2016/03/07 鈴木邦男

多くの人に会い、考え、怒涛の一週間でした

講演する木村草太さん。2/28
講演する木村草太さん。2/28
木村草太さんと、前田日明さん
木村草太さんと、前田日明さん

①2日続けて草太さんに会った

私も挨拶しました
私も挨拶しました
飛松さん。鈴木。草太さん。前田さん
飛松さん。鈴木。草太さん。前田さん
翌日、草太さんと対談。2/29 翌日、草太さんと対談。2/29

ハラハラ、ドキドキの1週間だった。

2月26日(金)、劇団「再生」が、2.26事件の芝居をやり、その前に「再生」代表の高木尋士氏と私のトークがあった。

あの雪のクーデターから80年。三島由紀夫は10才で、この事件を体験した。それが後々の運動へと方向づけられる大きな契機となる。

私にとっては1960年の山口二矢だな。賛成・反対という態度を超えて、〈右翼〉の衝撃を感じた。そして巨大な疑問符を与えられた。

「愛国心」とは究極のところ、人を殺す所までいくのか。その疑問を考えながら、右翼の運動に引き込まれていった。

そんな原体験を含め、今、2.26をどう見たらいいのか。真剣に考え、話してみた。

右は司会の赤岩さん 右は司会の赤岩さん

2人のトークのあとの芝居は、これ又、素晴らしいものだった。

ここまでやるのか、と思った。芝居の限界を超えた。言葉が、動きが、その一つ一つが、思想であり、哲学だった。それは容易にテロリズムの刃にもなる。そんな鋭さを感じた。

2月27日(土)は、1時半から「国賠ネットワーク」交流会に出た。杉山寅次郎さんに誘われたのだ。

全国から大勢の人々が集まっていた。冤罪で苦しみ、戦っている人がこんなにも大勢いるのかと驚いた。

28日(日)は、朝、東京を出て、新大阪で乗り換えて西宮へ。「前田日明ゼミin西宮」に出た。

対談が終わって 対談が終わって

前田さんに会いたかったし、ゲストの木村草太さん(憲法学者)にもぜひ会いたいと思っていた。

9条関係の雑誌や団体に頼んで、「草太さんに会わせてくれ」「対談させてくれ」と頼んだが、ダメだった。連絡を取ってくれない。

草太さんは首都大学東京の准教授で、それにテレ朝系の「報道ステーション」に出ている。その人が「右翼と対談するわけがありませんよ」と言って連絡してくれない。ガッカリした。

そんな時、西宮で前田さんと対談するという。これはぜひ、聞きに行かなくちゃ、と思って行ったのだ。

初対面で会ったら、「『アエラ』で取り上げてもらって、ありがとうございました」と言われた。

片山杜秀さんとトーク。2/29 片山杜秀さんとトーク。2/29

数年前、草太さんの『憲法の創造力』を書評したのだ。とても面白かったし、私が持ってない鋭い問題意識がある。左右の単なる「擁護」「反対」論を超えている。

そうだ。今回、西宮に行って草太さんに会いに行くと決意した日、何と、他の雑誌で草太さんと私の対談をやりたいという。「対談」がやっと実現したのだ。

(それも、この次の日に実現した。多くのことを話し合った。又、「少数派の権利」はなぜ守る必要があるのか…などについても話し合った)。

28日(日)は、夜遅く、東京に帰った。そして、少し、ウトウトしていたら、もう朝だった。

29日(月)は、又もや草太さんと会う。

この日は朝早く出かけて、首都大学東京に行く。

昨夜は西宮で会ったのに、東京に帰り、そして今日、再び。いや、初めての対談だ。

さらに、この日の夜は、片山杜秀さんと対談。片山さんは日本の保守思想、ファシズムに就て詳しい。慶応大学の教授でもある。

私は、むしろ、勉強しながら、話を聞き、話し合いました。

打ち上げ会で
打ち上げ会で

②札幌で鳩山さんと熱く語った

演壇から下りて、熱弁を
演壇から下りて、熱弁を
第2部は2人でトーク
第2部は2人でトーク
講演する鳩山由紀夫さん。3/1 講演する鳩山由紀夫さん。3/1

次の日、3月1日(火)は札幌だ。この日ほど心配したことはない。

だって、札幌は大雪で、吹雪いているという。飛行機はどんどん欠航している。

前の日もそうだ。朝早くから羽田に行って、ともかく、飛び立てる飛行機に乗ってくれという。

しかし、羽田に行くと、結構、安定している。11時の便に乗れた。

ただ、「札幌で降りられない場合は羽田に引き返します」と言う。

大変だ。私は必死で祈りましたよ。その甲斐あって、無事、札幌に着いた。

柏艪舎の人たちと食事しながら、今日の進め方を考えた。

終わって、2人で 終わって、2人で

でも、鳩山さんはまだ来ない。鳩山さんが来れなかったら、始まらない。鳩山さんは羽田発2時だという。

私の乗った昼の便は、何とか飛び立ったが、それからあとは、大混乱だ。吹雪いていたし、次々と欠航になった。

ありゃ大変だ。鳩山さんが着けなかった場合、どうするか。誰も考えていなかった。

2人が来れないのならば、皆、諦めがつく。2人が来れたら文句なしに開ける。又、鳩山さんだけでも来たら皆、満足する。「鳩山さんの話を充分に聞けて、かえってよかった」と言うだろう。

問題は、私だけが来れて、鳩山さんが来れないケースだ。最悪のケースだ。

打ち上げ会で 打ち上げ会で

これだったら、「何でお前だけが来たんだ!」と、私は来たことを責められる。暴動になる。とてもやってられない。

だから、その時は、「中止」にして下さいと、頼んだ。

深刻な顔を突き合わせて、「その時」のことを考えていたら、電話だ。

鳩山さんが札幌に着いたという。「うわー、バンザーイ!」と皆が叫ぶ。

あとは、全てがうまくいった。3月1日(火)の札幌時計台は超満員でした。

鳩山さんも大満足だった。「ここはいい」「歴史の重みがある」と言う。

突然、割り込んできた人が 突然、割り込んできた人が

又、「今日は、初めに1時間話し、そのあと鈴木さんと2時間も話し合った。夢のようだった」と言う。

でも、元首相なのだから、いくらでも講演のオファーがあるだろう、と思った。でも、「5分で挨拶お願いします」というのばかりです」と言う。

「今日は長く話す機会を作ってくれてありがたかった」と鳩山さんは言う。こちらこそ、ご迷惑をかけ放題ですみませんと言った。

じゃ、「札幌時計台」で又、やりましょう。今年か来年の春、やりましょう。私もそれまで必死で勉強してきます、と言いました。

鳩山さんとは何回か対談して、それが本にできたらいいですね。

柏艪舎で。打ち合わせ
柏艪舎で。打ち合わせ

③足立監督の中の〈革命〉

「断食芸人」上映後のトーク 「断食芸人」上映後のトーク

札幌から帰ったその当日、3月2日(水)だ。夕方から足立正生監督の映画「断食芸人」の上映があり、そのあとトーク。

この日は足立監督と太田昌国さん、金子遊さん、そして私だ。

足立監督にとっては、これはまさに「革命」的な映画だ。

左翼の思想を捨てて、大衆に迎合した。活動家の鋭さをなくした。堕落した。と言われることもある。

若松監督と足立監督。二人はとても仲がいいし、一緒に映画も作っている。二人とも、危険な香りを持った中年だ。危険な中年だ。

でも、あえて違いを探すなら、あくまでも足立さんは真面目だ。自らの志を曲げない。ブレたと思われたくない。

打ち上げ会で 打ち上げ会で

ところが若松監督は、時々、わざと不真面目になる。志だって曲げてみせる。娯楽作品でいいじゃないかと居直る。どう見られたって構わない。そんな、ヤケになったところがある。

「連合赤軍」を撮った時は、左翼の仲間は大絶賛だった。

しかし、次に三島の映画を撮った時は、皆、驚き、失望した。「どうして若松監督が右翼の映画を作るのか」と批判する人もいた。

それに対し、若松監督は弁解しない。「批判する奴はしろ」「離れる奴は離れて行け」といった感じだった。そして確固とした「若松映画」を撮ってきた。

ところが、若松監督は急死した。ここで足立監督の心の中に大きな革命が起こったのだろう。「俺がやるしかない」と。

荒俣宏さん。バロン吉元さん。3/3 荒俣宏さん。バロン吉元さん。3/3

そして今回撮った「断食芸人」は、今までのような、イデオロギー色の強い、生真面目なものではない。思いっきり、楽しく、面白い。そして、「どうとでも見てくれ!」という居直りがある。

今までの足立ファンからしたら、「何だ、大衆路線に妥協して!」という声もあるだろう。「娯楽に堕したのか!」とも。

でも、何とでも言え。オレは若松監督がやれなかったことをやり遂げてやる。そんな鬼気迫るものを持って作った映画だと思う。

3月2日(水)夜、ユーロスペースに行って、「断食芸人」の上映のあと、トークがあった。足立監督、太田昌国さん、金子遊さん、そして私が出た。

私は以上のようなことを言った。私個人の思い込みかもしれない。しかし、当たっていると思う。

さらに次の日、3月3日(木)の夜は、バロン吉元さんと荒俣宏さんのトークを聞いた。

荒俣さんには初めて会った。感動して、『帝都物語』の話をした。

エミリーさん。荒俣さん。吉元さん。みなもと太郎さん
エミリーさん。荒俣さん。吉元さん。みなもと太郎さん

④『帝都物語』には感動した!

荒俣宏さんと 荒俣宏さんと

荒俣さんの『帝都物語』は、私は11巻全部読んだ。映画も全部見た。

本を読んでいて一番驚いたのは、この小説の中に、突然、三島由紀夫と森田必勝氏が出てくるのだ。そして、魔人・加藤と闘う。

これは文句なしに凄いと思った。嬉しかったし、又、こういうフィクションの中に、三島・森田が出てくる。そして大活躍をする。

「楯の会」の人や、関係者で、この本を読んだ人は皆、感動していた。荒俣さんの〈愛〉を感じた。

そう言ったら、「それを聞いて、こっちの方が感激しました」と言う。

三島・森田を自分の小説の中に出すことには随分と悩んだ。「そんなことをしたら、右翼に襲撃されるぞ! と言う人もいて、とても心配してたんです」と言う。「鈴木さんにそう言ってもらって嬉しいです」と言う。

「あやとり」を教えている 「あやとり」を教えている

さらに、バロンさんとの関係も聞かれたので、バロンさんの「柔侠伝」のファンで、このマンガには、右も左も多くのファンがいますよ、と言った。

元連合赤軍の植垣さんも大ファンで、それで、静岡のスナックの名を「バロン」にしたのだ。バロン吉元さんから取っている。

又、右も左も、マンガや小説にとても影響を受けている、という話をした。「今度、そういう話をじっくりしましょうよ」と言ってくれた。

ありがたい。どんどんと、大きなネットワークが拡がったようだ。

3月1日、私は札幌時計台で鳩山さんと話した。二人で話すのは、初めてだった。二人で話をして、噛み合うかな、と不安だったが、とてもいい方向に行った。

バロン吉元「昭和柔侠伝」 バロン吉元「昭和柔侠伝」

今、ほとんどの政治家は、「現実問題」だけで忙殺されている。現実のいろんな問題、選挙のこと、お金のこと、どう思われてるか…と、それらに忙殺されている。

しかし、鳩山さんは、常に理想や夢を語る。それが、現実を離れていると言って、「宇宙人だ」と批判されることもある。

沖縄の米軍基地について、「少なくとも県外だ」と言って批判を浴びた。

又、ウクライナのクリミアに行って、クリミアの住民投票を支持した。

韓国の刑務所跡に行っては、膝をついて祈った。

それらは一つ一つが、「反日的だ」「売国奴だ!」と言われた。

しかし、理想を持っていて、夢を語っている。そんな話をする場があまりなかったのだろう。熱く語ってくれた。

現代の「ゲルニカ」ですね 現代の「ゲルニカ」ですね

そして演壇から降りて、皆のすぐ近くまで来て、語っていた。訴えていた。

鳩山さんには又、来てもらいたい。そして、叶えたい夢や理想をどうやったら生かせるのか、考えてみたい。

5月はアーチャリーだ。

7月は、「刺青クリスチャン」の鈴木啓之さんだ。

元ヤクザの人たちが、ヤクザを辞め、キリストの教えの下、信仰生活を送っている。多くの本を出している。又、世界中に「布教」に行っている。映画にもなっている。

エミリー吉元さんと エミリー吉元さんと

いろんな本を読んだが、最近読んだ『刺青クリスチャン 親分はイエス様』(講談社+α文庫)が一番手に入りやすいと思う。

どこの本屋にもあるし、9人の元ヤクザの組長や幹部が語っている。涙無くしては読めない。本当に凄い人たちだと思う。

7月も大いに楽しみだ。普通なら会えない人たちにこうして会えるのはとても幸せなことだと思う。

私も、もっともっと勉強して、それらの問題に立ち向かい、多くのことを吸収したいと思っている。

【だいありー】

「国賠ネット」交流会。2/27 「国賠ネット」交流会。2/27
  1. 2月29日(月)前日は西宮へ行って、最終で帰ってきた。「前田日明ゼミin西宮」で。
     ゲストは木村草太さん。憲法学者で、首都大学東京の准教授。そして、テレ朝「報道ステーション」でキャスターとして出ている。
     『憲法の創造力』(NHK新書)を含め、草太さんの本はかなり読んでいる。発想が素晴らしいし、前に「アエラ」で書評したこともある。ぜひ会いたいと思って、聞きに行ったのだ。
     そしたら、最近、草太さんと私の対談の話もまとまり、何と、西宮の翌日、大学に行ったのだ。
     朝9時、京王線に乗り、南大沢で降りる。すぐそこに、首都大学東京はあった。草太さんの研究室で2時間、対談。2日間、草太さんの講義を聞いたことになる。「じゃ、昨日、新幹線の中で対談をやればよかったですね」と草太さん。あるいは西宮で泊まって対談するとか。でも、こうして大学でやった方がいいですね。
講演する今井恭平さん 講演する今井恭平さん

終わって、一旦、家に帰り、仕事。

夕方、家を出て、6時に神田の「学び舎・遊人」へ。片山杜秀さん(慶応大学教授)とトーク。「対論・安保法」〈安保法制、そしてこれからのニッポン〉について話す。

片山さんは、2月20日の「菜の花忌」でパネラーをやっていた。司馬遼太郎は小学生の時から愛読していたという。凄い。そして、『未完のファシズム』で、司馬遼太郎賞を取っている。そのことで「菜の花忌」のパネラーに呼ばれたと言う。安保、そして日本の独立が話のメインだが、司馬遼太郎、そして吉村昭の話になる。この2人の偉大な作家はぜひ読んでほしい。とても知的刺激があり、面白いトークだった。

終わって、近くで打ち上げ。前日は西宮へ行って、日帰り。今日は朝、草太さんと対談し、夜は片山さんとトーク。

あっ、そうだ。明日は札幌だ。早く帰って寝なくちゃ。と思いながらも、12時まで、飲んでしまいました。

二次会で 二次会で
  1. 3月1日(火)11:00羽田発の飛行機に乗る。札幌は吹雪だという。何便も欠航する。11時の便は、何とか飛んだ。でも札幌で降りれない時は羽田に引き返します、と言ってた。
     何とか飛行機は飛び立ち、12時40分、千歳着。それから駅に行き、主催の柏艪舎の人たちと会い、食事。
     その後、鳩山さんから携帯で、もうすぐ着くとのこと。ホッとする。1Fの喫茶店で、鳩山さんを含め、打ち合わせ。
     そして、柏艪舎に行き、司会の中尾さんを入れて、再度、打ち合わせ。
     そして時計台へ。午後6時開始。申し込み者が多くて、立ち見も出ている。150人定員なのに200人以上の申し込みがあった。
     初めに私が挨拶。続いて鳩山さんが1時間講演。〈友愛と東アジア共同体構想〉。そして、鳩山さんと二人で、〈政治の理想・夢〉について語り合った。活発な質問も出て、9時まで、白熱のトークでした。
     その後、打ち上げ会。東京からは杉山寅ちゃんも来ていた。12時近くまで、皆で飲み、話し合いました。
「再生」高木代表とトーク。2/26 「再生」高木代表とトーク。2/26
  1. 3月2日(水)札幌は晴れていて、欠航はないようだ。12時、千歳発。
      1時40分、羽田着。
     それから、家に帰り、原稿。
    夕方、渋谷のユーロスペースへ行く。今、ここでは足立正生監督の「断食芸人」をやっている。好評だ。
     この日は、7時半から9時まで、上映。そのあと、我々のトークがあった。足立監督と金子遊監督、太田昌国さん、そして私。1時間半、熱く語り合った。
     終わって、近くの居酒屋で飲む。
     12時過ぎ、家に帰る。夜中、仕事をしてたらすぐ朝になってしまった。
  1. 3月3日(木)午前11時、取材。1時から映画「ザ・ブリザード」を見る。実話だという。冬の海で難破した乗組員を救助しようと必死で闘う人々。感動的な話だ。
     それから漫画喫茶「アプレシオ」。「課題漫画」を読む。2時間で520円。コーヒー、コーラ、味噌汁は飲み放題。漫画喫茶の方が圧倒的に安い。普通の喫茶店なら、これだけ飲んだら2千万円以上になる。そのあと7時からバロン吉元さんと荒俣宏さん(作家)の対談を聞きに行く。とてもよかった。
     終わって、荒俣さんに挨拶。「学生運動は右も左も、皆、漫画の影響下にあって、本人のペンネームも漫画から取っていた」と書いてましたね、と荒俣さん。ヒャー、私の書いたのを読んでいてくれたのだ。荒俣作品は随分と読んでいる。特に『帝都物語』。凄い作品だ。と話しました。
     悲しい知らせがあった。骨法道場の堀辺正史先生が亡くなられたという。信じられない。愕然とした。何も手につかない。とてもお世話になり、教えてもらった先生だった。ガックリして、何も考えられない。
劇団員、並びにファン 劇団員、並びにファン
  1. 3月4日(金)午前中、原稿。
    午後、目黒で取材を受ける。
    そのあと、時間があったので目黒雅叙園に行く。「百段 雛(ひな)まつり」という超豪華な雛人形を飾っている。これを見る。圧倒的な迫力だ。今年は岩手県を中心とした東北の雛人形を集めて、飾っている。
  2. 3月5日(土)午前中、原稿。
    午後、図書館。
    夕方、柔道。久しぶりに体を動かして、気分がいい。
  3. 3月6日(日)埼玉県の鴻巣に行って、雛人形を見る。これも豪華だ。ピラミッドのような高さに、雛人形が並んでいる。テレビでやってたんだ。これは見なくちゃと思った。
    それから、東京に戻り、森美術館とサントリー美術館を駆け足で見る。

【写真説明】

講演する鳩山由紀夫さん。3/1

①3月1日(火)午後6時。「第18回 鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。今回のゲストは鳩山由紀夫さん。はじめに、「友愛と東アジア共同体構想」のテーマで、1時間、鳩山さんに講演してもらいました。

演壇から下りて、熱弁を

②熱かった。演壇から下りて、皆のすぐ近くで話してました。

第2部は2人でトーク

③そのあと、私とトーク。さらに会場からの質問を受けました。

終わって、2人で

④終わって、2人で記念撮影です。

打ち上げ会で

⑤場所を移して、市内の居酒屋で打ち上げ会。

突然、割り込んできた人が

⑥鳩山さんと別れる前に、2人で写真を撮ってたら、突然、1人の男が割って入ってきました。よく見たら、寅ちゃんでした。東京から来たんですね。ご苦労さんです。

柏艪舎で。打ち合わせ

⑦札幌時計台に行く前に、主催する柏艪舎(はくろしゃ)で打ち合わせをしました。左から山本代表。鈴木。司会の中尾さん。鳩山さん。

講演する木村草太さん。2/28

⑧3月28日(日)、「前田日明ゼミin西宮」を聞きに行きました。今回のゲストは木村草太さん。憲法学者で、首都大学東京の准教授です。今、テレ朝「報道ステーション」のコメンテーターをやってます(木曜日に)。

木村草太さんと、前田日明さん

⑨木村草太さんと前田日明さん。

私も挨拶しました

⑩私も挨拶しました。

飛松さん。鈴木。草太さん。前田さん

⑪飛松五男さん。鈴木。木村草太さん。前田日明さん。

翌日、草太さんと対談。2/29

⑫2日連続、草太さんと会ってます。前日は西宮で講演を聞きました。今日(2月29日)は「週刊金曜日」の対談です。
 草太さんの『憲法の創造力』はとてもいい本で、感動しました。人権、少数派の権利、9条について。など、多くのことを話しました。

右は司会の赤岩さん

⑬「週刊金曜日」の記者、赤岩さんが司会をしてくれました。

対談が終わって

⑭対談は草太さんの研究室で行われました。きれいで、とても広いです。

片山杜秀さんとトーク。2/29

⑮2月29日(月)6時半から神田の「学び舎・遊人」で。安保法制について、考えています。この日のゲストは、片山杜秀さん(慶應義塾大学教授)です。

打ち上げ会で

⑯打ち上げ会です。

「国賠ネット」交流会。2/27

⑰「第27回。国賠ネットワーク交流会」に行きました。2月27日(土)、寅ちゃんに連れられて。「スペースたんぽぽ」でした。

講演する今井恭平さん

⑱記念講演する今井恭平さん。

二次会で

⑲二次会で。隣りは今井さんですね。

「再生」高木代表とトーク。2/26

⑳2月26日(金)、劇団「再生」では、2.26事件を取り上げた芝居をやりました。この日は初日で、芝居の前にトークがありました。劇団「再生」代表の高木尋士さんと私です。「今、2.26について思うこと」。三島事件、2.26、憲法などについて語りました。

「再生」の舞台から

㉑「再生」の舞台です。幻想的、思想的で、とても感動的でした。

劇団員、並びにファン

㉒「再生」劇団員と。あべ・あゆみさん。鶴見直斗さん。そして、見に来たレーニンさん、海蛇沢さんなどがいますね。

「断食芸人」上映後のトーク

㉓渋谷ユーロスペースで。足立正生監督の「断食芸人」をやってます。上映後、トークショーが行われてます。3月2日(水)は、私も出ました。(左から)足立監督。太田昌国さん。鈴木。金子遊さんと。

打ち上げ会で

㉔打ち上げ会で。ユージン・プランニングの女性もいますね。

荒俣宏さん。バロン吉元さん。3/3

㉕3月3日(木)。バロン吉元さん(漫画家)と荒俣宏さん(作家)のトークがあると聞いて、行きました。とてもよかったです。左が荒俣さん。右がバロンさん。司会はバロン吉元さんの娘さんのエミリー吉元さんです。

荒俣宏さんと

㉖荒俣宏さんと。「どうして鈴木さんが来てるの?」と言われました。「荒俣さんの本は随分読んでるし、ぜひお話を聞きたかったんです。特に「帝都物語」はいいですね。三島や森田がでてくるし」と話しました。

エミリーさん。荒俣さん。吉元さん。みなもと太郎さん

㉗エミリーさん。荒俣さん。バロンさん。みなもと太郎さん。鈴木。みなもと太郎さんは「ホモホモセブン」を描いていて、私らが学生の時は、熱中して読んだものです。

「あやとり」を教えている

㉘人間は人工知能に取って代わられ、アンドロイドが支配します。そして、死ぬ時に、子供に「あやとり」を教えます。人間の大事な文化ですから、伝えておかなくてはならないと思ったのです。 バロンさんの絵です。

バロン吉元「昭和柔侠伝」

㉙バロンさんの代表作『昭和柔侠伝』。それを読んで柔道を始めた人は多いです。私もそうです。

現代の「ゲルニカ」ですね

㉚バロンさんの大作です。これはもう、現代の「ゲルニカ」ですね。

エミリー吉元さんと

㉛エミリー吉元さんと。

【お知らせ】

  1. 3月15日(火)一水会フォーラム。午後6時半。ホテルサンルート高田馬場。講師・小林興起さん。
  2. 3月19日(土)大阪のセブン劇場で、原田正治さんの映画「望むのは死刑ですか」の上映。午後3時から。上映後、原田さんと私のトークがあります。
  1. 4月12日(火)7時から、ユージンプランニング主催で、栗原康さんと対談します。栗原さんの新刊『村に火をつけ、白痴になれ=伊藤野枝伝』(岩波書店)について話します。神田の「学び舎・遊人」です。
  2. 4月21日(木)6時30分。福島みずほ決起大会。
  3. 4月22日(金)。代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」。甲野善紀さん(武術家)と佐野史郎さん(俳優)のトークがあります。前売り、3500円。当日4300円。03(5456)8880。
  4. 5月17日(火)6時、「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストはアーチャリーです。
7/5(火)札幌で「イレズミ牧師」と対談 7/5(火)札幌で「イレズミ牧師」と対談
  1. 5月22日(日)昼から、会津若松で私の講演会があります。
  2. 6月18日(土)午後6時から、新宿2丁目の「道楽亭」で快楽亭ブラックさんの独演会があります。落語のあと、私とのトークがあります。
  3. 6月25日(土)15時15分。剛堂会館。円より子さんの「女性のための政治スクール」で、講演します。
  4. 7月5日(火)6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲスト、鈴木啓之さん。ヤクザを辞めて牧師さんになった人です。映画「親分はイエス様」のモデルになってます。『イレズミ牧師のどん底からの出発法』、『刺青のクリスチャン・親分はイエス様』(共に講談社)など著書も沢山あります。面白い話が聞けると思います。楽しみです。