2017/07/24 鈴木邦男

連合赤軍の歴史。ロフトの歴史

①連赤関係者が一堂に会した!

「連合赤軍とは何だったのか」7/15(土)
「連合赤軍とは何だったのか」7/15(土)
「連赤事件」関係者 「連赤事件」関係者

これは多分、歴史的な大イベントだろう。

45年前は、ただ否定され、批判、罵倒される対象だった。しかし、その〈負の遺産〉も、きちんと見つめ、反省し、日本のことを考えよう。という集まりだ。

一つのテーマで、「そうだ!そうだ!」というものではない。又、「○○を打倒せよ!」といったものでもない。

日本の学生運動、いや「日本の歴史」の中で、たとえ失敗であろうとも、それを見つめ、反省し、何故、そんなことが起こったのかを真剣に考える集会なのだ。

こうした集まりは他にはちょっとない。マスコミだって、やらない。

だから、多くの人が集まった。渋谷ロフト9で行われたが、入りきれない。事前申し込みの人から入ってもらい、当日の人は、帰 ってもらったほどだ。すごい人だった。

〈連合赤軍事件45年。トークイベント〉だ。連赤事件の関係者もまだ生きている人が沢山いる。勇気を振り絞って参加してくれた。さらに、映画、小説、ルポ…などで連合赤軍を取り上げてる人も来てくれた。

その人たちが一堂に会したのだ。これはちょっとない。よく集めてくれたものだ。この企画を実行してくれた椎野礼仁さんたちに感謝したい。

超満員の会場 超満員の会場

さらに、3部に分けて、テーマ別に討論する。その間、事件関係者は壇上に残って、質問に丁寧に答えていた。これもすごいことだ。

まず、連合赤軍事件の関係者から紹介しよう。最後まで、行動を共にした人もいるし、途中で脱走した人もいる。しかし皆、捕まって長期の刑を受けて、出てきた人ばかりだ。

又、「連合赤軍」は赤軍派と革命左派(京浜安保)が合体して出来た組織だ。だから、その母体の組織名を( )の中に入れておこう。

以下の5人が出てくれた。植垣康弘(赤軍派)。青砥幹夫(赤軍派)。前澤虎義(革命左派)。岩田平治(革命左派)。雪野建作(革命左派)。

そして司会は金廣志と椎野礼仁だ。金は連合赤軍には参加しなかったが、赤軍派だった。いろんな活動をやり、全国指名手配になり、逃げた。そして何と15年間、逃げて、「時効」になった。そして無罪だ。その後、学習塾をやって大成功している。

もう一人の椎野は、学生時代、戦旗派になった。慶応大学を出て、今は編集プロダクションをやっている。

連赤の活動家は5人。そして司会の2人。計7人の元「活動家」は、ずっと正面の壇上にいる。そして、何かあると、質問に答える。

この7人を置いたままで、〈連合赤軍とは何だったのか〉という歴史的シンポジウムは進行する。

第1部は〈戦後史の中の連合赤軍〉だ。ライターが主で、連合赤軍についていろいろと書いてきた人々だ。

3人が出る。白井聡(京都精華大学講師)。鈴木邦男。青木理(ジャーナリスト)だ。この3人で1時間だ。

白井さんと私は、最近出た『憂国論』の中でも連赤や三島事件の話をしている。しかし、白井さんにとっては、生まれる前の事件だ。それなのに詳しいし、その分析、批判も当を得ている。

青木さんは、最近、BS朝日で、長時間、「連合赤軍」について語った。連赤の活動家たちに話を聞き、私る人にも取材している。だから、かなり、詳しい話になった。

②右翼にも起きたかもしれない

大久保鷹さん、足立正生さんと 大久保鷹さん、足立正生さんと

又、この事件が起こる前の右派学生運動も、「内ゲバ的」状況があった。私も組織を追われており、内部抗争をやった。

でも、本格的な「内ゲバ」戦争にはならなかった。多分、1970年に三島事件があったからだと思う。それが重くのしかかっていた。

それがなかったら、あるいは、「連合赤軍事件」のようなことも、右派の内で起こっていたかもしれない。

実際、見沢知廉の「内部粛清」事件のようなものはあったのだし。これなどは他の右翼からは「右翼の連合赤軍事件だ」と言って批判された。そんな話もした。

連合赤軍事件は、だから、決して他人事ではないと思っていた。我々だって、山の中に入って、あんな形で総括を求められたら、ああいう事は起こったと思う。

革命党派の間では、かなりあった事だろう。でも、成功した革命、たとえばロシア革命、中国革命、キューバ革命などでは、たとえ連赤的なものがあったとしても、「そういえば、そんな不幸なこともあった」と言って、全体の成功の中では、少しの「不幸な出来事」として、追悼される。温かい目で見られる。

それに反して、日本の連合赤軍事件のように、革命に成功してない国では、「ほらみろ!革命は仲間殺しになるんだ!」「こんな連中は徹底的に取り締まらなくちゃ」となるのだ。

掛川正幸さんと 掛川正幸さんと

その点、日本は不幸だった。私も、そんな話をした。かなり連赤には同情的だったと思う。

続いて、第2部は、〈映画がとらえた連合赤軍〉だ。4人の映画の関係者が出る。

足立正生(「実録連合赤軍の最初のシナリオ執筆」)

掛川正幸(「実録連合赤軍」決定稿シナリオ」)

青島 武(シナリオライター。連合赤軍を描いた「光の雨」等多数)

原渕勝仁(フリーTV番組制作者)

若松孝二監督の映画「実録連合赤軍」に関わった2人。

足立さんと掛川さんから、その映画化の様子を詳しく聞く。

若松さんが自分の別荘を「あさま山荘」に見立てて撮影し、最後は粉々に壊してしまう。まさに戦場のような迫力だったという。

又、映画「光の雨」は立松和平の原作だが、やはり連合赤軍事件を描いている。映画でも、劇中劇の様子を呈し、なかなか、凝っていた。その撮影風景も流してくれる。映画になったことで、より「連赤」は分かったし、理解されたことも多い。より、憎しみを買ったこともあったろう。その点も話し合った。

③桐野夏生さん、山本直樹さんも登場!

第3部 第3部

第3部は、〈作家が描いた連合赤軍〉だ。二人の作家と一人の漫画家が出る。よく出てくれたものだと感心した。

作家の一人は、桐野夏生さん。最近、連合赤軍の女性兵士を描いた『夜の谷を行く』を書き、大評判になった。私も「アエラ」で書評をした。とてもいい本だった。

夏生さんの本は初めてだったし、感動したので、本屋で買ったり、図書館で借りたりして、せっせと読んだ。今まで25冊読んだ。皆すごい。こんな視点があったのかと驚いた。休み時間にはそんな話を当人とした。

もう一人の作家は金井広秋さんだ。連合赤軍をテーマにした『死者の軍隊』(彩流社)を出している。

又、漫画家の山本直樹さんだ。連合赤軍を詳細に追った『レッド』を連載中だ。好評を博している。

懇親会で 懇親会で

高名な小説家に漫画家などは、普通なら、こんな危ないテーマには迫らない。しかし、3人とも真正面から取り組む。これはすごく考えさせられた。多くの人たちにものの考え方を教えている。アピールするものも多かったと思う。

1〜3部が終わり、会場から質問を受ける。とても活発な質問が出た。これは、このままDVDにして売ったらいい。そんな気がした。

とても勉強になったし、活動家だけでなく、日本人として皆が考えなければならない問題だ。

④「ロフトの革命」も掘り起こされた

「平野悠出版記念会」で。7/18(火) 「平野悠出版記念会」で。7/18(火)

そして、それから3日後。7月18日(火)、今度はロフトプラスワンで、やはり歴史的なイベントがあった。

ロフトが日本に生まれ、どれだけの騒ぎを起こしたのか。その20数年の歴史を書いた本が出版された。

そして、その出版記念イベントが行われたのだ。

午後7時半から、ロフトプラスワンだ。

席亭の平野悠さんの書いた『新宿ロフトプラスワン事件簿 Talk is Loft』刊行記念パーティだ。

この本に書かれた「ゆかりの人々」を壇上に上げて、平野さんが、ロフトの歴史を語る。

森達也さんと 森達也さんと

この本の帯には、いろんな人が「ロフトとはこういうところだ」というコメントがある。

例えば、中森明夫「新宿サブカル御殿」。唐沢俊一「オタクの聖地」。なかなかうまいことを言う。

リリー・フランキーは「文化のドブさらい」。

藤井良樹は「闘鶏場」。

そして、「乱闘、襲撃酒場」とひどいことを言ってる人もいた。あっ、これは私か。

確か、当時、連載していた『週刊SPA!』の「夕刻のコペルニクス」に、こう書いたのだ。

でも、これは誇張ではない。本当に襲撃事件は何回も何回も起こっているし、乱闘も起こった。私も何度も巻き込まれたから本当だ。

『創』篠田さん。高須基仁さんと 『創』篠田さん。高須基仁さんと

又、ロフトのビデオの中にもそうした暴力シーンが沢山、入っていて、それをお客に見せて煽っていた。

又、「強姦酒場」とか、「ほのぼのレイプ酒場」などと言ってた人もいた。

ここで書いた人だけは全員呼んで、ロフトで喋らせるべきだ。言い過ぎたら謝らせるべきだ。

でもここに書いた人は誰も来てない(私だけは例外だ)。皆、仕事があるから、こんなとこに来れないのだろう。

こんな激しい、キャッチコピーを紹介し、さらに帯にはこう書かれている。

7/12(水)。高円寺で 7/12(水)。高円寺で
〈世界初のトークライブハウス「ロフトプラスワン」で巻き起こったスキャンダラスな事件の数々を創始者自ら語り尽くしたサブカル風雲録!〉

これは貴重な歴史だ。大変な本だと思う。よく覚えてる。いや、調べて書いたのだろう。

これを見ると、私は23年前のロフト開始早々から来ている。佐川一政さんから電話があり、「日本で初めてのトークバーが出来た。そこで話をするから聞きに来てくれ」と。別に佐川さんと対談するわけではない。私は一介の右翼人間だ。

そこで初めて、平野悠さんも紹介された。それが、その後過激でスリリングな20年以上の付き合いになるとは思ってもみなかった。

7/12(水)高円寺で 7/12(水)高円寺で

又、「週刊SPA!で連載を持ってたし、私自身も河合塾、ジャーナリスト専門学校でも講義をやり、「一般社会」に参入していった。

そんな不安定な時に、ロフトというやはり不安定な(そして危険な)ところを思いついて、よく出たりした。

そこで私も話すようになるには、相当の時間がかかった。

初めは、三浦和義、奥崎謙三、根本敬など、普通では見ることの出来ない人を見れたし、物珍しい気持ちで通っていた。

又、エスパー清田氏、前田日明氏、唐沢俊一氏…など、多くの人々に会い、話をして、自分の考えも変わったと思う。

ここで学んだことは多い。小、中、高、大学で習ったよりも多くのことを習ったような気がする。

これが店の名前 これが店の名前

それまでやって来た「右翼学生運動」のやり方も大きく変わったのもロフトの影響だと思う。

そして又、赤軍派、連合赤軍…などとも会ったし、よど号犯にも会った。左右を問わず過激で、思い切ったことをする人々に出会った。

そして教えられた。そこで考え直し、教えられたことは多い。

今まで「敵」だと思っていた「左翼」の人と論争し、その中で「友情」が生まれることもあった。

又、逆に、今まで「味方」だと思っていた右翼の人などから、総攻撃を受けることもあった。映画「靖国」や「ザ・コーヴ」などの時だ。

私の中の右傾度、左傾度が逆転したのもロフトのせいかもしれない。

店の名前もここから取った 店の名前もここから取った

そんな多くのことを学んだ。いつか、私も、平野さんのように『Talk is Loft』を書いてみたい。

少なくとも、私が関係した事件だけでも書いたみたい。その中で、自分の考えがどう変わってきたか、分かると思う。

そんなことを考えてたら、ここで訃報だ。

105歳の日野原重明さんが亡くなった。私は2度会ってるし、一度は月刊『創』で対談をしている。とても多くのことを教わった。

「よど号」に偶然乗り合わせたら、ハイジャックに遭った話も聞いた。

これは又、次の機会に書いてみようと思っている。

【だいありー】

写真家の初沢亜利さんと対談。7/17(月) 写真家の初沢亜利さんと対談。7/17(月)
  1. 7月17日(月)午前中、原稿。
     午後4時半、高田馬場「ミヤマ」会議室。『紙の爆弾』で、写真家の初沢亜利さんと対談。
     イラク、北朝鮮、沖縄、東北…と、衝撃的な写真集を出し、話題を呼んでいる。今回は、北朝鮮について対談した。
  2. 7月18日(火)午前中、原稿。
     午後2時、打ち合わせ。
     6時半、ロフトプラスワン。打ち合わせのあと、平野悠さんの著書『新宿ロフトプラスワン事件簿 Talk is Loft』刊行記念パーティ〉に出演する。
 
初沢亜利さん 初沢亜利さん

この本に書かれた「ゆかりの人々」も出演。私もその一人として出演した。

ロフトは色々言われたが、私は、「流血酒場」「暴力酒場」として「SPA!」などに書いた。それで、呼ばれた。なかなか面白かった。

ともかく、活気があったし、思いがけないことが起きる場だった。見沢知廉、佐川一政、三浦和義、塩見孝也など、話題になった人は多い。

私も右翼に攻撃されたり、連合赤軍に糾弾されたり…いろいろあった。今は、懐かしい。

対談が終わって 対談が終わって

すごい歴史だ。それをまとめて書いた本だ。これは貴重だ。

私も、壇上に上がって、当時の話をしました。

     
  1. 7月19日(水)午前中、原稿。
     午後2時、取材。
     夕食後、高田馬場から落合まで歩いた。いい運動になる。
     昔の人は、どこに行くにも歩いたんだ。それで考えたり、思想をした。我々も出来るはずだ。馬場、新宿、中野までは、なるべく歩くようにしている。
     帰り、格闘技道場の「グラバカ」の前を通る。外から見たら、菊田早苗さんがいたので、中に入って、話をする。
二次会で 二次会で
 

「この前、Uインターの鈴木健さんに会いました」と。そこの試合に菊田さんも出ていたんだ。柔道出身で、「寝技世界一」と言われ、PRIDEなどでも活躍していた。

「僕も講道館に行って練習してます。今、3段です」と言ったら、「僕と同じですね」と言われた。同じ3段でも天と地だ。それに、「お父さんにこの前、会いました」と言った。

菊田幸一さんは、明大の名誉教授だ。死刑反対の運動をしている。「でも、僕は親父とは思想が違うし、あまり会ってません」。死刑のことを言っている。

でも、息子の試合には、お父さんもよく応援に来ているようだ。

7/19(水)。菊田早苗さんと 7/19(水)。菊田早苗さんと
  1. 7月20日(木)学校は休み。でも、夏休み中に「合同授業」があるので、その打ち合わせで、学校に行く。
     夜は、銀座のライブハウス「まじかな」に行く。高須基仁さんのイベントだ。
  2.  
 
〈3億円脱税AV女優全告白。里美ゆりあ著最新刊!『女はそれを我慢できない! マネー&セックス」(モッツ・コーポレーション&展望社刊)出版イベント〉。
 

18日は、ロフトで高須さんに会って、「来てくれよ」と言われたので、行く。

美里ゆりあさん。高須基仁さん。7/20(木) 美里ゆりあさん。高須基仁さん。7/20(木)

知らない世界だし、どうして3億も脱税出来たのか、興味もあった。

聞くと、悲惨な話だ。映画やビデオを撮ったら、その会社が源泉を取った上で、出演料を基に、税務署に申告するはずだ。それなのに、どうして女優に「脱税」が出来るのか。

そう思ったが、会社は、何もやってなかったようだ。税金を申告しないで、直接渡していた。彼女は、それを必死で貯めていた。銀行にも預けないで。それを税務署に見つかり、脱税を摘発された。AV女優の実態などについても聞く。

ボーッとして聞いていたら、私も呼ばれて、壇上に上げられた。

第2部で、私も出ました 第2部で、私も出ました

ロフトプラスワンの加藤梅造さんも喋らされていた。今は、ロフトの社長になったとのこと。司会の高須さんも、張り切っていた。面白かった。

  1. 7月21日(金)午前中、原稿。
     午後2時、打ち合わせ。
     6時半、渋谷。渋谷アップリンクに行く。映画「ベースメント」を上映していた。
     上映後、監督、出演者が挨拶。私も出る。司会は瀧沢さん。
挨拶する里美さん 挨拶する里美さん
  1. 7月22日(土)東京駅発9時40分の新幹線で大阪へ行く。
     12時20分、新大阪着。そこから河合先生、寅次郎君たちと食事をしながら打ち合わせ。
     午後2時から、龍谷大学梅田キャンパス(ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階)に行く。
     〈和歌山カレー事件から19年〉。講師、笹倉香奈さん「科学鑑定とえん罪」。弁護団報告。
     そのあと河合潤さんと私、それに寅次郎君でトーク。「カレー事件をめぐる今後の闘い」について話したり、私が河合先生に主に聞く。
     終わって、懇親会。9時の新幹線で東京に帰る。
  2. 7月23日(日)午前中、原稿。
     午後から、図書館で勉強。
会場は満員でした
会場は満員でした

【写真説明】

「連合赤軍とは何だったのか」7/15(土)

①7月15日(土)午後1時より。渋谷ロフト9で画期的なイベントが開かれました。〈浅間山荘から45年。連合赤軍とは何だったのか〉。マスメディアでも余り取り上げない、この歴史的事件を真正面から取り上げて語る。会場は超満員。入り切れなくて、帰ってもらった人もいた。「ロフト9」始まって以来だという。この企画をやった椎野礼仁さんたちの努力のおかげだ。1部から3部まである。ライター、映画関係者、作家、漫画家などが各々の立場から話す。その間、連赤関係者はずっと出ずっぱりだ。赤軍だった植垣康博さん。青砥幹夫さん。そして革命左派だった前澤虎義さん。岩田平治さん。雪野建作さんだ。
 これは第1部で、私の右は植垣さん。左は白井聡さん。

「連赤事件」関係者

②植垣さんをはじめ、連合赤軍の人たちです。椎野さん。前澤さん。岩田平治さん。青砥さん。雪野さん。

第3部

③これは第3部。〈作家が描いた連合赤軍〉です。

超満員の会場

④会場は超満員でした。関心の高さがうかがえます。

大久保鷹さん、足立正生さんと

⑤第2部に出演した足立正生監督(中央)。そして、お客で来ていた大久保鷹さん(俳優)。

掛川正幸さんと

⑥「実録 連合赤軍」(決定版シナリオの脚本)を書いた掛川正幸さんと。

懇親会で

⑦4時過ぎまで続き、そのあと、場所を移して懇親会へ。

「平野悠出版記念会」で。7/18(火)

⑧7月18日(火)。ロフトの平野悠さんの出版記念会でした。『新宿ロフトプラスワン事件簿。Talk is Loft』です。ロフトが始まって20年以上になりますが、その過激でスリリングな歴史です。そしてロフトの歴史にゆかりのある人々を呼んで、自由に話してもらおうという出版パーティだ。なかなか、いい本だ。表紙には、ロフトへの思いを各人が語っている。「新宿サブカル御殿」(中森明夫)。「オタクの聖地」(唐沢俊一)。「闘鶏場」(藤井良樹)。「文化のドブさらい」 (リリー・フランキー)。皆、勝手なことを言っている。さらに激しいことを言ってる人も。「乱闘、襲撃酒場」。ヒャー! すごい! あっ、私だ。
 当時、連載していた『週刊SPA!』に書いたようだ。さらに、「流血酒場」とも書いたし。「強姦酒場」「ほのぼのレイプ酒場」なんてことまで言っていた。実際、新左翼の党派が暴れたり、集団で襲撃したこともあった。右翼が騒いだこともあった。私が連合赤軍の人たちに糾弾されたこともあった。そんなことを話しました。又、新左翼の親玉でありながら、「脅迫電話が1本あった」と言って、警察に電話していた人もいた。全く何を考えているのやら。沢山の人が来て、話し合い、昔を思い出し、楽しかったです。
 この写真は、正面が平野悠さん。左は加藤梅造さん。右は増田俊樹さん。

森達也さんと

⑨森達也さんも来てたので、壇上に上がってもらい、話しました。

『創』篠田さん。高須基仁さんと

⑩この人たちもロフトの常連です。月刊『創』編集長の篠田さん。右は高須基仁さん。

7/12(水)。高円寺で

⑪7月12日(水)。高円寺で飲みました。左から、深笛義也さん。雨宮処凛さん。鈴木。平野悠さん。加藤梅造さん。深笛、雨宮さんが呼びかけてくれたのです。

7/12(水)高円寺で

⑫7月15日(土)。連赤のシンポジウムが終わり、懇親会も9時頃で終わりました。まだ早いと思ってたら、平田君がいたので、用賀まで案内してもらい、居酒屋に行きました。そこでUインターの代表、鈴木健さん。そして、レスラーの安生洋二さんがやっているお店です。格闘技をやっていた頃を思い出し、楽しかったです。

これが店の名前

⑬これが店の看板です。「いちやえん」? 違うのかな。読めないよ。

店の名前もここから取った

⑭「いちおくえん」と読むんだそうな。昔、Uインターが各団体に呼びかけて対抗戦をやろうとした。勝ったら1億円をあげると。実物の札ビラを見せた。それを思い出し、「市屋苑(いちおくえん)」という名前にしたという。

写真家の初沢亜利さんと対談。7/17(月)

⑮7月17日(月)4時半。写真家の初沢亜利さんと対談しました。北朝鮮、イラク、沖縄に行き、すごい写真集を出しています。

初沢亜利さん

⑯初対面かと思ったら、「イラクに一緒に行きましたよ」と言われました。忘れてた。

対談が終わって

⑰対談が終わって。ギャラリーがやけに多いです。写真家、初沢さんを見たいという人が多かったんです。

二次会で

⑱二次会で。「土風炉」です。あれっ、寅次郎君もいますね。

7/19(水)。菊田早苗さんと

⑲格闘家の菊田早苗さんと。

美里ゆりあさん。高須基仁さん。7/20(木)

⑳伝説のアイドル女優・3億円脱税」。里美ゆりあさんの本『女はそれを我慢できない』の出版記念ライブです。高須基仁さんが仕掛けたのです。第1部は里美さんと高須さんのトーク。

第2部で、私も出ました

㉑第2部では、私も呼ばれて、話しました。

会場は満員でした

㉒会場は超満員。テレビ局、週刊誌の人々も多く来てました。

挨拶する里美さん

㉓挨拶する里美さん。

7/29(土)「生誕祭」です

㉔7月29日(土)。「生誕祭」です。楽しい企画が沢山あります。ち

【お知らせ】

7/29(土)「生誕祭」です 7/29(土)「生誕祭」です
  1. 7月29日(土)午後1時から阿佐ヶ谷ロフト。例年のように、「鈴木邦男生誕祭」です。ゲストは寺脇研さん。岡大介さん。PANTAさん他。ぜひ、いらして下さい。
  2. 8月8日(火)一水会フォーラム。講師・新垣毅氏(琉球新報社報道部記者)。「沖縄の現状を考える」。
  3. 8月19日(土)「ベースメント」。シネマスコーレ(名古屋)で。6時からの回の終了後、舞台トーク。
     主演の増田俊樹さんと鈴木邦男、瀧沢さんのトークがあります。
  4. 8月27日(日)8月に狛江映画祭があり、その中で「天皇と軍隊」を上映し、この日はトークも行います。主催者と、ゲストの鈴木邦男です。
  5. 9月2日(土)午後3時より、盛岡で佐高塾。私も講演します。
  6. 9月5日(火)。ロフトプラスワン。上祐史浩さん(「ひかりの輪」代表)と私の特別トークがあります。そこに、元公安調査庁にいて、イスラム教に改宗して、公調を辞めた西道弘さんが特別出演します。今年初めて『週刊ポスト』にも、〈公安調査庁 国際テロ担当が「イスラム教に改宗」大騒動〉と出てました。テロ、宗教、右翼、左翼をめぐり、大討論が行われると思います。ご期待下さい。
  7. 9月8日(金)劇団「再生」。見沢知廉十三回忌追悼公演でプレトーク。午後6時半より。高木尋士氏と鈴木。(9月7日の予定でしたが、プレトークは8日に変わりました)。
  8. 9月15日(金)青森県弘前市で講演です。