憂国の大演説会でした。格闘家・前田日明さんが獅子吼しました。熱く語りました。8月15日(土)、午後3時から一水会フォーラムです。高田馬場サンルートホテルです。熱いだけではありません。よく勉強しています。この国をどうするか。我々は何を為すべきかを語ります。それも具体的な例を引いて。数字を示しながら話します。
テーマは、「あえて終戦記念日から。出撃の論理を語る」。この日は、木村代表以下、一水会の若者達が皆、靖国神社に参拝。それから会場に駆け付けました。前田さんも、講演が終わってから参拝に行き、それから夜、ロフトに出ると言ってました。
前田さんは大変な読書家です。前、日本経済新聞に「読書日記」を連載していた。思想、哲学、歴史、軍記…と、実に多くの分野の本を取り上げていた。「でも僕の好きな人間は、突きつめると3人です」と言う。三島由紀夫、太宰治、そしてシュタイナーだ。
シュタイナー教育者であり、思想家・評論家でもある。多くの本を出している。
『ゴング格闘技』という雑誌に以前、私は連載を持っていた。その時、前田さんと対談させてもらった。テーマは「前田哲学」。7ページ位の企画だったが、初めから終わりまで全部、太宰治だ。太宰特集だ。『ゴング格闘技』の読者も、きっと戸惑ったことだろう。
「人間は何故、生きているのか」「奈良時代でも江戸時代でもなく、何故、この時代に自分は生きているのか」「アメリカでもフランスでもなく、何故この日本に自分は生まれたのか」。そうした疑問を中学生の時、前田さんは毎日、考え、悩んだという。僕らはそんなことは考えない。もしかしたら、在日という自らの出自があって、考えていたのかもれしれない。
中学生の前田少年は、その疑問を周りの人に聞いてみた。先生や先輩に聞いた。しかし、誰も答えてくれない。そんな気、格闘技をやっていた先輩が教えてくれた。「文学を読めば分かる。そこに解答がある」と。
考えてみたら、この先輩も凄い。なかなか、こんなふうに答えられんよ。それも、中学生だよ。凄い。そこで前田少年は、再び聞いた。「文学といっても広い。誰を読めばいいのか」。
「決まっているじゃろう。太宰治だ」
それから、前田少年は太宰を読み始める。
初めに読んだのが、『晩年』だ。その中に、『葉』という短編小説が入っていて、書き出しが、こんなだった。
「春に青絹の反物を貰った。これは夏に浴衣として着る生地だ。夏まで生きていようと思った」。
これに前田少年はシビれた。うわー、カッコいいなあと思った。
又、『ヴィヨンの妻』を読んだ。家の父親は1年のうち、半分以上は帰ってこない。全く同じだ。「家庭の幸福は諸悪のもと」と書かれていた。その通りだと思う。
『親友交歓』には、わけの分からないおっさんが出てくるけど、憎ったらしい親父ソックリや、と思ったり。読みながら一緒になって一喜一憂していた。『トカトントン』も、そうだと思った。いつも自分の中に、第三者的な自分がいて、必ず自分の熱を消すようなところがある。さらに、『人間失格』『二十世紀旗手』と読んでいく。そして、人間とは何かが分かった。生きる意味が少しずつ分かった。
それから、シュタイナーや三島を読み始める。第二次UWFの旗揚げの時、前田さんは満員の観客の前で挨拶した。「選ばれし者の恍惚と不安。二つながら我にあり」と。太宰の本から引いたのだ。
私が始めて前田さんに会ったのは16年前だ。1993年だ。前田さんが怪我をして、膝の手術をして入院中の時だ。そこに見舞いに行った。ある人が紹介してくれたのだ。ベッドの周りは本ばっかりだ。四方にうず高く積まれている。地震でもあって崩れてきたら大変じゃないですか、と心配して聞いた。でも、本ごときに負ける前田さんじゃない。それに、すべり落ちやすい漫画なんかはない。箱に入った、固い本ばかりだ。2.26事件の関係の本、大東亜戦争の本。そして三島の本ばっかりだ。
「鈴木さん、これ読みましたか」といって差し出したのが、三島由紀夫の『第一の性』だ。箱に入っている。エッ? 三島にそんな本があるの? と驚いた。「神田の古本屋で見つけたんです」という。知らなかった。ボーヴォワールの『第二の性』は有名だ。女性はこの世に女性として生まれるのではない。生まれた後、社会的制度や人々の見方などによって、「女になる」のだ。という。それに対抗して、「男は生まれながらにして男だ」とでも言うのかな、と思った。
後に、三島全集に挑戦し、読破した時に、この『第一の性』は読んだ。その時の私の直感は当たっていた。
それにしても、前田さんは凄いと思った。実に多くの本を読んでいる。
さて、8月15日(土)の講演は、そうした文学的な話とはガラリと変わって、政治的な話がメインだった。プロレス、格闘技の話もあるかな、と期待していた人もいたが、それもなし。「真の日本の自立とは何か」「防衛は?」といった話だった。それも具体的に、数字をあげて話す。皆、必死にメモを取りながら聞いていた。
この日は午後3時から5時まで、講演。終わって近くの居酒屋で二次会。さらに、ロフトで夜もトークだ。一水会フォーラムに出た人の多くがロフトの方に移動した。
そうそう。前田さんが言ってた。「ユーチューブで『たかじん』を見ましたよ。面白かったね」と。8月9日(日)放送の「たかじんのそこまで言って委員会」だ。7月31日(金)、大阪で収録した。2回分収録し、8月2日(日)は「選挙」と「お葬式」。8月9日(日)放送分は、「右翼」と「核」だった。「お葬式」の話も面白かったが、前田さんが見たのは8月9日(日)の「右翼」と「核」だ。「右翼」の方は、「右翼は今。その思想はどこに向かっているのか」と題し、右翼の現状、その思想、行動について報じる。右翼について真面目に迫る。ナレーションが入る。
〈敵視してきた「左翼」が弱体化する中、「右翼」は今、自らのイデオロギーをどう定義しているのでしょうか? 「愛国者?」「民族派?」しかし左翼の中にも「俺たちにも愛国心はある!」「俺たちも民族派だ!」と言い出す人もおり、もはや「右翼」と「左翼」では区別できなくなっているようで…。
当委員会では、日本最大の会員数を持つ右翼団体「日本青年社」の松尾和也会長に、緊急インタビューを敢行。右翼の現在の“敵”は何か? 右翼は“政権交代”を望んでいるのか? 「皇室問題」「領土問題」「北朝鮮拉致問題」「核武装論」などをどう捉えているのか、を徹底追究--〉
これには驚いた。なかなか、これだけの企画をやる番組はない。よくやってくれたと思う。「たかじん」は過激な番組だ。トークも凄い。喧嘩腰の場面もある。しかし、問題提起として流される資料・ビデオは、中立だし、客観的だ。これは驚くほどだ。
今回も、日本青年社の松尾会長が出演を了承したのも、そうした「たかじん」の姿勢を認めたからだろう。だって、多分、初めてだ。こうして単独インタビューに応じるなんて。この意義は大きい。「右翼の人の考えが分かった」とパネラーの人々も言っていた。「右翼の主張」がこうして全国の人々に伝えられるのは意義があったと思う。
日本青年社は、北方領土返還を初め、日本の主権回復のために闘っている。最近はロシアに招かれて、現地で向こうの高官と領土問題、友好問題を話し合ってきた。凄いことだ。又、尖閣問題では、尖閣に上陸し、灯台を建て、実効支配をして、固有の領土だと、命をかけて訴え、実証してきた。国がやれないことを、やってきたのだ。又、地方議会にも進出しているし、地道な活動も展開している。そうした活動も少し、紹介されていた。でも、時間の関係で、かなり短縮していた。残念だ。ぜひ、次の機会に全体を紹介してほしい。 松尾会長のインタビューの前に、「右翼」の説明ナレーションが入る。1789年のフランス革命の時の議会から「右翼」「左翼」という言葉は生まれた。議会は、まるで、鳥が翼を拡げたような形をしていた。議長席から見て、右の席に保守派がいたので「右翼」と呼ばれた。左は急進派なので「左翼」と呼ばれた。
それを説明するのに、鳥のイラストを実際に使う。オーツと驚いた。分かりやすい。斬新だ。そしてこの後のトークでは、「右翼観が変わった!」「右翼も言論なんだ」「知らなかった」という発言が多かった。その上で、愛国心や国粋主義についてのバトルもあった。
その盛り上がった熱気のまま、次のコーナーに移った。「核」の問題だ。日本反核法律化協会会長の池田眞規さんがゲストで登場する。この人が又、面白い。普通、「反核」と言ったら、左翼的で、平和的で、冷静な人というイメージがある。しかし、この人はいやに戦闘的だ。入ってくるなり、「ここのパネラーは衆愚の集まりだ!」という。何だ、これは。そして、いきなり、ヒートアップ。特に、前空幕長の田母神さんとの対決は凄かった。又、勝谷さんなんて、「聞くにたえん! 帰れ!」と怒鳴る。ゲストに呼んでおいて、「帰れ!」はないだろうが。
池田さんは、逆襲する。田母神さんに対し、「自衛隊は一体、何でメシを食ってるのか!」と喰ってかかる。外国の脅威を煽り、不安をかきたて、それで存在している軍隊じゃないか、と言いたいわけだ。ところが、田母神さんは、余裕だよね。
「自衛隊は何でメシを食ってるんだ!」という問いに対し、「はい、ハシと茶碗で食べてます」。これには会場は大爆笑。池田さんも、ゲッと唸って、ヤル気がなくなっていた。
ウーン、こういうギャグはうまい。防衛大学に入ってた時、落語が好きで、よく寄席に行って聞いていたというが、その成果だ。なんなら、実際に落語をやってみたらいいのに。面白い人だ。
7月31日(金)の本番前、トイレに行って、オシッコをしてたら、「やあ、久しぶり」と声をかけられた。隣りに田母神さんがいた。瞬間、「あの噂は本当ですか?」と聞いてしまった。「連れション」をしながら聞いたのだ。ネットで書かれていたが、「幸福の科学」との関係だ。
「幸福の科学」は選挙に出る。と同時に、近々、中学、高校をつくる。その校長に田母神さんがなる。そんな噂があった。選挙にも出馬要請されてる…とも。さらに、大学もつくるらしい。「選挙なんか出ませんよ。そんな話はありません」と言下に否定する。じゃ、噂は全て嘘だったんだ。と思ったら、まんざら嘘でもない。
中学、高校をつくる話は本当だ。ただ、校長とか、専属ではなく、時々、講義に行く非常勤の講師として引き受けたという。へー、そうなのか、と思った。しかし、忙しいのに、出来るのだろうか。
それから2日後、産経新聞(8月2日付)を見て驚いた。幸福実現党党首大川きょう子さんと対談をしている。「激論・日本の選択」と題し。それも1ページを丸々使って。「意見広告」なのだろうが、凄い。それも、2ページも出ている。他の新聞でも、やっているのだろう。
田母神さんは、毎日のように全国を回って講演している。「3か月で100回、講演しました」と言う。ヒャー、1日に2回やってることもあるんだ。昼は札幌、夜は九州と。本は何十冊出したか分からないし、DVDも何本も出してる。これじゃ、税金対策も大変でしょう、と言ったら、「そのために会社をつくりました」と名刺をくれた。「株式会社田母神事務所」と書かれていた。元気な人だ。
自衛隊にいたんだし、体は頑強だ。我々、ヤワな人間とは違うのだろう。肉体も強固だし、思想も強固だ。
私なんて、肉体は軟弱だし、思想も軟弱だ。いかんな。強くならなくちゃ。ブルワーカーを家でやってるだけじゃいかん。柔道も、もっと真面目にやらなくちゃ。だから、強くならなくちゃ。と思って、講道館に行った。
暑中稽古の真っ盛りで、人が多い。社会人、大学生、それに高校生もいた。共学の高校なんだろう。男女、混合で練習をしている。部長らしい高校生が技を教えている。「内股」の解説をしている。相手の体を崩し、相手の両足の間に自分の足を入れて、投げる。結構、難しい。その時、この部長は言っていた。
「思い切り、足を跳ね上げる。相手のキンタマに当たる位、思い切ってやれ!」
野蛮な解説だ。その時、後にいた女子部員がボソリと呟いた。「だって、キンタマ、ないもーん」。
私は吹き出してしまいましたね。その近くで、運動をしてたからだ。小さな声で女の子は呟いたのに、私には聞こえた。こんな言葉は私には、しっかり聞こえるのだ。他の人には聞こえなかったようだが。
8月15日(土)、一水会フォーラムの後、近くの居酒屋で二次会になった。この時、前田さんが、やたら子供の話をする。「鈴木さんも早く子供を作らなくっちゃ。子供が出来たら、人生が変わりますよ」。そして、携帯を開いて、待ち受け画面の子供の写真を見せる。本当に可愛い。奥さんは美人だし、前田さんもいい男だ。こりゃ「赤ちゃんタレント」になれる。
「もう、可愛くて可愛くて。毎日、チンポをしゃぶってますよ」と前田さん。アブないな。皆に、子供の写真を見せている。木村代表も、「これが僕の子供です」。こっちは6才だ。「おっ、大きいね。いいねー」と前田さん。そしたら、向かいの人が、「私も待ち受けに子供の写真を入れてるんです」と見せる。その隣りの人も。全員が携帯に子供の写真を入れていて、見せる。ゲッ、何だ、これは。その瞬間を私も携帯で撮っておくんだった。
「でもなー」と私は思いましたよ。「俺は硬派の活動家だ。そんなことはしない!」と、私は見せなかった。本当は携帯の待ち受けに子供の写真があったけど、他人に見せるもんじゃない。「家庭の幸福は諸悪の根源だ」と太宰治も言ってるじゃないか。
でも前田さんは、「子供はいいよ」と子供の話ばっかり。「鈴木さんも早くつくりなさい!」「子供をつくって、すぐに殺されても、私と木村さんで子供の面倒は見ますよ」「はい、ありがとうございます」と礼を言った。
そのうち、苛立ってきたのか、「キンタマあんでしょうが!」と体育会的に恫喝された。「キンタマ、ないもーん」と言ったら、いきなり、ギュッと握られた。それも力一杯。「ほら!あるじゃないか」。「ギャー」と悲鳴を上げた。「潰れた!今、なくなった!」
先週の続きだ。仙台で本に潰されて亡くなった人は、やはり漫画だったんだ。ネットで調べたら、産経新聞(08年6月16日)に出ていた。「マンガや雑誌に埋もれ、仙台市の男性死亡。地震による可能性」と見出しが出て、こんな記事が出ていた。
〈宮城県警は16日、仙台市青葉区の男性会社員(37)が、自宅アパートで数百冊以上のマンガや雑誌などに埋もれて死亡しているのを発見したと発表した。県警では岩手・宮城内陸地震で災害死した可能性もあるとみて死因を調べている。
調べでは、14日午後9時ごろ、出勤時刻になっても会社に来なかったことを不審に思った同僚が男性宅を訪れ、6畳間で死亡している男性を見つけた。男性は本を四方に約2メートルの高さに積んだ部屋の真ん中で、本に押しつぶされる形で倒れていた。胸や腹が圧迫されており、同署では本の重さで息ができなくなった可能性があるとみている〉
やはり、犯人は漫画だったんだ。漫画と思って侮ってはいけない。兇器になる。周りに「積み上げる」というのが一番危ない。立てかけて、並べておく方がまだ安全だ。ともかく、積み上げないことだ。漫画なんて、読んだら捨てちゃえばいいだろう。と思うが、マニアは捨てられない。「それに、月刊誌や思想的な本は、捨てても図書館で探せる。でも、漫画は図書館にない」という。だから、命がけで、自分の家に「保存」しなくてはならない。
「じゃ、床に敷き詰めて、その上に寝たらいいだろう」と私は先週書いた。8月17日(月)、ロフトに行ったら、それをみた客に文句を言われた。「そんなのは自衛策にはならない」と。以前、2階に住んでる人が、漫画本を敷き詰めて、何メートルかになり、その上で寝ていた。そしたら、2階の床が抜けてしまったという。大事故だ。でも、幸いなことに、下には人がいなかった。2階も留守だった。もし、下に人がいたら、殺されている。「だから、2階に住むべきですよ」。そうかなー。被害者となるよりは加害者となった方がいい、というわけか。逆だろうよ。
でも、これは、いつのことだろう。又、ネットで探してみなくては…。
本に殺されないために、もっと自衛策を考えにゃならんな。オワリ。
④東中野次郎君です。中野次郎だったかな。最近、美人・巨乳の奥さんと結婚しました。皆に自慢してました。「美女と野獣」ですね。「結婚して、奥さんの姓に入ったんです」と言ってました。じゃ、「都立家政次郎君」かな。「下落合次郎君」かな。現在、奥さんは妊娠中です。「鈴木さんにお腹をなでてもらうと強い子が生まれるよ」と次郎君。いや、ひねくれた子になるよ。でも、頼まれて、恐る恐る触った。「アッ!動いた」。「本当ですか?」「そんな気がした」。
⑪7月10日(金)銀座に「石川吾郎展」を見に行った時の写真です。「初めまして」と言ったら、「もう10回位、会ってるよ」と言われました。でも、「普通の人」だと思ってたんだ。こんな凄い画家だとは思わなかった。お気に入りの絵の前で握手。
⑫2人の後ろにある絵がこれです。案内状の表紙にもなってます。きれいな写真だと思ったら、違うんです。絵なんです。信じられなかったですね。石川さんは60才を超えている。それでこれだけの力作を次々と発表している。大変な集中力だ。それに、我々が、原稿を書くのなら、寝床でも書ける。喫茶店でも書ける。学校の自習室でも書ける。そんなに集中力がなくても、満員電車の中で、携帯でメールして、それを家のパソコンに送って原稿にもできる。しかし絵はそうはいかない。キャンバスに向かって、集中して描かなくてはならない。「大変ですよ」と石川さんも言っていた。その集中力、気力を見習わなくっちゃ。
〈 “キング・オブ・ポップ”こと、マイケルジャクソンが急逝して、はや2か月が経過した。各国のメディアでは、多くの死因憶測記事とともに、追悼企画がつくられ話題となったが、本誌も負けてられない!ということで、評論家が、芸術家が、そして右翼までもが語る、極私的&サイゾー的「新世紀マイケルジャクソン論」を公開〉
そうです。私までもが語ってます。大好きなマイケルについて…。
〈戦争は残酷だ。全てを奪う。
聖戦だ、正義の戦いだ、という言葉も空しい。兵士だった彼らは、その欺瞞、空しさを糾弾する権利がある。資格がある。
戦後、彼らは、帰国を拒んだ。何があったのか。重い問いだ。国家か個人か。僕も答えが出ない。現代に生きる全ての人に見てもらいたい映画だ。大作だ〉
〈戦いの中で人は「兵器」となる。人間であることを忘れる。今も繰り返される悲劇だ。他人事ではないと思った〉
〈天皇制と民主主義は両立するのか。天皇制は民主主義の例外か。民主主義の欠陥を補うものか。あるいは、完全な民主主義実現のためには廃止すべきものか。天皇制を「休む」という選択肢も含めて危ないテーマについて考えてみる〉