2014/03/03 鈴木邦男

札幌時計台シンポジウムが本になった!

①宗男さんと中島さんが登場です

3/1の発売です。『「日本の分」について考える』 3/1の発売です。『「日本の分」について考える』

驚いた。2月25日(火)の朝、札幌から宅急便が送られてきた。

開けてみたら、何と、新しい本だ。『「日本の分」について考える』(柏艪舎)だ。その見本誌だ。3月1日に全国書店に並ぶという。

今年になって、4冊目だ。2ヶ月で4冊だ。

何も年末に書いたのが4冊ではない。去年1年かけて書いた本、去年1年かけて対談した本。さらには、その前から書いてたものを纏めた本。…と、さまざまだ。

それらの本が今、ドッと出ているのだ。今年、出た本はこの4冊だ。

①『愛国者の憂鬱』(金曜日。坂本龍一さんとの対談)
②『連合赤軍は新選組だ!』(彩流社。連合赤軍について書いた文。連赤関係者と対談したもの。それらを纏めた本だ)
③『反逆の作法』(河出書房新社)(私が影響を受けた人、11人について書いた)
④『「日本の分」について考える』(柏艪舎)
その鈴木宗男さんと。2/20(木) その鈴木宗男さんと。2/20(木)

2ヶ月で4冊なんて、自分史上、なかったことだ。

この4番目の本についてだ。これは、札幌でやっている「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」を纏めたものだ。去年初めにやった第1回(鈴木宗男さん)と、第2回(中島岳志さん)を纏めた。

柏艪舎から本を出すのは、これで3冊目だ。

1冊目は、『日本の品格』だ。

2冊めは『秘めてこそ力』だ。

そして3冊目が、『「日本の分」について考える』だ。

日本の分(ぶん)について語り合ったのだ。日本の「品格」でもあり、日本の秘めた力でもある。

松木けんこうさんと 松木けんこうさんと
〈日本人として、日本の分(ぶん)、つまりは日本のあり様(よう)を模索する〉

と本の帯には書かれている。

さらに、3人の発言を紹介しながら、この本の主張を紹介する。

〈鈴木宗男が政治家生命を賭して取り組んできた、北方領土問題、プーチン大統領と会談し、首脳会議の舞台裏を見てきた氏が、外交現場の涙ぐましい努力を臨場感たっぷりに語る〉

そうです。エッ、こんなことがあったのかと驚く話ばかりだ。

原口一博さん、北芝健さんと 原口一博さん、北芝健さんと

外交交渉は何もフォーマルな会議で決するものではない。酒を飲み競べながらの話の中で、又、サウナでの裸の付き合いの中から生まれる。

ロシアの政治家は親愛の情の表現として、男同士が抱き合い、そして接吻する。それも舌を入れて、ディープな接吻をする。

「それを嫌がってはダメです」と宗男さんは歴代の首相に言ってきた。

「でも男同士はどうやってやったらいいのか」。「君たち2人でやってみせてくれ」と橋本首相に言われて、宗男さんと佐藤優さんは、その場で、〈実演〉してみせたという。

石川ともひろさんと 石川ともひろさんと

そうか。それ以来、宗男さんと佐藤さんは、急速に親密になり、「同志」になったのか。

本の紹介の次は、北海道大学助教授の中島岳志さんだ。

〈二十歳のころから、日本とは何か? 宗教とは何か?を探究し続けてきた中島岳志が、近代日本における右翼思想の系譜をあざやかに紐解く〉

②飛松さんも、「最高の会場や!」と

松浪ケンタさんと 松浪ケンタさんと

そうですね。去年は『血盟団』を出しましたからね。右翼については私よりも詳しい。

又、安田善次郎を刺殺した朝日平吾のことも書いている。

さらに、秋葉原事件についても書いている。実に精力的だ。

宗男さんのところも、この中島さんのところも、講演があり、それから討論がある。

又、会場からの質問など、全てが入っている。

さらに、2人が作った「資料」も沢山入っているし、とても勉強になる。

そうだ。柏艪舎で初めての本を出した時、『日本の品格』だが、その時も、「出版記念トーク」をお二人にお願いした。今、思い出した。

白川勝彦さんと 白川勝彦さんと

本当にお世話になりました。中島さんとは駅前の書店で。宗男さんとはホテルニューオータニで。

では、本に書かれた「三人の紹介」だ。最後は私ですな。

〈ヴォルテールの言葉。「君の意見には反対だが、それを言う権利は命にかけても守る」を生きる鈴木邦男だからこそ聞き出せる二人の本音〉

なるほど。でも、ヴォルテールほどの大きな志はないんです。ただ、子供のような好奇心があり、それで、「なんで?」「なんで?」と聞いてるだけなんです。

自分の意見も信念もないから、他人の生き方から学ぼうとしているだけなんですよ。

〈戦争映画が描く天皇の姿〉『サイゾー』 〈戦争映画が描く天皇の姿〉『サイゾー』

それなのに、うまく書いてもらい恐縮です。

そうだ。1月のシンポジウムには飛松五男さんが、聞きに来てくれた。わざわざ姫路から来てくれたのだ。

忙しい中、早めに札幌に着いて、一つ「事件」の取材に行ってから来たと言ってた。

飛松さんは、元兵庫県警の刑事だ。本も随分と出している。又、テレビにもよく出ている。

この前は、「婦警は皆、ブスばっかりや」と発言して、騒ぎになっていた。

それ以来、どこに出ても、その発言を言わされてる。関西では、子供の間でも、「婦警はブスや!」と言うのが、はやり言葉になってるそうだ。ともかく人気のある人です。

あべ・あゆみさんの芝居を見た。2/23(日) あべ・あゆみさんの芝居を見た。2/23(日)

その飛松さんが札幌に来て、「この会場はメッチャ、いいですわ!」と驚いていた。

100年以上経つ、趣のある建物だ。「札幌時計台」といったら札幌第1の観光名所だ。

ところが、この2階に、ホールがあることを知ってる人は少ない。観光客には開放してないが、いつも音楽会、懇親会などに使われている。札幌で一番有名だし、分かりやすい。それで、申込みが殺到している。

何せ6ヶ月前に予約を受け付け、その時点で埋まってしまう。だから、このシンポジウムをやっている柏艪舎では、6ヶ月前に必ず予約を取りに来ている。6ヶ月前でも、土、日は殺到して、抽選になる。

だからなのか、このシンポジウムは月か火にしている。又、3月、5月、7月、9月はすでに決まっている。

古い造りだから、冷暖房はない。北海道は涼しいが、それでも8月は暑い。

でも去年は、そんなに感じなくて、よかったです。このホールは、見たところ、教会のようだ。重厚だし、趣がある。

③秘められていた衝撃的な話が…

「野口哲哉の武者分類」を見た 「野口哲哉の武者分類」を見た

では、この本の構成だ。第1部は鈴木宗男さんで、まず「北方領土問題」と題して宗男さんが講演。目次を見ると、興味を引く見出しがある。

〈鈴木宗男が見た首脳会議の舞台裏〉
〈森元総理の秘めた想い〉

次に、私との対談では、

〈国益かけたキス〉
〈虎の尾を踏んだ〉
〈収監されて〉
〈本物の愛国者とは?〉

練馬には「かまくら」があった 練馬には「かまくら」があった

こう並んでいる。見出しの付け方もうまい。

第2部は、中島岳志さんで、まず、講演。「愛国・革新・アジア」と題して話す。

〈なぜ“明治革命”ではないのか〉
〈“一君万民”の思想〉
〈なぜ右翼はアジア主義なのか〉
〈なぜ右翼はルソーが好きなのか〉
〈煩悶とユートピア思想〉
〈明治維新とテロ・クーデターの論理〉
「わらぐつ」をはいてる少女もいた 「わらぐつ」をはいてる少女もいた

これでは、まるっきり「右翼の先生」のお話ですよ。

2人の対談では、こんな見出しが…。

〈革命は“善”か〉
〈イラク戦争と右翼〉
〈右翼はなぜ嫌われるのか〉

中島さんの講演の中で、「なぜ右翼はルソーが好きなのか?」があった。

ちょっと驚いた。私はヴォルテールの言葉が好きだし。しかし、右翼が皆、フランス好きなのだろうか。

雪国では、こうしてお酒を飲む 雪国では、こうしてお酒を飲む

まァ、フランス議会では右に保守派、左に急進派が陣取り、これで「右翼」「左翼」という言葉が出来たという。

300年前のそんな議席の「並べ方」が我々の先祖なのか。

ルソー、ヴォルテール、ナポレオン…等々が好きなんだろうか。

それにしても、2人の対談で「右翼はなぜ嫌われるのか」なんてものもある。

中島さんとは、「マガジン9」でも対談したし、「月刊・中島新聞」でも対談した。

この時、いろんな話をしたが、私が印象的だったのは、川崎長光さんのことだ。

実は、30年ほど前、私は『証言・昭和維新運動』(島津書房)という本を出した。

その時、血盟団の小沼正さんや、川崎長光さんの話を聞いた。

皆もう亡くなっていたと思ったが、川崎氏は存命で、中島さんは取材に行ったという。90才以上で、取材して、少しして亡くなられたそうだ。私も再度会いたかった。

④テロの実行者に聞いた話

指2本で皿を割った「超能力少女」 指2本で皿を割った「超能力少女」

私が30年前に川崎さんに聞いたので忘れられないのは、西田税を殺しに行った時の話だ。

西田は北一輝の片腕的な存在だ。しかし血盟団グループは、「西田は裏切り者で、情報を流している。殺さなくてはならない」となった。

そして、川崎さんがその役をふられた。

西田は、川崎氏と懇意だったから、喜んで部屋に上げた。

途中、意を決して、ピストルで撃ち、殺したと思って、逃げた。そのあと警察に捕まる。

そこで、西田は重傷だが命は助かったと聞かされる。

「ホッとしたでしょう」と私は聞いた。やりたくもない「暗殺指令」を受け、いやいや行った。「殺した」と思った。

佐藤ゆうこさんの送別会で 佐藤ゆうこさんの送別会で

しかし、生きていた。まあ、やるだけやったし、「使命」は果たした。生きていてよかった。と思ってるのではないか。

そう言ったら、「いや、悔しくて眠れませんでした」と言う。

アッと思った。「今の考え」「現代人の思考」で私は聞いてる。

いけないな、と思ったが、川崎さんは、どんな事情があろうと、「殺そう!」」と思っていた。固く決意していた。

ところが、仕留めることが出来なかった。悔しくて眠れなかった、という。

反対に小沼正は、ターゲットの井上準之助を撃って、捕まった。周りにいた民衆にボコボコに殴られて、捕まった。

警察に行って、「井上は死んだ」と聞かされた。

「ホッとした」という。「やったか」「仕留めたか」という安堵だったという。今の我々の気持ちでは推測出来ないのだ。

この時、さらに中島さんと話をした。秋葉原事件や、最近、頻発するストーカー殺人事件について。

池口恵観さん。2/21(金) 池口恵観さん。2/21(金)

昔ならば、コートを頭から被って、「大変なことをした!」「申し訳ない!」と泣きながら、引き立てられてゆく。

しかし最近は、実に堂々としている。変な表現だが、何やら、スッキリしたような顔付きの人が多い。「やることはやった」という〈満足感〉があるのだろうか。

だったら、大変なことだと思う。

自分をふった女の存在は許せない。自分が全否定されたように思って、凶行に走るのか。そして、昭和維新のテロのような気分になるのだろうか。

全く情況は違うし、ターゲットの狙い方も違う。

もしかしたら、〈国家的人物〉〈巨悪〉を狙うよりも、「自分を否定する者」の方が大きく見えるのか。

〈自分を否定する者〉はどうしても許せないのか。

そういうと「自分が大事」なように思うが、違う。

「のりこえねっと」で、安田浩一さんと 「のりこえねっと」で、安田浩一さんと

そんなことで、自分の生涯も終えていいのか。自分もこの世から否定されてもいいのか。

ストーカー殺人を思いつめる前に、まず、中島岳志の本を読め! と言いたいね、私は。

今度は、そんな話を中島さんとやってみたい。

何故、血盟団の本を書くのか、何故、右翼青年のことを書くのかと聞かれて、「時代が似てるからです」と答えていた。

同じような煩悶青年がいるからです、と言う。しかし、その煩悶がより近くの〈元恋人〉に向かったら、たまらない。

又、「誰でもいい」となったらたまらない。そんな問題をじっくりと聞いてみたいと思いました。

「時計台シンポジウム」の本は、これが第1弾だ。さらに第2弾、第3弾と出るでしょう。楽しみです。

【だいありー】

2/25竹邑類さんのお別れ会 2/25竹邑類さんのお別れ会
  1. 2月24日(月)11時30分。経営塾フォーラムを聞きに行く。キャピタル東急。
     産経新聞ソウル駐在客員論説委員の黒田勝弘さんが講師。「反日韓国の真実」。
     30年、韓国に駐在しているし、一番詳しい。とてもいい話だった。
     産経新聞の人だから強硬な「反韓」かと誤解する人もいるようだが、違う。韓国の複雑な状況を見抜いている。
     日本に帰ってきて講演すると、「なぜ韓国と断交しないのか!」「なぜ、まだ韓国に住んでいるのか!」と、質問する人がいるという。
経営塾で講演する黒田勝弘さん 経営塾で講演する黒田勝弘さん

困ったことだ。黒田さんは、今の状況の中で、どうしたら日韓関係が修復出来るかを必死で考えている。

日本の立場を向こうに伝え、向こうの立場をこっちに伝えている。「まさに民間大使だ」と司会者が言ってたが、そうだと思う。

終わって、いろいろとお話ししました。産経の大先輩だし、本も買って、サインしてもらいました。

今日、『週刊現代』(3月8日号)発売されました。私もコメントしてますが、凄い特集ですね。「妻がネトウヨになりまして」。

黒田勝弘さんと。2/24(月 黒田勝弘さんと。2/24(月
  1. 2月25日(火)『サンデー毎日』(3月9日号)発売。NHK特集。私もコメントしています。〈会長や経営委員の発言をNHKスペシャルで検証しろ!〉と。
     昼、取材。
     夕方5時、銀座の博品館劇場に行く。「竹邑(たけむら)類さんをしのぶ会」。
     私は生前、会いたかったが、会えなかった。三島由紀夫の短編「月」のモデルになった人だ。
〈妻がネトウヨに〉『週刊現代』
〈妻がネトウヨに〉『週刊現代』
〈NHKへの提言〉『サンデー毎日』 〈NHKへの提言〉『サンデー毎日』
辻井喬さん、お別れ会。2/26(水) 辻井喬さん、お別れ会。2/26(水)

去年、三島の思い出を書いた本を出した。『呵呵大将 わが友、三島由紀夫』(新潮社)だ。とてもいい本だ。「アエラ」(2月3日号)で書評をした。その時には、もう亡くなられていたのだ。後で知って、27日、駆け付けた。ぜひ、会って話を聞きたかったのに、残念だ。

この日、7時からは、博品館劇場で「追悼公演」。竹邑さんを偲んで、歌、踊り、お芝居などが。なかなか、賑やかな偲ぶ会だった。「竹邑さんも喜んでいると思います」と言ってたが、そうだろう。劇団の人や、竹邑さんの妹さんなどと話をしました。

辻井喬さん(堤清二さん) 辻井喬さん(堤清二さん)
  1. 2月26日(水)午前11時、帝国ホテル。辻井喬さんのお別れ会。
     堤清二としては経営者。辻井喬としては文学者。二つの顔を持ち、人の何倍もの仕事をした人だ。
     三島由紀夫とも親しかったし、「楯の会」の制服を作ったことでも有名だ。
     私も何度かお会いして、話をした。「ぜひ2人の対談集を出しましょう」と出版社に言われて、準備していた。
     かなり本も読み、企画も出来てたが、辻井さんは入院。「退院してからやりましょう」と言われていたが、亡くなられた。厖大な著書があって、会場に並べられていた。全部、読んでみたい。山口二郎さん、松本健一さんなどに会った。
厖大な著書が展示されてました 厖大な著書が展示されてました

夜8時半、新大久保の駅で週刊金曜日の赤岩さんと待ち合わせて、「のりこえねっとTV」に行く。

打ち合わせのあと、10時から、『ネットと愛国』の著者・安田浩一さんと対談。

私の『愛国者の憂鬱』も出たばかりだし、その話を中心に、ネトウヨ、愛国心について話す。この日のテーマは、

〈なぜ「愛国者」が憂鬱になるのか〉。

終わって、金曜日の人たちと食事しました。

  1. 2月27日(木)12時、高田馬場「ミヤマ」で、毎日新聞の取材。
     それから河合塾コスモへ。今日は、今期最後だ。
佐藤ゆうこさんの送別会で 佐藤ゆうこさんの送別会で

3時から「現代文要約」。

5時から「読書ゼミ」。今日は、『それでも日本人は原発を選んだ=東海村と原子力ムラの半世紀』(朝日新聞社)を読んで、皆と考えました。

  1. 2月28日(金)午前中、原稿。図書館に行ったら休みだった。仕方なく喫茶店で読書。それから、家に帰ってきて、原稿。
  2. 3月1日(土)毎日新聞(朝刊)に私のコメントが載ってた。27日に取材されたものだ。「保守と歴史認識」のシリーズで、私のは、〈他国批判に「愛国」使うな〉。5段の囲み記事だ。午前中、図書館。午後、取材。夕方、柔道。久しぶりだ。
  3. 3月2日(日)午前中、原稿。午後、歌舞伎座。

【写真説明】

3/1の発売です。『「日本の分」について考える』

①今年4冊目です。『「日本の分」について考える』(柏艪舎)です。3月1日、全国発売です。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」の報告集です。中島岳志さん、鈴木宗男さんとの対談が入ってます。衝撃的、かつスリリングな話が沢山語られています。

その鈴木宗男さんと。2/20(木)

②その鈴木宗男さんと、2月20日(木)、会いました。松木けんこうさんの誕生日会で。「おかげさまで、いい本が出来ました」とお礼を言いました。この本では、対談前には、1時間、大演説をしています。北方領土問題をめぐっての日露間の交渉秘話を語っています。

松木けんこうさんと

③松木けんこうさんと。頑張ってます。現職の議員、浪人中の議員も沢山駆け付けていました。

原口一博さん、北芝健さんと

④民主党の原口一博さんと久しぶりに会いました。松木さんも、「ぜひ、総理になってほしい」と言ってました。右は北芝健さん。

石川ともひろさんと

⑤石川ともひろさんと。私は石川さんの結婚式にも出てたんですね。頑張ってます。私も期待しています。

ベナン共和国のゾマホンさんと

⑥ベナン共和国のゾマホンさんと。最近よく会います。

松浪ケンタさんと

⑦維新の松浪ケンタさんと。ケンタさんは、空手をやっていて、北斗旗の大会にもよく出てました。だから、とても姿勢がいいです。
 背筋がピンと伸びてるし、国会で質問していても、実に爽やかです。又、質問の仕方も爽やかです。質問された安倍首相も、「さすがは維新のケンタさんですね」と褒めてました。
 おじさんは松浪健四郎さんで、今度、日体大の理事長になりました。

白川勝彦さんと

⑧白川勝彦さんと。「もう一度、議員で頑張って下さいよ」と言ったんですが、「もう嫌だ」と言ってました。今は弁護士です。

経営塾で講演する黒田勝弘さん

⑨2月24日(月)、経営塾フォーラムを聞きに行きました。産経新聞ソウル駐在の黒田勝弘さんが講師でした。緊張する日韓問題の本質を語ってくれました。とても詳しいですし、教えられました。

黒田勝弘さんと。2/24(月

⑩「初めまして。後輩です。私も産経にいたんです」と言ったら、「何言ってんですか、鈴木さん。何回も会ってるじゃないですか」と言われました。

〈戦争映画が描く天皇の姿〉『サイゾー』

⑪『サイゾー』(3月号)の特集は、
〈タブーなき「映画」のミカタ〉
 映画の「見方」であり、危ない映画の「味方」なんでしょう。「永遠の0」は反戦映画なのか。海外の「戦争映画」が打ち破る天皇制のタブー。
 なかなか力の入った特集です。私も取材されて喋ってます。

〈妻がネトウヨに〉『週刊現代』

⑫『週刊現代』(3月8日号)の特集も凄いです。
〈増殖中! 妻がネトウヨになりまして〉
 「何気ない一言に耳を疑った」「おかしいのはそっちよ!」「国のためなら夫も差し出す」と、見出しも凄い。
〈香山リカ氏が、右翼運動に参加しているある女性に「もし徴兵制が敷かれたら、どうするんですか?」と問うと、こう返ってきたという。
 「夫も息子も喜んで差し出します。お国のために尽くしてくれるなら、こんなに嬉しいことはありません」。
 凄いですね。でも、こんなに強い女性なら、むしろ、こう言ってほしいですね。「その時は、夫や息子を守るために、私が戦争に行きます!」と。

〈NHKへの提言〉『サンデー毎日』

⑬『サンデー毎日』(3月9日号)の特集は、NHKです。「これだけは言いたい!」と3人が発言してます。上野千鶴子さん、中村桂子さん、そして私です。 〈会長や経営委員の発言をNHKスペシャルで検証しろ!〉と言ってます。

あべ・あゆみさんの芝居を見た。2/23(日)

⑭2月23日(日)、あべ・あゆみさんが出ている芝居を見に行きました。ノーコンタツの「もののけの姫」です。下落合のシアター風姿花伝で。面白かったです。右から2人目があべさんです。終演後、舞台姿のままです。右は劇団「再生」の高木尋士さんです。

「野口哲哉の武者分類」を見た

⑮このあと、練馬美術館に行きました。今、話題になっている、「野口哲哉の武者分類(むしゃぶるい)図鑑」を見ました。面白かったし、感動的でした。天才ですね、この人は。パンフも買いました。

練馬には「かまくら」があった

⑯美術館に行く途中に、「かまくら」がありました。まだ残ってた雪をかき集めて、作ったんですね。ちゃんと中には座れるように椅子もありました。

「わらぐつ」をはいてる少女もいた

⑰練馬区は、「かまくら」があるし、「わらぐつ」をはいてる女性もいました。もう、ここは雪国です。
 聞いてみたら、ワラじゃなくて、「もこもこブーツ」というそうです。雪や雨の日は、汚れるからはかない、と言ってます。実用的じゃないですね。ただのファッションですな。

雪国では、こうしてお酒を飲む

⑱お酒を一滴でもこぼすまいとして、口をコップに持っていって、飲むんですな。雪国では。あまり格好よくないですね。でも、そんなことを言っちゃおれんのでしょう。酒好きには。
 この後、テーブルにこぼれた酒をなめてました。

指2本で皿を割った「超能力少女」

⑲女性が皿を受け取ったら、その瞬間、バリッ!と音がして割れました。雪国の超常現象です。
 空気が乾燥してたのか。皿が、耐用年限を超えていたのか。はた又、この人が「超能力少女」なのか。周りにいたお客さんや店員さんも、余りのことに呆気にとられていました。ぜひ、テレビに出て実演してほしいです。

佐藤ゆうこさんの送別会で

⑳2月22日(土)佐藤ゆうこさんが京都に帰るとのことで、送別会をやりました。左が佐藤さんです。いつもの土風炉です。

池口恵観さん。2/21(金)

㉑2月21日(金)午後6時半より、ホテルニューオータニ。「恵観塾」で講演する池口恵観さんです。

「のりこえねっと」で、安田浩一さんと

㉒2月26日(水)午後10時から、「のりこえねっとTV」に出ました。安田浩一さんと。
 安田さんの本『ネットと愛国』。それに私の『愛国者の憂鬱』を中心に、ヘイトスピーチ、愛国心について語り合いました。タイトルは、「なぜ『愛国者』が憂鬱になるのか」。

辻井喬さん、お別れ会。2/26(水)

㉓辻井喬さん(堤清二さん)のお別れ会が、帝国ホテルで行われました。2月26日(水)、午前11時より。

辻井喬さん(堤清二さん)

㉔沢山の人が来てました。私は辻井と何度も会い、本を出す予定でした。準備してました。残念です。

厖大な著書が展示されてました

㉕経営者として、又、文学者として、人の何倍もの人生を生きてました。厖大な著書があります。全部読んでみたいと思いました。

2/25竹邑類さんのお別れ会

㉖2月25日(火)午後5時より、竹邑類(たけむら・るい)さんを送る会が行われました。お会いして三島の話を聞きたかったです。
 竹邑さんは三島由紀夫の小説「月」のモデルです。
 そして去年、『呵呵大将 我が友、三島由紀夫』(新潮社)を書きました。11月25日発行です。それから、病状が急変し、亡くなりました。
 この本は、「アエラ」(2月3日号)で、私が書評しました。とてもいい本で、文章もきれいで、若々しいです。まるで小説「月」の続編のようでした。
 この日は、お別れ会が銀座博品館劇場のロビーで行われ、その後、お別れの踊り、歌などがあり、賑やかなそして感動的な「送る会」になりました。

【お知らせ】

  1. 3月1日(土)『「日本の分」について考える』(鈴木宗男さん、中島岳志さんとの対談。柏艪舎。1400円)が発売です。
  2. 3月1日より、渋谷ユーロスペースで、「北朝鮮強制収容所に生まれて」公開です。凄い映画です。
  3. 3月4日(火)「没後30年 唐牛健太郎を問う」講演会および懇親会。午後2時より憲政記念館で。唐牛さんは60年安保闘争時の「輝ける全学連委員長」でした。晩年は私もお世話になりました。一水会でも講演してもらいました。だから、私も、この集まりの「呼びかけ人」になってます。2時からの堤堯さん(作家)と長部日出雄さん(作家)の講演は無料。5時からの懇親会は会費6千円。申込みは篠原さんへ。FAX03(5684)3738。
  4. 3月7日(金)神保町・東京堂書店。『愛国者の憂鬱』の出版記念トーク。金曜日の北村社長と私のトークです。午後6時半開場。7時開演。
  5. 3月8日(土)午後2時、西宮。去年で私の「西宮ゼミ」は終わり、今年から「浅野健一ゼミ」が始まりました。この日は、松本サリン事件・冤罪被害者の河野義行さんがゲストで来ます。私も聞きに行こうと思ってます。午後2時から、場所はいつものcafeインティライミです。
  6. 3月14日(金)午後7時、ホテルサンルート高田馬場。一水会フォーラム。小林節先生。「安倍政権がもくろむ集団的自衛権」です。
6/22(日)豊橋市民文化会館で講演 6/22(日)豊橋市民文化会館で講演
  1. 3月15日(土)新宿のK’cinema。話題の映画「怒れ!憤れ!=ステファン・エセルの遺言」の2回目上映後。16:10からトークに出ます。
  2. 3月18日(火)午後6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは石川明人さん(北海道大学助教)で、「戦争、宗教、そして人間」です。又、5月20日(火)は伊東秀子さん(弁護士)です。テーマは「冤罪と秘密保護法」です。又、7月15日(火)は合田一道さん(作家)。9月9日(火)は高遠菜穂子さんの予定です。
  3. 3月29日(土)午後1時、飛松五男さん(元兵庫県警刑事)とトークをします。特定秘密保護法、日本の右傾化、警察国家化の危険性について語り合います。千代田区三崎町のたんぽぽ舎集会場です。
  4. 6月22日(日)午後2時から、「浜岡原発の危険性を考える会」で講演します。三上湖西市長との対談もあります。会場は豊橋文化会館リハーサル室。