2017/11/06 鈴木邦男

「死刑」を考え続けた1週間だった

①宗教、宗派を超えて「死刑反対」の集会

聖イグナチオ教会で。10/25(水) 聖イグナチオ教会で。10/25(水)

「死刑」について、集中的に勉強した。

10月25日(水)から10月31日(火)にかけて、テレビに出て「死刑」の話をしたり、死刑反対の国際的集会に2回出たり。そして、死刑についての、かなり難しい本を読んだ。

こんなに死刑について集会、激論が集中し、勉強することがあるんだ、と自分でも驚いている。

⑴10月25日(水)午後6時から四谷の上智大学の隣りにある聖イグナチオ教会で、「死刑執行停止を求める宗教者の集い」が行われ、参加した。

こんな集会が行われていたのかと驚いた。だって、いろんな宗教、宗派を超えて、「命の尊重」を訴える宗教者が集まったのだ。

ここはカソリックの教会だが、プロテスタントの人も来ていた。それだけではなく、仏教関係の人も。真宗大谷派の人。それに大本教の人も。そこでお互いの祈りを捧げ、メッセージを発する。

そのあと、市民運動をやってる人や、個人が紹介され、メッセージを発する。

菊田幸一さん(明大名誉教授)。弁護士の小川原優之さん。そして私も発言した。これは画期的な集まりだと思った。感動した。

小川原優之さん(左)。菊田幸一さん(右)と 小川原優之さん(左)。菊田幸一さん(右)と

⑵10月27日(金)。大阪・読売テレビ「そこまで言って委員会」に出る。

この日のテーマは「死刑」。反対派は、森達也、田嶋陽子、須田慎一郎さんと私。賛成派の方は、門田隆将さん、竹田恒泰さんなど。

激論になった。こうした議論になると大変だ。

⑶10月31日(火)。イタリア文化会館で、死刑反対集会に出る。

九段の二松学舎大学の向かいにあった。大きいし、このイタリア文化会館の大ホールで行われたのだ。

入ってビックリ。超満員だった。一番後ろまでビッチリだった。通路に椅子を入れてくれ、やっと座れた。

カソリック、プロテスタント各宗派の人たちがいる。又、原田正治さん、袴田巌さんのお姉さんもいる。世界各国から死刑反対の人々が集まって発言する。

小川原さんの挨拶 小川原さんの挨拶

主催は「聖エジディオ共同体」で、〈未来を構築するために=平和の道を拓く=〉集会だ。

登壇者は、パオロ・カルヴェッティさん(イタリア文化会館館長)。聖エジディオ共同体の代表の人。日本からは原田正治さん、袴田秀子さん、古川龍樹さん(生命山シュバイツァー寺)などが発表する。

10月25日(水)の四谷の教会でやった集会とも共通するが、「国家、宗教、宗派を超えた」命の尊重、死刑反対の集まりだった。とても感銘を受けたし、勉強になった。

終わって、近くのレストランで懇親会が開かれ、そこにも参加した。

そうだ。創価学会の幹部の人も来ていて、挨拶していた。私もいろいろ話を聞きました。

それに、この集会には立正佼成会の人も来て話していた。この二大宗教が同じ場に立つなんて、ないと思ってたので、驚きだった。

琴と尺八の演奏も 琴と尺八の演奏も

これは素晴らしいと思った。宗教者が集まって、国家主義を強調したり、国防、改憲を訴えるよりはずっといい。

「命は大切だ」「命を大切にしよう」ということは、どこの宗教だって一番大切なことのはずだ。宗教の原点を教えられたような気がした。

私は、テレビなどで討論したし、聖イグナチオ教会でも発言した。

「右翼運動に半生をかけた」とテレ朝では紹介されたが、40年以上、右翼運動をやってきた。

右翼の人は100%近くが「死刑賛成」だ。死刑の存置派だ。「人を殺したら、自らの命で償うのは当然だ」という考えだ。

でも長い右翼の歴史の間で、私は、ずっと疑問に思っていた。

「命の大切さ」だ。高校はミッションスクールだったし、大学からは「生長の家」の運動をした。宗教にドップリと浸かった生活だ。

その中で、〈生命尊重〉をずっと考えていた。それが大きいと思う。後に「死刑反対」の信念を固める基礎になったと思う。

②フランスの法相の話に衝撃を受けた

宗派を超えて、多くの人々が… 宗派を超えて、多くの人々が…

又、フランスの元法相・バダンテールさんの話を聞いた。

それで、ナショナリストの誇りを揺さぶられたことがあった。

フランスは30年ほど前に死刑を廃止した。フランスは長い間、ギロチンを始め、残忍な死刑を実行してきた。

ところが死刑を廃止した。

でも、その時でも国民の世論調査をしたら、80%ほどが「死刑賛成」「存置」だったという。

その時、法相だったバダンテールさんは言っていた。

「生命の尊重は世論調査で決めるものではありません」。「死刑賛成か反対かも、国会の議論で決めるものではない。国会議員がリードしていく問題です」と言う。

「命の大切さ」は、議論し、数が多い方に決めるのではない。多数決で決められるものではない。政治家が国民に知らせ、リードしていくべきだと言う。これには驚いた。

仏教の人も教会に 仏教の人も教会に

さらに、(前にも書いたが)、日本の死刑について、彼はこんなことを言っていた。

日本は世界で最初に死刑を廃止した国です。それなのに今は死刑存置国になってます。そして、死刑を残す最後の国になろうとしています」

これはショッキングな話だった。日本は平安時代、250年間、死刑を廃止していた。人を殺すと祟ると思われていたからだ。

地震、津波、大火などの大災害として襲ってくる。これは殺された人間の怨みによる、ということで、死刑をやめて「島流し」にした。

しかし、武士の世の中になると、そんな「迷信」は捨てられた。武士のリアリズムで死刑は復活された。今も続いている。

80%以上の人が「死刑賛成」と答える。先進国の中では日本とアメリカの一部の州くらいだ。

ヨーロッパのEUをはじめ、死刑を廃止した国が多い。ますます多くなっている。

イタリア大使館やフランス大使館なども日本の死刑反対には協力している。

「日本は素晴らしい国だが、一つだけ残虐な刑罰が残っている」。そう思っているのだ。

だが、イタリア大使館、フランス大使館の立場で、死刑反対の集会も行われている。これは素晴らしいと思う。決して「内政干渉」ではない。

又、フランス、イタリアの死刑反対への取り組みに素直に感動し、この点では、「日本は遅れてる」と思う。

国家は重武装し、「来るなら来い!」と身構える必要はない。戦争をしません。平和国家です。人は殺しません。死刑には反対です…と、「寛容さ」を打ち出す方がいいと思う。

国家がイデオロギーを持って、国民に対し「こうすろ」「ああすろ」と言うのは、よくないと思う。

改憲運動をしてる人の中にも、「強い国家を作る」「他国になめられない武力を持つ」ということを目標にしてる人が多い。

しかし、違うだろう。と思う。国家は透明でいい。自由で、寛容でいい。「日本らしさ」とは元々、そういうものだった。「大和」とはそういうことだった。

その中で、国民一人一人は、どんな考えを持とうと自由。それが日本だった。「日本人だから、こう考えろ!」「愛国心を持て」と強制されることはなかった。

③萱野さんの本と格闘した

9条の次は、多分24条そして21条を変えようとしてるのだろう。

24条は、結婚は二人の合意のみに基づいて決まる。世界でも最も民主的な条文だった。

ところが、これに不満を持つ保守派の人たちは反対する。

家族は小さな「単位」だ。それが多く集まり、大きくなって「国家」になる。だから「国家」といって、「家」がまだ、国の中に残っている。

家族は互いに愛し合い、尊重し合わなくてはならない。と自民改憲案ではなっている。

「こうあるべきだ」「夫婦はそれを支える」と倫理を強制するのはおかしい。

だったら、「夫婦喧嘩」も違憲。夫婦別姓や同性婚も違憲になる。又、父親の権威を強くすることにしたいらしい。

そうだ。大事な本もあったのだ。死刑について、気になる本があったので、買って読んだ。

難しい本だし、分らないとこもある。でも最後まで読み通した。本当に勉強になった。

萱野稔人さんの『死刑 その哲学的考察 』(ちくま新書)だ。

「かやの・としひと」と読む。難しい。今は津田塾大学で教えている。この萱野さんとは何度かお会いした。何度か対談をした。

普通こういう本だったら、「死刑反対です」とか、「私は死刑存置派です」とまず自分の立場を書きます。

まるで「信仰告白」を聞いてるようだ。ところが萱野さんの本の帯にはこう書かれていた。

〈究極の死刑論!〉
〈これまでの論争を根底から刷新。賛成派も反対派も、この書を読まずして死刑は語れない。必読の書〉。

「必読の書」と言いながら、けっこう難しい。カントやデリダなどの哲学者の説を引いて書いているし、ついて行けないとこがある。

でも、今まで出た死刑の本では、一番冷静に語っている。

・「死刑にされたほうがラク」という犯罪者たち

・「人を殺してはいけない」という道徳に絶対的な根拠はあるか

・「カントの死刑論」から見えてくる道徳の本質。「正しい殺人」だからか。「デリダの議論をありがたがる病」。

頑張って読んだけど、やはり難しい。私は必死に食いついて読みました。手こずったが、読了した。これは、個人の思いを深化させて、〈死刑〉を考える。いい本だ。しかし難しい。買いながらも途中で、挫折した人もいると思う。

死刑「賛成」「反対」について、これはその精神を書いている。本も随分と出た。

10月の1週間はまさに「死刑ウィーク」だった。

あっ!今、萱野さんのプロフィールを見ていたら、こんな本も出しているのだ。

『成長なき時代のナショナリズム』(角川新書)。すぐ本屋に行って買ってこよう。それと、『新・現代思想講義〜ナショナリズムは悪なのか』(NHK出版新書)。

これも買わなくっちゃ。あれ、これは読んだかな、と、疑問に思い、迷いながら勉強している私でした。

イタリア文化会館で死刑反対集会。10/31(火)
イタリア文化会館で死刑反対集会。10/31(火)
「死刑反対!」を呼びかける講演者たち
「死刑反対!」を呼びかける講演者たち
元気に応える参加者たち
元気に応える参加者たち
古川さんも挨拶
古川さんも挨拶
袴田さん。原田さん
袴田さん。原田さん
原田正治さんと
原田正治さんと
講演者たちと
講演者たちと

【だいありー】

津田大介「日本にプラス」(テレ朝)10/30(月)
津田大介「日本にプラス」(テレ朝)10/30(月)
野村さんと津田さん
野村さんと津田さん
ゲストの鈴木
ゲストの鈴木
この本も紹介されました
この本も紹介されました
「表現の自由」が危ない
「表現の自由」が危ない
番組が終わって
番組が終わって
大谷さん。渡辺アナウンサーと
大谷さん。渡辺アナウンサーと
JR東労組30周年大会。10/30(月)
JR東労組30周年大会。10/30(月)
「鉄路でつなぐ連帯」で…
「鉄路でつなぐ連帯」で…
懇親会で
懇親会で
挨拶する植草一秀さん 挨拶する植草一秀さん
  1. 10月30日(月)午前中、原稿。
     昼12時30分、六本木のテレビ朝日に行く。
     メイク、打ち合わせの後、1時15分から、「津田大介の日本にプラス」に出る。昨日の選挙の結果について。又、憲法改正について話をする。3時まで、じっくりと話をする。
     終わって控え室に戻ったら、大谷昭宏さん、渡辺アナウンサーに会った。久しぶりだった。
     そのあと、タクシーで、蒲田へ。JR東労組の結成30周年のお祝いとシンポジウムだ。すごい人だった。全国から来ていた。
     終わって、懇親会に出る。そのあと、高田馬場の椎野礼仁事務所へ。北朝鮮問題についての討論と勉強会に出る。
私も挨拶しました 私も挨拶しました
  1. 10月31日(火)午前中、原稿。
     午後2時、取材。
    5時、一水会事務局に行く。
    それから九段のイタリア文化会館に行く。聖エジディオ共同体主催の「死刑反対集会」。〈共通の未来を構築するために=平和の道を拓く=〉。午後6時半より8時まで。
     「各界関係者のスピーチと演奏」。登壇者は、パオロ・カルヴェッティ(イタリア文化会館館長)。袴田秀子さん。原田正治さん…など。
     終わって、近くのレストランで懇親会。とてもいい会でした。
  2. 11月1日(水)午前中、原稿。
     午後6時、高田馬場。居酒屋「心」で三上元さん(前・湖西市長)を初め、ピースボート、ライターなど、8人で会う。
     三上さんが、「鈴木さん、立民党のために応援して頂きありがとうございます」と言われた。三上さんも応援して全国を歩いているようだ。
     又、NPO法人が「ノーベル平和賞」を取った。その人たちのお祝いもした。
     そのあと、これからの脱原発、政治状況などについて話し合う。
礼仁事務所でビデオを見る。10/30(月) 礼仁事務所でビデオを見る。10/30(月)
  1. 11月2日(木)午前11時、打ち合わせ。
     昼から学校。自習室で勉強。
     3時、「現代文要約」。
     5時、「読書ゼミ」。今日はこの本を読んだ。小林よしのり、田原総一朗の二人の対談『日本人なら知っておきたい天皇論』(SB新書)。
     この顔合わせがすごい。内容がすごい。売れている。生前退位、眞子さまご婚約。女系・男系。女性宮家問題。皇統断絶…。「日本人ならこれだけは知っておけ!」と二人は言います。迫力があって、実にいい本でした。
腰を痛めている礼仁さん 腰を痛めている礼仁さん
  1. 11月3日(金)午前中、原稿。
     午後3時、取材。
     夜、雑誌の座談会。
  2. 11月4日(土)午前中、原稿。  午後2時、イルカの写真、イルカ解放運動をしている坂野さんから呼ばれて出る。お茶の水のエスパス・ビブリオ。
      日本における環境保護、動物保護のパイオニアで、『野生のエルザ』『シートン動物記』の翻訳家としても知られている、 「エルザ自然保護の会 会長」藤原英司氏の残したメッセージを探り、継いでいくために語り合う。とてもいい会だった。
『アエラ』11/6号 『アエラ』11/6号
  1. 11月5日(日)東京発9時40分の新幹線で新大阪へ。
     昼、着いて大阪文化館・天保山「ゴルゴ展」を見に行く。「ゴルゴ13」は連載開始から50年。一度の休載もなく続いてきた。驚異的なことだ。
     『ゴルゴ学』では私は作者のさいとうたかをさんと対談している。単行本だけで200冊を読んでいる。そのゴルゴの戦歴などを見る。圧倒される。
     夕方5時から、宗教学者の釈徹宗さんと会う。一緒にお酒を飲む。私はただただこの人に教えを乞うために来た。
     釈さんはNHKの「100分de名著」の『歎異抄』にずっと出ていた。そのテキストを読んだ。さらに今は丹羽文雄の『親鸞』(1〜7巻)を読んでいる。いろいろと教えてもらった。
レッドウルフさんと対談。10/26(木)
レッドウルフさんと対談。10/26(木)
対談が終わって。自由国民社で
対談が終わって。自由国民社で
元・湖西市長。三上元さんを囲む会。11/1(水)
元・湖西市長。三上元さんを囲む会。11/1(水)

【写真説明】

津田大介「日本にプラス」(テレ朝)10/30(月)

①10月30日(月)午後1時15分からスタート。津田大介の「日本にプラス」(テレビ朝日)に出ました。大勝した自民党は次は改憲を狙っている。それについて話しました。

野村さんと津田さん

②右は津田大介さん。左はアナウンサーの野村真季さん。

ゲストの鈴木

③私がゲストで出ました。〈改憲に半生。鈴木邦男氏語る「憲法改正」と安倍政権〉。ウワー!「改憲に半生」か。学生時代から40年以上やってましたからね。そして今は、かなり考えが変わりましたが…という話をしました。

この本も紹介されました

④私の書いた『憲法が危ない』(祥伝社新書)が紹介され、それを基に話が進められました。

「表現の自由」が危ない

⑤9条だけでなく、24条も、21条の「表現の自由」も危ない。一切の表現の自由は保障する」と言いながら、「公益及び公の秩序を害することを目的とした」ものは認められない、と言う。じゃ、全てのデモ、集会じゃないか。表現の自由がないよ。…という話もしました。

番組が終わって

⑥番組が終わって、3人で。

大谷さん。渡辺アナウンサーと

⑦控え室に戻ったら、大谷昭宏さん、それにアナウンサーの渡辺真理さんが待ってました。久しぶりなので、懐かしくお話ししました。

JR東労組30周年大会。10/30(月)

⑧このテレビが終わってすぐに、蒲田に行きました。ここの大田区ホールで、「JR東労組結成30周年大会」をやっていて、そこに出ました。ものすごい人でした。

「鉄路でつなぐ連帯」で…

⑨「JR東労組結成30周年記念シンポジウム」。その前に力強いスローガンが。〈国民投票まであと1年!! 憲法改悪絶対反対!! 鉄路でつなぐ連帯で、平和を築く大集会〉。

懇親会で

⑩これが終わり、夕方5時から近くの会場で懇親会。ここも多くの人が参加してました。

挨拶する植草一秀さん

⑪挨拶する植草一秀さん。

私も挨拶しました

⑫私も挨拶しました。「JR東労組は最も頑張って闘っている。全ての運動の模範になってます」。

礼仁事務所でビデオを見る。10/30(月)

⑬この懇親会が終わって、椎野礼仁事務所に行きました。北朝鮮で撮ってきたビデオを見ました。途中から私は来たので、ビデオも終わり頃でした。

腰を痛めている礼仁さん

⑭礼仁さんは「腰が痛い!」と言って湿布をしてました。腰に負担がかかる運動をしたのでしょう。デモとか、あるいは。

レッドウルフさんと対談。10/26(木)

⑮10月26日(木)7時半から、高田馬場の自由国民社で、脱原発運動をやっているレッドウルフさんと対談しました。

対談が終わって。自由国民社で

⑯対談がおわって。椎野礼仁さん。「自由国民社」の清水さん。レッドウルフさん。鈴木。

聖イグナチオ教会で。10/25(水)

⑰10月25日(水)午後6時より、四谷の聖イグナチオ教会で「死刑執行停止を求める宗教者の集い」。宗教、宗派を超えて、世界の宗教者が、「殺すな」と訴えます。各自のお祈りをやり、そしてメッセージを訴えます。カソリック、プロテスタント、真宗大谷派、大本教…など。これはすごいことです。画期的なことです。私も指名されて、挨拶しました。

小川原優之さん(左)。菊田幸一さん(右)と

⑱日弁連に入っている小川原優之さん(左)。明大名誉教授の菊田幸一さん(右)と。小川原さんは日弁連の「死刑反対」の声明作りにも関わってます。あとで知ったのですが、この人は仙台の東北学院高の出身でした。「鈴木さんの後輩です!」と言ってました。こんな優秀な人がいたんですね。 わが学院にも。

小川原さんの挨拶

⑲小川原さんの挨拶。日弁連の「死刑廃止宣言」についても話してました。

琴と尺八の演奏も

⑳各宗派のお祈り、スピーチ。その合間に、琴と尺八の演奏。合奏も行われました。

宗派を超えて、多くの人々が…

㉑宗派を超えて、多くの人たちが集まりました。

仏教の人も教会に

㉒真宗大谷派の人ですね。仏教、神道、新宗教の人たちも宗派を超えて、「死刑廃止」を訴えています。それも、カソリックの教会に集まって。皆、勇気があります。熱意が違います。

イタリア文化会館で死刑反対集会。10/31(火)

㉓四谷の聖イグナチオ教会で行われた「死刑停止を求める宗教者の集い」から6日後、11月1日(水)、九段のイタリア文化会館で、死刑反対の集会が行われました。広い会場が満員でした。

「死刑反対!」を呼びかける講演者たち

㉔「死刑反対!」を呼びかける、パネラー、ゲストの人たちです。

元気に応える参加者たち

㉕「廃止しよう!」と元気よく答える会場の人々。

古川さんも挨拶

㉖熊本から来た「シュバイツァー寺」の古川龍樹さん。「福岡事件」の再審キャンペーン事務局もやってます。

袴田さん。原田さん

㉗袴田巌さんのお姉さん、袴田秀子さん。原田正治さん。原田さんは実の弟が殺されながら、その犯人と会い、「死刑執行」に反対しました。今は、被害者の会、「オーシャン」の代表。この日は大分から来てくれました。

原田正治さんと

㉘原田正治さんと。

講演者たちと

㉙パネラー、ゲストの人たちと。私の隣りは、「麦の会」の人ですね。

元・湖西市長。三上元さんを囲む会。11/1(水)

㉚「三上元さんをかこむ会」。前・湖西市長で、今回の衆院選では、立民党を応援して、全国を回ったそうです。「2、3日前の新聞に立民は小林よしのり、鈴木邦男の応援で急成長した」と書かれてましたよ、と三上さん。小林さんの演説は効果的だった。私の影響はないですよ。この日は、上京した三上さんを囲んで、「立民党の躍進」を祝う会。そして「ノーベル平和賞」を取った人々へのお祝いでした。

『アエラ』11/6号

㉛週刊『アエラ』。11月6日号。『スリーパー』(浸透工作員)の書評です。冒頭のシーンがショッキングです。日本の俳優が海外で殺される。元公安の男が逮捕される。本人は知らないと言う。しかし、マンションには箱に入れた被害者の首があった。さらに…。最近の事件は、私が『アエラ』で紹介した事件と似ている。これはビックリです。多分、犯人はこの小説を読んでいたのでしょう。すごい小説を読みました。

【お知らせ】

  1. 11月11日(土)四日市。森田必勝氏のお墓参りに行く予定です。
  2. 11月18日(土)午後1時30分。岡崎商工会議所大ホール(岡崎市竜美南1丁目)で。青木理氏と鈴木邦男のトークセッションがあります。「私たちはどこへ向かうのか=危険な空気に抗う」。
  3. 11月24日(金)三島・森田両烈士顕彰祭。午後6時受付開始、午後6時半開始。ホテルサンルート高田馬場。第1部:式典。第2部:追悼記念講演。講師:大下英治先生(作家)。演題:「三島由紀夫の思想とは何か」
1/6(土)名古屋 1/6(土)名古屋
  1. 11月25日(土)午後2時。「憂国忌」。星陵会館大ホール(千代田区永田町)。
  2. 11月26日(日)仙台市青葉区中央2丁目の桜井薬局セントラルホールで映画とトークがあります。11月23日から26日まで映画祭。26日は11時55分より映画「エロス+虐殺」上映の後、康芳夫さんと鈴木のトーク。15時05分から。「日本アナキズムと日本ファシズム。大杉栄と甘粕正彦」について話します。
  3. 12月3日(日)東京読書会。〈私たち「鈴木邦男」の味方です! 新刊『天皇陛下の味方です』を読み解こう!〉。
    14時00分開場 14時30分スタート。
    場所:学び舎遊人 参加費:1000円。
    〈お申し込み方法〉
    1.お名前 2.電話番号(携帯) 3.メールアドレス
    1〜3を明記の上、下記のメール「たきざわ」までご連絡下さい。
    E-mail:lee_rose65@hotmail.com
    担当:たきざわ あきこ
  4. 12月6日(水)日ロ友好大会。
  5. 12月10日(日)、日大の映画祭に出ます。渋谷のユーロスペースです。若松孝二監督の「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」の上映。その後のトークに出ます。
  6. 12月13日(水)「劇団再生」の芝居があります。私も見に行くつもりです。六本木ストライプスペース。「アーチャ語り 親子=重たいドアをあけて」。とても意欲的作品になっているようです。
  7. 2018年1月6日(土)名古屋読書会に出ます。午後1時30分より5時30分まで。場所はいつもの会場。「ウィルあいち」です。そのあと、懇親会です。テキストは、私の『天皇陛下の味方です』(バジリコ株式会社)です。