2014/11/10 鈴木邦男

デモ、シュプレヒコール、文化放送。そして「日本鬼子」

①立場、国籍、左右を超えて…

ヘイトスピーチ反対デモ。11/2(日)
ヘイトスピーチ反対デモ。11/2(日)
2時間歩きました 2時間歩きました

疲れました。ヘトヘトでした。久しぶりのデモでしたし。11月2日(日)です。

去年よりもキツかったですね。2時間も歩きました。

でも大勢の人が集まり、「ヘイトスピーチ反対!」「差別を許すな!」の声をあげました。

政治的立場を超え、左右を超えて集まったのです。国籍も超えてました。

有田芳生さんと 有田芳生さんと

「のりこえネット」の辛淑玉さんがいます。日本共産党の小池晃さんがいます。民主党の有田芳生さんがいます。作家の池田香代子さん、安田浩一さんがいます。さらに、山口祐二郎氏や右派の人もいます。

長い長いデモでした。

2日(日)12時に新宿中央公園集合。12時半、デモが出発。事前に配られた案内を見たら、

池田香代子さんと 池田香代子さんと
〈12時半デモ出発(2時間から3時間)〉

と、「所要時間」も書かれていた。

「えっ、デモって1時間くらいじゃないの」と驚いていた人も多かったですね。

「じゃ、キツそうだな」と、ビビった人もいたようです。私もそうでした。それに、どうも雨が降りそうだし…。

ということで、12時に集合した時点では、去年より少ない感じでした。

安田浩一さんと 安田浩一さんと

でも、12時半、デモが出発する頃になると、人がどんどん増えてきました。去年よりも多かったかもしれません。

マスコミの取材陣も多かったです。私も歩きながら、何社かの取材を受けました。

こうして市民サイドのデモや、集会があるし、又、国会でも有田さんたちが頑張っている。

他にも、反ヘイトの行動が行われているし、確実に効果を上げている。そんな実感を持った。疲れたとか、足が痛いなんて言ってられない。

「可愛(かわ)チョゴリ」の女性たちと 「可愛(かわ)チョゴリ」の女性たちと

隣りにいたオッちゃんは、「学生の時は、スクラムを組んで走ってデモをした」と言う。あっ、ジクザグデモですね。「それに、機動隊には殴られるし。それに比べたら、この位、歩くだけは、どうということもない」と。元気ですね。

池田香代子さんは、「今回は、カワ・チョゴリの人たちが多いでしょう。お披露目ですよ」と言う。

ほう、皮で作ったチョゴリですか。珍しい。と思ったら、「皮」じゃなくて、「可愛い」の「可愛」だという。「可愛チョゴリ」なんだ。

凄いシャツですね 凄いシャツですね

なんでも、カラフルで、布地も違って、かなり大胆で、ユニークなんだ。

何人かを見かけて話を聞いた。皆、楽しそうだ。そして一緒に写真を撮った。

「在特会粉砕」なんて書かれたTシャツを着てた人も何人かいた。凄い。勇気がある。

「どこで買ったの?」「これは売ってませんよ。自分で作ったんです」。

凄いね。自分でTシャツも作れるんだ。

②デモの前日、本の街で「平和を考える」トーク

辛淑玉さんと 辛淑玉さんと

辛淑玉さんは、「やあ、来てくれたのね。右翼は律儀なんだ!」と誉められた。

そして、いきなり抱きつかれた。ビックリした。とっさに腕を取って投げようとしたら、「何してんの?」「あっ、すみません。柔道のくせで…」。

「ダメねえ。でも、きのうはどうもありがとう」と言われた。

そうだ。前日も一緒だった。11月1日(土)、午後4時から神保町でトークをしたのだ。佐高信さん、辛淑玉さん、私で。

ロボコップみたいです ロボコップみたいです

今、本屋では排外主義的な本ばかりが溢れている。その中で、平和を考えるブックフェアが行われ、その一環として3人のトークイベントだった。

「左・右・在日」のバトルロイヤルですね、と言う人もいたが、3人は仲がいい。

今の「戦争を辞さず」といった排外主義、右傾化の中で、勇気をもって、平和を考える声をあげていこうという試みだ。三人三様の立場から自由に語り合った。

会場は超満員。あまり宣伝はしてないのに、こんなにも集まったのだ。

佐高信さんは、最近も対談した。そうだ。10月3日(金)、鶴岡でやったんだ。高教組の主催で。その時の話から始まった。

そして安倍政権への批判、憲法問題へと話は進む。

この日は、「平和を考えるブックフェア」だ。金曜日、現代書館、彩流社など、私の本を出してる出版社も本を売っていた。

神田でトーク。辛さん、佐高さんと 神田でトーク。辛さん、佐高さんと

だから、終わってからサイン会。『いま語らねばならない戦前史の真相』にも初めてサインしました。ありがとうございました。

終わって、辛さん、佐高さんと3人で打ち上げ。かと思ったら、2人とも「仕事があるから」とサッサと帰った。「鈴木さんと違って、ヒマじゃないから」と佐高さん。

じゃ、神田ブックフェアでも見て、下の広場でやっている「カレーフェスティバル」にでも行こうかと思っていたら、ハッと、ひらめいた。JR東労組の二次会がまだやってる、と。

会場は満員でした 会場は満員でした

実はこの日(11月1日)は午後1時から日比谷公会堂に行っていたのだ。〈平和運動への弾圧を許さない!美世志会とともにJR東労組の強化を目指す11.1大集会〉だ。

満員だった。「冤罪・浦和電車区事件」の不当弾圧に対し、皆で、シュプレヒコール。私もやりました。そして、闘う労組員の報告を聞いていました。

3時過ぎに中座して、神田へ。〈“戦争前夜。本の街で平和を考える”〉。そこで辛淑玉さん、佐高信さんと4時から5時まで熱い討論を交わしたのです。

それからサイン会 それからサイン会

そして終わって、JR東労組のことを思い出したんです。

中座したけど、5時過ぎから二次会をやると言ってた。そこで携帯で電話したら、「今、始まったとこですので、ぜひ来て下さい」と言う。

急いで行きました。銀座のニュートウキョウだ。桜井昌司さん、浅野健一さん、佐々木愛さん…などとお話しました。

「じゃ、鈴木さんからも一言」と言われたので挨拶しました。

11/1 JR東労組支援集会
11/1 JR東労組支援集会
シュプレヒコール!
シュプレヒコール!
JR東労組の打ち上げ会で挨拶 JR東労組の打ち上げ会で挨拶

今は、全体が現状に屈服し、マスコミも労組も闘わない。闘っているのは唯一、JR東労組とJR総連だけだ。頑張ってほしいと言いました。

だから、11月1日(土)はJR東労組の集会。本の街で「平和を考える」トーク。

翌、11月2日(日)は「反ヘイトスピーチ」のデモに出て、2時間も歩いた。

11月3日(月)は、元NHKの川崎泰資さんと、「安倍政権の1年を総括する」対談。

佐々木愛さんと 佐々木愛さんと

4日(火)は、文化放送に出て、大竹まことさん、眞鍋かをりさんと、トーク。『いま語らねばならない戦前史の真相』と反ヘイトスピーチについて話した。

5日(水)は、ネイキッドロフトで、衝撃の映画『日本鬼子(リーベンクイズ)』について、松井稔監督、原一男さんとトークした。

さらに週末には西宮に行ったり、写真展、従軍慰安婦問題の集会…と、忙しい。

それに11月は1年で一番忙しい月だ。11月25日の三島由紀夫、森田必勝両氏の決起・自決を慰霊・顕彰し、考える集会がある。25日前後に全国でやられている。

又、飛松塾もあるし、奈良での講演会もあり、忙しい。さらに、いくつかの本の出版も進んでいる。

③「12.14紀伊国屋ホール」のポスターがもう貼られてた

紀伊国屋ホールでトーク。12/14 紀伊国屋ホールでトーク。12/14

あっ、そうだ。重大な報告があったんだ。

11月2日(日)、2時間デモをして、ヘトヘトになって、そのあと、本屋に行った。阿川佐和子さんの『叱られる力』(文春新書)を買った。

4日(火)は文化放送に出るし、きっと阿川さんと会う。その前に本を読んでおこうと思ったのだ。(でも、火曜日は阿川さんではなかった)。

それで本を持ってレジに並んでたら、やはりデモ帰りの有田芳生さんにバッタリ。「あれっ、何買ったの?」と覗き込まれて怪訝な顔をされた。

『いま語らねばならない戦前史の真相』 『いま語らねばならない戦前史の真相』

説明するのも面倒なので、「はい、私はいつも叱られてるんで…」と言いました。

そのあと、上に行こうとエレベーターに乗ったんですが、横の壁を見てビックリ。驚愕の一瞬でした。

だって、デカデカと貼ってあったんですよ。早々と、12月14日(日)の私たちの講演会のポスターが。

〈第252回 新宿セミナー
『いま語らねばならない戦前史の真相』(現代書館)刊行記念
孫崎享×鈴木邦男×岩上安身
2014—2015 ニッポンの分かれ道〉
本のチラシです 本のチラシです

そして、3人の写真が出ている。ビックリした。もうポスターが出ている。まだ、チケットは売ってないのに。

〈11月5日(水)より、チケット発売。電話予約開始〉

と書かれている。料金は1500円。電話予約は、紀伊国屋ホール。03(3354)0141

じゃ、ついでに、このポスターの文章も紹介しよう。

『映画芸術』(2014年秋号) 『映画芸術』(2014年秋号)
〈2014年12月、安倍政権発足から2年目を迎えるこの年末は、戦後日本の大きな曲がり角となりました。国民の懸念の中、特定秘密保護法が施行され、消費税増税も控えています。さらに来年2015年は、原発の本格再稼働と、TPP参加協議の進展が政治日程に上り、憲法を書き換えようとする動きも加速する年になります。わずかな期間に、戦後日本の前提が次々と消されつつある今、日本人はどこに行こうとしているのか?タブーを恐れぬ3人の論客が徹底的に論じます!〉

そして紀伊国屋の新刊書コーナーには、この本が平積みにされていた。

眞鍋かをりさん、大竹まことさんと 眞鍋かをりさん、大竹まことさんと

他の書店でもそうらしい。評判になっている。売れてる。ありがたい。

今まで出した本の中では、一番だろう。孫崎享さんの力だ。現代書館の力だ。本当にありがとうございました。

11月4日(火)の文化放送でも、この本の話が中心でした。

現代書館で作ってくれたチラシがいいですね。大竹さん、眞鍋さんにも見せました。

寺ちゃんと 寺ちゃんと
〈「冷静な愛国心」が「狂気の愛国心」の前で立ちすくむ今、〈戦前〉を再解釈!〉

まさに今は、「狂気の愛国心」ですね。私もかつては、その中にいました。

しかし、考えは同じですが、〈狂気〉は取れたと思います。

④文化放送で、「愛国」と「プロレス」について

足利学校
足利学校
茅葺き屋根がいいですね 茅葺き屋根がいいですね

それは、自分を客観視出来るようになったし、〈言論〉の力を思い知ったからです。

「プロレスやお笑いを見ることで、自分の狂気が取れた」と先週のブログには書いてましたね、と言われて、その話もしました。

眞鍋さんは、プロレス好きなんだそうです。「今のプロレス」を見に行ってます。

私は力道山、馬場、猪木、タイガーマスク、前田、高田…と、長い間プロレスを見てきました。

中国の古典です 中国の古典です

その中で、「狭いナショナリズム」を超える国際性。そして心の余裕、寛容さを学んだと思います。

簡単に言えば、「いいものはいい」、「それは国家の枠を超える」ということです。

今でもはっきりと思い出すことがある。全日本プロレスの試合だ。馬場・鶴田vsザ・ファンクスの試合だった。

ドリーファンクjr、テリーファンクの兄弟(ザ・ファンクス)は、もの凄く人気があった。強くて、個性的で、人気のある外人レスラーをどんどん呼んだ。新日も全日も。

樹齢500年のイチョウの木です 樹齢500年のイチョウの木です

特にこのザ・ファンクスは人気が高い。日本人レスラー以上に人気がある。

その証拠に、全日のトップ、馬場・鶴田よりも声援が多いのだ。

そして何と、馬場・鶴田がリングに上がると、ブーイングなのだ。

「何だ、これは」と馬場・鶴田も戸惑っていた。

プロレスは「小さな愛国心」など軽々と超えるんだ、と思った。今なら、「反日だ」「非国民だ」と言われるだろう。

でも、これはいいことかもしれない。何でもかんでも所属する〈国〉を意識する、というのが異常なんだろう。

足利尊氏の像 足利尊氏の像

こうしたプロレスが、もし戦前でも熱狂的にやられていたら、日米戦争はなかっただろう。と私は「アエラ」の書評で書いた。

全てを〈国〉単位でやり、何かあると〈国〉を意識するのはおかしい。〈愛国心〉は必要だろうが、それを超えるものを個々人が持っていないと危ない。

今言ったように「プロレス好き」とか、あるいは映画好き、アニメ好き、音楽好きでもいい。国を超える「趣味」や「仕事」を持ってる人は、国境を越える。そして日本を「客観視」出来る。そう思った。「狂気の愛国心」の前で立ちすくんでいてはいけない。

鑁阿寺 鑁阿寺

「そうです。こういう時だからこそ、この映画を1人でも多くの人に見てもらいたいです」と言っていた。この映画のDVDを発売する会社も。そして、松井さんも、原さんも。

文化放送の次の日だ。11月5日(水)だ。ネイキッドロフトだ。

果たして、人が集まるのかな、と正直不安だった。

だって元皇軍兵士が自らの戦争犯罪を懺悔する映画だ。14年前に作られ、今年11月にDVDになった。

「なんで反日映画を出すんだ!」という抗議も随分と来てるという。

クラシックな喫茶店で クラシックな喫茶店で

でも、見てから、判断してほしい。辛いけど、暗いけど、でも、忘れてはならないことだ。でも今の時代、人が来ないだろう。と思っていた。

ところが超満員だった。今の「右傾化」「ネトウヨ化」した日本に不安を感じる人が多いのだろう。

映画を撮った松井監督とは私は、14年前に対談し、それが映画のパンフレットに載っている。今回のDVDの中にも入っている。

本当に衝撃を受けた。そして、松井監督の勇気とストイシズムに打たれた。

松井監督は、元全共闘だ。でも、日本の戦争犯罪を告発するんだから、何でもやろうという気はない。非常に厳しく取材する。

「他人の話はしないでくれ」「自分がやったことだけを正直に語ってくれ」と言う。

それに、〈カメラを向けると誰もが演技する〉と言う。映画を撮る側の厳しさを持っている。

その点が、朝日新聞の〈吉田証言〉の扱いとは違う。そんな話もした。

暗く、衝撃的な映画だ。しかし眼を逸らしてはならない。勇気を持って、元皇軍兵士の話を聞き、その上で、日本の戦争を検証し、これからの日本のことを考えるべきだろう。

【だいありー】

ネイキッドロフト。11/5(水)
ネイキッドロフト。11/5(水)
川崎泰資さんと 川崎泰資さんと
  1. 11月3日(月)午前中、原稿。
     午後3時、高田馬場。喫茶店「ミヤマ」の会議室。月刊『マスコミ市民』の対談。
     元NHK記者で、現在、椙山女学園理事の川崎泰資さんと対談。「安倍政権の今年一年」をめぐって。
     夜、市民団体の打ち合わせ会。
原さん、松井さん、鈴木 原さん、松井さん、鈴木
  1. 11月4日(火)午前中、原稿。
     午後から文化放送へ。「大竹まことのゴールデンラジオ」に出るので、2時から打ち合わせ。
     2時25分から本番。大竹まことさん、眞鍋かをりさんと3人。2日前の新宿で行われた「反ヘイトスピーチデモ」に出た話。孫崎さんとの共著『いま語らねばならない戦前史の真相』(現代書館)の話がメインでした。
満員でした 満員でした

終わって、貿易センタービルの本屋へ行く。前に文化放送に出てた時は、いつもここに寄っていた。『戦前史の真相』が平積みされていた。ありがたいです。

  1. 11月5日(水)午前中、原稿。
     昼、図書館。
     7時、ネイキッドロフト。14年前に上映された映画『日本鬼子(リーベンクイズ)』がDVDになった。それを記念してのトーク。
粕谷一希さんを偲ぶ集い。10/31 粕谷一希さんを偲ぶ集い。10/31
〈「日本鬼子」が歪んだ今の日本に投げかける疑問符と怒り〉

『日本鬼子』の監督・松井稔さん。「ゆきゆきて神軍」の監督の原一男さん、そして私。司会は弓家保則さん。満員でした。

凄まじい映画です。一部分、「予告編」として上映しました。

そのあと、3人でトーク。「右傾化と言われる今こそ上映すべきだ!」という声が多かったです。

これからも、いろんな所で上映し、トークしていくそうです。大きな問題提起になるでしょう。

粕谷さんの著書が… 粕谷さんの著書が…
  1. 11月6日(木)午前中、上野の森美術館。北斎を見ました。もの凄い人でした。入るのに時間がかかるし、中に入っても、進みません。でも、感動的でした。
     午後から河合塾コスモ。自習室で勉強し、3時、「現代文要約」。
     5時、「読書ゼミ」。今週は私が選んだ本で。
     保坂正康『後世に残したい 昭和史の名著と人物』(山川出版社)を読みました。これは実にいい本で、よくまとまってます。このまま学校の教科書にしたらいいのに。山川出版社は教科書も作っているから、ちょうどいいでしょう。
佐々淳行さんと 佐々淳行さんと
  1. 11月7日(金)午前中、原稿。
     午後、雑誌の対談。
  2. 11月8日(土)午前9時20分東京発の新幹線に乗る。新大阪11時53分。
     飛松さんたちが出迎えてくれました。それから食事をして、西宮へ。西宮ゼミを聞きに行ったのです。
     「浅野健一ゼミin西宮」で、ゲストは矢谷暢一郎さん(ニューヨーク州立大学教授)。この日、そして翌日の同志社での講演会のためにニューヨークから来日したそうです。勉強になりました。打ち上げにも出て、最終の新幹線で帰りました。
粕谷さんのお孫さんのダンス 粕谷さんのお孫さんのダンス
  1. 11月9日(日)午前11時、新宿。岡田敦写真展「MOTHER」を見に行く。新宿BEAM JAPAN 6F。
     2月の札幌時計台では、この岡田さんがゲストだ。人間が生まれてくる瞬間を撮った写真で、柏艪舎から写真集が発売され、話題を呼んでいる。
     素晴らしい写真展だった。岡田さんや柏艪舎の可知さんたちと会いました。
     午後1時から市ヶ谷の私学会館へ。〈デジタル記念館 慰安婦問題とアジア女性基金〉出版記念会。この問題に関わった人たちが沢山来てました。下村満子さん、和田春樹さんたちに会いました。

【写真説明】

ヘイトスピーチ反対デモ。11/2(日)

①「東京大行進2014 TOKYO NO HATE—差別のない世界を子どもたちへ」。11月2日(日)12時。新宿中央公園水の広場集合。12時半、パレード出発。

2時間歩きました

②2時間、歩きました。沢山の人が参加しました。

辛淑玉さんと

③辛淑玉さんと。「昨日もありがとう。さすが右翼は律儀だね」と言われました。

有田芳生さんと

④有田芳生さんと。この前、松元ヒロさんのライブでも会いましたね。

池田香代子さんと

⑤池田香代子さん(作家)と。

安田浩一さんと

⑥安田浩一さんと。「あれっ、鈴木さん、タバコ吸うの?」と池田さんに言われました。
 「喫煙コーナー」で安田さんと話していたからです。「安田さんがいるよ」と言われて、ここに来ただけですよ。「喫煙コーナー」だったのか。じゃ、吸わなくちゃ、と吸いました。

ロボコップみたいです

⑦変わった格好した人がいました。ロボコップみたいですね。それに旭日旗なんでしょうが、カラフルです。変わってます。左右両翼から攻撃されそうですね。

「可愛(かわ)チョゴリ」の女性たちと

⑧可愛い系のチョゴリなんだそうです。何人もいました。

凄いシャツですね

⑨「在特会粉砕」と書いてるTシャツです。自分で作ったそうです。他にも同じようなTシャツを着てる人がいました。
 勇気がありますね。私なんて臆病だからとてもこんな勇気はありません。

紀伊国屋ホールでトーク。12/14

⑩デモが終わってから、紀伊国屋書店に寄ったら、バッタリと有田芳生さんに会いました。
 又、エレベーターの所には、孫崎さん、岩上さん、私の講演会のポスターが貼ってありました。ビックリしました。12月14日(日)の午後2時。紀伊国屋ホールです。

『いま語らねばならない戦前史の真相』

⑪この本の出版記念トークです。紀伊国屋ホールは。孫崎享さんとの『いま語らねばならない戦前史の真相』(現代書館)の出版トークで、孫崎享さん、岩上安身さん、私の3人で話します。

本のチラシです

⑫これが本のチラシです。トップのコピーがいいですね。
〈「冷静な愛国心」が「狂気の愛国心」の前で立ちすくむ今、〈戦前〉を再解釈!〉

眞鍋かをりさん、大竹まことさんと

⑬この本について話し合いました。11月4日(火)、文化放送です。大竹まことさんの番組で。
 眞鍋かをりさんが本を持ってます。眞鍋さんは横浜国立大学卒なんですね。「学生運動の盛んな大学でしたね」と言ったら、「私の時はもう、ほとんどなくて。でも、ヘルメットを被ってる人が5人いました」。

寺ちゃんと

⑭寺ちゃんと。数年前、「夕やけ寺ちゃん活動中」で、私は寺ちゃんとご一緒しました。孫崎享さんもそこに来てくれて、知り合いました。だから、『戦前史の真相』は文化放送から生まれたようなものです。
 寺ちゃんは今は、朝の番組になりました。「朝早いので、2時に起きて、3時には文化放送に来てる」と言います。大変ですね。私は2時まで起きてることはあっても、2時に起きることはないですね。

ネイキッドロフト。11/5(水)

⑮翌、11月5日(水)は午後7時から、ネイキッドロフトでした。14年前に公開された衝撃の映画『リーベンクイズ(日本鬼子)』のDVDが出ました。それを記念したイベントです。
〈「日本鬼子」が歪んだ今の日本に投げかける疑問符と怒り〉がテーマです。
(左から)司会の弓家保則さん。原一男監督。『日本鬼子』の監督の松井稔さん。鈴木。

原さん、松井さん、鈴木

⑯松井さん(中央)は元全共闘。反体制だから、いつもゲタをはいてます。この日もそうでした。原さんも、お付き合いで、この日はサンダルでした。

満員でした

⑰ネイキッドロフトは満員でした。

粕谷一希さんを偲ぶ集い。10/31

⑱10月31日(金)「粕谷一希さんを偲ぶ集い」。粕谷さんは元『中央公論』編集長。その後、『東京人』を創刊。
 私は1960年の「風流夢譚」事件について、長時間、話を聞きました。『論座』に載りました。その後、『東京人』でも何回か書かせてもらいました。とてもお世話になりました。

粕谷さんの著書が…

⑲粕谷さんの著書です。まだ少ししか読んでません。全部読んでみたいです。

佐々淳行さんと

⑳大学の同級で、「土曜会」にいた佐々淳行さんがトップで挨拶してました。「土曜会」は、東大で共産主義と闘う学生の組織です。その当時の話。「風流夢譚」事件について話してました。「実は、私も粕谷さんにその話を聞いたんです」と佐々さんに言いました。

粕谷さんのお孫さんのダンス

㉑粕谷さんのお孫さんのタップダンスも披露されました。

『映画芸術』(2014年秋号)

㉒発売中の『映画芸術』(2014年秋号)。特集が「脚本家 笠原和夫の軌跡」。私も映画「2.26」について書きました。

川崎泰資さんと

㉓11月3日(月)3時。月刊『マスコミ市民』の対談。元NHK記者の川崎泰資さんと話しました。〈安倍政権のこの1年について〉。

足利学校

㉔「日本最古の学校」として有名な足利学校です。前からぜひ行ってみたいと思ってました。10月30日(木)に行ってきました。地元の人たち、それに市でやっている、ボランティアのガイドさんの案内付きです。

茅葺き屋根がいいですね

㉕茅葺き屋根がいいですね。ここで学習したんです。

中国の古典です

㉖当時のテキストですね。中国の古典を学んだんです。

樹齢500年のイチョウの木です

㉗樹齢500年だそうです。イチョウの木です。日本の歴史をずっと見て来たんですね。

足利尊氏の像

㉘足利尊氏の像。NHKの大河ドラマで足利尊氏が主人公に取り上げられたのは平成になってからです。昭和では難しかったらしいです。〈朝敵〉と言われてましたから。笠原さん脚本の映画「2.26」も平成になって撮られました。昭和では描けなかった「2.26」を作るという意欲作でした。

鑁阿寺

㉙有名な鑁阿寺(ばんなじ)です。

クラシックな喫茶店で

㉚足利学校のそばには、クラシックな、落ち着いた喫茶店がありました。絵もいいし、横には大きな柱時計が置いてありました。『太平記』を又、読んでみようと思いました。

11/1 JR東労組支援集会

㉛11月1日(土)、日比谷公会堂です。「冤罪・浦和電車区事件」の弾圧に抗議する集会です。JR東労組主催です。逮捕された7人が、挨拶しています。

シュプレヒコール!

㉜「弾圧を許さないぞ!」と力強いシュプレヒコールです。日比谷公会堂は満員です。それに、若い人が多いのには驚きでした。私もやりました。久しぶりのシュプレヒコールです。

神田でトーク。辛さん、佐高さんと

㉝この日、11月1日(土)は、途中で抜けて、午後4時から神保町へ。平和を考える出版社の集まりで、トークしました。辛淑玉さん、佐高信さんと。

会場は満員でした

㉞満員でした。活発な質問も出ました。

それからサイン会

㉟それから、サイン会です。

JR東労組の打ち上げ会で挨拶

㊱そのあと、又、JR東労組に戻りました。銀座でやっている二次会です。私も挨拶しました。

佐々木愛さんと

㊲女優の佐々木愛さんと。「鈴木さんも秋田出身なんだって?」と言われました。はい。幼稚園と小学1年が横手市。2、3年が秋田市。4〜6年と中学1、2年が湯沢市です、と言いました。佐々木さんも故郷は秋田だそうで、秋田の話になりました。

【お知らせ】

  1. 11月15日(土)午後7時。江東区文化センター。民族革新会議『機関誌』創刊記念。『真姿日本を創成する会』講演会。犬塚博英氏(民族革新会議議長)の基調講演。そしてパネルディスカッションがあります。パネラーは、大原康男氏、藤井厳喜氏、山田恵久氏、犬塚博英氏です。ぜひご参加下さい。
     右翼・民族派の主目標は「日本の真姿回復・憲法改正」です。ところが、「今の憲法のままでもいい」と言う人もいます。困ったことです。そうした邪説を払い、きちんと民族派の主張を堂々と発表しなくてはなりません。そういう主旨で行われるようです。これは大賛成です。私も賛同人になりたいほどです。ぜひ多くの人が聞きに行って下さい。
  1. 11月16日(日)森田必勝氏の地元・四日市で映画とトークの集い。午後6時開場・午後6時30分開演。四日市文化会館で、「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」(若松孝二監督)の上映。その後、森田治さん(必勝氏のお兄さん)と鈴木邦男のトークがあります。飛松五男さんも参加されるそうです。
  2. 11月18日(火)午後2時、飛松塾。講師は、河野義行さんの予定です。姫路市・じばさんビル9Fです。
     申し込みは、
    飛松五男 079(297)2096か
    岩井正和 080(5702)8405
  1. 11月19日(水)奈良市で講演します。
  2. 11月24日(月)野分祭(三島由紀夫・森田必勝両烈士顕彰祭)。午後2時より。ホテルサンルート高田馬場で。
  3. 11月25日(火)憂国忌。午後6時、星陵会館2階大ホール。
  4. 12月6日(土)盛岡で佐高信さんと講演します。
  5. 12 月14日(日)午後2時、新宿紀伊国屋ホール。『いま語らねばならない 戦前史の真相』の出版記念トークです。孫崎享さん、私、岩上安身さんの3人のトークです。参加料金1500円。11月5日からチケット発売。予約開始。紀伊国屋ホールへ。TEL 03(3354)0141
  6. 1月20日(火)札幌時計台シンポジウム。ゲストは逢坂誠二さんで、「北海道のこれからを考える」。
  7. 2月3日(火)札幌時計台シンポジウム。ゲストは岡田敦さん(写真家)。テーマは「表現とは何か。猥褻とは何か?」。