2015/02/09 鈴木邦男

「猥褻」か、「芸術」か
表現の自由をめぐって考えた

①日本人2人が殺害され、そして

岡田敦さんと。2/3札幌 岡田敦さんと。2/3札幌

最悪の事態を迎えた。湯川さんに続き、後藤さんも「イスラム国」に殺害された。

「最悪の事態」はさらに続いている。「イスラム国」は、続いて、ヨルダン人パイロットも殺害した。ヨルダンは即座に報復。ヨルダンに捕らえられていた女性死刑囚を処刑した。

「人質交換」が交渉されていたが、それも全て消滅した。「これからも日本人を殺害する」と「イスラム国」は宣言。

安倍首相は、「言語道断だ。卑劣な行為は許せない」と言い、さらに、「必ず罪を償わせる」と言う。

伊東秀子さん、岡田敦さんと 伊東秀子さん、岡田敦さんと

どんな事態を迎えても「テロには屈しない」と言う。

日本は、いや世界は、未曾有の「敵」との対決を迫られた。

「日本人人質を救出するためにはあらゆる手を尽くす」と安倍首相は言いながらも、最後は、「国」のためには犠牲になってくれ。と言わんばかりの選択だったと思う。

又、その選択を「当然だ」「勇気がある」と支持する国民も多いのだ。

これからは、「邦人救出のためには自衛隊の派遣も考える」「やはり9条がダメなのだ。強い国をつくるために憲法改正を」…と、続く。

講演する岡田敦さん 講演する岡田敦さん

かつてハイジャック事件が起きた時、当時の福田首相は、「人命は地球よりも重い」と言って、犯人たちの要求を呑んだ。日本に捕らえられていた赤軍派などの犯人たちを釈放した。

「弱腰だ」「テロリストに屈した」と批判も大きかったが、今となっては、その交渉・その選択しかなかったのかもしれない。

「弱腰」と罵倒されることは覚悟して、「国民」を救おうとした。要求に従って大金も渡し、刑務所にいる人間も釈放した。

その人間が、さらにテロ活動をやるし、「大金」はその資金となる。テロを拡大させた。

時計台ホール 時計台ホール

それよりは、「どんな犠牲があっても、犯人に屈するべきではなかった」と思った人々もいる。安倍首相たちもそう思ったのだろう。

「前の過ち」を再び犯さないように。そういう固い決意のもとに、今回は、テロリストとは交渉しない。屈しない。各国と連帯して闘う。…という覚悟があった。まずそれがあった。

福田首相の「失敗」は繰り返さない。国家の威信は守る。という態度を貫いた。

私も挨拶 私も挨拶

その固い決意が伝わったからだろう。「イスラム国」は「交渉出来ない」と見て、湯川さん、後藤さんを殺害し、そのことをネットで発表した。

2月2日(月)付の「北海道新聞」を読んだ。この日午後、札幌にいたからだ。

日本人人質2人が殺された最悪の事態だった。第5面には「各国、残虐な犯行非難」「過激派拡大、打つ手なし」と出ていた。

②孫崎さんの発言を読んだ

山本光伸氏(柏艪舎代表) 山本光伸氏(柏艪舎代表)

そして、3人の識者による緊急座談会が目についた。

孫崎享さん(元外務省国際情報局長)、柳沢協二さん(元内閣官房副長官補)、田中浩一郎さん(日本エネルギー経済研究所常務理事)の3人だ。〈過激派「イスラム国」を名乗る犯人の狙い。事件の教訓は何か〉について語っている。

全体を読む前に、「見出し」が目に付いた。3氏の主張が鮮明に出ていた。

伊東秀子さん 伊東秀子さん
「首相、緊迫理解せず演説(孫崎氏)」
「邦人の保護には限度(田中氏)」
「人道復興支援、堅持を(柳沢氏)」

孫崎さんは他の2人とは違う。長い間、外国で大使をやってきた体験に裏付けられたものがある。こう言う。

〈一番理解しなければいけないのは、後藤健二さんがイスラム国に害を与えたからというのではなく、日本人であったから殺害された可能性が強いことだ。かつてはなかったことだ。日本というブランドは中東の人々からも愛されていた〉
(第2部)岡田さんとトーク (第2部)岡田さんとトーク
〈安倍首相はイスラム国周辺の中東諸国への資金提供は人道支援と説明しているが、カイロでの演説では、「ISILと闘う周辺各国」に対する支援と述べ、イスラム国と闘う姿勢を明確に打ち出した〉

かなり強い姿勢だ。その「人道支援」をイスラム国に逆手に取られ、人質になっていた日本人2人の命を盾に、大金を要求された。

札幌時計台の入口で 札幌時計台の入口で

人道支援といいながら、これは我々を殺す金だ。だったら同じだけの金を我々にも出せというわけだ。

安倍首相は断固として拒否した。「あくまでも人道支援であって、戦争に協力する金ではない」と言い、「テロリストには屈しない」と言った。

我々も、初め、安倍さんの声明は、あくまでも人道支援だと思った。この時、(2人が人質になってることは知らずに)、日本として出来る「人道支援」をしたのだと思っていた。

安倍さんの声明のあと、「2人の人質がいた」ことを我々は知った。

札幌時計台の全景です
札幌時計台の全景です
打ち上げで 打ち上げで

だが、安倍さんはその時、もう知っていたのだ。それも去年から知っていた。国民には教えなかったが。

それにもかかわらず、「イスラム国と闘う姿勢」を明確に打ち出したのだ。そのことを踏まえて孫崎さんは言っているのだ。

さらに言う。

〈フランスの風刺週刊誌テロが起き、イスラム社会と西側諸国の対立がここ数年で最も緊迫した時期に、このような発言をすれば何らかの危険な動きが起こりうると考えるべきだ。イスラム社会と西側社会の緊張を十分に理解していなかった〉

③「人質救出」「解放」は無理なのか

岡田さん。伊東さんと 岡田さん。伊東さんと

人質を取られて、日本人の生命が危うい。ということを十分に知りながらも、それよりも「テロには屈しない」「イスラム国と闘う」と決意を固め、発言したのだ。

かつては福田首相を初め、「人命尊重」と言い、そのもとに「テロリストに屈服し」、「国家の威信」を失墜させてきた。そんな首相にはならない。「国を守る」。

そのためには、国民の犠牲も覚悟してもらうし、「痛み」も覚悟してもらう。そう思ったのだろう。ここまで決断した首相は多分、戦後初めてだろう。

どさんこ・ギャルと どさんこ・ギャルと

孫崎さんの発言を続ける。

〈日本政府は、犯人がどんなに凶悪でも人質解放を最優先にしてきたが、今回は身代金要求の時点で、真剣に対応した節は見えなかった。昨年11月に後藤さんも拘束されていたことを知っていたのだから、水面下で交渉できたはずだが、熱心にやった形跡はないように思う〉
札幌は吹雪いてました。2/2 札幌は吹雪いてました。2/2

そして、こう言う。その後の政府の対応、事態の変化を予測している。

〈事件をきっかけに、自衛隊の海外展開、集団的自衛権の行使を実施しやすい法整備を進めていくのではないか。それは首相声明の「テロリストに罪を償わせるために国際社会と連帯していく」という部分に表れている。そうなると、海外の日本人、日本企業の脅威が増していく。軽々にイスラム社会への武力行使につながる行動をすべきではない〉
雪まつり会場で
雪まつり会場で
ほとんど出来てます
ほとんど出来てます

長年、外交官をして世界を回って、国際状況の厳しさを体感してるだけに、的を射た発言だと思う。

しかし、「だらしがない」「腰抜けめ」と批判する人もいるだろう。

「イスラム国なんて犯罪者なんだから、他の国々と連帯し、やっつけるべきだ」「これは悪に対する正義の戦争だ。逃げてはならない」と言う人々がいる。多い。「そうだ、そうだ!」と支持する人々も多い。

まるでビルの建築です
まるでビルの建築です

「どうやって助け出すのか」「どう交渉するか」よりも、「断固として闘え!」「自衛隊を出せ!」と強硬なことを言う人に拍手する。

それで、気分がスッキリするのだろう。でも、個々人の気分がスッキリしても、何の解決にもならない。

我々は今、映画やテレビドラマを見てるのではない。現実に直面しているのだ。

ジャンプ台も作ってます
ジャンプ台も作ってます

しかし、現実は余りに衝撃的で、残酷だから、まるで、映画かドラマのように錯覚して、「やっつけろ!」「屈するな!」と掛け声をかけるのだろう。

「これは現実だ。ドラマではない!」と孫崎さんは言っても、かえって、「何だ弱腰め!」「愛国心がない!」と罵倒される。去年、ネットテレビに出た時も、「共産主義者め!」「売国奴!」と書き込みされていた。

(何もしないで、過激なことを言う)口先だけの「愛国者」が持てはやされている。愚かな国だ。

スケートリンクも出来てます
スケートリンクも出来てます

④4月には孫崎さんと札幌で…

氷の城です
氷の城です

4月には、この孫崎さんと、ここ札幌時計台で討論をやる。今回の事件を含め、孫崎さんに詳しく聞いてみたいと思う。

2月3日(火)の時計台シンポジウムの時は、そんな話をした。そんな予告をした。

「あれっ、札幌はこの前も来たばかりだろう」と思う人もいるだろう。

そうなんだ。1月20日(火)に来て、逢坂さんと対談した。それから2週間後に又、札幌だ。

テレビ塔から見た雪まつり会場
テレビ塔から見た雪まつり会場
テレビ塔で
テレビ塔で

原則として、札幌時計台シンポは、2ヶ月に一遍、やっている。ところが、講師、会場の都合などで、今回のように、2ヶ月続くこともある。

又、冬の間は、飛行機が吹雪のために欠航になることがある。1月20日(火)の時も、前日に入った。今回も、2月2日(月)に入った。

そして、「北海道新聞」を買って読んだ。孫崎さんの言う通りだと思った。

大倉山から
大倉山から

2月2日(月)は、札幌は猛吹雪だった。「着陸出来ない」とのことで、羽田からの出発が随分と遅れた。でも、飛んだ。

札幌に着いて、主催する柏艪舎の人たちと会って、打ち合わせをした。

その時、「そうだ、5日から雪まつりで、もう随分と出来てますよ。見てきたらどうですか」と言われ、見た。

5日(木)から始まり、4日(水)は前夜祭だ。この日、2日(月)は、もう出来た雪像が多い。又、最後の仕上げをしている雪像もある。そこを見てきた。

巨大な雪像が並んでいる。「雪像づくり」というが、まるで、ビルの建築現場だ。自衛隊の人や、ボランティアの人たちが頑張っている。

それから、テレビ塔に上り、雪まつり会場を上から見た。さらに、大倉山シャンテに行った。

大倉山シャンテ
大倉山シャンテ

⑤難産だった写真展

「8人の写真と映像」展 「8人の写真と映像」展

翌、2月3日(水)は、北海道立近代美術館に行く。

今回の時計台シンポのゲスト・岡田敦さん(写真家)の作品が展示されている。それを見に行ったのだ。

岡田さんとは、「表現の自由はどこまで許されるか?」というテーマで話すのだ。

こう言うと、今回の「イスラム国」やフランスのテロなどの話がメインと思われるかもしれない。

しかし、相当早い段階で決まったテーマで〈「表現の自由」か「猥褻」か〉ということを写真家として語ってもらおうというものだ。

岡田敦さんの写真集 岡田敦さんの写真集

というのは、岡田さんの作品は随分と話題になり、賛否両論の声があった。

だって、リストカット(自傷行為)をした人々50人に取材し、写真展を開き、本にする。(それが『I am』だ)。

さらには、出産シーンを撮った『Mother』。余りに衝撃的だったし、「これはもう、芸術ではない、猥褻だ!」と言う人もいた。

柏艪舎の山本代表は、「断固として出版する」と言ってくれたが、印刷所、製本所は断った。「猥褻物」として手入れ、逮捕されることを恐れたのだ。

三岸好太郎美術館で 三岸好太郎美術館で

山本代表は何度も会い、「確約書」を入れる。「これは芸術として立派なものであり、出版社として誇りに思っている。万一、問題が起きた時は、全ての責任を負う」…と。

本は出来たが、警察に押収され、お金も入らない。そんな事態になったら大変だ、という心配もあったのだろう。

そんな事も含めて、全ての責任を負うと確約書を入れた。

さらに、伊東秀子さんを初めとして弁護士にも意見を聞いた。

伊東さんは、元衆議院議員で、この時計台シンポでもゲストで来てくれたことがある。恵庭事件などの冤罪事件にも取り組んでいる。

「小檜山博の文学」展を見る 「小檜山博の文学」展を見る

「これは、猥褻ではない。芸術的な写真だ。日本の弁護士は皆、そう言うはずだ。問題が起こったら、私が弁護士として裁判を闘う」と言ってくれた。

それで、本は出たし、写真展も行われている。この問題を通じて、「猥褻」と「芸術」、そして「表現とは何か」「どこまで許されるか」について話し合った。

初めは、岡田さんがスライドを使って、写真を見せる。

確かにショッキングな写真だ。でも、それを直に見て、話を聞き、私も疑問に思ったことを聞き、教えてもらった。会場からも沢山の質問が出た。

又、伊東弁護士、山本代表からも詳しい報告があった。とても勉強になり、教えられるシンポジウムになった。

さらにこの前には、写真展、美術展をいくつも見たし、「雪まつり」も事前に見た。実り多い札幌行きだった。

【だいありー】

松陰神社で。1/31(土) 松陰神社で。1/31(土)
  1. 2月2日(月)午前11羽田発。札幌へ行く。
     柏艪舎の山本代表、可知さんらと打ち合わせ。時計台シンポは明日だが、雪で欠航すると困るので1日早く入った。札幌は吹雪で、1時間、飛行機が遅れる。
     明日の時計台シンポのゲストは写真家の岡田敦さん。岡田さんの写真展があるので見に行った。道立近代美術館へ。
     しかし、今日は休みだった。それで、雪まつりを見る。5日(木)からだが、もう、ほとんど出来ている。最後の仕上げのものもある。巨大だ。もう、ビルの建築現場という感じだ。
     大通公園をテレビ塔まで歩いたので、ついでに登る。上から見ると又、きれいだ。
     もう一つ、高い所を見ようと思い、大倉山に行く。ジャンプ場が見える。下界もきれいだ。
     そこで食事して、夜はホテルで勉強。
松下村塾 松下村塾
  1. 2月3日(火)昼食の後、北海道立近代美術館へ行く。「北海道発:8人の写真と映像」展。「もうひとつの眺め(サイト)」とサブタイトルがついている。
     この8人の1人が岡田敦さんだ。「I am」の写真が多かった。「Mother」の写真はない。でも、写真集は置かれていた。
     それから、「北海道立・三岸好太郎美術館」へ行く。ボランティアの人が、全部案内して説明してくれる。それから、柏艪舎の知り合いの学芸員の人と話をする。
     このあと、北海道立文学館に行く。「小檜山博の文学=野性よ退化する現代を撃て」を見る。
     小檜山さんは元・北海道新聞に勤め、デビュー作『出刃』は、河出書房の編集者・坂本一亀さんの強い勧めで書いたという。
松陰先生の墓 松陰先生の墓

坂本一亀さんは、坂本龍一さん(作曲家)の父親だ。三島由紀夫、高橋和巳、小田実を育てた。小檜山さんの育ての親でもあったんだ。

午後5時、柏艪舎に行く。岡田さんと打ち合わせ。

6時、札幌時計台ホール。テーマは「表現の自由はどこまで許されるか?」。

岡田さんは、自傷行為をする青年たちの姿を撮った「I am」で大評判になり、木村伊兵衛写真賞を受賞した。この賞は写真家にとっての「芥川賞」のようなものだ。今まで40人ほどしかいない。写真界のトップを極めたと言ってもいい。

しかし、その後の写真集「Mother」では、反対・批判が多く、写真展が断られ、写真集出版も出来ない。柏艪舎から出したが、印刷所、製本所から、「出来ない」と言われた。

そんな困難を経て、やっと出版された。その体験を通し、「表現の自由」「表現の限界」などについて、話し合った。

この日は、伊東秀子さん(弁護士)も来てくれて、「これは、猥褻ではない。もし裁判になったら、断固、弁護士として闘います」と言う。心強い限りだ。

終わって、居酒屋で打ち上げ。

  1. 2月4日(水)午前11時半、千歳発の飛行機で帰る。
     少し寝てから、たまってた仕事をやる。たまってたFAXを読み、留守電を聞き、返事をする。「早く原稿を書いて下さい」と、催促の電話が沢山入っていた。
  2. 2月5日(木)午前11時、高田馬場。出版社の人と合う。
     午後、河合塾コスモ。
     3時、「現代文要約」。
     5時、「読書ゼミ」。今日は斉藤先生が選んだ本を読む。ジョージ・オーウェルの『動物農場』だ。ロシア革命を風刺した「20世紀のイソップ物語」だ。私は学生時代に原文で読んだ。今読んでも教えられる。
  3. 2月6日(金)午前中、原稿。
     午後、新聞記者の取材。
     午後7時、「月蝕歌劇団創立記念30周年パーティ」に出る。ホテル・リステル新宿で。30年か。ご苦労さまでした。全国から多くの人たちが参加した。
  4. 2月7日(土)午前中、原稿。  午後、図書館。
     6時半、日本教育会館。脱原発の「テント村」を励ます会に出る。「テント撤去・原発再稼働を許すな!2.7集会」だ。超満員だった。
  5. 2月8日(日)西宮へ行く。前田日明さんと一緒だ。12時に新大阪に着いたら、迎えの人がいて、西宮まで車で連れて行ってくれた。会場に着いて、驚いた。超満員だ。
     2時から、「前田日明ゼミin西宮」。私と2人で最近の〈愛国ブーム〉について話をする。「誠の愛国者とは」のテーマだ。
     前田さんはもの凄い勉強家なので、随分と教えられた。
     終わって、近くの居酒屋で二次会。
     そして最終で東京に帰る。いつもはそうだが、明日は、こちらで用事があるので、この日は、大阪のホテルに泊まった。
秩父の山々です
秩父の山々です
あしがくぼの氷柱(つらら)です
あしがくぼの氷柱(つらら)です
つららのアートです
つららのアートです
皆が、見とれています
皆が、見とれています
「三十槌(みそつち)の氷柱」
「三十槌(みそつち)の氷柱」
ライトアップされて、きれいです
ライトアップされて、きれいです
巨大な氷柱です
巨大な氷柱です

【写真説明】

岡田敦さんと。2/3札幌

①2月3日(火)。午後6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストは岡田敦さん(写真家)。テーマは、「表現の自由はどこまで許されるか?」。

伊東秀子さん、岡田敦さんと

②伊東秀子さん(弁護士)も来てくれました。

講演する岡田敦さん

③スライドを使って講演する岡田敦さん。

時計台ホール

④時計台ホールは満員でした。

私も挨拶

⑤私も初めに挨拶しました。

山本光伸氏(柏艪舎代表)

⑥このシンポジウムの主催者、柏艪舎の山本光伸氏です。岡田さんの写真集を発行した経過と苦難について語ってくれました。

伊東秀子さん

⑦「これは猥褻ではない。もし、問題になったら、私が弁護士として闘う」と言ってくれました。伊東秀子さんです。

(第2部)岡田さんとトーク

⑧第2部は岡田さんとのトークです。

札幌時計台の入口で

⑨札幌時計台の入口で。

札幌時計台の全景です

⑩街の真ん中にあります。1階は展示室で、2階がホールです。教会のような荘厳なホールです。

打ち上げで

⑪打ち上げ会で。

岡田さん。伊東さんと

⑫岡田敦さん、伊東秀子さんと。

どさんこ・ギャルと

⑬20代の道産子ギャルと。

札幌は吹雪いてました。2/2

⑭シンポジウムの前の日、2月2日(月)に行きました。札幌は、大雪で、吹雪いてました。

雪まつり会場で

⑮雪まつり会場に行きました。

ほとんど出来てます

⑯巨大雪像が、ほとんど出来てます。

まるでビルの建築です

⑰クレーン車、足場…と、巨大なビルの建築現場のようです。

ジャンプ台も作ってます

⑱ジャンプ台も造られてました。

スケートリンクも出来てます

⑲スケートリンクも出来てました。

氷の城です

⑳氷の城です。これも作るのは大変でしょうね。

テレビ塔から見た雪まつり会場

㉑テレビ塔に上って、そこから雪まつり会場を見ました。

テレビ塔で

㉒テレビ塔で。見晴らしがいいです。

大倉山から

㉓テレビ塔だけでは飽きたりないので、大倉山に行きました。山の上からの夜景がきれいです。

大倉山シャンテ

㉔大倉山シャンテ。ここでジャンプ競技をやるんですね。

「8人の写真と映像」展

㉕1月31日(土)から3月22日(日)。北海道立近代美術館で行われてます。〈北海道発:8人の写真と映像=もうひとつの眺(なが)め=〉。
 この8人の中に岡田敦さんが入ってます。素晴らしい写真展でした。この写真は岡田さんのコーナーです。

岡田敦さんの写真集

㉖岡田さんの写真集も随分と並べられていました。

三岸好太郎美術館で

㉗「三岸好太郎美術館」に行きました。

「小檜山博の文学」展を見る

㉘それから、北海道立文学館に行きました。〈小檜山博の文学=野性よ、退化する現代を撃て〉。柏艪舎から全集が出ています。

松陰神社で。1/31(土)

㉙1月31日(土)。「松陰神社」に行ってきました。

松下村塾

㉚山口県の萩には何度も行きました。松下村塾も見ました。しかし、東京の松陰神社にもあるんですね。松下村塾が。

松陰先生の墓

㉛松陰先生の墓がありました。外国の人も沢山、参拝に来てました。

秩父の山々です

㉜松陰神社を出たら、急に「秩父の大氷柱(つらら)」を見たいと思い、行きました。秩父には、氷と雪のアートが沢山あります。秩父駅に近づくと山の風景が全く違います。雪を頂いて、墨(すみ)絵のようです。

あしがくぼの氷柱(つらら)です

㉝まず、「あしがくぼ」の氷柱です。ライトアップされて、とてもきれいでした。

つららのアートです

㉞巨大な氷柱が、大きく曲がり、ねじれ、アートになってます。

皆が、見とれています

㉟皆が、見とれています。

「三十槌(みそつち)の氷柱」

㊱次は、「三十槌(みそつち)」の氷柱です。壮大です。

【お知らせ】

  1. 月刊「創」(3月号)発売中です。私の連載は、「原発とヘイトスピーチについて話し合った」です。
  2. 月刊「紙の爆弾」発売中です。私の連載対談は、柳澤健さん(ノンフィクションライター)との対談です。『1964年のジャイアント馬場』(双葉社)が売れてます。プロレスのこと、日米のプロレスの違いなどを聞きました。
  3. 2月18日(水)午後7時。一水会フォーラム。講師は下村満子さん(評論家・元『朝日ジャーナル』編集長)。テーマは「改めて問う、戦後処理の実質」。
2/18。八重洲ブックセンター 2/18。八重洲ブックセンター
  1. 2月18日(水)午後6時半。孫崎享さんと対談です。『いま語らねばならない戦前史の真相』(現代書館)刊行記念トークです。この日は、八重洲ブックセンター本店・8階ギャラリーです。お申し込みは、電話03(3281)8201です。(このトークは前から決まってたんですが、一水会フォーラムと重なってますね。フォーラムには遅れて参加するつもりです)。
  2. 2月19日(木)7時半より、ネイキッドロフト。塩見孝也さん(元赤軍派議長)の出版祝いと市議選の出馬を激励する会。椎野礼仁さん、私などが出ます。
  3. 2月21日(土)「大杉栄メモリアル2015=うたと言葉で日本の近現代史を振り返る=」。大杉栄全集(ぱる出版)刊行記念。16時より。新潟県新発田市生涯学習センター・多目的ホール
    第1部 柳本幸子「自由・愛・平和=大杉栄の世界をうたう=」
    第2部 講演。「大杉栄の眼で現代を視る」鈴木邦男
    舞台挨拶 栗原康(東北芸術工科大学講師)
    参加申し込み・問い合わせは、斉藤徹夫へ。電話・FAX 024(22)3372
  4. 3月14日(土)東京で、林眞須美さん支援集会をやる予定です。
  5. 3月20日(金)〜22日(日)まで、劇団「再生」。「羅生門」。20日(金)に、お芝居の前に、高木尋士氏(「再生」代表)と鈴木邦男のトークがあります。
「右派の異端者。左派の異端者」 「右派の異端者。左派の異端者」
  1. 4月11日(土)午後1時、日本生物地理学会主催の大シンポジウムが開かれます。立教大学のタッカーホール。「次世代にどのような社会を贈るのか」。今年のテーマは〈対談! 右派の異端者。左派の異端者〉です。
     左派の異端者=森中定治さん(日本生物地理学会会長)と私の対談です。他にゲストとして、田原総一朗さん、宇都宮健児さん、紺野大介さんなどが出ます。このシンポジウムは10年前からやってるそうです。立教大学の千人入るタッカーホールでやってます。
  2. 4月21日(火)札幌時計台シンポジウム。講師は孫崎享さんです。
  3. 6月9日(火)札幌時計台シンポジウム(予定)。
  4. 6月23日(火)、24日(水)。劇団「再生」公演。「二十歳の原点」。秋葉原。23日(火)には高木尋士氏と鈴木のプレトークがあります。
  5. ちょっと先ですが、毎年恒例の「生誕祭」を8月2日(日)に行います。阿佐ヶ谷ロフトで、午後1時から4時まで。今年はどんなゲストが出て、どんな集まりになるのでしょうか。私も楽しみです。