2014/02/24 鈴木邦男

久しぶりの書き下ろしです。『反逆の作法』です

①「表出」と「表現」の違いでもある

『アサヒ芸能』でテリー伊藤さんと対談 『アサヒ芸能』でテリー伊藤さんと対談

2月20日(木)、テリー伊藤さんと対談した。週刊「アサヒ芸能」だ。3月中旬に出るだろう。

久しぶりに、じっくりと話をした。テリーさんは全共闘世代だし、デモにもよく出てたという。その世代なので、分かり合えることが多い。

「鈴木さんの本を最近7冊買って、集中的に読んだんです」と言う。気合が入っている。嬉しい。対談するテーブルの上には、『愛国者の憂鬱』と『連合赤軍は新選組だ!』が置かれていた。

「いやー、嬉しいです。じゃ、これも…。来週月曜日に発売なんですが」と、渡しました。

前日、見本誌をもらったばかりの本だ。『反逆の作法』(河出書房新社)だ。2月24日(月)、発売だ。今年になって3冊目だ。

2/24(月)発売です! 2/24(月)発売です!

3月上旬には、『「日本の分」について考える』(鈴木宗男さん、中島岳志さんとの共著。柏艪舎)も出る。

ありがたい。いい仕事をさせてもらっている。出版社や編集の人が優秀だから、こんないい本が出来たのだ。感謝感激だ。

では、『反逆の作法』についてだ。

〈「文句」を「反逆」に高める作法を先人に学べ〉

と、本の帯には書かれている。

私が影響を受けた人々11人について書いた。文句を「反逆」に高めた人だ。

そして、文句、抗議、だけでなく、皆が分かる一つの「ジャンル」「作法」に高めた人たちだ。

菅直人さんと。2/15(土) 菅直人さんと。2/15(土)

たとえば、他人との争い・喧嘩でも、格闘の「術」になり、「道」になる。〈芸術〉になる。宮台真司さんが言ってる「表出」と「表現」の違いを思い浮かべる人もいるだろう。

飲み屋で喚いている。街頭で騒いでいる。ネットで悪口を言い合っている。そんなものは、「表出」だという。

我々が過激な運動をやってきた時も、大声で怒鳴り、感情的に爆発し、そうした「表出」が多かったと思う。

ところが、「表現」は、違う。(関心のない)一般の人たちにも分かる「型」「スタイル」を持ったものだ。

本を作る。一般向けの講演をする。テレビ、ラジオに出る。つまり、人々の「反論」を聞き、「質問」を聞き、冷静に話し合う〈場〉を持つ。

いきなりキレたりしない。殴りつけたりしない。そういう〈場〉に出る覚悟を持つ。

それが「表現」なのだろう。

菅直人さん出版記念トーク 菅直人さん出版記念トーク

その境界線ははっきりしてるようで、実は、あいまいだ。

「ミニコミ」が「表出」で、「マスコミ」が「表現」。という訳でもない。

小さな同人誌や、ネット、ツイッターでも、立派に「表現」としての品格と覚悟を持ったものもある。

一方、本屋に並ぶ新刊書の呆韓、反韓、反中…といった罵詈雑言だけの本もある。新聞、週刊誌でも、ただ排外主義、差別を煽るだけのものもある。テレビの激突番組で、怒鳴りまくってる人もいる。

大マスコミ、大出版社だが、中味は、「表出」でしかない。そんなものも多い。

②影響を受けた11人について書いた

湖西市長の三上元さんと 湖西市長の三上元さんと

今、思ったが、「自制心」があるのか、ないのか。その違いかもしれない。

そんなことを考えながら、『反逆の作法』を書いた。

書いたのは去年だが、「著者、久々の書き下ろし」と帯に書かれている。

去年から今年にかけて、かなり集中して仕事をし、本を出してきたと思ったが、対談や、今まで書いたものをまとめたものが多かった。

その点、この本は、どこかに連載したものではない。全て書き下ろしだ。だからキツかった。

連載や対談ならば、読んでくれてる人の反応が分かる。

マッド・アマノさんと マッド・アマノさんと

これは面白いな。これは違うかな。こんな話をしたらいいかな。と自分の進んでいる道・方向が分かり、自分で進路を変えることも出来る。

その点、「書き下ろし」は周りが見えない。周りの声が聞こえない。自分一人の世界だ。霧の中を突き進んでいるようだ。まっすぐ歩いているのか、大きく脇道に外れて、崖から落ちようとしているのか、分からない。

そんな不安と戸惑いを抱えながら、1年かけて、必死に書き進めてきた。

それがこの本だ。本の帯には、さらにこう書かれている。

「国賠ネット」で講演する清水雅彦さん 「国賠ネット」で講演する清水雅彦さん
〈後ろを振り向くことで、「助走」ができるのだ。イエス・キリスト、山川惣治、山口二矢、森田必勝、高橋和巳、北一輝、ドストエフスキー…。
常識に刃向かうことで思想を得た11名の人々を今、学び直す〉

あれっ? と思う人も多いだろう。三島由紀夫、野村秋介が入ってないじゃないか、と。

「お前は三島、野村に影響を受けて、運動を始めたんだろう。だから新右翼と言われるんだろう」と。

その通りだ。今まで自分が書いてきた本も、ほとんど、この2人について触れている。それだけ大きい存在だし、一番影響を受けた2人だ。

私も報告しました 私も報告しました

ただ、この本の中では、「それ以外の人々」を中心にして書いてみた。

前にも書いたが、三島、野村氏に出会い、影響を受けたのは事実だ。

しかし、その前に、受け入れる「素地」「土壌」が自分の中にあったと思う。

全く反対のことを思い、あるいは、国家や民族、愛国心について、全く関心がなかったら、2人の発言を聞いても、それほど共振するものはない。影響も受けないだろう。そんな国民の方が多いのかもしれない。

清水雅彦さんと 清水雅彦さんと

自分は2人に出会って、感動し、感銘を受けた。その2人を受け入れる土壌・素地があったからだ。それに、もう〈運動〉は始めていたのだし。

「じゃ、その素地について書いて下さいよ」と出版社の人に言われて書いたのだ。だから、「ナショナリスト鈴木邦男の出来るまで」だ。

今までの本とは別の視点から見、考えてみた。だから、ちょっと変わった本になったと思う。

小学校時代に感動し、影響を受けた山川惣治がいる。杉浦茂の漫画がある。高校生の時に出会った「生長の家」。学校で強制されたキリスト教。又、高校生の時にテレビで見た、浅沼社会党委員長刺殺事件。読みまくった北一輝。ドストエフスキー。

…そうした事件や人々のことを書いた。

③これは凄い。「目次大賞」です。

打ち上げ会です 打ち上げ会です

最初は、とりとめもなく書き始めた。

人々だけでなく、子供時代に住んでいた東北の田舎。その自然。そこに住む人々。山や川や、雲からも影響を受けたはずだ。

しかし、そこまで拡げると、まとまりがつかない。

だから、11人に限定し、書き始めた。アトランダムに書き始めた。

まるで雲の中を歩いているような感じだった。この道でいいのかな。道を踏み外して、崖に向かっているんじゃないのかな。と不安に駆られながらも1年間書いた。

11人について、別々に書いたから、どんな順番にし、どんな流れにするか。考えもしなかった。

自分の旅は、そこまでだ。

寅次郎さんと 寅次郎さんと

それを河出の武田さん、編集者の椎野、高橋さんが大胆に整理し、直してくれた。

私の書いた粗っぽい〈素材〉を生かして、料理の腕をふるってくれたのだ。

「目次」を見て、「ほう! これは凄い!」と思った。

自分の原稿が、きちんと整理され、大きな河の流れになっている。

目次、見出しの付け方もうまい。編集をする人々の「匠の技」を見せてもらった。

おかげで、こんな素晴らしい本になった。ありがとうございました。

そうだ。この素晴らしい目次を紹介しよう。

反逆の作法

「日韓つながり直し」集会。2/16(日) 「日韓つながり直し」集会。2/16(日)
目次
○はじめに
①保守こそキリスト教の思想を理解せよ イエス・キリスト
=ミッションスクールでの強制された「キリスト教」で反撥を育んだ=
②最大の護身とは逃げ足の速さである 大庭英雄
=合気道は相手の暴力だけを止めて、人格を否定しない。本当の武道とは、闘わないことである=
③「精神」や「発想」の中で漫画が暴れ回る 山川惣治
=漫画は自分の師、先生である。奔放な生き方を教示してくれる=
④右翼が否定した右翼の在り方 山口二矢
=彼は「僕」だったのかもしれないし、「神」だったのかもしれない=
⑤宗教家は平和を希求するな。剣を投げ込め 大森知義
=命がけで祈り、命がけで勉強する。そして命がけで闘う=
講演する庵逧(あんざこ)さん 講演する庵逧(あんざこ)さん
⑥今の右翼は三島の叫びを受け止められるか 森田必勝
=今、国のとめに死のうと言われてもできない。でも森田に言われていれば死んでいただろう=
⑦革命は実務だ 竹中労
=麻薬だ。皆をシビレさせ、煽動する麻薬だ=
⑧自分が変われば相手が変わる。世の中も変わる 谷口雅春
=君はいつか“国士”といわれる人になるでしょう=
⑨対立感情はいつしか差別感情に転化していく 高橋和巳
=無私であるからこそ、顔も名も知らぬ人間に危害を加えるのだ=
⑩己を引き受けられる反旗とは何か 北一輝
=革命なんて詐欺だ。詐欺は大きくなるほどやってる側は面白い=
⑪人々は自由を持てあましている ドストエフスキー
=お前は人間をあまりに高く評価し過ぎたのだ=

④人はなぜ〈思想〉を持つのだろうか?

内田雅敏弁護士と 内田雅敏弁護士と

凄いですね。この目次で、本全体を語っている。

いや、これほど過激に「主張」し、煽動している目次は見たことがない。私なんかじゃ、とても書けやしない。何度見ても、凄い。うまい。唸ってしまう。

どうです。読んでみたいと思うでしょう。

今まで出した本の中で、最も刺激的な目次だ。「目次大賞」だ。

本の表紙の見返しのところには、こう書かれている。この本を書いた著者の〈動機〉だ。

大口昭彦弁護士と 大口昭彦弁護士と
〈人はなぜ思想を持つのだろう。
巨大な時代や世界に対する恐怖からかもしれない。ちっぽけな自分が思想を持つことで、時代や世界と対峙できる。また対峙する同志が得られる。
では、人はいつ、誰によって思想を教えられるのだろう。私の思想を育んだこの11名は、反逆を「作法」の域に高めた人たちである〉

11名の中には、有名な人もいるし、「えっ誰?」と思う人もいるだろう。

しかし、〈私〉を作ってくれた人たちだ。私の〈素地〉〈土壌〉は、この人たちによって作られた。

だからこそ三島由紀夫や野村秋介さんに会った時に感動し、影響を受けて、〈行動〉し始めたわけだ。

ミドリさんと ミドリさんと

読んだ人も、「あっ、俺にもこんな人がいるな」「私にとっては誰かな」と考えることだろう。

無名であってもいいのだ。その人にとっては、限りなく大きな人なんだから。そんな話もやってみたい。

そうだ。この本だけに絞って「読書対談」をやってもいいな。

「読書対談」は、新年早々にやったから、その第2弾だ。

あれっ、第1弾はまだこのHPにupしてないよね。それをupして、その次にやるか。それとも、こっちの方を先にやるかな。

「読書の作法」についてでもいい。でも、こう言うと、やけに、おとなしくなっちゃうな。「反逆」だから作法でサマになっている。

読書はいいんだ。闘う読書道、読書戦争で。

【だいありー】

中森明夫さんと 中森明夫さんと
  1. 2月17日(日)午前中、原稿。
     午後2時半、ラピュタ阿佐ヶ谷。月蝕歌劇団の「家出のすすめ」(寺山修司原作・高取英脚本)を見る。面白かった。迫力があった。
     終演後、「月蝕」代表の高取英さんに誘われて飲みに行く。中森明夫さん(作家)も来てたので一緒に。阿佐ヶ谷駅前の「月は夜を見て」というお店。
     「鈴木さん、久しぶり」とママに声をかけられた。前はゴールデン街にいたそうで、私はよく飲みに行ってたらしい。
九條今日子さん(左)、中森明夫さん(中央)、高取英さん(右) 九條今日子さん(左)、中森明夫さん(中央)、高取英さん(右)

そこで、九條今日子さんに紹介された。女優で、寺山修司の元奥さんだ。お名前はかねがね。お会い出来て光栄です、と挨拶しました。寺山修司の話ばかりを皆でしてました。

他に「月蝕」の女優・吉永まりさんと、作家のくらもとさんもいました。死後もこれだけ騒がれ、読み継がれるのは、寺山修司と三島由紀夫だけだな。という結論になりました。

それから私はポレポレ東中野に。「標的の村」を見ました。オスプレイ反対で闘った沖縄の人々の記録映画です。凄いです。

杉山さんを囲む飲み会。2/18(火) 杉山さんを囲む飲み会。2/18(火)

終わって帰ろうとしたら、女性に声をかけられました。昔、一緒に学生運動をやってたそうです。私と。中央大学の女性でした。旦那さん、娘さんも一緒でした。家族で沖縄に行って支援の闘いをやってきたそうです。偉いです。

  1. 2月18日(火)午前中、原稿。  12時、代官山。「週刊金曜日」の赤岩記者と待ち合わせて、代官山TSUTAYAに行く。お洒落な書店だと聞いていたので、一度、見てみたかった。
元検事の市川さん、出版社の晴山さんと 元検事の市川さん、出版社の晴山さんと

そこで今、長嶋りかこさんの個展をやっている。それを見に行ったのだ。坂本龍一さんと私の対談集『愛国者の憂鬱』のカバーデザインをしてくれた人だ。イッセイ・ミヤケのカバンのデザインや私の本も並べてある。

素晴らしかったです。さすが坂本龍一さんが「ぜひデザインは長嶋さんに」と言うわけだと思いました。

いろいろとお話をしました。出版記念トークにもぜひ、出てほしいです。

帰る時、他のギャラリーで松田美由紀さんの写真展をやってたので見ました。満島真之介さんなどの大きな写真がありました。つい並んで写真を撮っちゃいました。

元検事には見えません 元検事には見えません

夕方、6時。高田馬場の土風炉。布川事件の冤罪被害者・杉山卓男さんと新年を祝う会。若い美女を中心に15人ほどが集まりました。

元占い師のサカイさん。インディユニオン委員長の小林蓮実さん。出版社勤務の晴山生菜さんなど。

レーニンさん、塩田さん、山中さん、あさこさん、村瀬さん、原淵さん。それに、元検事で今は弁護士の市川寛さんも参加。

私は文化放送で、一昨年、会いました。初対面の人が多いので、名簿が渡されました。「訪朝2回」「訪朝3回」とか書かれてる人も。7回の人もいる。30回の人もいる。

「あさま山荘事件の真実」2/19(水) 「あさま山荘事件の真実」2/19(水)

それに、「×」とか「××」が付いてる人も。離婚の回数らしい。「バツイチ」「バツニ」だ。お見合いでもないのに…。「個人情報」だよ。私のことも×を2つ位、付けておいてくれよ。(見栄張って)。

  1. 2月19日(水)午前中、原稿。午後、打ち合わせ。
     6時半、恵比寿駅で待ち合わせて、「アート・カフェ・フレンド」へ行く。お洒落なお店だ。ロフトをグッときれいにして、高級にしたような感じ。毎日、トークや歌などのイベントをやってるようで、この日は
久能靖さんと 久能靖さんと
〈久能靖が語る激動の昭和
 シリーズ第二弾
「あさま山荘事件の真実」〉

あの事件の時、久能さんは日本テレビのアナウンサーとして、現場で実況放送をしていた。その時の声・映像が流れる。そして、あの事件の真実は何だったのかが語られる。

元連合赤軍兵士・植垣康博さんがゲストで証言する。他に、インタビュアーは原元美紀さん(フリーアナウンサー)。

植垣さん、山本直樹さんと 植垣さん、山本直樹さんと

そして、講談師の神田きらりさんが講談「あさま山荘」をやる。凄いです。

連赤漫画「レッド」を描いている山本直樹さんも来てました。又、女優の音無美紀子さんも聞きに来てました。満員でした。11時頃までいました。そのあと、植垣さんたちと近くの居酒屋で飲みました。

椎野レーニンさんから見本誌をもらいました。『反逆の作法』(河出書房新社)です。24日(月)全国書店発売だそうです。表紙もきれいだし、いいですね。今年は、3冊目です。嬉しいですね。

音無美紀子さん、植垣さんと 音無美紀子さん、植垣さんと
  1. 2月20日(木)午前11時半、グランドアーク半蔵門。テリー伊藤さんと対談。週刊「アサヒ芸能」で17年も続いてる対談企画だそうだ。最近の「右傾化」をどう思うか。中国、韓国とどう付き合うかについて語り合いました。
     「鈴木さんの本を7冊買って、集中的に読みました」と言う。ありがたいです。テーブルの上には『愛国者の憂鬱』と『連合赤軍は新選組だ!』が置かれてました。
     週刊「アサヒ芸能」は3月の中旬に載る予定です。
デザイナーの長嶋りかこさんと デザイナーの長嶋りかこさんと

終わって、河合塾コスモへ。3時から、「現代文要約」。5時からの「読書ゼミ」は、今週はお休みで、〈OB、OG座談会〜私のコスモ活用法〜〉。

卒業生で大学生になった先輩が2人来て、体験を話し、コスモの活用法を話す。1人は居合道をやってるというし、もう1人は、難易度の高い大学に合格しながら、あえて、漢文をやりたいために、別の大学に進んだという。しっかり考えて、勉強している。

私は、途中で抜けて、タクシーで、サンポール麹町へ。6時半から松木けんこうさんの誕生日祝い。議員として頑張っていたのに、今は浪人だ。残念だ。でも、民主、維新などの議員が大勢駆け付けて、激励していた。

この本のデザイナーです この本のデザイナーです

民主の原口さん。維新の松浪ケンタさん…などに会った。又、北芝健さん、苫米地英人さん、白川勝彦さん、ベナン共和国のゾマホンさんなどに会いました。

  1. 2月21日(金)午前中、原稿。1時、近所のデニーズで週刊誌の取材。夕方6時、ホテルニューオータニ。「恵観塾」。池口恵観さんの話を聞く。
     来年は空海さんが高野山を開いて1200年になるそうです。悠久の昔だ。そんな昔の教え、知恵を学びました。
  2. 2月22日(土)午前中、原稿。
     午後3時、河合塾コスモ。全体会。
満島真之介さんの写真の前で 満島真之介さんの写真の前で

6時、高田馬場土風炉。佐藤ゆうこさんが京都に帰るというので、送別会。

  1. 2月23日(日)昼、下落合で待ち合わせて、芝居に行く。劇団「再生」に出ている、あべ・あゆみさんが出ている芝居を見る。ノーコンタツの「もののけの姫」。シアター風姿花伝で。面白かったです。
     終わって、下落合を散歩。

昔、早稲田大学に入る前に、この辺で下宿してたんだ、と思い出して、探しました。でも、よく分かりませんでした。

それから、練馬区立美術館に行きました。「野口哲哉展—野口哲哉の武者分類図鑑」を見ました。よかったです。面白かったです。

【写真説明】

菅直人さんと。2/15(土)

①菅直人さんの新しい本『「原発ゼロ」の決意』(七つ森書館)を手にして。2月15日(土)。ロフトプラスワンです。

菅直人さん出版記念トーク

②この日は、菅直人さんの出版記念トークライブでした。左から、首都圏脱原発連合のミサオ・レッドウルフさん。菅直人さん、司会の中川右介さん(作家)。

湖西市長の三上元さんと

③湖西市長の三上元さんと。脱原発の市長さんです。私が遅れて行ったら、ちょうど帰るところでした。今度、一緒にトークします。

マッド・アマノさんと

④マッド・アマノさんと。月刊『創』、月刊『紙の爆弾』などで一緒にお仕事をしています。

2/24(月)発売です!

⑤今年3冊目です。2月24日(月)発売です。『反逆の作法』(河出書房新社・1500円)です。

「国賠ネット」で講演する清水雅彦さん

⑥2月15日(土)午後1時より、水道橋の東京学院1階会議室で。「第25回国賠ネットワーク支援集会=公権力の闇・特定秘密保護法と国賠裁判」。
 清水雅彦さん(日本体育大学准教授)が記念講演しました。「情報公開と特定秘密保護法」。

私も報告しました

⑦私も国賠訴訟の原告になっているので報告しました。

清水雅彦さんと

⑧打ち上げで。清水雅彦さんと。日体大は理事長が松浪健四郎さんになったそうです。私もよく知ってます。元国会議員です。

打ち上げ会です

⑨打ち上げ会です。清水さんが挨拶しています。

寅次郎さんと

⑩杉山寅次郎さんと。「私は落合に住んでるのに、近くでは全く会わない」と言ってました。そうですか。「でも、札幌、西宮、姫路などでは会ったのに…」と。遠くまで講演を聞きに来てくれて、ありがとうございました。

「日韓つながり直し」集会。2/16(日)

⑪2月16日(日)午後1時。飯田橋の東京しごとセンター。
〈日韓つながり直しキャンペーン2015。スタート集会〉
 来年(2015年)で、日韓国交正常化から50年目です。それに向けての集会です。何が出来るかを考える集会です。満員でした。

講演する庵逧(あんざこ)さん

⑫講演する庵逧(あんざこ)由香さん(立命館大学准教授)。

内田雅敏弁護士と

⑬内田雅敏さん(弁護士)は激越な演説をしてました。前に対談したことがありますが、私は完全に論破されてしまいました。情熱においても、論理においてもかないません。

大口昭彦弁護士と

⑭大口昭彦弁護士と。大口さんは早大で同期です。早大全共闘議長でした。怖かったです。強かったですし、いつも我々右翼学生は粉砕されてました。
 でも今は、もう喧嘩はしません。

ミドリさんと

⑮久しぶりにミドリさん(映画会社デザイナー)に会いました。この後、皆で、飲みに行きました。

中森明夫さんと

⑯2月17日(月)2時半、月蝕歌劇団の「家出のすすめ」(寺山修司)を見に行ったら、中森明夫さん(作家)と会いました。

九條今日子さん(左)、中森明夫さん(中央)、高取英さん(右)

⑰終演後、月蝕歌劇団の高取英さん(右)に誘われ、阿佐ヶ谷駅前のスナック「月は夜を見て」に行きました。九條今日子さん(左)にお会いしました。女優で、寺山修司さんの元奥さんです。寺山の話を沢山聞きました。中央に中森さん、あとの2人はライターと役者さんです。

デザイナーの長嶋りかこさんと

⑱デザイナーの長嶋りかこさんの個展が代官山TSUTAYAで開かれています。「週刊金曜日」の赤岩さんと見に行きました。ISSEY MIYAKEと一緒にアートなカバンのデザインをやってます。

この本のデザイナーです

⑲そしてこの本も展示されてました。坂本龍一さんと私の『愛国者の憂鬱』(金曜日)です。あの斬新なデザインをやってくれたのが長嶋さんです。

満島真之介さんの写真の前で

⑳近くのギャラリーで、松田美由紀さんの写真展をやってました。満島真之介さんの等身大の写真がありましたので、一緒に撮りました。満島さんは『11.25自決の日』で、森田必勝役を演じた人です。

杉山さんを囲む飲み会。2/18(火)

㉑杉山卓男さん(布川事件冤罪被害者。中央・立ってる人)を囲む新年会です。2月18日(火)午後6時から、高田馬場の土風炉です。

元検事の市川さん、出版社の晴山さんと

㉒元検事で、今、弁護士の市川寛さんが来てくれました。2年前、私は文化放送で会いました。『検事失格』という衝撃的な本を書いてます。中央は出版社勤務の晴山さん。

元検事には見えません

㉓とても元検事には見えません。野球の格好が好きなんだそうです。

「あさま山荘事件の真実」2/19(水)

㉔2月19日(水)恵比寿の「アート・カフェ・フレンズ」。
〈久能靖が語る激動の昭和
 シリーズ第2弾「あさま山荘事件の真実」〉
 その事件の中継をしていたのが、久能さんです。当時、日本テレビのアナウンサーです。現場まで行き、寒さに震えながら実況をしてたそうです。
 左から、元連合赤軍兵士の植垣康博さん、久能靖さん、神田きらりさん(講談師)。原元美紀さん(フリーアナウンサー)。

久能靖さんと

㉕久能靖さんと。

植垣さん、山本直樹さんと

㉖連合赤軍事件の漫画『レッド』を描いている山本直樹さん(中央)と。左は植垣康博さん。

音無美紀子さん、植垣さんと

㉗女優の音無美紀子さんも聞きに来てました。右は植垣さん。

『アサヒ芸能』でテリー伊藤さんと対談

㉘2月20日(木)。週刊『アサヒ芸能』で、テリー伊藤さんと対談しました。今の日本の「右傾化」「ネトウヨ」について話し合いました。3月中旬に発売です。

【お知らせ】

  1. 2月24日(月)、『反逆の作法』(河出書房新社・1500円)発売です。久々の書き下ろしです。とてもいい本に仕上がってます。ありがとうございました。河出の武田さん。編集の椎野さん、高橋さん、本当にお世話になりました。
     又、この日発売の「週刊現代」で日本の「ネトウヨ現象」について話してます。
  2. 2月25日(火)この日発売の「週刊サンデー毎日」は「NHK特集」で、私も喋ってます。
     又、今発売中の『サイゾー』(3月号)は、特集が〈タブーな「映画」のミカタ〉です。私も出ています。
  3. 2月26日(水)午後10時から、「のりこえねっと」に出ます。安田浩一さんと。
  4. 3月1日より、渋谷ユーロスペースで、「北朝鮮強制収容所に生まれて」公開です。凄い映画です。
  5. 3月4日(火)「没後30年 唐牛健太郎を問う」講演会および懇親会。午後2時より憲政記念館で。唐牛さんは60年安保闘争時の「輝ける全学連委員長」でした。晩年は私もお世話になりました。一水会でも講演してもらいました。だから、私も、この集まりの「呼びかけ人」になってます。2時からの堤堯さん(作家)と長部日出雄さん(作家)の講演は無料。5時からの懇親会は会費6千円。申込みは篠原さんへ。FAX03(5684)3738。
  6. 3月7日(金)神保町・東京堂書店。『愛国者の憂鬱』の出版記念トーク。金曜日の北村社長と私のトークです。午後6時半開場。7時開演。
  7. 3月8日(土)午後2時、西宮。去年で私の「西宮ゼミ」は終わり、今年から「浅野健一ゼミ」が始まりました。この日は、松本サリン事件・冤罪被害者の河野義行さんがゲストで来ます。私も聞きに行こうと思ってます。午後2時から、場所はいつものcafeインティライミです。
  8. 3月14日(金)午後7時、ホテルサンルート高田馬場。一水会フォーラム。小林節先生。「安倍政権がもくろむ集団的自衛権」です。
  9. 3月15日(土)新宿のK’cinema。話題の映画「怒れ!憤れ!=ステファン・エセルの遺言」の2回目上映後。16:10からトークに出ます。
  10. 3月18日(火)午後6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは石川明人さん(北海道大学助教)で、「戦争、宗教、そして人間」です。又、5月20日(火)は伊東秀子さん(弁護士)です。テーマは「冤罪と秘密保護法」です。又、7月は合田一道さん(作家)。9月は高遠菜穂子さんの予定です。