2009/05/18 鈴木邦男

誰が政治をやるべきか

①爆弾犯の爆弾発言

「たかじんのそこまで言って委員会」より
「たかじんのそこまで言って委員会」より

 爆弾犯に言われた。「いいよな、新右翼は。“真面目だ”というだけで、すぐトップになれるんだから」と。  その人は、新左翼の活動家で、爆弾闘争をやっていた。そのため、機動隊に何人か重傷者が出た。それで10年以上、刑務所に入った。そこで見た新聞に、新右翼のことが出ていた。Kという、ボーッとした新右翼の代表が出ていた。新聞は彼をかなり誉めていた。貧乏で、真面目だという。だから、トップになったと出ていた。
 「いいよな、新右翼は。ハードルが低くて。“真面目だ”というだけで、すぐにトップかよ。新左翼じゃ、“真面目”な奴はいくらでもいる。それだけでは、トップになれない。アジ演説、オルグの技術、政治的な力、交渉力、努力、勉強量…などが問われる。でも、新右翼は、“真面目だ”というだけで、トップだ」

「たかじんのそこまで言って委員会」より
「たかじんのそこまで言って委員会」より

 「10年経って、この爆弾犯は出所した。ロフトプラスワンで、たまたま、「真面目なトップ・Kに会った。そして、10年前の新聞記事の話をした。

 今はそんなことはないが、昔は、ハードルが低かったし、ゆるかったようだ。「新左翼は人材が一杯いるし、上に行くのは大変だ。その点、新右翼は人材難だから、すぐにトップになれる」と思って入ってきた人もいる。自衛隊を辞めて、民間で「皇軍」を作ろうと思って新右翼に入った人もいる。共産党や統一教会をやめて入った人もいる。こうなると、「転向者」の坩堝だ。でもそれはそれで、「競争」が激しくなる。上に行く倍率も厳しくなる。
 ただ、“真面目な”人間は優遇されたらしい。そして、トップだ。
 今はそんなことはない、と言ったが、今は「真面目さ」プラス「能力」が要求されている。一水会の木村代表、統一戦線義勇軍の針谷氏を見ても、それは分かる。運動家としての能力、経歴は群を抜いている。演説、オルグ能力、交渉力、政治力も抜群だ。昔なら、「入会したい」といったら、誰だって入れた。しかし、今は一水会でも、試験がある。その問題集は、前に、『ダ・カーボ』に出たことがある。他の団体でも、試験や面接がある。そのうち、統一的な「右翼検定」が行われるだろう。漢検、英検、そして右検だ。この3つの資格を取れば、どこの企業でも入れる。人生はバラ色だ。(そのはずだ)。

「たかじんのそこまで言って委員会」より
「たかじんのそこまで言って委員会」より

 さて、政治家の話だ。〈能力〉だけで評価されるのが政治の世界だ。いや、そのはずだ。政治家の子供に生まれた、というだけで議員になれる。これはおかしい。それで、「世襲反対」「世襲制限」が言われている。少なくとも同一選挙区から出るのは禁止しよう。そういう法律も出来るだろう。いいことだ。政治家は〈能力〉だけで評価されるべきだ。「人がいい」「ボーッとしている」「真面目だ」というだけでは政治家になれない。無能で、漢字も読めないが、「人間が真面目だから」では政治家になれない。そんな無能な人間に政治をやってもらったら大変だ。

②河村たかしを見直した!

(左より)鈴木、北芝健さん、石原伸司さん(5/9)
(左より)鈴木、北芝健さん、石原伸司さん(5/9)

 その点、河村たかしさんは立派だ。偉い。最近、名古屋市長に当選した河村さんだ。まさに、「能力と実行力」の人だ。5月8日(金)、「たかじん」の収録で会った。元気一杯だ。凄い行動力、能力だ。それにプラスして、人間も真面目だ。これだけ揃った人は、ちょっといない。それに、自己に厳しい。これには感動した。だって、市長の給料を三分の一にした。公用車を廃止して、バスで通勤する。天下りした人間には、面談し、「辞めろ!」と言う。凄い。
 ただ、疑問だったのは、何故、衆院議員を辞めて、名古屋市長選に出たかだ。だって、民主党は次の選挙では、与党になるといわれている。政権与党の議員として活躍したいと思うだろう。大臣にだってなれる。その栄光の「勝ち馬」から、わざわざ下りて、なぜ、名古屋市長選なのか。あまりに勿体ない話ではないか。テレビにはよく出ているし、人気者だ。「民主党の顔」だと思っていた。それに、自ら、「総理を狙う」と言っていたのだ。だったら、なおさら、衆院議員を辞めるのはマイナスではないのか。そう思っていた。「たかじん」の時は、こんなテロップが流れていた。

小菅駅で。後ろが拘置所。木村三浩氏と(5/10)
小菅駅で。後ろが拘置所。木村三浩氏と(5/10)
〈かつては、自ら「総理を狙う」と公言していたものの、民主党党内の賛同が得られず、目標を下方修正し、不況に苦しむ地元・名古屋のために立ち上がり、先の名古屋市長選で、50万票を超える過去最多の得票数で初当選〉

 エッ?「下方修正」なのか。「そんなことはありません」と本人は否定していた。しかし、あれだけ、テレビに出て、ズバズバと言っていたのに、党内では孤立していたのか。「ズバズバ言い過ぎるからだ」「党と反対のことを言っている」…と批判する人もいる。でも、鳩山、岡田といった、民主党の「いつもの顔」よりは、ずっといいではないか。しかし、河村さんは孤立しているようだ。こんなに思い切ったことが出来る人なのに。有能な人なのに…。国会議員では、700人の中の1人だ。いくら1人が言っても、変わらない。その点、地方自治体の首長ならば、1人の力で何でも出来る。そこで名古屋市長選に目を付けたのかもしれない。「それはありますね」と本人は言っていた。迂回して総理を狙うのかもしれない。
 「この人は、大統領型の人なんですよ」と宮崎哲弥さんが言っていた。なるほどと思った。党内で賛同者を集め、派閥を作り、トップになって、それで総理に…というタイプではない。全国民に向かって、政策を訴えて、大統領になる。そういうタイプだという。じゃ、「首相公選制」になったら、河村総理が実現するかもしれない。

小菅駅で。後ろが拘置所。椎野礼仁さんと(5/10)
小菅駅で。後ろが拘置所。椎野礼仁さんと(5/10)

 それにしても、名古屋市の公用車を廃止した、自らもバスで通っている。これは凄い。十台以上ある公用車は売り払うのだろう。市長が公用車で通勤しないのだから、その下の人間たちも、車には乗れない。バスや自転車で通っている。まあ、公用車は1台か2台置いて、外からお客さんが来た時に、出迎えたらいい。又、市長の給料は年間2400万円あったが、これを三分の一にする。800万円だ。これは又、思い切ったことを言った。誰だって、金は欲しい。これは当然の給料だ。だから、今まで誰も何も言わない。「もらえるもの」として当然視し、誰も疑問に思わない。

③「日本の常識」は「世界の非常識」

見沢知廉生誕50年記念展。トーク、公演(8/21〜23)
見沢知廉生誕50年記念展。トーク、公演(8/21〜23)

 名古屋市民だってこのことを疑問に思わなかっただろう。「2400万円は少し高いかも知れないが、でも政治には金がかかるから」と、漠然と思っている。「でも、そんなことはありません。その思い込みが間違っている」と河村さん。
 どこの議会だって、自分の給料を減らすことを言い出す人はいない。100万減らすことだって反対する。いや、1万円減らすことだって反対する。それにしても、奥さんは反対しなかったのか。あるいは後で聞いて、愕然としているのかもしれない。
 又、天下りをした人に、「退職金を莫大にもらっているんだから、天下りはやめろ」と言う。「さらに仕事をしたいのなら、次はボランティアでやれ」と言っている。僕らだって、全く考えつかなかった発想だ。それに、天下った人間を呼びつけ、「高い退職金をもらったんだから、もう、天下るな。それがいやで、まだ仕事したいのなら、ボランティアでやれ」と言い渡したのだ。
 それに、「こんなことをしてるのは日本だけです。外国ではありません」と河村さんは言う。「日本の常識は世界の非常識だ」と。
 そうだったのか。これは知らんかった。
 又、河村さんは「市民税10%減税」を言っている。これも「絶対に出来る」と断言していた。

「朝日新聞阪神版」(5/2)
「朝日新聞阪神版」(5/2)

 「たかじん」で、河村氏と比較されて批判されたのは、千葉県知事選で当選した森田健作氏だ。「政党と縁の無い完全無所属」を掲げて知事選を戦いながら、実は「自民党東京都衆議院選挙区第2支部」の代表を務めていた。さらに、政治献金をこの政党支部で受け取り、そっくり政治家・森田健作の資金管理団体に流していた。それを見抜けなかった選管や千葉県民だって責任はあると思うが、どうも、後から後から、まずい話が出てくる。新たなパチンコのCR機「おれは男だ!」をめぐる“利権疑惑”まで出ていた。
 河村氏と森田氏は、同じようにテレビで顔が売れた候補だ。しかし、全く違う。河村氏はいわゆる「タレント候補」とは全く別だ。人気だけ、顔が知られているだけで、「政治能力」のない、又、見識もない「タレント候補」とは違う。そのことを痛感させられた。

④「うがい」は日本だけの固有の文化なのか?

「信濃毎日新聞」(5/5)
「信濃毎日新聞」(5/5)

 5月8日(金)収録の「たかじん」は、5月10日(日)放送だった。「たかじん」では、河村たかしさんの前のコーナーで、「新型インフルエンザ」のことをやっていた。新型インフルエンザの大流行を予言した外岡立人元小樽市保健所長がゲストで出た。私もよく分からなかったので、とても勉強になった。「60才以上の人には感染しない」という記事を読んだのでそのことを聞いた。同じようなインフルエンザが50年ほど前に流行し、それで免疫になったのだろうという。又、凄いのは、「マスクやうがいは役に立たない」と言う。そういえば、世界中でマスクをしているのは日本だけだ。他もすこしいるかな。ともかく日本だけが異常に多い。患者が、他の人に感染さないようにするなら少しは役立つが、健康な人が「予防」するのには全く役立たない、という。
 もっと驚いたのは、「うがい」だ。全く役立たない。単なる気休めだという。その根拠に、世界中、どこを探しても、「うがい」しているのは日本人だけだ、という。そういわれればそうだ。
 又、北芝健さんが「ビデオ出演」して、「二次被害」について語っていた。

雨宮処凛『ロスジェネはこう生きてきた』(平凡社新書)
雨宮処凛『ロスジェネはこう生きてきた』(平凡社新書)

 「インフルエンザで声が…」と、声が変わっても説明がつく「インフルエンザ・オレオレ詐欺」が横行する。又、「タミフルありますよ」と、ニセ物を売る「タミフル詐欺」が横行するという。

 さらに、翌週の5月17日(日)の「たかじん」にも私が出た。この日は、「裁判員制度スペシャル」だった。井上薫氏(元判事)、住田裕子さん(弁護士)、本村健太郎さん(弁護士)がゲスト。「裁判員制度賛成」の論拠も十分に聞くことが出来た。私は「反対」だが、運用次第では、今の裁判に新しい風を入れることが出来るのかも知れない。又、それを信じている人々がいる。これは貴重な発見だった。5月19日(火)発売の「SPA!」の座談会でも、北芝、石原氏らと、カレー事件について話したが、裁判員制度についても、かなり突っ込んで話をした。

【だいありー】
タヒチにおけるゴーギャンの絵
タヒチにおけるゴーギャンの絵
  1. 5月11日(月)昼、打ち合わせ。夜、雑誌の対談。
  2. 5月12日(火)午前10時、小菅の東京拘置所に行く。元日本赤軍の和光晴光さんの面会。木村三浩氏(一水会代表)、椎野礼仁氏(編集プロダクション社長)と一緒に。和光、椎野、木村の3人とも慶応。私だけが早稲田だ。椎野さんは、慶応で和光さんと同期。木村氏は、「和光さんは慶応の先輩だし、日本赤軍の活動家。世界を駆け回って、華々しい活動をした人だ」と敬意を表している。
     「先月、母の法事で塩釜に行ってきたんですよ」と私は言った。和光さんも、塩釜だ。それで、仙台三高を出た。郷里の誇りだ。映画監督の若松孝二さんも宮城県出身。
     「凄い人ですね」と木村氏が感動していた。一水会の若者もどんどん連れて行きたいと言う。そうだよね。もう、伝説的な人物だ。人を殺してもいないのに無期だ。「国家の損失」だ。刑務所に移る前に、出来るだけ会った方がいい。
     帰り、3人で電車に乗って帰る。駅のホームから小菅の拘置所が見える。そこで記念撮影をした。今、2人とも骨法整体に通っている。「おかげでとても調子がいい」と2人。「EDも治って、奥さんも喜んでるでしょう」と椎野さんに聞いたら、「別に」と、そっけない。奥さんには関係ないという。椎野さんは仕事熱心な人だから、「仕事と○○○は家庭に持ち込まない」主義なのかもしれない。
     このあと、家に帰って原稿書き。
     夜、6時、高田馬場の土風炉。仕事の打ち合わせで飲む。酔う。
タヒチにおけるゴーギャンの絵
タヒチにおけるゴーギャンの絵
  1. 5月13日(水)午前中、図書館。午後2時、サンルートホテル。仕事の打ち合わせ。能力以上の仕事を引き受けてやってるような気がする。キツイ。夜、久しぶりに柔道に行く。
  2. 5月14日(木)夜、ずっと原稿を書いてたので、寝てない。朝4時に家を出る。6時の一番の飛行機で大阪に。そこからタクシーに乗る。「東京拘置所へ」と、つい言っちゃった。「違った。大阪拘置所だ」と言い直した。和歌山カレー事件の林眞須美さんの面会が明日までだ。「最後に、ぜひ『たかじん』のスタッフに会いたい」というので、連絡をして、この日の面会になった。スタッフとそれに桂ざこばさんが面会してくれた。とても内容の濃い面会だった。そのあと、大阪帝国ホテルで打ち合わせ。そして、急いで新大阪駅に行き、東京へ帰る。
     午後3時から河合塾コスモ。「現代文要約」。やっとのことで間に合う。「えっ? 午前中に大阪に行ってきたの?」と生徒も驚いていた。5時から、「基礎教養ゼミ」。今週は牧野剛先生が選んだ本を読んで、皆で話し合う。小室直樹の『日本人のための経済原論』(東洋経済)を読んだ。終わって、生徒と共に食事会。インド人経営のカレー屋だった。毎日、カレーばかりだ。カレー事件づけだ。
うちの猫
うちの猫
  1. 5月15日(金)昼、取材。図書館。
  2. 5月16日(土)朝の新幹線で大阪へ。午後1時から、カレー事件の弁護団会議に参加する。安田さんたちと、かなり突っ込んだ話をする。その後、夕食を一緒にし、帰京。有料サイトの「たかじんのそこまでやって委員会」で、カレー事件を特集していた。大阪の弁護士さんが出て、詳しく話していた。これは画期的だ。今まで、ここまで話し、取材したことはない。驚いた。恐るべし、「たかじん」だ。
  3. 5月17日(日)午前中、取材。午後2時から河合塾コスモで会議。終わって食事会。
【写真説明】

①〜③5月10日(日)放映の大阪読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」で。河村たかしさんが頑張っておられました。

④「週刊SPA!」の座談会。5月9日(木)、駒込でやりました。北芝健さん、石原伸司さんと私です。5月19日(火)発売の「SPA!」に載る予定です。

⑤〜⑥5月12日(火)、小菅の東京拘置所に元日本赤軍の和光晴生さんの面会に行きました。小菅の駅のホームから木村三浩氏、椎野礼仁氏と。後ろの方に見える巨大な建物が、東京拘置所ですねん。

⑦8月21日(金)から23日(日)まで、「見沢知廉生誕50周年」。そのポスターです。

⑧朝日新聞(阪神版)の5月2日付です。「浅沼稲次郎事件」について取材されました。

⑨信濃毎日新聞(5月5日付)です。「愛国心について」の特集で、私も取材されました。この中で、大沢真幸さん(京大大学院教授)は、こう言ってます。

〈頑張っても報われないとか、何を選んでも社会に影響しないとかいう無力感が背景にある。国を愛することで、国に愛されたい、認められたいという気持ちの表れ〉

 なるほど、と思いました。
 この記事の中では、『資料で読む戦後日本と愛国心』(全3巻・日本図書センター)も紹介されている。これは、戦後の「愛国心」についての発言、書籍、記事の全てが載っている。私の本まで載っている。詳しい。私も全巻読んで勉強しようと思っている。

⑩雨宮処凛さんの『ロスジェネはこう生きてきた』(平凡社新書・720円)が出ました。いい本です。「右翼のボーッとしたオッサン」に会って右翼の世界を知ったそうです。その後、見沢知廉氏を知り、成田闘争のビデオを見せてもらい、左右の運動に興味を持ったといいます。
 右翼の「ボーおじさん」との出会いは、こう書かれている。

〈サブカル系イベントに行った際には打ち上げで新右翼団体・一水会の鈴木邦男氏に会った。鈴木さんは、ぼーっとしたオジサンだった。鈴木さんのことは「ゴー宣」に載っていたので知っていた。私が生まれて初めて出会った「右翼」の人なわけだが、鈴木さんとの出会いによって「右翼の人は温厚でいい人」という世間の右翼イメージとはかなり違うだろう印象を持ったことが、のちの右翼団体入会に繋がったものだと思われる〉

 「ボーおじさん」に会ったのが、よかったのか、悪かったのか。もし、「初めて会った右翼」が凶暴で、怒鳴りつけ、殴りつけられていたら、とても右翼には入らなかった。その方が、「マトモ」に生活をしてたかもしれない。でも、作家「雨宮処凛」は生まれなかったかもしれない。何が幸いするか分からない。

⑪〜⑫ゴーギャンの絵です。タヒチで描いたものです。「ボーおじさん」が連載している「マガジン9条」で、ゴーギャンのことを書いたようです。

⑬ボーおじさんの家の猫です。原稿を書いてると、そばに来て、見守ってくれてるそうです。黒猫ですが、名前は「シロ」だそうです。変ですね。猫も、ボーッとしています。

【お知らせ】
  1. 佐藤優責任編集『現代プレミア』(講談社・1200円)が発売中です。特集は、「ノンフィクションと教養」です。充実した内容です。ぜひ、読んでみて下さい。ノンフィクションの〈全て〉が分かります。多くの人が、ノンフィクションの名作、傑作について具体例をあげて書いてます。佐藤優の「封印された高橋洋一証言」も読みごたえがあります。私も、沢木耕太郎について書きました。
  2. 『月刊TIMES』(6月号)発売中です。私の連載では、「守りに弱かった『新潮』の奢り」を書いてます。又、去年、亡くなった死刑囚・澤地和夫さんについても書いてます。
  3. 『サイゾー』(6月号)が発売中です。10周年記念号で、特集が「ニッポンのタブー」。皇室、創価学会、死刑、抗議団体について詳しく書かれてます。私も書いてます。
  4. 5月19日(火)「週刊SPA!」発売。北芝健、石原伸司、私で、「和歌山カレー事件」について話してます。お二人のおかげで、内容の濃い座談会になったと思います。カレー事件に関する、最も真実を衝いた座談会です。
  5. 5月19日(火)7時、サンルートホテル。一水会フォーラム。山田吉彦先生(東海大学教授)の「日本の領土が危ない」。
  6. 永山薫・昼間たかし編集の『マンガ論争勃発2』(マイクロマガジン社)が発売中です。私も、インタビューに応じて、6ページ、喋っております。5月19日(火)、7時から阿佐ヶ谷ロフトで、この本の出版記念イベントがあります。一水会フォーラムと重なるのですが、遅れても行こうと思います。
  7. 6月15日(月)7時、一水会フォーラム。今売れている『日米同盟の正体』(講談社現代新書)の著者・孫崎亨氏が講師です。
  8. 根津のギャラリー「TEN」で6月12日(金)〜6月21日(日)。映画「実録・連合赤軍」写真展。なお、6月18日(木)は地下鉄・根津駅前の「忍ばず通りふれあい館」B1ホールで、13時半より、「実録・連合赤軍」と「赤軍-PFLP世界戦争宣言」の上映。その後、19時より同所でトークショーです。若松孝二、足立正生、鈴木邦男です。
  9. 7月19日(日)1時、大阪御堂会館。和歌山カレー事件最高裁判決について、辛淑玉さんが語ります。「あの判決って、やっぱりヘン!」。安田弁護士も話します。私も参加します。
  10. 8月21日(金)〜23日(日)。劇団再生の主催で「見沢知廉生誕50年展」が行われる。「天皇ごっこ〜調律の帝国」の舞台化。そして、トークライブとして高木尋士氏と私の「死後に成長する命・言葉・人生」があります。お楽しみに。この日、50才で誕生した見沢氏は、これから、どんどん若くなって、さらに多くの可能性に挑戦するのでしょう。
     トークには、現在、映画『見沢知廉』を撮っている大浦信行監督も3回共、参加することになりました。ご期待下さい。見沢氏本人も特別出演するかもしれません。
  11. 9月28日(月)午後7時、Parc自由学校で講演します。「天皇制と民主主義」です。 「Parc自由学校 2009」の受講案内のパンフレットが送られてきた。「連帯のための哲学=生きる場のことばと実践から」のコーナーで私は講義します。パンフレットには、私の「天皇と民主主義」の講義の紹介が書かれている。
〈天皇制と民主主義は両立するのか。天皇制は民主主義の例外か。民主主義の欠陥を補うものか。あるいは、完全な民主主義実現のためには廃止すべきものか。天皇制を「休む」という選択肢も含めて危ないテーマについて考えてみる〉