2016/09/12 鈴木邦男

『これからどこへ向かうのか』出ました!

①こいつは何を考えているのか?

『これからどこへ向かうのか』 『これからどこへ向かうのか』

9月10日、いよいよ発売になりました。私の書き下ろしの本です。『これからどこへ向かうのか』(柏艪舎)です。

変わった本です。初めての試みです。表紙はゴーギャンの絵です。

そして、こんなキャッチコピーが付けられています。

〈鈴木邦男は進化したのか。それとも初心に戻ったのか…。あなたは鈴木邦男を都合のいいように誤解していませんか?〉

これだけ見ると、誰か他のライターが「鈴木邦男」について書いてるようだ。

私も初めは、そう思った。ところが違う。

鈴木邦男は何者か。これからどこへ向かうのか。それを「自分で書け」と言う。

牧野剛先生の追悼会(9/4) 牧野剛先生の追悼会(9/4)

迷った。悩んだ。嫌だと思い、ずっと拒んできた。

でも、最終的には引き受けて、書いた。それがこの本だ。

柏艪舎代表の山本さんの質問もあるが、全体は私が書いた。そして、ゴーギャンの絵についての、アッと驚く〈秘密〉にも言及した。今は、いい本を出してもらえたと感謝している。

この本の構成だ。

〈第1章〉鈴木邦男はどこから来たのか
〈第2章〉鈴木邦男はなにものか
〈第3章〉鈴木邦男はどこへいくのか
牧野先生の思い出を語る 牧野先生の思い出を語る

つまり、鈴木が「鈴木」を客観的に見つめ、書くのだ。

鈴木邦男は「進化したのか。初心に戻ったのか」とキャッチコピーには書かれているが、現実の声はもっと残酷だ。

「鈴木は堕落した」「もう右翼ではない。活動家でもない」。…そう思われている。

それに対する〈抗弁〉の書になったのかもしれない。単なる弁解か。あるいは更なる挑発か。

本の扉の部分にはこう書かれている。

最首悟さんと 最首悟さんと
〈「愛国運動を50年もやってきて、やっと時代は好ましい方向に向かっているのに、なぜ今、悩み、考え込んでいるんだ」「俺こそは日本一の愛国者だ。それだけの闘いをやってきた!」と胸を張ればいいじゃないか」。そんな疑問、疑惑、批判が僕の周りで渦巻いている〉

その渦の中に、嵐の中に、あえて入り込んで闘おうとしてるんだ。この人は。

無茶だ。無謀だ。でも、皆が見ている。

石坂啓さん。追悼の言葉を 石坂啓さん。追悼の言葉を
〈「おい、鈴木君。きみは一体どこへ行くんだよ」と野村秋介さんも見ているだろう。ゴーギャンも、ゴッホも見ている。僕はこの絵に呪縛されていた。しかし、この本を書くことによって、その呪縛からも解き放たれるだろう。きっとそうなる。そんな覚悟をもってこの本を書いた。あとは読者が判断してくれることだ〉

では、ゴーギャンの絵の呪縛とは何か。私の長い活動家生活において、全く初めて明かされる〈秘密〉だ。

それは、この本を読んでほしい。

あるいは、この本は「謎解き」の推理小説になっているのかもしれない。

私も挨拶しました
私も挨拶しました
生前の牧野先生 生前の牧野先生
ハンスト中の牧野先生
ハンスト中の牧野先生
ビールを飲みながら授業を
ビールを飲みながら授業を
女生徒に贈られたパンティを持って
女生徒に贈られたパンティを持って
河合塾コスモでの「読書ゼミ」
河合塾コスモでの「読書ゼミ」
これも「読書ゼミ」
これも「読書ゼミ」

②〈我々〉はない。〈私〉だけだ!

牧野先生の写真の前で。石坂さんと 牧野先生の写真の前で。石坂さんと

今まで、本を出すことについて、こう考えてきた。

「我々の主張」を多くの人たちに知ってもらいたい。そして、同じ活動に入ってもらいたい。

そういう意図があって、本を書き、本を出すのだ。と思っていた。

ところが、この本は違う。

「我々の主張」ではない。

いや、「我々」がない。「私」だけだ。

「我々」を裏切り、「我々」から脱落した「私」のことばだ。だから、運動論ではない。

でも、その「私」を通して、訴えるものもある。

近くのレストランで 近くのレストランで

ゴーギャンは、多くの人が書いてきた。「人生」を考えるキーワードとして。

サマーセット・モームも、松本清張も書いている。

人生に疲れた中年男が、この現実から逃げ出す時に、清張の本にはこんな描写があった。

「親は子供のために犠牲になる。その子供は、さらに、その子供のために犠牲になる。では一体誰が芸術をつくるのか!」。
「城崎さん救援集会」(9/3) 「城崎さん救援集会」(9/3)

ハッとした。犠牲の連鎖が世の中だ。人生だ。

でも、その中にいる限り、人生は連鎖の中にしかない。

それらを断ち切り、飛び出さないと〈芸術〉はつくれない。

芸術とは、そうした連鎖を断ち切る、非情なものだ。冷酷なものだ。と思う。

でも、ゴーギャンのタヒチ行きは、苦しい現実からの単なる「逃避」だと批判される。

タヒチで、裸の女たちとただ楽しく過ごしただけじゃないかと思われた。

僕だって、「逃げた」「堕落した」と思われた。「お前はゴーギャンだ!」と先輩に言われたこともある。

講演する足立昌勝さん 講演する足立昌勝さん

運動のことを真面目に考え、思いつめた人たちは、どんどんと亡くなっている。又、獄中にいる。

それに比べて私は、まだ生きている。刑務所にも入ってない。

狭いアパートだが、「精神の王国」の中にいる。申し訳ないと思う。

その思いを含めて、書いたのがこの本だ。

又、昔からずっと気にかかってきたゴーギャンの秘密についても、「あとがき」で初めて書いた。

謎は完全に解明されたのか。それは分からないが、「呪縛」からの解放を目指して、必死に闘ってみたのだ。

9月10日に、この本は発売される。

挨拶する山中幸男さん 挨拶する山中幸男さん

9月初旬に、私は見本誌をもらった。予想以上にいい出来だ。

他の人に売るのは勿体ない。自分で全部買い占めて、大事に保管しておきたいくらいだ。

そうだ。もう1冊、本が出た。9月14日(水)に全国書店発売だ。

11年前に書いた本が、加筆・修正されて、文庫として出る。佐藤由樹氏との共著『皇室典範を考える』(祥伝社文庫)だ。

11年前に出した時は、『天皇家の掟』というタイトルだった。

今回の天皇陛下の「生前退位」のテレビ放送を11年前に予言・予告した。と言われた本だ。

だから、アマゾンの古本屋などで探して、この本を見つけて、いろんなところから取材された。

11年前の新書が、今、文庫として甦る。これも奇跡的なことだ。

その他、ここに来て、いろんなとこに書いた本や、雑誌がドッと送られてきた。

少し、紹介しよう。

私も挨拶しました
私も挨拶しました
植垣康博さんと
植垣康博さんと
田中一平さんと
田中一平さんと
足立監督。戸田ひさよしさん。鈴木 足立監督。戸田ひさよしさん。鈴木
足立昌勝さんと 足立昌勝さんと

③俳句、宗教の専門書にも出た

『皇室典範を読む』 『皇室典範を読む』

⑴月刊『俳句界』(9月号)で、佐高信さんと対談している。

〈佐高信の甘口でコンニチハ!〉という連載対談に出て、俳句の話をした。

テーマは「思想の区別を超えて」。9ページもある。

⑵『宗教問題』は、〈参院選後の日本政治と宗教〉が特集で、私は、「生長の家と日本会議」について話をした。8ページだ。

⑶週刊朝日編集部編『70年目の証言=あの戦争を語る』(朝日新聞社)が送られてきた。

手紙が入っていて、「取材に協力して頂きありがとうございました」とある。

あれっ、私があの戦争について語ったのかな。大体、あの戦争の時は参加してないはずだ。

月刊『俳句界』(9月号) 月刊『俳句界』(9月号)

それとも「前世の体験」を語ったのかな。と思ったら、巻末に書いていたんだ。

〈子供と孫に伝えたい『戦争本』〉のコーナーだ。

でも、子供も孫もいないくせに、大きな顔をして書いている。申し訳ないです。

きむらゆういち、週刊朝日の編集部、そして私が書いている。

〈もっと多くの思想を学べ〉として、私は以下の本を紹介している。

五味川純平の『人間の条件』、『戦争と人間』。それと三浦綾子の『銃口』、『母』。田原総一朗さんの『おじいちゃんが孫に語る戦争』。そして壺井栄の『二十四の瞳』。教師と子供の愛情物語だけでなく、戦争の悲惨さを伝える小説でもある。

⑷そうだ、田原さんといえば、月刊『創』(10月号)で対談してる。

〈天皇「生前退位」問題の本質は何か〉だ。

「天皇の真意とは何なのか。参院選で改憲派が3分の2を占めたまさにそのタイミングでの「生前退位」の意向とは」。

とても教えられ、勉強になりました。やはり、田原さんは凄いと思いました。

『宗教問題』(2016年夏季号) 『宗教問題』(2016年夏季号)

私の連載「言論の覚悟」では、〈生長の家総本山に行った〉を書いてます。

⑸『紙の爆弾』(10月号)では、木村三浩氏(一水会代表)が書いてます。〈日米地位協定を撤廃せよ。日本の「真の独立」と「象徴規定」を考える〉。

私の連載「ニッポン越境問答」では、伊藤邦典氏(元「楯の会」一期生」と対談しています。

三島事件、日本会議についてなど。学生運動の秘められた事実なども話してくれました。

⑹月刊『文藝春秋』(10月号)が送られてきた。〈天皇生前退位の攻防〉の特集だ。何故、送られてきたのか、と思ったら、取材されたんだ。「ミヤマ」の会議室で会って、高橋篤史さんの〈改憲推進「日本会議」本当の実力」二、発言が載っていた。

『70年目の証言』(朝日新聞出版) 『70年目の証言』(朝日新聞出版)

…と、いろいろ出ている。原稿執筆と取材、インタビューなど、かなり過酷だ。必死にやっている。

『俳句界』や『宗教問題』など、普段は目にすることのない専門誌にも出してもらい、嬉しかった。

9月は、久しぶりに、変わった本が2冊出るわけだ。『これからどこへ向かうのか』と『皇室典範を読む』だ。ありがたい。

秋にかけて、もう2冊出る。内田樹さんとの対談の第2弾だ。それと、保阪正康さんとの対談本だ。

話を聞いていて、私が一番、勉強になった。とてもありがたいと思った。

そうだ、それからもう1冊、今、書いてる本があったな。何だっけ?

【だいありー】

一水会で講演する井筒高雄さん 一水会で講演する井筒高雄さん
  1. ヘトヘトだ。情け容赦なく投げられ、叩き付けられて、体が痛い。でも体を動かすのは気持ちがいい。
  2. 9月6日(火)午前中、原稿。
     午後3時、「ミヤマ」。打ち合わせ。
     6時半、ホテルサンルート高田馬場。一水会フォーラム。講師は井筒高雄さん(元自衛隊レンジャー隊員)。演題は、「安保法制の施行による自衛隊と私たちが直面する課題」。現場の人の生々しい話を聞いた。
     井筒さんと初めて会ったのは2年前だ。高田馬場のホールだ。井筒さんから声をかけられた。私は「新潟からの帰り」だったらしい。5月だ。
鵜澤佳史さんの本 鵜澤佳史さんの本

そのとき、いろいろ話をして、「そんな貴重な体験があるんなら、ぜひ、本にしたらいい」と勧めたようだ。それで本も出したし、全国で講演会にもよく行っている。

手帳を見せてくれたが、「1日に3つも講演会がある日もある」という。

凄いね。私なんて、最高で2つだ。井筒さんは都内で3会場だが、高名な作家などになると、東京、大阪、札幌…と、1日で3会場を飛行機で回る人もいる。

これも大変ですね。秘書がいないとスケジュールも立てられない。

井筒という姓も珍しい。「映画監督でも、相撲部屋でもない井筒です」と言っている。この日は、ぜひ話を聞いてみたいという人が詰めかけ超満員。

ベストセラー『交番の裏は闇』を書いた元警察官の松本均さんも来てくれた。兵庫県からわざわざ。それに、大学生の息子さんも連れて。

9/2鵜澤さんと対談 9/2鵜澤さんと対談

講演は面白かったし、普段、聞けない話ばかりだった。二次会の時も、ずっと話を聞きました。

  1. 9月7日(水)午前中、原稿。
     午後、雑誌の対談。
  2. 9月8日(木)午前11時、打ち合わせ。
     午後から河合塾コスモ。自習室で勉強。
     3時、「現代文要約」。
     5時、「読書ゼミ」。今日は池上彰さん編集の『先生!』(岩波新書)を読む。
終わって、ギャラリーと 終わって、ギャラリーと
  1. 9月9日(金)午前中、原稿。
     午後2時、高田馬場で取材。
     7時、新宿紀伊国屋ホール。松元ヒロさんのライブを見る。面白かった。
     終わって、楽屋で話をする。
  2. 9月10日(土)午前中、原稿。
     午後2時、月蝕歌劇団を見に行く。「帝国月光写真館」。面白かった。なかなか思想的な劇だ。
  3. 9月11日(日)午前中から図書館で調べもの。
     夕方から渋谷のアップリンクに。映画「望むのは死刑ですか」の特別上映が2回あり、その後に、各々、監督とトークする。
そのあと、居酒屋「土風炉」で
そのあと、居酒屋「土風炉」で
月刊『創』(10月号)
月刊『創』(10月号)

【写真説明】

『これからどこへ向かうのか』

①9月10日(土)、発売されました。私の過去、現在、将来について書きました。『これからどこへ向かうのか』(柏艪舎。1400円)です。

『皇室典範を読む』

②今、見本誌が届きました。9月14日(火)発売です。佐藤由樹氏と私の共著です。『皇室典範を読む=天皇家を縛る「掟」とは何か』(祥伝社文庫。690円)です。目立ちます。写真もふんだんに入り、レイアウトもいいです。祥伝社の意気込みが伝わってきます。

月刊『俳句界』(9月号)

③月刊『俳句界』(9月号)で佐高信さんと対談しました。〈思想の区別を超えて〉俳句の話をしました。 対談は山の上ホテルで行われました。

月刊『創』(10月号)

④月刊『創』(10月号)で田原総一朗さんと対談しました。〈天皇「生前退位」の真意は何なのか」。田原さんは、鋭いと思いました。 対談はANAインターナショナルで。

『宗教問題』(2016年夏季号)

⑤『宗教問題』(16年夏季号)です。〈参院選後の日本政治と宗教〉の特集で、話しました。「変わりゆく生長の家と変わらない日本会議」です。最初、「ミヤマ」会議室で取材を行う予定でしたが、取れなくて、サンルート高田馬場の会議室でやりました。

『70年目の証言』(朝日新聞出版)

⑥週刊朝日編集部編『70年目の証言=あの戦争を語る』(朝日新聞出版)です。私は巻末で〈子供と孫に伝えたい「戦争本」〉を書いてます。

「城崎さん救援集会」(9/3)

⑦9月3日(土)。京都に行ってきました。城崎勉さんの不当弾圧に抗議し、救援を呼びかける集会です。城崎さんは、日本赤軍の関係者だと思われ、1996年にネパールで「ジャカルタ事件」の犯人として拘束され、アメリカで18年間服役しました。全くの冤罪でした。
 2015年2月、釈放され、日本に送還されましたが、警視庁は再逮捕し、同じ事件を二度も裁こうとし、再び刑務所に送るつもりです。一事不再理の原則にも反しますし、「日本赤軍であれば何をしてもいい」という感じです。これに強く抗議し、城崎さんの救援を訴える集会でした。

講演する足立昌勝さん

⑧講演する足立昌勝さん。足立さんは、救援連絡センター代表で、関東学院大学名誉教授です。
 「司法の今を考える」と題して、城崎さんの問題を初めとする司法の危機について語りました。

挨拶する山中幸男さん

⑨挨拶する山中幸男さん(救援連絡センター事務局長)。

私も挨拶しました

⑩私も挨拶しました。

植垣康博さんと

⑪元連合赤軍の植垣康博さんも来てました。

田中一平さんと

⑫田中一平さんも来てました。元「よど号」ハイジャックの田中義三さんのお兄さんです。
 田中義三さんは、その後、タイで「ニセ米ドル事件」で逮捕され裁判を受けますが、無罪となって、日本に送還されます。
しかし、 「ハイジャック事件」で12年の刑を受け、熊本刑務所に収監されます。
 その時、会いに行ったのが最後になってしまいました。
 病気が悪化し、一時、出獄したのですが、亡くなってしまいました。
 熊本で面会したのがつい昨日のように思い出します。
 そのあと、熊本城を見て、さらに田原坂を見て、帰りました。お兄さんと、そんな話をしました。

足立監督。戸田ひさよしさん。鈴木

⑬足立正生監督(左)。戸田ひさよしさん(大阪府門真市議会議員)。鈴木。この集会で講演した人も足立さん。実は、挨拶した足立さんもいて、足立さんが3人です。
 でも、親類でも何でもありません。不思議です。でも、3人とも反体制です。これだけは似ています。戸田さんはバイクで全世界を回り、行動派の市議です。

足立昌勝さんと

⑭今日講演した足立昌勝さんと。

牧野剛先生の追悼会(9/4)

⑮翌、9月4日(日)は午後1時から、河合塾コスモで。今年、亡くなった牧野剛先生を偲ぶ会です。
 私を河合塾に呼んでくれた先生ですし、とてもお世話になりました。牧野先生は予備校界の名物講師でした。

牧野先生の思い出を語る

⑯河合塾、代ゼミ、駿台予備校と、学校を超えて、牧野先生の人脈は広がってました。その人々が集まって、牧野先生を語りました。右側に牧野先生の大きなパネルが。そこに出席しているようです。司会は生田卍さん。私も出ました。

最首悟さんと

⑰この人も予備校界の名物講師です。最首悟さんも出席して、牧野先生の思い出を話してくれました。

石坂啓さん。追悼の言葉を

⑱漫画家の石坂啓さんも出席し、牧野先生のことを語ってくれました。

私も挨拶しました

⑲私も挨拶しました。

牧野先生の写真の前で。石坂さんと

⑳牧野先生の写真や本などが、各教室に飾られてました。石坂啓さんと。

近くのレストランで

㉑偲ぶ会が終わって、近くのレストランで。

生前の牧野先生

㉒牧野先生は予備校界の名物講師・カリスマ講師として、写真週刊誌にもよく取り上げられてました。これは授業中ですね。「レレレのレ…」をやってます。

ハンスト中の牧野先生

㉓名古屋市役所前でハンストをやってます。1981年9月21日から反オリンピック闘争で無期限ハンガーストライキの座り込みに突入。その後、生徒を連れて、デモや集会に行ったり。知事選、市長選などに立候補したり、過激に闘ってました。

ビールを飲みながら授業を

㉔これも写真週刊誌に載ったんですね。
〈教壇に立つごとに学生差し入れのビールあり。受験生の神様・牧野センセイの教室超満員〉。
 そうなんです。「受験の神様」でした。教え方はうまいし、話は面白いし、生徒はドッと詰めかけ、満員です。ビールを飲みながら授業をしてます。神様だから何をしても許されるし、それがウリになってました。

女生徒に贈られたパンティを持って

㉕これも週刊誌にスッパ抜かれたんです。牧野先生の誕生日に、「愛、受けとめて!」と題し、女生徒からパンティを贈られたんです。
 それを持ってる写真ですが、そのあと、そのパンティを頭にかぶって授業してたそうです。高校や大学の先生なら確実にクビでしょうが、「受験の神様」は何をやっても許されるのです。

河合塾コスモでの「読書ゼミ」

㉖河合塾コスモでは、牧野先生と私は「読書ゼミ」をやってました。畳を敷いて、そこに座り(時々、寝転んで)本を読むんです。私は後ろの方にいますね。

これも「読書ゼミ」

㉗これも「読書ゼミ」ですね。牧野先生と私が一週ずつ、本を選んで、皆で読みました。牧野先生が選んだのは、数学、理科、哲学などの本が多く、とても勉強になりました。

鵜澤佳史さんの本

㉘シリアに渡り、ゲリラ戦士として戦った鵜澤佳史さんの本です。『僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ』(金曜日)。

9/2鵜澤さんと対談

㉙その鵜澤さんと『紙の爆弾』で対談しました。9月2日(金)、「ミヤマ」会議室です。

終わって、ギャラリーと

㉚対談が終わって、ギャラリーと。「ゲリラ戦士を見たい」と、多くのギャラリーが集まりました。鵜澤さんはおとなしいし、紳士です。「一番、ゲリラらしくない。出版社の社員みたい」と言われてました。
 司会のレーニンさんは左から二人目。瀧沢さんもいます。あれっ、アーチャリーもいますね。

そのあと、居酒屋「土風炉」で

㉛終わって、居酒屋「土風炉」で飲みました。

一水会で講演する井筒高雄さん

㉜9月6日(火)、一水会フォーラムで。元自衛隊レンジャー隊員だった井筒高雄さんが講演してくれました。迫力が違います。
 「安保法制の施行による自衛隊と私たちが直面する課題」。レンジャーの話や、衝撃的な写真も見せてもらいました。

【お知らせ】

  1. 9月14日(水)午後7時より、新宿ロフトプラスワン。「日本会議についてのトークイベント」をやります。ベストセラー『日本会議の研究』の著者・菅野完さん、そして宮台真司さん、鈴木邦男の3人です。
  2. 9月14日(水)佐藤由樹・鈴木邦男共著『皇室典範を読む』(祥伝社文庫)発売です。
  3. 9月17日(土)午後1時より、新発田市生涯学習センター。「大杉栄メモリアル」。ゲスト・福島泰樹(絶叫歌人。僧侶)。私も参加します。
  4. 9月30日(金)渋谷ロフト9で午後7時より、映画「ベースメント」の先行上映と出演者のトークがあります。史上最強の地下アイドルとして知られる仮面女子の窪田美沙、ミス東スポ2015に輝くグラビアアイドルの璃乃。そんな現役アイドルをディープな裏社会へと解き放つ危険な映画「ベースメント」。『実録暴走族抗争』(竹書房)などの著作を通じて危険ドラッグ、特殊詐欺など、リアルな裏社会をレポートする井川楊枝が知り得た内外不出の実話をベースに制作された問題作を先行上映。
    (出演)
    窪田美沙(仮面女子)
    璃乃(ミス東スポ2015)
    増田俊樹(俳優)
    井川楊枝(脚本家、ディレクター)
    昼間たかし(ルポライター)
    鈴木邦男(評論家)
  5. 10月1日(土)「鈴木邦男と読書会」14:30〜16:30。会場「AP大阪駅前梅田1丁目」。(大阪駅中央南口より徒歩2分。東京建物梅田ビル地下1F)。
    参加費:2500円。終了後懇談会を予定。
    テキスト本:鈴木邦男『〈愛国心〉に気をつけろ!』(岩波ブックレット)
    申し込み:jyunkandokusho@gmail.com
  1. 10月2日(日)14:00。〈寺脇研トーク&シンポジウム=日本のこれからを考える〉。
    場所:ウィルあいちセミナールーム(名古屋市東区 052(962)2511)。
    講師:寺脇研
       飛松五男
       鈴木邦男
    参加希望者は岩井の携帯へ:080(5702)8405
  2. 10月15日(土)13:00〜。〈没後25年。竹中労追悼会。「戒厳令の夜」特別試写会と竹中労を偲ぶトークのつどい〉。
    会場・甲府市中央1-1-7 桜座。
    主催・竹中英太郎記念館。
    第1部は「戒厳令の夜」特別上映会。
    第2部は「労を偲ぶトークのつどい」
    ゲスト:樹木希林(女優)
    鈴木邦男
    小沢司(沖縄音楽プロデューサー)
    小泉信一(朝日新聞社 編集委員)
    竹中紫(竹中英太郎記念館館長)
    司会:金子望(竹中英太郎記念館主宰)