2009/03/09 鈴木邦男

『「蟹工船」を読み解く』が出ました!

①多喜二を通し、日本、天皇を考えました

『「蟹工船」を読み解く』(データハウス)
『「蟹工船」を読み解く』(データハウス)

 急遽、私も『蟹工船』の本を書きました。3月6日(金)、発売されました。しかし、早いですね。先週の土曜日、2月28日(土)、母の法事で塩釜のお寺に行き、帰り、仙台駅前のジュンク堂で、不破哲三の『小林多喜二・時代への挑戦』(新日本出版社)を買いました。読みました。そして、よし、自分も『蟹工船』についての本を書こうと決意して、たった5日間で本が出来、全国の書店に並びました。凄いですね。奇跡です。超能力ですね。

 と、短期間で本が出来たらいいですね。本当は、8ヶ月かかりました。キツかったですね。「もう、書き下ろしはやりたくない」と思っていたのに、ついつい引き受けてしまいました。そして苦闘しました。煩悶しました。いろんな人に助けられ、いい本が出来たと思っております。
 『「蟹工船」を読み解く』(データハウス・1300円)がその本です。

小林多喜二
小林多喜二
〈本当に“カニコー”は、現代社会の写し絵なのか?
 作家・小林多喜二と『蟹工船』。
 混迷する世相に鈴木邦男が鋭く切り込む!〉

 と本の帯には書かれています。本当は去年出す予定でした。『蟹工船』ブームの真只中で出そうと思ったのですが、それは無理でした。私の力不足です。
 去年は随分と、カニコー本が出ましたね。『蟹工船」は160万部売れ、漫画にもなり、『雨宮処凛が読む「蟹工船」』も出ました。不破哲三の『小林多喜二・時代への挑戦』も去年の7月に出ています。この、カニコー・ブームで日本共産党の入党者が去年、9千人増えたといいます。今年初めのサンプロ(テレ朝)に出演した志位委員長は、「1万3千人増えた」と言ってました。どんどん増えてるんですね。

50年前の映画『蟹工船』
50年前の映画『蟹工船』

 多喜二の活動した頃は共産党は非合法。入党したというだけで逮捕され、拷問される。国家暴力(テロ)の荒れ狂った時代でした。そんな中で多喜二は入党し、活動します。本当は作家として作品だけ書いて側面から共産党を応援する道もありました。しかし、「安全圏」にいて、ものを書くだけでは申し訳ない、と思ったのでしょう。入党し、レポ(連絡)やオルグ(勧誘)をやります。それらは全て当時は「非合法」です。そんな、危ない活動を続け、逮捕され、虐殺されます。
 酷い国家です。酷い警察です。それに、多喜二は「同志」の手引きで捕まります。「同志」がスパイだったのです。酷い党です。スパイが、ゴロゴロいたのです。不甲斐ない党です。でも、そんな党でも多喜二は信じ、命を賭けて活動したのです。そんな多喜二の孤独な、絶望的な闘いについても書いてみようと思いました。
 本のタイトルは、正式には『魂の革命家・小林多喜二 「蟹工船」を読み解く』です。ちょっと長いので、『「蟹工船」を読み解く』と呼びましょう。タイトルもいろいろ考えましたし、迷いました。

『時代を撃て・多喜二』(2006年製作)
『時代を撃て・多喜二』(2006年製作)

 『今なぜ「蟹工船」か』『「蟹工船」はこう読め!』『「蟹工船」と私』…とか。『小林多喜二と天皇制』というタイトルも考えました。「天皇制国家に殺されたからか?」と言われるかもしれません。それもあります。しかし、「反天皇」の本にする気はなかったのです。むしろ、多喜二の心の中の「天皇」を考える本にしようと思いました。多喜二は仁徳天皇が大好きで、よく母にも話をしたといいます。貧乏な人をなくそうとした気持ちは、自分たちの運動も同じだ、と。これは間違いないと思います。「天皇さまと同じことを考えていた。それなのに天皇さまの国家によって殺された!」と母は嘆きます。
 さらに、里見岸雄という「補助線」を一本、ひいて考えてみました。多喜二の『蟹工船』が出版されたのは昭和4年で、ベストセラーになりました。同じ昭和4年に、里見岸雄の『天皇とプロレタリア』が出版され、これもベストセラーになり、2年で百刷を重ねました。里見は、「金持ちや権力者のために天皇があるわけではない。プロレタリアのためにこそ天皇はあるのだ」と言います。そして、神ながらの旧い国体論を排し、科学的国体論を唱えます。
 2人は、左右のベストセラー作家として、意識していたはずです。しかし、会うことはありません。又、相手のことについて書いてもいません。しかし、間違いなく意識し、ライバル視していたはずです。

②里見岸雄とのミッシング・リングを考えました

まんがで読む『蟹工船』
まんがで読む『蟹工船』

 里見は、多喜二と出会っていませんが、共産党のトップ・徳田球一とは出会ってます。そして、天皇論をめぐって大討論会をやろうという話になります。ハラハラ、ドキドキする話です。詳しくは、本書で。本文の目次だけは紹介しましょう。本の「流れ」が分かると思います。

はじめに
《第1章》「使い捨て」にされた多喜二
《第2章》 多喜二は「左翼陣営統合の象徴」だ
《第3章》 これは〈革命小説〉なのだ!
《第4章》 右翼も「党生活者」から学んだ
《第5章》 この小説の主人公は「団結」だ!
《第6章》 「生存権」と天皇制
《第7章》 対露恐怖症と〈愛国心〉
《第8章》 サボ。そして、ストライキ成功!
《第9章》 『蟹工船』の死。多喜二の死
《第10章》 多喜二と里見岸雄
《第11章》 では「天皇制」をどうするか

まんがで読む『蟹工船』
まんがで読む『蟹工船』

 そして、「あとがき」になるのですが、その前に、〈特別対談〉があります。日本共産党の元No.4の筆坂秀世さんと対談したのです。「小林多喜二と共産党」について。そのあと、「あとがき」「小林多喜二年表」と続きます。
 筆坂さんには今年になって、急遽、お願いしました。まだ正月気分の抜けない1月7で(水)でした。高田馬場第5ルノアールの会議室でやりました。とても充実した、濃密な対談になったと思います。自分なりに多喜二を愛し、必死に多喜二論を書いたつもりです。しかし、当の共産党の人たちから見て、見当外れかもしれない。「全く、多喜二論になってない」と言われるかもしれない。それが不安でした。左翼にとって多喜二は神聖な存在です。それなのに、「右翼が土足で入って来て、許せん!」と怒鳴られるのではないか。そう心配しました。それで、ゲラを事前に見てもらって、検証してもらおうとしたのです。筆坂さんは、「よかった」と言ってくれました。「多喜二も喜んでます!」と。ありがたいお言葉です。

まんがで読む『蟹工船』
まんがで読む『蟹工船』

 そして、グッと深い多喜二論が展開されました。日本共産党における多喜二の地位。作家として、どう思われてきたか。又、天皇制をめぐる話も興味深いものでした。こうしたテーマでは、初めて話してくれたと思います。又、「この『蟹工船』ブームで党員が1万3千人増えた」という言葉の謎にも迫ります。なるほど、そうだったのかと思いました。
 又、筆坂さんは、ご自分の「天皇体験」についても語ってくれました。「なるほど、そういうものなのか」と聞いていて感動しました。
 この本がキッカケになって、さらに多喜二が、そして里見岸雄が読まれたらいいと思っています。

③上田哲さんとの出会い。そこから全ては始まりました

筆坂秀世さん(左)と
筆坂秀世さん(左)と

 この本が全国の書店に並んだのは3月6日(金)ですが、見本誌は2月27日(金)にもらいました。10冊です。午後、西新宿にあるデータハウスに取りに行きました。データハウスは、千点以上も出版物がある中堅出版社です。ハウツー本、クイズ本、英会話本、そして思想的な本と、幅広く出しております。元社会党議員の上田哲さんの本も10冊ほど出しています。特に、上田さんの亡くなる前に出した「日本軍拡史」は素晴らしい本です。上田さんの国会での防衛論議の全てが入っています。1千ページを超えます。そして定価も6090円です。本というよりも辞典のようです。カバンに入れて、電車の中で読むことは出来ません。

(左から)鈴木、小島貴之さん、梅澤潤一さん(FM浦和で3/2)
(左から)鈴木、小島貴之さん、梅澤潤一さん(FM浦和で3/2)

 上田さんのこれが「遺書」になりました。データハウスの鵜野さんとは、上田哲さんの関係で知り合いました。でも驚きましたね。去年の7月上旬に、「『蟹工船』について書きませんか?」と言われたのです。多喜二の小説は好きで、大学生の時から読んでました。そのことは余り喋ったことはないし、書いてなかったと思います。フォアビギナーズの『ヤマトタケル』(現代書館)に、ちょっと書いたくらいです。でも、ずっと気になっていました。そして、里見岸雄がらみで、いつか書いてみたいと思ってました。その気持ちをズバリと見通された気がして、ギクッとしました。他にも仕事があって、忙しかったのですが、「これはやるしかない」と思いました。それで、挑戦してみました。
 2月27日(金)に見本誌をもらい、翌、28日(土)、塩釜で兄貴や弟に会ったので、本をあげました。(塩釜での写真を載せました)。さらに、FM浦和と大阪の「ムーブ!」に送りました。FM浦和は3月2日(月)に、「ムーブ!」は3月5日(木)に出演する予定だったからです。ありがたいことに、両方とも生番組中にこの本を紹介してくれました。

「さいたま解放区」ポスターの前で(3/2)
「さいたま解放区」ポスターの前で(3/2)

 FM浦和の小島貴之氏は、「面白かったです」「鈴木さんの最近の左傾の意味が分かりました」と言ってました。それと、この小島氏は凄い人なんですよ。父方のおじいさは2.26事件に参加している。安藤隊だったといいます。又、母方のおじいさんは日本共産党員で、ゾルゲの仲間だったといいます。凄いですね。昭和史の生き証人です。僕をゲストにするよりも、小島氏に対し、僕がインタビューした方がよかったでしょう。
 「田中智学の息子が里見岸雄だとは知りませんでした」と小島氏が言う。普通なら、田中も里見も知らない。よく2人を知ってたね、と聞いたら、宮沢賢治が好きでよく読んでいて、賢治が国柱会(田中智学代表)に入っていたことを知ってたといいます。国柱会は当時の熱烈な、愛国的宗教団体で、石原莞爾も入ってました。その田中智学の息子が里見岸雄です。国柱会の日蓮主義を基にして、科学的天皇論を書きます。『天皇とプロレタリア』『国体に対する疑惑』などの挑発的なタイトルの本がベストセラーになります。『天皇?』『吼えろ日蓮』という本もあります。
 3月5日(月)の大阪朝日放送の「ムーブ!」でも紹介してくれました。「表紙もまっ赤ですね」とアナウンサーが驚いていました。「心もまっ赤です」と言いました。「でもどうして右翼の鈴木さんが、左翼の本を?」と聞かれました。「進化です」と答えました。
 というわけでオワリ。私の「進化」の証を読んで下さいましな。

【だいありー】
塩釜のお寺で(2/28)
塩釜のお寺で(2/28)
  1. 3月1日(月)「本屋で『ゴロニャン読書術』を探したけど、なかった」というメールが何件かありました。あれは誰かがつけた「通称」でんがな。正式な題名を言わにゃあかんがニャー。牧野剛さんの『人生を変える 大人の読書術』(メディアックス)だ。ちゃんと正確に言うように。又、「『猫でも読める読書術』下さい」なんて言わないように。
     そうだ、このタイトルはいいな。私もいつかこの題で本を書くか。
     この日は、「マガジン9条」などの〆切があったので夕方まで家にいて原稿を書く。「マガジン9条」には2週間に1回、連載している。ネットで見れる。憲法9条を中心にして、書いている。今回は「岬にはなぜ思想があるのか」という話を書いた。竜飛岬、犬吠埼、足摺岬…と、岬には全て、「思想」があり、「物語」があるんですよ。
     午後8時に埼玉県の浦和に行く。8時からFM浦和の番組に出る。「週刊コジ寅」だ。パーソナリティは小島貴之さんと梅澤潤一さん。「寅さん」好きの小島さんにちなんで「週刊コジ寅」だ。面白い。「北朝鮮の将軍さまも寅さんが好きなんだよ」という話になった。(本番中はもっと真面目な話になったが)。
     このFM浦和は、REDS WAVEというんだ。「革命の大波」か。と思ったら、浦和レッズを応援しているのだ。浦和レッズのポスターが、所狭しと貼られている。レッズという位だから、反中央、反体制、革命的だ。いつも自分たちを見下している東京への反撥心も強い。ポスターには、「さいたま解放区」とある。ギョッ、60年代後半の学生運動じゃないか。「神田を解放区に!」「神田をカルチェラタンに!」といって学生たちは暴れ、機動隊と闘った。それを思い出した。
     「今、変革の時だ!」というポスターも。それに、浦和レッズのサポーターは皆、ゲバラのTシャツを着ている。「浦和赤軍」を名乗っているグループもいる。「浦和連合赤軍」も出来るだろう。「造反有理・革命無罪」というスローガンも出てくるだろう。楽しみな街だ。夢と革命と反逆の街だ。番組は8時半から1時間。この日、収録し、土曜日の夜に放送する。学生運動をやっていた頃の熱い闘いを中心に話をする。全共闘、右翼学生、楯の会、三島由紀夫、森田必勝…といった話だ。聞き手の小島、梅澤氏がうまいので私も、思い出しながら、いろんな話をした。楽しかった。途中で、泉谷しげるの「黒いカバン」という反権力の歌が流される。いいねー。そのあと、近くの居酒屋で飲んで、最終で帰った。
  2. 3月3日(火)午後、新宿で打ち合わせ。今日発売の「週刊ポスト」(3月13日号)で赤報隊について喋ったことが載ってた。「スーパーワイド。春の嵐」のコーナーで。
      夜、柔道に行った。 私も闘っている。私も「春の嵐」だ。いつか、この〈真相〉を書かにゃならんだろう。気が重い。
(左から)私、兄、弟(2/28)
(左から)私、兄、弟(2/28)
  1. 3月4日(水)午前中、「「蟹工船」を読み解く」が届く。午後、取材でパスタ屋に。帰ってきて、朝方まで原稿を書く。
  2. 3月5日(木)11時20分の新幹線で新大阪へ。大阪朝日放送の「ムーブ!」に出る。実は、この「ムーブ!」は明日で終了なのだ。5年ほど続いたという。とてもいい番組で、私も、「北朝鮮レポート」など画期的レポートをさせてもらった。いろんな人とも会えた。それが終わる。残念だ。局に入ったら、スタッフが出演者の顔入りのTシャツを着ている。私の顔もある。「うわー、ほしい。ちょうだい!」と言って、女の子のTシャツを脱がした。いや、そんなことをしたら、セクハラになるので、新しいのをもらった。
     今日は、大谷昭宏さん、藤井誠二さん、本木健太郎さん。本木さんとは初めてだ。大谷さんは同じ早大。彼は全共闘だった。私は、いじめられていた。「あの頃の、過激派だった頃の話を本にしたら」と言っておいた。この日聞いたが、月刊『諸君!』が5月で休刊になるという。『論座』『現代』に続いて、『諸君!』か。総合雑誌がどんどん、潰れる。悲しい。「でも、必ず活字媒体の復活はある」と藤井氏。私もそう思う。思いたい。その話題で、「日本の論壇はどうなる?」。又、この日は「民主党・小沢の秘書逮捕」の話が中心だった。
     終わって、打ち上げ。今週は1週間、毎日「打ち上げ」だそうな。いや、「ごくろうさま」の慰労会だ。途中で抜け、最終の新幹線で帰った。
早大文学部の受験票(昭和38年度)
早大文学部の受験票(昭和38年度)
  1. 3月6日(金)午後1時、一水会事務局。木村代表らと打ち合わせ。午後2時、河合塾コスモに行く。「千秋楽」といって、学期末のイベント。演劇もあった。食べ物もあった。ごちそうになった。お世話になってる先生方に本をあげた。
     夕方、7時から中野へ。高遠菜穂子さんを囲む会。高遠さんには前に一度、会っている。イラクで人質になり、バッシングされたんだ。かわいそうだ。でも、よく頑張った。偉いですよ。その時の話をいろいろ聞いた。めげずに今も活動を続けている。精神力の強い人だ。多喜二のような人だと思った。 だから、『蟹工船』の本をあげた。
  2. 3月7日(土)午後2時半から「ザムザ阿佐ケ谷」。月蝕歌劇団のお芝居『幻夢ドグラ・マグラ』を見る。よかった。終わって、高取英さんとお話をする。脚本を書いたエヴァルド・フリザールさん(スロベニア)ともお話をした。
  3. 3月8日(日)昼から、市民運動の勉強会。
【お知らせ】
  1. 月刊『創』発売中です。私は「赤報隊の悪夢」を書いてます。
  2. 3月6日(金)「週刊読書人」(3月13日号)発売。私は、保阪正康著『崩御と即位』(新潮社)の書評を書いてます。凄い本です。怖い本です。挑発的で、スリリングな天皇論です。
  3. 3月14日(土)『EX大衆』発売。赤報隊についてのインタビューに答えてます。「実行犯」として名乗り出た島村征憲氏は大したものですね。「週刊新潮」をすっかり信じさせ、4週も特集させたのですから。絶対的な「証拠」があったのか。あるいは、無くて、説得したのか。だとすると、凄い「説得力」だ。もったいない。外務大臣にして北朝鮮、中国、ロシアとの交渉にあたらせるべきだ。強国を説得し、日本の国益のために働いてくれるよ。こうした人材を発掘しただけでも「週刊新潮」は偉い。島村征憲氏とは手紙をやりとりした仲だ。そのうち会えるだろう。私だけは認めてますし、評価してます。
  4. 3月17日(火)午後7時、高田馬場サンルートホテル一水会フォーラムです。伊波新之助さん(元朝日新聞編集委員)です。「中国とどう付き合うか」です。伊波さんには随分とお世話になりました。エスエル出版会から『赤報隊の秘密』を出した時は、巻頭激突対談をしました。「私は関係ない」と言ったのに、いろんな証拠を出してきて、攻めます。私はギャフンと言わされ、ついに「自白」しました。いや、「自白」しそうになりました。あれは今、思い出してもゾッとする対談です。もう、焼いてしまいたい本です。 実は、あそこに全ての「秘密」と「真実」はあります。
  5. 3月28日(土)、29日(日)劇団再生の新作公演です。「詩編・レプリカ少女譚」です。公演前に高木尋士さんと私のトークもあります。阿佐ケ谷ロフトで7時半からです。
  6. 3月30日(月)「月刊現代」休刊とジャーナリズムの未来をを考えるシンポジウム。午後6時より。内幸町ホールです。
  7. 4月13日(月)7時、一水会フォーラム。筆坂秀世さん(元日本共産党政策委員長)が来ます!「私の日本共産党論」です。
  8. 5月5日(火)午後2時。神田文房堂ギャラリー。内海信彦氏との討論。「政治運動と芸術」についてです。
  9. 8月21日(金)〜23日(日)。劇団再生の主催で「見沢知廉生誕50年展」が行われる。「天皇ごっこ〜調律の帝国」の舞台化。そして、トークライブとして高木尋士氏と私の「死後に成長する命・言葉・人生」があります。お楽しみに。この日、50才で誕生した見沢氏は、これから、どんどん若くなって、さらに多くの可能性に挑戦するのでしょう。
     トークには、現在、映画『見沢知廉』を撮っている大浦信行監督も3回共、参加することになりました。ご期待下さい。見沢氏本人も特別出演するかもしれません。
  10. 9月28日(月)午後7時、Parc自由学校で講演します。「天皇制と民主主義」です。