明けましておめでとうございます。
昨年は本当にお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
「新しい年は、皆が入院したり病気になったりしないようにしましょう」と、瀧沢さんに言われました。
どうして?と聞いたら、だって「今年は、私、塩田さん、寅次郎君、邦男さん…」と病気や事故で入院した人が多かったのです。かなり重なっていたようだ。来年は、皆、病気しないで元気でやりましょうと、なりました。
そうか。寅次郎君がバイクで衝突して以来、一気に入院、事故が続いた。
そのあと、石川合宿があって金沢に行ったら、塩田さんが、急に「気分が悪い」と言って、帰ってしまった。
又、瀧沢さんのお父さんも入院した。さらに瀧沢さん、そして私までも入院した。こんなことがあるんだろうか。
12月には、瀧沢さんが、私の病院に見舞いに来てくれた。そして、お父さんも連れてきてくれたのだ。家が近くらしい。インテリのお父さんだ。申し訳ないです。いろいろと話しました。
その縁で、12月31日には、家に招待され、「年越しソバ」を頂きました。
てっきり、お父さんは、京都の大学で哲学の勉強でもされたのかと思ったら、戦争中で、学校にはほとんど行けなかったといいます。もったいないです。
12月31日は年越しソバを頂いて、1月1日は近くの神社にお参りに行こうと思ってましたが、ついつい寝てしまい、まだ行ってません。これからでも、どこかに行こうかと思います。
ここ数年、千葉、栃木などの有名な神社に行ってますし、名だたるところは皆、行ってみたいと思います。
そうだ。1月2日の天皇陛下の一般参賀には行きたかったのに、体が動かなかった。
今まで何回か行ったが、今年は、平成が終わるということで、最後の一般参賀に、15万人が集まったという。徹夜で並んだ人もいたらしい。これは凄い。テレビで言っていた。
一般参賀での天皇陛下のお言葉もよかったが、12月の陛下のお誕生日の会見もよかったと思う。
「平成という時代が、戦争のない時代だったのは、よかったと思います」と陛下は言われた。明治、大正、昭和…と、ずっと戦争ばかりだった。日本史をを読んでるとそう思う。
日本国憲法では「天皇は日本国の象徴」と書かれている。と同時に、「国民統合の象徴」であるともされている。
11月のTBSテレビでも話したが、「日本国の象徴」というのは、まだ分かる。日本国を象徴している。だから外国の元首などが日本に来たら、首相ではなく、陛下にお会いしたがると思う。〈日本〉そのものだからだ。
「平成」は戦争がない時代だった、というのだ。これが「奇跡」と思われるかもしれないが、かなり貴重なことだと思う。
それに「平成」という時代を大切にされたのは天皇陛下だけだったと思う。天皇陛下がどんな元号にするかを考え、決める権限を持っていた。
日本の歴史を見たら、嬉しい、悲しいと言っては、元号を変えたのだ。人間の生活を変え、時代の雰囲気を変えたのだ。そのことによって、実際の変化もあったり、時代を明るくしたりした。
これは素晴らしいことだと思った。全て、天皇陛下の大権だ。「平成」だって、あまりいい元号ではなかったかもしれない。
しかし、陛下は「平成」を愛された。最も元号を愛されたと思いました。陛下のご発言を聞いて、私も初めてこの時に気付いたのだ。ガーンとなった。そう思った人はきっと多かったと思う。
1月15日の一水会フォーラムで私が講演する。この話を初めに話したいと思う。「御代替りを控え、思うこと」だ。
よろしくお願いします。