ。夜、講道館に行こうと思ったら、今日は「秋分の日」で休みなんだ。知らなかった。だから、家で原稿を書いてた。
  2. 9月24日(火)朝、電話があった。メールをくれた人もいた。元「楯の会」初代学生長の持丸博氏が亡くなったという。今日の早朝だ。私と同じ年だ。残念だ。そして悔しい。
     民族派学生運動の中では最も優秀な人間だった。これは間違いない。大学に入った時から、全く違っていた。高校で水戸学を勉強したというし、吉田松陰などの本や、中国の古典なども原文で読んでいた。
サルキコフさんと サルキコフさんと

又、旧仮名遣い(本人は「歴史的仮名遣い」と言った)で、全ての原稿を書いていた。大学の「講義ノート」も旧仮名で書いてたんだろう。

いろんな事情で、「楯の会」を辞めた。その後任の学生長は森田必勝氏だった。持丸氏がいたら、〈三島事件〉も別のものになってたかもしれない。

そのことを含め、三島事件などの話を書いて下さいよ、と言っていた。何度か、その機会があったが、出来なかった。ただ、佐藤松男氏との対談は本になっている。『三島由紀夫・福田恆存。たった一度の対談』(文芸春秋)だ。

この日は、ガックリして、仕事が手に着かなかった。ヘイトスピーチや改憲問題について週刊誌の取材を受けたが、頭がよく回らない。心もうつろだ。何を喋ったか、自信がない。

松元ヒロさんと(9/21土) 松元ヒロさんと(9/21土)
  1. 9月25日(水)午前中、原稿。午前11時半、大久保の「Show Box」に行く。ヘイトスピーチとレイシズム(人種差別主義)を乗り越える国際ネットワーク「のりこえねっと」のキックオフ記者会見に出る。
    辛淑玉さんが司会。共同代表21人のうち11人が出席。挨拶し、記者の質問に答える。盛り上がった。活発な質疑が出来た。
     終わって、隣りの韓国料理「大使館」で打ち上げ。ご苦労さまでした。ホッとして、ついつい、飲み過ぎてしまいました。
  1. 9月26日(木)午前11時、取材。午後から河合塾コスモで自習。3時、「現代文要約」。5時、「読書ゼミ」。森まゆみさんの『「青鞜」の冒険』(平凡社)を読んで、生徒と話し合う。そのあと、文京区民会館へ行く。7時から始まってるが、8時近くに着いた。フォーラム90他主催の
有田芳生さんと 有田芳生さんと
〈谷垣禎一法相による
 三度目の死刑執行に抗議する集会〉

熊谷徳久さん(73才)。1人を殺し、自首。一審では無期懲役だったのに、二審では死刑。そして9月12日、執行された。

『奈落=ピストル強盗殺人犯の手記』(展望社)という著書もある。担当した弁護士も話していたが、悲惨な人生だ。勿論、人殺しは許されない。しかし、いくら反省し、毎日毎日、懺悔していても「許されない」。

この本は、ぜひ読んでみようと思う。暗い気持ちになった。終わって、安田弁護士たちとその話をした。

「とちまる君」と 「とちまる君」と
  1. 9月27日(金)午前中、原稿。午後、雑誌の対談。寄り、書評を頼まれた本を読むために5時間、読書。ファミレスをハシゴして必死に読む。
  2. 9月28日(土)12時30分東京発の新幹線で新大阪へ。午後3時06分に着く。それから、ニュー大阪ホテルへ。4時から、〈コリア国際学園後援会設立総会〉。第1部は記念シンポジウム。テーマは「東アジア時代の次世代教育」。
     パネリストは3人。朴一さん(大阪市立大学教授)、寺脇研さん(京都造形芸術大学教授)、鈴木邦男。コーディネーターは姜誠さん(ジャーナリスト)。
     アジア問題や、日本国内でのヘイトスピーチなどについて話し合いました。
     そのあと、第2部。レセプション。「人間国宝」の志村ふくみさん、作曲家の中村泰士さんなどに会いました。最終の新幹線で帰りました。
  3. 9月29日(日)午前中、原稿。午後、図書館。夜、持丸博氏のお宅へ、弔問。

【写真説明】

「のりこえねっと」記者会見(9/25水)

①「のりこえねっと」(ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク)のキックオフ記者会見が9月25日(水)正午から開かれました。大久保のShow Boxです。立ってるのが司会の辛淑玉さん。左右に座っているのが共同代表の人たちです。

記者で一杯でした

②詰めかけた記者で満員でした。

私も挨拶しました

③共同代表の1人として私も挨拶しました。

(左から)中沢けいさん、鈴木、佐高信さん、河野義行さん、上野千鶴子さん

④これは「質疑応答」の時ですね。(左から)中沢けいさん。鈴木。佐高信さん。河野義行さん。上野千鶴子さん。

この日出席した共同代表

⑤この日出席した共同代表です。

司会の辛淑玉さん

⑥司会の辛淑玉さんです。

活発な質問が出ました

⑦大勢の記者が集まりました。活発な質問が出ました。

河野義行さんと

⑧河野義行さんと。久しぶりにお会いしました。今度、ゆっくり話を聞かせてもらいたいです。

辛淑玉さんと

⑨辛淑玉さんと。お疲れさまでした。おかげでいい記者会見になったと思います。

打ち合わせの時です

⑩記者会見の始まる前、打ち合わせをしてたのですが、テレビ録画などがありました。

取材されてます

⑪私も取材されてます。隣りは宇都宮健児さん(前日弁連会長)です。

終わって。「大使館」で

⑫終わって、隣りにある焼き肉の「大使館」で打ち上げでした。

私も、パクパク食べてます

⑬私はお昼を食べてなかったので、お腹が空いて、バクバク、ガツガツ食べてます。

「東京新聞」(9/26付)

⑭翌日の「東京新聞」(9月26日号)に大きく出てました。「在日・辛さん立ち上がる」。カッコいいですね。写真には私もちょっと出てますね。

「差別撤廃・東京大行進」(9/22日)

⑮これは9月22日(日)のデモです。「差別撤廃・東京大行進」です。

2時間、歩きました

⑯2時間、ひたすら歩きました。右はレーニンさんです。

「大行進」のポスターですね

⑰これはポスターですね。「大行進」の。

出発前。新宿中央公園で

⑱出発前。私も風船をもらいました。新宿中央公園です。

ロフトの平野さんもいました

⑲ロフトプラスワンの席亭・平野悠さん。ひるま君。

宇賀神寿一さんもいました

⑳昔、過激派だった宇賀神寿一さんも来てました。

大行進に参加してました

㉑いろんな人たちが、思い思いの格好で参加しています。

ヘビも参加してました

㉒ヘビも参加してました。前に猫や犬がデモに参加してたけど、ヘビは初めてだな。

元気いいぞうさんにも会いました

㉓元気いいぞうさんに会いました。芸人です。「世の中、狂ってる!」という歌がいいですね。「電車の中で痴漢に間違えられた!」という歌です。冤罪告発の歌です。全体はこうです。「電車の中で痴漢に間違えられた!お尻を触っただけなのに!」がいいですね。トボケてて。

池口恵観さんと(9/20金)

㉔9月20日(金)午後6時半から、池口恵観さんの「恵観塾」で。ホテルニューオータニです。

サルキコフさんと

㉕サルキコフさんと。親日家のロシア人で、日露間のシンクタンクをやってます。

松元ヒロさんと(9/21土)

㉖松元ヒロさんのライブで。9月21日(土)3時から、見に行きました。面白かったです。終わって楽屋で。

有田芳生さんと

㉗有田芳生さんも見に来てました。奥さんもいました。仲がいいんですね。

「とちまる君」と

㉘その帰り、新宿駅の地下にいました。栃木県のゆるキャラ・「とちまる君」です。子供が並んで写真撮ってました。「大人もいいですか?」と聞いて撮りました。「とち乙女」食べてます、と、とちまる君に言いました。 「とち乙女」はイチゴです。本物のとちぎ乙女ではありません。

【お知らせ】

次の札幌時計台ホールは、10/12(土) 次の札幌時計台ホールは、10/12(土)
  1. 9月30日(月)夜中25時から30分間。東京FM「東京秘密書店」に出ます。前に収録しましたが、この日、放送です。「秘密書店」の一日店長になって、どんな本を置きたいか。どんな本がお薦めか。話をします。
  2. 10月12日(土)。第4回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。午後6時より。ゲストは藤野彰氏。北海道大学大学院教授。元読売新聞中国総局長です。テーマは「異質な隣人・中国といかに向き合うか」。問い合わせ、申し込みは、柏艪舎(はくろしゃ)の可知まで。
    Tel 011(219)1211
  3. 10月17日(木)一水会フォーラム。午後7時から、講師・呉善花さん。場所は如水会館14階「一橋クラブ 記念室東」です。
     参加希望者は一水会に申し込んで下さい。電話03(3364)2015へ。
  4. 10月18日(金)野村秋介さん追悼20周年「群青忌」。四谷区民ホール。18時30分開会。追悼講演・犬塚博英氏。会場整理費3000円(記念DVD進呈)。
  5. 11月19日(火)午後6時、第5回「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは、小磯修二さん(釧路公立大前学長)です。テーマは〈地方の論理〉です。
     このあと、来年の予定も決まってます。
    1月21日(火)原田宏二さん(元北海道警察釧路方面本部長)
    3月18日(火)石川明人さん(北海道大学助教)
    5月(予定) 伊東秀子さん(弁護士)
1970年 森田必勝が駆け抜けた時代。=あの時代を、いま語り継ぐ= 1970年 森田必勝が駆け抜けた時代。=あの時代を、いま語り継ぐ=
  1. 11月23日(土・祝)13時。四日市文化会館。第3ホール。 〈1970年 森田必勝が駆け抜けた時代。
    =あの時代を、いま語り継ぐ=〉
     パネリストは、宮崎正弘氏(国際ジャーナリスト)。森田治氏(元県議。森田必勝氏のお兄さんです)。鈴木邦男。
     参加費1000円。参加申込みは、「四日市1970記念シンポジウム」実行委員会(担当・岩井)へ。080(5702)8405
  2. 11月24日(日)三島由紀夫・森田必勝追悼「野分祭」。
  3. 11月25日(月)憂国忌。午後6時開演(5時半開場予定)星陵会館大ホール