2015/10/05 鈴木邦男

「愚行」と「狂気」の時代を、どう生きるか

超満員の札幌時計台ホール。9/29
超満員の札幌時計台ホール。9/29

①大盛況の時計台シンポだった

司会の中尾さん。内田樹さん。鈴木
司会の中尾さん。内田樹さん。鈴木
第1部。内田樹さんの講演。 第1部。内田樹さんの講演。

札幌の時計台シンポジウムは凄かった。

今までの最高の評判、入場者だった。申込者が多すぎて、とても入り切れないので、早々に断ったという。

もったいない。と言って、急遽、「じゃ、もう一日、追加してやります」とも言えない。泣く泣く、断った。

それだけ「内田樹さんを見たい!」「話を聞きたい!」という人が多かったのだ。

今回は新聞案内などは一切ない。口コミだけだ。

「北海道に内田樹さんが来るらしいよ」「凄いね。ぜひ話を聞きたい」…ということで、希望者が殺到した。

又、この日は、その前にも〈仕事〉があった。内田さんと北海道新聞を訪ねて、あの植村隆さんに会ったのだ。朝日新聞で、慰安婦を取材した植村さんだ。

第2部。2人のトーク。 第2部。2人のトーク。

真摯な取材なのに、「捏造だ!」と批判され、猛バッシングを浴びた。

今、札幌の大学に勤めているが、そこにまで攻撃が来る。又、家庭にまで攻撃が来る。その実態を詳しく聞いた。

札幌時計台も凄い盛り上がりだった。2人の著書『慨世の遠吠え』(鹿砦社)もたくさん並んでいたし、終わってサイン会でも忙しかった。

この本は、内容もスリリングだが、場所もスリリングな所でやった。ホテルの会議室。

映画館を借り切ってのトーク。そして内田さんの合気道の道場。そこで稽古をつけてもらいながらのトーク。

大変だった。でも、楽しかったし、とても勉強になった。

おかげで好評で、再版が出た。

終わって、壇上で 終わって、壇上で

さらに、来年は、第2弾が出る。又、合気道道場で対談をする。さらに、漫画喫茶を借り切ってのトーク。などだ。

出版社もいろんなことを考えている。

この日、時計台でも、合気道や武道の話。そして現在の政治状況。さらに我々の生活。などについて内田さんと話し合った。

福沢諭吉は言っている。「一身独立して、一国独立す」と。

一人一人が自分の頭で考え、悩み、そして立ち上がる。それなくして国が独立し、強くなることはない…と。

それなのに、今の政治は逆だ。デモや世論調査など「国民の声」は届かない。国民の側もあきらめている。

一方、「国家が強くなればいい」と思う人々が急増した。

国家が強大な軍備を持ち、中国・韓国の「脅威」に備える。そうしたら我々一人一人も強くなれると思う。

打ち上げ会です 打ち上げ会です

でも、これは違うだろう。と思う。内田さんにも聞いた。

そして、今の〈日本〉について考えた。

「この日のトークの記録は早く出したいですね」と柏艪舎の社長も言う。これだけでも、緊急出版で、1冊の本になる。そう考えているようだ。

又、「時計台シンポ」のこれからの予定も発表された。

11月が蓮池透さん。3月が鳩山由紀夫さん。5月がアーチャリーだ。豪華なゲストだ。さらに7月以降も今、交渉している。

飛行機の中でも、内田さんの本を必死で読んでいた。

多分、内田さんは今まで200冊ほど出版している。「全て読破しよう」と思ったがムリだ。こっちが読む以上に、どんどん出している。週に3冊も出した時もあるそうな。

来年は、内田さんと第2弾の本を出す。さらに詳しく、具体的なテーマについて話し合いたい。

②浅沼さんの追悼。55年前を想った

今回のポスター 今回のポスター

今週は、火(9月29日)、水(30日)が札幌に行ったが、それからが又、忙しかった。

30日は、札幌から帰り、そのままロフトに行って昼間たかし氏の出版トーク。宮台さんとも久しぶりに会った。楽しかった。

翌、木(10月1日)は、元中国大使の丹羽さんにお会いした。

学校が終わってからは、浅沼稲次郎さんの追悼集会に出た。山口二矢に刺殺されたのは、もう55年前か。

山口二矢はこの時、17才。私も17才だった(高校2年)。

ただただ驚きだった。「同じ年の人間がなぜ、あんなことが出来るのか」と思った。

それが、右の運動に入る上でのスタートになった。

テロは支持しない。でも、明確に否定する論理もなく、ただ驚き、茫然自失としていた。

1960年の事でした。55年前か。もう「前世の記憶」のような感じだ。

これからの時計台シンポジウム これからの時計台シンポジウム

浅沼さん追悼は、前にも憲政記念館でやり、私も出た。

浅沼さんは立派な政治家だった。文字通り、清貧だった。アパートに住み、近くの銭湯に行っていた。

今、こんな政治家はいない。一人もいない。「先生、お背中を流しましょう」と近所の青年が言う。

「広い背中ですね。黒板のようですね」

「じゃ、ここに政治家への不満や要望を書きなさい。私が必死になって実現する」と。

いい話ですね。大衆政治家だ。

映画の「ワンワン物語」にも出ている。声優として。犬好きだったんだ。犬を連れて散歩している写真がある。本人は着物姿だ。まるで西郷さんだ、と思った。

木曜日(10月1日)は、遅くまで集会があり、終わって家で朝まで仕事。

植村隆さんを囲んで 植村隆さんを囲んで

そして翌金曜日(10月2日)は、大阪に日帰りで行ってきた。大阪読売テレビの「そこまで言って委員会」に出た。

又、土、日も集会、勉強会に出た。超多忙な一週間だった。

それら一つ一つについて書いてみたい。考えてみたい。でも、それでは、書き切れない。

「時計台」「そこまで言って委員会」「浅沼稲次郎さん追悼集会」「死刑廃止集会」…。書きたいものは沢山ある。

しかし、ここでは、「百年の愚行」展だけについて、少し触れておきたい。

③この百年は「愚行」だった!と

植村応援団編集の「資料集」 植村応援団編集の「資料集」

9月25日(金)。「百年の愚行」展に行った。写真展を見る。そしてトークだ。

その前に、『百年の愚行』と『続・百年の愚行』の2冊の本を読む。かなり厚い。

でも最近、大西巨人の『神聖喜劇』全5巻を読破したばかりだ。それに比べたら、読みやすい。

それにしても、この本、この写真展のタイトルが凄い。

確かに、戦争や環境破壊や、いろんな〈愚かな行為〉はあっただろう。

しかし、世界の平和を求め、世界が協力しあい、自由を求めて苦悩し、闘ってもきた面もあるはずだ。

それなのに、プラスの面は見ないで、いきなり全否定の『百年の愚行』かよ。と思った。

さらに、『続・百年の愚行』だ。そんなに断定し、決めつけていいのかな。と思った。正直そう思った。

「百年の愚行」展で 「百年の愚行」展で

ところが、この2冊の本を読んで、その写真に、その文章に圧倒された。打ちのめされた。

これじゃ、『百年の愚行』と決めつけられても仕方はない。と思った。

本を読み終わって、「前書き」が決して、「一方的な決めつけ」ではないと思った。為にする「断定」でもない。真実、ありのままだと思った。

「前書き」には、こう書かれている。

〈科学技術と産業が飛躍的に発達した20世紀は、「創造と革新の世紀」と呼びうるかもしれません。とはいえその一方、それは「破壊と愚行の世紀」でもありました。戦争や迫害は言うに及ばず、乱獲や乱伐、無謀な土地の開発や造成、大量生産と大量消費による自然破壊は、人類そのものの存続にまでかかわってきています〉
小崎哲哉さんとトーク 小崎哲哉さんとトーク

何の基礎知識もなく、漫然とこの本を読み始めたら、ギエッ!と思った。

そこまで言うのかよ、と思う。「反日的」な本だ。いや、「反世界的」な本だ、と思ってしまう。

まいったなー、イデオロギーが主導する偏見に満ちた本じゃないのか。そう思って、サッと読み飛ばした。

だが、1冊読み終わって、ガーンと頭を殴られたような衝撃を感じた。確かに、そうだ。これはもう「百年の愚行」だよ、と思った。

そして、もう一度、「前書き」を読んだ。これは勇気のある告発だ。勇気のある挑戦だ、と思った。

今、引用した部分のあとは、こう続く。

〈そんな現実に目を向ける必要がある、と私たちは考えました。美しかった過去を懐かしんだり、美しかるべき未来に期待したりするのももちろん結構なことでしょう。でも世紀が改まった今、私たちがどんな地点まで来てしまったのか、どんな場所に立っているのか、振り返ってみるのも悪くないと思ったのです〉

④「続々・百年の愚行」にしない為に

アーティストが持ってるビンは… アーティストが持ってるビンは…
〈この企画では、総計約100点の写真を選び、1冊の写真集を編んでみました。それぞれの写真は、人類が地球環境と自分自身に対して及ぼした数々の愚行の「象徴」であり、と同時にひとつひとつがれっきとした「現実」でもあります。個々の「現実」を捉えたのは、多くは報道に携わるフォト・ジャーナリストたち。彼ら写真家と、作品を掲載したメディアに敬意を表し、オリジナル版では新聞紙を再利用した台紙に写真を貼りつけることにしました。この普及版でもその趣はいくぶん伝わるかと思います。古新聞はまた、大量消費とリサイクルの時代の象徴でもあります〉
三島由紀夫が入ってました 三島由紀夫が入ってました

私が読んだのは、勿論、普及版だ。『百年の愚行』『続・百年の愚行』。ともに紀伊国屋書店が出している。定価はともに2400円だ。

ところが、「オリジナル版」がある。当日、会場に展示されていたが、大きい。新聞大の大きさだ。

そこに写真が貼りつけられ、原稿が書かれている。1冊1万8千円だ。ちょっと手が出ない。

それにしても、『百年の愚行』というのは、何ともショッキングで刺激的なタイトルだ。

あれっ、何か似たタイトルがあったな。と思ったら、トークした小崎哲哉さんが教えてくれた。ガルシア・マルケスの『百年の孤独』です。あっ、

そうだ。この本を出した時はマルケスは存命で、似たタイトルを使うので、わざわざ、ことわりの手紙を出したという。

「百年の愚行」展。会場 「百年の愚行」展。会場

又、ぜひ、一言書いてほしいと頼んだが、病院にいて、それは無理だったという。

『百年の愚行』は英文タイトルがこう付いている。

「ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY」だ。文字通り、「愚かな行い」だ。

ところが、『続・百年の愚行』では、ちょっと英文タイトルを変えている。こうだ。

「ONE HUNDRED YEARS OF LUNACY」だ。「愚かな行い」では、生ぬるい。もう、そんなとこをとっくに超えている。

それにもう「 LUNACY」(狂気)だ、ということだ。なるほど、と思った。「愚行」を「 LUNACY」にした。

これは本です これは本です

又、この本も読んで分かるが、まさにその通りだと思った。歌をうたってるグループで「ルナシー」というのがある。あれもそこからとったのか。「そうです」と言う。

『続・百年の愚行』の表紙にも、こう書いている。

〈戦争、差別、暴力、格差、核、環境破壊…。むしろ「狂気」と呼ぶべきかもしれない〉

又、「まえがき」には、この「愚行と狂気の時代」は、同時に「速度と効率の追求」の時代でもあったと言う。

私の好きなミヒャエル・エンデの『モモ』も取り上げている。「時間どろぼう」が「人間から生きる時間を一時間、一秒とむしりとる」という。

その「続」です その「続」です
〈グローバル資本主義は我々に「速度」と「効率」の追求を要求してきた。その追求の果てに待っていたのがチェルノブイリやスリーマイル島や福島の悲劇だった。さらに言えば、戦争、紛争、弾圧、迫害、差別、暴力、貧困、格差、環境破壊、核など、本書で取り上げた「愚行」のほぼすべては、速度と効率の追求に由来する。その底にあるのは、我々自身の尽きもせぬ欲望である〉

これは、深い言葉だ。これをかみしめながら、さらに考えていきたい。

【だいありー】

パレスチナ連帯集会。9/27(日)
パレスチナ連帯集会。9/27(日)
足立正生さん。高橋正則さん
足立正生さん。高橋正則さん
怪我をして腕を吊ってました 怪我をして腕を吊ってました
  1. 9月28日(月)午前中、原稿。
     昼、図書館。
     3時、取材。打ち合わせ。
  2. 9月29日(火)12時、羽田発。
     11時30分、新千歳着。札幌駅で内田樹さん、柏艪舎の人と合流。食事。今日の講演の打ち合わせ。
     3時半、北海道新聞社に行く。〈慰安婦問題〉の記事で、バッシングを浴びている植村隆さんと会う。支援する教授や、記者たちとも一緒。
     大学にも、卑劣な攻撃がある。娘さんの顔写真もネットに出され、「殺す!」書かれた。酷い連中だ。
三枝さん(作曲家)。志の輔さん。鈴木 三枝さん(作曲家)。志の輔さん。鈴木

右派の小林節さんも、「これは人権問題だ! 許せない!」と植村さんを支援している。

実情を聞き、今後の闘いを話し合った。

それから柏艪舎に行き、打ち合わせ。そして時計台ホールへ。

6時、スタート。

〈「日本の分」について考える。
 第14回 鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台〉。

ゲストは内田樹さん。テーマは「強い国家か、強い個人か」。超満員だった。会場は、立ち見も含めて150人。この倍の人たちの申し込みがあったが、入れないので断ったという。

宮台真司さんと 宮台真司さんと

内田さんの人気だ。一目見たい。話を聞きたいという人が多いのだ。

初め1時間、内田さんの講演。その後、2人でトーク。そして質問を受け、9時、終了。

それから打ち上げ。とても充実した会だったし、楽しかった。

  1. 9月30日(水)札幌で人と会い、夕方、東京へ戻る。
     午後7時からロフトプラスワン。私は少し遅れて駆け付ける。昼間たかしさん(ライター)の『コミックばかり読まないで』(イーストプレス)の出版記念ライブ。
     宮台真司さん、増田俊樹さん、塚原晃さん。そして赤木智弘さん、辻田真佐憲さんなども出演。豪華な出版記念トークになった。
2部は有山さんの司会で 2部は有山さんの司会で

本も素晴らしい出来だった。「竹中労の再来かもしれない」と思った。私も焦った。そんな話をした。

又、「ものを書く」人間の決意について。出版とは何か。コミック、表現の自由などについて皆で話し合った。

  1. 10月1日(木)11時、打ち合わせ。
     昼、経営塾に行く。丹羽宇一郎さん(日中友好協会会長)の講演を聞く。
     丹羽さんは、伊藤忠会長から中国大使になった人だ。民間人から初の大使だ。大変な時代の大使だ。そして今は、日中友好協会会長だ。一番大変な時に中国大使を務めた。その話を詳しくしてくれた。
     終わって、いろいろと話しました。とても勉強になりました。
辻田さん、赤木さんも特別出演 辻田さん、赤木さんも特別出演

それから急いで学校へ。河合塾コスモで午後3時から「現代文要約」。

5時から「読書ゼミ」。今日は、前泊博盛さんの本、『本当は憲法より大切な日米地位協定入門』(創元社)を皆で読みました。

それからタクシーで、日比谷公会堂へ。もう始まっていた。遅れて参加する。

〈浅沼稲次郎さんを追悼し未来を語る集会=日本の民主主義の危機を考える=〉

辻元清美さん、村山富市さん、辛淑玉さん、福島みずほさんに会う。満員。とても力強い集会でした。

そのあと、家に帰って、朝まで仕事をした。

2人で映画に出たんですよ 2人で映画に出たんですよ
  1. 10月2日(金)午前中、原稿。ほとんど寝てない。
     東京発7時半の新幹線で大阪へ。11時、読売テレビ。打ち合わせ、メーク。
     12時、「そこまで言って委員会」の収録。戦後70年を考える特集で、今回は、いろんな〈事件〉について皆で語る。ロッキード事件、三億円事件…などだ。私は〈カレー事件〉について報告する。
     いつもは2時間の収録だが、この日は3時間。〈戦後70年を考える〉は5週ほどやった。それをまとめて、12月にDVDを出すという。そのためもあって3時間のバトルだ。
     終わって、すぐに東京に帰る。この日は、昼に仕事があったが、急にテレビ収録が入り、夜に延ばしてもらった。ほとんど寝てないので、少々バテた。
     夜12時、家に帰って仕事。
『たのしいプロパガンタ』 『たのしいプロパガンタ』
  1. 10月3日(土)午前中、原稿。『大杉栄全集』(全12巻・ぱる出版)が届く。これは楽しみだ。久しぶりの「全集挑戦」だ。ワクワクする。詳しくは来週紹介しよう。
    午後1時から、渋谷。「響かせあおう 死刑廃止の声 2015」。渋谷区文化総合センター大和田6F。伝承ホール。
     満員だった。「元法務大臣二人の選択。村瀬正健・平岡秀夫」。〈法務大臣にできたこと。できなかったこと〉。
     2人は、とても勇気があると思った。実に感動的だった。
     終わって、皆と打ち上げ。
  2. 10月4日(日)午前中、原稿。
     1時、明治大学。シンポジウム「日中友愛外交の道を探る」。パネラーは、鳩山由紀夫さん、孫崎享さん、荒井和明さん。矢吹晋さん、高野孟さん。5時まで。誘われて、打ち上げ会に出ました。

昼間たかし昼間たかし氏出版記念トーク。9/30氏出版記念トーク。9/30
村山富市さんと。10/1
村山富市さんと。10/1
福島みずほさん。蛇川さんと
福島みずほさん。蛇川さんと
八王子市議の佐藤あずさとんと
八王子市議の佐藤あずさとんと
『アエラ』(10/5号)
『アエラ』(10/5号)

【写真説明】

超満員の札幌時計台ホール。9/29

①9月29日(火)。札幌時計台ホールです。超満員でした。どうしても入れずに、150人以上の人を断ったそうです。申し訳ありません。内田樹さんの話を聞きたいという人がこんなに多いんですね。感動です。

司会の中尾さん。内田樹さん。鈴木

②左から、司会の中尾則幸さん。ゲストの内田樹さん。鈴木。

第1部。内田樹さんの講演。

③第1部は内田さんが1時間、講演。

第2部。2人のトーク。

④その後、第2部は内田さんと鈴木のトーク。

終わって、壇上で

⑤終わって、壇上で撮影。

打ち上げ会です

⑥打ち上げで。

今回のポスター

⑦今回のポスターがこれです。

これからの時計台シンポジウム

⑧これからの予定です。11月は蓮池透さん。3月は鳩山由紀夫さん。5月はアーチャリー(松本麗華さん)。

植村隆さんを囲んで

⑨時計台シンポの前に北海道新聞に行って、植村隆さんと会いました。植村さんは、こちらの学校に勤めています。ところが、かつて従軍慰安婦問題を取材したということで、本人、学校に大量の脅迫状が来ています。卑劣な連中です。その余りにも酷い実態を聞き、驚いてしまいました。
 左から、内田樹さん。植村隆さん。鈴木。そして、支援する長谷川さんと神沼先生。

植村応援団編集の「資料集」

⑩「植村応援隊」が編集した「資料集」〈「ねつ造記者」ではない=不当なバッシングには屈しない=〉

「百年の愚行」展で

⑪9月25日(金)。「百年の愚行」展に行きました。凄い写真の数々です。

小崎哲哉さんとトーク

⑫写真を見て、小崎哲哉さんとトークしました。2時間も、ビッチリと。

アーティストが持ってるビンは…

⑬会場にいたアーティストが見せてくれました。手の平に乗ってるのは小さなビンですが…。

三島由紀夫が入ってました

⑭ビンの中に三島由紀夫がいて叫んでます。これを回転させると雪が降ります。「雪の2.26と三島を重ねました」と言う。凄いですね。こういうのは「スノー・ドーム」というジャンルの作品だそうです。

「百年の愚行」展。会場

⑮大きな部屋に一杯に写真が貼られています。貼るのが大変だったでしょう。

これは本です

⑯これは本です。『百年の愚行』です。紀伊国屋書店発売。2400円です。2002年発売。2014年12月で何と、第11刷です!

その「続」です

⑰『続・百年の愚行』は2014年12月に発売されました。2冊とも、圧倒されます。危機意識にかられました。

パレスチナ連帯集会。9/27(日)

⑱9月27日(日)午後6時半より。文京シビックセンター学習室。〈第2次インティファーダ15周年パレスチナ連帯集会。午後6時〜9時〉。

足立正生さん。高橋正則さん

⑲パレスチナ連帯集会で。足立正生さんと、高橋正則さん。

怪我をして腕を吊ってました

⑳怪我をした足立さん。ショルダーバッグのベルトではありません。大怪我をして腕を吊ってるのです。喧嘩をしたそうです。若いですね。

三枝さん(作曲家)。志の輔さん。鈴木

㉑三枝(さえぐさ)成彰さん(作家)。立川志の輔さん。

『アエラ』(10/5号)

㉒週刊『アエラ』(10月5日号)に書評を書いてます。辻田真佐憲氏の『たのしいプロパガンタ』の書評です。

『たのしいプロパガンタ』

㉓これが、辻田さんの本です。『たのしいプロパガンタ』(イーストプレス)です。

昼間たかし氏出版記念トーク。9/30

㉔9月30日(水)、ロフトプラスワン。昼間たかし氏『コミックばかり読まないで』の出版記念トークです。(左から)昼間たかし氏、宮台真司さん、鈴木、増田俊樹さん。

宮台真司さんと

㉕宮台真司さんと鈴木。

2部は有山さんの司会で

㉖第2部は、有山千春さん(左)の司会で進められました。

辻田さん、赤木さんも特別出演

㉗辻田真佐憲さん。赤木智弘さんも来てくれました。

2人で映画に出たんですよ

㉘赤木さんと鈴木。増田監督の映画「沈黙の隣人」に出演したんです。2人とも刑事になって、悪い犯人をやっつけるんです。犯人を追いかけ、捕まえます。投げ飛ばし、馬乗りになって、殴りつけました。「あっ! 本気で殴っちゃダメですよ」と監督から注意されました。

村山富市さんと。10/1

㉙10月1日(木)。6時半より。日比谷公会堂。〈浅沼稲次郎さんを追悼し未来を語る集会=日本の民主主義の危機を考える〉に出ました。村山富市さんと話しました。3月、韓国に行く前に会った時、「ぜひ戦争記念館に行きなさい」と言われたので、「行ってきました」と報告し、いろいろと話しました。

福島みずほさん。蛇川さんと

㉚福島みずほさんにも会いました。対談本が出たので、お礼を言いました。出版トークをやらなくちゃ。右は蛇川さん。

八王子市議の佐藤あずさとんと

㉛八王子市議選でトップ当選した佐藤あずささんです。社民党から出てトップです。凄いです。美人市議としても有名になりました。

【お知らせ】

  1. 0月7日(水)緊急一水会フォーラムのお知らせです。午後6時半より、ホテルサンルート高田馬場。講師は、鴻池祥肇さん(参議院安保法制特別委員会委員長)。演題「安保法制成立を終えて…」。お問い合わせ、参加希望者は一水会に電話して下さい。03(3364)2015。今月は19日(月)に一水会の定例フォーラムがあります。それとは別に、緊急で決まりました。 安保法案の採決を仕切った委員長の心中は如何に…。当日、詳しく話してくれると思います。
  2. 10月19日(月)一水会フォーラム。午後7時。ホテルサンルート高田馬場。講師は、オスマン・サンコンさん(タレント)。演題は「人間交流と外交」。
  3. 11月3日(火)週刊金曜日の創刊22周年のイベント。
  1. 11月7日(土)四日市で森田必勝氏を偲ぶ会。宮崎正弘氏(評論家)が記念講演。
  2. 11月10日(火)午後6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストは蓮池透さんです。
  3. 11月23日(月)夜、神田で快楽亭ブラックさんの落語会。私も出て、ブラックさんとトークします。
  4. 11月24日(火)野分祭。
  5. 11月25日(水)憂国忌。
  6. 12月20日(日)午後2時より。名古屋市伏見区の長円寺会館で、快楽亭ブラックさんの落語会があります。落語のあと、ブラックさんと私のトークがあります。