2016/04/11 鈴木邦男

スキー合宿に出て、さらに浦和、大阪へ

①30年ぶりにスキーをやった!

いざ、出陣です。4/1
いざ、出陣です。4/1
羊蹄山をバックに
羊蹄山をバックに
リフトに乗って山頂へ
リフトに乗って山頂へ
初めは怖かったです
初めは怖かったです
なんとか滑れました
なんとか滑れました
おしゃれな店や別荘が…
おしゃれな店や別荘が…
夕日がきれいでした
夕日がきれいでした
浦和で門奈さんと。4/2(土)
浦和で門奈さんと。4/2(土)
「私たちの手で選挙共闘を!」
「私たちの手で選挙共闘を!」
活発な質問も出ました
活発な質問も出ました
第2部の報告会
第2部の報告会
私も講演しました 私も講演しました

うちの近所に住んでいる寅ちゃんに誘われて、国賠訴訟の全国大会に出た。

そこで、埼玉で市民運動をしている人を紹介された。その人に、いきなり講演を頼まれた。

4月9日(土)に浦和で講演してくれませんか、と。

いいですよと返事した。あとで、メールがあって、実は4月2日(土)にも集会があるんですが、そこにも出てもらえませんかと言う。

予定は入ってないはずだ。大丈夫。行きますよと返事をした。

でも、あとでハッと気がついた。ヤベッ、ニセコのスキー合宿に申し込んでいたんだ。

門奈直樹さんと 門奈直樹さんと

でも、浦和の集会は、パネラーが5、6人いるようだ。じゃ、私1人くらい欠席しても構わないだろう。

そう思って、「先約があったんで行けません」と浦和にメールした。

しかし、向こうも事情が大きく変わったようだ。

5、6人いたパネラー予定者が次々と、来れなくなった。それで、「門奈さんと鈴木さんの2人しかいません」と言う。

「鈴木さんが欠席したら、シンポジウムになりません。対談もできません。何とか出席して下さい」と言う。

それで、仕方ない。2日(土)の夜に帰る予定だったのを、急遽、昼の飛行機に変えて、浦和集会に出席した。

分科会 分科会

ハードな合宿で体が痛い。スキーを久しぶりにやってみようか、と軽く思ったのが甘かった。

子供時代、青春時代はスキーをよくやっていた。

一度覚えたものは、いくらブランクがあってもできるはずだ。という確信があった。自転車と同じで、いつだってできると思っていた。

それが違ったと分かったのは、スキーを履いて、リフトに乗ってからだ。

スキーをするのは20年ぶりかな。いや、30年ぶりかな。

でも、昔やってたから、できるはずだ。と思っていた。

しかし、今のスキーは昔と違う。短くなってるし、幅が広い。

国立国際美術館で。4/4(月) 国立国際美術館で。4/4(月)

さらに靴が全く違う。怪我をしないように、足首をしっかり固定する。歩くのも大変だ。

それに、一度、転んだら、起き上がるのが大変だ。ストックを使って、必死にあがいてみても、立ち上がれない。

仕方なく、スキーから靴を切り離し、それから、もう一度、スキーを履いた。大変だった。

これも、ミッション・インポシブルだ。せっかくのチャンスだ。

怖がっていてはダメだ。体ごと挑戦しなくては、と思い、自分を叱咤したんですよ。

前に、伊豆の大島の傍の島に行って、野性のイルカと一緒に泳ぐプロジェクトに参加した時も、命懸けだった。

森村展のオープニング・パーティ 森村展のオープニング・パーティ

ロクに泳げないのに、潜水の特訓を受けて、深海に潜る。

いやー、怖かった。下を見ると、海底まで百メートル以上ある。底がきれいに見える。

海底を海ガメが泳いでいる。歩いている。そこまで見える。

何やら、超高層ビルから飛び降りるような気分だ。アベノハルカスビルから下を見た時、その時の記憶が甦った。フラッシュバックだ。

あの時は必死で泳いだ。イルカの群れに入って泳ぐこともできた。

でも、息が続かない。体力が続かない。

やっとの事で船に這い上がった時は、疲れ切って、ゲーゲー吐いてしまった。でも、ミッションは完ぺきに果たした。

ゴッホの前であいさつする森村さん ゴッホの前であいさつする森村さん

そうだ、戦争直前のイラクに行った時も、危険を冒して行った。

外務省からは「渡航禁止」と言われてたのに、あえて、それを無視して行った。

もし何かあっても自己責任ですから、救出しないで下さいと言って、出国した。

北朝鮮に行った時も、悲壮な覚悟だった。

その他、(ここでは書けない)もっとヤバイこともあった。危ないミッションの数々を果たしてきた。

それに比べたら、スキー合宿ぐらいで、ビビっていてはダメだ。

目の前には大きな山がある。羊蹄山だ。周りも山がある。美しい大自然だ。そこで、2日間、スキーをやる。

スタッフを紹介しています スタッフを紹介しています

スイスイと滑れると思ってたのに、初歩から手間取る。

必死に挑戦しました。その傍を、小学生がスイスイと追い抜いていく。ストックも持たないで軽快に滑っている。

又、スノーボードをやってる子供もいる。うまい。

中には、転ぶ人もいる。でも足を揃えて、あとは、ビョンと、飛び跳ねる。

そして、再びスノボーの上に乗る。凄い!とても私にゃできないよと思った。

1日目はあくまで初歩だ。コーチにも、変な癖がついてると直された。

よし、明日は、思い切り、スピードを出して滑れるだろう。と思っていた。

ところが、浦和からのメールだ。

②合宿を中断し、浦和へ!

着いたのは造船所跡地です
着いたのは造船所跡地です
森村さんと 森村さんと

「門奈さん1人じゃ、シンポジウムにならない。だから何とか出て下さいよ」と言う。

それで仕方ない。早く切り上げて、浦和に行こうと決心した。

次の日は、昼の飛行機で千歳を出る。

羽田に着き、一度、家に帰ってから浦和に行く。浦和駅東口にあるパルコの9Fだ。そこにあるコミュニティセンターで集会は開かれている。

広いホールが参加者で満員だった。パネラーの門奈直樹さんに紹介される。

「初めまして」と名刺を渡したら、門奈さんも名刺をくれる。「でも鈴木さんとは以前にお会いしてるんです」と言う。

船に乗って第2会場へ 船に乗って第2会場へ

エッ、どこで? 「大阪のテレビ討論会で会いしました」と言う。「たかじん」かな。違うと言う。

じゃ、10年ほど前かな。「いえ、25年前です」と正確に言う。大阪よみうりテレビで、猪瀬直樹さんが司会をやってたと言う。

「ああ、あの厳しい番組か」と思い出した。

持参していたノートパソコンで調べてみたら分かった。本当に25年前だ。1991年(平成3年)だ。

1月17日に米・英など多国籍軍がイラク空爆を開始し、湾岸戦争が勃発した。その年だ。

2月24日には、湾岸戦争が地上戦に突入する。その前日の2月23日、大阪よみうりテレビに出たのだ。

橋の下をスレスレで通ります 橋の下をスレスレで通ります

「パラダイム・'91」で。テーマは「緊急対談! 和平なるか湾岸戦争」だった。

司会は猪瀬直樹氏。厳しくも、強引な司会だった。

パネラーは、加瀬英明、色川大吉、辻元清美、門奈直樹…と、豪華な顔ぶれだ。そこに私も出たのだ。

どんな話だったか。全く覚えてないが、激しい討論、厳しい司会だったと思う。

そうだ。4月2日の浦和の集会だ。そこで門奈さんに会い、25年前のテレビ討論会を思い出したのだ。

本筋に戻す。浦和で何の話をしたのか。まだ言ってなかったね。

「よく通れたものだ」と見ています 「よく通れたものだ」と見ています

実は、野党議員を励ます集会だ。〈私たちの手で選挙共闘を!〉と銘打ったシンポジウムだ。

今の自民の暴走をどうやって止めるか。安保法制、憲法改正をいかに止めるか。

それには、今夏の参院選で野党に頑張ってもらうしかない。

だから、野党を激励し、選挙協力をやれ!と圧力をかける。そんな集会だった。

又、民進党、社民党、生活の党などから、闘う決意・宣言文が読み上げられる。

又、子育てママ、奨学金で苦しんでいる学生などが挨拶し、苦境を訴える。

これは具体的だし、その闘いが、よく分かる。

③二週続けて、「野党激励」集会に出た

そこが巨大なアートの展示場です そこが巨大なアートの展示場です

そうだ。この一週間ほど前には、やはり、似た集会があった。

3月24日(木)、憲政記念館のレストランで5時から行われた集会だ。

〈戦後最悪の政治危機! 変革を目指す野党国会議員と語る会〉。

この日は、野党議員が20人以上も参加していた。会場は、国会の近くだし、議員も来やすかったのだろう。

しかし、4月2日は、浦和だから、皆、来れないのだ。

参院選を前にして、2つとも、かなり熱い集会になった。

さらに、こうした集会は、他でも開かれるという。

これはぜひ、国政の場にも反映してもらいたい。

浦和では、市民運動の人たちも含め、多くの人たちと話し合いをした。

ゴッホの「仕事部屋」です ゴッホの「仕事部屋」です

全体の会議、シンポジウムが終わってから、小さく別れて、分科会のようにして話し合った。

さらに、打ち上げでも、飲み屋で、熱く語り合った。

連日、家に帰るのは遅いし、朝も早い。あまり寝てない。仕事が終わらないので、朝までかかってやる。大変だ。

翌日、4月3日(日)は、河合塾コスモの入塾式。

そして、4日(月)は大阪だ。最後にこの大阪の報告をしよう。

日本における現代アートの代表的存在の森村泰昌さんの個展・イベントに行ったのだ。中之島にある国立国際美術館だ。

この日は、招待者だけの内覧会。そしてオープニング・パーティだ。大きな美術館だ。とても奇抜なデザインで、森村さんのアートにはピッタリだ。

〈森村泰昌:自画像の美術史=「私」と「わたし」が出会うとき〉だ。

自らが名画の登場人物に扮し、名画の中に入り込んで、主張する。ゴッホ、フェルメール、レンブラント…の絵の中に入り込む。それを再び、「絵」として展示する。

又、自らが有名な画家になり切って、〈美術史〉を語る。

『美術手帖』で対談しました
『美術手帖』で対談しました

④森村さんは天才ですよ

ここでもパーティが ここでもパーティが

絵はどれも素晴らしいものだった。映画も2時間以上あるし、素晴らしかった。

「美術館に来た人にだけ見せるのじゃ勿体ない。一般の映画館にもかけたらどうですか」と森村さんに言いました。

「ウーン、考えておきましょう」と言ってたが、ぜひ実現させてほしい。

他にも、「三島由紀夫になり切って演説する映画」。そして、ロシア10月革命でのレーニンを描いた映画。今回の「美術史」と、この3つを1セットにして売ったらいい。あるいは全国の映画館で上映する。

今までの展示会の内容もぜひ映画にし、DVDにしてもらいたい。

森村さんと初めて知り合ったのは、三島の映像からだ。

控え室で、森村さんと 控え室で、森村さんと

森村さんが三島になり切って、大演説をする。本当に三島の演説を聞いているようだ。

そのうち、「今の美術界はこれでいいのか!」「それでも美術家と言えるのか!」と絶叫する。

「自分の世界」のことに移して、憂い、絶叫するのだ。凄いと思った。〈本気〉と〈芸〉の境目が分からない。

それ以来、森村さんの展示会は大体見てるし、何度か対談もした。

その一つは『美術手帖』に載ってるし、森村さんの本にも収められた。光栄なことだ。

まさに、世界が認める天才だ。こうした天才と同時代に生きているというのは、幸いだ。

私も、もっともっと勉強し、森村さんと又、対談ができたらと思っている。

【だいありー】

浅沼委員長刺殺事件です
浅沼委員長刺殺事件です
三島に扮した森村さん 三島に扮した森村さん
  1. 4月4日(月)午前9時30分、東京発の新幹線で新大阪へ。
     12時06分着。昼食のあと、中之島の国立国際美術館に行く。
     初めて来たが、大きいし、面白いデザインの美術館だ。日本を代表する現代アートの巨匠・森村泰昌さんのイベントが明日から行われる。
     〈森村泰昌:自画像の美術史=「私」と「わたし」が出会うとき〉だ。
     今日は、招待者だけの内覧会と開会式。レセプションだ。凄い展示だった。
     森村さんがベラスケスやフェルメール、ゴッホに扮し、〈名画〉に収まる。
     又、映画を作る。我々の想像を絶するアートの世界だ。皆、驚き、絶賛していた。
     パーティで森村さんに会い、久しぶりに話しました。森村さんとは何度も会ってますが、〈三島〉を演じた時は衝撃を受けた。
「政治活動家との対話」になってます 「政治活動家との対話」になってます

又、『美術手帖』で対談させてもらった。これは光栄だったし、いい記念になった。

「ちょっと話があるんで、もう一つの会場に来てよ」と言われ、6時から「臨界の美術論Ⅱ」をやっている第二会場に行く。

何と、船を借り切って、元造船所跡地の展示会場へ行く。名村造船所跡地だ。凄い。

森村さんは世界に誇る天才だ。森村ワールドを堪能し、最終の新幹線で東京に帰りました。

  1. 4月5日(火)午前中、原稿。
     午後2時、出版社と打ち合わせ。
     帰って、必死で仕事をする。外に出かけてばかりいるので、仕事が進まない。
そのあと、この本に収められました そのあと、この本に収められました
  1. 4月6日(水)午前中、原稿。
     午後1時、雑誌の対談。
     夕方、打ち合わせ。
  2. 4月7日(木)午前10時半、打ち合わせ。
     午後1時、座談会。
     5時、新宿のK's cinemaに行く。上映中の佐野和宏監督の「バット・オンリー・ラヴ」の上映後、6時からトーク。佐野監督、寺脇研さん、私の3人で。
     そのあと、近くの居酒屋で打ち上げ。この映画に出演した蜷川みほさん、飯島洋一さんも出てくれた。
  3. 4月8日(金)午前中、原稿。  昼、図書館。  夕方、出版社の人と会って打ち合わせ。仕事が遅れてるので、焦る。
東中野駅前の桜です 東中野駅前の桜です
  1. 4月9日(土)午前中、原稿。  午後1時、新宿から埼京線で武蔵浦和に行く。「埼玉市民ジャーナリズム講座」で、講演しました。  武蔵浦和コミュニケーションセンター第7会議室(武蔵浦和駅前サウスピア8階)。テーマは〈討論の自由と政治=今、声を出すことは=〉。コーディネーターは門奈直樹さん(立教大学名誉教授)。4月2日に続いて、お世話になりました。  講演のあと、会場の皆で、「討論」「政治」について考える。
  2. 4月10日(日)午前中、原稿。  午後1時、品川区大崎の人事労務会館へ行く。小林よしのりさんの「ゴー宣道場」に出る。「追悼 堀辺正史氏。武士道と現代日本」。 小林よしのりさん。高森明勅氏。切通理作氏。笹幸恵さん。泉美木蘭さんが正面に並ぶ。参加者は150名。 私は、小林さんと堀辺先生の思想・武道について語り合いました。
     その後、全員で熱く語り合いました。
上は桜の白、下は菜の花の黄色です
上は桜の白、下は菜の花の黄色です
「桜川橋」というんですね
「桜川橋」というんですね

【写真説明】

いざ、出陣です。4/1

①4月1日(金)〜2(土)。北海道のニセコでスキー合宿。スキーの板も靴も、昔と全く違うので戸惑いました。でも、挑戦しました。

羊蹄山をバックに

②羊蹄山が目の前にあります。大きくて、きれいな山です。すぐそばに迫ってます。そこがスキー場です。

リフトに乗って山頂へ

③リフトに乗って山頂へ。

初めは怖かったです

④30年ぶりですから、全く足が動かない。このまま、リフトで下に降りようかと思ったら、コーチに叱られました。だから、こわごわ、やってます。

なんとか滑れました

⑤昔の勘が戻ってきたようで、何とか滑れました。でも、転んだら起き上がれないし、大変でした。

おしゃれな店や別荘が…

⑥ニセコは、とてもきれいな町で、おしゃれな店が沢山あります。外国人の別荘も沢山あります。外国の人も大勢見かけました。まるで、スイスかオーストリアに来たような感じです。
 前にこのニセコの町長さんだったのが逢坂誠二さんです。今度会ったら、「スキーに行ってきました」と言わなくっちゃ。

夕日がきれいでした

⑦夕日がとてもきれいでした。実際はとても大きくて、真っ赤に輝いてました。でも写真で撮ると、その色も迫力も出ませんね。私の腕が悪いからでしょうか。それともカメラのせいかな。

浦和で門奈さんと。4/2(土)

⑧4月2日(土)は、予定を変えて、早目に切り上げて、昼、東京に戻りました。夕方、6時から浦和のシンポジウムに出ました。浦和駅東口のパルコ9Fにある「浦和コミュニティセンター」で、〈私たちの手で選挙共闘を〉というシンポ・市民集会です。
 第1部は、門奈直樹さん(立教大学名誉教授)と私が、20分ずつ講演。その後、トークです。

私も講演しました

⑨私も講演しました。

「私たちの手で選挙共闘を!」

⑩正面門には、「私たちの手で選挙共闘を!」と書かれています。

活発な質問も出ました

⑪活発な質問も出て、皆で考えました。

門奈直樹さんと

⑫門奈直樹さんと。トークのあとで。

第2部の報告会

⑬休憩をはさんで第2部。子育てママ。奨学金問題で苦しむ学生。SEALDsの学生。中小企業経営者…などからの報告がありました。この人たちは、「MIDDLEs」の人たちです。

分科会

⑭全体の会が終わって、分科会に。

国立国際美術館で。4/4(月)

⑮これは次の日です。4月4日(月)、大阪に行きました。中之島にある「国立国際美術館」です。
 面白いデザインの建物です。左にゴッホの絵が。でも、本当は、現代アートの森村泰昌さんがゴッホに扮して、描かれたものです。そうした奇想天外なアイデアで、「森村ワールド」を作っています。
 4月5日(火)から6月19日(日)に行われる「森村泰昌・自画像の美術史」の前日で、この日は特別内覧会。オープニング・パーティです。それに呼ばれたのです。

森村展のオープニング・パーティ

⑯森村さんのアートを堪能しました。「森村泰昌・自画像の美術史」には、サブタイトルがついてます。〈「私」と「わたし」が出会うとき〉です。なかなか哲学的、実存的な問いかけです。オープニング・パーティの前に、森村さんが挨拶しています。

ゴッホの前であいさつする森村さん

⑰巨大なゴッホの絵の前で森村さんが挨拶しています。でも、このゴッホも実は森村さんが扮しているんです。

スタッフを紹介しています

⑱膨大な作品群です。絵や映像や、いろんな分野です。協力してもらったスタッフを紹介しています。

森村さんと

⑲森村さんと、久しぶりに会って、いろんな話をしました。

船に乗って第2会場へ

⑳同時に3ヶ所ほどで展示会をやってるそうです。「第二会場にも行きましょう。それに話もあるし」と森村さんに誘われ、行きました。
 地下鉄で行くのかな。タクシーで割り勘で行くのかな。と思ってたら、船でした。中之島は元々、島ですから、船があるんです。市内遊覧の船には乗ったことがありますが、こういう船は初めてです。

橋の下をスレスレで通ります

㉑船はいくつも、橋の下を通ります。でも大阪の橋は思い切り、低いんです。スレスレのとこを通ります。時々、船頭さんは橋の天井を手で押してました。凄いですね。

「よく通れたものだ」と見ています

㉒「ウワー、あんな低いとこを通ってきたんだ」と皆、言い合ってます。

着いたのは造船所跡地です

㉓船で30分ほど走り、寂れた場所に停まって、皆を乗船させます。元、造船所だったところです。

そこが巨大なアートの展示場です

㉔巨大な造船工場跡で、そこを生かして巨大なアートの実験室、展示室にしています。

ゴッホの「仕事部屋」です

㉕ゴッホの「仕事部屋」がありました。あれっ、私はアムステルダムで「ゴッホ美術館」に行ったけど、なかったな。
 「いや、これは晩年、ゴッホが住み、そこで亡くなった場所」だ、と言います。近くにいた美術家が教えてくれました。

ここでもパーティが

㉖ここでもパーティが始まりました。

控え室で、森村さんと

㉗朝早かったので、少々バテてます。控え室で休んでたら、森村さんが来て、いろんな話をしました。

三島に扮した森村さん

㉘三島由紀夫に扮した森村さんです。これは映画にも撮ってます。ぜひ市販して欲しいですね。

『美術手帖』で対談しました

㉙5年ほど前、『美術手帖』で森村さんと対談しました。〈お茶と芸術〉というテーマで、話し合いました。実は森村さんの実家はお茶屋さんです。この近くなので、行ってみました。
 お茶は、いろんな地方のお茶をブレンドして、その店のお茶を作るんだそうです。子供の頃から、そんな光景を見て、この天才芸術家が育ったのかもしれません。

「政治活動家との対話」になってます

㉚ここが森村さんの実家のお茶屋です。そこに天皇陛下とマッカーサーが。よく見ると、この2人とも森村さんが扮してるんです。それをコラージュして一枚の絵にしました。凄いですね。

そのあと、この本に収められました

㉛2人の対談は『美術手帖』に出たあと、森村さんの本に収められました。『なにものかへのレクイエム=20世紀を思考する』(岩波書店)です。
 表紙の絵はロバート・ケネディ殺人犯のオズワルドでしょう。勿論、森村さんが扮してます。左の、逮捕する刑事も森村さんですね。

浅沼委員長刺殺事件です

㉜これは1960年の浅沼・社会党委員長刺殺事件ですね。犯人の17才の山口二矢(右)は森村さんが扮してますが、浅沼さんも森村さんなんです。高度な技術です。

東中野駅前の桜です

㉝私の住んでいる東中野駅(JR)の桜です。都内でも有名で、沢山の人が見に来ています。

上は桜の白、下は菜の花の黄色です

㉞東中野から中野に行く土手は、全部桜です。そのすぐ下は菜の花です。白と黄色の巨大なカーペットのようです。「これは素晴らしい!」ということで、ここ最近、東中野から乗る人が急激に増えてます。
 又、JRも東中野から中野間は、この時期だけ、ゆっくりと走ります。皆さんもぜひ、見て下さい。

「桜川橋」というんですね

㉟この陸橋にも名前があるんです。「桜川橋」というんですが、あるいは昔は、ここが川だったのかな。桜と菜の花がきれいな川だったのか。あるいは、川はないけれど、桜や菜の花の見事さが、「まるで川のようだ」と驚かせたんでしょうか。

【お知らせ】

  1. 月刊「創」(5・6月号)発売中です。〈右派雑誌「Will」分裂騒動〉〈危機に立つテレビ界〉〈森達也さんの映画「Fake」〉など。読ませる記事が満載です。私は、「死刑をめぐる実験映画」を書いてます。
      又、月刊『紙の爆弾』(5月号)では、原田正治さん(被害者と加害者との出会いを考える会)と対談しています。
  2. 『大武道!』(Vol.2)が発売中です。特集は、〈カッコよく死のう! 侍の死に方を学べば現代を生きられる!〉。
     巻頭インタビューは、堀辺正史先生だ。『葉隠』について、武士道、男の死…について編集部は話を聞いた。
    ところがその翌日に、先生は突然に亡くなられた。編集部でも皆、驚いていた。残念ながら、このお話が本当の最後になってしまった。この特集号の初めにもこう書かれている。〈日本武道 骨法創始師範傳堀辺正史氏に捧ぐ〉。先生に捧げる特集号になった。
     この特集では他に、次の人たちが書き、話している。ターザン山本。谷川貞治。前田日明。藤岡弘。甲野善紀。山口日昇。鈴木邦男。
  3. 4月12日(火)7時から、ユージンプランニング主催で、栗原康さんと対談します。栗原さんの新刊『村に火をつけ、白痴になれ=伊藤野枝伝』(岩波書店)について話します。神田の「学び舎・遊人」です。
  4. 4月21日(木)午後7時より一水会フォーラムホテルサンルート高田馬場で。講師は本間達也氏(医学博士・医療法人生愛会代表)。「昨今の日本人の死生観を考える=医療とナショナリズムの視点から=」。
  5. 4月21日(木)18時30分。日本教育会館一橋ホール3F。福島みずほ応援団・決起集会。
  6. 4月22日(金)。代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」。甲野善紀さん(武術家)と佐野史郎さん(俳優)のトークがあります。前売り、3500円。当日4300円。03(5456)8880。
  7. 5月7日(土)元・連合赤軍の植垣康博さんが出所後、やっていたスナック「バロン」は、「1年もたない」「2、3年で終わりだ」と言われながら、頑張り、何と15年を過ぎました。そこで、スナック「バロン」15周年記念パーティです。クーポール会館(静岡市葵区紙屋町)。18時より。お問い合わせは、スナック「バロン」054(221)5236です。
  8. 5月17日(火)6時、「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲストはアーチャリーです。
  9. 5月22日(日)昼から、会津若松で私の講演会があります。
  10. 6月4日(土)名古屋で講演します。飛松五男さんと一緒です。…の予定でしたが、6月11日(土)に変更になりました。詳しくは次週に…。
  11. 6月17日(金)。18時30分。佐高信さんと講演。九段下の寺島文庫で。
  12. 6月18日(土)午後6時から、新宿2丁目の「道楽亭」で快楽亭ブラックさんの独演会があります。落語のあと、私とのトークがあります。
  13. 6月24日(金)劇団「再生」が「二十歳の原点」を上演します。6月24日・25日です。24日には開始前に、高木尋士さんとトークします。午後6時15分です。新宿三丁目の「梟門」という劇場です。
7/5(火)札幌で「イレズミ牧師」と対談 7/5(火)札幌で「イレズミ牧師」と対談
  1. 6月25日(土)15時15分。剛堂会館。円より子さんの「女性のための政治スクール」で、講演します。
  2. 7月5日(火)6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲスト、鈴木啓之さん。ヤクザを辞めて牧師さんになった人です。映画「親分はイエス様」のモデルになってます。『イレズミ牧師のどん底からの出発法』、『刺青のクリスチャン・親分はイエス様』(共に講談社)など著書も沢山あります。面白い話が聞けると思います。楽しみです。
  3. 7月16日(木)(土)午後6時。「せたがやボロじゆうくⅡ」で、講演とシンポジウムに出ます。テーマは、「鈴木邦男さん、あなたは右ですか、左ですか」。面白いテーマですね。気に入ってます。私の講演のあと、シンポジウムがあります。場所は世田谷ボランティアセンター。
  4. 7月30日(土)午後1時より、阿佐ヶ谷ロフト。「鈴木邦男生誕祭」です。