2017/10/02 鈴木邦男

何が「国難」か

①古臭い言葉を持ち出すな

鈴木。神保さん。宮台さん(「マル激トーク」で) 鈴木。神保さん。宮台さん(「マル激トーク」で)

「国難突破」解散だと言う。すごい言葉を使うもんだ。

「国難」なんて、久しぶりに聞いた。日本が戦争に突入する時によく使われた言葉だろう。

あるいは、元寇が来る時に、鎌倉幕府が言った言葉かもしれない。

「国難だ。日本人は皆、闘え!敵は強大だ。でも我が国は神国だ。神が助けてくれる」と。そう信じ闘った。

元寇が来た時は、神風が吹いた。ほら見ろ。日本は神国なのだと思った。

日露戦争の時もそうだった。強大なロシアに立ち向かう小国日本。でも勝った。神の国だからだ。

だからアメリカと闘う時にも、そう思ったようだ。

アメリカなんか、「民主主義」の国だ。個人個人がバラバラだ。日本のように天皇のもとに一致団結した国民ではない。だから、ちょっと脅したら、すぐにバラバラになり、逃げ出す。

それに日本は神国だ。イザとなれば「神風」が吹く。「国難」なんか吹き飛ばしてくれる。そんな驕りが潜んでいる言葉なのだ。

3時間の激論を終えて。9/22(金) 3時間の激論を終えて。9/22(金)

果たしてこの国難に神風は吹くか。

あれっ、変だな。国難というのなら、日本国民が等しく恐怖感を持つはずだ。

でも自民は選挙のためにこの言葉を利用する。どういうことだ。

自民が選挙に勝てば「国難」を突破したことになるのか。選挙に負けたら、「国難」に負けたことになるのか。

おかしいよ。日本国民に均く襲いかかってくるから、「国難」なんだろう。自民だけが自覚し、闘うものではない。

「いや、北朝鮮の脅威は日本人全体への脅威だ」と言うのかもしれない。

でも、これは自民にも責任がある。スキがある。自分が自ら招いた国難かもしれない。

米朝のすさまじい言葉の応酬が連日、繰り返されている。

「アメリカに核攻撃する」「その前に北朝鮮は滅びる」と、お互いが恫喝し合っている。

「美輪明宏の世界」9/23(土) 「美輪明宏の世界」9/23(土)

「朝鮮半島はなくなる」と言ってた人もいる。韓国としては焦る。

自分たちも含めての朝鮮半島だ。陸続きだから、原爆を落とされたら一緒だ。同じく被害を受ける。だから、「まず対話を」と叫んでいる。

又、中国、ロシアになると、(同じ社会主義国のはずなのに)妙に冷静だし、客観的に物を言う。お互い、冷静になって話し合え…と言っている。

頭がカッカして、他人の言葉なんか聞かないトランプよりも、ロシアのプーチンの方が、冷静だし、世界のリーダーとしてふさわしいように思う。

②大義名分。国難。それと原発

美輪さんのポスターの前で。美輪さんの真似をして 美輪さんのポスターの前で。美輪さんの真似をして

それにしても、何故、こんな言葉を使ったんだろう。

「国難」なんて。多分、今回の解散について、野党やマスコミに、あまりに勝手なことを言われ、批判されたからだろう。それで頭に来たのだろう。

「森友・加計隠し」解散だ。敵の弱味につけ込んだ解散だ。「わがままな、エゴ解散だ」…と。

そして、今回の解散だが「大義名分」がないという。「大義名分」。これも古い言葉だ。

多分、自民の中には頭のいい人がいるのだろう。アドバイスする人が。この人が言ったのだろう。

「今、民進党は四分五裂です。小池の希望の党へ、どんどん流れています。民進はガタガタで、選挙準備も全く出来ません。だから、今こそ、解散をやるべきですよ。今川義元を破った織田信長のように」。

そう言われて、これはチャンスだ。この時をおいてない。安倍はそう思ったのだろう。

福島泰樹さんの短歌勉強会で。9/24(日) 福島泰樹さんの短歌勉強会で。9/24(日)

ところが、敵もさる者。小池は、はっきりと「希望の党」の「代表」になると宣言した。

そして、民進、維新、日本のこころ、それに、自民からも、離党して、「希望」に参入する人が続出した。今回は本当の「希望」になるな。と思った。

最近、細野豪志さんと会って話した時に言っていた。

新党を作るので党名を考えていたが、政治的なものは、ほとんど使われていると言っていた。自由、民主、国民、維新…などは、皆、使われて残ってない。

だから、別の方向から考える必要があるかもしれない。

そうか。それで、「希望の党」になったのか。「○○ファースト」は使わなくてよかった、と思う。

都知事として、「都民ファーストの会」が次は国政に行くのだから、「日本ファーストの会」とか「Japanファースト」などになったら、目も当てられない。「希望の党」でよかったと思う。今回の「希望」は大丈夫だろう。

この本をテキストに話しました この本をテキストに話しました

というのは、昔、「希望」という政党があった。野村秋介さんと「風の会」を立ち上げて、立候補した。私らも応援に行った。

あの参院選の時だ。いろんな人が出た。

そこに、元・全学連委員長の藤本敏夫さんも出た。自ら、政党「希望」を作り、10人を集めて、立候補した。

野村秋介さんも10人の候補を立てた。「風の会」は漫才の横山やすしさん、野村秋介さんと、民族派の仲間が立った。

この選挙が始まる前に、藤本さんから電話があった。

今回の選挙はあまり盛り上がりがない。そこで、野村秋介さんと、週刊誌で対談し、大いに問題提起をしたい。刺激になって、選挙に関心を持つ人も増えると思う。そう言うのだ。

「分かりました」と返事をした。それで、すぐに野村さんのとこに行った。面白がって、すぐに引き受けてくれると思った。

ところが大誤算だった。この時は、虫の居所が悪かったのか、不機嫌だった。その話を僕が持ってきたのが不愉快だったのかもしれない。

開口一番、「何が『希望』だよ。俺には絶望しかないよ」と言ったのだ。

全く話にならなかった。藤本さんも、とても残念がっていた。

③今度の「希望」は本物だ

あれっ、福島さんもいました あれっ、福島さんもいました

そんな昔のことを思い出していた。25年も前のことなのか。

でも、あの頃とは時代も環境も違う。「希望」の希求度も違う。

小池さんが言っていた。「今、政治にないものは唯一、希望だ」と。

なるほど。今度は大丈夫だろう。この「希望」のもとに人はどんどんと集まってきている。日々変わる。

民進党の人はかなりの数が辞めて、「希望の党」に移るだろう。

それに何と、自民の人もいる。それも副大臣だ。

これは大きい。小泉さんだって、脱原発で、期待し、応援している。強力な応援団だ。

そして9月24日の産経新聞を見たら、1面でこう出ていた。

〈民進「解党論」が急浮上。
小池新党に合流。非自民・反共産結集へ〉
 
寅次郎君も来て、発言しました 寅次郎君も来て、発言しました

これは驚きだ。民進を辞めた人間をどうするか。連合は、選挙では推薦しないと言うし。締め付けが厳しい、と思っていたら、ところが本体の民進がなくなるという。

そして、これが本当になった。民進党は解党して、「希望の党」に入るという。すごい話だし驚きだ。何が起きるか分からない。他の野党も慌てて「希望」に移る人もいる。

新聞を見てると、毎日のように大きく変わる。いや、「日々」じゃなくて、「刻々」だ。野党は全て、まとまるかもしれない。これこそ「国難」じゃないのか。

安倍はどうする。次は自民が「解党」かもしれない。そうなると面白い。

そんな大きな予測、大きな「希望」を抱かせる解散だ。今になって、「しまった」と安倍は思ってるのかもしれない。

福島泰樹さんと 福島泰樹さんと

パンドラの箱を開けてしまった。どんどんガラクタが出てきたが、最後に残ったのは「希望」だったという。

誰にとっての「希望」か。そして誰にとっての「国難」か。

そんなことを考えながらも、私は毎日、必死で読書している。そして、現地に足を運んでいる。

大阪に内田樹さん、釈徹宗さんの話を聞きに行った。

盛岡に啄木の生家を訪ね、宮沢賢治記念館に行った。

そうだ。大阪中央公会堂の見学ツアーにも参加した。

どんどん勉強している。パラレルワールドに住んでいる人間として、日々、成長している。

一見、バラバラに見えることも、一つにつながって来る。それも〈希望〉なんですよ。

懇親会で
懇親会で

【だいありー】

早大で、内海信彦先生。9/25(月)
早大で、内海信彦先生。9/25(月)
内海先生と
内海先生と
私がゲバラに。内海先生は三島に 私がゲバラに。内海先生は三島に
  1. 9月25日(月)午前中、原稿。
     午後6時から早稲田大学に行く。
     河合塾コスモで一緒に教えている内海信彦先生が早稲田でも教えている。コスモにその案内が貼ってあった。面白そうなので、聞きに行ってみた。
     大隈記念タワーの5階。とてもきれいな教室だ。そして早大生以外にも卒業生、社会人、高校生までいる。
     すごい人気だ。教室は満員。「内海先生のドロップアウト塾」と銘打っている。いいのかな、そんな名前をつけて。ゲバラやアステカ、安倍は終わった。などのテーマで授業をしている。
      そして、メインは「全体主義の起源その後」。その後は、どうも今の日本やアメリカのことを言ってるらしい。
     話は面白いし、思わず聞き入った。寅さんも会社をサボって、聞きにきていた。「すごい授業だ!」と感動していた。
これを聞きに行きました。9/27(水) これを聞きに行きました。9/27(水)
  1. 9月26日(火)午前中、原稿。
     午後から図書館。図書館の本を随分と借りている。月に40冊ほど借りて読んでいる。地方に行く時には、カバンに入れて読んでいる。
      その時、1冊なくしたようだ。同じ本をやっと弁償する。いかんな。ボーッとしている。。
  2. 9月27日(水)12時35分東京駅発の新幹線。14時53分着。内田樹さんと釈徹宗さんの話を聞きに行く。朝日カルチャーセンターだ。
     『聖地巡礼 コンティニュード 対馬篇』(東京書籍)の出版記念トークだ。人が多い。
      面白いし、とても勉強になった。
     終わって、打ち上げに参加した。遅くまでお二人には質問をして、教えてもらった。
私も呼ばれて話しました
私も呼ばれて話しました
内田さん。釈さん。鈴木
内田さん。釈さん。鈴木
お二人のサイン会です
お二人のサイン会です
打ち上げ会で
打ち上げ会で
この本の出版記念でした この本の出版記念でした
  1. 9月28日(木)朝9時半。大阪市中央公会堂へ。
     昔は「中之島公会堂」と呼んでいた。普段は見られない部屋も、この日に公開し、学芸員が案内するという。前から申し込んでおいた。とてもよかった。
    それから急いで駅に。 11時半の新幹線で帰る。
      着いてすぐ学校に行く。
     3時、「現代文要約」。
     5時、「読書ゼミ」。今日はこの本を読む。自衛隊メンタル教官が教える『人間関係の疲れをとる技術』(下園壮太。朝日新書)だ。いろいろ考えさせられた。
     終わって、急いでホテルニューオータニへ。「中華人民共和国成立68周年。中日邦交正常化45周年」の慶祝パーティだ。安倍首相をはじめ、2000人以上が集まった。
     もっとも私は1時間以上遅れて行く。でも1000人以上の人がいた。中国大使の程永華さんとお会いし、いろいろお話しました。
大阪市中央公会堂
大阪市中央公会堂
特別室のステンドグラス
特別室のステンドグラス
特別室の天井画「天地開闢(かいびゃく)」
特別室の天井画「天地開闢(かいびゃく)」
大集会室
大集会室
  1. 9月29日(金)午前中、原稿。
     午後2時、喫茶店「みやま」会議室。山平重樹さん(作家)から取材を受ける。
     そのあと、5時から、衆議院第一議員会館多目的ホールに行く。
     〈安倍やめろ! 野党共闘で政権奪還! 衆議院選挙院内緊急決起集会〉
     ものすごい人だった。植草一秀、佐久間敬子、平野貞夫、醍醐聰、黒川敦彦氏…などが発言。私も発言した。
     そのあと、懇親会。
      夜遅く帰り、朝まで仕事。
  2. 9月30日(土)午前9時、新幹線で盛岡に行く。
     石川啄木記念館に行き、石鳥谷の「南部杜氏伝承館」に行く。
     それから、 宮沢賢治記念館に行く。夜のライトアップもきれいだった。やっと見られた。感動した。
  3. 10月1日(日)賢治の学校などを見学する。昼から礼仁事務所で集まりがあったが行けなかった。
     夜は、文京シビックホールに行く。パレスチナの集会に出る。
中国大使の程永華さんと。左は木村氏
中国大使の程永華さんと。左は木村氏
しばし会談を
しばし会談を
終わり頃なのに、千人以上いました
終わり頃なのに、千人以上いました
演説する植草一秀さん
演説する植草一秀さん
高倉健の映画のポスターの前で
高倉健の映画のポスターの前で

【写真説明】

鈴木。神保さん。宮台さん(「マル激トーク」で)

①9月22日(金)午後6時より。「マル激トーク・オン・デマンド」に出る。インターネットテレビだ。神保哲生さん(ジャーナリスト)と宮台真司さん(社会学者)と私。久しぶりに出た。「鈴木さんは5回出てます。今までで最高です」と神保さん。エッ? そんなに出てるのか。でも、5回位か。もっと出てる人がいるんじゃないの。「宮台さんなど、局側の人間はいますけど、ゲストとしては、鈴木さんが一番多いんです」。
 私の書いた『天皇陛下の味方です』を中心にして、天皇制、安倍政権、憲法などについて語り合う。何と3時間以上も話し合った。「これを短くして流すんですか?」と聞いたら、「いえ、ネットテレビですから全部、流します」と言う。
 帰り間際、寅さんからメールが来た。この「オン・デマンド」は10年前から会員になってお金を払ってるという。すごいですね。必要な本を買ったり、大事なビデオを観るためには、金は惜しまない。偉いです。

3時間の激論を終えて。9/22(金)

②何と3時間以上も話し込みました。

「美輪明宏の世界」9/23(土)

③9月23日(土)は、池袋の芸術劇場に行きました。3時から美輪明宏さんのコンサートを聴きに行きました。御手洗志帆さん。瀧沢さんに連れて行ってもらいました。

 終わったら楽屋に行って、美輪さんといろいろと話そうと思ってました。前に「(楯の会の)福田さんはどうしてますか?」と聞かれたので、「行って会ってきました。元気でした」と報告し、写真も見せようと持って行ったのに。
 ところが、家にメールがあって、今回はとても疲れていて、舞台が終わってからのご挨拶は出来そうにないとのこと。残念だ。福田氏との写真はマネージャーに預けて帰りました。そのあと、御手洗さん、瀧沢さんと食事をして帰りました。

美輪さんのポスターの前で。美輪さんの真似をして

④美輪さんのポスターは皆、きれいですね。ポスターの前で、ちょっと真似してみました。

福島泰樹さんの短歌勉強会で。9/24(日)

⑤9月24日(日)午後2時より上野で、福島泰樹さん(歌人)の勉強会に出る。そこで話をしてくれと言われた。福島さんは、いつもの「絶叫」コンサートの他に、こういう勉強会をやっている。そして参加者が短歌を出して、皆で「合評会」をする。

この本をテキストに話しました

椎野さんの質問に答えながら、私は話をしました。

あれっ、福島さんもいました

⑥左の礼仁さんが持っているのが、『短歌俳句川柳101年』(新潮社)です。とってもいい本です。実は、これに野村秋介さんが出てたのです。野村さんから電話があったので、「若者を集めて俳句塾を開いて下さいよ」と言ったら、「いいね」と言って笑ってました。野村さんの「事件」の1週間前です。この1週間後、朝日新聞社で野村さんは自決しました。とても「俳句塾」なんて出来ません。
 でも、この話には嬉しそうでした。野村さんや右翼の人の短歌や俳句を紹介しながら、歌と右翼について話しました。多くの人が歌を作っている。私も、短歌、俳句を作り、かなりためてある。いつか、「歌集」を作りたいと思っている。

寅次郎君も来て、発言しました

⑦多くの人が集まって聞いてくれました。と思ったら、その中に福島泰樹さんもいました。一番左端にいます。ソッと忍び込んだのでしょうか。このあと、参加者の短歌が配られ、それを皆で合評するのです。かなり激しいやり取りがありました。

福島泰樹さんと

⑧あらら。寅次郎君も来てました。合評会では積極的に発言してました。

懇親会で

⑨終わってから、福島さんと。

早大で、内海信彦先生。9/25(月)

⑩これは懇親会です。いろんな人が集まっています。

早大で、内海信彦先生。9/25(月)

⑪9月25日(月)早大に行って、内海信彦先生の授業に出ました。内海先生は河合塾コスモで一緒に教えてます。早大でも教えています。「内海信彦のドロップアウト塾」というそうです。でも、内容は高度ですし、すごいです。驚きました。NHKのEテレでもやってますね。ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』。その後について話します。皆、熱心に聞いてます。大学生だけでなく、社会人も高校生まで来てます。その人たちに問題を投げかけて、考えさせます。

内海先生と

⑫内海先生と。

私がゲバラに。内海先生は三島に

⑬内海先生のゼミで以前作ったポスターです。右である私がゲバラの格好をして、左の内海先生が、三島由紀夫をやってます。「逆転の発想」です。「とりかへばや物語」です。

これを聞きに行きました。9/27(水)

⑭内田樹さんと釈徹宗さんは全国の聖地を巡って、本にしています。今まで4冊出てます。大阪、京都、熊野、九州…と。今回は対馬です。その出版記念トークがあると聞いて、行って来ました。大阪まで。9月27日(水)です。

私も呼ばれて話しました

⑮黙って聞いていたら、私も呼び出されました。本の感想を言いました。それに、「私も実は聖地巡礼をしてるんです」と言いました。人間が作る聖地。犯罪が作る聖地。冤罪が作る逆・聖地などに行ってます。という話をしました。

この本の出版記念でした

⑯これが、この日のテーマの本です。内田樹さんと釈徹宗さんの『聖地巡礼 コンティニュード 対馬へ、日本の源流を求めて』です。出版は、東京書籍です。教科書を出している会社です。教科書で儲かっているので、こういう冒険も出来るんだと言ってました。とても面白くて、勉強になりました。

内田さん。釈さん。鈴木

⑰お二人のお話が終わったあとに。内田樹さん。釈徹宗さん。鈴木。

お二人のサイン会です

⑱お二人のサイン会です。随分と並んでました。私も本を持ってたんですが、あきらめました。
 そしたら、「鈴木さん、サインして下さい」と一人のおじさんが。「えっ、私は関係ないですよ」と言ったら、「今、鈴木さんの本を読んでたんです」と言って、『天皇陛下の味方です』を差し出しました。今日、私がここに来ることは知らない。全くの偶然だ。嬉しいですね。丁寧にサインしました。
 又、内田、釈さんの2人にサインしてもらった人たちが、「ついでに鈴木さんにも」とサインを頼まれ、仕方なく、サインしました。

打ち上げ会で

⑲そのあと、打ち上げに誘われました。同じビルの中のお洒落なレストランでした。

大阪市中央公会堂

⑳この日は遅くなってので、大阪に泊まりました。翌日、9月28日(木)は、大阪市中央公会堂に行きました。中之島公会堂とも呼ばれてます。建って100年以上経ちますが、大阪で最も美しい建物です。そして豪華です。昔は集会で来たことはありますが、内部は見ていません。
 この日に一般公開し、公会堂の人が説明してくれるとのことで、前に申し込んでいたのです。絵葉書も綺麗です。これはライトアップされた中央公会堂です。

特別室のステンドグラス

㉑特別室の天井画です。イタリアだけでなく、日本でもこんな壮大な天井画があったんですね。それに100年前ですから、どうしても日本神話が題材になるんでしょう。「天地開闢(てんちかいびゃく)」です。思わず見とれました。

特別室の天井画「天地開闢(かいびゃく)」

㉒大集会室。ここは昔、入ったことがあります。他にも小さな会議室があるので、「読書会」の時にでも借りようかな。と思いました。

大集会室

㉓この日(9月28日)は、大阪市中央公会堂を見て、11時半の新幹線に乗って、東京に戻りました。3時と5時から、河合塾コスモの授業がありました。そのあと、急いでホテルニューオータニへ行きました。
〈中華人民共和国設立68周年。中日邦交正常化45周年〉を慶祝する会です。ものすごい人でした。

中国大使の程永華さんと。左は木村氏

㉔6時から始まってたのですが、私は学校があったので、着いたのは7時半過ぎでした。木村氏が待っていてくれて、中国大使の程永華さんに紹介してくれました。

しばし会談を

㉕日中友好について、お話をしました。中国には何回も行ってますし、北京大学の先生とも会談してます。又、皆で中国に行って、話し合いたいと思ってます。そんな話をしました。

終わり頃なのに、千人以上いました

㉖福島みずほさんも来てましたので、皆で。

演説する植草一秀さん

㉗会場に着いたのは、7時半頃で、もう終わり頃でした。でも千人位いました。一番広い部屋です。前半は2千人ほど集まっていて、安倍首相も挨拶したそうでです。

高倉健の映画のポスターの前で

㉘別室に日中友好に関する写真がありました。高倉健が中国で撮った映画もありました。私も観ました。とてもよかったです。

【お知らせ】

  1. 10月10日(火)一水会フォーラム。6時半。ホテルサンルート高田馬場。講師は白井聡さん。
  2. 10月12日(木)〜16日(火)。「笑の内閣」が公演。「名誉男性鈴子」です。こまばアゴラ劇場です。チケットは3200円。
  3. 10月13日(金)恵比寿の日仏会館ホールで。『世界はなぜ過激化するのか?』(藤原書店)を書いたF・コスロカヴァールさんと対談します。6時30分より。この本を翻訳した池村俊郎さん(帝京大学教授)が司会をします。世界のテロについての分析と、どうしたらこの状況を変えられるのか。それについて語り合います。
    申し込み・問い合わせは、03(5454)6401。
  4. 10月30日(月)テレ朝で午後1時より出ます。
  5. 11月11日(土)四日市。森田必勝氏のお墓参りに行く予定です。
  6. 11月24日(金)三島・森田両烈士追悼祭。
  7. 11月25日(土)「憂国忌」。
  8. 12月6日(水)日ロ友好大会。
  9. 12月10日(日)、13日(水)、大映画祭に出ます。
  10. 2018年1月6日(土)名古屋読書会に出ます。午後1時30分より5時30分まで。場所はいつもの会場。「ウィルあいち」です。そのあと、懇親会です。テキストは、私の『天皇陛下の味方です』(バジリコ株式会社)です。