「批判される人になれ!」と言われた。
2.26事件に参加した末松太平さんに言われたのだ。
「何言ってんだ、この人は」と反撥した。
だってそうだろう。人に批判されないように生きるのが正しい。
又、2.26事件だって、青年将校だった末松さんたちが為政者を批判し、「君側の奸」を批判し、打倒する為に立ち上がったのではないか。
それなのに、「批判される人になれ!」だなんて。おかしいよ。
末松太平さんは2.26事件で逮捕され、出所後は『私の昭和史』(みすず書房)という名著を書き、これは三島由紀夫も絶讃した。最近又、『私の昭和史 二・二六事件異聞』として中公文庫で復刊されている。素晴らしい本だ。
その本から、末松さんを厳粛な、毅然とした人をイメージしがちだが、かなり違う。
もう35年前になるが、生前に何度かお会いした。
都内の会社や、千葉のご自宅にも行った。初めは、『証言・昭和維新運動』(島津書房)の取材だった。
血盟団、5.15事件、2.26事件など、流血の昭和維新運動を闘った人たちがまだ生きていた。その人たちを訪ね歩いて話を聞いたのだ。
衝撃的な話が多かったし、驚きの連続だった。
その中でも末松さんは、別の意味で驚いた。こっちの質問に対しても全く意表を突く答えをする。
又、質問自体を批判し、揶揄する。これには参った。
「私たち、民族派は…」と私が言うと、「民族派って何?」「そんな自己規定がないと淋しいの?」と言う。
「ウッ、やりにくいな」と思った。
末松さんは更に言う。
「チョウチョやトンボは自分のことをチョウチョやトンボと思ってませんよ。学者がそう名付けただけだ。じゃ、名付けられた前と後で、チョウチョやトンボの生活は何か変わったの?」
「民族派だってそうだ。自分で自己規定する必要ないよ。死んだ後に、“民族派の墓”と書いてもらえばいい。生きてる時は、自由に考え、行動したらいい」と言う。
今から考えると、その通りなんだが、あの時は、ムッとした。「我々若僧をからかって楽しいのか」と思った。
他にも、「今、もし青年将校運動をやるとしたら、“公害反対”一本でやりますね」と言う。
ともかく型破りな人だった。
「昭和史研究家なんて、ただのゴミ拾いだ」なんて辛辣なことも言う。
随分と、研究者、ライターが訪ねて来たんだろう。ハナをかんで捨てたチリ紙を拾って、大事にして、ああだ、こうだと言ってるだけだ。とも言う。
そして、初めに書いた名言(迷言?)を吐いたのだ。
「鈴木君だってそうだろう。右翼の人の集会に出たり、葬式に出てたら、“ああ、鈴木君は付き合いがいい。いい奴だ”と言われるでしょう。皆と同じことを言って、同じことをやって…。そうしたら、誰にも批判されない。でも、それでいいの?」と言う。
集団思考で考えないで、自分の頭で考えないとダメだ、ということらしい。
又、自分の頭で考えたら、必ず周りから批判される。それを恐れてはダメだ。「むしろ、批判される人間になれ!」と言うのだ。
その時は反撥したが、その後の私の言動は、この末松さんに励まされてやってきたようなものだ。今頃になって、そう気が付く。
「批判されないのは簡単だ。右翼、左翼、どこでもいいが、所属する団体で、同じことを言ってればいい。気持ちいいだろうし、“よくやってる”と思われる。しかし、自分の頭で考え、行動すると批判される。何もしない人間は、他人を批判する。何かをやった人間は批判される。だから、批判される人間の方が偉いんだ!」と言う。
『週刊金曜日』(11月22日号)が、山本太郎議員の手紙騒動について特集している。
一般のマスコミは批判・糾弾・罵倒のオンパレードだ。「不敬だ!」「失礼だ!」「手紙テロだ!」「ただのアホ、バカだ」…と。
園遊会で天皇陛下に手紙を渡しただけで、まるで「国賊」「非国民」扱いで、「議員辞職しろ!」「腹を切れ!」などと言われる。異常だ。
山本議員を支えた人には左翼的な人も多い。そんな人たちからも、「天皇に頼り、お願いするとは何だ!」という批判の声もある。右からも左からも批判されている。
この山本手紙事件と、『週刊金曜日』の対応を、「東京新聞」(11月24日)が取り上げていた。
「週刊誌を読む」というコラムで、篠田博之さんが書いている。
〈山本議員批判を論評
=「天皇の政治利用」に一石=〉
まずは、全マスコミをあげての「山本批判」を紹介して、こう言う。
〈山本議員はまさに四面楚歌だ。その後、右翼団体が抗議行動を行ったり、脅迫状が送られる事態に至ったのは周知の通りだ。天皇自身がそうした状況を心配していると、宮内庁長官が会見でコメントする一幕もあった〉
そうだよな。山本議員が辞職したり、腹を切ったりしたら、天皇陛下ご自身が一番悲しまれる。そんなことも知らないのだろうか。
「不敬だ!」と批判する人たちの方が、より不敬だ。
篠田さんは、さらに書く。
〈さて、そうした経緯を経て、『週刊金曜日』でどんな見解が紹介されているかといえば、まず脱原発派のおしどりマコさん。手紙騒動について福島住民がどう受け止めたか取材したところ賛否半々で、「行動は軽率であるが、代弁してくれたという感はある」という声も多かったという。
そのほか田中優子・法政大教授や、精神科医の斉藤環さんらの見解が紹介されているのだが、面白いのは、新右翼の鈴木邦男さんのコメントだ〉
ここまで読んできて、エッ!と思った。私ごときのコメントなんて、当たり前のことで、面白くも何ともないと思うけど…。
そして、「鈴木コメント」をこう紹介している。
〈「山本さんについて『不敬だ』『議員を辞めろ』などと報じている『週刊文春』や『週刊新潮』は、美智子皇后や雅子妃に対してもバッシング報道をしています。どっちが不敬ですか」
「『主権回復の日』式典に無理に天皇陛下に出てもらい、突然『天皇陛下、万歳』と叫ぶことの方が失礼です。不敬です」〉
この私のコメントのタイトルは、「誰に山本議員を批判する資格があるのか」だった。
12月4日(水)に、「のりこえねっとTV」に出た時、辛淑玉さんに、「あれはよかった」と言われた。
私にしたら、普通のこと、当たり前のことを言っただけなのに…。という気がする。
それよりも、「天皇陛下にお願いする」という山本議員の気持ちだ。
天皇陛下に対し、それだけ強い尊崇の気持ちがあったのか、と私はそこに驚いた。
そうだ、辛さんに聞いたが、過去にも、園遊会で、手紙を渡した人がいたという。
その人は政府に近い人だったので、何ら問題にならず、批判もされなかったという。微笑ましい光景と皆が思ったようだ。
山本議員は「左」だし、「脱原発」だから、この時とばかり右傾マスコミに批判されたのだろう。
うん、批判するマスコミよりも、批判される山本議員の方がまともだ。
ルールを知らず、失礼だったかもしれないが、天皇陛下を思い、尊崇する気持ちは、(週刊誌よりも)山本議員の方がずっと強い。
「罪なき者、石もて打て」という聖書の言葉を思い出しましたね、とこの人は答えていた。あっ、私か。ミッションスクール出だから、つい「聖書」の言葉が出るんですね。
次に、アントニオ猪木だ。猪木は頑張っているじゃないか。
国会議員は皆、怖がって、北朝鮮に行かないのに、1人だけ行って、何とか交渉のキッカケを作ろうとしている。
他の議員は、行く勇気もないくせに、安全地帯(国内)にいて、「北朝鮮は許せない!」「もっと経済制裁だ!」「追いつめろ!」と叫んでいる。
もし、戦争をやる気なら、それでもいいが、「交渉」で拉致被害者を取り戻そうとしているんだ。
だったら、どんな形でもいいから、話し合いのテーブルに、チャンネルを作るべきだ。猪木はそれをやっている。
それなのに、参院に無断で訪朝した、と批判されて、ペナルティだ。登院停止だ。
又、「日本は国をあげて北朝鮮を経済制裁して追いつめているのに、それを破った」という。
でも、それが全く効いてない。追いつめられてない。「交渉」にも臨まない。
だから、あらゆる方法を考え、北を交渉のテーブルに着かせるべきだ。
そのために猪木も頑張っているし、池口恵観さんも頑張っている。政府が出来ないことをやっている。
それなのに、このバッシングだ。おかしいだろう。
そんなことをやってるから、特定秘密保護法案も通っちゃった。
国の将来を考える大きな議論がないままに、山本議員や猪木や猪瀬といった「個人叩き」ばかりをやっている。そこに皆が注目して集中している。
その隙に特定秘密保護法案は通っちゃう。
朝日新聞では毎日一面に、コラムを載せていた。「異議あり!特定秘密保護法案」だ。小林よしのりさんも出ていた。なかなか、いい。
私も取材された。近くのデニーズで会って話をした。ゲラも見た。「掲載日が決まりましたら、お知らせします」と言う。
12月2日(月)に連絡があった。「明日、載りますが、12人が一挙に載ります」という。それだけ紙面を割いて、ドーンと強力に圧力をかけるつもりなんだろう。
12月3日(火)、社会面は、この「異議あり!」拡大版だった。
ちばてつやさん、上野千鶴子さん、保阪正康さんらが載っている。私も左下に載っている。
オッ、凄いな!と思った。大迫力だ。
でも、一挙に載ったので、各自のコメントは(当初の予定より)随分と短くされた。私も半分になっている。
うーん、社内の事情もあるんだろう。大勢に取材して、コメントがかなり集まった。
そうだろう。皆、「反対」だよ。「賛成」の人なんて、いない。政府・自民党以外の国民は皆、反対だ。そういってもいい。
だから毎日、1人ずつ、1面に載せてゆくつもりだった。
ところが急に成立しそうだ、というので、残っていたコメントを一挙に載せたのだろう。又、その方が、大きなインパクトになるし。と思ったのだろう。
私も、コメントが半分になったのは淋しいが、こういう強力・拡大版に載せてもらって、ありがたい。
それにしても野党は弱体だ。無力だ。
野党なんて、もうないのか。市民運動も力がない。
官邸前のデモは「テロ」だ、なんて石破に言われ、騒いでいる。撤回しろと騒いで、撤回した。
しかし、おかしい。「よく言ってくれた」と感謝すべきだ。そして、「テロリストを逮捕しろ!」と言うべきだ。
デモをしてるだけなのに、「テロリスト逮捕」とやられる。そうしたら、大きな騒ぎになる。国民も目覚めるだろう。
そして最後に、猪瀬都知事だ。
「都知事辞めろ!」「次の都知事はこの人だ…」と連日、新聞は報じている。
全く無責任だ。こんなことで辞める必要はない。こんなことで、能力のある知事を切る必要はない。
猪瀬都知事だから、オリンピックだって、誘致出来た。又、都政に対する改革をやっている。
確かに、この人は無愛想だ。記者会見のもの言いも、時に傲慢に聞こえる。
しかし、それが何だ。政治家はテレビタレントじゃない。お笑い芸人じゃない。ぶっきらぼうでいいんだ。
日本の周りの国を見たらいい。どこも長期政権で、したたかで、「優しさ」なんかない。国を動かす政治家はそれでいい。
それに対抗する日本はどうだ。ペラペラ喋り、ソフトで、清潔で…そんな人間ばかりが政治家になっている。そして、「政治力」のない人間ばかりだ。
それで1年もしないうちに交替だ。
だから日本には外交はない。中国、韓国から仕掛けられても、すぐに飛んで行き、折衝する人間はいない。かつての自民党にはいたのに。
腐敗堕落していても、国を守るために、積極的に、当事国に飛んで話し合い、喧嘩し、そして、「落とし所」を考えた。
少なくとも、「戦争にはならない」線を考えた。
ところが今、そんな政治家はいない。相手国に行く度胸もない。覚悟がない。
だから、国内という「安全地帯」にいて吠えているだけじゃないか。
その点、(いろんな批判はあるが)猪瀬さんは、それだけの覚悟かあるし、実行力がある。そんな人を、葬っていいのか。
一水会代表の木村三浩氏は、私と違って、とても顔が広いし、多くの人から信頼されている。
又、猪瀬氏のことも、徳田氏のことも認めている。
今までの病院がやらなかった僻地への医療などをやっている徳州会も高く買っている。
そんなことから、頼まれて両者を紹介した。
猪瀬氏がお金を借りたとはいえ、個人的なもので、返している。
金で、「徳州会の為に何かをした」「便宜を計った」「選挙を手伝った」ということはない。
木村氏だって、仲介料は一切もらっていない。
それに新聞では何度も答えている。あくまでも、人間が人間を認め、そして、信頼して紹介したのだろう。
実は、私のところにも取材がある。よく知らないのに答えてはまずいので、木村氏の連絡先を教えている。
木村氏はやましいところはない。だから、マスコミの取材には全て答えている。実に堂々としている。
疑問の点があったり、聞きたいことがあったら、直接、木村氏に聞いたらいいだろう。
とにかく、マスコミも国民も「個人叩き」だけで終わってしまっている。その間に、特定秘密保護法は通ってしまった。なんとも悔しい。
昼、住宅産業研修財団の松田理事長を訪ねる。かなり前だが、三島由紀夫の「楯の会」に対抗し、「ヨコの会」を作った。元全学連委員長の藤本敏夫さんや、その後、議員になった小林興起さんなどがその勉強会の常連だった。私もそこで勉強した。そんな昔の話に花が咲きました。
夜は、講道館。村田直樹先生にお会いしたので、溝口紀子さんの『性と柔』(河出書房新社)はよかったですね、という話をした。「本書の資料収集には、講道館図書資料部長の村田直樹氏からご協力、ご支援を賜った」と書いてあったからだ。
〈オリンピックの銀メダリストにして、気鋭の社会学者。「男たちのムラ社会」に挑む、衝撃のデビュー作!〉
と本の帯には書かれている。とてもいい本だった。「ぜひ、村田先生の勉強会に呼んで下さいよ」とお願いした。
又、「おわりに」を見たら、河出の竹田さんが担当だった。私が『竹中労』を書いた時の担当者だ。
なおさら、溝口さんには会って話を聞いてみたい。今、静岡文化芸術大学の准教授だ。スポーツ選手が、大きく羽ばたいて、いろんな分野で活躍するのはいいことだ。柔道をさらに大きく普及させ、理解させることにもなる。
夜9時、お茶の水。ニコ生の「のりこえねっとTV」に出る。打ち合わせのあと10時から本番。辛淑玉さんとのトーク。〈「愛国心とヘイトスピーチ」〉。
真剣に、緊張して喋りました。週1回、ここの「デモクラTV」のスタジオで辛さんは、「のりこえねっとTV」を放送している。来年からは大久保に独自のスタジオを作ると言っていた。
それから、河合塾コスモへ。
3時、「現代文要約」。
5時、「読書ゼミ」。今日は、適菜収の『世界一退屈な授業』(星海社新書)を読みました。
「退屈な」と書いているが、これこそが本当は大切だという。
〈本当に大切なことは誰も教えてくれない。大学は職業訓練所のようになり、ビジネスの成功者のみがもてはやされる。本質を語る人間は隅に追いやられ、古典は古くてつまらない「退屈なもの」として、忘れさられてしまった。いまこそ、ものごとや人生の価値を教えてくれる先生の声に耳を傾けよう!〉
これはいい!退屈ではない。感動の授業だ。“本物の先生”—内村鑑三、新渡戸稲造、福沢諭吉、柳田国男、西田幾多郎のメッセージを伝える。
それで、国会前に行く。もの凄い人が集まっていた。「特定秘密保護法反対!」だけでなく、「原発ヤメロ!」の人たちも。ロフトの平野さん、神田香織さんなど知り合いにも沢山会いました。
①蜷川正大氏の『師・野村秋介=回想は逆光の中にあり』(展転社)の出版記念パーティが行われました。12月1日(日)午後5時より、ホテル横浜ガーデン・3階「ミモザ」です。
とてもいい本です。売れてます。蜷川氏が、挨拶し、この本を書いた経緯について語りました。又、支えてくれた奥さん、娘さんたちも紹介してくれました。
⑩斉藤環さんと。斉藤さんは精神科医で、現在、筑波大学教授です。久しぶりに会いました。11月29日(金)、五反田の「genron café」で。
ロフトをもっと上品にしたような感じのお店です。そこで、斉藤環さんとpha(ファ)さんのトークが行われ、私は聞きに行ったのです。テーマは、〈インターネット時代の金と幸福の倫理学〉でした。面白かったです。
⑪斉藤さんと対談したpha(ファ)さんと。変わった名前です。京大出のニートだそうです。
「京大出の駐車場係」の人も知ってます。塩見さんです。京大出の「よど号」グループや、他にも京大出の過激派の人を知ってます。京大出はユニークな人材を輩出しています。
⑬こちらも、「討論カフェ」です。(討論酒場かな)。阿佐ヶ谷ロフトの店長だった奥野さんが、ロフトを円満退社して、高円寺で独立店舗を構えました。「高円寺バンディット」です。
まだ4回目ですが、私も呼ばれました。午後7時半から、「ネトウヨとヘイトスピーチ」について。
(左から)高間響さん(「劇団「笑の内閣」代表」、鈴木、安田浩一さん。「笑の内閣」は、「ツレがウヨになりまして」の東京公演(12月19日から22日)が行われます。それに先駆けて、このトークが行われました。
⑮学校に行ったら、ワニがコピーを取ってました。よく見たら、ワニの模様の服でした。漫画家の石坂啓さんの妹です。石坂さんの漫画でしょうか。
「知ってる?三色あって、毎日、替えてるんよ」。そんなこと知るかい。
⑰試合の途中で、こんなイベントもありました。選手たちで作る「アスリート委員会」が出来、そのトークステージがあったのです。
柔道のチャンピオン・穴井隆将さん。そして、視聴覚障害者大会の優勝者の廣瀬誠さん。型競技大会の優勝者・濱名智男さんも出て、トークをしました。柔道の中の、いろんな技を紹介してくれました。とても興味深かったです。
⑱12月4日(水)午後10時から11時。ニコ生に出ました。のりこえねっとTVです。辛淑玉さんとのトークです。〈「愛国心」とヘイトスピーチ〉です。
初めに、朝日新聞(12月3日)の「異議あり!特定秘密保護法案」の特集を紹介してます。
㉑元大阪高検の鬼検事。三井環さんと久しぶりに会いました。本を出したし、今度は映画を作ると言ってた。
「映画の方は進んでますか?」と聞いたら、「ダメや。金がない。ワシにも5千万貸してくれ!」と言われました。困ったなー。私じゃ、せいぜい5千円ですよ。貸せるのは。
㉒「日刊ゲンダイ」(12月4日)に大きく出てました。「猪瀬5000万円」「疑惑の真相を知るキーパーソン」「仲介者・大物右翼『一水会』木村三浩代表を直撃」と出てました。
紹介したのは事実ですが、あくまでも友情で、「仲介料」などはない。やましいことはないんだから誰の取材でも受ける、と言ってます。堂々としてます。
㉓偶然ですが、木村三浩氏の本が出ました。『お手軽愛国主義を斬る=新右翼の論理と行動』(彩流社)です。力作です。とてもいい本です。
〈安倍内閣を批判し、「世界愛国者会議」を主宰するインターナショナルな思考をもつ著者が、今、何を考えているかを明らかにする〉
まさに、そうです。なぜ反米なのか、ホットな民族主義論です。
㉔週刊「アエラ」(12月9日号)です。土屋達彦さんの『叛乱の時代=ペンが挑んだ現場』(トランスビュー)の書評です。
驚きました。こんなに闘っていた記者たちがいたんですね。目からウロコでした。ぜひ、多くの人に読んでもらいたいと思いました。
㉖板坂剛『三島由紀夫と全共闘』(鹿砦社)。凄い本です。売れてます。板坂剛、椎根和、鈴木邦男の激突バトル鼎談が人気を呼んでます。
「板坂さんと鈴木さんは本当に仲が悪いんですね。初めから終わりまで対立してるし」「最後は、もういい!バカ!と言って席を立ってるし…」。「こんなケンカをそのまま、本にするなんて、鹿砦社もスゴイ!」と評判です。