2015/07/06 鈴木邦男

先生たちの前で、憲法の講演をしました!

九条を守る神奈川高校教職員の会。6/27(土)
九条を守る神奈川高校教職員の会。6/27(土)

①「諸悪の根元=日本国憲法」と思ってた

超満員でした
超満員でした
「教え子を戦場に送るな!」と 「教え子を戦場に送るな!」と

高校の先生方を前にして講演をした。いいのかな、偉そうに。

高校時代は(今も)劣等生だった私が、こんなことをして。…と恥じ入りながら話しましたよ。

6月27日(土)午後5時半からだ。石川町にある「かながわ労働プラザ」4階だ。

案内状には、「4階5・6・7会議室」と書かれている。

不思議だ。この3つの会議室のどれかでやる。だから探してくれ。ということかと思った。変わった案内状だ。

でも違うのだ。会場に来て分かった。5・6・7の三つの会議室をぶち抜いて、会場を作っているのだ。だから、やたらと広い。

そこに、大勢の人たちが詰めかけている。現役の高校教師が中心だ。中には退職した人もいる。20代の青年もいる。平成生まれだという。さらに、お母さんに連れられた赤ん坊もいる。

当日のポスター 当日のポスター

2才から85才まで、年齢も幅広い。

この日の講演会は「九条を守る神奈川高校教職員の会」が主催。

〈鈴木邦男さん講演会。夏の学習会〉

そして講演のテーマが、

〈右翼の立場から安倍政権を考える〉

と出ている。これも、ちょっと恥ずかしい。

だって、「お前なんかもう右翼じゃない!」「右翼を名乗るな!」と右翼の人たちから言われている。

だから、「右翼の立場から」じゃないな。長い間、「右翼運動をやってきた立場」から、個人として考えるんだ。そう断って話を始めた。

終わってサイン会 終わってサイン会

それに、案内状を見ると、「右翼の立場から…」の前に大きく、「九条を守る」と書かれている。

あれっ、今日のテーマは「九条を守る」だったのか。九条の理念は大切だし、それでもいいか。と思っていたら、どうも、これは主催者の名前のようだ。

「九条を守る神奈川高校教職員の会」と大きく書いてるのだ。その前半、「九条を守る」だけをさらに大きく書いてるので、あたかもこれが講演テーマのように思える。

それでもいいか。九条の理念は大切なんだし、と思って話し始めた。

私は学生時代から右翼学生運動をやってきた。

闘いのメインテーマは「憲法改正」だった。これを改正しない限り、日本の再生・自立はないと思った。「諸悪の根元・日本国憲法」と言っていた。

二次会です 二次会です

占領中にアメリカによって押し付けられた憲法だ。占領軍は「日本弱体化」のために、1週間でこの憲法を作り、日本に押し付けた。

特に、24条なんかは22才の女性が作った。女子大生のレポートじゃあるまいし、日本をなめている。そう思った。

「諸悪の根元」ということは、あらゆる悪がこの憲法から生まれてる。ということだ。

9条のせいで自衛の軍備も持てない。歴史・伝統も否定された。家族制度も破壊された。だから、子供の犯罪も増えた。大人の権威もなくなったし、教育崩壊も起きている。外交も経済も、うまくいかない。

そうだ。全ての原因は憲法だ。日本を弱体化し、日本人を骨抜きにするために占領軍によって作られ、押し付けられたのが憲法だ。

日本の全ての悪は、ここから発する。これさえ打倒し、改めたら日本は良い国になる。素晴らしい国になる。そう思って、闘ったのだ。

安倍ちゃんがヒトラーにされていた
安倍ちゃんがヒトラーにされていた

②ベアテさんとの出会いで変わった

二次会でも「講演」 二次会でも「講演」

「諸悪の根元・日本国憲法」という言い方は、論理ではない。スローガンだ。デモのプラカードだ。それを大きな「政治スローガン」にしていたのだ。

でも何十年後かに考えたが、〈これは行き過ぎだよな〉と。

「諸悪の根元」というのならば、もし憲法が改正されたら、「諸悪」はなくなり、全てうまくゆくことになる。

家庭崩壊はなくなり、離婚はなくなり、犯罪もなくなる。人のものを盗ったり、人を殺す人もいなくなる。そう言ってきた。

でも、冷静に考えたら分かるが、これはオーバーだし、言い過ぎだ。こんなはずはない。

憲法改正したら、一億の国民の心が瞬時に変わり、皆、「善人」になってしまう。そんなことはない。

二次会の記念撮影 二次会の記念撮影

そうか。運動のスローガンとはいえ、随分といい加減なことを言ってきたもんだ。と思った。

改憲したって何も変わらないかもしれない。でももう一度、この憲法を見直してみよう。

それで、「改めることはない」と皆が言ったら、それはもう、立派な日本国憲法だ。いや、「ここは直した方がいい」「ここはこうしよう」という点があったら直したらいい。じっくりと時間をかけて、やったらいい。

ところが今は、混乱に乗じて、勢いに乗って一気に変えようとしている。これは危ないと思う。その危なさを感じたから、慶應の小林節先生も言っているのだ。

又、改正するならば、少なくとも今の憲法よりも、もっと民主的で、もっと進歩的なものにすべきだ。

柔道仲間の福田君も来てくれた 柔道仲間の福田君も来てくれた

何なら民間の試案を出してもらってもいい。今の憲法を作る時、どうしても「占領軍の押し付け」だけが強調される。

それはあったが、他に、日本人の民間の試案もあった。占領軍はそれを参考にしたという話もある。

又、確かに、占領中の「押し付け」は酷い話だが、だったら、それを超える内容の改憲をしなくてはならない。でなかったら、改憲する必要はない。

ところが、自衛隊を軍隊にする。強力な軍隊を持つ。さらに軍隊が動きやすいようにする。そのため国民の表現、集会…の自由が制限されていったら大変だ。

そしてアメリカと一緒に戦争に行く。

これだったら、「アメリカの傭兵」になってしまう。

24条を書いたベアテさんとは何度も会ったし、ニューヨークでも討論をした。

6/28(日)ネイキッドロフト 6/28(日)ネイキッドロフト

ベアテさんは子供時代、日本にいた。だから、貧しい日本の女性、その生活をよく見ている。

だから、「世界一民主的な条項を作ろう」と思った。

私はベアテさんから、憲法を作った人々の「苦労」を聞いた。

又、アメリカでも出来なかった民主的な条項を作ろうとした。

又、こうも思ったという。第二次世界大戦は最後の戦争だ。これからは大戦はない。だからまず日本が軍隊を放棄し、世界の先駆けとなり、モデルケースになる。

(善意に解釈すれば)そういう夢と希望を持っていた。しかし、いくら夢や理想や希望を持っていたとしても、占領中に日本に押し付けたことには「疚しさ」を感じなかったのだろうか。

ベアテさんに遠慮がちに聞いたことがある。どうも感じなかったようだ。それだけ自分たちの「改憲案」には自信を持っていたのだろう。

(第1部で)湯山玲子さんと武田砂鉄さん (第1部で)湯山玲子さんと武田砂鉄さん

だったら、それだけの夢や情熱を持って作った憲法を改めるというのなら、それ以上の夢や愛や情熱を持ってやらなければならない。

ところが、「押し付けだからダメだ」「日本を取り戻す」という掛け声だけで「元に戻す」という。それだけではダメだろう。そう思う。〈強い日本〉を作ろうとして、軍事力を強大にしたら、国民の権利や自由、人権は抑圧される。

だから、何回も言ってるが、「自由のない自主憲法よりは、自由のある押し付け憲法」の方がいい。国民のために憲法があるのだ。憲法のために国民があるのではない。

③「24条の歌を探して!」とベアテさんに頼まれ…

(第2部で)湯山玲子さん、武田砂鉄さん (第2部で)湯山玲子さん、武田砂鉄さん

ベアテさんは、とても純粋な人だった。日本人のために、よかれと思って憲法を作ったのだと信じて疑わない。

特に自らが作った24条は、その確信を持っている。

私も、この条文は素晴らしいと思っている。たとえ、改憲したとしても残すべき条項だと思う。

当時、女性の権利を認め、アメリでも、カでも出来なかった民主的な条項を作った。「日本の人たちも大いに喜んで受け入れたと聞いてます」と言う。

確かにそういう人もいただろう。ベアテさんの印象、思いは、もっと大きい。

「日本人が24条を評価し、喜んだと聞いてます。その証拠に、“24条をたたえる歌”まで出来て、全国で歌われたんでしょう」と言う。

エッ?と思った。そんなことは知らない。

これが武田さんの新書 これが武田さんの新書

でも、ベアテさんは自信を持って言う。日本における「歴史的事実」のように言う。

しかし、その歌が分からない。護憲派の人たちに随分、聞いたけど、分からない。だから、「鈴木さん、探して下さい」と言う。

改憲派の私に頼むのか!と思ったけど、必死に探した。何十人、何百人と聞いた。図書館で調べた。

そして、やっと分かって、ベアテさんに渡した。

ここで話は現在に戻り、6月27日(土)の「九条を守る教職員の会」だ。

「今日は皆様に、この歴史的な歌を聞いてもらいます!」と言った。会場がざわめいた。えっ、そんな歌があったのか、と。

「ちなみに、24条の歌があると知ってた人は?」と言うと一人もいない。他の護憲派の集会で聞いてもいなかった。

じゃ、日本で私だけか。知ってるのは。

それで、会場の設備を借りて、私のもってきたCDをかけた。守屋浩の「憲法24条知ってるかい?」という歌だ。かなりコミックだが、24条の精神をよく表している。

もう40年以上も前の歌だ。まだ子供の結婚に親が反対することがあった。見合いも多い。好きになった男女が、結婚しようとしたら、親が反対する。

そんな古い父親や母親に意見をする。「婚姻は、両性の合意のみに基づいて…」という条文を見せて、親の承諾なしに出来る。「お父さんたら、知らないの? 憲法24条を!」という歌だ。古い父母に意見をし、教え諭すのだ。

④「私たちの欠点を教えてくれ」と言われ…

6/29(月)「北朝鮮問題セミナー」 6/29(月)「北朝鮮問題セミナー」

よく聞くと、なかなかいい歌だ。でも、こんなに大勢人が集まってるのに、誰一人知らない。どこの会場でもそうだった。

じゃ、まったく、流行らなかった歌なのだろうか。不思議だ。

「押し付け憲法だ」と言われていたから、マスコミも自粛して流さなかったのか。謎だ。これは、「九条の会」のテーマソングにしてもいいだろう、と私は言いました。

この日の私の講演では、この歌が一番受けた。

それと質疑応答で感心したことがある。

「私は自分のことを左翼だと思ってます。右翼の鈴木さんから見て、左翼の運動の悪い点、ここがダメだという点があったら教えて下さい」と言う。随分と謙虚な人だ。普通、こんな質問は出ない。「自分たちの欠点を教えて下さい」なんて言う人はいない。

だって、ここにいる皆を批判してくれ、ということだ。主催者に喧嘩を売っているようなものだ。

学士会館で行われました 学士会館で行われました

こんなビックリする質問が出ること自体、この集まりが、オープンで寛容だということだ。

だから私も真剣に答えました。左だけでなく、右の人々も、又、宗教をやってる人、市民運動をやってる人にもいえることだが、と断って答えた。

「自分たちは正義だ」と思い、人々が集まる。それは悪いことではない。

それを多くの人々に知ってもらおうと運動をする。その時に、どうしても「焦り」が生まれる。

もっと強硬な手段をとったらいいのではないか。もっと、手っ取り早いやり方をした方がいいのではないか、と。「非合法手段への誘惑」だ。これは、絶対に拒否しなくてはダメだ。

さらに、「正義」だと思う人々が集まると、内部で「冷静な眼」がなくなる時がある。それは気を付けないといけない。

「野球発祥の地」の像が 「野球発祥の地」の像が

常に「第三者の眼」「客観的な眼」を持っておく。それが必要だ。

同じ考えの人たちといると、楽しい。「そうだ、そうだ!」「敵はやっつけろ!」と言う。自分が大きくなった気がする。

でも、「同じ考え」の中では、より強硬な意見の方が主力を占める。リードする。

そして、「客観的な眼」がなくなる。暴走する。これは一番気を付けなくてはならない。

私は、自分の失敗の中からそれを学んだ。又、高橋和巳やカミュを読み、考える中から得られたことも多い。

さらには、考えの違う多くの人々と話し合って考え、教えられてきたことだ。そんなことを話した。自由で開かれた会だったので話せたのだ。とても楽しく話が出来た。ありがとうございました。

【だいありー】

打ち上げ会で 打ち上げ会で
  1. 6月29日(月)午前中、原稿。
     午後、新宿で出版社の人と打ち合わせ。
     6時、学士会館。東アジア総合研究所主催による「緊急時局北朝鮮問題セミナー」を聞きに行く。テーマは〈緊迫する南北問題の行方を探る〉。韓国から2人の先生を招き、さらに、朝鮮問題の専門家が入って話す。
     貴重な話が聞けた。メインゲストは、韓国から来日した金京雄さん(韓半島統一研究院院長。前韓国統一部スポークスマン)。李宇烔(韓国安保統一研究院南北経済研究所所長)。さらに、小牧輝夫さん。小野田明広さん(東アジア研究所)。五味洋治さん(東京新聞)。徐正根さん(山梨県立大学)。李東埼さん(元朝鮮時報編集長)。
     専門家ばかりだし、貴重で、詳しい話が聞けた。韓国と北朝鮮の統一や、統一後の政治形態などに言及した人もいて、とても興味深かった。
     終わって、二次会に誘われ、椎野さんと3月にソウル大学まで行って来た報告をしました。
これは、お薦めの本です9 これは、お薦めの本です9
  1. 6月30日(火)午前中、原稿。午後、図書館。夜、打ち合わせ。飲む。夜、いろんなところから電話が集中。71才の男が生活苦で新幹線の中で自殺した。「鈴木さんに違いない!」と思ったらしい。死んでたら電話に出れないよ。
  2. 7月1日(水)今日は、一日、家にいて仕事をする。遅れていた原稿を書く。
  3. 7月2日(木)昼、河合塾コスモ。自習室で勉強。3時、「現代文要約」。5時、「読書ゼミ」。三浦瑠麗さんの『日本人に絶望している人のための政治入門』(文春新書)を読む。なかなか刺激的な本だった。
  4. 7月3日(金)午前中、原稿。昼、図書館。午後2時、取材。月刊誌の人と会う。
  5. 7月4日(土)昼の飛行機で函館へ。2時に着き、車で、函館山へ。60年安保の時の全学連委員長・唐牛健太郎さんの墓前祭に出る。全国から多くの同志・支援者が集まっていた。一代の英雄だ。晩年、私は、随分とお世話になった。一水会でも講演してくれた。今、佐野眞一さんが評伝を書いている。全国から来た人々が、思いを語っていた。終わって、打ち上げ会。そのあと、函館山に登って、「日本一の夜景」を見る。
  6. 7月5日(日)札幌から来た高橋夫妻が函館を案内してくれる。随分と町を歩き回った。
     又、民主党の逢坂誠二さん、徳永エリさんと会った。さらに、いとこの上谷俊夫さんに会う。又、函館山で高校時代の同級生にパッタリ会った。出会いの多い日だった。
     そして、夜7時半発の飛行機で東京に帰る。9時、羽田着。
資料を整理してたら、出てきました
資料を整理してたら、出てきました

【写真説明】

九条を守る神奈川高校教職員の会。6/27(土)

①6月27日(土)。「九条を守る神奈川高校教職員の会」に呼ばれて、憲法の話をしました。

超満員でした

②3つの部屋をぶち抜いた、広い会場に大勢の人が集まってました。

「教え子を戦場に送るな!」と

③「教え子を戦場に送るな!」というスローガンも。

当日のポスター

④当日のポスターです。私の講演のテーマが「九条を守る」みたいですね。ますます、「反日だ!」と言われそうですね。

安倍ちゃんがヒトラーにされていた

⑤あらあら、安倍ちゃんがヒトラーにされてますよ。

終わってサイン会

⑥終わって、質疑応答。そしてサイン会です。

二次会です

⑦中華料理店で二次会です。先生方の苦労話を聞きました。

二次会でも「講演」

⑧二次会の最後に私が挨拶しました。こんな素晴らしい会に呼んでもらって本当に嬉しかったです。

二次会の記念撮影

⑨二次会の記念撮影です。

柔道仲間の福田君も来てくれた

⑩講道館で稽古をしている福田君(学生)も来てくれました。「鈴木さんのブログを見て来ました」と言ってました。彼が憲法や政治に関心があるとは思いませんでした。講道館の人とは柔道や格闘技の話しかしないので。でも、大学で法学をやってるそうです。知りませんでした。

6/28(日)ネイキッドロフト

⑪6月28日(日)7:00p.m.。ネイキッドロフト。武田砂鉄さん(中央)の出版記念会トークです。手に持ってるのが、その本で、『紋切型社会=言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社)です。左は椎野礼仁さんです。

(第1部で)湯山玲子さんと武田砂鉄さん

⑫第1部は、武田砂鉄さんと湯山玲子さんのトークでした。

(第2部で)湯山玲子さん、武田砂鉄さん

⑬第2部は、私も入って、「作家の仕事」と「編集者の仕事」について詳しく聞きました。2人とも難しい言葉を使うので、半分くらい分からない。「エクセルって何?」「オワコンって何?」と聞いたら、「そんなことも知らないの」と馬鹿にされました。

これが武田さんの新書

⑭これが武田さんの新著です。随分と売れてます。新聞や週刊誌にも随分と書評が出ています。

6/29(月)「北朝鮮問題セミナー」

⑮6月29日(月)6:30p.m.。「緊迫する南北問題の行方を探る」を聞きに行きました。

学士会館で行われました

⑯学士会館で開かれました。専門家ばかりなので、とても貴重な話が聞けました。

「野球発祥の地」の像が

⑰学士会館を出たら、すぐのとこに「日本野球発祥の地」の像(碑?)がありました。「ボールを握ってる大きな手」ですね。その手を自分の手で握っているのは椎野礼仁さんです。

打ち上げ会で

⑱打ち上げ会で。私の左は東京新聞の五味さんですね。

これは、お薦めの本です9

⑲本屋で見かけて、すぐに買いました。実にいい本でした。『戦争をしない国。明仁天皇のメッセージ』。〈あなたは、天皇の言葉に耳を傾けたことがありますか〉と書かれてます。小学館発行です。

資料を整理してたら、出てきました

⑳家で書類の整理をしてたら、こんな新聞が出て来ました。右系の「国民新聞」ですね。「鈴木邦男(一水会代表)」と書かれてるから、私が代表の頃ですね。かなり前です。「平成6年6月28日」と出てます。「在日外国人参政権問題」で「売国発言」をしたんですな。昔から、こんな売国発言をして、皆から批判されてるんですね。いっそのこと、『鈴木邦男売国発言集』でも作ろうかな。

【お知らせ】

  1. 月刊「創」(8月号)発売中です。私の連載では、「イルカをめぐる冒険」を書いてます。又、月刊「紙の爆弾」(8月号)も発売中です。私の連載では、アーチャリーと対談しています。これは、よく対談してくれたと思います。今まで知らなかったオウムのことを聞きました。全く知らなかったアーチャリーの世界を知りました。
  2. 7月6日(月」7時、ロフトプラスワン20周年「感謝祭」です。もう、そんなになったんですか。凄い。感謝祭と生誕祭です。これは行ってみなくっちゃ。
  1. 7月10日(金)午後6時半。一水会フォーラムホテルサンルート高田馬場。講師は柳澤協二さん(元内閣官房副長官補)。テーマは、「亡国の集団的自衛権」です。
  1. 7月12日(日)「鹿砦社弾圧10年。復活の集い」。午後2時から、西宮であります。会場はcaféインティライミ(阪神電車西宮駅前)です。特別講演が青木理さん。コメント&トークが私です。
  2. 7月20日(月・祝)13時30分。エル大阪。「和歌山カレー事件を考える会」の大阪集会を行います。私も行きます。
  3. 8月2日(日)私の100才の「生誕祭」です。阿佐ヶ谷ロフトで午後1時から4時まで。ゲストは、アーチャリーさん。ねづっちさん。蓮池透さん。武田砂鉄さん…などが決まっております。北芝健さんも来ます。お早めにお申し込み下さい。
  4. 8月8日(土)より、「天皇と軍隊」が緊急上映されます。ポレポレ東中野です。〈9条はなぜ必要だったのか? なぜ天皇制は存続したのか? 昭和天皇と自衛隊を正面から見据えたフランス制作ドキュメンタリーです! 連日、上映後、スペシャルトークがあります。8月12日(水)には私が出ます。
  5. 8月10日(月)一水会フォーラム。午後7時より。ホテルサンルート高田馬場。何と!講師は鈴木邦男です。戦後70年。そして一水会43年の歴史について語ります。さらに、現在の民族派運動の課題と展望について語るそうです。
  6. 8月18日(火)7時。代官山。「山羊に聞く?」(先週、「晴れた日は空に豆まいて」と書きましたが、正確には、「山羊に聞く?」です。同じビルなんですが階が違います。すみません)。
     GHQが日本人の再教育のために作ったフィルムが発見され、それを管理してる人が見せてくれるそうです。これは必見です。さらに、『アメリカ映画と占領政策』の著書のある谷川健司さん(早大教授)が出ます。桃井メロンさんと私も出ます。とても興味があります。
  7. 8月28日(金)〜30日(土)。小田急線千歳船橋APOCシアター。劇団再生による〈見沢知廉没後10年。高橋京子三回忌記念公演〉。『天皇ごっこ〜母と息子の囚人狂時代〜』を上演します。2日目の、8月29日(土)、午後7時より、「再生」代表の高木尋士氏、大浦信行監督、そして私のプレトークがあります。
  8. 9月29日(火)午後6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストは内田樹さんです。テーマは、「強い国家か、強い個人か」です。申し込みが随分と来てるそうです。お早くお申し込みを。
     又、11月10日(火)の札幌時計台シンポジウムのゲストも決まりました。蓮池透さんです。