2016/06/13 鈴木邦男

『〈愛国心〉に気をつけろ!』が出た!

①表紙は学生時代の私です

おしどりマコ・ケンさんと。6/2(木)
おしどりマコ・ケンさんと。6/2(木)
ベランダから東京タワーが
ベランダから東京タワーが
反対側にはスカイツリーが
反対側にはスカイツリーが
月島のもんじゃ焼きの店で 月島のもんじゃ焼きの店で

『〈愛国心〉に気をつけろ!』(岩波書店)が発売された。6月3日(金)から全国の書店で平積みされている。

「岩波ブックレット」の1冊なので、そこのコーナーにある。

ブックレットだから新書よりも安いし、手に取りやすい。定価は580円。71ページだ。400字原稿用紙で約100枚だ。

「安いからすぐ買った。よかった」「アマゾンで申し込んでいたのが届いた。よかった」とメールやFAXが来る。ありがたい。

ページ数は少ないが、かなり苦労して書いた。〆切は去年の末だったのに書けなくて、遅れに遅れた。でも、やっと出来た。ホッとしている。

増山れなさん。6/3(金) 増山れなさん。6/3(金)

岩波の担当者がうまく作ってくれた。章割りや、本の帯なども工夫をしてくれている。表紙の写真もいい。

関西の大学の先生からメールが来た。

「今日、頼んでおいた『〈愛国心〉に気をつけろ!』が届きました。表紙にハンサムボーイが載っていると思ったら、鈴木先生だったのですね。雰囲気がまったく違うので、にわかに信じがたいというか…」

そうかな。私だって、すぐに分かるじゃないか。

髪は五分刈りで、黒いトックリセーターを着て、ブレザーを着ている。精悍な顔をしている。アジ演説をしてるようだ。

福島みずほさん 福島みずほさん

後ろには垂れ幕が。「新しい学生運動の潮流」。これが演題だ。

そして、講演する人は。「全国学協委員長。早大大学院 鈴木邦男氏」と書かれている。民族派学生運動に邁進していた頃だ。

つい昨日のような気もするが、そんなことはない。もう50年近く昔なのだろう。

場所はどこだろう。多分、山形大学じゃないのかな。全国の大学はどこでも行った。

オルグのために。自分たちの考えを発表し、仲間を獲得するためだ。

でも、どこに行っても左翼学生はいる。圧倒的に彼らの方が強い。

佐藤あずささん。鈴木。福島みずほさん 佐藤あずささん。鈴木。福島みずほさん

「右翼学生を学内に入れるな!」「暴力学生・鈴木の乱入を許すな!」と立て看板が立ち、そこで激論があり、乱闘がある。

やっと学内で講演会が出来ても、その講演会が荒らされる。大変だった。

だから、いつでも闘えるようにトックリシャツかセーターだ。そして、スニーカーだった。

腕時計は外しておいた。殴り合いになった時に、飛ばされて、なくしたら困るからだ。

毎日、気が張りつめていた。よく乱闘したし、よく怪我もした。

左翼学生とはよく衝突し、激論し、殴り合いをした。

でも、今となっては懐かしい。今でも、地方に行くと、「お前とは殴り合いをした」という人に会う。〈戦友〉に会ったようで懐かしい。

皆で「頑張ろう!」を
皆で「頑張ろう!」を

②「右派学生」には、いろんな人がいた

マック赤坂さんも来てました マック赤坂さんも来てました

思想は違い、思い切り激突して殴り合った。

しかし、卑劣なことはしなかったと思う。

当時、我々は「反左翼」の学生として、いろんな人たちと共闘した。

私らは「生長の家」の学生が中心だったが、他に、日学同、学生会議、それに自民党や民社党の学生部もいた。

又、「父が軍人で話を聞いてたので」とか、「戦記雑誌の『丸』を読んでたので」といった学生もいた。統一教会の学生部もいた。実に多くの人々がいた。

左翼学生はさらにその何十倍もいた。キャンパスの中で、左右が激論し、それを一般学生が取り囲んで、野次を飛ばす。時には殴り合いになる。

「日本国憲法・前文」を歌う 「日本国憲法・前文」を歌う

毎日、そんな闘いをやりながら、でも、結構、さっぱりしていた。

我々は、敵ではあるが左翼学生の力・熱意を認めていた。凄い奴らがいると思っていた。こんな奴が一人でも我々の陣営にいたら運動は飛躍的に伸びるのに…と思う人もいた。

たった一人で演説をし、その火のようなアジ演説で、何百人もの一般学生を動かし、デモに連れて行く人もいる。凄い力だと思った。

殴り合いをしながらも、どこか「敬意」を持っていた。

「敵」ではありながら、同じ大学の学友であり、命をかけた活動家、リーダーだと認めていた。

その反対に、我々の「陣営」にいて、「左翼学生は許せない」と言いながら、卑劣なことをする人間もいた。

歌っている、日本憲吉さんと 歌っている、日本憲吉さんと

我々が左翼と激論し、殴り合いしてる時、我々の後ろに隠れて、ひたすら写真を撮っている。(我々の写真も撮ってるのかもしれないが)、もっぱら左翼学生を撮っている。それを引き伸ばしていた。「敵の情報収集ですよ」と言う。

でも、本当は、警察(公安)に頼まれて左翼学生の写真を撮り、渡していたのだ。金ももらっていた。

それを知って、カーッとなって、怒鳴った。「そんなことはやめろ!」と。

そしたら、「鈴木さんは甘い」と言われた。「奴らは敵です。日本に共産革命を起こし、我々を皆殺しにしようとしてるんです。警察の力を借りるのも必要です」と言う。

「セグウェイ」に乗りました 「セグウェイ」に乗りました

「敵である前に、同じ大学の学友だ」と言ったら、笑われた。「やっぱり、甘いですよ。そんなことだから全国学協でも孤立するんですよ」と。公安情報で、こっちの事情も知ってるらしい。

『〈愛国心〉に気をつけろ!』の表紙の写真を見て、「あっ、これが三日天下の全国学協委員長の時ですね」と言う人もいた。

又、「この頃、一緒に生長の家や、全国学協で闘っていた人たちが、後に『日本会議』になるんですね」と言う人もいる。

今、「日本会議」についての本がもの凄く売れている。その中に、そんなことも出てるようだ。

必死に運転してます
必死に運転してます
「ダイハツ・トーテム」に。6/4(土)
「ダイハツ・トーテム」に。6/4(土)
入り口です
入り口です
お台場には「ガンダム」も
お台場には「ガンダム」も

③愛国心の素晴らしさと怖さ

「自由の女神」も残ってました 「自由の女神」も残ってました

自分は早大に入った時、「生長の家学生道場」に入ったし、そこの35人の学生を連れて、よく、他大学に行き、左翼と闘った。

又、生学連(生長の家の学生組織)の書記長として全国を回った。

さらに生学連が中心になり、全国の右派学生を結集し、「全国学協」を作った。

その初代の委員長になったが、たった1ヶ月で委員長を解任され、追放された。大きな組織をまとめ、引っ張っていく力がなかったからだ。統率力も人徳もなかっんだ。クビになって当然だった。

でも、あの時、クビにならずに、ずっと運動をやっていたら、今頃は「日本会議」でやっていたかもしれない。安倍さんを支え、改憲に向けて、頑張っていたかもしれない。

最近は、よくマスコミに取材される。日本会議のことについてだ。

「ズートピア」は思想的な映画です 「ズートピア」は思想的な映画です

彼らは真面目で、能力もあり、何よりも全共闘と闘って、自治会を取ったりしてたんだ。

今までの保守とは全く違います。実績があり、実務能力があり、信用があります。だから安倍さんたちも信頼するんですよ。と言っている。

でも、それだけだとマスコミは不満らしい。

「昔の鈴木さんの仲間や後輩なんでしょう。その人たちに鈴木さんは追い出されたんでしょう。もっと厳しいことを言って下さいよ」と。

彼ら、マスコミは勘違いしている。何か私が、個人的恨みを持って、今も運動してるように思っている。

そんなものはない。皆、優秀な人たちだ。だから改憲の機運だって出来ている。

改憲や安倍政権に対する考え方は違っても、それだけで「日本会議」を批判しようとは思わない。

満員の会場。6/6(月) 満員の会場。6/6(月)

昔、全国学協から追われたのは事実だが、それは私が悪いのだ。無能で、無力で、人望もないのに、ただ「年長」だからといって、委員長になった。その時点で断るべきだったんだ。そんな器ではないと。

それなのに、長い間、必死で闘ってきた。その闘いの実績があると、自分で自分を誤解したのだ。

それに、あの時クビになってよかったと、今では思っている。負け惜しみではなく、そう思っている。

自分の無能に気づかず、ずっと一緒に運動をやり、「日本会議」について行き、今頃になってクビになったら大変だったと思う。もう、やり直しもきかない。

一水会で講演する守屋武昌さん 一水会で講演する守屋武昌さん

それもこれも〈愛国心〉の引力のせいかもしれない。正しいことをやっている、その満足感、充足感がある。だから、その〈立場〉をやめられれない。

私だって、自分の力ではとてもやめることは出来なかった。「他人の力」「解任」という形をとってしか、離れることは出来なかった。

岩波のブックレットを読み直しながら、そんな昔のことを思った。

名誉や金や人間関係ならば、そんなことにはならない。

でも、「愛」「正義」そして「愛国心」だと、皆必死になる。私もそうだった。

勿論、それは素晴らしい。だが、時として、「正しいことだから」とさらにエスカレートし、暴走することもある。

④覚悟をもって警鐘を鳴らす

木村氏。守屋さん。鈴木 木村氏。守屋さん。鈴木

素晴らしさと共に、怖さをも持つ。それが〈愛国心〉だ。

特に今は「左右激突」といった、大きな闘いはない。

左翼は滅んだ。左翼だというだけで「犯罪者」扱いだ。

あとは今、保守派・右派の天下だ。皆、〈愛国心〉を言い、〈愛国者〉を自任する。

でも、闘ったこともなく、口先だけで「国を救う」などと大言壮語する人間が多い。他国に対する敵愾心だけを煽る人も多い。

ネトウヨは、右翼でも何でもない。学生時代、私らの傍にいたのも、思えば「ネトウヨ」のような連中だった。

直会(なおらい)で 直会(なおらい)で

自分では闘わず、我々の後ろに隠れていて。それで左翼の顔写真をとっては、公安に流してたような連中だ。

左翼のまいているビラを集めて、それも公安に渡していた。

「左翼を打倒するために」「共産革命を阻止するために」と言っていた。〈愛国心〉からやっていると言っていた。

しかし、そんなものは愛国心ではない。

そうだ。それらニセモノではない、本当の愛国心とは何か。それを言いたくて、この本を書いたのだと思う。

この本のカバーにはこう書かれている。

外国から来た人も 外国から来た人も
「〈愛国心〉を強調する安倍政権のもと、体制への批判は「反日」と攻撃され、人種差別や排外主義も横行している。しかし、こうした風潮こそ、日本の価値を貶めているのではないか。長年にわたり、『愛国運動』に身を投じてきた著者が、自らの体験を振り返りながら、〈愛国心〉が煽られる日本社会に覚悟をもって警鐘を鳴らす」

これは岩波の担当者が書いてくれたのだ。ありがたい。

今の〈右傾化〉〈愛国心ブーム〉の中では、この立場は、厳しい生き方かもしれないが、頑張って、覚悟をもって進んで行きたいと思う。

【だいありー】

「山崎博昭君虐殺」を報じる新聞
「山崎博昭君虐殺」を報じる新聞
「ベトナム反戦闘争とその時代」 「ベトナム反戦闘争とその時代」
  1. 6月6日(月)午前中、原稿。
     午後2時、雑誌の取材。
     7時、ホテルサンルート高田馬場。一水会フォーラム。講師は守屋武昌さん(元防衛事務次官)。テーマは「日米安全保障の真実=最も防衛行政に精通した男の憂国論」。
     まず、メルカトール図法ではなぜダメなのか。その話から始める。地図の見方から、さらに日本の地政学的意味、世界情勢へと話は進む。我々に〈見方〉の変更を迫る。実にスリリングで、勉強になった。
挨拶する山本義隆さん 挨拶する山本義隆さん

さっそく、守屋さんの『日本防衛秘録』(新潮文庫)を買った。著者紹介を見たら、「1944年生まれ」だという。あれ、私とほとんど同じだ。それに、「宮城県塩釜市生まれ。東北大学法学部卒。71年、防衛庁入庁」となっている。

エッ? 塩釜か。同郷じゃないか。あとで聞いたら、「塩釜一中」から「仙台一高」に行って、東北大学に行ったという。「僕は仙台二中です。仙台二高を受けて落ちて東北学院榴ケ岡に行きました」と言いました。同じ時期に仙台にいたわけだ。直会の席でも、仙台の話で盛り上がりました。

「三島か。反戦自衛官か」 「三島か。反戦自衛官か」
  1. 6月7日(火)午前中、原稿。夕方まで家で仕事をしていた。
     午後6時、根津に行く。週刊「金曜日」の赤岩さんと、根津の「ギャラリーTEN」に行く。今、〈10.8山崎博昭追悼 ベトナム反戦闘争とその時代」展をやっている。これを監修しているのが山本義隆さんだ。元・東大全共闘議長だ。
     当時の写真に迫力がある。それに、山崎さんが虐殺された10.8は皆の心に深い傷として残っている。写真展は6月7日〜12日まで。
     この日は、オープニングパーティだった。山本さん、福島泰樹さん、辻恵さん、道浦母都子さん…などに会って、話しました。
絶叫歌人・福島泰樹さんと 絶叫歌人・福島泰樹さんと

「あれ、ここのギャラリー、来たことがあるぞ」と思い出しました。帝銀事件のことで針生一郎さん、平沢武彦さん、私でトークをしたようです。その時、来た人が教えてくれました。

ここでのパーティのあと、「車屋」で二次会。皆、学生運動出身者ばかりだ。だから、「全国の学友諸君!」なんて演説を始める人もいる。「学友なんかいないぞ!」「老人ばっかりだ!」と野次が飛ぶ。時間を忘れる、楽しい会でした。

  1. 6月8日(水)午前中、原稿。
    午後、ガス器具の検査が来る。
    夕方、図書館。
道浦母都子さんと 道浦母都子さんと
  1. 6月9日(木)午前11時、打ち合わせ。
     午後から学校へ。
     3時、「現代文要約」。
     5時、「読書ゼミ」。森達也さんの本を読んで、考える。タイトルがやけに長い本だ。『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』(ダイアモンド社)。
     終わって、「64」を見に行くが、満員で入れなかった。仕方ないので「高台家の人々」を見た。
  2. 6月10日(金)午前中、原稿。
     午後1時、学士会館。ソウル大学教授の朴喆煕先生の講演もあった。去年、私をソウル大学に呼んでくれた人だ。とてもいい話でした。山梨県立大学教授の徐正根さんにも会いました。又、ソプラノ歌手の田月仙さんにも。
田中義三さんのお兄さんの一平さんと 田中義三さんのお兄さんの一平さんと
  1. 6月11日(土)午前8時、東京駅発。10時、名古屋着。
     岩井さん、飛松さんたちと合流して、千種の正文館書店に行く。大阪のジュンク堂難波店店長に紹介された店だ。「名古屋に行ったら、ぜひ寄ってみて下さい」と言われてたので。いい書店だ。
     それから、講演会場へ。名古屋市金山の都市センターだ。NPO「まなびや@KYUBAN」の川口祐有子さんが挨拶。それから、「反ヘイトスピーチ」について私と飛松さんと2人で講演。盛会だった。
     終わって、二次会。民進党の近藤さんも駆けつけてくれた。
     最終で帰る。
  2. 6月12日(日)今日は1日、家にいて原稿、校正などをやる。仕事が遅れている。皆に迷惑をかけている。申し訳ない。必死でやりました。

【写真説明】

おしどりマコ・ケンさんと。6/2(木)

①おしどりマコ・ケンさんと「自由なラジオ」に出演しました。「言論の自由」や安倍政権のもくろむ憲法改正について話しました。2人は元気ですね。楽しかったです。

ベランダから東京タワーが

②勝どき橋の超高層マンションの中にあるんです。この「自由なラジオ」のスタジオは。ベランダに出ると、すぐ下に勝どき橋が。その左に東京タワーが見えます。

反対側にはスカイツリーが

③右側を見ると、スカイツリーです。ついつい見とれてしまいます。

月島のもんじゃ焼きの店で

④終わって、月島に行って、もんじゃ焼きをごちそうになりました。

増山れなさん。6/3(金)

⑤6月3日(金)全水道会館で。社民党東京総決起集会で。熱く語り、叫ぶ増山れなさん。

福島みずほさん

⑥福島みずほさんの挨拶。

皆で「頑張ろう!」を

⑦皆で、「頑張ろう!」と腕を突き上げます。

佐藤あずささん。鈴木。福島みずほさん

⑧八王子市議の佐藤あずささん。トップ当選した人です。鈴木邦男。福島みずほさん。

マック赤坂さんも来てました

⑨マック赤坂さんも来てました。あとで話そうと思ったのですが、見失いました。

「日本国憲法・前文」を歌う

⑩「日本国憲法」を自ら訳し、歌ってます。日本憲吉さんです。

歌っている、日本憲吉さんと

⑪これを歌ってるのが、この人です。日本憲吉さんと。

「ダイハツ・トーテム」に。6/4(土)

⑫6月4日(土)お台場でやっている、シルク・ドゥ・ソレイユの「ダイハツ・トーテム」を見てきました。とても素晴らしかったです。

入り口です

⑬入り口です。お台場はとても広いです。

お台場には「ガンダム」も

⑭お台場は、いろんなイベントがやられてます。あっ、ガンダムもいました!

「自由の女神」も残ってました

⑮「自由の女神」もありました。

「ズートピア」は思想的な映画です

⑯ディズニー映画を見ました。「ズートピア」です。ただのアニメではありません。深いし、考えさせられる映画です。

「セグウェイ」に乗りました

⑰お台場を見て回ってたら、「セグウェイ」を運転させる場所がありました。なかなか難しい。ともかく、必死で運転します。

必死に運転してます

⑱体を傾けて、動かす。これも難しい。訓練を受け必死にやりました。

一水会で講演する守屋武昌さん

⑲6月6日(月)、一水会フォーラムで講演する守屋武昌さん。

満員の会場。6/6(月)

⑳会場は満員でした。

木村氏。守屋さん。鈴木

㉑(左から)木村三浩氏。守屋さん。鈴木。

直会(なおらい)で

㉒直会(なおらい=二次会)。

外国から来た人も

㉓外国から来た人も。 ブラウンさん。

「ベトナム反戦闘争とその時代」

㉔「ベトナム反戦闘争とその時代展」です。根津の「ギャラリーTEN」で。6月7日(火)、この展示会のオープニングパーティ。この写真展の監修をやった山本義隆さんが挨拶しました。山本さんは、かつての東大全共闘の議長でした。「10.8」闘争は権力に山崎さんが虐殺されたのです。その追悼も兼ねてやったのです。

挨拶する山本義隆さん

㉕挨拶する山本義隆さんです。

「三島か。反戦自衛官か」

㉖「どちらを選ぶのか!」と自衛官に迫ります。三島事件に続くのか。反戦自衛官に続くのか。迫ります。

「山崎博昭君虐殺」を報じる新聞

㉗「山崎博昭君虐殺」を報じる「京都大学新聞」。

絶叫歌人・福島泰樹さんと

㉘絶叫歌人・福島泰樹さん。

道浦母都子さんと

㉙道浦母都子さんと。

田中義三さんのお兄さんの一平さんと

㉚北朝鮮に行き、その後亡くなった田中義三さんのお兄さんの一平さんも来てました。

【お知らせ】

  1. 月刊『創』(7月号)発売中です。特集は「映画界の徹底研究」「安田純平さん拘束事件」。私の連載「言論の覚悟」では、〈信仰と愛国心〉を書いてます。
  2. 月刊『紙の爆弾』(7月号)発売中です。〈小林節代表「国民怒りの声」をどう見るか〉〈自民・公明“野合政権”対立の歴史〉など。私の連載「ニッポン越境問答」では、貫井正さん(中国史研究家。元自衛官)と対談しています。
  3. 6月13日(月)。週刊「アエラ」発売です。私の原稿も載ってます。岡田尊司『マインド・コントロール』の書評です。
  4. 6月16日(木)午後7時、ネイキッドロフト。『東アジアに平和の海を』(彩流社)の出版イベント。〈ザ・ヘイトスピーチ論争。健全なナショナリズムはいかにして可能か〉。前田朗さん、木村三浩氏、岡田充氏、野間易通氏、山口祐二郎氏、そして鈴木邦男がでます。
  5. 6月17日(金)18時30分。佐高信さんと講演。テーマ「日本会議の正体」。九段下の寺島文庫で。参加費は1000円。問い合わせ、参加申し込みは、「金曜日」事業部へ。03(3221)8521
  6. 6月18日(土)午後6時から、新宿2丁目の「道楽亭」で快楽亭ブラックさんの独演会があります。落語のあと、私とのトークがあります。
  7. 6月22日(水)現代書館から『テロリスト・ワールド』を出した真鍋厚さんと、書店トークをします。神保町の東京堂書店。午後7時からです。
  8. 6月24日(金)劇団「再生」が「二十歳の原点」を上演します。6月24日・25日です。24日には開始前に、高木尋士さんとトークします。午後6時15分です。新宿三丁目の「梟門」という劇場です。
  9. 6月25日(土)18時〜21時。新潟県新発田市生涯学習センター。大杉栄メモリアル・プレイベント。映画上映「ルイズ その旅立ち」。第2部は栗原康氏の講演。
7/5(火)札幌で「イレズミ牧師」と対談 7/5(火)札幌で「イレズミ牧師」と対談
  1. 7月5日(火)6時。「鈴木邦男シンポジウムin札幌時計台」。ゲスト、鈴木啓之さん。ヤクザを辞めて牧師さんになった人です。映画「親分はイエス様」のモデルになってます。『イレズミ牧師のどん底からの出発法』、『刺青のクリスチャン・親分はイエス様』(共に講談社)など著書も沢山あります。面白い話が聞けると思います。楽しみです。
  2. 7月11日(月)一水会フォーラム。7時。ホテルサンルート高田馬場。講師・渡部恒雄さん(東京財団政策研究ディレクター)。演題・「トランプ現象のアメリカの深層を考える」。
  3. 7月16日(土)午後6時。「せたがやボロじゆうくⅡ」で、講演とシンポジウムに出ます。テーマは、「鈴木邦男さん、あなたは右ですか、左ですか」。面白いテーマですね。気に入ってます。
    私の講演のあと、シンポジウムがあります。場所は世田谷ボランティアセンター(世田谷区下馬2-20-14)。参加費1000円。
  4. 7月23日(土)午後2時、エル大阪。「和歌山カレー事件を考える集会」。
  5. 7月30日(土)午後1時より、阿佐ヶ谷ロフト。「鈴木邦男生誕祭」です。
  6. 8月27日(土)円より子さんの「女性のための政治スクール」で講演します。星陵会館1FのE会議室です。
  7. 9月11日(日)渋谷のアップリンクで、映画「望むのは死刑ですか」の特別上映が決まりました。2回です。そのあと、長塚洋監督と私のトークがあります。
  8. 9月17日(土)午後1時より、新発田市生涯学習センター。「大杉栄メモリアル」。ゲスト・福島泰樹(絶叫歌人。僧侶)。
  9. 10月15日(土)13:00〜。〈没後25年。竹中労追悼会。「戒厳令の夜」特別試写会と竹中労を偲ぶトークのつどい〉。
    会場・甲府市中央1-1-7 桜座。
    主催・竹中英太郎記念館。
    (第2部のトークには私も出る予定です。豪華ゲストも内定しています)