2015/11/09 鈴木邦男

逆境こそチャンス。そして、30年前の「神々」の頃

『週刊金曜日』創刊22周年記念集会
『週刊金曜日』創刊22周年記念集会

①山本耀司さんに会って思い出した。30年前を

雨宮さん。白井さん。平井さん
雨宮さん。白井さん。平井さん
本多勝一さんの講演 本多勝一さんの講演

11月3日(火・祝)の「週刊金曜日」創刊22周年記念集会は大盛況だった。

10日前にはチケットがソールドアウト。「何とか入れないか」という問い合わせが私にもあったが、どうにもならなかった。入れない人が大勢いた。

その2日前の11月1日(日)のJR東労組の集会も超満員だった。

「戦争法案」が通り、キナ臭い雰囲気の中で、不安を感じる人が多いのだろう。「声を上げたい」「行動したい」という人が沢山いたのだ。

時代は暗く、逆境だ。だからこそ、それに反対して声を上げる人もドッと出てきたのだ。

照屋さん。小池さん。長妻さん 照屋さん。小池さん。長妻さん

危機的な〈現在〉の話はここまでで、これから話は30年前に飛ぶ。

デザイナーの山本耀司さんに会った、と書いた。

10月26日(月)、渋谷のPARCO劇場だった。松岡正剛、田中泯、宮沢りえ、石原淋による舞台「影向」を見に行った時だ。

田中、宮沢、石原の踊りがあり、松岡の言葉がある。思想的な舞踏劇だ。

〈からだは、呟く。ことばは、裂ける。影が、動き始める。phrasey dance〉

と書かれている。それで、「影向(yow gow)」なのだ。素晴らしい舞台で圧倒された。

落合恵子さんの講演 落合恵子さんの講演

終わってから、楽屋に行って松岡正剛さんに挨拶しようとしたら、「出演者が皆、出てきますから、ここでお待ち下さい」と言われた。

しばらくして全員が出てきた。机を並べ、出演者と、「関係者」の打ち上げパーティが始まった。

私は関係者ではないが、松岡さんの知り合いだ。それだけの縁で、パーティに出させてもらった。

松岡さん、田中さん、宮沢さん、石原さんが挨拶する。そして「衣装を担当した山本耀司さんです」と司会者が言う。

あっ! と思った。「若者たちの神々」に出ていた山本さんじゃないか! 

懐かしかった。初対面なのに、「懐かしい」と思い、挨拶した。

「確か、山本さんのすぐ後に私が出たんです」と言った。

「あっ、懐かしいですね」と覚えていてくれた。

松元ヒロさんのワンマンショー 松元ヒロさんのワンマンショー

「若者たちの神々」は、「朝日ジャーナル」に連載されていた目玉企画だった。

「随分昔ですよね。もう20年前になりますかね」と私。

「いや、30年前でしょう」と山本さん。

エッ? そんな昔だったのかな。家に帰って調べてみた。

山本さんの方が正しかった。山本耀司さんが出たのが1984年7月10日。私が出たのは、1984年4月10日だ。

あれっ、私の方が先に出たのか。でも、その後、単行本になった時は、山本さんの後に私が出ている。

②「乱立する生き神」がいたんだ!

中島岳志さん 中島岳志さん

今、本箱から探して手に取っているのが『若者たちの神々』(Part2)(朝日新聞社)だ。1985年5月15日発行だ。

サブタイトルとして、「筑紫哲也対論集」と書かれている。

カラーグラビア、カラーページがふんだんにある。それで1200円だ。安い。今なら、こんな贅沢な本を作ったら、この3倍か4倍の定価になるだろう。

30年前、「朝日ジャーナル」編集長だった筑紫哲也さんは思い切った連載を始めた。これが「若者たちの神々」だ。

謳い文句が凄い。単行本の帯には、こう書かれている。

〈単一の思想が若者の心をとらえる時代が去り、かわって乱立する生き神たち〉
小池晃さんと 小池晃さんと

凄い! 「生き神」なんだ。

自分に話があった時、戸惑った。私なんて、若者にとっての「神」じゃない。むしろ人々から馬鹿にされ、憎悪されてる対象だ。

それに右翼界で活躍してる人といったら、先輩に沢山いる。

そう言ったら、「いえ、本人も若者でなくては困ります」と言う。当時、私はギリギリの「若者」だったのだ。

この本に取り上げられている人は12人だ。30年前に、すでに「生き神」として輝いている人ばかりだ(私を除いて)。

そして30年後の今、さらに輝きを増し、各界の大御所になっている、この人々だ。

野田秀樹。村上龍。林真理子。戸川純。大竹伸朗。橋本治。三宅一生。山本耀司。鈴木邦男。山下和仁。小栗康平。中島梓。

本多さん。ヒロさん。鈴木。石坂さん 本多さん。ヒロさん。鈴木。石坂さん

錚々たる人々が若き「神」として登場している。〈好評のPart1に続く、「朝日ジャーナル」人気連載の単行本化!〉と書かれている。

じゃ、「Part1」はどんな人が出ているのか。この本の巻末に本の紹介があり、そこに出ていた。次の12人だ。

浅田彰。糸井重里。藤原新也。坂本龍一。ビートたけし。森田芳光。如月小春。新井素子。日比野克彦。北方謙三。島田雅彦。椎名誠。

今、小説、映画、デザイナー…の世界を代表する第一線の人々ばかりだ。

ビートたけしさんも「生き神」だったんだ。昔、「夕刻のコペルニクス」が単行本になった時、(Part2かな)、巻末で特別対談をしてもらった。あの時の感激は今も覚えている。

二次会で。松元ヒロさん 二次会で。松元ヒロさん

藤原新也さんには、この前、武田砂鉄さんのパーティで会った。

坂本龍一さんとは本を出したのに、この「神々」の話はしなかったな。

糸井さん、如月さん、北方さん、島田さんには何回か会っている。

糸井さんとはプロレス会場で会って話をした。…と、思い出した。

「若者たちの神々」は30年前、「朝日ジャーナル」で連載し、それが2冊の単行本になった。12人ずつだから、計24人だ。

…と思っていたら、違うようだ。「Part2」の巻末に、既刊の「Part1」の広告が出ていて、さらにこう書かれている。

「〈Part3〉〈Part4〉続刊予定」。エッ! さらにこの後があったのか。本箱を探したがない。調べてみよう。

では話を戻そう。山本耀司さんだ。プロフィールにはこう書かれている。

私も挨拶 私も挨拶
〈やまもと・ようじ ファッション・デザイナー。慶応大学法学部卒業後、文化服装学院に学び、在学中に装苑賞ほかを受賞。1981年、パリで最初のコレクションを発表。黒を基調とした新しい概念に基づくモードで川久保玲氏(コム・デ・ギャルソン)らとともに、国内外に大きな衝撃を与えた。作品は「ワイズ」「ワークショップ」など5つのブランドで商品化。先鋭的なファッション人種にファンが多い。1943年東京生まれ〉

③「絶望してるから饒舌になる!」

宇都宮さん。白井さん。雨宮さん。鈴木 宇都宮さん。白井さん。雨宮さん。鈴木

えっ、同じ年なのかと驚いた。1943年生まれだ。

今、対論を読み直してみて、さらに驚いた。30年前だと思えない。今でも通じる問題意識で話している。時代を見通しているのだ。

16ページの対談の中の小見出しだけでも見てみよう。

〈自分の「スタイル」をつねに壊してゆきたい〉
〈わかられてたまるかという構えは崩さない〉
〈傍観者としての人生に対する憎しみと怒り〉
山本耀司さんと。今年10月26日です 山本耀司さんと。今年10月26日です
〈軟弱な「隠れワイズ」やカフェ人種が多すぎる〉
〈絶望のゆえに饒舌になってきたファッション〉
〈スキャンダラスでカッコいいが、未来はない〉
〈最近の日本人はちょっとのぼせすぎ〉

挑発的であり、戦闘的だ。旧いものに向かって闘ってゆく。怒りと憎しみを隠さない。

それに、この本は、筑紫さんの「インタビュー集」ではない。相手の懐に飛び込み、議論する。だから発言の量も相手と同じ位だ。

『若者たちの神々』に2人は出てました 『若者たちの神々』に2人は出てました

普通のインタビューなら、「なるほど」「そうですね」といった相槌を打つだけだが、これは違う。同じ分量で、やり合う。

だから、「筑紫哲也対論集」なのだ。

この人は、他の番組でもそうだ。ある時、大学に出かけてゆき、左右の行動派学生に取材していた。大学のサークル室で「取材」している。

10人近い学生と話しているが、彼らの発言のおかしな点にひっかかったのか、執拗に追及する。激論になる。

そして、とうとう相手を論破してしまった。こんな「取材者」はいない。

勿論、インタビューの域を超えている。対等な「討論」をやっているのだ。取材した「お客さん」に向かって論争を吹っ掛け、論破してしまう。

普通ならこんな「取材」は失敗だ。ボツだ。

新大久保鷹さん。大久保鷹さんと 新大久保鷹さん。大久保鷹さんと

でも筑紫さんは特別だ。〈対論〉なんだから。

だから、30年後の今、読み返してみても鋭いし、山本さんもそれに応え、さらに斬新だし、深いし思想的だ。

「価値観の多様化」なんて言われるが、そんなものは、バカな流行り言葉で内容はないと筑紫さんは挑発する。

それに対し、三島を出しながら、山本さんは言う。

〈三島由紀夫さんがロマンチシズムに憧れて言ったせりふに、絶望しているがゆえに饒舌にならざるを得ないというのがありますが、いまやその時代で、ファッションがすごく饒舌になり始めた。そのしゃべり方の機微です、いま一番受けているのは〉
打ち上げで 打ち上げで

そして、「それらをぶっ壊さなきゃいけない」と言う。

自分のスタイルというものをつくるのが嫌いだし、それすらも壊していきたいという。そして、

〈もちろん壊すのはすごく難しいけれど、ただ、自分だけの世界に君臨する怪物だけにはなりたくないなと思ってね。今回のテーマが、「神々」というんでしょう。「悪魔」だったら出ようかと考えてた(笑)〉

ほう、「若者たちの悪魔」か。いいねえ。

世の中に害毒を流し、若者の心を蝕み、この平和な社会を丸ごと破壊しようとしている悪魔たち。その悪の源泉をとらえる。…といった企画になるんだ。面白いじゃないか。

カルドネルさん。康芳夫さん カルドネルさん。康芳夫さん

この「若者たちの神々」のあとは、「新時代の旗手たち」「元気印の女たち」…と続いたが、「若者たちの悪魔」、あるいは「現代の悪魔たち」もよかった。

筑紫さんも、本当はこれをやりたかったんじゃないのかな。連合赤軍の森、永田とか。でも取材出来ないか。

ぐっと近くなると、オウム真理教だよね。他にも、「少年A」の事件などもある。

④私も、「若者たちの悪魔」になったかも

30年前の山本さんです
30年前の山本さんです
これもそうです
これもそうです
山本さんの仕事場で
山本さんの仕事場で
30年前の私です。事務所で
30年前の私です。事務所で
凱旋してます
凱旋してます
いつでも闘えるように
いつでも闘えるように
「月蝕歌劇団」10/31
「月蝕歌劇団」10/31
甲野善紀さん。11/2 甲野善紀さん。11/2

山本さんの「怪物」発言を受けて、筑紫さんは、それは言えるし、本人の意図とは別に周りから、そうされてる、という。今の若者は「怒ることを忘れた」という。それは大きなエネルギーだったのに…と。

山本さんは、皆が傍観者になっている。カフェの中に座って、街を通る人を批評している。その言葉は辛辣でも、そんなものに価値があるのかと。

さらにこう言う。

〈いま、アメリカもそうだけれど、先祖返りしているでしょう。価値観が。保守化というのはあまりに普通っぽいですけど、本当に保守化していますね〉
甲野さんと 甲野さんと

「そうですね、文字通りの保守化ですね」と筑紫さんが応じている。まるで今の対論みたいだ。30年前に、もう言っている。見透している。エネルギーも、ボルテージも低下し、保守化する日本を語っている。

今、読み返してみると、この本はとても「新しい」。皆「熱い」。そんな全体的な熱の中で、私も、戦闘モードで話している。山本さんの1ヵ月後に出た。

まず、見出しをひろってみる。

〈いまは、体制が思想を圧殺している〉
〈軍歌ではなく、新しい変革の歌をつくりたい〉
必死に挑戦したのですが… 必死に挑戦したのですが…
〈いまの左翼は青年の情熱を受けとめきれない〉
〈左翼が活性化しなければ、右翼も伸びない〉
〈どこかでタガをはめなければ運動はできない〉
〈日本の革命は、常に天皇を中心にしてきた〉
〈天皇を否定する言論の自由も保障すべき〉
〈いくらでも受けて立つ 天皇制論争〉
女性も立ち向かってました 女性も立ち向かってました

いやー、突っ張っていたんだな。この頃は。と思っちゃいますね。

筑紫さんは、この本の「あとがき」(「対論を続けながら2」)でこうも言っている。

〈…本巻でいえば鈴木邦男氏はかねてから私のことを「インタビューではなく議論ばかり仕掛けてくるジャーナリスト」と批判してきた人物である〉。

実際その通りだ。議論を吹っ掛け、時には論破して楽しんでいる。

私だって身構えますよ。特に天皇制論争とテロの話になった時だ。

「右翼が怖いというので、天皇制論議を封じている」「だから怖くて若者は関心を持たない。それでいいのか?」と筑紫さんは言う。

それは違う。論争以前のスキャンダリズム、揚げ足取り、中傷で問題が起こったのがほとんどではないか。

JR東労組の大会。11/1 JR東労組の大会。11/1

右翼を挑発し、わざと暴発させて、「ほら見ろ、こんな下劣な奴らだ」と見せつける。やり方が汚い。と私は反論した。

筑紫さんは更に踏み込む。〈しかし、学者が研究をやり、天皇制に触れると、右翼からの圧力などが強く、虚心にやれないという雰囲気がある〉。

それに対し、私は、猛反論をしているんだね。

〈それはないと思います。それをやるならば、右翼がおかしい。ぼくら、理論的なものなら、いくらでも受けて立つ。逃げたことはない。藤田省三が彼の本の中でこんなことを書いていたんですね。―天皇制批判に対してテロで反撃するならば、天皇制は血塗られた刃によってしか守れないものになる。そんな天皇制に果たして価値があるのか、と。
 そのとおりだろうと思いますね。ぼくは。
 でも、一方でこうも思うんです。天皇を批判する人間に度胸がない、と。もし、本当に思想に命をかけるというのならば、殺されたっていいじゃないですか。それくらいの覚悟でやるべきですよ。こっちだってその覚悟でやってるんですから〉
たしろかおるさんの演説 たしろかおるさんの演説

凄いことを言ってる。これじゃ、かえって怖くなっちゃう。今だったら、とても言えない。

日の丸をバックに街宣してる写真も出てるが、日の丸が千切れている。汚れている。

我々は闘っているんだ。日の丸も闘い、雨風を受けて、汚れ、千切れ、貫禄がついてきたんだ。そう思ってるようだ。

今見ると、「国旗を大切にしてない」と思っちゃう。突っ張り過ぎてたんだと思う。30年前、熱い闘いモードの中にあったからだろう。

他の人たちも皆、闘っている。他の巻に出ている人も読んでみよう。又、新しい発見があるだろう。

【だいありー】

常石敬一さんと 常石敬一さんと
  1. 11月2日(月)午前中、原稿。
     午後2時、雑誌の対談。
     7時、代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」に行く。武術家・甲野善紀先生の塾だ。畳の部屋で、体の動かし方。相手の制し方。又、看護の時、どのように重い人を持ち上げるか。など、体の使い方を習う。とても勉強になりました。
     又、真剣を持ち出して、首や腰の痛いところを斬る。いや、トンと叩く。それで不思議に楽になる。私もやってもらった。
     又、剣さばきなども先生が実演してみせる。サッカー、ラグビーの選手にも先生は体の使い方を教えている。自分の体なんだから、自分で分かるさ。と思いがちだが、違うのだ。合気道、柔道の全てをかけて向かっていても、簡単にさばかれ、投げ飛ばされる。不思議だ。とても勉強になりました。
井筒高雄さんと 井筒高雄さんと
  1. 11月3日(火)午前中、原稿。
    午後1時、神保町の日本教育会館へ行く。〈「週刊金曜日。創刊22周年記念集会。戦後70年。言いたいことは山ほどある〉。大盛況だった。10日前にチケットがソールドアウトで、入れない人が沢山いた。
      平井康嗣さんの開会挨拶。本多勝一さん、石坂啓さんが講演。そして政治家鼎談。長妻昭さん(民主党)。小池晃さん(共産党)。照屋寛徳さん(社民党)。司会は佐高信さん。迫力があった。
      ここで休憩をはさみ、第2部は中島岳志さんの講演(ビデオ)。松元ヒロさんの社会風刺ワンマンショー。それから落合恵子さんの講演。白井聡さんと雨宮処凛さんの対談。
村山富市さんと。11/5 村山富市さんと。11/5
 

最後は宇都宮健児さんの講演。閉会挨拶は北村肇さん。熱い熱い3時間でした。総合司会は松崎菊也さんでした。

5時から、場所を移して二次会。そこでも皆で、熱く語り合いました。

  1. 11月4日(水)午前中、原稿。
      午後1時。高田馬場のホテルサンルートで打ち合わせ。椎野礼仁さん、皓星社の人たちと。
      3時、ミヤマで取材。青木理さんたちと会う。
      それから、新宿で、雑誌の対談。
懇親会で挨拶 懇親会で挨拶
  1. 11月5日(木)午前11時、打ち合わせ。
    午後から学校へ。3時「現代文要約」。
    5時、「読書ゼミ」。島田雅彦さんの『優しいサヨクの復活」(PHP新書)を読む。今だからこそ! という感じだ。〈暴走する日本政治、軽視される憲法、路上から声を上げる若者たち…。いまこそ、サヨクの価値を見直すときがきた!〉と本の帯には書かれている。面白い。いい本だ。
     午後7時、終わって急いで憲政記念館へ行く。既に3時半から始まっている。『検証「安倍談話」戦後70年・村山談話の歴史的意義』(明石書店発行)の出版記念シンポジウム。
     終わって、6時から、記念パーティー。私は、かろうじてその後半に間に合った。着くなり、「では鈴木さんの挨拶を」と言われて、あわてて喋りました。
菅直人さんと 菅直人さんと

それから、村山富市さん、上原公子さんたちに挨拶しました。とても内容の濃い会でした。高嶋伸欣さん、菅直人さん、共産党の志位さんなどにも会いました。

又、30年ぶりに鎌倉孝夫さん(埼玉大学名誉教授)に会いました。昔、雑誌で対談をしました。

  1. 11月6日(金)朝8時半、東京駅発の新幹線で名古屋に。
    10時半、向こうの人と会い、大学へ。私の講演ではない。知り合いの人が先生をやっていて、その授業を受ける。とても勉強になりました。
    途中から岩井氏も合流し、夜、近藤昭一さん(民主党)と食事。当面するいろんな政治的問題について話し合いました。
    この日は、夜、名古屋で泊まる。
私も挨拶しました 私も挨拶しました
  1. 11月7日(土)9時、名古屋駅で待ち合わせ。東京から来る人と合流し、四日市に行く。森田必勝氏のお墓参り。
      東京や他からも沢山の人が墓参に来ていた。
      そのあと、昼食。2時から四日市市民文化会館・第三ホール。「森田必勝氏、追悼のつどい」。宮崎正弘氏(評論家)の記念講演。「三島由紀夫・森田必勝とあの時代」。
      とてもよかったです。大勢の人が集まりました。会場が満員でした。
      その後、直会。私は最終の新幹線で東京に帰りました。
  2. 11月8日(日)午前中、原稿。原稿が遅れていて、催促される。一日中、家に閉じこもって仕事をする。
     夕方、椎野さんと打ち合わせ。

【写真説明】

『週刊金曜日』創刊22周年記念集会

①『週刊金曜日。創刊22周年記念集会。〈戦後70年。言いたいことは山ほどある〉。大盛会でした。チケットは10日前にソールドアウト。入れない人が沢山いました。午後1時より。日本教育会館・一ツ橋ホール。開会前ですが超満員です。

本多勝一さんの講演

②平井編集長の「開会の挨拶」の後、トップバッターは本多勝一さんの講演でした。

照屋さん。小池さん。長妻さん

③白熱の政治家鼎談。照屋寛徳さん(社民党)。小池晃さん(共産党)。長妻昭さん(民主党)。司会は佐高信さん。

落合恵子さんの講演

④落合恵子さんの講演。

松元ヒロさんのワンマンショー

⑤松元ヒロさんの爆笑ライブです。一番ウケてました。

雨宮さん。白井さん。平井さん

⑥雨宮処凛さんと白井聡さんの対談。司会(右)は平井編集長。

中島岳志さん

⑦講演(ビデオ)の中島岳志さん。

小池晃さんと

⑧小池晃さんと。

本多さん。ヒロさん。鈴木。石坂さん

⑨始まる前に楽屋で。(左から)本多勝一さん。松元ヒロさん。鈴木。石坂啓さん。

二次会で。松元ヒロさん

⑩二次会で。松元ヒロさんが挨拶しています。

私も挨拶

⑪私も挨拶しました。

宇都宮さん。白井さん。雨宮さん。鈴木

⑫宇都宮健児さん。白井聡さん。鈴木。雨宮処凛さん。

山本耀司さんと。今年10月26日です

⑬今年の10月26日に会った時です。世界的デザイナーの山本耀司さんと。

『若者たちの神々』に2人は出てました

⑭2人は、30年前、『若者たちの神々 PartⅡ』(朝日新聞社)に出てました。

30年前の山本さんです

⑮これが30年前の山本さんです。

これもそうです

⑯これもそうです。筑紫さんと熱い対論をしています。

山本さんの仕事場で

⑰これは山本さんの事務所ですね。

30年前の私です。事務所で

⑱山本さんの次には、私が出てました。高田馬場にあった事務所です。何度も警察のガサ入れがあって、追い出されました。

凱旋してます

⑲街宣してますね。服装も汚いんですが、日の丸も汚れています。いかんですよね。

いつでも闘えるように

⑳こんな姿も出てるんですね。ヤル気満々です。

「月蝕歌劇団」10/31

㉑月蝕歌劇団のお芝居「家畜人ヤプー」を見てきました。幕が下りた直後ですね。

新大久保鷹さん。大久保鷹さんと

㉒(左から)新大久保鷹さん。大久保鷹さん。鈴木。大久保さんに憧れて、名前を「新大久保」にしたんです。

打ち上げで

㉓そのあと、皆で打ち上げに。

カルドネルさん。康芳夫さん

㉔カルドネル・シルヴァンさん。康芳夫さん。カルドネルさんはフランス人で、今、龍谷大学国際文化学部の教授です。そして、「家畜人ヤプー」をフランス語に翻訳しました。又、西田幾多郎や大江健三郎も訳しています。康さんは伝説の怪人で、猪木vsアリ戦を企画し、(人と猿のハーフの)オリバー君を連れてきたことも。大変な人です。

甲野善紀さん。11/2

㉕11月2日(月)。武術家の甲野善紀さんの講座。真剣を取り出して教えてます。

甲野さんと

㉖甲野さんと。

必死に挑戦したのですが…

㉗私も何とか、やられまいと、必死で我慢しています。しかし、いくらやっても、とてもかなわない。

女性も立ち向かってました

㉘女性も挑戦しています。

JR東労組の大会。11/1

㉙JR東労組の大会。11月1日(日)午後1時。〈憲法改悪反対! 歴史認識を明確にし、「平和政策」を実現させる11.1大集会〉。日比谷公会堂が満員でした。

たしろかおるさんの演説

㉚たしろかおるさんの演説。幟が凄いです。

常石敬一さんと

㉛常石敬一さん(神奈川大学教授)と。

井筒高雄さんと

㉜元自衛隊レンジャーの井筒高雄さんと。

懇親会で挨拶

㉝懇親会で挨拶しました。

村山富市さんと。11/5

㉞11月5日(木)。村山富市さんと。『検証 安倍談話。戦後70年。村山談話の歴史的意義』(明石書房)の出版記念会で。

菅直人さんと

㉟菅直人さんと。

私も挨拶しました

㊱私も挨拶しました。

【【お知らせ】

  1. 11月5日(木)、全国書店で発売になりました。『そこが知りたかった!「右翼」と「左翼」の謎』(PHP文庫。620円)です。鈴木邦男「監修」。グループSKIT「編集」です。右翼・左翼の過去、現在が分かります。そして、「これからどうなるか」も。
  2. 11月10日(火)午後6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストは蓮池透さん。テーマは「拉致問題解決への一つの提案」。なお、来年3月1日(火)は、鳩山由紀夫さんがゲストで、「友愛と東アジア共同体構想」です。5月17日(火)はアーチャリーです。
  3. 11月18日(水)午後7時。「三島由紀夫Night東京銀座」。
    (第1部)特別対談。椎根和×横山郁代。
    (第2部)三島由紀夫に捧ぐ歌。会場・銀座TACT
  4. 11月23日(月)「秋のブラック祭」。昼の部。左談次・ブラック二人会(13時)。夜の部。鈴木邦男・ブラック二人会(17時)。各部2500円。神田・らくごカフェで。
  5. 11月24日(火)三島由紀夫・森田必勝両烈士顕彰祭。午後6時半開会。ホテルサンルート高田馬場。(第1部)顕彰祭。斎主・島田康夫(譲葉神社禰宜)。(第2部)記念講演。講師・田母神俊雄氏。演題「現代日本を予見した三島の檄文の洞察力」。お問い合わせ、参加希望者は、一水会事務局へ。03(3364)2015
  6. 11月25日(水)憂国忌。午後6時より、星稜会館。村松英子さん、西尾幹二さん、ヘンリー・ストークさん、細江英公さん、玉利齋さんなどの追悼挨拶が予定されています。
  7. 11月28日(土)「三島由紀夫と若松孝二を語る」。聞き手・花田光。話し手・瀧沢亜紀子。参加費・1500円。場所・「ビリケン・カフェ」(世田谷区若林4の27の2。松陰神社そば)。
  1. 12月19日(土)。午後3時。〈音楽寺子屋。年末スペシャル。三島由紀夫自決から45年。鶴田浩二「傷だらけの人生」から45年〉。二つの事件はなぜ起こり、どう関連していたのか。白井伸幸(「傷だらけの人生」を創った男)と鈴木邦男が対論する。驚きの事実が明かされる。入場料1500円。ところ。学び舎遊人。(千代田区西神田2-4-1 東方学会新館)。主催・ユージンプランニング。申し込みは、tel 03-3239-1906。
  2. 12月20日(日)午後2時より。名古屋市伏見区の長円寺会館で、快楽亭ブラックさんの落語会があります。落語のあと、ブラックさんと私のトークがあります。
  3. 12月29日(火)「竹中労について徹底的に語り合う会」。パネラーは、武田砂鉄(作家)。昼間たかし。鈴木邦男他。午後1時から、ネイキッドロフトで。(先週、「ロフトプラスワン」と書きましたが、間違いです。すみません。「ネイキッドロフト」でやります。

【追記】

  1. 現在発売中の月刊『創』(12月号)の第1ページに私の写真が! 〈映画「アンブロークン」公開決定で思い出すこと〉。10年前、私がネトウヨに殴られ、出血するシーンが出ています。衝撃的な写真ですね。私の連載では、「竹中労に始まる」を書いてます。
  2. 月刊『紙の爆弾』(12月号)では、大久保鷹さんと対談しています。