2015/11/23 鈴木邦男

あの場所で、「東大全共闘vs三島」が再現された!

三島と対決する芥正彦氏(左)
三島と対決する芥正彦氏(左)

①こんなふうに国歌をうたうのか

現在の芥正彦史 現在の芥正彦史

フランスのオランド大統領が、「これは戦争だ」と議会で演説していた。フランスは決してテロに屈しない。闘う!と宣言した。

聞いていた議員は全員立ち上がって、大統領に拍手した。

そして、突然、皆が国歌を歌いだす。大統領も歌う。「自然の流れ」の中で、感極まって一人が歌い出すと、それにつれて皆も歌い出す。

あっ、こんな光景を私も前に見たな、と思った。

2003年だ。フランスの国民戦線30周年記念大会に招待されて、一水会の木村代表と2人で、フランスのニースに行った。

ルペン党首(今の党首のお父さん)が2時間以上の大演説をしていた時だ。大熱弁だ。話してる途中で、感極まって、国歌を歌い出す。

その瞬間、全員が立ち上がり、斉唱する。勿論、私も歌った。そして、座席の前にあったフランスの国旗の小旗を打ち振った。

11/14(土)。芥正彦さんと 11/14(土)。芥正彦さんと

檀上と客席は一体となる。実に感動的だ。凄い!と思った。

 日本では、こんなことはない。右翼の集会でもない。右翼のリーダーが演説していて、急に「君が代」を歌い出すことはない。

安倍首相が国会で演説をしていて、そこで突然「君が代」を歌うこともない。

国歌はそんな時に歌うものではない。はしたない。という感情があるのだろう。

「国民儀礼」として、演説の前に行う「儀式」なのだ。演説(主張)と「儀式」は厳然として分かれている。相互乗り入れは絶対にない。

2003年、ニースでは感動した。「こんなやり方もあるのか」と驚いた。

椎根和さん 椎根和さん

と同時に、「日本では無理だろうな」と思った。日本では、堅苦しく考えるからか。演説の途中で歌をうたうなんて(たとえ国歌でも)、不謹慎であり、不真面目だと思われるのだろう。  

では、三島ならどうか。いや、三島でもやらなかったし、どんな場合でもやらなかっただろう。

三島は市ヶ谷で演説し、その後、天皇陛下萬歳をやり、そのあと自決した。

演説の前後に、あるいは演説中に、天皇陛下萬歳を言うのはいい。しかし、国歌はダメなのだ。そのことを三島に聞いてみたかった。

 11月14日(土)、貴重な「三島体験」をした。いや、追体験か。

自決の1年前、1969年(昭和44年)5月12日、東大全共闘に呼ばれて三島は東大に行き、激論を闘わせた。

その「現場」に我々はいるのだ。そこで、「国際三島シンポジウム」に参加している。

横山郁代さん 横山郁代さん

檀上では、46年前の「全共闘vs三島」のビデオが流されている。

そして、何と、三島と激論した東大生の芥正彦氏がここに現れ、「解説」をする。当時の思い出、三島との闘いについて語る。

さらには、ドナルド・キーンさんが出て演説する。

又、平野啓一郎さんが演説する。

凄い。夢のようだ。何と贅沢なシンポジウムか。

 この日は、ちょっと早く着いたので、壇上に上がってみた。机の前に立つ。会場を見渡す。まるで、三島になったような気分だ。

ここに三島は単身乗り込んで、闘ったのか。46年前の大演説会を思い出していた。東京大学駒場キャンパス講堂(900番教室)が、そこだ。

この900番教室こそが、「全共闘vs三島」の戦った場所だ。戦場だ。

「三島由紀夫Night in銀座」
「三島由紀夫Night in銀座」

②気分はもう、1969年だ

三島に会った頃の郁代さん 三島に会った頃の郁代さん

こんな機会でもないと入れない。ありがたかった。それにしても、これだけの国際的なシンポジウムをよくやったもんだと思う。「生誕90年、没後45年。国際三島由紀夫シンポジウム2015」だ。

外国からも講師を呼んで3日間にわたって行われた。11月14日(土)が900番教室。15日(日)が東大駒場キャンパス18号館ホール。22日(日)が青山学院アスタジオ地下多目的ホールだ。

それぞれ、錚々たる講師が来て、演説し、討論する。

私は第1回目しか出れなかった。でも、この日が最高だと思った。

会場もいいし、講師もいい。又、昼食の時は、講師と一緒に私も誘われて、昼食会に出た。そこで、ドナルド・キーンさんや平野啓一郎さんともお話が出来た。感激した。

11月14日(土)のプログラムから紹介しよう。

900番教室は満員だった。ネットで事前登録制だし、入れなかった人も多かったようだ。私は、やっとのことでネットで申込みが出来た。

平早カメラマン 平早カメラマン

午前10時開会だ。余裕をもって早めに行ったら、受付のところで、井上隆史さんに会った。

三島研究の権威で、私もよく教えてもらっている。私の本『遺魂』の中でも、井上さんに教えられたことが書かれている。今、白百合女子大学の教授だ。

この人のおかげで、前の方の「関係者席」に座らせてもらったし、関係者だけの昼食会にも参加させてもらった。感謝したい。

10:10、開会挨拶。田尻芳樹(東京大学) 基調講演 司会・佐藤秀明

①松本徹(三島由紀夫文学館館長):東西の古典を踏まえて

②イルメラ 日地谷=キルシュネライト(ベルリン自由大学):「世界文学」を視野に入れて

椎根さん。みたらいさん。鈴木 椎根さん。みたらいさん。鈴木

③ドナルド・キーン:三島由紀夫と私

(昼食12:00〜13:20)

13:20 特別講演 司会・佐藤秀明、井上隆史

①平野啓一郎:行動までの距離

②芥 正彦:原爆/天皇。そして三島由紀夫と東大全共闘

(休憩14:50〜15:00)

③高橋睦郎:ありし、あらまほしかりし三島由紀夫

(休憩16:30〜16:40)

16:40 パネルディスカッション 21世紀文学としての「豊饒の海」 

司会・田尻秀樹

スーザン・J・ネイピア(タフツ大学):近代との対決-三島由紀夫と宮崎駿における美学と怒り

四方田犬彦(比較文化・映画研究家):『天人五衰』ふたたび

デニス・ウォシュバーン(ダートマス大学):最初のポスト・モダニスト?三島由紀夫における崇高の美学

井上隆史(白百合女子大学):全体小説と世界文学

③「解放区」、「時間」、「空間」をめぐって…

元「楯の会」の本多氏と 元「楯の会」の本多氏と

今、書き写してみても、凄いシンポジウムだと思う。2日目、3日目もそうだ。凄い。よく、これだけの規模の、質の高い集まりがやれたものだと感心した。

私は第1日目しか出れなかった。それも、14:30頃に中座した。池袋での高木さんの勉強会があったので…。

檀上には、外国人の参加者にも分かるように、こう書かれている。

「International MISHIMA Symposium 2015」。

どの講演も素晴らしかった。必死にメモを取りながら聞いた。学生に戻ったような気持で、聞いた。

一番衝撃的なのは「東大全共闘vs三島」だ。2時間半、激論した。

当時、ビデオはなくて、ただTBSが「映画」として全て撮っている。だから時々、同局のニュースなどでは流す。

ただし、10分とか20分だ。2時間半の全てを放送することはない。

夜は高木氏主宰の勉強会 夜は高木氏主宰の勉強会

ただ、活字にはなっている。三島全集にも出てるし、この討論だけでも単行本になり、文庫本になっている。

あの激論から46年の今。同じ教室で、あの闘いのビデオを見ている。

言ってる言葉も難しい。特に全共闘だ。抽象的だし、訳が分からない。普通の講師なら、怒って帰る。

三島は何と忍耐強いのかと思った。全く、訳の分からない質問にも、キチンと付き合っている。

ただ、難解で抽象的な議論の中に、パッと、一か所でも、輝くものがある。その1点だけを求めて三島は、じっと我慢して話し合ったのかもしれない。

この日、流されたビデオの中では、芥氏が執拗に三島に問いかける。「全共闘C」というのが芥氏だ。

あっ、そうだ。「三島vs芥」の部分は、当日配付された袋に入っていた。とにかく凄い人だと思う。

私も挨拶しました 私も挨拶しました
〈全共闘C あなたの場合、一つの志向があるでしょう。遊戯の場合は、他志向からは生まれない行動です。ゲームの場合、少なくとも他志向がある程度ありますしね。あなたはゲームをデマゴーグに変えようとしているわけですけども、日本がなければ存在しない人間。
三島 それはぼくだ(笑。拍手)〉

さらに、「解放区」についても激論する。

〈全共闘C 空間には時間もなければ関係もないわけですから、歪められるとか…。本来の形が出てきたというところで、彼が自然に戻ったとおそらく幼稚な言葉で言ったのじゃないかと思う。(中略)

④「言葉がここに充ちて、飛び回っている」

白杵陽さんの講演 白杵陽さんの講演
三島 なるほど、なるほど。そうするとだね、それが持続するしかないということは、それの本質的な問題ではないわけ?
全共闘C 時間がないのだから、持続という概念自体おかしいのじゃないですか。
三島 そうすると、それが三分間しか持続しなくてもあるいは一週間あるいは十日間持続しても、その間の本質的な差は、全然次元としての差すらないですか?
全共闘C たとえば、あなたの作品と、現実のずっと何万年というのと比べろと言ったって、これはナンセンスでしょう。おそらく。
三島 ところがだね。おれの作品は何万年という時間の持続との間にある一つの持続なんだ。ぼくは空間を意図しないけれども、時間を意図している。そして解放区というのは空間を意図するものならだね、それがどこで時間に接触するかということを興味をもってだなあなたに聞きたい。〉
白杵さん、高木氏、礼仁氏、アーチャリーも 白杵さん、高木氏、礼仁氏、アーチャリーも

全共闘があれこれと吹っ掛ける議論に、三島は忍耐強く付き合っている。いや、楽しんでさえいる。「解放区」には時間があるのかと逆に問いかける。

全共闘C(芥さん)は、「いや時間じゃなくてむしろ現象形態の事物なり、空間でしょう」と答えている。

さらにこう言う。

〈だからまだ全共闘のバリケードにしろ一つの歴史の認識の一形態として、狙撃銃的な認識でなくて、散弾銃により走りながらの認識。サルトル以降の認識の形態だと思う。
三島 あれが、非常に新しい認識の形態だとすると、それにもし持続というものを加えたいという気は、全く初めから毛頭ない。そこで意思の介入する余地はないわけですか?〉
二次会です 二次会です

なにやら凄い話をしてるな。芥さんも真っ向から三島に向かって闘っている。一歩も引かない。

それに、「狙撃銃的な認識」とか「散弾銃による走りながらの認識」なんて、よくも考え付くものだ。

それも、その場で瞬間的に発した言葉だ。優秀な人たちだと思った。

2時間半の長い闘論についても、三島は、うんざりしたのではなく、かなり満足したのかもしれない。今は、そう思う。

この場を去る時、三島は、こう言っている。悪口にせよ、「天皇」という言葉がこれだけ発せられたことはない。ここの教室に満ちていると。

〈言葉は言葉を呼んで、翼をもってこの部屋の中を飛び廻ったんです。この言葉がどっかにどんなふうに残るか知りませんが、私がその言葉を、言霊をとにかくここに残して私は去っていきます。そして私は諸君の熱情は信じます。これだけは信じます。ほかのもの一切信じないとしても、これだけは信じるということはわかっていただきたい〉
白杵さんと 白杵さんと

46年経って、その言霊があふれ、言葉が飛びかっている大教室に我々はいる。そして、このシンポジウムを聞いている。

贅沢な時間だ。素晴らしい体験だ。芥氏は46年前の三島との激闘について語り、さらに今、解説する。

あの時、芥氏は赤ん坊を連れてきていた。奥さんが働きにいって自分が面倒をみる日だった。それもある。

だが、三島の天皇・伝統に対置するためには赤ん坊だと考えたのだという。これも散弾銃的な認識論かもしれない。

終わって、芥さんと話をした。「凄いね。三島さんも。若松孝二さんなら、殴ってたよ」と言ったら、「若松とは新宿で殴り合いをしたことがある」と言っていた。

「週刊アエラ」(11/23号) 「週刊アエラ」(11/23号)

じゃ、その話も含め、「11.25自決の日」の話も含めて、三島について語ってほしい。とお願いした。だから、どこかで実現するかもしれない

。ドナルド・キーンさん、平野啓一郎さんとも、もっともっと話してみたい。「三島vs東大全共闘」は、三島は、ただ、うんざりしてただけかと思ったら、違う。

それが分かっただけでも、勉強になった。もう一度、読み直してみよう。

【だいありー】

高橋京子さん三回忌 高橋京子さん三回忌
  1. 11月16日(月)午前中、原稿。
      「週刊アエラ」(11月23日号)発売。私は書評を書いてます。小林よりのり、宮台真司、東浩紀『戦争する国の道徳=安保・沖縄・福島』(幻冬舎新書)の書評。過激で面白い本だ。
      午後6時、京橋テアトル試写室。アンジェリーナ・ジョリー監督作品『不屈の男 アンブロークン』の試写を見る。
      47日間の漂流。そして日本軍に捕まり捕虜として大森収容所に送られる。そこで執拗な虐待を受ける。数奇な運命に翻弄されながらも屈することなく、自らが信じる道を選んだザンペリーニの生涯。
      これは実話だ。そして、さらに生き抜き、何と長野オリンピックの時には日本に来て、聖火ランナーとして走る。実に感動的な映画だ。
      だが、日本での「収容所での生活が描かれている」「反日だ」という人がいるらしい。そんなことは全くないのに。
大浦監督。平田氏。鈴木 大浦監督。平田氏。鈴木

終わってからも、「いい映画でしたね」と映画会社の人たちと話をした。オリンピックを迎える上でも、又、戦争や、国際間の「憎しみ」「愛」を考える上でも、いいテキストになるでしょう。来年2月から、全国公開されるそうです。

  1. 11月17日(火)午前中、原稿。
     午後2時、取材。
      家に帰って、仕事する。遅れてる。
  2. 11月18日(水)午前中、原稿。
      午後2時、出版社の人と打ち合わせ。
      6時、銀座TACT。〈生誕90年、没後45年。三島由紀夫Nigth in 銀座〉。広い店が満員だった。
ご住職さんのお話 ご住職さんのお話

第1部。19時から特別対談「スーパースター・三島由紀夫の思い出」。『平凡パンチの三島由紀夫』(新潮社)の著者・椎根和氏と『三島由紀夫の来た夏』(扶桑社)の著者・横山郁代さんの対談。なかなか興味深いお話が聞けました。

 

又、元「楯の会」の本多清氏(旧姓・倉持清氏)が来てくれたので、特別に挨拶をしてもらった。休憩をはさんで午後8時15分からは横山郁代さんの歌。〈三島由紀夫に捧ぐ歌=ジャズ・70年代ポップスライブ〉。

 

このスペシャルナイトを企画したのは御手洗志帆さん。素晴らしかったです。お疲れさまでした。

お墓の前で お墓の前で
  1. 11月19日(木)午前11時、打ち合わせ。
      午後から学校へ。
      3時、「現代文要約」。
      5時、「読書ゼミ」。森達也さんの『「テロに屈するな!」に屈するな』(岩波書店)を読む。
      それから急いで神田の学士会館へ。6時半から始まっていた。1時間ほど遅れて参加する。
      〈「インサイダー」創刊40周年記念パーティ〉。編集長の高野孟さんが挨拶していた。田原総一朗さん、島田雅彦さん、鳩山由紀夫さん、二木啓孝さん…などが祝辞。木村三浩氏も来ていた。今日の昼、モスクワから成田に着いたという。元気だ。
      40年の歴史を持つ「インサイダー」について、皆と話し合う。奥田瑛二さんとも話をした。
      終わって、木村氏たちと他の店に。
お寺の前で お寺の前で
  1. 11月20日(金)午前中、原稿。
      午後2時、東京プリンスホテル・鳳凰の間が満員だった。800人近くの人がいる。やっとのことで席を見つけて座る。
      〈創立40周年。大地を守る感謝の集い〉
     午後2時、第1部。記念セレモニー。「大地を守る会」代表取締役の藤田和芳さんが、この40年の歩みを話す。
      はじめは、藤本敏夫さんが始めた。「元全学連委員長が始めた」「過激派が何をやるんだ」「ゲバ棒をダイコンに持ち替えたのか」と散々、批判された。しかし、日本の農を守り、無農薬・有機農業をやり、全国に多くの会員が増えた。そして外国にも広がっている。その生産者も全国から来た。
      東京都立大学教授・枝廣淳子さんの記念講演。さらに、ソウル市長からのお祝いビデオも紹介される。
     休憩の後は、第2部。記念パーティ。女優の木内みどりさんが挨拶。大地の会の全国の生産者によりリレートーク。
 
「読書ゼミ」のお知らせ 「読書ゼミ」のお知らせ

そして、加藤登紀子さんの特別ライブがあった。

 

前日に「40周年」をやった「インサイダー」の高野孟さんも来ていた。2日間続けて40周年だが、他にも、40周年を迎える新聞や出版社がかなりあるそうだ。

  1. 11月21日(土)午前中、原稿。
      午後2時、取材。打ち合わせ。
      午後5時、銀座に、人間国宝の志村ふくみさんの個展に行く。「文化勲章、おめでとうございます」と言いました。とても素晴らしい個展でした。
  2. 11月22日(日)午前中、原稿。
      午後2時、新宿西口公園。ヘイトスピーチ反対の集会とデモ。私も車に乗って喋り、そして歩きました。沢山の人々が「反ヘイトスピーチ」で集まり、声を上げました。
「インサイダー」40周年。11/19
「インサイダー」40周年。11/19
「インサイダー」発行人・高野孟さんと
「インサイダー」発行人・高野孟さんと
木村三浩氏。鳩山由紀夫さん。鈴木
木村三浩氏。鳩山由紀夫さん。鈴木
奥田瑛二さんと
奥田瑛二さんと
島田雅彦さん。津田大介さん
島田雅彦さん。津田大介さん
江田五月さん。木村三浩氏と
江田五月さん。木村三浩氏と
河村たかしさんと
河村たかしさんと
村上祐子さんと
村上祐子さんと

【写真説明】

三島と対決する芥正彦氏(左)

①11月14日(土)「国際三島由紀夫シンポジウム」の時です。このビデオを見ました。三島由紀夫が東大全共闘と激論した時の映像です。今から46年前です。その同じ教室、東大駒場キャンパス講堂(900番教室)で我々はこのビデオを見たのです。感動です。三島(右)と対決し、討論する東大全共闘(左)です。芥正彦さんです。

現在の芥正彦史

②その芥正彦さんが当日(11月14日)、この場に来たんですよ。驚きました。

11/14(土)。芥正彦さんと

③「やあ、スズキさん、久しぶり」と。前に、会ってます。どこかで。まさか、東大じゃないでしょう。

夜は高木mm氏主宰の勉強会

④この日、11月14日(土)の夜は池袋で高木尋士氏主宰の勉強会に出ました。『イスラーム』(岩波新書)を書いた臼杵陽さんが講師です。

私も挨拶しました

⑤講演の前に、私も挨拶しました。

白杵陽さんの講演

⑥講演する臼杵陽さんです。

白杵さん、高木氏、礼仁氏、アーチャリーも

⑦講演のあとで、スタッフの皆と。高木さん、レーニンさん、それに、アーチャリーもいますね。

二次会です

⑧近くの居酒屋で二次会です。(左から)アーチャリー、鈴木、臼杵さんです。

白杵さんと

⑨臼杵さんと。

「三島由紀夫Night in銀座」

⑩11月18日(水)午後7時から。「三島由紀夫Night in 銀座」です。銀座TACTで。椎根和さんと横山郁代さんの特別対談。そして、横山さんの「三島由紀夫に捧ぐ歌」がありました。会場は満員でした。

椎根和さん

⑪『平凡パンチの三島由紀夫』著者の椎根和さん。椎根さんは当時、「平凡パンチ」の編集者で、三島担当記者でした。最も近くにいた 記者として、「時代のスーパースター」三島について語ります。

横山郁代さん

⑫横山郁代さん。『三島由紀夫の来た夏』(扶桑社)著者。三島は毎夏、下田を訪れ、日新堂菓子店でマドレーヌを大量に購入していた。そのお菓子店の娘さんだった郁代さん。15才の時に三島に会い、三島のお茶目な一面を知る人物です。

三島に会った頃の郁代さん

⑬左が15才の時の郁代さんです。

平早カメラマン

⑭平早勉カメラマンも会場から発言。三島の手紙を公表してました。

椎根さん。みたらいさん。鈴木

⑮このイベントを主催した、御手洗さん(中央)。左は椎根和さん。

元「楯の会」の本多氏と

⑯元「楯の会」の本多(旧姓・倉持)清氏も来てくれました。三島さんの思い出を語ってくれました。

高橋京子さん三回忌

⑰11月15日(日)午前11時。本駒込の光源寺。見沢知簾氏のお母さん・高橋京子さんの三回忌でした。

大浦監督。平田氏。鈴木

⑱見沢知簾氏の映画「天皇ごっこ」を撮った大浦信行監督。見沢氏の弟子の平田氏。鈴木。

ご住職さんのお話

⑲ご住職さんのお話。見沢氏、そしてお父さんお母さんのお墓がここにあります。お母さんの思い出を語られました。

お墓の前で

⑳お母さん、お父さん、見沢氏のお墓にお参りしました。

お寺の前で

㉑お寺の前で。ここの広場では、前に吉岡忍さんが主催して、反戦集会をやってました。ご住職さんも学生時代はベ平連だったんです。今、ベトナムでは、べ平連が高く評価されてます。

「読書ゼミ」のお知らせ

㉒学校の「読書ゼミ」で。栗原康さんの『現代暴力論』(角川新書)を取り上げました。そのお知らせボードです。

「週刊アエラ」(11/23号)

㉓「週刊アエラ」(11月23日号)です。『戦争する国の道徳=安保・沖縄・福島』(幻冬舎新書)の書評を書きました。小林よしのり、宮台真司、東浩紀著です。過激な本です。危ない本です。

秋のブラック祭。11/23(月・祝)

㉔11月23日(月・祝)。午後4時30分。「鈴木邦男、ブラック二人会」です。神保町の「らくごカフェ」です。お問い合わせ・お申込みは、03(6268)9818。

12/19(土)「音楽寺子屋」

㉕12月19日(土)午後3時より。鶴田浩二と三島由紀夫について語ります。鶴田の「傷だらけの人生」を創った白井伸幸さんと対論します。鶴田の異色の曲。鶴田と三島の対談。そこで「決起・自決」について話している。その衝撃の内幕を語ります。三島事件、そして鶴田へのマスコミの殺到…。45年経って明かされる謎は…。

「インサイダー」40周年。11/19

㉖11月19日(木)午後6時半より。「インサイダー」創刊40周年記念パーティ。学士会館で。挨拶する「インサイダー」編集長の高野孟さん。

「インサイダー」発行人・高野孟さんと

㉗高野孟さんと。

木村三浩氏。鳩山由紀夫さん。鈴木

㉘木村三浩氏、鳩山由紀夫さんと。木村氏はこの日、昼、モスクワから成田に着いたばかりです。元気ですね。

奥田瑛二さんと

㉙俳優の奥田瑛二さんと。若松監督はとても好きで、一緒に映画を撮ろうとしたのですが、出来ませんでした。残念がってました。

島田雅彦さん。津田大介さん

㉚島田雅彦さん、津田大介さんと。島田さんの『優しいサヨクの復活』(PHP新書)はよかったですね、と話しました。学校の「読書ゼミ」で、先々週のテキストに使って、生徒と一緒に読みました。と言いました。

江田五月さん。木村三浩氏と

㉛江田五月さん、木村三浩氏と。

河村たかしさんと

㉜名古屋市長の河村たかしさんと。久しぶりに会いました。

村上祐子さんと

㉝テレビ朝日のアナウンサー・村上祐子さんと。「朝生」にも出てます。

【お知らせ】

秋のブラック祭。11/23(月・祝) 秋のブラック祭。11/23(月・祝)
  1. 11月23日(月)「秋のブラック祭」。昼の部。左談次・ブラック二人会(13時)。夜の部。鈴木邦男・ブラック二人会(17時)。各部2500円。神田・らくごカフェで。
  2. 11月24日(火)三島由紀夫・森田必勝両烈士顕彰祭。午後6時半開会。ホテルサンルート高田馬場。(第1部)顕彰祭。斎主・島田康夫(譲葉神社禰宜)。(第2部)記念講演。講師・田母神俊雄氏。演題「現代日本を予見した三島の檄文の洞察力」。お問い合わせ、参加希望者は、一水会事務局へ。03(3364)2015
  3. 11月25日(水)憂国忌。午後6時より、星稜会館。村松英子さん、西尾幹二さん、ヘンリー・ストークさん、細江英公さん、玉利齋さんなどの追悼挨拶が予定されています。
  4. 11月28日(土)「三島由紀夫と若松孝二を語る」。聞き手・花田光。話し手・瀧沢亜紀子。参加費・1500円。場所・「ビリケン・カフェ」(世田谷区若林4の27の2。松陰神社そば)。
  5. 12月13日(日)「天皇と軍隊」特別上映会。14時15分から。浦安市民プラザWAVE101。中ホール。上映後、鈴木邦男のトークイベントがあります。一般・学生999円。(先週、会場を「浦和市民プラザ」と書きましたが、間違いです。すみません。「浦安市民プラザ」です。埼玉ではなく、千葉県です)。
  1. 12月19日(土)。午後3時。〈音楽寺子屋。年末スペシャル。三島由紀夫自決から45年。鶴田浩二「傷だらけの人生」から45年〉。二つの事件はなぜ起こり、どう関連していたのか。白井伸幸(「傷だらけの人生」を創った男)と鈴木邦男が対論する。驚きの事実が明かされる。入場料1500円。ところ。学び舎遊人。(千代田区西神田2-4-1 東方学会新館)。主催・ユージンプランニング。申し込みは、tel 03-3239-1906。
  2. 12月20日(日)午後2時より。名古屋市伏見区の長円寺会館で、快楽亭ブラックさんの落語会があります。落語のあと、ブラックさんと私のトークがあります。
  3. 12月29日(火)「竹中労について徹底的に語り合う会」。パネラーは、武田砂鉄(作家)。昼間たかし。鈴木邦男他。午後1時から、ネイキッドロフトで。 詳細
  4. 1月14日(木)午後7時。「三島由紀夫night in銀座」。椎根和さん、みたらいさん、瀧沢さん、鈴木が出演予定。
  5. 1月16日(土)「前田日明ゼミin西宮」。14時、ノボテル甲子園。ゲストは山口二郎さん(法政大学教授)。テーマは、「日本の議会制民主主義の崩壊」。
  6. 1月16日(土)高円寺シンポジウム。午後1時より、高円寺の「座・高円寺」(高円寺駅北口より徒歩5分)で。蓮池透さん、原渕勝仁さん、鈴木邦男。司会は椎野礼仁さん。「今だから語る、拉致問題と北朝鮮の真実」
  7. 1月19日(火)山梨県立大学で講演。
  8. 2月5日(金)18時。長野市で長野茶話会。上祐史浩さんと鈴木邦男のトークがあります。
  9. 2月17日(水)午後7時。代官山「晴れたら空に豆まいて」。上祐史浩さんと鈴木邦男のトークがあります。

【お知らせ・特別版】

来週詳しく書きますが、2冊の本の紹介です。『私の戦後70年』(北海道新聞社)が発売中です。立場の違う50人からのメッセージです。これが歴史です。私も書いてます。
 もう1冊は、『ひとびとの精神史』全9巻(岩波書店)です。毎月1冊が出ています。11月25日は、第5巻「万博と沖縄返還」です。私も三島事件について書いてます。