2014/03/17 鈴木邦男

3月11日を、「祈りの日」に!

東日本大震災「祈りの日」式典。3/11 東日本大震災「祈りの日」式典。3/11

①憲政記念館の式典に参加した

講演する佐藤栄佐久氏 講演する佐藤栄佐久氏

東日本大震災から3年が経った。3月11日(火)、東北の被災現地では追悼式が行われた。

東京では政府主催の「東日本大震災三周年追悼式」が天皇・皇后両陛下ご臨席のもと国立劇場で行われた。民間主催の〈日本人の原点、「祈りの日」式典〉も憲政記念館で行われ、私もそこに参列した。

新聞もテレビも、「大震災から3年」の特集で、この日は忘れられない「鎮魂の日」になった。

一部には、大震災を風化させてはならないという声もある。しかし、「風化」などしていない。

千代川茂氏 千代川茂氏

皆、これだけその日を思い起こし、復興にかけて熱い思いを持っている。と思った。

ところが、そうではないようだ。

〈第3回 三月十一日 日本人の原点「祈りの日」式典〉は午後2時から憲政記念館ホールで執り行われた。入口で、「署名お願いします」と言われた。

〈3月11日 東日本大震災を心に刻む
「祈りの日」に制定する請願署名のお願い〉
藤間浩菊さんの踊り 藤間浩菊さんの踊り

と書かれている。

そして署名用紙が置かれている。

エッと思った。何もわざわざ「祈りの日」に制定しなくても、日本国民は皆、この日を忘れない。「風化」なんか絶対にしていない。

現に、こうして追悼式に多くの人が集まっているし、マスコミでも、大きく取り上げ、報道している。年を追うごとに、「この日を忘れるな!」という声が大きくなっている。私はそう思った。

ところが、この日の「祈りの日」式典に出、第2部の現地からの報告・講演を聞いて、驚いた。

東京では分からないが、現地の声を聞くと、確かに「風化」している。それを感じた。

「LAWBLOW」のお二人と 「LAWBLOW」のお二人と

その前に、「祈りの日」制定の〈請願署名のお願い〉だ。こう書かれている。

〈この未曾有の大惨事から、早くも三年の歳月が経過しました。この間、私たちは被災地の復旧・復興に叡智と力の限りを尽くしたでしょうか。一言で断ずれば、「否!」です〉

これには衝撃を受けた。ボランティアで現地に行った人も多い。復興支援した人も多いはずだ。マスコミでも、こんなに大々的に報道している。

「Peace on Earth」3/9(日) 「Peace on Earth」3/9(日)

でも、それを見ているだけで、やった気になってるのかもしれない。

確かに「力の限りを尽くしたか」と問われれば、「尽くした」とは言えない。

〈復興は遅々として進まず、被災者の方々の避難生活は続き、高齢者の孤独死が相次いでいます。私たちは再びこうした惨禍が起きることのないよう、全国民が挙って力を尽くさねばなりません〉
坂本龍一さんと 坂本龍一さんと

仮設住宅に住む人々も多く、初めは、「少しの間の辛抱だから」と思っていたのが、3年も続き、肉体的・精神的な病に倒れる人も多いという。鬱状態になる人も多く、特に、「音のストレス」にかかる人が多いという。

②残念ながら、「風化」は進んでいる

加藤登紀子さんと 加藤登紀子さんと

この日の「祈りの日」式典の第2部は、佐藤栄佐久さん(元福島県知事)、千代川茂さん(三陸花ホテルはまぎく代表取締役)の講演があった。

「東京では伝えられてない、現地からの話をします」と2人とも言う。

3年経ち、確実に「風化」は進んでいるという。ボランティアの人たちも急激に減ったし、復興は進んでない。長期の仮設住宅暮らしで鬱などになる人が増えている。

さらに驚くことを報告する。「東京オリンピックが決まって、かえって復興は遅れている」と。

ウォン・ウィン・ツァンさんと ウォン・ウィンツァンさんと

そんな馬鹿な、と思った。オリンピックまでは東北を完全に復興させ、世界中の人々に来てもらい、東北を見てもらう。そのために、東北復興は急ピッチで進むのだろう。

そう思ったら、違っていた。政治家は口ではそう言うが、現地の実情は違う。

ゼネコンなどは、次々と東京へ戻り出した。東京での需要にひかれ、建設関係の人々が東京に戻っている。建設資材も高騰している。

そうなのか。このことは、全く知らなかった。だからこそ、「祈りの日」の制定を考えているのか、と理解した。

『愛国者の憂鬱』も売られてました 『愛国者の憂鬱』も売られてました

「請願署名のお願い」は、こう結ばれている。

〈私たちは三年目の大惨事を風化させることなく、心に刻み、再びこうした惨禍が起きることのないよう、誇りある国家を再興しなければなりません。そのために、この3月11日を「祈りの日」に制定する議員連盟の発足を図りたいと考え、皆様に請願のご署名をお願い申し上げます〉

この日の式典には、国会議員も沢山来ていた。ただ、国立劇場での政府主催の式典と重なる為、そちらが始まる前に出たり、あるいは、終わってから来る人が多かった。

SUGIZOさんと SUGIZOさんと

第2部から参列した下村博文文部科学大臣は、「これはぜひやりたい」と言っていた。「祈りの日」という名前になるかどうかは分からないが、3月11日を、大震災を忘れない日にしたい、と言っていた。

大臣がここまで断言するのだ。実現すると思う。

この「請願署名のお願い」は村上正邦さん(元参議院自民党議員会長)が書いている。「祈りの日」に制定することで、大震災を風化させない。又、これまでの日本、これからの日本を考え直す日にもなると言う。

飯田哲也さんと 飯田哲也さんと
〈この東日本大震災は、私たち日本人に多くの教訓を残しました。科学技術の進歩や経済活動の成果として、私たちは生活の快適さや豊饒な日々を享受してきましたが、これらが大自然の脅威の前では如何に脆弱なものであるか、科学技術を信奉するあまり、自然への畏敬と感謝の念を忘却し、自己抑制という大切なものを失っていたこと等など。私たちはこうした教訓を真摯に受け止め、この未曾有の危機を克服せねばなりません〉

そうですね。そういうことを静かに考える日にしたらいいでしょう。「祈りの日」を。

③「脱原発を見すえて議論を」と、衆院議長が

吉原毅さん(城南信金)と 吉原毅さん(城南信金)と

国立劇場で行われた政府主催の追悼式では、天皇陛下のお言葉、安倍首相の言葉、遺族代表の言葉があった。

又、次の日の新聞には、「三権の長の式辞・追悼のあいさつ」が出ていた。

その中で、伊吹文明衆院議長の挨拶が印象に残った。

復興については全国民が一丸となって取り組んでいる。しかし…と言う。

〈一方で、被災地では仮設住宅等での不自由な生活を余儀なくされている方々も依然多く、震災前の生活を取り戻すことは容易ではありません。特に原子力発電所事故のあった福島県では、いまなお放射性物質による汚染に苦しんでいる方々が多くおられる現実を私たちは忘れるべきではないでしょう。そういった方々のことを思うと、電力を湯水のごとく使い快適な生活を送ってきたわれわれの責任を、全て福島の被災者の方々に負わせてしまったのではないかとの気持ちだけは持ち続けなければなりません〉
「K DUB SHINE」さんと 「K DUB SHINE」さんと

かなり、踏み込んだ発言をしている。さらに言う。

〈「3.11」を迎えるに際し、電力を無尽蔵に使えるものとの前提にたったライフスタイルを見直し、省エネルギーと省電力の暮らしに舵(かじ)を切らねばなりません。われわれ国会議員は、エネルギー政策の在り方について、現実社会を混乱させることなく、将来の脱原発を見据えて議論を尽くしていきたいと思います〉

これは勇気ある発言だ。「脱原発」についてキチンと発言しているのは伊吹さんだけだ。

島キクジロウ弁護士と 島キクジロウ弁護士と

3月11日を「祈りの日」として制定したら、こういうエネルギー問題も皆で考える日にしてもらいたい。

特に原発問題は一番、「風化」している問題だ。原発は危険だと思う人々が多いにもかかわらず、衆院選でも都知事選でも、争点にならない。

都知事選では脱原発派が、かえってそれを言うことによって負けた。「いつまでも脱原発を言うんじゃない!」「経済成長のためには原発は必要だ」という声が強くなっている。「安全」よりも「成長」なのだ。

これではいけない。追悼し、復興を考え、そして原発を考える。そういう日にしたらいい。

映画監督の舩橋淳さんと 映画監督の舩橋淳さんと

3月11日(火)は、私は〈日本人の原点「祈りの日」式典〉に出た。その2日前の9日(日)には脱原発の集会に行った。この2つが一緒にやってもいいのに。

でも今は、「追悼」と「脱原発」は別々だ。

又、9日(日)の脱原発の集会も日比谷野音と日比谷公園と2つに別れてやっていた。こんなに近いのに。都知事選でも脱原発候補が別々に立った。票が分れていた。

④日比谷で、坂本さん、加藤さんたちに会いました

東京堂書店でトーク。3/7(金) 東京堂書店でトーク。3/7(金)

9日(日)は日比谷野音では、午後1時から「原発ゼロ大統一行動」が行われ、そのあと、「大請願デモ・国会大包囲」。

社民、民主、共産そして労組もいて、入り切れないほどの人だったという。

同じ時、すぐ近くの日比谷公園内の噴水広場では、「Peace on Earth」が行われ、私はそれに参加した。

坂本龍一さん、加藤登紀子さん、SUGIZO、エセタイマーズなどが出演。

噴水前のブースでは坂本さんと私の『愛国者の憂鬱』(金曜日)が売られていた。沢山あった本が完売した。

終わって、サイン会 終わって、サイン会

坂本さんのステージは2回。

1回目は2時50分からで、後藤正文さん、三宅洋平さんとトーク。

2回目は飯田哲也さん、吉原毅さん(城南信金)、「フタバから遠く離れて」の映画監督・舩橋淳さん、島キクジロウ弁護士とトーク。

その間には、控え室でテレビの取材などで忙しそうだった。その時に私も会った。

坂本さんとの本は発売1週間で増刷になるし、『週刊現代』や、いろんなところで書評に取り上げられている。

「世界のサカモト」のおかげだ。そのお礼を言いました。今度はぜひ、「愛と正義について」話して本にしましょうよ、と言いました。

「蛇指輪の女性」(左)。右は、私の姪です 「蛇指輪の女性」(左)。右は、私の姪です

この日は、多くのアーティストに会いました。K DUB SHINEさん、ウォン・ウィンツァンさん(ピアニスト)などです。

「SUGIZOに会いたい」と付いてきた女性は、「週刊金曜日」の赤岩記者に紹介してもらい、大感激でした。「私、泣いちゃう」「もう死んでもいい」と大喜びでした。

飯田さんや、吉原さんとも話をしました。とにかく、凄い人たちが集まるライブでした。

そうだ。3月11日(火)は、「祈りの日」式典。9日(日)は脱原発の日比谷公園集会。その前日の9日(日)は西宮に行ったんだ。

打ち上げの席で 打ち上げの席で

「浅野健一ゼミin西宮」で、ゲストは松本サリン事件冤罪被害者の河野義行さんだ。

これはぜひ聞きたいと思って、「一般客」として参加した。とてもよかったですね。

河野さんとも久しぶりにお話ししました。

そしたら何と、私の姪(兄貴の娘)が来てくれました。「坂本さんの本も、『反逆の作法』もよかった。涙が出た」と言ってました。親類の人に初めて認めてもらいました。嬉しかったです。

⑤前日、金曜日は、「金曜日」主催のトークでした

週刊金曜日の赤岩記者。私の姪と 週刊金曜日の赤岩記者。私の姪と

その前日の7日(金)は神田の東京堂で『愛国者の憂鬱』(金曜日)の発売記念トーク。

坂本さんは来れなかったのですが、金曜日の発行人の北村さんとトークしました。かなり、突っ込んだ話をしました。

こちらの会場には何と、私の姪(弟の娘)が来てくれました。坂本さんの本と、『反逆の作法』がよかった。涙が出た、と言ってました。

2日続けて、姪に会ったわけです。嬉しかったです。

去年の二月に、私は名古屋の教会に呼ばれて講演をしましたが、その時の岩本和則牧師さんからもお手紙をいただきました。

河野義行さん。浅野健一さん。3/8(土) 河野義行さん。浅野健一さん。3/8(土)

私は、東北で生まれたので、私自身がほとんど「東北製」だ。

だからこの本は、私を通し、〈東北〉が叫び、語ってるのだ。と書きましたが、そこがいいと言います。

パウロは、「私ではない。キリストが語っているのだ」と言ったが、それを思い出すと言います。そして、「鈴木さんはパウロだ」と言います。

パウロは、かつてはキリスト教徒を弾圧してたんですが回心して、キリストのために命を懸けます。そこが似てると言います。もったいないお話です。

鈴木、浅野さん、河野さん、飛松さん、松岡社長 鈴木、浅野さん、河野さん、飛松さん、松岡社長

『反逆の作法』では、キリストのこと、ドストエフスキーのこと、高橋和巳のこと、谷口雅春先生のこと、大森知義先生のこと…。かなり〈宗教〉のことに向き合って考えています。

又、親の話もよく出てきます。私が「生長の家」に入った契機は親ですし。だから、姪たちも、そこに感動してくれたのでしょう。

大森先生は「生長の家学生道場」の道場長さんです。とてもお世話になった先生です。

石川県の布清信氏は、私の後輩ですが、大森先生の家に行って、本をお仏壇に供えてきました、と言っていた。ありがたいです。

私もお参りに行かなくてはなりません。

風見さん、飛松さんたちと 風見さん、飛松さんたちと

『反逆の作法』は、私が影響を受けた11人の人々のことも書きました。又、さらに思い出して、続編を書いてみたいです。

坂本さんとも又、話をして、映画、音楽、世界とは…について聞いてみたいです。

『「日本の分」を考える』(柏艪舎)は、これから第2弾、第3弾と出るでしょう。

この本で中島岳志さんは「血盟団」の話をしています。

実は4月11日(金)に一水会フォーラムで中島岳志さんに来てもらい、「血盟団」の話をしてもらいます。この本が、ちょうどテキストになるでしょう。

『腹腹時計と〈狼〉』を持ってる人が… 『腹腹時計と〈狼〉』を持ってる人が…

『連合赤軍は新選組だ!』(彩流社)も、読んで「面白い!」と言ってくれる人が結構いますので、いろんな人と対談をして、又、まとめてみたいですね。

「本当にNHKの大河ドラマになったらいいですね」と言う人もいます。なりますよ。新選組と同じですよ。「その時は、僕は沖田総司ですかね」と植垣康博さんは言ってました。

「私は、逃げて15年の時効まで逃げ切ったから、さしずめ永倉新八でしょうね」と金廣志さんは言います。

その前に、ダラ幹として粛清された幹部もいますよね。

そう言ったら、「俺のことを芹沢鴨と言うな!」と塩見孝也さんに叱られました。「そんなことを二度と言ったら許さんぞ。総括だ!」と。

はいはい。だから、皆さんも、絶対に言わないように。では、おわり。

【だいありー】

風見さん、高間響さんと 風見さん、高間響さんと
  1. 3月10日(月)午前中、原稿。午後、取材。打ち合わせ。夜、柔道。
  2. 3月11日(火)午前中、原稿。  午後2時、憲政記念館。〈第3回 東日本大震災「祈りの日」式典〉。
     国歌斉唱、文月メイさん(歌手)。開会の挨拶(山本峯章氏)。ビデオ上映。鈴木静雄氏(女川町復興支援ネットワーク会長)。避難呼びかけアナウンス(震災時テープ再放送)。
     午後2時46分、黙祷。献花。
河野義行さん(右)と。左は私の姪です 河野義行さん(右)と。左は私の姪です

休憩の後、第2部が始まる。

佐藤栄佐久さん(元福島県知事)の講演。千代丸茂さん(三陸花ホテルはまぎく代表取締役)の講演。藤間浩菊さんの踊り。LAWBLOWの歌。午後5時、閉会の挨拶。

厳粛な中にも、戦後日本の歩みについて、又、我々自身の生き方について考えさせられる式典でした。国会議員も多く来ていました。「祈りの日」として法制化してもらいたいです。

飛松さんと私の姪です 飛松さんと私の姪です
  1. 3月12日(水)午前中、原稿。
     午後、河合塾コスモ。3時から英語の吉田先生と「合同授業」。〈正義について考える〉。サンデル教授の白熱教室のようだ。
     それと、『反逆の作法』を取り上げて、若者論。何故、反逆がなくなったのか。革命、愛、理想について熱く語る。生徒や他の先生たちも参加してくれて、盛り上がりました。
     終わって、近くの中華料理店で打ち上げ。
  1. 3月13日(木)午前中、原稿。
     午後、取材。
姪と 姪と

午後6時、目黒の円融寺。松下昭氏のお通夜。前日聞いて驚いた。生学連、全国学協の活動を一緒にやった仲間だ。

「生長の家」の運動一筋で、「神の国寮」理事長をやっていた。66才。何とも残念だ。

全国学協の仲間だった井脇ノブ子さん(元衆議院議員)や安東巖氏などに会った。「この前は吉田良二氏の葬儀で会ったな」と言ってる人も。

こういう時だけ昔の仲間が会うというのも悲しい。終わって、ロフトプラスワンへ。終わり近くだが、までやっていた。

吉田先生の「合同授業」。3/12(水) 吉田先生の「合同授業」。3/12(水)
〈家入一真×上祐史浩
 リアルお悩み相談室〉

家入さんとは初対面。この前の都知事選に出た人だ。皆に、「都知事!」と呼ばれていた。

11時に終了し、そのあと、2人を囲んで、懇談会。終わったのは12時半。長丁場だ。

  1. 3月14日(金)10時30分。デニーズ。出版社の人と打ち合わせ。
「正義について」語り合いました 「正義について」語り合いました

午後、原稿。

7時、ホテルサンルート高田馬場。一水会フォーラム。耐震補修中だったホテルサンルートが補修が終了し、又、フォーラムはここに戻ってきた。

講師は小林節先生(慶應義塾大学教授・弁護士)で、「安倍政権が目論む集団的自衛権を考える」。とても勉強になりました。竹田恒泰さん、山口敏夫さんなども聞きに来てました。終わって、二次会。

  1. 3月15日(土)午前中、原稿。
     昼、図書館。
     午後4時、新宿K’s cinemaに行く。打ち合わせ。話題の映画「怒れ!憤れ!ステファン・エセルの遺言」の2回目の上映のあと、午後4時半よりトーク。
     日本人も、デモの素晴らしさ、効果にもっともっと目覚めるべきだ。
     「デモはテロだ」と言う馬鹿な議員もいる。又、政治家にばかり頼り、自分の力で状況を切り拓こうとしない人々がいる。
     一人一人の力で、デモに出て、政治を変えるのだ! かつては、デモで日本を変えようとした熱い時代があった。その頃の話を交えながら、デモ論をやりました。
  2. 3月16日(日)取材と打ち合わせ。夜、下北沢へ。及川健二氏に呼ばれて、堀潤さんと下村健一さんのトーク。「市民メディアと災害報道」。とてもよかったです。

【写真説明】

東日本大震災「祈りの日」式典。3/11

①東日本大震災「祈りの日」式典に参加しました。3月11日(火)、憲政記念館です。開会の挨拶をする山本峯章氏です。

講演する佐藤栄佐久氏

②第2部で講演する佐藤栄佐久さん(元福島県知事)です。

千代川茂氏

③三陸花ホテルはまぎく代表取締役の千代川茂さんが震災時の状況を報告しました。

藤間浩菊さんの踊り

④藤間浩菊さんの踊り。中国の人が作曲した震災への励ましの曲で踊りました。

「LAWBLOW」のお二人と

⑤復興への激励の歌をうたった「LAWBLOW」のお2人です。岩手県を本拠に活動しています。「鈴木さん仙台でしょう。僕らも仙台でよくやってます」と言ってました。「マネージャーは東北学院出身です。鈴木さんと同じです」と。

「Peace on Earth」3/9(日)

⑥3月9日(日)の「Peace on Earth」のステージです。日比谷公園の噴水前広場で行われました。ミュージシャン、弁護士、文化人が集まって開かれ、「脱原発」を訴えました。このステージは、坂本龍一さん、舩橋淳監督、吉原毅さん、飯田哲也さん、島キクジロウ弁護士。

坂本龍一さんと

⑦ステージの合間に坂本龍一さんと会いました。

加藤登紀子さんと

⑧加藤登紀子さんと久しぶりに会いました。

ウォン・ウィン・ツァンさんと

⑨ピアニストのウォン・ウィンツァンさんと。今度、ゆっくり話を聞きたいです

『愛国者の憂鬱』も売られてました

⑩噴水前のプールには『愛国者の憂鬱』(金曜日)が売られてました。完売しました。

SUGIZOさんと

⑪SUGIZOさんと。「本、読みました」と言ってました。感激です。左は熱狂的なファンの高橋さん。感動のあまり、泣き出してました。ライブは全て見に行ってるそうです。

飯田哲也さんと

⑫飯田哲也さんと。久しぶりです。

吉原毅さん(城南信金)と

⑬城南信金の吉原毅さんと。吉原さんたちが主催した脱原発のシンポジウムで、湖西市長の三上さんと会い、今度、6月に対談することになりました。吉原さんのおかげです。と、お礼を言いました。

「K DUB SHINE」さんと

⑭「K DUB SHINE」さんと。一水会の木村代表とは昔からの知り合いです。その縁で、よく会います。

島キクジロウ弁護士と

⑮島キクジロウ弁護士と。音楽もやってるし、若い。「30代?」と聞いたら、50才だそうです。音楽と弁護士活動を両立させてます。偉いです。

映画監督の舩橋淳さんと

⑯「フタバから遠く離れて」の映画監督の舩橋淳さんと。

東京堂書店でトーク。3/7(金)

⑰3月7日(金)。神保町の東京堂書店で、『愛国者の憂鬱』の出版記念トークをやりました。「週刊金曜日」発行人の北村さんと。

終わって、サイン会

⑱終わって、サイン会をやりました。元「週刊金曜日」にいた白井さんの奥さんも来てくれました。

「蛇指輪の女性」(左)。右は、私の姪です

⑲指を見て、「あっ! 蛇の指輪の女性だ!」「ブログに載ってた!」と言われてました。左の女性です。若松監督の「11.25自決の日」を20回も見たことで有名です。
 右は私の姪です。弟(山形大学教授)の娘です。初め分からなかったら、「あっ、可愛い姪を忘れたの?」。サインしようとしたら、「あっ、姪の名前も忘れたの?」と言われました。「いやー、大きくなって、きれいになっちゃって。それで分からなかったんですよ」と言いました。

打ち上げの席で

⑳終わって、近くの居酒屋に皆で行きました。

週刊金曜日の赤岩記者。私の姪と

㉑左は「週刊金曜日」の美人記者・赤岩さんです。『愛国者の憂鬱』の編集をしてくれました。お世話になりました。なかなかいい本が出来ました。このご恩は一生忘れません。右は姪です。

河野義行さん。浅野健一さん。3/8(土)

㉒翌、3月8日(土)は西宮へ行きました。「浅野健一ゼミin西宮」です。ゲストが河野義行さんなので、「一聴衆」として、聞きに行ったのです。
 講演する河野さんと浅野さんです。

鈴木、浅野さん、河野さん、飛松さん、松岡社長

㉓(左から)私、浅野健一さん、河野義行さん、飛松五男さん、ゼミ主催者の鹿砦社・松岡社長。

風見さん、飛松さんたちと

㉔風見愛さん、飛松五男さん、女子大生、料理研究家たちと。

『腹腹時計と〈狼〉』を持ってる人が…

㉕「古本屋で見つけて買いました」と見せてくれました。4800円だったそうです。定価が480円ですから、10倍になってます。私の初めての本です。『腹腹時計と〈狼〉』(三一新書)です。

風見さん、高間響さんと

㉖劇団「笑の内閣」の高間響さんと。左は風見さん。

河野義行さん(右)と。左は私の姪です

㉗右は河野義行さん。左は私の姪です。前日、会った姪とは違う人です。私の兄の娘です。今、西宮に住んでます。

飛松さんと私の姪です

㉘飛松さんと私の姪です。「鈴木さんと、メチャ似とりますわ。眼も鼻も一緒ですわ」と。神妙に聞いてる姪です。

姪と

㉙二次会も終わって。帰る間際です。姪と。

吉田先生の「合同授業」。3/12(水)

㉚3月12日(水)午後3時から、河合塾コスモで。英語の吉田先生と「合同授業」。〈正義について〉。そのあと、私の『愛国者の憂鬱』『反逆の作法』を取り上げて、「愛国心」などについて語り合いました。質問も沢山出ました。このあと、近所の居酒屋で打ち上げ。

「正義について」語り合いました

㉛質問も、どんどん出ました。

【お知らせ】

  1. 3月17日(月)「週刊アエラ」発売です。私は原稿を書いてます。加藤康男氏の『禁城の虜 ラストエンペラー私生活秘聞』(幻冬舎)の書評です。最近最も衝撃を受けた本です。
     「歴史の残酷を赤裸々に描く実話巨篇」。宦官(かんがん)は見た! 最後の皇帝「溥儀」の愛欲と悲劇」
    と本の帯には書かれています。凄い本です。驚きの本です。
  2. 3月18日(火)午後6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」です。ゲストは石川明人さん(北海道大学助教)で、「戦争、宗教、そして人間」です。
  3. 3月29日(土)午後1時、飛松五男さん(元兵庫県警刑事)とトークをします。特定秘密保護法、日本の右傾化、警察国家化の危険性について語り合います。千代田区三崎町のたんぽぽ舎集会場です。
  4. 4月11日(金)午後7時、ホテルサンルート高田馬場一水会フォーラム。講師は中島岳志さん(北海道大学准教授)。「血盟団事件」について。
6/22(日)豊橋市民文化会館で講演 6/22(日)豊橋市民文化会館で講演
  1. 5月20日(火)午後6時。札幌時計台ホール。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストは伊東秀子さん(弁護士)で、「冤罪と秘密保護法」です。(なお、7月15日(火)は合田一道さん(作家)。9月9日(火)は高遠菜穂子さんの予定です。
  2. 5月24日(土)「劇団再生」の高木尋士氏とトークをやります。
  3. 6月22日(日)午後2時から、「浜岡原発の危険性を考える会」で講演します。三上湖西市長との対談もあります。会場は豊橋文化会館リハーサル室。