2010/03/29 鈴木邦男

73才で、再デビューするでせう

①「友達の友達」も殺人犯だし…

横溝正史『犬神家の一族』(角川文庫)
横溝正史『犬神家の一族』(角川文庫)

推理作家になろう。…と思ったことがある。国内外の推理小説を読み漁った。自分ほど読んでる人間はいないだろう。と思った位だ。何年間も、推理小説ばかりを読んでいたこともある。プロットも考えた。でもダメだった。ただ、小説には書かなかったが、「別な面」で使ったことはある。これは今は書けない。

推理小説は山のように読んできたし、推理映画、テレビは、主だったものは皆、見た。多くの「犯罪者」たちにも会っている。「殺人犯」だけで20人以上の知り合いがいる。さらに、自分自身も「多くの事件」に巻き込まれた。何度も捕まり、何十回もガサ入れ(家宅捜索)された。未解決事件で〈時効〉になった事件との〈接触〉もあった。だから、自分ほど、「推理小説」作家として相応しい人間はいない。そう自任するのだが、いかんせん、小説を書く才能がない。見沢知廉氏の苦悩・苦悶を見ていて、とても自分にはこんな修羅場を生き抜き、小説を書く覚悟も才能もないと思った。

ただ、推理的指向というか、方法論は使っている。『腹腹時計と〈狼〉』や『赤報隊の秘密』『愛国の昭和』などは、自分にとっては「推理的」な作品だと思っている。『証言・昭和維新運動』だって、戦前の維新運動に向き合った「謎解き」だと思っている。『夕刻のコペルニクス』だって、そんな側面はあると思う。

多くの「犯罪者」と会う中で、いろんな「やり方」を教わった。「こうやれば完全犯罪だ」という方法も教わった。でも使わなかったし、書けなかった。殺人もM作戦(マネー作戦)もこうしたら捕まらないという方法がある。でも、世の中には、ルパンのような人はいない。有り余る才能を持ち、時間と金をかけて「犯罪」を準備する。そんな人は小説の中だけだ。長年、刑事をやってきて、でも殺人を犯し捕まった人がいた。刑事時代、多くの犯行現場を見て来た。事故なのか事件なのか。今でも分からないものもある。単なる事故として処理したが、あるいは「巧妙な犯罪」ではなかったか。と、今に中って思うヤマもある。

小林信彦編『横溝正史読本』(角川文庫)
小林信彦編『横溝正史読本』(角川文庫)

「だったら、事故に見せかけて殺したらよかったのに」と私は言った。「そうなんです。そう出来た。でも時間がなかった。焦っていた。切羽詰まっていた。すぐに金が欲しかった、と元刑事は言う。だから失敗したと言う。そうなんだよな。長年の「刑事の知恵」を使えなかったのだ。犯罪は、そんな時に起きる。

私と同じように推理小説を読み漁っていた人がいた。でも、「犯罪」は、ある日、突然に起きる。カーッとなって、殴ってしまった。相手は打ち所が悪くて死んでしまった。飲み屋などでの喧嘩なら、多くの人がいるから、止める。あるいは、事件が起こっても、すぐに警察に捕まる。ところが、夜中、2人だけの時だったり、政治的事件の中だったり…。そんな時は、どうする。「こんなことで捕まりたくない」と思い、逃げる(私もそうだった)。あるいは「証拠」を消そうとする。死体をどこかに持って行って埋めるか。捨てるか。

そんな風にして事件は突然起こる。そんな時は、慌ててしまい、推理小説で読んだ知識などは役立たない。いや、断片的に思い出すのだ。査問をやって人を殺し、さてどうしようかと見沢氏は考えた。「富士の樹海に埋めよう」と思った。たしか、松本清張の本に、そんなシーンがあった。あそこなら絶対に見つからん。「念には念を入れて、顔を潰し、指紋を焼こう」と思い、実行した。これも推理小説で得た断片的な「知識」だ。情報だ。

②襲撃ポイントや埋める場所も携帯ナビで

『横溝正史自伝的随筆集』(角川書店)
『横溝正史自伝的随筆集』(角川書店)

今なら、携帯のナビや検索で、調べられるのだろう。「どこに埋めたらいいか」「富士の樹海までは何キロ。ここの地点が見つからない」と案内が出るのだろう。出ないか。でも、「ヤバ!殺しちゃった。どうしよう」と思った時、携帯は何ら〈情報〉を与えてくれない。そういう「裏グーグル」があればいいのに。「これは自首するしかない」「これは逃げ切れる」「これは処理した方がいい」と教えてくれる。何なら、「処理人」も派遣してくれる。そうした「人助け」サイトを作ったらいい。

警察OBがそういうサイトを立ち上げてもいい。どうしたらいいかと相談されたら、過去のデータを見せて、「絶対に捕まる。逃げるよりは、早く自首した方が罪が軽くなる」とアドバイスしてあげたら、犯罪も減る。事件の前の段階で阻止も出来る。「もう殺すしかない」と思ってる人間に対し、過去の事例を紹介し、いくつかの選択しうる「道」を示す。「道順」を示す。殺したら、捕まって無期か死刑だ。逃げおおせたとしても、こんな過酷な逃亡者の道だ…。と、いろんな道をナビしてあげる。相談者も、ハッと気付き、犯行を思い止まるだろう。そういう、「人生ナビゲーション」をやってもらいたい。

松本健一さんと(3/18)
松本健一さんと(3/18)

私も、ない頭で必死に考えた。「こんな手はどうか」「こうやったら完全犯罪だ」と提案した。実際に使った人もいた。「鈴木に教えられた」と自供したら、私は終わりだ。しかし、犯人は自供しない。それに捕まってない人が多い。そして時効だ。悪人は、枕を高くしてゆっくりと眠っている。

前に紹介したが、何人かの推理作家にはネタを提供した。斉藤栄さんは、作品中に私のネタを使ってくれた。他にもいる。

ただ、絶対に言えないネタもある。又、「犯罪者」たちから教えられた驚異の殺人メソッドもある。ウーン、これなら完全犯罪だと、舌を巻いた。でも、書けない。書いたら、その人の犯罪がバレてしまう。世の中には凄い人がいるもんだと思った。一体どこでそんなことを学んだんだろう。左翼運動の中か。ヤクザ社会か。あるいは外人部隊に入っていた時か。

ネタはあるし、プロットもある。しかし公開できないものが多い。あくまでも、それはヒントにして、全く状況も方法も変えて、書けばいいのかもしれない。あるいは推理小説の形で。でも、小説はやはり難しい。どうしたらいいのだろう。携帯を手に取ったが、こんな時、アドバイスしてくれる〈情報〉はない。「近くにおいしいパスタ屋がありますよ。そこを右に曲がって…」といった〈情報〉しかない。こんなのはただの〈宣伝〉だ。情報なんて言うなら、本当に困っている時に助けになるサイトだ。それがない。情報がない。

③横溝正史は私の〈神様〉だった

一水会フォーラム(3/18)
一水会フォーラム(3/18)

横溝正史の推理小説は全部読んだ。推理小説家になろうと思ったら当然だ。金田一探偵の活躍する小説だ。日本の第一人者だ。この人の小説を読んで、諦めた。とてもこんな凄いものは書けないと思った。

どうしてこんな「巨人」が生まれたんだろう。その「謎解き」に挑戦した。横溝正史は、子供の時、自閉的な少年だった。だから家で本ばかり読んでいた。又、けっこう〈合理的〉に考える子だった。又、親の金を盗んで買い喰いをしたり、小学校6年でオナニーを覚え、「罪の意識」に苦しみ悩んだ。自閉的で、臆病な性格のくせに、好奇心だけは強かった。それが後に、推理作家になる「土壌」になったのだろう。この点は私も似てるか。

それに、横溝少年は、神戸市で生まれた時から「愛国者」だった。横溝正史著『横溝正史自伝的随筆集』(角川書店)に、こう書かれている。

〈明治35年5月24日の、楠公神社のお神輿(みこし)がわが家のまえへさしかかったとき、母が産気づきオギャーと生まれたのが私だったそうである。それで父が(楠木)正成にあやかって、マサシゲのマサシまでをいただいて、正史と命名したのだそうだ〉
松本健一さんと(打ち上げで)
松本健一さんと(打ち上げで)

ほう、凄いですね。楠木正成にあやかって名付けられたのか。そういえば、似たような話を聞いたな。誰だっけ。福島県郡山市で生まれた人だ。何でも、外では近所の愛国婦人会の人たちが竹槍訓練をしていた。「鬼畜米英」「撃ちてし止まん」で、「エイ!」「エイ!」と竹槍を突き出していた。その声で母親が産気づき、子供が生まれた。こんな時に生まれたんだから、「反米救国」の愛国者になるだろう。国を救う男になるだろうと、「クニオ」と名付けられた。名前で人間は一生を支配されるのだ。

この横溝正史は5才で母親を亡くす。かわいそうだ。お母さんを慕って泣いてばかりいる正史少年を不憫に思って、父は姉と正史少年を「神降ろし」の所へ連れて行った。その巫女は、母の霊が降りてきて、すぐに母とそっくりの言葉つきで、「もうひとりの子はどうしてきてくれなんのじゃぞいの」と言った。

実は、もう1人の兄がいたのだが、兄は遊びほうけていて、この神降ろしの時、家にいなかったのだ。でも、正史少年は、それを指摘されて畏れ入る子供ではない。変だと思う。

松本健一さんの最新著『北一輝の革命』(現代書館)
松本健一さんの最新著『北一輝の革命』(現代書館)
〈いまから思えばその巫女は、あらかじめわが家の事情をしっており、また抑揚にとんだ岡山弁は、まねしやすかったのであろう〉

やはり違う。後に推理小説の大家になる人は、子供の頃から違う。それに、「母」ならば、「もうひとりの子」などと言わない。誰々と、ちゃんと名前を言うはずだ。そこまでは分からなくても、「おかしい」と5才の正史少年は思う。その「おかしい」と思う気持ちに確信を与える事件があった。「神降ろし」の日から数日して、家に帰ったら、母親の声がする。「あっ、おかんが帰ってきた!」と大喜びで障子をあけた。ところが遠い親戚のおばさんだった。母親と同郷人だし、年も似てるし、母と同じ岡山弁だ。全く同じ話しっぷりに聞こえる。だから、あの「神降ろし」はインチキだと確信するのだ。頭のいい子供だ。

④社会派リアリズムに一旦は負けたが…

阿佐ヶ谷ロフトで(3/19)
阿佐ヶ谷ロフトで(3/19)

この「合理的精神」と「好奇心」だ。それと、いい人たちに引き上げてもらったという。たとえば8才上の江戸川乱歩とか。そんな人たちがチャンスをくれた。決して、自分から切り拓いた運命ではないという。又、戦争によって岡山に疎開した。それもよかった。いろんな因襲めいた話を聞く。言い伝えを聞く。そして、大作が次々と生まれる。『八つ墓村』『本陣殺人事件』『犬神家の一族』『悪魔の手鞠唄』『悪魔が来たりて笛を吹く』…等々だ。

しかし、次第に作品発表は散発になってゆき、ついに1964年には筆を折ってしまう。

〈ちょうどその頃、松本清張氏を旗手とする、社会派リアリズムを基調とした推理小説なるものが台頭してきて、私の書く謎解き探偵小説のごときは、絵空事としてジャーナリズムから葬り去られ、雑誌の注文はいうもおろか、単行本の売れ行きさえも先細りの状態となってきた。そのとき私の収入を支えてくれたのが、人形佐七捕物帖のテレビ化であった〉
阿佐ヶ谷ロフトの控え室で(3/19)
阿佐ヶ谷ロフトの控え室で(3/19)

何の気なしに横溝や乱歩を推理小説と書いたが、正確には「探偵小説」なんだ。松本清張やら森村誠一らが現れて「推理小説」になったのか。でも今では、横溝に敬意を表して〈推理小説〉と言ってるよ。そして、横溝の10年間の沈黙時代だ。60年代半ばからの10年間だ。普通なら、それで終わる。ところが、10年後の昭和50年(1975)。73才で横溝は長編『迷路荘の惨劇』を発表。又、『病院坂の首縊りの家』を書く。77才では『悪霊島』を書く。それと同時に、かつての作品が次々と文庫化され、映画化される。

75年には「本陣殺人事件」が、76年には「犬神家の一族」が封切られ、角川文庫版の著作は1200万部を突破した。70才を過ぎての一大ブレイクだ。77年には「悪魔の手鞠唄」「八つ墓村」が封切り。79年には「悪霊島」などが封切り。映画を見て、角川文庫を買う人も多く、「横溝ブーム」になった。そして、ブームの只中で、昭和56年(1981)、横溝は逝去する。79才だった。実に幸せな晩年だった。

60代半ばで、「もう古い」とあきられ、筆を折った。私と同じだ。ところが、73才から横溝は、再びブレイク。やる気も猛然と起こり、再び長編を書き始める。映画にテレビにと大ブームになる。私も、そうなりたいものだ。

【だいありー】
小林よしのりさんの『昭和天皇論』(幻冬舎)
小林よしのりさんの『昭和天皇論』(幻冬舎)
  1. 3月22日(月)祝日です。お休みです。でも、『無門関』の勉強会でした。朝から晩まで。とても有意義でした。教えられました。
  2. 3月23日(火)午前中、原稿を書いてました。午後4時から、永田町の憲政記念館に行きました。日本国憲法制定までの道のりを描いた映画「太陽と月と=私たちの憲法の人々の情熱」の試写会でした。なかなか意欲的な力作でした。映画が始まる前に、関係者・ゲストの挨拶がありました。鈴木宗男さん、前田日明さん、高須基仁さん、福原進監督、監修の原秀成さんが話しました。民主党から参院選出馬が決まっていた前田さんが、「民主党には失望した。出るのはやめた!」と爆弾発言。「明日、記者会見を開く」と言ってました。
  3. 3月24日(水)1日、家で原稿を書いておりました。夜、疲れてテレビを見てました。松本清張生誕100年記念の「書道教授」です。容疑者が警察に引っ張られ、いきなり「鈴木邦男を知ってるだろう」と訊問されるのです。ハッとして、ギク!です。
     なぜ私の犯行と分かったんだろう。「容疑者」は「そんな奴、知りませんよ」と否定してました。幻聴かと思って、もう一度、見ました。(ビデオを撮ってたんで)。やっぱり、私の名前を言ってました。一体、なんなんだろう、これは。
『週刊文春』(4/1号)
『週刊文春』(4/1号)
  1. 3月25日(木)、徹夜で原稿書き。午前11時。原稿を渡しました。それから、河合塾コスモに行って、自習室で勉強。3時から映画会があり、生徒と一緒に見ました。1957年封切りの「幕末太陽伝」です。高杉晋作(石原裕次郎)はじめ長州の志士たちと、居残り佐平次(フランキー堺)が主役です。女郎役の南田洋子。この3人は若々しい。でも亡くなってしまいました。驚いたことに菅井きんが出てました。この時から、もうおばあちゃんです。53年前から、おばあちゃんだったんです。凄いですね。おばあちゃんのまま、変わらない。今見ても面白い映画ですね。
     この日発売の『週刊文春』(4月1日号)に出てましたね。一昨日、前田さんから聞いた話が。
〈民主も自民もウンザリ、永田町スキャンダル。
前田日明、怒りの独占激白。
鳩山民主に裏切られた〉

そして、こう書かれている。「政策そっちのけでいきなり金の話。お粗末すぎる「参院選候補者選び」の内幕をすべてブチまける」

うーん、凄いですね。そして、「政界はプロレス界に似ている」と言ってます。

『週刊新潮』(4/1号)
『週刊新潮』(4/1号)
  1. 3月26日(金)大阪に行きました。読売テレビの「たかじん」の収録(2回分)です。休憩時間に、たまたま、金嬉老の話になりました。夜は阿佐ヶ谷ロフトで劇団「再生」のお芝居「演劇機関説・空の編」がありました。その前に7時半から高木尋士さんとトーク「読書の暮れ方」をする予定でしたが、間に合わないので、お芝居が終わってからにしてもらいました。皆様にはとてもご迷惑をおかけしました。すみません。開始前には、見沢知廉氏の映画を撮っている大浦信行監督と高木さんのトークがあったそうです。申し訳ありませんでした。
     実は、6時半から、日本ジャーナリスト専門学校の講師同窓会が神楽坂の日本出版クラブでありました。ジャナ専は多くのジャーナリストを輩出した名門校ですが、今年の3月で閉校になってしまいました。何とも残念です。私は10年ほどここで講師をやらせてもらいました。最後だから、早く行って皆さんに挨拶しなくては、と思ってましたが、行けませんでした。申し訳ありませんでした。この日までの私の『読書術』が出る予定で、ロフトではそれをテキストにしようと思いましたが、発売は4月中旬になりました。それでカラフルな表紙(案)だけを紹介しました。
4/20発売の『鈴木邦男の読書術』(彩流社)の表紙です
4/20発売の『鈴木邦男の読書術』(彩流社)の表紙です
  1. 3月27日(土)朝刊を見て驚きました。金嬉老が韓国で亡くなりました。昨日は、虫が知らせたのでしょうか。大森実さんも亡くなりました。
     午後2時から作家の立松和平さんの葬儀が青山葬儀場で行われました。まだ若いのに、残念です。ずっとお世話になり、教えてもらいました。小説も沢山読みました。悲しいです。麿赤児さん、三田誠広さん、三上治さんと会いました。
     夜6時、阿佐ヶ谷ロフト。高木尋士さんと読書についてトークし、そのあとお芝居「演劇機関説・空の編」を見ました。とても感動的な舞台でした。終わって皆と打ち上げ。遅くまでロフトにいました。
  2. 3月28日(日)午前中、図書館。午後2時半より、ザムザ阿佐ヶ谷。月蝕歌劇団の「夢野久作・少女地獄」を見ました。とてもよかったです。終わって、飲みました。
【写真説明】
横溝正史『犬神家の一族』(角川文庫)

①横溝正史『犬神家の一族』(角川文庫)です。角川文庫からは30冊以上が出ています。どれも面白いです。読まなくちゃ日本人じゃなか、です。他にも、『八つ墓村』『本陣殺人事件』『女王蜂』『悪魔の手鞠唄』などは、必読書ですね。

小林信彦編『横溝正史読本』(角川文庫)

②小林信彦編『横溝正史読本』(角川文庫)。これを読めば、さらに横溝のことが分かります。興味がわきます。

『横溝正史自伝的随筆集』(角川書店)

③『横溝正史自伝的随筆集』(角川文庫)。楠木正成からとって名前を付けたことなど、私も知らないことが沢山出てました。いい本です。

松本健一さんと(3/18)

④3月18日(木)7時。サンルートホテル高田馬場。一水会フォーラム。松本健一さんが「日本のナショナリズムについて」講演してくれました。

一水会フォーラム(3/18)

⑤満員の一水会フォーラムです。(3月18日)

松本健一さんと(打ち上げで)

⑥フォーラムの後の打ち上げで。左から、鈴木、松本健一さん、中村明彦さん、木村三浩一水会代表。

松本健一さんの最新著『北一輝の革命』(現代書館)

⑦松本健一さんの最新刊『フォア・ビギナーズ。北一輝の革命』(現代書館)です。イラスト、写真も多いし、とても読みやすく、いい本です。勉強になります。

阿佐ヶ谷ロフトで(3/19)

⑧3月18日(金)夜7時。阿佐ヶ谷ロフト。『左翼・右翼がわかる!』(金曜日)の出版記念トーク。(左より)佐高信さん、梁英姫(ヤン・ヨンヒ)さん、雨宮処凛さん、南丘喜八郎さん、鈴木。

阿佐ヶ谷ロフトの控え室で(3/19)

⑨阿佐ヶ谷ロフトの控え室で。左から、雨宮さん、鈴木、佐高さん、梁さん。

小林よしのりさんの『昭和天皇論』(幻冬舎)

⑩売れてます。素晴らしい本です。力作です。小林よしのりさんの『昭和天皇論』(幻冬舎)です。

『週刊文春』(4/1号)

⑪前田日明さんが民主党に怒りの激白です。『週刊文春』(4月1日号)です。

『週刊新潮』(4/1号)

⑫塩見孝也さんは、怒りのゲバ棒を持って、「生前葬」です。『週刊新潮』(4月1日号)です。「もっと光を!」ではなく、「もっと香典を!」と書かれています。

4/20発売の『鈴木邦男の読書術』(彩流社)の表紙です

⑬表紙の見本だけは出来ました。4月20日発売の『鈴木邦男の読書術』(彩流社)です。カラフルで楽しい表紙です。この本の出版記念トークを6月2日(水)に佐藤優さんと行います。ジュンク堂新宿店です。

【お知らせ】
  1. 4月13日(火)午後7時。サンルートホテル高田馬場一水会フォーラム。講師は下地幹郎さん(国民新党)で、沖縄問題について語ってもらいます。
  2. 4月24日(日)午後6時15分。総評会館。塩見孝也さん(元赤軍派議長)の「生前葬」。『週刊新潮』(4月1日号)にも、デカデカと出てましたね。
〈生前葬の元赤軍派議長「塩見孝也」はゲバ棒と白装束〉
〈学生運動以来、地に足がついたためしのない「天上人」塩見氏が、「地上人」に生まれ変わる生前葬なのです〉
〈発起人に当たる「葬儀委員」は、新右翼「一水会」最高顧問・鈴木邦男、ミュージシャンで参議院議員の喜納昌吉、社会学者・宮台真司、政治家らの相談相手として知られる鹿児島の池口恵観師ほか多士済々だ〉

あらまあ、私が発起人になっていた。知らなかった。でも、いいんです。尊敬する塩見同志のためなら何だってやりますよ。
 でも、白装束でゲバ棒を持って現れるんでしょう。そのゲバ棒で襲われたら大変だな。その時は「正当防衛」で戦いますよ。柔道三段、合気道三段だ。ゲバ棒くらいに負けませんよ。断固粉砕して、「天上」に追い返してやりますよ。(と、妙に興奮しているクニオ君です)。

  1. 4月27日(火)夜7時半より、渋谷のアップリンクで、新右翼・一水会のドキュメント映画「ベオグラード1999」の凱旋上映があります。木村代表を追ってカメラはイラクに、そしてベオグラードに…。衝撃的な映画です。この上映後、監督の金子遊さんと私のトークがあります。
  2. 5月8日(土)6時半、ネイキッドロフト伊勢崎賢治さんとトークをします。
  3. 5月23日(日)午後2時。東京ウィメンズプラザホール。「5.23第二言論サミット=世界は周辺から変わる」。ネットメディア、ブロガー、街宣、ビラまき、ミニコミについて考え、訴える集会です。私も参加して、発言します。
     急遽、木村三浩氏(一水会代表)の参加も決定しました。力強い演説が聞けるでしょう。
  4. 6月2日(水)午後6時30分。ジュンク堂新宿店。『鈴木邦男の読書術』(彩流社)が4月中旬に発売されますが、その刊行記念トークです。佐藤優さんと私が行います。読書を通じての「知の形成」について。「情報蒐集について」「情報活用術について」「日本の現状について」…などを話し合います。