2013/11/25 鈴木邦男

札幌時計台で「第5回鈴木シンポジウム」。そして…

①ガンジーの言葉に感動した

札幌時計台シンポジウム(11/19火) 札幌時計台シンポジウム(11/19火)

これはいい言葉だと思った。今こそこの言葉を噛みしめ、人生の指標にすべきだと思った。

だから、「週刊朝日」(11月15日号)の「最後の読書」の中にも引用した。

衝撃を受けた言葉は、ガンジーの次の言葉だ。

〈明日死ぬと思って生きなさい。
永遠に生きると思って学びなさい〉

特に2行目の言葉だ。これは奥が深い。今も、考え続けている。

講演する小磯修二さん 講演する小磯修二さん

1行目の言葉は、「今、全力を尽くしなさい」と言うことで、他にも多くの人が言っている。

「まあ、そのうちやればいい」とか、「明日でいいや」と思っていたら、永遠に出来ない。「今でしょう」の心意気がなくては出来ない。

たとえ、明日死んでも悔いがないように。全力で生きたと思えるように、「今日」を生きなさい。ということだ。

問題は2行目だ。「慢心」を戒め、「謙虚」に努力することを勧めている。

中年、老年になり、「随分と学んだ」と思っても、慢心してはいけない。

挨拶する鈴木 挨拶する鈴木

まだまだ未熟な生徒だ。小学生だ。勉強は「これからだ」。

そういう気持ちで生きなさい。そういうことを言ってる。と私は理解した。

「最後の読書」は、「週刊朝日」の連載コラムだ。

このテーマで、いろんな人が毎週書いている。

「最後の食事」「最後の旅行」など、「最後」の付くものは沢山ある。

あれを食べたい。あそこにはもう一度、行ってみたい。そんな、究極の食事、旅行だ。

しかし、「最後の読書」については考える人は少ない。書いてる人も苦労してるようだ。

過去を振り返り、「若い時に感動した本」を挙げてる人が多い。

あるいは、初恋の人にもらった本。自分の人生を決めた本。落ち込んでいた時に、先輩にもらった本…。

中には、自分の初めて書いた本。などもある。

皆、熱心に聞き入ってました 皆、熱心に聞き入ってました

しかし、それでは余りに「保守的」だ。懐古的だし、進歩がない。

そう思っていた時、ガンジーの言葉に出会った。

そうだよな。死ぬまで勉強だ。死ぬまで挑戦だ。と思った。

だから、過去を思い出して、懐かしい本を読むなんて嫌だ。敗北主義的だ。それよりも、より高い目標を掲げて飛びたい。そう思った。

今まで、そして今も、「月30冊」のノルマは守っている。

文学全集、思想全集にも挑戦し、読破してきた。「全集読破」は、一つの山脈を踏破したような感動と満足感を与える。

じゃ、次はあの山を…と思う。

②コリア国際学園で聞いたんですよ

対談が終わって 対談が終わって

長い小説にも挑戦してきた。日本で一番長い小説は中里介山の「大菩薩峠」だと言われている。

前に勤めていたジャナ専(日本ジャーナリスト専門学校)の図書館に全巻あったので、毎週1冊ずつ借りて全巻読破した。

初めの部分は面白くて、引き込まれる。だから、何度も何度も映画化されている。

主人公の机龍之介には片岡千恵蔵、市川雷蔵などが扮していた。

しかし、長い長い小説だから、中だるみがある。

中には、一巻に一度も主人公が登場しないのもある。小説は進展しないで、作者の蘊蓄話だけで終わっている巻もある。

中里は執筆当時も、何度も何度も中断している。

大体、連載している新聞が何度も変わっている。そのたびに新たな心境で書くのだろうが、全く別の本になってたりもする。

私の従兄弟の上谷さんも入って 私の従兄弟の上谷さんも入って

でも、私は、毎週毎週、いわば「義務」として読んだ。

ともかく、日本で一番長い小説は読破した。よし、次は、「世界で一番長い小説」に挑戦してみようと思った。「千秋楽」は最大の〈敵〉と闘ってみたい。

世界一長いと言われているのは、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』だ。そう言われている。

よし、「最後」には、これに挑戦してやろうじゃないか。

そう思って、「週刊朝日」に書いた。その時のために、この小説はとっておこう。

前に、「漫画で読む世界文学」とか、「粗筋で読む世界文学」などでは、この本を読んだことがある。

打ち上げで 打ち上げで

勿論、「読んだ」うちには入らない。レストランでいえば、メニューを見た。あるいはウインドーの中のサンプルを見た。そんな感じだろう。「食べた」ことにはならない。「最後」に食べてみよう。

ところで、ガンジーの言葉に戻る。

これは、大阪にある「コリア国際学園」の後援会発足式で知ったのだ。

2ヶ月ほど前だ。そこで座談会に出た。その時、ここの学校の映像紹介があった。

「国際人」「超境人」を目指して、教育がされている。外国に研修、留学がある。「三ヶ国語弁論大会」がある。そんな紹介だった。

大杉栄が洗礼を受けた弓町本郷教会で(11/17日) 大杉栄が洗礼を受けた弓町本郷教会で(11/17日)

その中で、このガンジーの言葉が出て来たのだ。ウーン、深い言葉だな、と思ってメモをした。

でも出典はどこなんだろう。どの本に出てるのか。あるいは、どこかの集会でガンジーが講演したのか。

調べてみたが分からない。ネットで調べたり、いろんな人に聞いたが分からない。これを言ってるのは事実だ。ただ、出典は分からない。

そうだ。中島岳志さんに聞けばいいや、と思った。

中島さんは北海道大学准教授で、多くの本を書いている。ガンジー、パール判事の本もある。印度には詳しい。

大杉豊さん(大杉栄の甥・右から2人目)も来ました 大杉豊さん(大杉栄の甥・右から2人目)も来ました

11月13日(水)、Ustの「月刊・中島新聞」に出た。中島岳志さんと2時間、三島事件についての話をした。

始まる前に、ガンジーの「永遠に生きると思って学びなさい」の出典を聞いた。

しかし、分からないという。

ガンジーが言ってることは間違いないが、いつ、どこで言ったのか。書いたのか。それは分からないという。

ガンジーの著書は厖大で、日本語に翻訳されてない本がもの凄くあるという。

そうだったのか。私もガンジーの本は、大学の時はよく読んでたが、今は、ほとんど読んでない。又、キチンと読んでみたい。

③これは、〈運動〉への批判、反省かな

大杉栄もよく見ていたクスノキ(樹齢400年) 大杉栄もよく見ていたクスノキ(樹齢400年)

今、考えたが。ガンジーの言葉の1行目は、「自分の決意」「覚悟」を言っている。

又、「いいこと」はすぐにやろう。困ってる人を見つけたら、すぐ助けよう。他人への思いや、善意もここにはある。

ところが2行目では、ゴールをずーっと遠くに持って行く。あるいは、「市民運動」への警告かもしれない。これは自己批判を込めて言うのだが。

右や左、市民運動、宗教運動では、20代の前半くらいで、「世の中を救う真理」に出会い、それを基にして運動をする。

左翼なら、マルクス・レーニンとか、トロツキー、ゲバラなどだ。それらの革命家の本を読み、「これだ!」と思う。あとは、それに基づいて、運動をする。世界革命をやろうと思う。

そのクスノキの前で。大杉豊さんたちと そのクスノキの前で。大杉豊さんたちと

右翼、宗教もそうだ。それは間近に見てるから分かる。

でも、その時、せいぜい20代半ばだ。そして、「この真理のもとに世界のプロレタリアよ集まれ!」と言う。

「これこそが正しい」と思い、もうそれ以降は、「勉強しない」。進歩がない。

20代前半で、「究極の真理」を発見したのだから、あとは学ぶものはない、と思って、他の勉強は一切捨てるのだ。傲慢な話だ。

それらの〈運動〉を始めたら、もう本は読まない。「あとは行動だけだ!」と思う。

全く本を読まないか、たとえ読むとしても、「運動」に役立つ本だけを読む。

それで、ますます、「理論武装」しようとする。

皆で見上げてます 皆で見上げてます

もしかしたら、怖いからかもしれない。

だから、一般の本を読まず、ましてや「自分の敵」の本は読まない。〈自分の考えとは違う〉本を読むということは、「闘い」だ。

「なんだ、こんなものか」「こんなこと、私だって出来る」と思うかもしれない。

しかし、「打倒」されるかもしれない。「ちくしょう!」と思いながらも反駁出来ないかもしれない。

そんな「危険」に出会うことだよ、「学ぶ」「読書」とは。

それよりは、出会った「真理」だけを守り、運動を続ける方が楽なのだ。

だから、20代、30代、40代も、60代、70代も、「言ってること」は同じだ。「同じ」ことを言い続けることで、強くなったと思っている。しかし、違う。

その点、私は幸せだ。いろんな人に会える。いろんな本にも出会える。

そして、「読破」され、「打倒」されることも多い。

これこそが、「学ぶ」ことだ。「永遠に生きると思って学びなさい」だ。

④板坂剛、椎根和さんと鼎談した本が…

本郷中央教会で 本郷中央教会で

話は変わる。三島事件について、軽井沢で鼎談をした。板坂剛さん(作家)、椎根和さん(作家)と私の3人だ。それが今月末に鹿砦社から本になる。

板坂さんは、三島についての本を何冊も書いている。フラメンコをやり、舞台で三島をやったこともある。

椎根さんは、元「平凡パンチ」の記者で、「三島番」だった。『平凡パンチの三島由紀夫』など著書も多い。晩年の三島を最もよく知る人だ。

その3人で、一晩話し合った。それが本になる。又、西宮でやっている「鈴木ゼミ」の報告集(Ⅲ)も、もうすぐ出る。内田樹、上祐史浩、湯浅誠…などと話し合った。

あと、「週刊金曜日」では、坂本龍一さんと2回対談したが、それが本になる。誌面に載せたのは、ほんの1割ほどだ。あとの分を含め、12月に出版するようだ。

大杉豊さんが解説してくれます 大杉豊さんが解説してくれます

そして「札幌時計台シンポジウム」の報告集も出る。1年位続けて、それで本にするんだろうと思っていた。

ところが、「第1回 鈴木宗男」「第2回 中島岳志」の2回分だけで本になった。これは凄い。それだけ分量があり、内容があるのだ。

11月19日(火)、札幌に行った。「第5回・時計台シンポジウム」だ。主催の柏艪舎の人が、「すみません。今日に間に合わせようと思ったんですが」と言う。こっちは別に急がないし。12月8日に出る予定だという。楽しみだ。

「こっちの方は、今日、刷り上がりました」と、本を渡された。小磯修二さんの『地方が輝くために=創造と革新に向けての地域戦略15章』(柏艪舎)だ。

小磯さんは、この日のゲストだ。ここに集まった人たちは、書店に出る前にこの本を読める。帰りにはサインももらえる。

有名な「菊富士ホテル」の跡 有名な「菊富士ホテル」の跡

私は、この日、対談するので、すでに読んでいた。本はまだ出ないので、ゲラの段階で読んだ。全く知らない分野なので、とても勉強になった。「永遠に生きると思って学びなさい」だ。

アメリカ、オーストラリアを見ても分かるように、初めて上陸した所が、栄えて、そこが「首都」になる。船で上陸した所を拠点にして、奥地へと入ってゆく。

だから、上陸した所が、アメリカ、オーストラリアの首都になった。そう言う。

ところが北海道は、函館が中心で、そこから北海道開発は始まったのに、函館は「首都」にならなかった。

遥か遠くの札幌が中心になり、いわば首都機能を果たす。これはなぜか。「北への守り」を明治の人たちが真剣に考えたからだ、という。

ロシアがアメリカにアラスカを売った。そして、〈対日本〉にターゲットを絞った。そのロシアに対抗するためだったという。

⑤北海道の歴史。そして〈地方〉の復権について教えてもらった

今もお洒落なマンションが 今もお洒落なマンションが

こんなことは当の北海道の人も知らない。小磯さんの本には、こう書かれている。

〈歴史を振り返ると、北海道は常に国の非常時において、大きな役割を果たしてきた地域であるといえます。明治の近代国家づくりのスタート時に北海道開拓が重点的に行われましたが、その背景には、南下するロシアからの植民地支配を防ぐための北辺の防備という大命題がありました。また、第二次世界大戦において、わが国は国土の45%を失い、植民地から引き上げる多くの帰国者を受け入れるために、北海道には食糧生産やエネルギー供給といった重要な役割が課せられました〉
樋口一葉の住んでたとこ 樋口一葉の住んでたとこ

そうなのか。北海道が日本を支え、救ってきたのか。その重要性を知りました。

そして、次の箇所ではさらに驚きました。

〈もともと北海道は、世界の中でも総合的な地域開発政策が有効に展開されてきた。地域開発の成功事例といわれています。明治の開拓初期に五万人程度だったのが、百年間で五百万人に。経済規模や所得レベルでもヨーロッパの中型国並みに成長しました。百年という短期間でこれだけの地域成長を成し遂げた国・地域は世界でも例がないといわれています。
新しい国づくりや地域づくりの貴重なモデルとして評価される要因の一つには、北海道開拓や開発システムに、平時の論理と非常時の論理がバランスよく組み込まれているように思います〉

これには驚いた。新しい指摘でした。

一葉の通った質屋 一葉の通った質屋

北大には、外国から多くの留学生が来ています。それはこうした北海道の開発を通して自らの国の国づくりに役立てようとするからです。

日本よりも外国の人が北海道に注目しています、と小磯さんは言う。さらに、今、具体的に、どう思っているのか、具体的な企業名を挙げて説明します。

これは、ぜひ本を読んでみて下さい。

さらに、函館で闘った榎本武揚や大鳥圭介の国際的な知識や実力を惜しんだ黒田清隆らが降伏を勧め、助命嘆願をし、2人を政府の重職につけて用います。

今だったら絶対にあり得ない。そうした明治政府の偉さも大きいと言います。

今まで全く考えなかったこと、知らなかったことを多く教えてもらいました。とても有意義なシンポジウムだったと思います。

【だいありー】

世界オピニオンリーダーズ・サミット(11/16土) 世界オピニオンリーダーズ・サミット(11/16土)
  1. 11月18日(月)午前中、原稿。午後、取材。
     夜、柔道に行きたかったけど、〆切の原稿がたまっていて家で書く。
  2. 11月19日(火)朝出て、11時、羽田発の飛行機に乗る。
     12時半、千歳着。しかし電車が事故で止まっていて、バスに乗ろうとしたら、こちらもズラリと並んでいて、3台待って、やっと乗れた。かなり遅れて、札幌駅に着く。それから柏艪舎へ。
     午後6時、「第5回鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。小磯修二さん(北海道大学特任教授)がゲストで、テーマは「地方の論理」。この日、刷り上がったばかりの小磯さんの本が発売される。
ビル・クリントンさんと、半田晴久さん ビル・クリントンさんと、半田晴久さん

『地方が輝くために=創造と革新に向けての地域戦略15章』(柏艪舎)。

〈疲弊が進む「地方」の活性化に向けて活動を続けてきた著者が豊かな経験と分析を交えて地域戦略を提言する〉

と書かれている。現在の〈地方〉問題の分析。そして、どうしたら活性化出来るか。この本をもとに、講演では、その具体的な提言をする。

ネイキッドロフト(11/21木) ネイキッドロフト(11/21木)

とても勉強になりました。小磯さんの話のあと、2人で対談。そして質問を受ける。

終わって、打ち上げ。私なんか知らない分野なので、とても興味深く聞きました。そして、質問しました。

  1. 11月20日(水)余市の宇宙記念館に行きました。凄い施設です。ハッブルシアター、毛利ミュージアム、スペースシャトル打ち上げ体験…などがありました。
     それから東京に帰り、朝まで原稿を書きました。
辻元清美さんと 辻元清美さんと
  1. 11月21日(木)午前11時、打ち合わせ。午後、河合塾コスモ。自習室で勉強。
     3時、現代文要約。

5時、「読書ゼミ」。今日は、田原総一朗、上祐史浩『危険な宗教の見分け方』(ポプラ新書)を読んで、皆で考えました。生徒たちにも〈宗教を考える上でいい勉強になったようです。全国の中学、高校でも、これをテキストにして、先生が「見分け方」を教えたらいいだろう。

7時に終わり、それから、ネイキッドロフトへ。辻元清美さんと川田龍平さんとのトークを聞きに行く。ところが川田さんは国会の仕事で抜けられなくて欠席。辻元さんの話をたっぷりと聞きました。

平野店長。石坂啓さん。息子さんと 平野店長。石坂啓さん。息子さんと

コスモの私の担当は福田典子さんといって、実は、石坂啓さん(漫画家)の姉。「今日は3姉妹がそろうから、鈴木さんも行こう」と言われて、付いて行った。

もう1人の福田千鶴子さん(元スッチー)も来ていた。さらに、石坂啓さんの旦那も来ていた。さらにさらに、石坂啓さんの息子がネイキッドロフトでバイトしている。

つまり、石坂啓ファミリー5人が勢揃いしたのだ。「うわー、今日の客の3割は石坂ファミリーだ!」と皆、驚いてました。

石坂啓さんと2人の妹 石坂啓さんと2人の妹
  1. 11月22日(金)ほとんど寝てない。午後1時から5時まで4時間も喋る。「ミヤマ」の会議室で。疲れた。  それから水道橋へ。「週刊金曜日」の白井さんに呼ばれて、講演会を聞きに行く。『ペロー「昔話」:太古の夢想の森へ』(羽鳥書店)を書いた工藤庸子さんと(挿絵の)鴻池朋子さんのトークショー。「第58回 ESPACE BIBLIO文明講座」だった。  とても勉強になりました。
  1. 11月23日(土)朝7時の新幹線で名古屋へ。岩井さんたちと合流して四日市へ。森田必勝氏のお墓参りをする。
     午後1時からは、四日市文化会館。第3ホール。
宇宙飛行士になった(11/20水) 宇宙飛行士になった(11/20水)
〈1970年 森田必勝が駆け抜けた時代〉
=あの時代を、いま語り継ぐ=

宮崎正弘氏(国際ジャーナリスト)、森田治氏(元県議。森田必勝氏のお兄さん)、そして私が話し、その後、3人でシンポジウム。それに、当日、東京から来てくれた森田氏の同志たちからの挨拶がありました。

会場は超満員。多くの仲間たちと会え、とても有意義でした。終わって、近くのお店で直会をやりました。最終の新幹線で帰りました。

  1. 11月24日(日)午前中、原稿。午後2時、市ヶ谷健保会館2階会議室。三島由紀夫・森田必勝両烈士追悼「野分祭」。
     第1部は追悼祭。祭主・伊藤好雄氏。斎主・島田康夫氏。第2部は中山嶺雄氏の記念講演。「皇国再建・戦後体制を撃攘せよ!」
=三島・森田両烈士の原点への回帰=

全国から多くの人たちが参列してくれました。終わって、近くの店で直会。懐かしい人たちにも会いました。
 鹿砦社の人が来て本を売ってました。板坂剛さんの『三島由紀夫と全共闘の時代』(鹿砦社)も売ってました。この中に入ってるんです。「主張」で紹介した、板坂剛、椎根和、鈴木邦男の衝撃的な鼎談が。ぜひ読んで下さい。

【写真説明】

札幌時計台シンポジウム(11/19火)

①11月19日(火)午後6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストは小磯修二さん(北海道大学大学院教授)。

講演する小磯修二さん

②講演する小磯修二さん。レジュメを配り、映像を使って話してくれました。

挨拶する鈴木

③初めに私が挨拶しました。

皆、熱心に聞き入ってました

④皆、熱心に聞いてました。終わって、活発な質問も出ました。

対談が終わって

⑤対談が終わって、2人で撮影。

私の従兄弟の上谷さんも入って

⑥私の従兄弟の上谷俊夫さんも函館から聞きに来てくれました。右は、姪御さんです。元スッチーです。

打ち上げで

⑦打ち上げで。左は柏艪舎の山本社長と小磯さんです。

大杉栄が洗礼を受けた弓町本郷教会で(11/17日)

⑧11月17日(日)午前10時半より正午まで、弓町本郷教会の礼拝に出ました。ここは大杉栄が洗礼を受けた教会です。新潟県新発田で毎年「大杉栄メモリアル」を開催している斉藤徹夫さんが上京し、連れて行ってくれました。

大杉豊さん(大杉栄の甥・右から2人目)も来ました

⑨大杉栄の甥の大杉豊さんも来てくれました。(左から)斉藤徹夫さん、鈴木、飛矢崎雅也さん(作家・大杉栄研究家)。大杉豊さん、椎野礼仁さん。

大杉栄もよく見ていたクスノキ(樹齢400年)

⑩教会の近くにあるクスノキです。大杉栄は教会の帰りに、ここに寄ってました。樹齢400年です。何と、徳川家康もよく来てたそうです。

そのクスノキの前で。大杉豊さんたちと

⑪このクスノキの前で、鈴木、大杉豊さん、斉藤徹夫さん、飛矢崎雅也さん。

皆で見上げてます

⑫しばらくは、見上げていました。

本郷中央教会で

⑬本郷中央教会で。ここでは、アナキストたちが、よく、集会をやってました。

大杉豊さんが解説してくれます

⑭本郷界隈を歩き、大杉豊さんが、解説をしてくれました。とても贅沢な散策でした。

有名な「菊富士ホテル」の跡

⑮有名な「本郷菊富士ホテル」があった跡です。多くの作家、画家などが住んでました。

今もお洒落なマンションが

⑯今もお洒落なマンションが建ってます。

樋口一葉の住んでたとこ

⑰樋口一葉が住んでたんですね、ここに。右ですね。井戸もありました。

一葉の通った質屋

⑱一葉が通った質屋です。質屋はもうやってませんが、蔵はあります。1年に1回、一般公開するそうです。見に来たいです。

世界オピニオンリーダーズ・サミット(11/16土)

⑲11月16日(土)、舞浜アンフィシアター。世界オピニオンリーダーズ・サミット。広い会場が超満員でした。

ビル・クリントンさんと、半田晴久さん

⑳ビル・クリントン元大統領、半田晴久さん。他に、コリン・パウエルなど、オピニオンリーダーたちが講演しました。

ネイキッドロフト(11/21木)

㉑11月21日(木)ネイキッドロフトに行きました。辻元清美さんと川田龍平さんが出るというので。川田さんは国会の都合で、来れませんでした。

辻元清美さんと

㉒辻元清美さんと。「この前、ビックカメラで会ったわね」と言われました。赤坂見附のビックカメラで、私が電子辞書を買ってたら、隣りに辻元さんがいたのです。iPadを買ってました。「これが、その時のiPadでっか?」「そうでんねん」。

平野店長。石坂啓さん。息子さんと

㉓平野店長。それに漫画家の石坂啓さん。そして息子さん。

石坂啓さんと2人の妹

㉔石坂啓さんと2人の妹。1人は河合塾コスモ勤務。1人は、元スッチー。

宇宙飛行士になった(11/20水)

㉕宇宙飛行士になりました。余市で。11月20日(水)。

【お知らせ】

  1. 「週刊金曜日」(11月22日号)発売中です。〈山本太郎手紙騒動で考える。天皇と日本人〉の特集です。私も書いてます。
  2. 12月2日(月)午後7時半。「笑の内閣」の東京公演「ツレがウヨになりまして」(12月9日〜21日)に先駆けて、「ネトウヨとヘイトスピーチ」についてトークをします。安田浩一さん、高間響さん(「笑の内閣」代表)。そして私です。高円寺パンデットです。申込み電話は、090(2588)9905
  3. 12月4日(水)午後10時より、ニコニコ動画「のりこえねっとTV」に出ます。辛淑玉さんとヘイトスピーチについてです。
  4. 12月9日(月)一水会フォーラム。講師は和田春樹さんです。
  1. 12月11日(水)午後2時、「第1回 飛松塾in姫路」です。姫路・大手前第一ビル4Fです。柳谷郁子さん(作家)と私がトークします。飛松五男さんも話します。「黒田官兵衛」についてです。
     参加希望者は、079(297)2096へ。
  2. 12月18日(水)午後7時より、高田馬場芳林堂8階。
    〈杉山卓男さんvs鈴木邦男。ライブ対談〉
    =“布川事件冤罪被告人と林眞須美さんを支援する会“代表が語る冤罪のカラクリ=
    お申し込みは、03(3208)0241へ。(河出書房新社より発売中の『冤罪放浪記』を買った人、又は参加費1000円を払った人に整理券を渡すそうです)
  3. 12月19日(木)〜22日(日)、「笑の内閣」の衝撃のお芝居「ツレがウヨになりまして」の東京公演が行われます。こまばアゴラ劇場です。これは必見です。時代を見越してます。