2018/12/31 鈴木邦男

安田純平さんに会った!

安田さんを迎えてのシンポジウム
安田さんを迎えてのシンポジウム
安田純平さん
安田純平さん
会場は超満員でした
会場は超満員でした
豪華な出演者でした
豪華な出演者でした
原田さん、安田さん 原田さん、安田さん

安田純平さんが解放された。シリアでゲリラに拘束され、何と3年4ヶ月も拘束されていた。安田さんは日本に帰ってきた。

12月26日(水)、文京区民センターで、安田さんの解放を歓迎し、「自己責任」について考えるシンポジウムが行われた。もの凄い人が集まった。なかなか聞けないし、申し込んだ人は多かった。

会場は満員だった。私も申し込み、さらに早目に行った。安田さんが舞台の袖にいた。「鈴木です。おめでとうございます。それにしても大変でしたね」と声をかけた。

よく耐えられたものだと思う。肉体的なことよりも精神的なことがキツかったと思う。そのことを聞いた。「たしかにそうです」と言っていた。

安田さん、金平さん 安田さん、金平さん

拘束されて3年間、「拘束がいつまで続くか分からない」「隣りの部屋で、他の人間が拷問され、その悲鳴を聞かされた」「寝れなかった」…と。

精神的に大変でした」「一体、いつまで続くのか」「いつになったら帰れるのか」が全く分からない。

日本政府は何もやらないのに、やってるかのようなジェスチャーをする。あれやこれや考える。精神的なプレッシャーが大きかった。

普通なら、こんな状況で拘束されてたら、1ヶ月ももたない。私だったら、1ヶ月もしない内に発狂してしまうだろう。よく耐えられたものだ。

よく、向こうに行く人が正義感で行く人は、メディアで見て、向こうの状況を思い、活動家になって、行くケースが多い。

その点、安田さんは違う。信濃毎日新聞に勤めていた。かなり硬派の新聞だが、イラクやシリアについてもよく分かっていた。その辺の活動家とは違う。じっくりと調査し、考えていた。その上で行ったのだ。

杉山、雨宮、鈴木、瀧沢 杉山、雨宮、鈴木、瀧沢

それに彼は、少林寺拳法をやっていた。だから、困難にも耐えられたのだ、と思う。

ゲリラに拘束されてる時も、見張りの兵士に、拳法の型などを見せてやった。そこで急に態度が変わったという。「カラテ」は神の手ように思われている。「もっとやってくれ!」とリクエストされた。ゲリラを相手にスパーリングをして、皆んな倒したらしい。

でも、そんなことはしない。型だけを見せて、それで安田さんへの尊敬の気持ちがグッと高まったという。それが「解放」につながったのかもしれない。

「でも少林寺の型を見せたのが悪かったのかもしれない」と安田さんは言う。「こいつはカラテをやる。要心しろ」と警戒されたのかもしれない。何も言わなかった方が良かったのかもしれない、と言う。

実は、早稲田大学に入ったら、私は空手をやりたいと思った。

懇親会で。挨拶する安田さん 懇親会で。挨拶する安田さん

安田さんは、とても強い人だ。立派な肉体をしている。だから精神的にもとても強いと思う。

「凄いですね」と言った。私も強く生きたいと思ってるが、出来なかった。私はそれ以前のリハビリの段階だ。

安田さんの本も売られていて、買った。これはとても勉強になる本だった。

この日は「資料」を○○○○○○○○○○驚いていた。安田さんの発言だけでなく、事件の経過、○○○○○○「自己責任」について○○○○○○○…などについて書かれている。これは、大変○○だし、勉強になる。私も前の席○○○○○必死に聞いた。

そうだ。その時の集会だが、こう書かれていた。〈緊急シンポ! 安田純平さん解放とジャーナリズムを考える=戦場取材の意義と「自己責任」論〉

雨宮さん 雨宮さん

安田純平(ジャーナリスト)。原田浩司(共同通信編集委員)。金平茂紀(TVキャスター)。川上泰徳(中東ジャーナリスト)。野中章弘(アジアプレス)。南彰(新聞労連委員長)。綿井健陽(ジャーナリスト・監督)。視界は「創」編集長の篠田さん。

文京区民センター3階A室は超満員。イスに座れない人は立って聴いている。区民センターでこんなに人が集まったのは初めてだ。

それにしても日本では、こういう問題があると、マスコミは徹底的に叩きまくる。「自己責任だ」と。

じゃ、ヨーロッパやアメリカでも、そんなことはあるのか。

例えばアメリカではそんなことはない。冒険をし、その結果、捕まっても、叩かれない。日本とヨーロッパやアメリカとは違うのだ。○

『シリア拘束・安田純平の40か月』 『シリア拘束・安田純平の40か月』

大体、政府の発表することを信じていては、何も見てないのと同じだ。

この日、配られた資料には、中島岳志さんの文がある。これは一番よかった。

〈自己責任論は常に権力の意を受けたものが、従わない者を取り締まり、弾圧するために言われる〉

全くその通りだ。ともかく、いい集会だった。とても勉強になった。感動した。

【だいありー】

ももクロvsプロレス ももクロvsプロレス
  1. 12月24日(月)高田馬場の土風炉で、午後6時、和歌山の下中さんが上京したので、皆で勉強会をやった。
  2. 12月25日(火)昼、土風炉で打ち合わせ。
  3. 12月26日(水)4時に一水会の若者が迎えにきた。それで、文京区民センターに行った。安田純平さんを迎えてシンポジウムが開かれた。とてもいい集会だった。
     終わって、懇親会が行われた。
ユーロスペースで「死刑映画週間」 ユーロスペースで「死刑映画週間」
  1. 12月27日(木)学校は休み。だが、打ち合わせがあるので、、私は自習室で勉強。
  2. 12月28日(金)昼から図書館。
  3. 12月29日(土)一日、寝ていた。
  4. 12月30日(日)一日、家で仕事をしていた。

【写真説明】

安田さんを迎えてのシンポジウム

①12月26日、文京区民センターで、安田純平を迎えて、緊急シンポジウムが行われ、大勢の人が集まった。

安田純平さん

②安田純平さんです。とても元気でした。

会場は超満員でした

③会場は超満員でした

原田さん、安田さん

④原田さん、安田さん。

安田さん、金平さん

⑤TBSの金平さん。

豪華な出演者でした

⑥豪華な出演者でした。

杉山、雨宮、鈴木、瀧沢

⑦終わって、懇親会。

懇親会で。挨拶する安田さん

⑧懇親会で、ここでも安田さんは挨拶してました。

雨宮さん

⑨雨宮さんも来てました。

『シリア拘束・安田純平の40か月』

⑩この日、発売された安田さんの本です。

ももクロvsプロレス

⑪長野の平田君よりもらいました。「ももクロvsプロレス」の対戦本です。面白そうだったので、もらって、夢中で読みました。

ユーロスペースで「死刑映画週間」

⑫ユーロスペースで「死刑映画週間」が行われます。

【お知らせ】

  1. 1月15日(火)一水会フォーラム。午後6時半から。アイオス永田町2階会議室です。今回は私が講師です。『御代替わりを前にして、思うこと』。予約は一水会まで。03(3364)2015。
  2. 1月17日(木)新発田で、栗原さんの講演会。私も行くつもりです。
  3. 1月26日(土)「むのたけじ賞」の発表会をやります。秋田県横手市で。私も行く予定です。