2017/08/14 鈴木邦男

カレー事件の和歌山に行ってきた

①飛松、下中、寅さんも一緒に

下中さん、飛松さんと。いざ和歌山へ 下中さん、飛松さんと。いざ和歌山へ

8月5日(土)、和歌山に行ってきた。前から「行かなくては」と思ってたところだ。

和歌山カレー事件の〈現場〉になった例の公園。それに今獄中にいる林眞須美さんの自宅跡。そして、近所の様子などを実際に見てみようと思ったのだ。やっと実現した。

実は、和歌山は初めてではない。「カレー事件」の集会でも10年ほど前に来てるし、そのあとも裁判所への抗議で来ている。

ただ、その時は、集会に出てすぐに帰った。町は見ていない。林さんの家も、公園も見ていない。

あれから10年ほどになるが、どう変わったのか。それを見てみたかった。

寅次郎君。下中さんと 寅次郎君。下中さんと

支援する人たちが、この日、「現地ツアー」をやるというので、東京からやって来たのだ。

元兵庫県警の飛松五男さんにも連絡し、来てもらった。

又、和歌山にいる下中さんにも声をかけた。

寅次郎君も、「じゃ、行きます」と行ってくれた。

朝は早い。朝8時15分発の新幹線に乗る。前の日は、あべあゆみさんの芝居を観て、高木氏らと飲む。そのあと家でずっと仕事をしてたので、あまり寝てない。

10時46分新大阪に着く。電車で大阪駅に行き、そこから和歌山行きの列車に乗る。

終点は和歌山だ。その二つ手前の「六十谷(むそた)」で降りる。ここが集合場所だ。

ここが現場です ここが現場です

12時半頃に着いた。集合時間は1時だが、すでに、お仲間7人が集まってた。

「おーい!」と大声を出してる人がいる。

あっ、寅ちゃんだ。新宿からバスで10時間かかって和歌山に着いたという。

今朝8時頃に着いて、ずっと本を読んでたようだ。大変だ。若いから出来るのだろう。

10時間もバスに乗るなんて大変だ。それに夜中だから、皆、寝ている。一人だけ灯りをつけて本を読むわけにはいかない。全部消灯されてしまう。

よくそれで、我慢出来たもんだ。私ならとても耐えられないよ。

大阪から和歌山に来る列車の中では、飛松さんも乗ってきた。下中さんも乗ってきた。それで元気になった。

小さな駅なので、周りに喫茶店もないし、食堂もない。コンビニもない。

大体、駅の待合室にはクーラーもない。暑い。

六十谷の自販機 六十谷の自販機

ただ、自動販売機だけは、やけに大きいのがいくつもある。ホットドッグやおにぎりの温かいのが出るようで、飛松さんがおにぎりを出してくれた。温かいし、おいしかった。

そのうち、どんどん人が集まってくる。待合室は、我々だけだ。

午後1時になったので出発する。「近いから歩きましょう」と言う。

でも、私と飛松さんなど、年配の人は車に乗せてくれた。地元の人が車で来てたのだ。

道路は大きくてきれいだが、あまり人が歩いていない。でも、のどかないい町だ。あのカレー事件があったとは思えない。

昔は、何か集まりがあると、カレーをよく作っていた。しかし、今は作らない。又、カレーの店もない。やはりタブーなんだろうと思った。

林家自宅跡で。飛松さんと 林家自宅跡で。飛松さんと

そのうち川のそばの家が建ってるとこに行く。家がびっちり建ってるところに、一カ所だけ、空き地になってるとこがある。草がぼうぼうと生えている。

「ここです!」「ここが林眞須美さんの家があったところです」と言う。

私らがカレー事件の映像を見ることがあるが、必ず眞須美さんがホースでマスコミの人たちに水をかけている。ひどい女だ。と思わせる映像だ。

しかし、逮捕され、家は無人になった。そして何と、誰かに放火され、全焼した。

でも警察はロクに調べもしない。「悪い奴の家だから、どうでもいい」と思ったわけじゃないだろうが、あまり捜査もしてない感じだ。

休んで、考えました 休んで、考えました

そして、この「元・眞須美さんの家」は、草ぼうぼうの空き地になっている。

しばらくそこにいた。飛松さんがいろいろと、解説してくれる。地元の人も話をしてくれる。

ここの家でカレーを作って公園に持って行ったのか。と思ったら、違う。

地元の人が持ち回りでカレーを作った。林宅のすぐそばの家のとこで作った。眞須美さんもいた。それを向かいの家の女性が目撃した。そして、「カレー鍋のそばにいた。彼女が犯人だろう」と証言した。

でも、この家の前には大きな木があって、よく見えない。

かなり不自然な「目撃」証言だ。

②「目撃」は当てにならない

大体、「目撃証言」というのはあまり当てにならない。

大体、警察の誘導で証言させられるから、警察に都合のいいことしか言わない。いや、そう言わされる。

「そんなはずはない。こうだったでしょう」と警察に言われると、簡単に変えてしまう。

これは私も体験がある。昔、街宣をやっていて、機動隊に弾圧され、暴行された。そのことを訴えた裁判だった。

私も証人として呼ばれた。警察に暴行されたんだ。それを詳しく証言してやろう、と勇んで行った。

ところが、そんなことは聞かない。街宣車の中のことばかり聞く。

他の団体の車なので、よく覚えてない。どこにアンプがあったかとか、どこに何を置いてたとか。「多分、前の席にあったと思う」と証言した。

裁判が終わって仲間に批判された。「お前の証言が曖昧だから、あんな結果になった!」と。私の証言は、かなり違っていたらしい。

仕方ないだろう。警察との闘いに必死だったんだから。と思ったが、検事側は私の「証言」を鬼の首でも取ったように大きく取り上げ、反論した。

〈このように自分の車の中のどこにアンプがあったかも分からない男の記憶は当てにならない。だから、警察に暴行されたというのも信用できない〉

と言ったのだ。ゲッ! まずい!と思ったが、手遅れだ。私のせいで裁判は負けた。申し訳ない。

そんなことがあったから、目撃証言なんて、当てにならないと思っていた。

〈和歌山カレー事件〉だってそうだろう。ともかく〈物証〉がないのだ。

「この家の玄関先でカレーを作りました」「この家の2階にいた人が目撃したと言うのです」と地元の人が説明してくれる。

我々は、パチパチと写真を撮って、聞いている。

静かな住宅街だ。突然、15人以上の人たちがやって来て、大声で喋り、写真を撮っている。「不審者だ!」と思われても仕方ない。

特に、「目撃した」という人の家では、不安だ。

ゾロゾロ歩いてたら、110番された ゾロゾロ歩いてたら、110番された

そのうち、サイレンを鳴らしてパトカーが来た。誰かが110番通報をしたのだ。

パトカーから警官が2人降りてくる。これはいい。何せ、私の隣には飛松さんがいる。心強い。

だから私が応対した。「この人は元兵庫県警の飛松さんですよ」と。

「あっ! 先輩ですか」「よくテレビで見てます」と敬礼し、恐縮している。

飛松さんが声をかけて、「あんたらも大変やね。110番通報が入ると、行ってみなくっちゃならんし」と、いたわってやってる。そして、いろいろと聞く。

大したものだ。飛松さんがいなかったら、私らは「ただの不審者」だ。ケンカになって、逮捕されたかもしれない。飛松さんがいてくれて助かった。

「まあ、近所に迷惑にならんように静かにやりますから」と言って、警察官には帰ってもらった。

公園だったところの一部です 公園だったところの一部です

この近くに公園があった。そこでカレーを出したのだ。

でも公園はない。「ここが公園だったんです」と地元の人が話してる。

普通の民家の庭だが、今は、家が建ち、公園はない。小さな空間があって、ブランコがあった。そこだけが公園だったことを示している。

この辺一帯の人々は、皆、戸を閉め、窓を閉めて、一切出てこない。顔も見せない。

20年前の事件の時は、なおさらだろう。

その空き地にしばらく立ち尽くし考えていた。飛松さんや地元の人が解説してくれる。

お店で反省会 お店で反省会

奇妙なことに、ベンチがあって、小さな卓もある。そこに座って話をした。焼けた後に誰かが置いたようだ。

しかし、ホースで水をかけられたマスコミ陣は恨みに思っただろう。忘れてはいない。それをずっと根に持っていたようだ。

10年前にこの和歌山に来たが、その時は甲山事件の山田悦子さんが話をしていた。

園児を殺した容疑で捕まったが、裁判で無罪になった。その人の話はとても教訓になった。

いくら腹が立っても、マスコミを敵に回してはダメだという。

罪にするのもマスコミだが、罪を晴らしてくれるのもマスコミだ。なるほどと思った。

その時は三浦和義さんは亡くなっていたのか。三浦さんに声をかけられて、私はカレー事件に関わるようになった。この和歌山に来て、安田弁護士に言われたんだ。

「三浦さんは眞須美さん支援の会の会長をやっていた。三浦さんがいないのだから、次は鈴木さんがやるしかないでしょう」と。

それで急に私が「眞須美さん支援の会」の会長になったんだ。


『創』(9月号)にカレー事件集会が 『創』(9月号)にカレー事件集会が

③飛松さんのおかげで助かった

アルチンボルド展。8/2(水) アルチンボルド展。8/2(水)

そんな昔のことをいろいろと思い出していた。

それから、地元の支援者がやっている店に行って、「反省会」。

いろんな立場、考え方の人もいるが、各人の感想を言ってもらい、最後に飛松さんが総括を言う。

マスコミの人も来ていた。初めて「現場」を見て、駆けつけてくれた。

又、カレー事件は他の店同士の争いだとか、いろんな噂が流れた。そこの店も見てみた。

でも、眞須美さんが一番、怪しいとなった。あとは、それだけをマスコミは追う。

「一番怪しい」というよりも、ヒ素を使って、保険金詐欺をやったし、「一番犯人にしやすかった」のだろう。

カレー事件を考えるのは、我々のためでもあると思った。

「百段階段・和のあかり」8/2(水) 「百段階段・和のあかり」8/2(水)

我々だって、いつ「犯人」にされるか分からない。ロクな仕事がなくて、社会に恨みを持っている。復讐したいと思っている。だから、やったんではないか、と。

何かあったら、犯人にされるかもしれない。右翼、左翼、市民運動をやってる人は皆、そうだ。

又、地元で嫌われてる人のリストなども警察が集めている。

何かあったら、「あっ、こいつだ」「こんなことをするのはこいつらしかいない」と言われる。そんな「怪しい奴」のリストを作っているのだ。

布川事件では2人が逮捕された。強盗殺人なんてやるのは、こいつらしかいない、と地元の人は思った。

こけしが寝てました こけしが寝てました

それほど悪い奴だ。二人は満期で刑務所を出た。でも、地元の人は、「犯人じゃないかもしれないが、一生、刑務所に入れておいて欲しかった」と言っている。ひどい話だ。

でも、こんな地元の感情、不安感をすくい取って、「犯人らしいぞ」と、話を広めるのが警察だ。このことを感じた。

和歌山行きは朝早いし、帰ったのは夜遅い。かなり強行軍だったが、とても考えさせられた。行ってよかった。

パトカーは来るし大変だったが、飛松さんがいたおかげで助かった。

そうか、飛松さんのような優秀な「元刑事」と友達になっていたらいい。それが冤罪を防ぐ一番の方策かもしれない。

青森のねぶたですね
青森のねぶたですね
燈籠ですね
燈籠ですね

【だいありー】

日野原さんと私の対談が再録された
日野原さんと私の対談が再録された
「連合赤軍」の集会も
「連合赤軍」の集会も
ロフトの出版トーク
ロフトの出版トーク
「ジュジュの奇妙な日常」 「ジュジュの奇妙な日常」
  1. 8月7日(月)午前中、原稿。
     午後から図書館で勉強。図書館で調べたり、書いたりすることが多い。かなり難しい本に挑戦してるからだ。
  2. 8月8日(火)午前中、原稿。
     午後3時、取材。
     6時半、一水会フォーラム。講師・新垣毅氏(琉球新報社報道部記者)。「沖縄の現状を考える」。とてもいい話でした。
  3. 8月9日(水)午前10時羽田発の飛行機で札幌に行く。市内の病院に入院している姉の見舞いに行く。
     そのあと、小樽に行き、「石原裕次郎記念館」に行く。何回か行ってるが、この8月で閉館になるという。それで、行ったのだ。国民的英雄だし、国家が維持したらいいじゃないか、と思う。残念だ。
あづささん、あゆみさんと あづささん、あゆみさんと
  1. 8月10日(木)昼の飛行機で東京へ。午後2時羽田着。
     それから新宿へ。寅次郎君と待ち合わせて、新宿「がんこ寿司」山野愛子邸へ。ワリフ・ハラビ駐日シリア代理大使の送別会に出る。せっかく知り合いになれたのに残念だ。でも、優秀な人だから、お国で大きな使命があるのだろう。
  2. 8月11日(金)午前中、原稿。
     午後、取材。
  3. 8月12日(土)午前中、原稿。
     昼から図書館で勉強。かなり苦労して本を書いている。でも、いい本が出来そうだ。頑張ってやろう。
『日本の「黒幕」100の名言』(宝島社) 『日本の「黒幕」100の名言』(宝島社)
  1. 8月13日(日)午前中、原稿。
    午後2時、取材。
    5時、「ミヤマ」会議室。元公安の西道弘さんと対談。9月5日にロフトプラスワンで上祐さんを入れて3人で対談するのだが、その前に『紙の爆弾』で、個別に対談し、じっくりと公安の仕事の内容を聞く。
     西さんは対外的な活動をしていた。イスラム関係が中心で、中田考さんと会ったのが縁で、何とイスラム教に改宗した。「仕事」のためもあるのだろうが、会社(公安調査庁)にいづらくなり辞めた。激動の人生だ。その話を詳しく聞いた。
「阿部勉の名言」も出ています
「阿部勉の名言」も出ています

【写真説明】

下中さん、飛松さんと。いざ和歌山へ

①8月5日(土)、和歌山に行ってきました。大阪から和歌山行きの電車に乗ると、飛松さん、下中さんが次々と乗ってきました。

六十谷の自販機

②集合場所の「六十谷(むそた)」駅です。何もないとこで、店もありません。ただ、優れものの自販機があって、タコ焼きでも、温かいおにぎりでも出来ます。「中に人が入って焼いてるんや」と飛松さんは言ってました。

林家自宅跡で。飛松さんと

③ここに林眞須美さんの家があったんですよ。飛松さんと。

休んで、考えました

④そこで、休んで、考えました。

寅次郎君。下中さんと

⑤寅次郎君。下中さんと。

ここが現場です

⑥この狭い所が現場なんですね。右の家のガレージのあたりでカレーを作りました。左の家の2階から、女性がそれを目撃して、「眞須美さんらしい」と証言したんです。

ゾロゾロ歩いてたら、110番された

⑦ゾロゾロと歩いていたら、住民に110番通報されました。

公園だったところの一部です

⑧ここだけは、かつて公園だった名残があります。

お店で反省会

⑨地元の小山広明さん(元市議)のお店で反省会をしました。

『創』(9月号)にカレー事件集会が

⑩月刊『創』(9月号)には、7月22日の「カレー事件支援集会」の記事が出てました。

日野原さんと私の対談が再録された

⑪それに、以前、日野原重明さんと対談した記事が再録されてました。

「連合赤軍」の集会も

⑫「連合赤軍とは何だったのか」のシンポジウムの記事も。椎野礼仁さんが書いてました。

ロフトの出版トーク

⑬平野悠さんの新刊出版記念の記事です。私も出ています。

「ジュジュの奇妙な日常」

⑭8月4日(金)。大阪の萬(よろず)劇場でこの芝居を観ました。「ジュジュの奇妙な日常」。何か聞いたことがある名前だな。

あづささん、あゆみさんと

⑮主演のあべあゆみさん。左は、観にきていた、あづささんです。

アルチンボルド展。8/2(水)

⑯8月3日。上野の国立西洋美術館で、観ました。「アルチンボルド展」です。よかったです。

「百段階段・和のあかり」8/2(水)

⑰それから目黒の雅叙園に行き、「百段階段・和のあかり」を見ました。

青森のねぶたですね

⑱青森のねぶたです。

燈籠ですね

⑲燈籠(とうろう)ですね。とてもきれいです。

こけしが寝てました

⑳あれ? 階段の隅には、コケシが寝てました。一人一人布団に入って。

『日本の「黒幕」100の名言』(宝島社)

㉑『日本の「黒幕」100の名言』(宝島社)です。これは面白い本です。

「阿部勉の名言」も出ています

㉒元「楯の会」の阿部勉氏も出てました。

【お知らせ】

  1. 現在発売中の月刊『創』(9月号)は特集が「相模原事件後1年」です。又、「加計学園と安倍政権」「小池百合子とメディア」などが載ってます。
      さらに、私にとっても記念すべき特集・記事が沢山載っています。巻頭カラーページでは「新宿ロフトプラスワンの出版記念トークに集まった面々」に出ています。又、「和歌山カレー事件支援集会」のレポートが載ってます。本文の中でも平野悠さんが「特殊な文化を作ったロフトプラスワンの22年」を書いてます。力作です。
      そこで、「本誌も一触即発だったロフトプラスワンでの激論。渡辺文樹(監督)×鈴木邦男(一水会)」を書いてました。 今思い出してもゾッとします。恐かったです。
      さらに7月18日に亡くなった日野原重明さんと私の対談も載ってました。これは『創』09年6月号に載ったものです。11年前ですね。記念すべき対談だと思います。それが6ページにわたって載ってます。〈日野原重明さんが語ったよど号ハイジャック事件〉です。歴史的価値のある対談になったと思ってます。
     又、7月15日の「連合赤軍とは何だったのか」の記録も8ページ、載ってます。〈「あさま山荘」事件から45年。「連合赤軍とは何だったのか」。当事者たちが語った!〉です。椎野礼仁さんが書いてます。又、私の連載「言論の覚悟」では、「共謀罪と公安」を書いてます。それと、嬉しいお知らせです。この「言論の覚悟」がまとまって本になります。第3巻目です。今、必死で校正、編集作業をやってます。
     それと、8月18日に、もう1冊本が出ます。3年がかりで苦労して書いた本です。『天皇陛下の味方です=国体としてのリベラリズム』(バジリコ株式会社)です。詳しくは次週に。
  2. 月刊『紙の爆弾』(9月号)は特集が「共謀罪をぶっ飛ばせ!」です。〈加速する自民「安倍おろし」〉〈財務省の背任と首相の責任〉などの記事もあります。
      私の連載「ニッポン越境問答」では初沢亜利さん(写真家)と対談しています。イラク、北朝鮮、沖縄、東北…と衝撃的な写真集を出して、評判になってます。今回は特に北朝鮮に絞って、話を聞きました。
  3. 『日本の「黒幕」100の名言』(宝島社・800円)が発売されました。〈権力とカネと人脈を操った「闇の支配者」たちの金言集〉と本の帯には書かれてます。
      おどろおどろしい本のようですが、「メディアの支配者」「日本を動かした政商」。そして「知られざるカリスマ」の言葉も載ってます。このコーナーがいいですね。右翼・左翼のトップの人たちの「金言」が載ってます。赤尾敏、野村秋介、谷口雅春、庭野日敬、宮本顕治、黒田寛一、荒岱介…などです。〈私が見た「黒幕」の実像〉として「阿部勉」のことを私が書いてます。「金言」を残した人です。
  4. 8月15日(火)午後1時から池袋・文芸座。映画『日本のいちばん長い日』。新旧作上映。4時、半藤一利さんの講演。
     夜7時、ロフトプラスワン。終戦記念日イベント・「脱法する人達大集合!」。私も行く予定です。
  5. 8月19日(土)映画「ベースメント」。シネマスコーレ(名古屋)で。6時からの回の終了後、舞台トーク。
     主演の増田俊樹さんと鈴木邦男、瀧沢さんのトークがあります。
  6. 8月22日(火)「むのたけじ一周忌の集い」。午後6時〜。埼玉県与野本町コミュニティセンター(JR埼京線与野本町駅西口より徒歩9分)。参加費1000円。主催は埼玉市民ジャーナリズム講座実行委員会。むのさんを撮った映画「笑う101歳」上映とゲストスピーチがあります。ゲストは武野大策さん(むのたけじさんの息子さん)と鈴木邦男です。映画の始まる前に二人のトークがあります。
  7. 8月27日(日)8月に狛江映画祭があり、その中で「天皇と軍隊」を上映し、この日はトークも行います。主催者と、ゲストの鈴木邦男です。
  8. 9月2日(土)午後3時より、盛岡で佐高塾。私も講演します。
  9. 9月5日(火)。ロフトプラスワン。午後7時。上祐史浩さん(「ひかりの輪」代表)と私の特別トークがあります。そこに、元公安調査庁にいて、イスラム教に改宗して、公調を辞めた西道弘さんが特別出演します。
      今年初めの『週刊ポスト』にも、〈公安調査庁 国際テロ担当が「イスラム教に改宗」大騒動〉と出てました。 『サンデー毎日』(7月16日)には青木理さんが取材してました。テロ、宗教、右翼、左翼をめぐり、大討論が行われると思います。ご期待下さい。
  10. 9月8日(金)劇団「再生」。見沢知廉十三回忌追悼公演でプレトーク。午後6時半より。高木尋士氏と鈴木。(9月7日の予定でしたが、プレトークは8日に変わりました)。
  11. 9月11日(月)午後7時。一水会フォーラム。ホテルサンルート高田馬場。講師・伊勢崎賢治氏(東京外国語大学教授)。演題「主権なき平和~地位協定の国際比較と自衛隊PKOから見る日本の姿」。
  12. 9月12日(火)「グレートジャーニー」の関野さんに呼ばれて武蔵野美術大学で講演します。山本太郎さんと一緒です。午前と午後の二回、授業をします。
  13. 9月15日(金)青森県弘前市で講演です。