2014/11/17 鈴木邦男

孫崎さんに教えられた、「冷静な愛国心」

①「時代の空気」に負けない人がいた

『慰安婦問題とアジア女性基金』出版記念会 『慰安婦問題とアジア女性基金』出版記念会

スローガン、標語、威勢のいい言葉…。そんなもので現実が変わることがある。

一つ一つは、フィクションなのだが、集合体になると、「時代の空気」になる。

そして、フィクションがリアリティを変える。ヘイトスピーチやヘイト本の氾濫だって、そうかもしれない。

憎悪は憎悪を呼び、「時代の空気」になり、〈国策〉にもなる。

日露戦争の時、小村寿太郎は命懸けで講和をまとめた。国内では「勝った!」「勝った!」と戦勝気分で、提灯行列だ。

ところが、大勝利のはずなのに領土も取れない。莫大な賠償金も取れない。

挨拶する村山富市さん 挨拶する村山富市さん

「だったら戦争を続けろ!」「小村は腰抜けだ!」「売国奴だ!」と全国で怒りの声が上がった。日比谷暴動事件まで起こった。

しかし、政治家や軍人は知っていた。これは「大勝利」ではないし、本当に「勝利」だったかも怪しいと。

アメリカの仲介もあり、「勝利」の体裁を取った。今、まとめるしかない。

「大勝利なのに何だ!」と、新聞に煽られた国民に何と批判されてもいい。たとえ「売国奴」と罵られ、殺されようとも構わない。

小村はそう覚悟した。歴史に長く、「売国奴」と書かれてもいい。殺されてもいい。そう思った。

「売国奴」になる覚悟を持った人間だけが、本当の「愛国者」なのだ。

挨拶する石原信雄さん 挨拶する石原信雄さん

あの時、「時代の空気」の中で、小村が「愛国者」になろうとしたら、日本はどうなっていたか。戦争を続けていたらどうなったのか。仲介に入る国をも相手に戦ったか。世界を相手に戦ったか。

スローガンや標語や「時代の空気」だけで突き進んだら、亡国の道しかない。

敢えて講和を結び、国民皆が反対した。帰国の時は誰も迎えないかもしれない。

しかし、自分だけは温かく迎えようと、伊藤博文は言った。

政治家や外交官、軍人の中では、分かっていた人が多かった。今、講和するしかないと。冷静に〈現実〉を見つめる眼があったのだ。

「狂乱の愛国心」ではなく、「冷静な愛国心」を持つ人がいた。

木村三浩氏、村山富市さん、江川紹子さん、鈴木 木村三浩氏、村山富市さん、江川紹子さん、鈴木

民間人の中にも、〈現実〉に気付いた人がいたはずだ。しかし、「時代の空気」の前には、吹き消された。

「あの大国・ロシアに日本は勝ったのだ!」「領土を取れ!賠償を取れ!」との声が満ちあふれた。

今から考えたら、「情報がなかったからだ」という意見もある。しかし、当時、テレビ、ネットがあって、いろんな情報があったら、偏った「時代の空気」を変えられただろうか。

変えられなかっただろう。いや、逆になっただろう。さらに、勇ましい声が溢れかえっただろう。

「国賊小村を殺せ!」となり、血気にはやって、実行する人間も出ただろう。

②誰が戦争を始めるのか

山口二郎さんと 山口二郎さんと

一つの神話がある。いや、巨大な神話だ。戦争はいつも権力者が自分たちの邪な野心や欲望で起こすという。

大統領、国王、独裁者…。ともかく、悪い権力者が、自分の利益、自分の都合だけで勝手に戦争を始める。

善良な人民は常に犠牲になる。反対する人間は逮捕され、あるいは殺される。

反対の声を上げる人民を弾圧し、押し潰し、その血でもって地ならしをして、戦争に進む。善良な人民に銃を押し付け、戦地に駆り立て、戦争をするのだ。

…と、学校でもそう習った。「人民は正しい」「戦争を欲する悪い権力者がいる」「反対の声を上げたマスコミは徹底的に弾圧された!」…と。左翼的な人民史観もこれだ。

『慰安婦問題とアジア女性基金』 『慰安婦問題とアジア女性基金』

しかし、これは嘘なのだ。こんな嘘が長い間、信じられてきた。

これだって、フィクションが現実を変えてきた実例だ。

東條英機のお孫さん(由布子さん)には何度か会った。テレビで一緒に出たこともある。

戦争前、東條のもとには国民からもの凄い数の手紙が来たという。

支持、激励ではない。批判、脅迫だ。「なぜ戦争に踏み切らないのだ!」「早く戦争をしろ!」「アメリカと戦うしかないだろう!」…と。

そして、逡巡している東條に対し、「臆病者め!」「売国奴だ!」「非国民だ!」という激しい攻撃、脅迫だ。

軍や政治家よりも、民衆の方がずっと過激だし、戦争を欲したのだ。

小村のように「売国奴になってもいい」とは、東條は思わなかった。国民の声に応え、「愛国者」になった。

木村三浩氏、臼杵敬子さん、鈴木 木村三浩氏、臼杵敬子さん、鈴木

真珠湾攻撃の一報に、国民がどれほど熱狂し、湧き立ったか。

他人事ではない。その場にいたら、我々だって、皆、万歳をし、歓喜の涙を流しただろう。

「時代の空気」というフィクションが常にリアルな〈時代の現実〉を動かしているのかもしれない。

でも、日露戦争の時は、「売国奴になってもいい」「殺されてもいい」という小村寿太郎たちがいたので、日本は救われた。軍人や政治家や外交官には〈現実〉が見えていたからだ。

「大勝利」というフィクションに踊り、熱狂していた一般国民とは違う。「自分たちは新聞に煽られる国民とは違う。戦争の現実を見ているのだ」という思いもあった。

皆、熱心に聞いてます 皆、熱心に聞いてます

でも何故、〈現実〉を見、〈現実〉を知っているはずの軍人や政治家、外交官までが、その後、「時代の空気」に染まっていくのか。

そして、ロシアよりももっと巨大なアメリカとの戦争に突入していくのか。

大国ロシアとは、かろうじて「勝った」。

勝ったという体裁は取ってるが、内情は大変だった。国民には言えないが、その悲惨な現実を軍人や政治家は知っている。だったら二度と同じようなことは出来ない。そう思っていたはずだ。

それなのにロシア以上に強大なアメリカとの戦争に突入した。〈現実〉を知ってるはずの軍人、政治家、外交官が何故、愚かな道を選択したのか。それが分からなかった。

③捕虜を厚遇した〈奇跡〉

「浅野健一ゼミin西宮」11/8(土) 「浅野健一ゼミin西宮」11/8(土)

だから、元外交官の孫崎享さんに思い切って聞いたんだ。

「フィクションが余りに強くなると、〈現実〉を知ってる人間たちの方も、次第に影響を受けてくるんです」と孫崎さんは言っていた。

つまり、「かろうじて勝った」体験を持ってる自分たちは〈現実〉を知ってる。自分たちはリアリストだ。そう確信してるのに、段々とフィクションに影響されてくるという。

それに、フィクションは、自分たちを評価し、優しく慰め、認めてくれる。

「あんな大国を相手に大勝出来たのは日本の軍人が優秀だからだ」「それに日本は神国だ。元寇の時だって、神風が吹いて日本は大勝した」…と。

ゲストの矢谷暢一郎さん ゲストの矢谷暢一郎さん

そればかりを聞いてるうちに、「うーん、そうかな」「もしかしたら」…と思うようになる。

批判、罵倒ではないから、スーッと心の中に入ってくる。そして、段々と信じるようになる。

フィクションが現実を動かし、そして、「又、やってやろう」と思う。元寇の時も、日露戦争の時も日本は勝った。正義の国だからだ。神も助けてくれる。…と思う。

この「自信」は、さらに「驕り」「高ぶり」になる。

今までは、「日本は野蛮国と思われないようにしよう」と思い、「世界の眼」を気にしていた。

矢谷さん、浅野さん、松岡社長 矢谷さん、浅野さん、松岡社長

卑怯な事をしてはならない。野蛮な国と思われてはならない。そう思い、戦争時の戦争法規を守り、捕虜は虐待しない。

もし、そんな不心得な者があったら、きつく罰した。日清・日露戦争までは日本に従軍慰安婦は1人もいなかったという。これは千田夏光さんに聞いた。

又、ロシア軍の捕虜を日本に連れて来て、全国に捕虜収容所を作った。もの凄い厚遇だった。捕虜なのに、外出は自由だったというし。これでは、捕虜ではない。「外国人ゲスト」だ。

「野蛮国と思われたくない」「西洋列強のような一等国になりたい」…という背伸びだった。こうした「背伸び」はいいことだ。どこまでも謙虚である。

会場は満員でした 会場は満員でした

でも、日露戦争で父や兄を殺された人もいる。自由に街を歩いているロシア兵を見たら、襲いかかって殺すのではないか。

でも、そんなことはなかった。国家が徹底的に啓蒙教育をしたからだ。「降伏した兵たちはもはや敵ではない。我々は武士道に則って、彼らを遇しよう」と。

又、それを聞いて、従った国民も偉かった。

さらに、ロシアで捕まり、捕虜になる日本兵もいたが、ロシアでも、厚遇したという。

さらに日本の新聞も、「誰々さんはロシアで収容所に入ってます」と伝えた。

矢谷暢一郎さんと 矢谷暢一郎さんと

全力を尽くして戦い、その上で力尽きて捕虜になった。恥ではない。大変でした、ご苦労さまでした、と新聞も激励して近況を伝えた。帰ってきたら、皆が温かく迎えたという。これは知らなかった。

大東亜戦争の時は、「捕虜になるくらいなら、自決しろ!」と言われた。

又、帰ってきても、捕虜だったことを隠し口を閉ざしている。「一家の恥だ」と家族からも冷たくされた。

この〈大変化〉は何故起きたのか。日本が日露戦争に勝ったからだ。いや、大勝したと思い、思い上がったからだ。一等国になったんだ。アメリカなんか何するものか…と思ったからだ。

④「自虐」「反日」的気分が治った!

浅野さん、矢谷さん、松岡社長、鈴木、飛松さん 浅野さん、矢谷さん、松岡社長、鈴木、飛松さん

「狂気」が支配していた。「冷静」ではない。

日清・日露までは、「日本は遅れた国だ」という意識があった。少々自虐的なのかもしれない。

そして世界の文明国に追いつくためにと背伸びした。これはいいことだ。

だが、日露戦争で〈大勝利〉と煽られ、日本の国民はそう思った。

それどころか、「冷静な愛国心」を持ってるはずの軍人、政治家、外交官にも影響されてしまう。

元外交官の孫崎さんはそう言っていた。これは『いま語らねばならない 戦前史の真相』(現代書館)に書いてある。これは全く知らなかったことなので、驚いた。

二次会で。浅野さんと 二次会で。浅野さんと

又、明治維新前後の〈攘夷テロ〉についてだ。無闇に外国人を殺すテロはただ野蛮なだけで、許せないと思っていた。

ところが孫崎さんは、そうした「攘夷の激走」があったので開国が出来たと言う。

「開国」も堂々とすることが出来たという。

つまり、血なまぐさい攘夷のテロが続いたので、諸外国も、「日本をなめてはダメだ」と思い知らされた。それが、後に対等に近い条約を結ぶことになる。

又、新政府軍も幕府軍も、決して、イギリス、フランスの力を借りて、国内で内戦をやろうとはしなかった。その点は偉かった。

…と、そんな話を孫崎さんから教えられた。蒙を啓かれた。

11月9日(日)の「サンケイ新聞」に、『いま語らねばならない 戦前史の真相』(現代書館)の書評が出ていた。早い。

これも二次会です これも二次会です
〈まさに組み合わせの妙。「ハト派」の元外交官と新右翼の論客。昭和18年生まれというほかには共通点がなさそうな2人による対話集だ。テーマは戦前の日本政治史だが、〈新しい事実を提示するつもりはない。歴史という土俵の上で各々の価値観、物の見方を紹介することが目的〉と孫崎氏〉

うまくまとめて書評している。さて、後半だ。

〈近代日本の成立過程をたどりながら、問答を交わし、さまざまな事象の背景となる思考や社会構造の変化を確認していく。鈴木氏は〈憂国というよりも自虐的・反日的な気分になっていた。それが孫崎さんと話して変わった〉とあとがきに記している〉
二次会で挨拶する矢谷さん 二次会で挨拶する矢谷さん

そうなんですね。これが、さっき書いた「攘夷派のテロ」などについてです。

今まで否定的に見てたのに、孫崎さんは、「いや、これがあったので、その後の開国がうまくいったのだ」と肯定的に捉えてる。

他にもそういうシーンがいくつかあった。私は時として「自虐的・反日的」になっていたが、孫崎さんに教えられ、見方が変わった。

これは大きな変化だったと思う。詳しくは本文を読んでほしい。

そして、12月14日(日)の紀伊国屋ホールでのトークの時には、さらにそのことを聞いてみたいと思う。

「戦前史」はまだまだ謎が多い。その真相を求めて、話し合ってみたいと思う。

【だいありー】

孫崎享さんと。11/11(火) 孫崎享さんと。11/11(火)
  1. 11月10日(月)午前中、原稿。
     午後2時、取材。
     5時半、白金台。住宅産業研修財団の松田理事長と会食。藤本敏夫さんなどのお話を懐かしくしました。
  2. 11月11日(火)午前中、原稿。
     午後、図書館。
     5時半、現代書館。孫崎享さんや現代書館の人たちと会う。『いま語らねばならない 戦前史の真相』(現代書館)が出版されて、初めて会う。孫崎さん、現代書館には本当にお世話になりました。
鈴木、孫崎さん、菊地社長、吉田さん 鈴木、孫崎さん、菊地社長、吉田さん

おかげでいい本が出来ました。どこの書店に行っても、新刊コーナーに平積みされています。売れてるようです。

だから紀伊国屋ホールから、「刊行記念トークをやりませんか」とお話があったそうです。ありがたいです。

11日は、事務的な打ち合わせを終え、それから近くのお店で、祝杯。いやー、おいしかったです。かなり飲みました。酔いました。

  1. 11月12日(水)午前中、原稿。
     午後、取材、打ち合わせ。
実に感動的な映画でした 実に感動的な映画でした
  1. 11月13日(木)午前10時半、ポレポレ東中野で映画「イラク・チグリスに浮かぶ平和」を見る。
     2日前に、東中野で、バッタリと綿井健陽さんに会ったのだ。「今、映画やってるから見てよ」と。
     前から見ようと思っていたが、行けずにいた。思い切ってこの日、朝一番の回を見た。とてもよかったです。
     私も2003年2月にイラクに行ったんだっけ。と思い出しました。同年3月に英米軍が空爆。そしてイラク戦争。
     その年の4月に綿井さんは再度イラクに行って映画を撮ったんですね。何度も行きます。そして映画を作りました。〈戦乱のイラク。ある家族との10年の記録〉と書かれています。「この戦争を日本が支援したことを憶えていますか?」と書かれてました。
岡田敦さん、可知さんと。11/9 岡田敦さん、可知さんと。11/9

午後から河合塾コスモ。

3時、「現代文要約」。

5時、「読書ゼミ」。今日は斉藤先生の選んだ本、丸山眞男の『日本の思想』(岩波新書)を読む。これは岩波書店の中では最も評判が高いし、最も売れた本だ。学生時代、私は丸山の本を随分と読んだ。

又、丸山の弟の丸山邦男は評論家で、『現代の眼』などにも原稿を書いていた。私もよく会っていた。「うちは賢兄愚弟だよ」とよく自嘲的に言っていた。

石原慎太郎さんよりお祝いが 石原慎太郎さんよりお祝いが
  1. 11月14日(金)午前中、原稿。
     午後2時、取材。
     午後5時、『アエラ』の取材。高田馬場の喫茶店「ミヤマ」で。
     6時から同「ミヤマ」の会議室。『紙の爆弾』の対談。『リーベンクイズ(日本鬼子)』の監督・松井稔さんと話す。11月5日(水)にネイキッドロフトでも話したが、今日はその続編。朝日の誤報事件や戦争犯罪。そして、〈映画〉は何が出来るか、などについて話し合った。
     終わって、「土風炉」で飲む。
写真展『Mother』より 写真展『Mother』より
  1. 11月15日(土)民族派が集まって講演。パネルディスカッションがある。『真姿日本を創成する会』だ。ぜひ聞きに行きたかったが、前からの仕事の約束があって行けなかった。残念。
     朝から、打ち合わせ。雑誌の対談。
     午前11時、大道塾空手をやっている代々木第二体育館に行って東孝先生に挨拶。さらに、河合塾の小田原紀雄先生の追悼会があって池袋に行く。
  2. 11月16日(日)森田必勝氏の地元・四日市で映画とトークの集い。午前10時東京駅発の新幹線で名古屋に。
     岩井さんたちと12時に待ち合わせ。飛松さんも来てくれた。東京から来た人も。食事して、それから四日市へ。森田必勝氏のお墓参りに。それから四日市文化会館へ。
     打ち合わせのあと、午後6時開始。6時半から映画「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」(若松孝二監督)の上映。
     三島さん、森田氏、若松さんのことが思い出される。何度見ても、胸が熱くなる。映画が終わってから、三島由紀夫・森田必勝氏に黙祷。
     そして、森田治さん(森田必勝氏のお兄さん)と私のトーク。そして、特別ゲストも参加してくれました。全国から多くの方が来てくれました。この日は、四日市に泊まりました。

【写真説明】

『慰安婦問題とアジア女性基金』出版記念会

①11月9日(日)午後1時、市ヶ谷の私学会館で、『デジタル記念館 慰安婦問題 アジア女性基金」出版記念会が行われました。
 大変な苦労をして、慰安婦問題についての「償い」をしようとしました。この「基金」に関わった人々が集まりました。村山富市さん、石原信雄さん、下村満子さん、和田春樹さん、大沼保昭さんを初め、多くの人が集まりました。

挨拶する村山富市さん

②挨拶する村山富市さん。

挨拶する石原信雄さん

③挨拶する石原信雄さん。

木村三浩氏、村山富市さん、江川紹子さん、鈴木

④木村三浩氏、村山富市さん、江川紹子さん、私。

山口二郎さんと

⑤山口二郎さんと。前は、北海道大学の教授でしたが、今は法政大学の教授です。

『慰安婦問題とアジア女性基金』

⑥これがその本です。村山富市、和田春樹編『デジタル記念館 慰安婦問題とアジア女性基金』(青灯社)。〈河野談話に基づく謝罪と償いの努力。1995〜2007〉。〈かつてアジアの全域に日本軍の慰安婦とされた多くの女性たちがいた。政府と国民の努力は受け入れられたのか〉。と本の帯には書かれています。貴重な記録です。

木村三浩氏、臼杵敬子さん、鈴木

⑦木村三浩氏、臼杵敬子さんと。臼杵さんは、NPO法人CCSEA朋代表理事です。

皆、熱心に聞いてます

⑧出席者は皆、メモを取りながら、熱心に聞いていました。中には蛇の指輪をした人も…。

「浅野健一ゼミin西宮」11/8(土)

⑨11月8日(土)「浅野健一ゼミin西宮」で講演する浅野健一さん。私も西宮まで聞きに行きました。

ゲストの矢谷暢一郎さん

⑩ゲストは矢谷暢一郎さん(ニューヨーク州立大学教授)でした。

矢谷さん、浅野さん、松岡社長

⑪矢谷暢一郎さん、浅野健一さん。西宮ゼミ主催者の松岡社長(鹿砦社)。

会場は満員でした

⑫会場は満員でした。

矢谷暢一郎さんと

⑬矢谷暢一郎さんと。初対面でしたが、同志社の時に学生運動をやってたといいます。全学連委員長の藤本敏夫さんの親友だったといいます。
 私も藤本さんには随分とお世話になりました。その話をしました。

浅野さん、矢谷さん、松岡社長、鈴木、飛松さん

⑭浅野さん、矢谷さん、松岡社長、鈴木、飛松さん。

二次会で。浅野さんと

⑮二次会です。浅野さん(右)と。

これも二次会です

⑯これも二次会です。中央に、浅野さん、矢谷さん、松岡社長がおります。

二次会で挨拶する矢谷さん

⑰皆の自己紹介と、本日の感想を述べてもらい、最後に矢谷さんが挨拶しました。

岡田敦さん、可知さんと。11/9

⑱11月9日(日)午前11時、岡田敦さんの写真展、「MOTHER」を見に行きました。新宿BEAM JAPAN6階です。この本を出版した柏艪舎の可知さんも上京してました。
 2月の札幌時計台では、この岡田さんとトークします。人間が生まれる瞬間を撮り続けた写真展で、話題を呼んでます。

石原慎太郎さんよりお祝いが

⑲会場には石原慎太郎さんからのお祝いのメッセージが届けられてました。凄いですね。どこで知り合ったんですか、と聞いたら、「同級生です」と岡田さん。
 えっ!じゃ、岡田さんは80才を過ぎてんの? どう見ても、30代か、せいぜい40代にしか見えない。「いえ、都知事と同姓同名なんです。本当に同級生なんです」。そうなのか。じゃ、私にも紹介してもらいたい。

写真展『Mother』より

⑳写真展「MOTHER」から。メインは、生まれる瞬間の写真です。生々しい。そして衝撃的な写真展です。

孫崎享さんと。11/11(火)

㉑11月11日(火)、現代書館で、『いま語らねばならない 戦前史の真相』(現代書館)の出版後、初めて孫崎享さんと会いました。本当にお世話になりました。おかげでいい本が出来ました。

鈴木、孫崎さん、菊地社長、吉田さん

㉒事務的な打ち合わせのあと、近くのお店で、出版祝いです。
 私の横は孫崎さん。そして、この本を出してくれた現代書館の菊地社長。この本を担当し、司会をしてくれた吉田さんです。本当にお世話になりました。

12/14(日)紀伊国屋ホールです

㉓紀伊国屋ホールで、この本の出版記念トークが行われます。12月14日(日)午後2時からです。孫崎さんと私。それにIWJ代表の岩上安身さんの3人でトークをします。

実に感動的な映画でした

㉔11月13日(木)、ポレポレ東中野で、見て来ました。実に感動的な映画でした。綿井健陽さんが、イラク戦争が始まってから10年間、イラクに行き続け、撮り続けたドキュメントです。是非、1人でも多くの人に見てもらいたいと思いました。

【お知らせ】

  1. 11月18日(火)午後2時、飛松塾。講師は、河野義行さんの予定です。姫路市・じばさんビル9Fです。
     申し込みは、
    飛松五男 079(297)2096か
    岩井正和 080(5702)8405
  2. 11月19日(水)奈良市で講演します。
  3. 11月24日(月)野分祭(三島由紀夫・森田必勝両烈士顕彰祭)。午後2時より。ホテルサンルート高田馬場で。
  4. 11月25日(火)憂国忌。午後6時、星陵会館2階大ホール。
  5. 11月28日(金)午後1時〜6時。第7回・日韓社会文化シンポジウム。「日本社会の構造的変化と日韓関係」。場所、韓国中央会館(在日本大韓民国民団本部建物)8階。港区南麻布1丁目7番32号。入場無料。
    全体司会:徐正根(山梨県立大学)
    〈第1部〉主題発表(13:45〜16:10)
    ○加藤典洋(文芸評論家)。「『敗戦後論』から安倍政権の暴走へ—日本社会の構造変化の背景」
    ○木宮正史(東京大学)「日本の戦後民主主義の基礎と現状」
    ○張仁成(ソウル大学)「日本の保守と日韓関係」
    ○金鳳珍(九州大学)「日韓関係における『近代の呪縛』の構造不変」
    〈第2部〉総合討論(16:30〜18:00)
    司会:柳赫秀(横浜国立大学)
    パネリスト:張仁成(報告者)、金鳳珍(報告者)、鈴木邦男、南相九(東北アジア歴史財団)、金映根(高麗大学)、伊藤智永(毎日新聞)。
  6. 12月6日(土)盛岡で佐高信さんと講演します。
  7. 12月10日(水)一水会フォーラム。午後6時半より、ホテルサンルート高田馬場
    講師:馬渕睦夫氏(駐ウクライナ兼モルドバ前特命全権大使)
    演題:「国難の正体」〜世界最終戦争へのカウントダウン
    お申し込みは一水会事務局へ。03(3364)2015
12/14(日)紀伊国屋ホールです 12/14(日)紀伊国屋ホールです
  1. 12 月14日(日)午後2時、新宿紀伊国屋ホール。『いま語らねばならない 戦前史の真相』の出版記念トークです。孫崎享さん、私、岩上安身さんの3人のトークです。参加料金1500円。11月5日からチケット発売。予約開始。紀伊国屋ホールへ。TEL 03(3354)0141
  2. 1月20日(火)札幌時計台シンポジウム。ゲストは逢坂誠二さんで、「北海道のこれからを考える」。
  3. 2月3日(火)札幌時計台シンポジウム。ゲストは岡田敦さん(写真家)。テーマは「表現とは何か。猥褻とは何か?」。