2015/04/20 鈴木邦男

日本生物地理学会で講演した!

立教大学タッカーホール
立教大学タッカーホール

①立教大学タッカーホールに1000人!

挨拶する森中定治さん 挨拶する森中定治さん

学者の集まりである「学会」で講演するなんて生まれて初めてだ。

今まで右翼・左翼・アナーキスト・市民運動・大学・高校・専門学校…と、いろんな所で話し、討論したが、「学会」は初めてだ。

それも、「日本生物地理学会」だ。その会長の森中定治さんと話し合うのだ。

この学会については(私が無知な為に)知らなかった。どんな学会なんだろう。

それに、学問的な研究集会に何故、こんな人(私だ)を呼び、こんなシンポジウムをやるのか。分からない。

4/11(土)立教大学で 4/11(土)立教大学で

当日、森中さんが説明してたが、日本生物地理学会が生まれたのは1928年(昭和3年)だ。87年前だ。

そして、70年前から学会年次大会が開かれている。その学会の中で、一般社会向けのシンポジウムをやってきた。

立教大学のタッカーホールという1000名入る場所でやっている。もう10年になる。

日本生物地理学会年次大会は、4月11日(土)と12日(日)の2日間にわたって行われた。

12日(日)の方が、メインの「学会年次大会」だ。朝の9時半から17時まで、びっちりと学問的研究発表や講演・シンポジウムが行われる。

田原総一朗さん 田原総一朗さん

その前日(11日)のシンポジウムは、一般社会の人に分かってもらおうと、他業界、他分野の人を呼んで行う公開シンポジウムだ。

だから、メインの12日(日)は、専門的な研究発表ばかりだ。

プログラムをもらったので、見たら、こんなテーマで研究報告、シンポジウムが行われている。

○「インドネシア産ネズミ類(齧歯目:ネズミ群)に寄生する蟯虫類syphacia属の動物地理学的な特徴」
○「海域のベンスト群集にみる多様性とその構造」
○シンポジウム「昆虫を操作する寄生者たち=分子メカニズムから生態系に与える影響まで=」
○「ショウジョウバエのオス殺しの謎に迫る」
○「バキュロウイルスによる巧みな寄生制御戦略」
まず私が講演 まず私が講演

…と、こういう研究発表が一日中行われるのだ。難しそうだ。

でも、中には面白そうなものもある。「ショウジョウバエのオス殺しの謎」なんて推理小説のようだ。「天敵がいなくなり、生態系が崩れて、ネトウヨが大量発生した」と言ってた人もいたし。

又、真面目に働き暮らしいている人に「寄生」してるのが左右の運動家ではないか。と言う人もいる。

この日本生物地理学会を知ったのは今回が初めてだが、ここの会長の森中定治さんと会ったのも初めてだ。

いや、1ヶ月前に、初めて会って、「この会に出て下さい」と言われた。「いや、その前に、私は鈴木さんの講演を聞きに行ってるんです」と言われた。だから、この回で3回目だ。

進行について説明してます
進行について説明してます

②生物学と哲学の〈対話〉を目指して

これは第2部の質疑応答の時
これは第2部の質疑応答の時
田原さん、森中さんと 田原さん、森中さんと

当日もらった「講演要旨集」には森中さんのプロフィールが出ていた。

〈1949年三重県四日市市生。生物学者(農学博士)。日本生物地理学会会長。綾瀬川を愛する会副代表。趣味:声楽(テノール)。定年後始め2013年、2014年声楽コンクールにて2度入賞。民間企業に勤めるも、ライフワークの生物学を生かし、チョウを材料とした分子生物学研究にて、2003年、名古屋大学で博士号取得〉
田原さんと大学構内を 田原さんと大学構内を

そして、ここからが、今回のシンポジウムのことが出てくる。

〈2003年より日本生物地理学会会長に就任。学会と一般社会をつなぐ試みとしてミニシンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?」を継続して企画実施。人間とは何か、人間社会のあり方について様々な学識者と対話し、生物学と哲学が深く結びつき、人間の行動(生き様)の原点をなすことを学んできた。共著に『埼玉蝶の世界』埼玉新聞社(1984)、『チョウの生物学』東京大学出版会(2005)、『現代を生きる安藤昌益』お茶の水書房(2013)、『熱帯アジアのチョウ』北隆館(2015)、『ふしぎのお話・365』誠文堂新光社(2005)他、単著に『プルトニウム消滅!脱原発の新思考』展望社(2012)。〉
宇都宮健児さんと 宇都宮健児さんと

最後の本は私ももらって読んだ。それに安藤昌益の本も読んだ。

そうか。森中さんの本だったのか。と今、気がついた。

しかし、「埼玉蝶」って何だろう。蝶は日本中、いや世界中にいるのに、「埼玉」だけに特別の蝶がいるのか。

そういえば、『埼玉化する日本』という本があった。特色のない、どこにでもある都市(埼玉)のようになってるんだそうな。日本全体が。

埼玉蝶もそうなのか。独自性がなく、東京になりたいがなれず、その反撥と不満で酒ばかり飲んでいる。

伊東乾さんの実験 伊東乾さんの実験

いけない。これでは、「埼玉・夜の蝶の世界」になっちゃう。

話を戻す。日本生物地理学会は87年前に生まれたが、その経過について、森中さんが、このパンフの初めに説明していた。

〈昭和3年(1928年)、日本生物地理学会は、山階芳麿博士、黒田長禮博士ら当時の著名な鳥類学者の協力において、鳥類学者の蜂須賀正氏博士と東京大学教授で生物地理学の第一人者であった渡瀬庄三郎教授によって設立されました。蜂須賀正氏博士は、平成15年(2003年)に行われた生誕百年記念シンポジウムにおいて“型破りの人”との評がなされました。その言葉のとおり、自己の信念と哲学に基づいて時代を駆け抜けた人でありました。渡瀬庄三郎教授は、区系生物地理学における旧北区と東洋区の境界を示す“渡瀬線”によって著名であり、特定外来生物として最近問題になるジャワマングースを移入しましたが、当時困っていた野鼠やハブの被害を防ぐために生物学の知識を社会に役立てようと積極的に行動した強いパワーの持ち主でありました。日本生物地理学会創設者のこのような人となりを考え、学問を専門家の枠に留まることなく、人類社会に活かすことができればと思います。この一つの意思表示として、生物学に関する研究発表やシンポジウムの他に、この一般公開市民シンポジウムを継続して開催してきました〉

そうだったのか。特定外来生物をただ排除するだけでなく、その異分子を使って、国内の巨悪を撃とうということでしょう。

少なくとも、単なる生物学的“攘夷”ではありません。

異分子でもあり危険分子でもある「右翼」を呼んでみようと思ったのも、生物学者としての興味、関心かもしれません。

③生物学と右翼学の「異端」が会って…

画家の河田さんが絵を描いてくれました 画家の河田さんが絵を描いてくれました

森中氏は言います。

〈私自身は、自分をずっと左派と考えてきました。どうすれば人間社会がよくなるか、経済的弱者の立場に立って貧富の格差が少しでも埋まり、皆が平和に、テロや戦争のない人類社会を創りたいと念じてきました。こういう望みを持つことを左派的と考え、右派の知り合いも一人もおらず、また右派系のシンポジウムや集会に出ることもありませんでした。原発については、明確に反原発で…〉

ところが、ある時、この異端な種(右翼)に会うんですね。マングースに会うんです。

〈数年前に、右翼の団体として最も著名な一つである一水会顧問の鈴木邦男氏が原発に反対であると聞き、その講演会が行われるとあって非常に驚きました。というのは、右翼は皆原発推進だと思い込んでいたからです。その講演が終わって、中国を“シナ”と呼称する人がいるが、貴方はどう思うかという質問が会場から出ました。鈴木氏の返答に、私は驚嘆しました。私が考えていたのとは全く違った異次元の返答をされたからです。このとき以来、右派をそれなりに冷静に見るようになりました〉
河田さんの描いてくれた絵です 河田さんの描いてくれた絵です

その後、電話が来て、高田馬場で会ったんだと思います。

〈一水会顧問である鈴木邦男氏のことを左派の人達のなかで話したところ、「我々が考えるステレオタイプの右翼には見えない」と言われました。つまり右派のなかでも、他人に同調していない、いわば“右派の異端者”といってよいのではないかと思います〉

そして、「異端」として、目をつけてくれた。〈右派の異端者〉と〈左派の異端者〉の討論をやろうと言われたのだ。

〈私は、鈴木邦男さんと話して、今回の市民シンポジウムの内容を、貧富の格差・経済学、国防・憲法、原発・エネルギー、核兵器の分野で広く話しをすることで合意しました。日本人がこれからどう生きていくか、その生き様を二人の異端者が話します。今回は、講演者の他に論評者や沢山の著名なゲストをお迎えしています。おいで下さった皆様には、リラックスして存分にお話をお聴きいただき、今回の市民シンポジウムのもつ意味を、噛みしめて考えてみていただければと思います〉
打ち上げ会で 打ち上げ会で

そうですね。「異端者」だからこそ、自由に話し合えるのでしょう。

左右の大きな団体の人、「正統派」の人では、こうはいきません。自分たちの団体の「考え」だけを言う。自分の頭で考えることはできない。

それに、5人の論評者、5人のゲストがいる。こちらの方が著名な人々だ。

宇都宮さんと 宇都宮さんと

我々2人よりも、この人たちが壇上でシンポジウムをした方がよかったのではないか。そう思える人々だ。

では、当日の進行だ。日本生物地理学会(The Biogeographical Society of Japan)の第70回年次大会だ。

4月11日(土)は、市民シンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか」。

今年のテーマは、〈対論:右派の異端者、左派の異端者〉だ。「貧富格差、経済、国防、憲法、原発、エネルギーを踏まえ日本人、人類の生き様を語る」。

古賀茂明さん。4/12(日) 古賀茂明さん。4/12(日)

会場は池袋の立教大学のタッカーホールだ。1000名入る大ホールだ。学会ということで、毎年借りている。10年間ここでやっている。

でも、今年は、「大丈夫ですか?」と大学側から聞かれたようだ。

どうも生物地理学会のシンポジウムにふさわしくない。荒れるんじゃないか。右翼が殴り込みに来るんじゃないか…と心配したようだ。幸いにも、それはなかった。

シンポジウムは12時半から始まるので、12時までに来てくれと森中さんに言われていた。

「私が案内します」と週刊金曜日の赤岩さん(立教出身)が言ってくれたので、午前11時に池袋駅で待ち合わせ。椎野さんたちと一緒に行く。

途中、食堂で名物・オムライスを食べる。食べながら椎野さんが娘に電話している。「今、立教大学に来てるんだよ」と。

娘さんは立教を出たそうだ。「アンジェリカのお母さんですか?」「それは別の娘」。沢山いるらしい。娘や孫が。

渡瀬庄三郎についての説明
渡瀬庄三郎についての説明

④ゲストの方が凄い!

講演者、ゲストが壇上に
講演者、ゲストが壇上に
立教大学の校門で 立教大学の校門で

12時に、タッカーホールに着く。森中さんに会う。

「これから打ち合わせですか」と聞いたら、「ないです」。森中さんは忙しいし、話していられない。

12時半、開始。森中さんが「趣旨説明」。

それから司会の三中信宏さん(日本生物地理学会副会長)による「進行説明・講演者・論評者・ゲストの紹介」。

1時から1時40分。まず「右派の異端者」鈴木邦男の講演。それから、40分。「左派の異端者」森中定治さんの講演。その後、2人で討論する。

ネイキッドロフトです ネイキッドロフトです

…のだと思っていたが違う。変わったようだ。大物の論評者、ゲストが沢山いるし、ぜひ、話してほしいと思ったからだろう。

2人の異端者の話を聞いて、まず、田原総一朗さんが話す(2:20〜2:40)。

そして、一般参加者からの質問に、2人の異端者が答える。

事前に配られた「質問用紙」が回収されて、その中から、いくつかの質問に答えるのだ。

「昔、過激な右翼をやってた時は、誰を殺したいと思ってましたか」「なぜ、他の右翼は原発賛成なんですか」「右翼はどこから金を集めているんですか」…と。

そのいくつかに答えました。

右下の「Ⅳ」の人々を集めたいと 右下の「Ⅳ」の人々を集めたいと

3時50分から5時5分。「二人の異端者の話を聞いてのコメント」(論評者、各15分)。

伊東 乾(作曲・指揮者)

岩田 温(拓殖大学日本文化研究所)

野尻英一(自治医科大学准教授・哲学)

満田夏花(環境団体理事)

村岡 到(NPO邦人日本針路研究所理事長)

皆様から、貴重なお話を頂きました。

村岡さんは前から知っている。「ベーシック・インカム」について、まだ騒がれる前から聞いていたし、教えられていた。

古賀さんと 古賀さんと

続いて5時5分から6時25分。二人の異端者の話を聞いてのゲストのコメント。(各20分以内)

伊藤 誠(日本学士院会員・東京大学名誉教授)

宇都宮健児(弁護士・元日本弁護士連合会会長)

紺野大介(創業支援推進機構(ETT)理事長、中国精華大学・北京大学招聘教授)

竹田茂夫(法政大学教授)

そして、6時半。クロージングアドレス。上田恵介(立教大学教授)。

超満員でした 超満員でした

凄く、内容の濃いシンポジウムだった。

12時半から6時半まで、6時間だ。でも、その長さを感じなかった。こんな濃いシンポジウムを毎年やってるんだ。驚きだ。

去年は、テーマが「対論! 人類は原発をどうするのか?」だったと、森中さんが報告していた。

小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)を呼んでやった。小出さん、森中さんの話しを聞いて、まず加藤登紀子さん(歌手)が話しをする。そして、論評者・ゲストの話がある。

自民党議員、元NHKプロデューサー、東大、長崎大の教授、原子力市民委員会委員、スウェーデン社会研究所所長などだ。これも凄い。

⑤〈敵地〉、アウェイで闘ってこそ…

石坂啓さん(漫画家)姉妹と友人たち 石坂啓さん(漫画家)姉妹と友人たち

森中さんが小出さんに会って、「ぜひシンポジウムに出て下さい」とお願いした時、小出さんから「三つの条件」を出されたという。

これが面白い。去年の「講演要旨」に森中さんは書いている。

〈ところが小出先生は、1.敵地 2.現地 3.若者というご希望を出され、原発あるいは原子炉の維持・推進論者との対論を望まれました。私は、小出先生が真っ先に“敵地”と要望されたことに心魅かれました。というのは、これが民主主義の根幹に触れると考えるからです〉

これは凄い。なかなか言えない。凄い人だと思いました。

谷川さん親子のライブ。4/10(金) 谷川さん親子のライブ。4/10(金)
〈小出先生の心の中には、同じような考えの人のなかで演説するのではなく、異なる考え方をする人と対論したい。双方の考え方の違いをより深く理解し、より望ましい解決方法をともに見いだしたいという民主主義の原点があると、私には感じられました。自分が正しいと信じる言論(考え)だけをもって敵地に入っていくのです。これは大変勇気のいることです〉

なかなか、これだけの覚悟を持った人はいません。皆、自分を支持してくれる「ホーム」で話をしたいと思う。

右派なら右派だけでまとまって、「韓国はけしからん! 中国、韓国と戦争しろ!」「そうだ、そうだ!」で終わる。

左派ならば、「政府が悪い! 俺たちだけが正しい!」「そうだ、そうだ!」で終わる。

詩を朗読する谷川俊太郎さん 詩を朗読する谷川俊太郎さん

それで気分がよくなって、満足する。同じだ。

「そんなものでは何も生まれない!」と小出さんは言う。たった一人で「敵地」で話す。そんな覚悟がなくてはダメだと。

かつて、三島由紀夫はたった一人で東大全共闘の集会に乗り込んで、闘った。今なら、とてもそんな勇気のある人はいない。

東大の林健太郎は全共闘に監禁されて、何日も「大衆団交」に付き合わされた。

職員が、「機動隊を呼びましょう」とメモを差し入れたら、「心配無用。ただ今、学生を教育中」とメモを返して寄越した。

谷川俊太郎さんと 谷川俊太郎さんと

自分は監禁され、糾弾されているのではない。一人で、学生たちを「教育」してるんだ、と。

凄いですね。当時はそうした〈覚悟〉を持った学者、政治家、作家がいた。

村松剛さんは、左翼学生に家を焼かれたが、全く動揺せずに闘った。

愛国心、天皇、改憲…と言っただけで、左翼学生に糾弾され、暴力を振るわれた。

そんな時代に、生命をかけて闘った人たちがいた。その人たちに教えてもらい、私は幸せだったと思う。

賢作さんはピアノで 賢作さんはピアノで

今、安全圏にいて、「俺こそ愛国者だ!」と絶叫している人々とは全く違う。人間が違う。覚悟が違う。

そんな昔のことを思い出した。三島や小出さんのような勇気はないが、でも、私たちは敵地・アウェイでこそ闘うべきだろう。そこでこそ〈言論〉の質が問われる。それに私には、もう「ホーム」はないのだし…。そのことを教えられた。

竹中労が言ってたが、「人は弱いから群れるのではない。群れるから弱いのだ」。それを痛感した。

立教大学での討論の内容については、又、ゆっくり書いてみよう。

【訂正と謝罪】先週の「主張」に誤りがありました。松岡氏が逮捕されたのは警察にではなく、「検察に逮捕」だそうです。又、「紙の爆弾」10周年当日に配った「紙の爆弾」創刊号は、「増刷」したのではなく、在庫として残っていたものを配付したそうです。以上、訂正し、謝罪いたします。

【だいありー】

谷川俊太郎さん、賢作さんを囲んで 谷川俊太郎さん、賢作さんを囲んで
  1. 4月13日(月)午前中、原稿。
     午後、取材・打ち合わせ。
     夜、柔道。
  2. 4月14日(火)午前中、原稿。
     午後、雑誌の座談会。
     6時半、代官山のライブハウス「山羊に聞く」に行く。歌手のあがた森魚さんのライブを聴く。
あがた森魚さんのライブ。4/14(火) あがた森魚さんのライブ。4/14(火)

「赤色エレジー」で大ヒットを飛ばし、大正アナーキストの絶望的な闘いを描いた映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」でも出演した。甘粕の役で出ていた。

又、近々封切られる「ビリギャル」にも出演している。

監督の土井裕泰さんもこの日、来ていた。

又、祈祷師のびびこさんも来ていた。女優の高橋咲さんにも会いました。

あがた森魚さんと あがた森魚さんと
  1. 4月15日(水)午前中、原稿。
     午後1時、千歳烏山のみどり会館(世田谷区立区民斎場)に行く。
     阿部勉氏(元・楯の会一期生。一水会創立メンバー)の奥さん、毛塚靖子さんが亡くなり、その告別式。
     72才。まだ若かった。私は、2人が結婚する前から知っていた。
    息子さん、娘さんにもお会いした。子供は3人。孫は6人。秋田県に住んでいる阿部氏のお兄さんにも会いました。阿部氏が亡くなった時、そして、法事の時にも角館でお会いしてます。
     山平重樹氏、木村三浩氏、滑川裕二氏にも会いました。木村氏は夜は、ネイキッドロフトで、自由報道協会主催のトークに出る。私も行きたかったが、雑誌の対談があったので、そちらに行く。
祈祷師のびびこさんと 祈祷師のびびこさんと
  1. 4月16日(木)午前11時、取材。
     午後、図書館。
     夕方、雑誌の取材。今日から、石坂啓さん(漫画家)原作のテレビドラマ「アイムホーム」が始まったので見る。
  2. 4月17日(金)午前9時12分、東京発の新幹線で新潟へ。10時49分着。そこから新発田へ。
高橋咲さん、びびこさんたちと 高橋咲さん、びびこさんたちと

午後1時から新発田生涯学習センター。「斉藤てつお後援会オープニング集会」。新発田市議選に出る斉藤さんを励ます集会だ。

第1部は、そうだみつのりさんの歌。よかった。

第2部は講演会。「新発田が変わる、日本が変わる」と題して、私が講演する。

それから新潟に行く。18:30から、「クロスバルにいがた映像ホール」で対談。「右でもなく、左でもなく」。佐々木寛さん(日本平和学会会長。新潟国際情報大学教授)と話をする。刺激的で、楽しい対談だった。

新潟泊。

毛塚靖子さんの告別式 毛塚靖子さんの告別式
  1. 4月18日(土)再び、新発田に行く。
     午後2時から新発田市西公園公会堂で座談会。斉藤氏を中心に新発田の今後について皆と話し合う。
     そのあと、打ち合わせ。
     新発田泊。
  2. 4月19日(日)斉藤徹夫さんの告示第一声に同行する。午前中、市内を回って街宣。
     午後に東京に帰りました。仕事がたまっていたので、朝までかかって仕事しました。
     明日からは大阪、札幌だ。
「週刊朝日」4/24号
「週刊朝日」4/24号

【写真説明】

挨拶する森中定治さん

①4月11日(土)。立教大学タッカーホール。日本生物地理学会主宰の市民シンポジウム。挨拶する森中定治会長。

4/11(土)立教大学で

②森中会長と私が講演。論評者、ゲストの10人もコメントを。

田原総一朗さん

③論評する田原総一朗さん。

立教大学タッカーホール

④1000人入るタッカーホールです。壇上で話しているのは私ですね。

進行について説明してます

⑤今回のシンポジウムについて説明しています。森中会長が。

まず私が講演

⑥まず私が40分、講演しました。

これは第2部の質疑応答の時

⑦これは第2部ですね。質問に答えてます。

田原さん、森中さんと

⑧田原総一朗さん、森中定治さんと。

田原さんと大学構内を

⑨田原さんは1部で帰られるので、校門までお見送りしました。右は秘書をしている娘さんです。

宇都宮健児さんと

⑩宇都宮健児さんと。

伊東乾さんの実験

⑪伊東乾さんが、「共鳴」の実験をしています。これと同じことが、人間社会の世論でも起きるそうです。

画家の河田さんが絵を描いてくれました

⑫画家の河田勲さんが、私の絵を描いてくれました。

河田さんの描いてくれた絵です

⑬これが河田さんが描いてくれた絵です。私もサインしました。

渡瀬庄三郎についての説明

⑭日本生物地理学会の創設者・渡瀬庄三郎さんについて森中さんが説明しています。

講演者、ゲストが壇上に

⑮講演者、論評者、ゲストが壇上に勢揃いしました。

立教大学の校門で

⑯立教大学の校門の前で。

打ち上げ会で

⑰打ち上げ会で。

宇都宮さんと

⑱宇都宮さんと。

古賀茂明さん。4/12(日)

⑲これは翌、4月12日(日)です。ネイキッドロフトです。自由報道協会主催の集まりで。「渦中の人」古賀茂明さんが来ました。

ネイキッドロフトです

⑳自由報道協会の山口一臣さん、大貫康雄さん。そしてゲストの古賀茂明さん。

古賀さんと

㉑古賀さんと。私は、「文化放送」で古賀さんとは2度、対談してます。

右下の「Ⅳ」の人々を集めたいと

㉒スライドが今の政治状況を示し、右下の「Ⅳ」を私は目指します、と古賀さんは言ってました。

超満員でした

㉓超満員でした。

石坂啓さん(漫画家)姉妹と友人たち

㉔漫画家の石坂啓さんと妹2人。それに近所の人たちと。石坂さん原作の「アイムホーム」が4月16日からテレビ放送されます。木村拓哉主演です。皆に宣伝してました。

谷川さん親子のライブ。4/10(金)

㉕4月10日(金)代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」で、詩人の谷川俊太郎さんと息子さんの賢作さん(音楽家)のライブがありました。見に行きました。

詩を朗読する谷川俊太郎さん

㉖詩を朗読する谷川俊太郎さんです。「鉄腕アトム」の歌も作詞したそうで、自ら、歌ってくれました。

谷川俊太郎さんと

㉗谷川俊太郎さんと。私は『失敗の愛国心』を書いた時に、お世話になりました。

賢作さんはピアノで

㉘右は俊太郎さん。左は賢作さん。ビッグです。満員で、壇上にまで人が座ってます。

谷川俊太郎さん、賢作さんを囲んで

㉙谷川俊太郎さん、賢作さんを囲んで。レーニンさん、小林さん、メロンさんもいます。

あがた森魚さんのライブ。4/14(火)

㉚4月14日(火)は、この上のライブハウス「山羊に聞く」に行きました。あがた森魚さんのライブを聴きに行きました。

あがた森魚さんと

㉛あがた森魚さんと。「あの映画、よかったね」と言いました。「シュトルム・ウント・ドランクッ」です。大正時代のアナキストを描いた映画です。何やら連合赤軍を想起させる映画です。

祈祷師のびびこさんと

㉜祈祷師のびびこさんと。北芝健さんや鈴木宗男さんのパーティでも会いました。

高橋咲さん、びびこさんたちと

㉝女優の高橋咲さん。びびこさん。そして編集者の人たちと。

「週刊朝日」4/24号

㉞「週刊朝日」(4月24日号)には驚きました。鳩山由紀夫さん、孫崎享さん、木村三浩氏の「異色鼎談」が載ってました。
〈安倍首相は沖縄“植民地総督”にでもなったつもりか!〉

毛塚靖子さんの告別式

㉟阿部勉氏の奥さんの毛塚靖子さんが亡くなり、告別式が行われました。4月15日(水)です。72才でした。

【お知らせ】

  1. 4月20日(月)午後6時、大阪・難波ジュンク堂書店。内田樹さんと対談です。『慨世の遠吠え』(鹿砦社)の出版記念トークです。まだ、席に余裕があるそうです。お早くお申し込み下さい。
  2. 4月21日(火)午後6時。札幌時計台シンポジウム。講師は孫崎享さんです。テーマは、「日本の進むべき道」です。
    参加申し込みは、柏艪舎へ。011(219)1211
  3. 4月26日(日」新宿k's cinemaで4月18日(土」から映画「ナオトひとりっきり」が上映されます。原発・福島を描いた実に衝撃的な映画です。午前10時からです。この日は、上映後、11時40分から、監督の中村真夕さんと、原発、福島についてトークをします。
     又、この日、夜も映画館トークです。〈「グレートジャーニー」関野吉晴、前代未聞の大航海〉。「縄文号とパクール号の航海」(水本博之監督)が今、ポレポレ東中野で上映中です。夜の回(午後8時〜10時)のあとに、関野吉晴さん、水本監督、鈴木によるトークがあります。命懸けの航海で、自然とは何か、国家とは何か。…と考えさせます。凄い映画です。
  4. 5月2日(土)午前11時〜午後1時。「デモクラTV。本会議」に出ます。
  5. 5月8日(金)午後7時、一水会フォーラムホテルサンルート高田馬場。講師は田原牧さん(東京新聞)。
  6. 5月29日(金)午後7時、「本の会」で講演。「マスコミはもっと自由に」。
  7. 6月7日(日)午後2時。「前田日明ゼミin西宮」。この日は田原総一朗さんがゲストです。私も聞きに行こうと思ってます。
  8. 6月9日(火)札幌時計台シンポジウム。新選組・永倉新八のひ孫・杉村和紀さんと対談します。テーマは、「新選組と現代」です。
  9. 6月12日(金)「9条の会さいたま」で講演します。午後6時30分より。浦和駅東口パルコの9F、第15集会室です。
  10. 6月23日(火)、24日(水)。劇団「再生」公演。「二十歳の原点」。23日(火)には高木尋士氏と鈴木のプレトークがあります。
    【この公演は、予定通り行われます。場所は千歳船橋のアポックシアターです】
  11. 6月27日(土)、17時、神奈川の教育者の集会で、憲法についての講演をやります。
  12. 7月20日(月・祝)13時30分。エル大阪。「和歌山カレー事件を考える会」の大阪集会を行います。私も行きます。
  13. ちょっと先ですが、毎年恒例の「生誕祭」を8月2日(日)に行います。阿佐ヶ谷ロフトで、午後1時から4時まで。今年はどんなゲストが出て、どんな集まりになるのでしょうか。私も楽しみです。
  14. 9月29日(火)午後6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストは内田樹さんです。テーマは、「強い国家か、強い個人か」です。
     又、11月10日(火)の札幌時計台シンポジウムのゲストも決まりました。蓮池透さんです。