一体、これはどんなイベントなんだろう。何が起きるのだろう。そして私は何をしたらいいのか。全く分からない。ドキドキして、緊張しました。
こんな気持ちになったのは久しぶりです。2月8日(木)の夜です。ネーミングがすごい。〈第1回大暴露サミットin渋谷〉。
場所もよく分からない。渋谷・道玄坂のパークビル2Fでやるという。「TOCANA」が主催する。これもよく分からない。これじゃ、人も集まらないだろう。
よく分からん場所で、よく分からん集まりがある。こじんまりとした「秘密の集まり」なのか、と思ってた。
ところが現場についてみて驚いた。立派なビルの中の広いホールだった。そして、大勢の人がつめかけていた。エッ?よく皆、来れたよな、と思った。
午後7時から始まった。事前の打ち合わせはない。初めての人もいる。
一体何が始まるのか。ドキドキ感と共に、恐怖感もある。
もらったチラシにはこう書かれている。
〈日本はどこへ向かうのか。未来を考えるためには過去を振り返らなければならない。TOCANAは、過去に日本社会に強いインパクトを与えた事件の当事者や社会の裏の裏を知りつくした知識人を招聘し、「大暴露サミット」を開催、未来への道程を導き出すことを試みる!〉
すごいことをやるようだ。でも、言葉がオーバーに踊っているだけじゃないのか。そんな気もした。
しかし、この集まりは「ホンモノ」だった。よく、これだけのゲストを集め、これだけの話をさせたもんだ。と感心した。
さらに、「暴露」の具体的な人間、事件について告知している。
〈①オウム裁判が終結した今、上祐史浩が明かす教団と麻原彰晃の新事実。
②一水会の元最高顧問・鈴木邦男が明かす右翼団体の実態と安倍政権の闇。
③声を上げる女。増山れなが母乳飛ばしアートの意義、ロスチャイルドによる経済支配の闇を訴える。
④政治の裏を知り尽くしたジャーナリスト・宇田川敬介が、公選法違反の過去とDV経済評論家・三橋貴明の素顔を大暴露〉
そしてこう言う。〈“あらゆるタブーを排して”議論する超スペシャルな歴史的会合を見逃すな!〉
上祐、増山氏は知り合いだ。宇田川氏は初対面だ。
でもこの人たちで何が出来るのか。そう思っていた。ところが、増山、上祐氏は、いつもと違う。雰囲気が違う。やる気が違う。
増山さんは、かつて社民党から立候補した。その時の知られざる事情を話し、「母乳飛ばし」についても話す。
さらに、大胆な経済政策について語る。こんなことは初めてだ。つまり、「ベーシック・インカム」について語り、その映画も作ったという。その告知をする。これは面白そうだ。私も見てみよう。
又、上祐氏も、オウム事件について詳しく語る。
刑務所から出て来たら、自分は「スパイ」だと(かつての)仲間たちからも言われた。なぜか。その辺の話からする。
刑務所の中で、悩み、苦しみ、考え抜いた。そして、麻原への疑問が生まれ、それを、出てから発表した。
それで、「もう転向した」「権力に丸め込まれた」「スパイになって送り込まれた」と言われた。
「じゃ、刑務所の中で、誰かがやって来て、懐柔されたのか」「転向を迫る話があったのか」と、私はかなり鋭く聞いた。
しかし、そんなこと一切なかったという。中にいる人たちとは話も出来ない。外部からの接触もない。たった一人で悩み、考えたのだ。
「じゃ、刑務所に入らなかったら、オウム脱会はなかったんですか」と聞いた。「そうです」と答えていた。
そして今、あの事件をどう考えるのか。まだ、脱会してない人たちに対し何を訴えるのか。なども聞いた。
会場からも鋭い質問が出た。村井さんを殺した徐さんについての質問も出る。かなり本質に迫る質問だ。
「上祐さん、徐さん、私の三人で話していますので、ぜひその本を読んで下さい」と私は言った。
本当にスリリンクな話し合いだった。
そして、次に宇田川敬介さんだ。全くの初対面だ。どんなことをやり、どんなことを書いてるかも知らない。この人は驚きだった。
まず、のっけから「眞子さま結婚延期」問題を取り上げる。あれは週刊誌がいろいろ書きたてるので、少し時間を置いた方がいいと思い、延期したのだろうと私などは考えていた。
しかし、宇田川氏は言う。「そんな甘いものではない。ここには大きな黒幕がいる」と言って、その人物を名指しする。
ウワー!これは書けない。又、ライブとして外にも出せない。ネットで出すわけにもいかない。
「ここだけの話です。外には出さないで下さい」と宇田川氏もやけに注意深い。
初めに聞いた時、「そんなことはないだろう」と私は疑っていた。でも、よく聞いてると、どうも本当らしい。ウーン、こんな大きな問題があったのかと唸った。
宇田川さんに会っただけでも、この「大暴露サミット」に来た価値はあったと思った。
上祐さん、増山さんも、普段とは全く違う。心して「大暴露」に備えてきたようだ。心構えがないのは私だけだった。
ただ、最近、NHKスペシャルの「赤報隊事件」に出たので、その質問が多かった。
私も、知ってる限りのことを話した。かなりヤバイことも言ってしまった。その現場の雰囲気に呑まれて喋ったことも多い。
これだけの話を聞けるなら、人も集まるわけだ、と思った。
又、観客の中でも、すごい人がいた。元公安調査庁の人で、イスラム教に改宗し公調を辞めた西さんもいた。上祐さんと三人でロフトでトークをしたことがある。すごい人だ。
さらに、ほかにも面白い人がいた。ゲストにしてもいい人はいたんだ。じゃ「大暴露サミット」は第1回だが、第2回、第3回もすぐに出来るよ、と思った。
この日は木曜日で、私は学校があったので、少し遅れて参加した。
でも、参加してよかった。初めは何か「宣伝ばかりで嘘くさいイベントかな」と思ったが、私が間違っていた。文字通り、すごい企画だった。
私も打ちのめされたし、とても勉強になった。宇田川さんも言ってたが、皇室には、多くのタブーがあり、語られないことが多い。
例えば「明治天皇はすり替えられた」などという話がある。不敬な話だと思うし、一考する価値もないと思っていた。ただなぜ、そんな噂が出るのか。又、そんな噂を信じたがる人々がいるのか。それは考えてみる必要はある。皇室の問題というよりは「日本人論」としてだ。
終わってからも宇田川氏とはずっと立ち話をしてたし、質問をした。又、じっくりと聞いてみたい。増山さん、上祐さんありがとうございました。
又、この企画の進行役をやってくれたユリアさん、そして角さん、ありがとうございました。
①〈「忖度(そんたく)」が奪う表現の自由〉と題して行われた集会です。1月31日(水)、文京シビックホールで。「日本ペンクラブ」主催で行われました。「9条俳句事件」「香山さん講演会中止」などの事件を取り上げながら、忖度し、萎縮する「表現の自由」について語り合いました。これは「9条俳句事件」で問題になった俳句です。〈梅雨空に「9条守れ!」の女性デモ〉。なかなかいい句です。でも「政治的だ」「左翼的だ」と言われ、掲載拒否。裁判闘争になってました。
⑨小樽はかつてシャケがとれて、大金が入り、銀行が随分とありました。小林多喜二も銀行に勤めていました。しかしその後、不況になり、銀行も次々と撤退。中には美術館になったところもあります。その一つです。ステンドグラスを集めた美術館です。
⑩札幌の松木けんこうさんのお父さんの「お別れ会」が2月5日(月)午後1時半より、京王プラザホテル札幌で行われました。
お父さんの松木慶喜さんは今年の1月8日に永眠。享年90でした。昭和4年、旭川に生まれ、25年に北海建設新報社を創業。この時は高校生でした。旭川の高校生が起業したのです。その後、「北海道通信社」に社名変更。マスコミ、教育などの分野で大活躍をしました。北海道通信社は現在、息子の松木けんこうさんが社長となって継いでいます。
小沢一郎、前原誠司、平沢勝栄…といった人々が弔辞を読んでました。京王プラザの一番大きな部屋で千名近くが集まりました。
⑰2月8日(木)。「大暴露サミット」というすごい集まりに出ました。「こんなこと言っていいのかな」と思えるようなことが次々と出てました。(左から)司会のユリアさん。パネラーの宇田川さん。上祐さん。鈴木。増山さん。主催者「サイゾー」の「TOCANA」の編集長・角田由紀子さん。
㉓6時半から始まったのですが、私は学校の授業があったので、タクシーで駆けつけ、7時半に着きました。
それから合流し、終わったのは11時でした。皆、話を聞きたいので、延びたのです。会場からの質疑も沢山ありましたし、終わってからも、名残惜しくて、ずっと話してました。
なかなか、聞けない話が多く、私も大変、勉強になりました。でも、詳しく書くことは出来ません。そんな「暴露話」が多かったのです。でも、多分、すべて本当でしょう。