2017/07/17 鈴木邦男

わが人生最高の10冊

①「週刊現代」のすごい企画だ

〈鈴木の選んだ10冊〉 〈鈴木の選んだ10冊〉

週刊誌のインタビューはかなり受けている。

最近では、「赤報隊事件・30年」に関したもの、「憲法改正」「愛国心」に関するものが多い。

こうした時局的なものは、ぶっつけ本番で、初対面で記者と会って、喋っている。

でも今回の取材はそれらとは全然違う。準備も大変だったし、喋る内容もかなり考えながら、喋った。

いや、それよりも取材記者の苦労が大変だったと思う。こんな大変な取材はちょっとない。本当にご苦労さまでしたと言いたい。

「週刊現代」(7月22日・29日号)だ。7月10日(月)に発売になった。

この中で〈読書〉について取材された。

それも、「最近、面白かった本は何ですか?」とか、「何かの本の書評」ではない。今までの読書体験、つまり、〈人生〉にとっての読書の意味を問うような取材だった。

テーマは、「わが人生最高の10冊」だ。

これはすごい。今年読んで面白かった10冊ではない。最近の10冊でもない。今までの人生の中での10冊だ。

その10冊によって、自分が作られてきた。そんな本をあげて話す。初め、この読書のための企画を聞いてやる気をなくした。

とても大変だ。出来ないよ、と思った。

でも、やった。喫茶店「ミヤマ」の会議室でインタビューを受けたが、最も知的で、文学的な話だったと思う。

「あらかじめ、10冊のリストをメールで送って下さい」と言われた。メールはないから、ファックスで送った。

日本の本だけでなく、世界の本もあげて、「外国文学も入れて下さい」と言うので、影響を受けた文学、思想書を何冊か入れる。それで10冊だ。

この選ぶことが大変だった。あるいは〈自分の全て〉をここにさらすようなものだ。

主に文学書をあげた。1〜3位は世界。4〜7位は日本。そして8〜10位は漫画だ。インタビューの2週間前かな。「週刊現代」に送った。そして、発売日。載ってました。

この1位から10位までのリストは以下だ。

 
1位 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(上、中、下)
2位 トルストイ『戦争と平和』(全4巻)
3位 スタンダール『赤と黒』(上、下)
4位 高橋和巳『邪宗門』(上、下)
5位 三島由紀夫『文化防衛論』
6位 芹沢光治良『人間の運命』(全18巻)
7位 司馬遼太郎『街道をゆく』(全43巻)
8位 さいとうたかを『ゴルゴ13』シリーズ
9位 バロン吉元『柔侠伝』シリーズ
10位 山川惣治『少年王者』(全10巻)

さらに、「最近読んだ1冊」をあげて下さいと言うので、嵯峨仁朗作『死刑囚 永山則夫の花嫁=「奇跡」を生んだ461通の往復書簡=』(柏艪舎)をあげた。これらは、取材記者と会う前に、書いて送った。

そして、取材当日。取材が始まって驚いた。

詳しい。やけに詳しい。この作品のどこに感動したのか。その時、自分の運動と関係してそう思ったのですか。そこで何が変わりましたか…と、やけに細かいことを聞く。

この記者も昔、読んだことがあるのかな。と思った。トルストイやドストエフスキーぐらいは皆、読んでるだろう。多分、それもあるだろう。

でも、この記者のすごいのは、私があげた「ベスト10」の全てを読んできたのだ。2週間ほどの内に。

これには驚いた。「何もそこまでやらなくても…」と思った。「長いのが多いので苦労しました」と言う。

『戦争と平和』『赤と黒』なんて、今なら、私も読み返せない。大変だ。

それと、『人間の運命』18巻もあり、本を取り寄せて全部読んだそうだ。

司馬の『街道をゆく』は全43巻だ。気が遠くなるような話だ。こっちの方が大変だ。

この努力をし、苦労をした記者さんに、私の方がインタビューしたい思いだった。

②取材記者の方がすごいし、勉強している

「週刊現代」7/22.29号 「週刊現代」7/22.29号

インタビューした人は朝山実さんという。ライターだ。

『アフター・ザ・レッド』という本を出している。いい本だ。連合赤軍の人々を中心に、〈その後〉を取材して書いている。これはすごい本だと思った。

出た当時、『アエラ』で私は書評をした。朝山さんは、作家として忙しいのに、私のあげた「10冊」を読んでくれて、申し訳ない思いでしたね。

10冊については、朝山さんが、解説と、自分の思いつくこと、印象に残ったことを書いてコメントをしている。

さらに、私との取材の中で聞いたことをまとめている。それを2ページにまとめている。

もっと長くやりたかったのかもしれないが、2ページにコンパクトにまとめている。

「なぜ改憲が危ないと思ったのか」「なぜ左傾しているのか」「ロシア文学を読み始めた理由は…」などについて、聞かれて、私は喋っている。

聞き方もうまいし、今までの取材記者にはないような角度から質問をしてくる。

そうだ。全体のタイトルは、こうだ。

〈読書には右翼も左翼も関係ない〉。
皆神神社で 皆神神社で

多くの人が読んでくれたらしい。長野の平田君もツイッターで多くの人に知らせてくれたし。

そうだ。この「ベスト10」とも関連するが、7月9日(日)に又、長野に行った。

佐久間象山を祀る「象山神社」にお参りし、それから、近くの大本営跡に行った。

巨大な地下壕を掘って、そこに国会や皇居、NHKなどを移し、そこを拠点にして本土決戦をやろうとしたのだ。その跡を見た。

さらに、今回の主目的だった「皆神山」だ。

「みなかみやま」と読む。世界中の神々がここに集まるというので、「皆神山」という。

だから、その麓に大地下壕を掘った。世界中の神々がついている、と思ったのだ。

今から見るとカルトだ。おかしい。でも、当時は本気になってやったのだ。

長野は日本の中心だし、山の中だ。木々が多い。空襲もしづらいだろう。そんな理由もあった。

でも、それよりも「世界中の神」がついている。これは大きい。アメリカなんか問題ないと思った。でも負けちゃった。

この山は初め「水上山」(みなかみやま)と表現されたのだという。

そこにやってきた大本教の出口王仁三郎が、これは神聖な山だ。世界の神々が集まってくる。「皆神山」と呼ぶべきだ、と書いて以来、皆神山と言われるようになる。そんな経緯がある。

それも確かめてみたかった。だから、7月9日(日)の朝早く、東京を発って、長野に向かったのだ。「チーム・バチスタ」だ。いや、違った。「チーム・瀧沢」だ。

三島のことなら全て知っているという瀧沢さんが、その知識と直感を武器に、日本の歴史を見直そうとしている。

 

レンタカーを借りて、東京から5名。さらに長野からは現地の案内人(平田君)が乗り込んで、ナビゲーターを務める。

出口王仁三郎の書いた碑が
出口王仁三郎の書いた碑が
手を上げてUFOを呼びました
手を上げてUFOを呼びました
象山神社で
象山神社で
大本営地下壕に入ります
大本営地下壕に入ります
地下壕の中です
地下壕の中です

③『邪宗門』、大本教、皆神山…

池田満寿夫美術館
池田満寿夫美術館

それにしても、高橋和巳の『邪宗門』に書かれているが、大本教は国家によって凄まじい弾圧を受けて、神殿はダイナマイトで爆破された。

爆破するなんて、何とも罰当たりなことをした国家権力だ。

「週刊現代」では、『邪宗門』について、こう書かれている。

〈百万の信徒を擁し戦前、治安維持法によって徹底弾圧された教団の人々の叙事詩的長編〉

でも、その弾圧された大本教の出口が、この「みなかみやま」に来た。素晴らしい。そこで、「皆神山」と名付けた。

それを何と、かつて弾圧した日本国家が評価し、そのまま「皆神山」と認め、そこに地下壕を掘り、大本営を造ろうとした。

おかしいじゃないか。だったら、まず、大本教に謝れよ。と私は思った。

まず謝罪、そして戦後補償だろう。その上で、出口の言ったことを認めるなら、認めたらいい。そう思っていた。

皆神山に行き、皆神神社に行った。

確かに、出口王仁三郎の書いた石碑もある。ここに来て、この山、この神社を大いに評価し、認めたことは確かだ。

大本教の人々も、いろんな碑を建てたり、小さい神社を造ったりしている。

又、他の宗教もここを認め、そのことを書いた碑もある。

又、「神木」もある。広い、平地もある。

ここから両手を上げて声を上げたらUFOが来るのではないか。と思われた。それで皆で両手を上げて、呼んでみた。

しばらく我々はそこにいたが、UFOは来なかった。まだまだ私の信仰が足りないらしい。

でも本当に来て、「じゃ、乗って下さい」と言われたらどうする。帰ってこれるかどうか分からない。

「とりあえず代表の瀧沢さんだけ乗せてもらいます」と言うしかないよな。

ともかく、そんな神聖な山であり、神社でした。

ただ、江戸時代の中期からもう「皆神山」と呼ばれてたようで、別に大本教の出口が、ここに来て、そう呼んだからではないようだ。いろんな文書を読んでみたが、そうなっていた。大本教の人に会ったら、聞いてみよう。

ここで、「ベスト10冊」。3位にあげているスタンダールの『赤と黒』について、少し、説明しよう。

新潮文庫で上、下2巻だ。他のと比べた短い。すぐ読めるだろう。

 

朝山さんは、こう解説を書いている。

 
〈貴族が存在する時代、ナポレオンを崇拝するが、出世のために聖職者を志す青年が女で失敗する。人間臭さがいい〉

事前に、全部読んで、書いてくれてるんですね。ご苦労さまです。

「赤」は軍人の制服だ。「黒」は僧侶だ。

貧しい青年にとって、出世するにはどちらかになるしかない。

日本だって、そんな時代はあった。軍人になれなくて、僧侶を目指した主人公。ジュリアン・ソレルの物語だ。

実は、この小説は、世の活動家諸君に励ましを与えた。

そうか。体制を倒すには、いろんな方法があるんだと。

活動家になって現状を変えるだけではない。軍人になる。新興宗教に入る(オウムに入る)。市民運動をやる。…というような道があることを教えてくれたのだ。

ジュリアン・ソレルは野心満々な男だ。この男に影響を受けた青年は、「赤」や「黒」だけではなく、学生運動に行って、自分の野望を達成しようとした人も多い。

左翼になりたいが、頭のいい奴が多い。その点右翼は、頭が弱いから、ここに入ったら、すぐにトップになれる。そこを使って運動をした方がいいだろうと思う人もいた。

見沢氏だって、そうかもしれない。彼だって、ジュリアン・ソレルだ。

いやいや、学生運動や宗教運動をする人は皆、ジュリアン・ソレルだ。早大で全共闘に対し闘った右派の学生もいた。

その拠点になったのが、早大正門近くの喫茶店「ジュリアン」だった。矢野潤さんが経営していた。この小説の主人公からとった名前だ。

だから、右派学生も集まり、拠点になった。

森田必勝氏を連れて来て、オルグしたのもこの喫茶店だった。

思い出が沢山ある。「ジュリアン物語」でも書いてみたい。

「赤と黒」物語でもいいが、当時は、「ジュリアン」といっても、あっ、スタンダールだって、学生は皆、分かった。今じゃ分からん。本を読まないからだ。

だから、当時はいい時代だった。皆、本を読んでいたし、必死で物事を考えていた。

 

そんな時代を体験したのだから「ベスト10冊」も書けるのだろう、と思った。

「共謀罪」反対で演説。7/11(火)
「共謀罪」反対で演説。7/11(火)
すごく集まりました
すごく集まりました
ハッピを着て、デモ
ハッピを着て、デモ
山本太郎さん。井筒高雄さん
山本太郎さん。井筒高雄さん
増山れなさんと
増山れなさんと
深月ユリアさんと
深月ユリアさんと
猫も反対しています
猫も反対しています
演説する山本太郎さん
演説する山本太郎さん

【だいありー】

松元ヒロさん。鈴木。立川談慶さん。7/8(土)
松元ヒロさん。鈴木。立川談慶さん。7/8(土)
談慶さん。ヒロさん。平田君
談慶さん。ヒロさん。平田君
大島てるさん(左から2人目)7/10夜 大島てるさん(左から2人目)7/10夜
  1. 7月10日(月)『週刊現代』が発売になる。なかなかいい。
     テーマは〈わが人生最高の10冊〉だ。苦労したが、いい出来になっている。私よりも、取材し、まとめた朝山実さんの力だ。ありがとうございました。
     午前中はずっと原稿を書いていた。
     午後1時半、高田馬場で、椎野礼仁さんと待ち合わせて、自由国民社へ。『現代用語の基礎知識』を毎年出している出版社だ。「新語・流行語大賞」も発表している。
     今回は、三浦瑠麗さん(東大講師)と対談。「現代用語」の増刊号に載るようだ。
     三浦さんは、毎回、『朝生』に出てるし、美人で、とても頭がいい。それに、激しない。冷静だ。
     そして、左翼には、「正しい戦略で闘え!」と言うし、右翼には「寛容の精神で共感せよ!」と言う。これはいい。立派だ。安倍改憲について話し合った。
 
大島てるさんと 大島てるさんと

夜、7時半から、ロフトプラスワンに行く。大島てるさんが出るので、話を聞きに行く。

アパートなどの「事故物件」を取材し、ネットに発表している。大家さんから抗議されたり、裁判になることもあるが、闘っている。とても勉強になるし、関心があった。

始まる前に行って、控え室で話しました。村田らむさんとも会いました。『紙の爆弾』の忘年会でよく会ってたので、大島さんに紹介してもらいました。

  1. 7月11日(火)午前中、原稿。
     午後2時、取材。
     7時、新宿の西口に行く。小田急前で、街宣をする。
     今日から「共謀罪」が施行される。それに抗議しての大集会だ。国会前の森友デモなどに集まってた人が中心になっている。
村田らむさんと 村田らむさんと

それにしても、ものすごい人だった。国会前は広いが、ここは、狭いスペースに人がドッと集まる。

車を舞台にして、コスプレしたり、大きな看板を出したり、ビデオを見せたりしながらやる。

これはすごい。私も演説しました。こんなに多くの人の前で喋ったことはあまりないので、感動しました。

先週も、国会前で「脱原発」の演説をしたし、まるっきり、「活動家」だ。

私のあとに山本太郎さんが喋ってました。『本を送ってもらってありがとうございました。僕のことを書いてくださって」と言っていた。

三浦瑠麗さんと。7/10(月) 三浦瑠麗さんと。7/10(月)

白井聡さんが山本さんの「直訴事件」について評価し、詳しく喋っていた。「その後」のことも書いていたので、とても教えられた。

新宿街宣は、夜遅くまで続きました。前に、ラジオで対談した深月ユリアさんにも会いました。「えっ、まるで裸じゃないですか」と驚きました。

でも、いいですね。こういうコスプレは。何枚も写真を撮りました。

  1. 7月12日(水)午前中、原稿。
     昼から図書館に行って勉強。
     夜7時、高円寺へ行って、飲む。作家の深笛義也さん、雨宮処凛さんが誘ってくれた。
対談中です 対談中です

雨宮さんは、バンバンと本を出してるし、深笛さんも最近、『罠』を出し、大評判になっている。愛犬家殺人事件についての本だ。

なぜ、2人が誘ってくれたのか分からなかった。「本が売れてる作家の2人が、もう終わった、かわいそうな鈴木を呼んで、慰めてくれる会」かと思った。いかんな。ひがみ根性じゃ。

そこに、ロフトの平野悠さん、加藤梅造さんも合流。この人たちも「慰められる側」だ。そして、出版社の人も。

しばらく飲んでたら、「鈴木さん、もう眠いんじゃないの? 帰ったら」と雨宮さんに言われ、「では失礼します。いいお年を」と言って帰りました。

「もう帰ったら」と言うのは愛情ですよね。ありがたいです。

対談が終わって 対談が終わって

そういえば昔、阿部勉氏にもよく言われたな。「鈴木さんは強くないんだから、もう飲まないでしょう。帰れば」と。嬉しいですね。こう言う心配りは。

  1. 7月13日(木)学校は今日から夏休み。授業はありません。8月には一度、合同授業があるんですが。
     「ミヤマ」で対談。
     そして、新宿で映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』を観た。面白かった。
     それから、取材。打ち合わせ。
シリア大使館を表敬訪問。7/7(金) シリア大使館を表敬訪問。7/7(金)
  1. 7月14日(金)午前中、原稿。
    午後2時、取材。7時、新橋。「ザ・ニュース・ペーパー」の公演を観る。面白かった。
    それにしても現在、政治、教育、芸能界のスーパースターが突出して暴走している。豊田真由子、松居一代、加計孝太郎…と。役者がすごい。
    私も、テレビばっかり見ている。面白い。「もっとやれ!」なんて無責任に野次を飛ばしている。いけないな。こんなことじゃ。
  2. 7月15日(土)午前中、原稿。  12時、渋谷ロフト9に行く。  〈連合赤軍事件45年。トークイベント〉。  すごい人だった。熱気が溢れていた。
 
シリア大使と シリア大使と
(第1部)戦後史の中で連合赤軍事件が与えた影響
白井聡、青木理、鈴木邦男
(第2部)映像制作者がとらえた連赤
足立正生、青島武(作家・シナリオライター。連合赤軍を描いた「光の雨」等多数)
(第3部)表現者はどう描いたか
桐野夏生、山本直樹、金井広秋

私は第1部に出たが、あとは完全な「聴衆」だった。ドキドキした。聞いていても刺激的だ。よく、これだけの人を集めてくれたと思う。

素晴らしい集まりだった。とても勉強になったし、面白かった。歴史的なイベントだった。
 終わって、二次会。それから平田君と用賀へ行く。昔、Uインターの社長をしていた鈴木健さんがやっているお店に行く。安生さんも働いていた。昔、プロレスライターをやってた頃を思い出して、大いに語り合いました。

  1. 7月16日(日)午前中、原稿。
     午後2時、打ち合わせ。
     5時、取材。
国会前で脱原発の集会。7/7(金)
国会前で脱原発の集会。7/7(金)
一水会で、鈴木琢磨さん。7/7(金)
一水会で、鈴木琢磨さん。7/7(金)
木村代表、鈴木琢磨さん、鈴木邦男
木村代表、鈴木琢磨さん、鈴木邦男

【写真説明】

「共謀罪」反対で演説。7/11(火)

①共謀罪が国会で通り、この日から施行だという。この日(7月11日)に、新宿で大抗議集会が行われました。新宿西口・小田急前は超満員でした。私も演説しました。

すごく集まりました

②まさに黒山の人だかりです。こんなに大勢の人の前で話したことは初めてです。

ハッピを着て、デモ

③共謀罪反対のハッピを着て。

山本太郎さん。井筒高雄さん

④山本太郎さん(左)は、私の後に演説してました。ビデオを使いながら。分かりやすいし、迫力がありました。私の前は、元自衛官の井筒さん(右)でした。

増山れなさんと

⑤増山れなさんも頑張ってました。

深月ユリアさんと

⑥この前、ラジオで一緒に出演した、深月ユリアさんも来てました。何と派手なコスチュームで! 「ほとんど裸じゃないですか!」と叫んじゃいました。

猫も反対しています

⑦あらら、猫も反対してますね。〈思想を処罰するのが「共謀罪」の本音だにゃ〉と言ってます。「肉球新党。猫の生活が第一〉とも言ってます。

演説する山本太郎さん

⑧私の後に山本太郎さんが演説しました。迫力があります。〈『憂国の論理』ありがとうございます〉と礼を言われました。「山本直訴事件」について白井聡さんが評価し、知られざる「その後」のことも書いてます。山本さんも驚いてました。ぜひ、読んでみて下さい。

「週刊現代」7/22.29号

⑨「週刊現代」(7月22・29日号)です。〈読書〉についての取材ですが、とてもいい記事になってます。取材した朝山実さんの力です。テーマは、〈わが人生最高の10冊〉です。

〈鈴木の選んだ10冊〉

⑩私の選んだ「人生の10冊」が載ってます。そして朝山さんのコメントも。

三浦瑠麗さんと。7/10(月)

⑪7月10日(月)午後2時から、三浦瑠麗さん(東大講師)と対談しました。自由国民社で出している『現代用語の基礎知識』の増刊号に載ります。憲法改正や安倍政権の右傾化。保守と右翼の違い。…などについて話し合いました。三浦さんは、「朝まで生テレビ」では毎月出てます。頭が良くて美人で。今、一番の論客です。

対談中です

⑫対談中です。高田馬場の自由国民社で行いました。

対談が終わって

⑬対談が終わって、三浦さんと。(左)は、「現代用語の基礎知識」の清水編集長。右は椎野礼仁さんです。

大島てるさん(左から2人目)7/10夜

⑭7月10日(月)。この対談が終わってから、私はロフトプラスワンに行きました。〈大島てるがやって来る! 事故物件ナイトvol.15〉です。前から関心がありました。左から2人目が大島てるさんです。あれれ、男性じゃないか。「てる」さんというから、てっきり女性かと思いました。それにしては、よく訴えられたり、裁判になったりしている。よく闘えるもんだと思ってましたが…。

大島てるさんと

⑮大島てるさんと。「鈴木さんとは前から会いたいと思ってました」と言ってました。本名は違いますが、「大好きなおばあちゃんの名前」から取ってペンネームにしたそうです。そうか、おばあちゃんの名前か。

村田らむさんと

⑯村田らむさんと一緒に出てました。村田さんとは『紙の爆弾』の飲み会で何回か会ってます。作家、漫画家で、『ホームレス大博覧会』『ゴミ屋敷奮闘記』などの著書があります。

皆神神社で

⑰7月9日(日)。瀧沢さんをリーダーとする「チーム・バチスタ」で、車を借りて、長野県の皆神山に行きました。世界中の神々が集まってるという山です。その皆神神社にまず参拝しました。平田君や、アーチャリーもいますね。

出口王仁三郎の書いた碑が

⑱大本教の出口王仁三郎が書いてます。
〈地質学上、世界の中心山脈の十字形せる珍の神山。天霊の聖地に些しも違はざる尊き神山 皆神山〉と。

手を上げてUFOを呼びました

⑲山頂の広大なところで。両手をあげ、UFOを呼びました。

象山神社で

⑳佐久間象山を祀る「象山神社」で。一般的には「しょうざん」と読んでますが、本当は「ぞうざん」だそうです。だから「ぞうざん神社」です。

大本営地下壕に入ります

㉑象山神社のそばに大本営地下壕があります。戦争末期、日本はゲリラ戦をやろうとし、ここ松代に大地下壕を掘り、そこに皇居、国会、NHKなどを移そうとしてました。そこを中心にしてゲリラ戦争をやろうとしたのです。松代は山の中だし、なかなか空襲もされない。
 それ以上に、ここには皆神山があり、世界の神々が集まっている。さらに象山神社がある。象山という山もあるのです。それで、皆神山、象山の麓を掘って、巨大な地下壕を掘った。ヘルメットをかぶって、ここに入ります。 私はここに来るのは2度目です。

地下壕の中です

㉒地下壕の中は広いです。いろんな立て札が立って、説明しています。

池田満寿夫美術館

㉓このあと、池田満寿夫美術館に行きました。池田さんは亡くなり、この美術館も、もうすぐ閉館だそうです。「その前に行ってみなくちゃ」と思って、寄ったのです。
 奥さんの佐藤陽子さんに以前、会ったことがあります。「池田は鈴木さんと、とても雰囲気が似ています」と言われて、気になってました。池田さんは芸術家としての大らかさでしょうが、私はただボーッとしてるだけです。でも「似てる」と言われたのはうれしですね。それで、寄ったのです。

シリア大使館を表敬訪問。7/7(金)

㉔7月7日(金)午後1時に、シリア大使館を表敬訪問しました。大使は一水会で講演してくれましたし、関心のある人が多いので、一水会で計画したのです。アサド大統領の写真の前で、大使が話してくれます。シリアのお茶やお菓子も頂きました。

シリア大使と

㉕シリア大使と。

国会前で脱原発の集会。7/7(金)

㉖シリア大使館を後にして、夕方から、国会前で、脱原発の集会があり、私も参加し、演説しました。

一水会で、鈴木琢磨さん。7/7(金)

㉗さらに、この日(7月7日)は、国会前の集会の後、一水会フォーラムに出ました。講師は毎日新聞の鈴木琢磨さん。北朝鮮の話でした。とても詳しいし、特別な情報を持ってます。

木村代表、鈴木琢磨さん、鈴木邦男

㉘講演が終わって。一水会の木村三浩代表、鈴木琢磨さん。鈴木邦男です。

松元ヒロさん。鈴木。立川談慶さん。7/8(土)

㉙7月8日(土)は、国立演芸場で、「立川談慶独演会」がありました。広い会場が満員でした。松元ヒロさんも特別出演してました。終わって、3人で。(左から)松元ヒロさん。鈴木。立川談慶さんです。

談慶さん。ヒロさん。平田君

㉚このあと、打ち上げ会に行きました。立川談慶さんが私の本を持って宣伝してくれてます。右は平田君。この日東京に来て、翌日から、皆神山、象山神社、大本営地下壕…を案内してくれたのです。

【お知らせ】

  1. 7月18日(火)午後7時半、ロフトプラスワン。平野悠さんの著書『新宿ロフトプラスワン事件簿 TALK is LOFT』刊行記念パーティ。この本に書かれた、「ゆかりの人々」も多数出演。私も出ます。
  2. 7月21日(金)渋谷アップリンク。午後7時から始まる、映画「ベースメント」の終了後に、舞台挨拶があります。私も出ます。
  3. 7月22日(土)午後2時から、大阪市・龍谷大学梅田キャンパス(ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階)。「和歌山カレー事件から19年」。 講師:笹倉香奈「科学鑑定とえん罪」。弁護団報告。挨拶(鈴木邦男)。解説(河合潤)他。
  4. 7月29日(土)午後1時から阿佐ヶ谷ロフト。例年のように、「鈴木邦男生誕祭」です。ゲストは寺脇研さん。岡大介さん。PANTAさん他。
  1. 8月8日(火)一水会フォーラム。講師・新垣毅氏(琉球新報社報道部記者)。「沖縄の現状を考える」。
  2. 8月19日(土)「ベースメント」。シネマスコーレ(名古屋)で。6時からの回の終了後、舞台トーク。
     主演の増田俊樹さんと鈴木邦男、瀧沢さんのトークがあります。
  3. 8月27日(日)8月に狛江映画祭があり、その中で「天皇と軍隊」を上映し、この日はトークも行います。主催者と、ゲストの鈴木邦男です。
  4. 9月2日(土)午後3時より、盛岡で佐高塾。私も講演します。
  5. 9月8日(金)劇団「再生」。見沢知廉十三周忌追悼公演でプレトーク。午後6時半より。高木尋士氏と鈴木。(9月7日の予定でしたが、プレトークは8日に変わりました)。
  6. 9月15日(金)青森県弘前市で講演です。