2014/04/28 鈴木邦男

リハビリと白寿。そして連合赤軍と千年桜

①福島の医療ケアセンターの落成式に行った

落成式で挨拶する本間達也さん。4/20(日) 落成式で挨拶する本間達也さん。4/20(日)

4月20日(日)午前8時発の東北新幹線に乗った。9時半に福島に着く。

木村三浩氏(一水会代表)も同じ新幹線に乗っていた。改札口で合流し、タクシーに乗る。

寒い。でも、桜がきれいだ。15分ほどで着く。

広い。一つの山全体に、医療法人・生愛会の病院、リハビリセンター、高齢者グループホーム、養護老人ホーム…などがある。職員さんだけで200名もいる。ここだけで一つの町だ。都市だ。

この日は、11時から、新しい建物の落成式があり、そこに招待されたのだ。

鈴木、本間達也さん、木村三浩氏 鈴木、本間達也さん、木村三浩氏

〈医療法人生愛会 生活期総合リハビリテーション医療ケアセンター落成式〉なのだ。

この生愛会グループの理事長が本間達也さんで、老人医療に全力で取り組んでいる。

そして、日本を愛し、国の将来を憂えている。

老人大国になる日本。でも病気ではなく、元気になってもらいたい。

そのために肉体的なリハビリだけでなく、精神的利リハビリもやっている。

昭和のレトロな遊び、音楽、映画を使っての認知症予防などもやっている。画期的な試みだ。

来賓の先生方と 来賓の先生方と

この試みには、前から関心があったので、早めに行って、館内を案内してもらった。

理事長の本間さんは、かつては思想的な運動に入り、そこから人間や国家を救おうとした。

その後、医者の道に進み、今は老人医療、リハビリに生命をかけている。

お医者さんの世界でも、その試みは注目され、評価されている。

又、地域でも、誇りを持って支持されている。福島市長、相馬市長、そして衆議院議員、参議院議員も落成式に参加していた。

この病院では、医者以外にも、いろんな人を呼んで講演会をやり、地元の人たちに聞いてもらっている。

本間さんが作った鉄道模型
本間さんが作った鉄道模型

去年は、木村代表と私が呼ばれ、講演した。超満員だった。

又、本間さんは、一水会の講演会には毎月上京し、参加している。大変な勉強家だ。

落成式は11時からで、僕らは10時頃に着いたので、ゆっくり見学させてもらった。

2階、3階は、サービス付き高齢者向け住宅。

東京から行った面々。「生愛会館」の看板の裏がパチンコ 東京から行った面々。「生愛会館」の看板の裏がパチンコ

部屋を見せてもらった。きれいで広い。風呂は、腰掛けて体を洗い、そのままスライドして浴槽に入れるようになっている。バスの中には、富士山の絵などがある。あっ、銭湯のイメージだ。

又、部屋や廊下の床は、木が軟らかい。転倒しても大丈夫になっている。

そして1階は、内科、整形外科、リハビリテーション科などの医療クリニックがある。

さらに、トレーニングジムがある。たとえ老人でも、小さな負荷をかけて、マシーンを使う。今まで使ってない、衰えた筋肉を甦らせる。パワーリハビリ(マシントレーニング)という。

さらに、体を使い、手を使い、脳を使ってリハビリをする。「テーブル菜園」「健康マージャン教室」「転倒予防体操」などがある。

②レトロな音楽や映像で、認知症の予防を

私もパチンコに挑戦しました 私もパチンコに挑戦しました

あれっ!と思ったのは、「昭和レトロ館」というコーナーだ。こう書かれている。

〈レトロな雰囲気による懐かしの映像や物を用いることで、視覚や聴覚から、昭和時代の思い出を巡らせ、記録の再生や精神の安定化による“認知症予防”に取り組んでいきます〉

これは凄い。ザ・ピーナッツの音楽、石原裕次郎の音楽もある。昔の懐かしい映画もある。

そして、パチンコ台まである。試しに私もやってみた。

30年ぶりだ。楽しい。結構、玉も出る。ジャラジャラ出る。

前日から来ている東京グループも見ている。伊藤氏や中村氏たちだ。

カメラマンの平早さんもいる。私がパチンコに熱中していたら、「鈴木さん、認知症が治ったんじゃないですか」と言われた。エッ、私は認知症だったの。

随分、玉が出たので、「じゃ、景品に換えよう。どこ?」と聞いたら、「あっ、まだ治ってない」。「タダでやったんだから、景品の交換なんかないですよ」。そうなのか。

木村氏が寄贈した絵です 木村氏が寄贈した絵です

そうだ。巨大な鉄道模型もある。精巧だ。福島市の町と駅もある。「生愛会」と看板も出ている。

何でも、理事長の本間さんが作ったようで、何年もかけて、理事長自らが「認知症予防」のために取り組んだのか。

でも、本間さんは若い。40才位だろう。顔はハードだが、心は優しい。そして大きな志がある。

ここでやってるのは、画期的なリハビリだ。「じゃ、昔の全共闘のデモなどの映像も見せたらいいでしょう」と私は提案した。

「それはいいですね」と本間さん。もう実際に採用してるのかもしれない。

昔、学生運動をやって、今も元気にやってる人がいる。連合赤軍の植垣さんや金廣志さん…。こんな人たちも呼んで、話してもらったらいい。

女子職員に見送られて… 女子職員に見送られて…

さらに若松監督の三島や連赤の映画なども上映したらいい。ピンク映画だってついでに上映したらいい。

そうだ。いい事を思いついた。塩見さんや植垣さんたちが来たら、話を聞くだけでなく、「実践」指導もしてもらったらいい。

まさか、「立て籠もり」「総括」「銀行強盗」の実践は出来ないが、外に出て、デモをやること位は出来るだろう。

隊列を組んで、「TPP反対!」「集団的自衛権反対!」…とやったらいい。

いろんなデモをやってみる。隣りの人とつないだ手を大きく開いて、道一杯になって歩く「フランス・デモ」。スクラムを組んで走る「ジグザグデモ」…。そんなものもやってみたらいい。

脳が活発に働き、若い時の情熱が戻り、認知症も治る。

③画期的な音楽療法、回想療法。それから三春へ

叔母さんの告別式。4/19(土) 叔母さんの告別式。4/19(土)

そんなことを考えていたら、11時になった。「落成式」が始まる。

病院関係者が挨拶し、映像によるここの概要説明が行われる。本間理事長の挨拶がある。又、福島市長の小林香さんや大学の先生の祝辞がある。来賓の挨拶。

そして閉会。喉が渇いた。ここで乾杯かと思ったら、「第2部」がある。

えっ、ダブルの式典なのか。

第2部は、〈本間達也先生の厚生労働大臣表彰受賞を祝う会〉。

そこで、説明、挨拶がある。花束贈呈、記念品贈呈などがある。記念品は、本間さんの肖像画だ。似ている。

又、女子職員からの「感謝の手紙」も披露される。さらに職員さんの踊りもある。

又、東京から来た音楽バンドの人々による演奏もある。

衆議院議員・亀岡偉民さん、相馬市長・立谷秀清さんの祝辞もある。

去年会った時は元気でした 去年会った時は元気でした

そして、終わったのが、午後2時半だ。

11時に始まって3時間半。ダブルの式典だ。こんなの初めての体験だ。

それだけ、お酒もおいしかったです。料理もおいしかったです。

相馬市長さん、福島市長さん、議員さんたちと、いろいろ話をしました。

ここの病院は皆、「郷土の誇り」だと言っていました。

パーティの間に、リハビリのマシーンを見て回った。又、「回想療法室」「音楽療法室」なども見た。

どのようにリハビリするのか見てみたい。私が「体験」してもいいな。今度、お願いします。

パーティが終わったのが4時半。

それから東京組は車で福島駅へ。車で東京に帰る人、新幹線で帰る人に分かれる。

叔母さんの長男。私の従兄弟です 叔母さんの長男。私の従兄弟です

私は福島の友人と会うので皆と別れる。「今、三春の桜がきれいですよ」と友人に聞いたので、1人で見に行く。

まず、郡山に行って、そこから磐越東線で三春に行く。そこからバスだ。

町のあちこちに桜がある。きれいだ。

終点で降りて、目指す「滝桜」まで歩く。人が多い。

何でも「日本三大桜」なんだそうだ。樹齢1000年だ。驚いた。

ほう、これが1000年の桜か。風格がある。しだれ桜で、まるで滝のように見える。だから「滝桜」だ。

桜がどんどん下に垂れ下がってくるから、下からつっかえ棒で枝を支えている。

周りのオバちゃんたちが話している。「そこまでしなくていいんじゃないの。かわいそう」「でも、きれいだし」「補強ブラで、垂れた乳を持ち上げてるようね」。

三春の「滝桜」です
三春の「滝桜」です

エッ。凄いことを言う人たちだ。つい、胸元を見てしまった。同じ補強だった。

でも「1000才の姥桜」が必死に美しく咲き誇って皆を喜ばせているんだ。偉いじゃないか。桜のリハビリだ。

「でも、何も下から支えなくてもいいでしょう。上から吊せばいい」と言う人も。

「上って?」「天井よ」「天井って?」という会話を交わしてるオバちゃんたちもいました。

「あっ、鈴木さん」と何人かから声をかけられた。「たかじん見てますよ」とか。

「どうして1人で淋しく見てるんですか?」

「友達がいないんです。孤独なんです」と答えました。

「そうですよね。右翼や左翼のガサツな人たちでは、桜を見るような風流な人はいませんよね」と言う人も。

樹齢1000年。「日本三大桜」の一つです
樹齢1000年。「日本三大桜」の一つです

6時になるとライトアップ。7時近くになると、あたりは全くの闇。桜だけがポッと明るく浮かび上がる。きれいだ。

皆、その場にただ、じーっとして、待っている。そのゆっくりとした時間がいい。

カメラを構えてる人たちもズラリと並んでいる。

ちょっと小高い丘に登ると、そこも桜の林だ。きれいですね。時間を忘れて、見とれていました。

それから、バスで三春駅へ。そして郡山に。そして新幹線で東京へ。

疲れたけど、滝桜を見れてよかった。感動しました。

④前日は、連赤の「バロン」。その前は叔母さんの告別式

中央は兄貴。あとは、従姉妹です 中央は兄貴。あとは、従姉妹です

そうだ。この日は、ほとんど寝てないんだな。

前日、4月19日(土)は、静岡のスナック「バロン」に行って、植垣康博さんとトークをした。又、横山郁代さんの歌を聞いた。

どうせ静岡まで行くんだから、早めに行こう。

富士山のそばで、よく見えるとこに行きたいな。桜も見たいな。と思った。

ところが、急に叔母さんが亡くなった。だから昼は告別式に行った。慌ただしかった。

親類が大勢集まったが、私は途中で失礼した。「静岡で講演を頼まれてるので」と言って。

「おっ、仕事が沢山入ってるんだね。ご苦労さん」と従兄弟たちに言われた。「連合赤軍の人と危ない対談です」とは言えなかった。

「でも、邦男ちゃん、去年の正月、おばあちゃんに会いに来てくれたんだよね」と言われた。息子さん(従兄弟)のお嫁さんに。

郡山の従姉妹の4姉妹です 郡山の従姉妹の4姉妹です

そうなんだ。「でも、どうして?何十年かぶりに、突然、会いに来たの?」。

ウーンと、答えをためらっていると、「きっと、おばあちゃんが呼んだんだよね」

「そうです。そうです」。

そうなんだ。去年の1月3日に叔母さんに会った。

この時、98才だった。今年4月に亡くなったが、99才。「白寿」だった。「百」に一つ足りないので「白寿」だ。

叔母さんは去年行った時に、とても喜んでくれて、「邦男ちゃん、はい、お年玉」といって、もらった。

98才の叔母さんにお金をらっていいのかなと、さすがに躊躇した。でも、「せっかくだから、もらいなさいよ」と息子さんたちに言われて、ありがたく頂きました。

会津坂下(母の実家)で。左は4姉妹です
会津坂下(母の実家)で。左は4姉妹です

お年玉なんて、何十年かぶりだ。いいですね。

去年の1月3日に、叔母さんと会った写真もあるので載せとこう。

とても元気だった。「博ちゃん、どうしてる?」と心配していた。

博ちゃんとは私の姉だ。「元気ですよ」と、タブレットで写真を見せてあげた。とても喜んでいた。

この時、母方のルーツを聞いた。

(右)が私の母。その上は、私の父親 (右)が私の母。その上は、私の父親

叔母さんは私の母の妹だ。4人姉妹で、会津坂下(ばんげ)の「美人四姉妹」として有名だったらしい。谷崎潤一郎の「細雪」だね。

坂下では実家は「新潟屋」という店をやっていた。米、食料品や肥料などを扱っていた。

福島県会津坂下なのに、どうして「新潟屋」なんだろう。

そう言ったら、「実はおじいさんの更に前の人が新潟から来たんだよ」と教えてくれた。新潟の五泉市から来たそうだ。

じゃ、今度、行ってみなくっちゃ。坂下も、五泉も。「前世の記憶」が甦るかもしれない。前世思い出し療法だ。これも認知症予防になるだろう。

そうだ。去年の1月に、叔母さんが言ってた。

「でも、邦男ちゃん、よく来てくれたわよね。こんな遠くへ」と。

「いえいえ、近いですよ。それに、こんなにいい所ですね。又、来ます」と言った。

「長い間、来てなかったのに、突然思い出したの?」。

「バロン」で。4/19(土)横山さん、植垣さんと 「バロン」で。4/19(土)横山さん、植垣さんと

「いえいえ、いつも気になってたんですが、忙しさにかまけて。すみませんでした」と言いました。

実は、「寺ちゃん」だったんですね、キッカケは。

去年、その前も、文化放送の「夕やけ寺ちゃん」に出ていた。私は、週1回。

去年の1月に出た時だ。いや、そのちょっと前だ。12月に出てた時だ。

「来年(2013年)は巳年です。蛇年です。だから、蛇の指輪もはやるでしょう」と寺ちゃんは言う。(この予言は的中した。今、蛇の指輪をした人が沢山いる)。

「それと、全国には蛇をご神体として祀っている神社がいくつかあります」。

えっ、そうなのと思ったら、「東京では中延にあります。上神明天祖神社です」。

「エッ? 中延って、私の叔母さんがいますよ。昔、よく行きましたよ」と私は思わず叫んじゃいました。高校を退学になった時は、しばらく、居候させてもらったこともある。

⑤「蛇の神社」に行った。だから、「蛇の指輪」が増えたんだ!

植垣康博さんとトーク 植垣康博さんとトーク

そうか。じゃ、叔母さんの所に行ってみよう。久しぶりに。そして、帰りに蛇の神社に寄ってみよう。

そう思って、正月に電話しました。品川区中延だから、品川駅からすぐだ。

叔母さんは神谷幸さんという。電話したら、息子さん(私の従兄弟だ)が出た。

「おっ!邦男ちゃん。久しぶり。元気? えっ、明日来てくれるの? 嬉しいね。でも、こんな遠くまで来てくれるの? 時間あるの?」と従兄弟は言う。

遠いたって、中延だ。1時間もかからん、と思ったら、「今、長野県の山の中にお寺を建てて、そこに住んでるんだよ。新宿から3時間くらいかかるんだ」。

歌う横山郁代さん 歌う横山郁代さん

エッ? でも私は今、中延に電話してますよ。「うん、転送電話になってるんだ」。

「じゃ、やめます」とは言えない。だから、行きましたよ。新宿から「あずさ」で。茅野駅だ。そこに迎えに来てくれた。

車で30分。山の中だ。周りは高い山々。それに雪をかぶっている。きれいだ。「まるでスイスですね」と私は叫んでました。広大なお寺でした。

叔母さんの旦那さんは、雪印に勤めていたが、辞めてから、お坊さんになった。法華眞宗の管長になった。

息子さんも今、跡を継いで、そこの管長さんだ。

茅野に広大なお寺を建てて、そこに信徒が集まる。

又、東京の中延の家も、集会所になっていて、東京の人は、そこに集まる。

お酒を飲みながら聞いてます お酒を飲みながら聞いてます

そんなわけで、去年の1月3日に、「日本のスイス」で叔母さんに会い、お年玉をもらったのでした。

その2日後かな、中延に行って、上神明天祖神社にもお参りしてきました。

この辺に、叔母さんの家があったはずだけど、と探したが、分からなかった。

そして、1年が経ち、今年4月に叔母さんは亡くなった。99才。白寿だった。

告別式は4月19日(土)の午後1時から、中延の自宅(法華真宗の宗務局)で行われた。

去年探したけど分からなかったので地図を送ってもらった。

そして、中延で降りたら、駅に地図が出ていた。そこに載っていた。ここのお寺が。

この人も蛇の指輪です この人も蛇の指輪です

そして、告別式に出て、皆に会いました。久しぶりに会う親類の人たちだ。

そして、4時過ぎ、「すみません。途中ですが」と失礼して、東京駅へ行き、静岡に行きました。連合赤軍の植垣さんとのトークです。

夜は、最終で帰りました。そこから原稿書き。

次の日は、ほとんど寝ないまま、福島へ。

そして、この初めに戻る。生愛会の落成パーティに出る。

そのあと、友人と会い、さらに三春まで行って、樹齢1000年の「滝桜」を見た。

感動した。偉いと思った。滝桜に比べたら、我々なんて皆、「赤ん坊」だ、と痛感して、終わる。

【だいありー】

講演する亀井静香さん。4/21(月) 講演する亀井静香さん。4/21(月)
  1. 4月21日(月)午前中、原稿。
     午後、雑誌の取材。
     午後6時半、中野サンプラザ。8F第2研修室で、「真相JAPAN特別講演会」。講師は亀井静香さん。
     元演歌歌手の宮崎美乃利さんからメールが来て、誘われた。でも、本人はいない。忙しいのだろう。
     共同主催者の橘匠さんが、「お久しぶりです。“セックス”です」と言う。変な人だ。
     あっ、思い出した。5年ほど前、名古屋に行った。植垣康博さん、三井環さんと私の3人で激しくも濃いトークをやった。どこかの劇場だった。
亀井静香さんと 亀井静香さんと

終わって、1人の青年が声をかけてきた。「私、橘と申します。宮崎美乃利さんの友人です」。

ハイハイ、そうですか。「宮崎さんとは、かなり前からの知り合いです。でも、セックスはしていません」。

エッ? 何を言い出すんだ、こいつは。誰もそんなことは聞いてない。長い間、付き合ったら男女は皆、セックスをするものだと思っているのか。変な人だ。

「それ以来、鈴木さんに会うと、いつも“セックス”“セックス”と言われてます」。ウーン、言ったかな。

名前は「匠」で本名だ。それに、「バツ2.5」だという。0.5は婚約したけど別れたんだという。「もう1回くらい、バツを増やして“バツ3.5”になりたい」と言う。変な人だ。

橘匠さんと 橘匠さんと

傍に蛇の指輪をしてる人がいたので、紹介した。橘さんは「ぜひ結婚したい」と言う。

「したらいいじゃないの。2人の子供も引き取って育てると言ってるし」と指輪の女性に言った。

「失礼ね。子供なんかいません! それに私は独身です!」。

そんな話をしてる間に開会だ。今日の亀井さんは乗りに乗ってる。子供の時からの〈自叙伝〉を語る。初めて聞いた。

東大時代に合気道ばっかりしてたという。外交も、まず「体捌き」が必要だという。凄い。

超タカ派と思われているが、リベラルだ。死刑反対だし。又、元警察官僚でありながら、左右の過激派には理解がある。

牧田龍さんと 牧田龍さんと

世のため、人のためと思い闘っている青年たちだ。取り締まる立場だったが、何もしないで文句ばかり言ってる連中よりは、過激派の方がずっと偉い、と言う。これには驚いた。

終わって、「今日の話はとてもよかったです」と亀井さんに言いました。

合気道の話と過激派へのシンパシー。これはとてもよかった。ぜひ今度、どっかで対談させて下さいと、お願いしました。

そのあと、橘セックス君たちと皆で、居酒屋に行って、お酒を飲みました。

高沢皓司さんと 高沢皓司さんと
  1. 4月22日(火)午前中、原稿。
     昼、新宿で椎野レーニンさんたちと待ち合わせて、町田へ。そこからさらに乗り換えて、2つ目。駅の近くのホテルの会議室をとってある。そこで対談した。『宿命』(新潮社)を書いた高沢皓司さんと。
     これはまさに歴史的対談になった。こっちは一方的に聞いてたんだから、「歴史的インタビュー」だ。
     高沢さんは、ジャーナリストとして北朝鮮に行き「よど号」のことを書き、紹介してきた。高沢さんのおかげで「よど号」の生活の様子、主張も、日本に伝わった。
4/22(火)対談しました 4/22(火)対談しました

又、初めて一水会の人間を北朝鮮に連れて行ってくれたのは高沢さんだ。「第1回一水会訪朝団」は私はビザが下りなかったが、木村三浩氏、見沢知廉氏などはこの時、訪朝した。

ところが、その後、「よど号」グループと高沢さんは対立し、別れる。

リーダー田宮高麿さんの亡くなった後、高沢さんは1冊の本を出した。『宿命』(新潮社)だ。衝撃的な本で、ベストセラーになった。それ以来、高沢氏には会えなかった。僕らは、「よど号グループに近い」と思われたからだろう、もう2度と会うことはないのか。

高沢皓司さんと、晴山さんと 高沢皓司さんと、晴山さんと

でも、なぜ別れたのか。聞いてみたい気がしていた。

そして今年、唐牛健太郎さんの追悼集会で、バッタリ会った。「よかったら、当時のことを話してくれませんか?」と聞いたら、意外にもOKだった。

そして、この日の対談になった。不思議なことが沢山あった。『宿命』は文庫本にもなったし、売れている。とにかく、衝撃的でアッ!と思う話が沢山ある。3時間も話し込んだ。

  1. 4月23日(水)午前中、原稿。
     午後1時から5時。半蔵門の出版社で仕事。
     6時、白金台に行く。「住宅産業研修財団」の理事長・松田妙子さんと会う。
     松田さんは松田竹千代さん(元衆議院議長)の娘さんだ。三島由紀夫とも親交があった。事件後、「ヨコの会」をつくり、藤本敏夫さんらと勉強会をやる。私も参加した。今、松田さんは、80を過ぎてるが、とても元気だ。酒も強い。ごちそうになりました。
  2. 4月24日(木)午前中、原稿。
     午後3時、河合塾コスモ。「現代文要約」。
     5時、「読書ゼミ」。奥平康弘vs木村草太の『未完の憲法』(潮出版社)を読んで、皆と考える。
     午後7時からTOKYO FMの「TIME LIVE」に出る。〈今なぜ、三島由紀夫も嫌った「愛国心」という言葉への疑念〉。30分ほど話しました。パーソナリティはエコノミストの伊藤洋一さん。学生時代、三島の作品はほとんど読んだといいます。凄いです。おかげで、噛み合った話が出来ました。
  3. 4月25日(金)午前中、原稿。
     午後、取材。
     7時、週刊金曜日主催の緊急集会「さらば、独裁者=徹底検証・暴走する安倍政権」を聞きに行く。文京区民センターで。
     超満員だ。ゲストは、北原みのり、辛淑玉、小森陽一、佐高信、鈴木宗男…といった人々。私も挨拶した。
     本も売っている。私もサインさせられました。坂本龍一さんとの対談『愛国者の憂鬱』に。
     終わって、打ち上げに出ました。
  4. 4月26日(土)午前中、原稿。
     午後1時、芝居を見る。結純子さんの独り芝居「わっしょい!」。とてもよかったです。参宮橋で。そこから車で渋谷へ。ユーロスペースでやっている映画「チスル」のトークショー。
     済州島事件を描いた映画だ。凄い。こんな酷い事件だったのかと知りました。金廣志さんたちも見に来ていた。
     終わって、映画会社の人たちと飲みました。
  5. 4月27日(日)午前中、原稿。昼、図書館。そのあと新宿で取材。その後、高円寺に。ポスターを見て、「第6回高円寺びっくり大道芸2014」を見に行く。面白かった。人も大勢出ていた。中国雑伎団が凄かった。駅で、河出書房新社の武田さんに会った。「わざわざ大道芸を見に来たんですか。ヒマですね」と言われた。でも、これは、素晴らしかった。感動しました。

【写真説明】

落成式で挨拶する本間達也さん。4/20(日)

①4月20日(日)福島市。医療法人生愛会生活期総合リハビリテーション医療ケアセンター落成式。挨拶する本間達也さん(生愛会理事長)。

鈴木、本間達也さん、木村三浩氏

②(左から)鈴木、本間達也さん、木村三浩一水会代表。

来賓の先生方と

③本間さんと、来賓の先生方と。福島市長さん、相馬市長さん、国会議員の方々です。

本間さんが作った鉄道模型

④本間さんが作った鉄道模型です。列車も走ります。数年かかって完成したそうです。

東京から行った面々。「生愛会館」の看板の裏がパチンコ

⑤前日から来ていた東京組と。「受付」には、「月刊日本」「レコンキスタ」「伝統と革新」…などが置かれています。こういう 本も、リハビリに役立ちます。

私もパチンコに挑戦しました

⑥「生愛会館」の看板の後ろが、パチンコ台になってます。昔を思い出します。指が覚えてます。私もついつい、熱中してしまいました。

木村氏が寄贈した絵です

⑦病院の中に、立派な絵が飾られてました。「一水会」と出てました。
 あっ、絵の団体の一水会の人が描いたのだな、と思ったら、政治団体・一水会でした。木村三浩氏が外国に行った時に買ってきた絵だそうです。

女子職員に見送られて…

⑧生愛会は職員が200人。帰る時、若手の女子職員たちが見送ってくれました。

三春の「滝桜」です

⑨夕方、生愛会の落成式が終わり、福島の友人と会い、そのあと、三春に行きました。「日本三大桜」の一つです。樹齢1000年です。有名な「滝桜」の前には、カメラがズラリと並んでました。

樹齢1000年。「日本三大桜」の一つです

⑩下から見たり、山に登って上から見たり。楽しみました。

「バロン」で。4/19(土)横山さん、植垣さんと

⑪福島に行く前日ですね。4月19日(土)夜7時から、静岡市のスナック「バロン」で。「連合赤軍事件を語る歌とトークの夕べ」ですよ。
 (左から)『三島由紀夫が来た夏』の著者・横山郁代さん。
 三島は毎年夏に下田に来て、横山さんの店(お菓子屋さん)に必ず来て、マドレーヌを買っていたそうです。その頃の三島との「交遊」を書いてます。今は、歌手です。
 隣は植垣康博さん。元連合赤軍兵士で、27年間、刑務所に入りました。今は、スナック「バロン」のマスターです。33才年下の奥さんと小学生の息子さんがいます。

植垣康博さんとトーク

⑫植垣さんと私のトークです。植垣さんの新しい本がもうすぐ出るそうです。楽しみです。

歌う横山郁代さん

⑬歌う横山郁代さんです。

お酒を飲みながら聞いてます

⑭お店は結構広いです。右がカウンター。左手はボックス席。後ろも方もそうです。

この人も蛇の指輪です

⑮あらあら、静岡にもいるんですね。蛇の指輪をしてる人が。去年は「ヘビ年」でしたから、その影響でしょうか。そのうち、本物の蛇を首に巻いてるのが流行ったりして…。怖いですね。

講演する亀井静香さん。4/21(月)

⑯4月21日(月)中野サンプラザ。亀井静香さんの講演を聞きました。「真相JAPAN」の特別講演会です。

亀井静香さんと

⑰亀井静香さんと。

橘匠さんと

⑱主催者の1人、橘匠さんと。橘さんは、顔は私はハードボイルドですが、女性には優しくて、言葉が「匠(たくみ)」なんです。それで、「バツ2.5」です。偉いです。

牧田龍さんと

⑲牧田龍さんが受付をやってました。お父さんは有名な牧田吉明氏です。過激な学生運動の中でも名前が轟いてました。
 爆弾作りが上手くて、「爆弾魔」と言われてました。「牧田吉明を襲名したら」と言ってる人もいました。

高沢皓司さんと

⑳高沢皓司さんと。高沢さんは『宿命=「よど号」と亡命者たちの秘密工作』(新潮社)を書いた人です。ともかく衝撃的な本です。〈歴史〉を知る人です。
 町田の近くのホテルでじっくりと話を聞きました。4月22日(火)です。

4/22(火)対談しました

㉑3時間以上、話し込みました。意外な話、衝撃的な話の連続で、時間を忘れて聞きました。

高沢皓司さんと、晴山さんと

㉒対談が終わって、高沢皓司さんと。「連赤っぽい美女」と評判の晴山さんも一緒に。

叔母さんの告別式。4/19(土)

㉓私の叔母さん(母の妹)が今年4月に亡くなりました。99才でした。「白寿」です。
 4月19日(土)、午後1時より、告別式がありました。品川区中延のご自宅で。そこが法華眞宗の宗務局になっています。

去年会った時は元気でした

㉔去年の1月3日、叔母さんに会った時です。とても元気でした。

叔母さんの長男。私の従兄弟です

㉕叔母さんの長男・神谷信行さんと。私の従兄弟です。
 高校生の時、上京した私を落語に連れて行ってくれました。生まれて初めて寄席に行きました。おかげで落語に興味を持ち、「円朝全集」も読んだし。
 今回は岩波の『円朝全集』にも、原稿を頼まれて「月報」に書きました。それで、「月報」を信行さんにあげました。

中央は兄貴。あとは、従姉妹です

㉖中央は兄。仙台から来ました。左は函館から来た従兄弟の上谷俊夫さん。右は、郡山の従姉妹です。

郡山の従姉妹の4姉妹です

㉗郡山の従姉妹です。4姉妹です。大学の時は、仙台に帰省する時、郡山で降りて、よく寄りました。

会津坂下(母の実家)で。左は4姉妹です

㉘母の実家(広田家)の会津坂下の家で撮った写真です。80年前です。昔ですね。左は、広田家の「4姉妹」です。

(右)が私の母。その上は、私の父親

㉙4姉妹の部分をアップにしてみました。(右から)長女(西山の伯母さん)。次女(函館の伯母さん)。3女(私の母親です。
 赤ん坊は私の姉です。今、札幌にいます)。後ろの列の中央が4女です。神谷幸さん。今年4月に亡くなった叔母さんです。99才でした。白寿でした。
 そして、その左隣が私の父親です。税務署に勤めてました。

【お知らせ】

  1. 5月13日(火)午後7時から、大阪ロフトに出ます。初めてです。部落解放同盟大阪府連池田支部代表のみなみあめん坊さんとトークです。
     みなみさんは本も沢山書いてます。久しぶりです。以前、池田支部に呼んでもらい講演したこともあります。
     この日のテーマは、「タブーの側からタブーを斬る!」。解放同盟そして右翼。怖いイメージがある。その中で、今の言論抑圧された社会をどう思うのか。ヘイトスピーチ、民族排外主義とどう闘うのか。大いに語りたいと思います。
  2. 5月15日(木)7時。一水会フォーラムホテルサンルート高田馬場。藤和彦さん(世界平和研究所研究主任)で、「今こそ日露エネルギー同盟を締結せよ」です。
5/20(火)伊東秀子さんとトーク 5/20(火)伊東秀子さんとトーク
  1. 5月20日(火)午後6時。札幌時計台ホール。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストは伊東秀子さん(弁護士)で、「冤罪と秘密保護法」です。
     なお、7月15日(火)は合田一道さん(作家)。9月9日(火)は高遠菜穂子さんの予定です。高遠さんも出演している映画「ファルージャ=イラク戦争日本人人質事件…そして=」は、札幌では4月5日から上映です。
     又、10月21日(火)の時計台シンポジウムのゲストは上祐史浩さんが決まりました。
  2. 5月23日(金)シンポジウム「小沢一郎ならどうする—日本の外交と経済」。午後6時より、豊島公会堂。小沢一郎さん、植草一秀さんが出演。
  3. 5月24日(土)劇団「再生」の高木尋士氏とトークをします。APOCシアター(小田急線千歳船橋駅徒歩1分)で。「スーザンナ・マルガレータ・ブラント」の上演(午後7時)の前に行います。テーマは、〈鈴木邦男が芸術を語る〉
     なお、演劇は5月23日(金)〜25日(土)まで行われます。
  4. 5月25日(日)「飛松塾in姫路」
     飛松五男さん、植垣康博さん、鈴木邦男。
     東京では、「マガ9学校」があります。午後1時半から。新宿NPO協働推進センターで。「集団的自衛権と自衛隊」。講師は伊勢崎賢治さん、柳沢協二さん。
6/22(日)豊橋市民文化会館で講演 6/22(日)豊橋 市民文化会館で講演
  1. 6月22日(日)午後2時から、「浜岡原発の危険性を考える会」で講演します。三上湖西市長との対談もあります。会場は豊橋文化会館リハーサル室。
  2. 6月23日(月)秋葉原アトリエACT&B。読書劇「二十歳の原点」(劇団「再生」)の午後7時30分の回の前に、プレトークをします。高木尋士さんと私です。テーマは〈学生運動を知っていますか?〉。なお演劇は6月23日(月)と24日(火)の2日間あります。
  3. 6月24日(火)午後2時から。「飛松塾in姫路」。ゲストに上祐史浩さん、鈴木邦男を迎えて、飛松五男さんが熱く語ります。
  4. 7月15日(火)「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。合田一道さん(作家)がゲスト。
  5. 8月2日(土)午後1時、阿佐ヶ谷ロフト。毎年恒例の「生誕祭」です。