2016/05/30 鈴木邦男

会津若松は私のルーツです

①静岡、岐阜、札幌、仙台、会津と回りました

会津若松で講演。5/22(金)
会津若松で講演。5/22(金)
「安保法制と愛国心」について 「安保法制と愛国心」について

5月21日(土)は高校の同窓会で仙台に。そして、22日(日)は、会津若松で講演会だった。故郷・東北での講演だ。

今月は、旅が多い。7日以上、地方に行っている。ひと月の四分の一じゃないか。ちょっと振り返ってみよう。

⑴5月7日(土) 静岡。元連合赤軍の植垣康博さんがやっているスナック「バロン」が15年になる。そのお祝いのパーティだ。足立さん、飛松さんなどに会った。

⑵5月15日(日) 岐阜。花房東洋氏の主宰する「大夢館」が創設50年になる。そのお祝いが、岐阜護国神社で行われた。

司会の田中エミさん 司会の田中エミさん

花房氏とは50年以上も前からの知り合い。共に「生長の家」の活動家だった。蜷川正大氏、須藤久監督、一色正春さんなどに会う。直会のあと、岐阜城に行く。

⑶5月17日(火) 札幌。時計台ホールで講演。ゲストは麻原彰晃三女・松本麗華さん(アーチャリー)。

この日は札幌泊。長野から平田君、大阪から下中さんが来ていた。

⑷5月21日(土) 仙台。兄貴の家に寄り、それから同窓会に出る。仙台泊。

2人のトーク。そして質疑応答 2人のトーク。そして質疑応答

⑸5月22日(日) 2時から、会津若松稽古堂で講演。

終わって、教会などを見学。夕食後、会津に泊まる。

これで3泊7日だ。もうすぐ5月は終わりだが、又、行く予定もある。どこも思い出があるし、懐かしい人にも会ったし、それぞれドラマがある。

とりわけ、〈東北〉となると、私のルーツだ。東北によって育てられ、私という人間が「東北製」だと思う。

私の生まれたのは福島県の郡山。親父が税務署に勤めていて、2年くらいで、東北を転々とした。

エミさんとお父さん エミさんとお父さん

郡山は1年もいない。そこから福島に行き、次は青森県の黒石に行ったらしい。そして秋田県横手市、秋田市、湯沢市だ。

横手では幼稚園に入った。そこから私の記憶がある。

歌ったり、踊ったりしていた。5才くらいなのか。

でも、それ以前の記憶は全くない。

5月21日(土)、5時半から高校の同窓会があった。

その前に、兄貴の家に行く。「明日は、会津若松に行くんだ」と言ったら、兄貴が、「僕は、会津若松市の鶴城小学校を出たんだ。そして四中に入った」と言う。

教会の中で記念撮影 教会の中で記念撮影

エッ? 知らなかった。じゃ、私もいたのかな。兄貴とは9才違う。小学校卒業というと12才か。すると私は3才じゃないか。その時、いたんだ。

でも、全く記憶がない。じゃ、郡山で生まれ、そのあと、福島に行き、会津若松に行き、それから黒石に行ったのか。

弟の宏三が最近、本を出した。『三島由紀夫 幻の皇居突入計画』(彩流社)だ。

著者紹介を見たら、「1945年、仙台生まれ」と出ていた。私は1943年、郡山生まれだ。

じゃ、直後、仙台に行ったのか。随分と、目まぐるしく転勤したようだ。

郡山から、仙台、柳津、会津若松、福島…と。そして黒石。あとは秋田県だ。

今度、ゆっくり兄貴から聞いて、ファミリー・ヒストリーを作ってみたい。

野口英世青春広場
野口英世青春広場
若松栄町教会
若松栄町教会
野口英世はここで洗礼を受けた
野口英世はここで洗礼を受けた
会津放射線情報センターで
会津放射線情報センターで
会津磐梯山です
会津磐梯山です
東北学院榴ケ岡高校の同窓会
東北学院榴ケ岡高校の同窓会
1回生は4人だけでした
1回生は4人だけでした

②「真珠の会」とベアテさん

校長先生と 校長先生と

でも、「2、3才の頃、会津若松に住んでいた」ことが分かり、よかった。

会津でその話ができるし。

当日のポスター、チラシには、こう書かれている。

〈鈴木邦男さんと語る 安保法制と愛国心〉。

これがテーマだ。そして、こう書かれている。

〈今、日本で一番語り合いたい男が母の故郷、会津に帰ってくる!〉。
今年還暦の人たち 今年還暦の人たち

そうなんだ。母は会津若松のすぐ近くの会津坂下(ばんげ)の出身だ。

旧姓・広田。会津坂下は歌手の春日八郎の出たところだ。

他には知られたこともない小さな町だ。そこに「新潟屋」という食糧、肥料などを扱う店があり、そこの娘だった。

だから、「母は会津の出身だ」と自己紹介していたが、自分とは関係ないと思っていた。

ところが、私も、2、3才の頃、会津若松に住んでいたんだ。会津若松は私のルーツだ。

今は共学。54回生と 今は共学。54回生と

弟に言わせると、NHKの「八重の桜」を見てると、母を思い出したという。会津の女の凛々しさと強さを思い出したという。

そうか。じゃ、私も「ルーツは会津」なのか。

母の影響で私は「生長の家」に入ったし、高校はミッションスクール。大学は早大。そして、「生長の家学生道場」に入って、学生運動をやる。

これは、八重の男版かもしれない。会津の男が闘ってきたんだ。そう思い、会津では、そこから話し始めましたよ。

この日のチラシを見たら、午後2時、第1部、鈴木邦男講演。3時、第2部。「クニオさんに根掘り葉掘り、なんでも聞いちゃおう!」。

あべあゆみさんの「独り芝居」 あべあゆみさんの「独り芝居」

司会の田中エミさんとトークし、さらに会場の皆から質問を受ける。そうなっている。

田中さんを通して、この講演会を知ったので、田中さんが主催したのかと思ったが、違う。地元の「真珠の会」の人が主催だ。

名前が凄い。伊勢志摩から採れた大きな真珠を持っている、リッチな人々の集まりなのかと思ったら、違う。

直前に、その「真珠の会」の説明文が届いたので、紹介しよう。

平成16年に、会津で、ベアテ・シロタ・ゴードンさんを描いた「真珠の首飾り」(ジャームス三木・脚本)の芝居が上演された。

それを企画した実行委員が、「もっと憲法について学ぼう」と勉強会を立ち上げた。

5/23(月)会津から帰ってすぐ… 5/23(月)会津から帰ってすぐ…

その後も、解散せずに、定期的に集まり、今も様々な分野の講師の方をお呼びして、市民の皆さんと勉強会を開いている。

驚きましたね。とても真面目な勉強会なんですね。

ベアテ・シロタ・ゴードンさんは憲法24条を書いた人だ。私も何回も会ってるし、ニューヨークに呼んでもらってシンポジウムもやった。

ぜひ対談し本にしたいと言っていたが、亡くなられてしまった。

じゃ、私の講演の前に、その「真珠の会」の話をしてくださいよ、とお願いした。知らなかったし。

それに、「真珠の首飾り」という芝居も見たかった。

題名だけ聞くと、フェルメールの絵のようだ。そして、「真珠の会」というと、真珠で飾り立てたリッチな女性の会のように思ったが、これも違う。

それにしても、ベアテさんが何度もここまで来て講演したなんて。知ってたら私も来たのに。

それに、ジェームス三木さんも来て講演したという。

「又、呼んで下さい。私も聞きに来ます」と言った。

あべさん、高木さんたちと
あべさん、高木さんたちと
客席です
客席です

③東京からも大勢来たよ

フランス国民戦線・前書記長のゴルニッシュさんと
フランス国民戦線・前書記長のゴルニッシュさんと
木村三浩氏。ゴルニッシュご夫妻
木村三浩氏。ゴルニッシュご夫妻
栗原康さんと対談。5/24(火) 栗原康さんと対談。5/24(火)

だから、ベアテさんのこと、会津出身の母と私のこと、そこから話し始め、なぜ右翼になったか、なぜ左翼と闘い、警察に何度も捕まるような過激な運動をしたのか。それも全て、「会津の男」の血です、と言いました。

第2部は、田中さんとのトーク。そして会場からの質問を受ける。

司会をしてくれた田中エミさんは会津若松出身。

当日は、お父さんも来てくれました。写真も撮りました。

エミさんは、東京の大学に入り、アメリカの大学にも留学し、今は東京で音楽の仕事をしている。

そこに鈴木宏三氏も参加 そこに鈴木宏三氏も参加

講演会のチラシには、〈聞き手:田中エミ(合唱指揮者。会津若松出身)と書かれていた。

坂元ユージンさんのやっている音楽プロダクション(ユージン・プランニング)で働いている。

ユージンプロでは、2ヶ月に1度、「安保法制」についての対談、講演をやっている。私も何度か出ている。

その地方進出版として、今回の会津集会があるのかと思った。

ところが違っていた。会津若松の「真珠の会」が主催で、それに田中さんたちが、応えたようだ。

夕食の会場です 夕食の会場です

大盛況でした。

「元早大にいた右翼学生です」という人もいた。懐かしかった。

「楯の会」の一期生で、一水会を一緒に創った阿部勉という男がいる。とてもいい男だった。この元早大生も、「阿部さんが好きで、阿部さんに憧れて早稲田に入ったんです」と言っていた。ありがたい。

4時過ぎに終わり、そのあと、若松栄町教会を見る。

そして、町を見て、夜7時から夕食。楽しくすごました。

ニシンが大皿で大量に出てきました。「あっ、昼もニシンだった」と思いました。

ネギを箸代わりにして ネギを箸代わりにして

昼は、「ワッパ飯」でしたが、ニシンと、さらにおソバが出てきました。

太い、大きなネギが1本入ってました。「邪魔だな」と取ろうとしたら、「それは箸ですよ」と言われました。

それで、ソバをすくって食べるのです。ネギも先端をかじって、食べてからだと、ソバをからませやすいんです。面白いですね。

そうだ。昼の直前に着いたんだ。会津若松駅に。

前日は高校の同窓会で仙台に泊まり、この日は、仙台発8:44の新幹線で郡山に。

そこから在来線に乗り、10:54に会津若松に着いた。

鈴木宏三氏と 鈴木宏三氏と

着いたら、ユージンの坂元さん、田中エミさんがいる。中野の寅ちゃんがいる。瀧沢さんがいる。岩波の田中さんがいる。

あらら、東京の人ばかりじゃないか。「ここは東京なの!」と思っちゃった。

こんなに大勢の人が来たのか。ありがたいですね。

でも、私の話というよりも会津を見たかったんですね。

皆さん、ネギの箸の店に行って、ネギ箸で食べました。

そして、「真珠の会」の人と打ち合わせ。

栗原さんと彼女 栗原さんと彼女

1時半、会場の「会津稽古堂」に入る。

やたらと立派な建物だ。でも、「会津若松市生涯学習総合センター」と書かれている。別称が「稽古堂」なのか。まあいいや。「生涯学習」も「稽古」も同じことだ。

でも、「生涯学習…」というと、つい、新潟県新発田市を思い出す。

大杉栄メモリアルを毎年やっているが、その会場がそこだ。

地方に行くと、講演会をやれる公共の建物となると、「生涯学習センター」しかないのかもしれない。「生涯学習」してるんだから、いいでしょう。

講演会だけでなく、栄町教会、会津情報放射線センター、野口英世青春広場、会津磐梯山…と、いろんなとこを見せてもらいました。タマネギ、じゃなくて、ネギの箸のソバも食べましたし、美味しかったです。お世話になりました。

サミットは無事に済み、よかったですね。伊勢神宮に全員で行き、終わって、オバマさんは広島に。実に感動的でした。新しい歴史が始まるでしょう。そのことについては来週に。

ギャラリーが多いです
ギャラリーが多いです

【だいありー】

いつもの「土風炉」ですね いつもの「土風炉」ですね
  1. 5月23日(月)前の日は、会津若松で講演会。大勢集まって、とてもいい会でした。
     そのあと、教会を見たり、町を歩いたり。
     そして、夕食後、さらに、二次会、三次会。楽しくて、つい飲み過ぎました。
     目覚ましをかけといて、23日(月)は朝9時に起き、それから駅へ。10時発の電車に乗って郡山へ。そこから新幹線で東京に。
     一度、家に帰って、たまってた仕事をやる。
     そして、6時半、御徒町のギャラリーへ。そこで、あべあゆみさんの「独り芝居」がある。あべあゆみさん主演。脚本、高木尋士さん。「言葉を纏(まと)ふ」。御徒町のギャラリースペース「しあん」。
さらに三次会ですね さらに三次会ですね

多くの人が集まっていた。予約してたので、何とか座れた。なかなかよかったです。

私は、太宰治の全集を読破してる。この『燈籠』から。その雰囲気がよく出ていた。

  1. 5月24日(火)午前中、原稿。
     12時、ホテルニューオータニ。フランス「国民戦線」の前書記長だった、ゴルニッシュさんが来日した。欧州議員の訪日団の1人として。
小林興起さんと。5/26(木) 小林興起さんと。5/26(木)

ゴルニッシュさんにはいつもお世話になっていて、教えてもらっている。京大に留学してたので、日本語はできます。でも、奥さんは日本人ですから、もっとできます。難しい話は奥さんに通訳してもらいます。

食事しながら、ゆっくりと話しました。木村三浩氏が段取りをしてくれました。

小林興起さん、鳩山由紀夫さんの秘書も来てました。

このお二人は、仕事があって、先に帰りました。「国民戦線」の問題、フランスの今後、そしてEUのイギリス離脱問題などについて、いろいろ聞きました。

ドクター中松さんと ドクター中松さんと

このあと急いで、神田の「週刊金曜日」に。ネットテレビをやっていて、そこに出る。

そして、5時に高田馬場「ミヤマ」会議室。栗原康さんと対談。伊藤野枝について。鈴木宏三氏も山形から来て、話に加わる。栗原氏、宏三氏は、山形の同じ大学で仕事をしていた。

対談のあと、「土風炉」へ。ギャラリーも多く、楽しかったです。

  1. 5月25日(水)地方に出かけることが多く、仕事がたまっている。朝から原稿を書き、校正をし…と、大変だった。今日は1日、閉じこもって仕事をする。
対米自立の政党です 対米自立の政党です
  1. 5月26日(木)午前11時、取材。
    昼から学校に行く。3時、「現代文要約」。
    5時、「読書ゼミ」。秋田で自殺を減らすために頑張っている人の本を読みました。感動的でした。『あなたを自殺させない』(中村智志。新潮社)です。実にいい本でした。
    今週初め、牧野剛さんが亡くなった。ショックです。私を河合塾に入れてくれた先生です。「現代文」のカリスマ講師です。去年は何度かお会いした。あんなに元気だったのに。ガックリとし、仕事が手につかない。ショックです。
木村氏。鈴木。西村修平氏。山口氏 木村氏。鈴木。西村修平氏。山口氏

この日は、6時から「小林興起君と語る政経懇談会」をやっている。ホテルニューオータニで。1時間ほど遅れて駆けつける。大勢の人が来てました。松田妙子さん、ドクター中松さんなどに会いました。

終わって、木村三浩氏らと近くで飲みました。

  1. 5月27日(金)午前中、原稿。仕事がたまっている。家で必死にやる。
     夕方、打ち合わせのため、新宿へ。
5/26(木)の「読書ゼミ」 5/26(木)の「読書ゼミ」
  1. 5月28日(土)午前中、原稿。
     午後1時半、池袋。東京芸術劇場5階大会議室。〈帝銀事件、第20次再審請求報告集会〉。この事件の弁護士をやっていた遠藤誠弁護士さんにはとてもお世話になった。
     右のバリバリだった私が、少しずつ、変わる契機になった。スケールの大きい人だった。同じ宮城県の出身だ。
     宮城出身は他に、若松孝二さんもいる。
     集会は5時まで。そのあと、打ち上げ会に出ました。
  2. 5月29日(日)午前中、原稿。
     午後、中野図書館に行く。夜、雑誌の座談会。

【写真説明】

会津若松で講演。5/22(金)

①5月22日(金)午後2時より、会津稽古堂で、私の講演会がありました。沢山の人が集まりました。憲法24条を書いたベアテ・シロタ・ゴードンさんも、2度、来て講演したそうです。ベアテさんとは何度も会ってますし、ニューヨークでもシンポジウムをやりました。その話から始めました。

「安保法制と愛国心」について

②今回のテーマは「安保法制と愛国心」です。まず初めに私が1時間、講演しました。

司会の田中エミさん

③そのあと、司会の田中エミさんとトーク。さらに、会場の参加者からの質問を受けて、話しました。

2人のトーク。そして質疑応答

④2人のトーク、そして、質疑応答です。田中エミさんは会津若松出身で、合唱指揮者です。今、東京の音楽プロダクションで働いています。地元の人たちの働きかけで、この企画が実現しました。ありがとうございました。

エミさんとお父さん

⑤田中エミさんのお父さんも聞きに来てくれました。穏やかな方です。優しい眼は似ています。

野口英世青春広場

⑥講演会が終わってから、野口英世青春広場に行きました。中には野口英世の銅像が。銅像の台座(右)には、「忍耐」と書かれています。

若松栄町教会

⑦ここが有名な若松栄町教会です。ここで野口英世は「洗礼」を受けたのです。

野口英世はここで洗礼を受けた

⑧教会には、こんな珍しい写真も。資料室に貼られていました。上の段の真ん中に野口英世が。

教会の中で記念撮影

⑨教会で記念撮影。

会津放射線情報センターで

⑩このあと、「会津放射線情報センター」に行きました。

ネギを箸代わりにして

⑪お昼ご飯です。「会津ワッパ飯」をたのみました。そしたら、ソバが付いてきました。白く太いのがネギです。これで、ソバをすくって食べるのです。

夕食の会場です

⑫これは夕食ですね。

会津磐梯山です

⑬郡山から会津若松に来る途中で見えました。雄大な会津磐梯山です。きれいです。

東北学院榴ケ岡高校の同窓会

⑭会津若松は22日(日)で、その前日(21日(土))は仙台に泊まりました。東北学院榴ケ岡高校の同窓会です。左から2人目が同窓会長の伊藤さんです。

1回生は4人だけでした

⑮私は1回生です。1回生はこの4人だけです。1回生は全員で150人ほどいたはずなのに、あとは死滅したのでしょうか。

校長先生と

⑯校長先生と。でも校長先生は、我々よりもずっと若いのです。

今年還暦の人たち

⑰今年還暦の人たち(13回生)がお祝いを受けてました。

今は共学。54回生と

⑱今は男女共学になったんです。それに、彼女は54回生だという。私たちは1回生だよ。50才以上の年の差があるのか。

あべあゆみさんの「独り芝居」

⑲23日(月)午後、東京に着き、それから御徒町の「しあん」に。あべあゆみさんの〈独り芝居〉を見ました。『言葉を纏(まと)ふ』です。よかったです。太宰治の『燈籠』を基に高木尋士さん(劇団「再生」)が脚本を書きました。

5/23(月)会津から帰ってすぐ…

⑳終わって、あべさんと。

あべさん、高木さんたちと

㉑あべあゆみさん(中央)。高木尋士さん(左)。あれっ、椎野礼仁さんもいます。やはり、会津若松に行っていて、今朝、帰ってきたそうです。

客席です

㉒客席です。普段はギャラリーとして使ってるところを、舞台にしました。面白い趣向です。

フランス国民戦線・前書記長のゴルニッシュさんと

㉓5月24日(火)、正午、ホテルニューオータニでゴルニッシュさんに会いました。ゴルニッシュさんは、フランス国民戦線の書記長として長い間、活躍し、ルペン党首を支えました。今は、欧州議員です。欧州議員の訪日団の一員として来たのです。久しぶりに会い、一緒に食事をしました。

木村三浩氏。ゴルニッシュご夫妻

㉔木村三浩氏。ゴルニッシュさんご夫妻。奥さんは日本人で徳島出身です。ゴルニッシュさんは日本の京大に留学してたこともあり、日本語はできます。

栗原康さんと対談。5/24(火)

㉕5月24日(火)は、12時にゴルニッシュさんに会い、3時に「金曜日」の動画に出、5時に高田馬場の「ミヤマ」会議室でした。『紙の爆弾』の対談です。『村に火をつけ、白痴になれ=伊藤野枝伝』(岩波書店)を出し、話題になり、朝日新聞をはじめ、いろんなところで取り上げられてます。その著者の栗原康さんと対談しました。

そこに鈴木宏三氏も参加

㉖その対談に、鈴木宏三氏(山形大学名誉教授)が特別参加してくれました。山形からわざわざ来てくれました。

鈴木宏三氏と

㉗鈴木宏三氏と。顔が似てると言われました。実は、弟です。

ギャラリーが多いです

㉘「今回はギャラリーが一番多い。入れるかな」と司会の椎野さんが心配してました。嬉しい悲鳴です。「栗原さんを見たい」「鈴木の弟さんを見たい」ということで集まったのでしょう。

栗原さんと彼女

㉙栗原さんは学生時代、大変な貧乏でした。「奨学金」という名の借金でも苦しみました。その体験をもとに本を書いてます。『学生に賃金を』(新評論)。「はたらかないで、たらふく食べたい--「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)などです。ロクに食べられない、ましてや彼女もいない。ところが、今は本も話題になるほど売れて、何と彼女までできたのです。富める時も、又、貧乏に戻った時も、見離さないで下さいと。我々からもお願いしました。

いつもの「土風炉」ですね

㉚打ち上げ会の「土風炉」で。宏三氏、田中エミさん、レーニンさんなど…。

さらに三次会ですね

㉛「土風炉」のあと、さらに誘われて行きました。女子会に紛れ込んだオッサン一人。という感じです。あっ、栗原さんもいたか。4対2の合コンという感じです。でも、栗原カップルは既に成立ですから、3対1です。

小林興起さんと。5/26(木)

㉜5月26日(木)。ホテルニューオータニ。「小林興起君と語る政経懇談会」です。対米自立を目指す国民新党を率いて、夏の参院選に挑戦します。

ドクター中松さんと

㉝ドクター中松さんも来てました。「なかまつ」で「つー(2)だから、2本の指を出すんだ、と言われました。「おい、右翼、いつ決起するんだ」と言われました。いつも、言われてます。

対米自立の政党です

㉞小林興起さんの対米自立、独立自尊のポスターです。いいですね。

木村氏。鈴木。西村修平氏。山口氏

㉟木村三浩氏、鈴木、西村修平氏、山口祐二郎氏です。西村さんとは久しぶりに会いました。「主権回復を目指す会」です。以前は、対立したこともありましたが、今は、「対米自立」で共闘もできます。

5/26(木)の「読書ゼミ」

㊱5月26日(木)は、学校のゼミが終わって、タクシーでニューオータニへ。遅れて、小林興起さんの会に参加しました。学校の「読書ゼミ」では、この本を読みました。『あなたを自殺させない=命の相談所「蜘蛛の糸」佐藤久男の闘い』(中村智志・新潮社)です。「自殺日本一」の秋田の自殺を減らすために命をかけている人の物語です。実に感動的な本でした。

【お知らせ】

  1. 鈴木宏三『三島由紀夫 幻の皇居突入計画』(彩流社)が話題になってます。三島事件・最後の「謎」に挑戦しています。それと、鈴木邦男編の『テロル』(皓星社)も話題になってます。
  2. 「週刊金曜日」(5月27日号)が発売中です。特集「日本会議」です。私も書いてます。『闇に葬られた「怪死」の真相』(宝島社)も発売中です。私も書いてます。
  3. 5月30日(月)18時30分。早稲田。日本キリスト教会館4階。〈5.30リッダ闘争44周年フォーラム〉。報告・広瀬純氏(龍谷大学准教授)。
  4. 6月3日(金)私の『愛国心に気をつけろ』(岩波書店)が発売です。岩波ブックレットの1冊として出ます。
  5. 6月6日(月)午後7時、ホテルサンルート高田馬場一水会フォーラム。講師は守屋武昌さん(元防衛事務次官)。テーマは、「日米安全保障の真実=最も防衛行政に精通した男の憂国論=」。参加申し込みは、お早目に。一水会事務局へ。TEL03(3364)2015。
  1. 6月11日(土)名古屋で、飛松五男さん(元兵庫県警刑事)と講演します。午後2時、開演。
     場所は、名古屋市金山、都市センター第三会議室です。主催は「NPOまなびや@KYUBAN」。日本を取り巻く「安全」と「平和」について語ります。なぜ人々は、不安から外国に対する排外主義になるのか。又、子供や弱者が狙われる最近の犯罪について飛松さんから解説してもらいます。  お問い合わせ、申し込みの窓口は、岩井までメールで。
    Mail:masa_kazui@yahoo.co.jp
    詳細
  2. 6月16日(木)午後7時、ネイキッドロフト。『東アジアに平和の海を』(彩流社)の出版イベント。前田朗さん、木村三浩氏、鈴木邦男他がでます。
  3. 6月18日(土)午後6時から、新宿2丁目の「道楽亭」で快楽亭ブラックさんの独演会があります。落語のあと、私とのトークがあります。
  4. 6月22日(水)現代書館から『テロリスト・ワールド』を出した真鍋厚さんと、書店トークをします。神保町の東京堂書店。
  5. 6月24日(金)劇団「再生」が「二十歳の原点」を上演します。6月24日・25日です。24日には開始前に、高木尋士さんとトークします。午後6時15分です。新宿三丁目の「梟門」という劇場です。
  6. 6月25日(土)18時〜21時。新潟県新発田市生涯学習センター。大杉栄メモリアル・プレイベント。映画上映「ルイズ その旅立ち」。第2部は栗原康氏の講演。
7/5(火)札幌で「イレズミ牧師」と対談 7/5(火)札幌で「イレズミ牧師」と対談
  1. 7月5日(火)6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲスト、鈴木啓之さん。ヤクザを辞めて牧師さんになった人です。映画「親分はイエス様」のモデルになってます。『イレズミ牧師のどん底からの出発法』、『刺青のクリスチャン・親分はイエス様』(共に講談社)など著書も沢山あります。面白い話が聞けると思います。楽しみです。
  2. 7月16日(土)午後6時。「せたがやボロじゆうくⅡ」で、講演とシンポジウムに出ます。テーマは、「鈴木邦男さん、あなたは右ですか、左ですか」。面白いテーマですね。気に入ってます。
      私の講演のあと、シンポジウムがあります。場所は世田谷ボランティアセンター。
     7月16日(木)と書いてましたが、(土)の間違いでした。すみません。
  3. 7月23日(土)午後2時、エル大阪。「和歌山カレー事件を考える集会」。
  4. 7月30日(土)午後1時より、阿佐ヶ谷ロフト。「鈴木邦男生誕祭」です。
  5. 8月27日(土)円より子さんの「女性のための政治スクール」で講演します。
  6. 9月17日(土)午後1時より、新発田市生涯学習センター。「大杉栄メモリアル」。ゲスト・福島泰樹(絶叫歌人。僧侶)。
  7. 10月15日(土)13:00〜。〈没後25年。竹中労追悼会。「戒厳令の夜」特別試写会と竹中労を偲ぶトークのつどい〉。
    会場・甲府市中央1-1-7 桜座。
    主催・竹中英太郎記念館。
    (第2部のトークには私も出る予定です)