2010/06/28 鈴木邦男

「未知との遭遇」でしたね。ニコ生は

①「ニコ動」の「ニコ生」にニコニコ出たよ

「ザ・コーヴ」上映中止に関するシンポジウム(6/21)
「ザ・コーヴ」上映中止に関するシンポジウム(6/21)

「ニコ生、見ましたよ」と生徒に言われた。なんじゃい、「ニコナマ」って?「ニコタマ」なら知っちょるよ。二子玉川のことを「ニコタマ」って言うんだよ。吉祥寺は「ジョージ」で、自由が丘は「オカジュウ」だよ。高田馬場から早稲田大学まではスクールバスで170円だ。でも帰りは歩く人が多い。早稲田から高田馬場まで歩くことを「アリババ」と言うんだ。

最近、若者言葉を大量に覚えちゃった。iPadのおかげだ。iPadで本を読んでると、こんな最新の若者言葉がやたらと出てくる。でも、かなり前の「最新」かもしれない。だから、今の若い人とは話が繋がらないことがある。それで、「ニコタマ」だ。ちゃいまんねん。「ニコ生」だ。何でも、「ニコニコ生放送」のことらしい。ヘーッ、なーにそれ?って聞いたら、「6月21日(月)に出てたじゃないですか」と言われた。知らないな。「ニコニコ動画」には出たけど。「そのニコニコ動画の生放送がニコ生って言うんですよ」と教えられた。そうなのか。覚える言葉が一杯あって大変だ。

「ニコ生」の放送スタジオ(6/21)
「ニコ生」の放送スタジオ(6/21)

では、「ニコ生」(ニコニコ生放送)のことですね。いやー、驚きましたね。こんなことが出来るんですね。全く知りませんでした。「未知との遭遇」でした。昔、「テレビは、いつか双方向チャンネルになる」という予測を読んだことがありますが、これが「その双方向チャンネル」なんですね。そう思いましたよ、私は。

今のテレビは一方的に見るしかない。つまらなかったら、他のチャンネルを回すか、テレビを切るしかない。「つまんないぞ!」とテレビに言う「言論の自由」はない。その画面の中に自分が入っていく「参加の自由」もない。

でも、この「ニコ生」はあるんですよ。トークしてる人に対し、「つまんねえぞ!」「同じことばかり言うんじゃない」「この問題に答えろ」「逃げるな」と問いかけ、追いつめることも出来る。又、アンケートに答えて、自分たちの「賛否」を表すことも出来る。ヘエー、こんな時代になったのか。これがメディアの完成型かもしれない。メディアのユートピアなのか。

「ニコ生」の出演者と
「ニコ生」の出演者と

テレビでは、とても出来なかった。ずっと考えられた、未来型の「双方向チャンネル」も、ある問題に対し、「賛成ですか」「反対ですか」と聞き、視聴者が、(特別な機械の)ボタンを押して、イエスかノーかを押す。それだけだ。それだって、実現してない。

その点、ネットは凄いね。リアルタイムで、いんな意見がジャンジャン入ってくる。それが画面上に流れる。いやでも目に付く。でも、ゆっくり読んでたら、自分が喋れない。こりゃ凄いな。ヒャー、こんなことも出来るのか、と、ビックリの連続でしたよ。

出演したのは、「ザ・コーヴに関する討論会」でした。午後8時から10時半まで、2時間半だ。2チャンネルの創始者・ひろゆきさん。『この映画がすごい』の編集長・藤江ちはるさん。そして私の3人が出た。

②「あの人」が来なくて落胆?安堵?

「念仏者九条の会」で講演した(6/23)
「念仏者九条の会」で講演した(6/23)

実は、この日は、サプライズ・ゲストが来る予定だった。「ザ・コーヴ」上映に反対し、すでに3館の上映を中止させた「主権回復を目指す会」の西村さんだ。西村さんの参加を聞いたのは数日前だ。私はビビリましたよ。青くなりましたよ。あの雄弁で、何でも知っている西村氏だ。私なんて、すぐに論破される。でも、「恐いからやめます」とは言えない。緊張して、行きましたよ。

「ニコ生」のプロデューサーとは各条件で、いろいろ、やりとりがあったらしい。「この問題は喋らせろ」「この問題は中心にしろ」…と。私は「100%条件はのむ。だから出てほしい」と伝えてもらった。恐いけど、無理に強がってたわけですよ。映画館に行ってマイクで喋ってるだけでは勿体ない。もっと多くの人に伝えるべきだ。だから、「主権回復」の人にも、どんどん「言論の場」を提供したらいい。2時間半のうち、2時間20分を西村氏が話してもらい、あとの10分で我々3人が喋る。それでもいい。

皆、熱心に聞いてました
皆、熱心に聞いてました

どんな条件、どんなルールでもいいから、西村氏の話を聞きたい。そう言った。ところが、一旦は承知したのに、いろんな都合があったのだろう、出てもらえなかった。残念だった。と同時に、緊張の糸がプッツンと切れちゃいました。雄弁、博識な西村氏には私は徹底的に論破され、グウの音も出なくなるだろう。そう思って、真っ青になって「ニコ生」の会場に行ったのに…。「つぶすのは、もう少し待ってやるか」という西村氏の温情なのでしょう。命拾いしました。ありがとうございました。

「今からでも遅くないから、途中からでも、ぜひとも来て下さい」と私は呼びかけましたが、内心は恐かったんです。体が小刻みに震えていることが分かったでしょう。臆病なんですよ、私は。

さて、番組が始まって、驚きの連続でしたね。3人でやる予定なんですが、司会のひろゆきさんが来てない。「じゃ、彼が来るまで」と通称「メガネさん」が司会をする。その場で急遽、決まった。「えっ、大丈夫ですか?」と出演者の私が心配してしまった。ひろゆきさんが来たのは番組が始まって1時間半も経ってから。「すみません。寝てたもんで…」。普通、テレビなら、こんなことありえないよ。即、クビだよ。「でも、ひろゆきさんはいつもの事だから」「あれが普通だから」で通用する。皆、認めている。大らかだ。アナーキーだ。

岐阜羽島駅前で""
岐阜羽島駅前で

「今まで寝てて、見てなかったんでしょう。今までの流れが分からなくて司会出来るんですか」と又もや私は心配しちゃった。そんなやりとりも全て出ているだろう。「いや、大丈夫ですよ」と言ってる。実際、すぐに流れをつかみ、ちゃんと司会をする。凄いねー。画面には、「さっきまで寝てたとは思えねえぞ。さえてる、ひろゆき」という書き込みがある。うん、そうだよな。「寝てた」と嘘をついて、本当は、しっかり見ていて、作戦を考えてたんじゃないのか。全く、何があるか分からない。

私に対しては、「頭悪い」「もうお前の本は買わないぞ」「勉強不足」…という書き込みがあった。そして、一番多かったのは「鈴木邦男は北朝鮮に帰れ!」。はいはい。帰りたいですね。6月11日から15日まで、本当に帰る予定だったのに、「入国拒否」されたんですよ。「ゴミはゴミ箱へ」という書き込みはあったのかな。あれは気に入ってます。今度、出る時は、あれをメインにジャンジャンと、カキコして下さい。

③「元右翼じゃない!」と生徒が弁護…

主催者の楠さんと
主催者の楠さんと

それと、「ゴキブリ!」もいいですね。気に入ってます。「ある朝、目を覚ましたら、ゴキブリになっていた」んですね。知りませんでした。カフカの『変身』ですね。わたしはもう、〈世界文学〉ですよ。学校に行ったら、生徒が「私も、『がんばれ!』と書き込みしました」と言ってた。ありがたいです。「もう一つしました。『元右翼!』と書いてた人がいたので、『今も右翼です!』と書き込みしました。

ハイハイ、ありがとうございます。ごていねいに。「『ロリコンって本当ですか?』という書き込みもありましたよ」という。「私じゃないですよ」と言ってた。そんなのあったの、知らんよ。まァ、「言論の自由」だから何を書いても自由だ。ただ、もの凄い分量のカキコが流れる。サバの大群が流れているようだ。それをクジラが追っている。いないか。

しかし、中には、批判のカキコでカーッとなる人もいるそうだ。「もう出るもんか!」と怒る人もいるそうだ。そうか、女性を呼んでおいて、「ブス!」とか、「整形ミス!」とか言われたら傷つくだろうな。そう思って聞いたら、そうした差別用語はフィルターにかけてるそうだ。でも、うまくすり抜ける人もいる。フーン。大変だな。

大東仁さん(左)と
大東仁さん(左)と

それと、「これだけは言われると傷つくからやめてくれ」というのはブロック出来るそうだ。年を若くごまかしてるのに、「本当は70才だ」なんてバラされたら嫌だ。そういう人にはNGコードをつけるんだそうだ。じゃ、「こういう言葉は優先的、集中的に言ってほしい!」というのもいいのかな。「逆フィルター」だ。

私の場合は3つですね。「ゴキブリ!」「ゴミはゴミ箱へ!」「鈴木邦男は北朝鮮へ帰れ!」この3つだけで画面に溢れる。いいですね。

そうだ。「ニコ生」が始まって、始めの20分、「ザ・コーヴ」の短縮版が放送された。数日前には先着予約2000人だけに、全部見せたそうだ。もの凄い申し込みだったという。でも、「ニコ生」では20分だけだ。

この20分の映画の間も書き込みはバンバン入る。それも、5段位にわたって、いろんなことが書き込まれ、信じられないスピードで流れていく。一番下には「映画の字幕」がある。書き込みを見てると、字幕を読めない。字幕を読んでると、書き込みは読めない。又、普通、映画が終わってから、ゆっくり感想も書こうと思う。ところが、見てる時、リアルタイムでコメントが入る。「これはウソだ」「盗撮してるし許せん」「ドロボーと同じだ」…と。それに、これはあらかじめ準備していたものを、ポンと入れてるんじゃないのかな。

④賛成か反対か。一瞬に出る!

「居酒屋花子」で
「居酒屋花子」で

さらに一番、驚いたのは、「アンケート」だ。「じゃ、見てる人にアンケートをとりたいと思います」と言えば、すぐ出来る。

たとえば、「この映画を見せた方がいいと思いますか」「見せない方がいいと思いますか」と司会が聞く。本当に一瞬に分かる。70%以上が、「見せるべき」。残りが「反対」「どっちとも言えない」だ。これは正直だし、正確だ。カキコと違って、1人でいくつも、という訳にはいかない。

さらに驚いたのは、「イルカを食べてみたい」と思う人はいますか、と突然、司会が言う。そんな。いるわきゃないだろうと思ったが、何と「食べてみたい」が30%以上あった。40%近い。そんな馬鹿なと思った。この映画は「イルカ漁反対」だし、「イルカを殺すな!」という映画だ。それなのにイルカを食べたいと思うのか。

ペンで注文です
ペンで注文です

よく考えたら分かった。今まで、イルカ漁が行われていると知らないのだ。大部分の日本人は。ましてや、イルカ肉が堂々と合法的に売られていることも知らない。この映画で初めて知った。「そうか、食べられるのか」「じゃ、試しに食べてみたい」とアンケートに答えたのだ。

この数字を見たら、オバリーさんも驚き、怒るだろう。でも、ドキュメンタリー映画というの諸刃の剣だ。逆効果だってある。そこが怖い。

上映に反対する人も、これを見たら、「おっ、上映させた方がいいかな」と思ったはずだ。違いますかね。

昔、戦争中の映画で、七五三で軍服を着ている子供が映ってた。こんな小さな子供でも、必勝の信念に燃えてます、と。勇敢な写真だし、国民を鼓舞するものだ。でも今となったら、「何だ、こんな小さな子供にも軍服着せて。児童虐待だ」と言われるだろう。子供の顔にモザイクをかけるかもしれない。

外山恒一氏(左)、千坂恭二氏(中)(6/22)
外山恒一氏(左)、千坂恭二氏(中)(6/22)

1つの主義主張、思想を訴える映画は、立場が違えば、又、時代が違えば、全く反対に見える。その意味でも、この「ザ・コーヴ」は多くの論争すべき点を含んでいる。イルカ肉について、イルカ漁について、文化、伝統について。ドキュメンタリーの撮り方について…etc。

それらの一つ一つが大きな争点になるだろう。それを見せないで、つぶすのでは余りに勿体ない。

それと、アンケートを見て思ったが、いつか選挙もこんな風になるのだろうか。国民一人一人がパソコンを持ってるんだし、投票場に行かなくても、一瞬で投票出来る。そして一瞬にして、総計が出来、当否が分かる。きっとテレビ局は反対するだろうな。今まで長々と何時間も「開票速報」をやってきて、視聴率を稼いできたんだ。そのドル箱番組がなくなってしまう。…いろんなことを考えた。

【だいありー】
江本孟紀さんと(6/21)
江本孟紀さんと(6/21)
  1. 午前中、原稿書いてた。午後3時、国民新党の江本孟紀さんの事務所開き。木村三浩氏ら一水会の人たちと応援に行く。亀井静香代表とも会う。江本さんは去年、「たかじん」で一緒になった。その前も何回か一緒に出た。野村秋介さんともよく会っていた。
     5時、弁護士会館に行く。「ザ・コーヴ」上映をめぐる記者会見とシンポジウム。これから上映する映画館も発表し、その支配人も来て決意発表をしていた。心強い。皆で応援しよう。石坂啓さん(漫画家)にも久しぶりに会った。私は7時に「ニコニコ動画」に行かなくちゃならんので、第1部だけ出席し、中座した。2部から出席する田原総一朗さん、崔洋一さんらと会う。
     7時に、神保町の「ニコニコ動画」に。打ち合わせをし、8時から10時半まで、生放送。全く知らないことばかりで、驚いたし、興奮した。ひろゆきさんとも久しぶりに会った。
絓秀実さんを囲んで
絓秀実さんを囲んで
  1. 6月22日(火)昼、取材。夜、阿佐ヶ谷ロフトに行く。外山恒一氏たちがやっている過激なイベントを聞く。千坂恭二さんとも久しぶりに会う。25年ぶりかな。左翼の論客かと思ってたら、やたらと右派的なことも言うし、「太田竜」的に進化していた。又、ゆっくり会いましょうと言っていた。絓秀実さんとも久しぶりに会った。
  2. 6月23日(水)朝の新幹線で、岐阜羽島に行く。大垣市にある真宗大谷派大垣別院同朋会館。ここで行われている「念仏者 九条の会」第10回全国集会に呼ばれて、記念講演をした。私の演題は「戦争放棄と戦争箒(ほうき)」。テーマがいいね。実は、ウェブマガジン「マガジン9」で私が連載しているが、その中で、一度、「戦争箒」について書いたことがある。それを読んでくれて、記念講演を頼まれたのだ。
     100人ほどのお坊さんを前にして、「戦争放棄」について話す。又、「宗教者の覚悟」についても、語らせてもらった。1時間講演し、活発な質問も出た。大変だった。僕の方が勉強になった。  終わって、「居酒屋花子」で打ち上げ。なかなか、いい感じでしたよ。最終の新幹線で帰った。疲れて果てて、ずっと寝ていた。
  3. 6月24日(木)昼、打ち合わせ。3時、河合塾コスモ。現代文要約。「ニコ生、見たよ」と何人かの生徒が言っていた。ありがとさん。5時から基礎教養ゼミ。今週は私が選んだ本を読む。影山正治『一つの戦史』(展転社)を読む。「影山正治生誕百年記念」として、最近復刊したのだ。とてもいい本だ。私も、『右翼は言論の敵か』(ちくま新書)の中で取り上げている。終わって、生徒と一緒に食事会に行く。カレー屋だった。
  4. 6月25日(金)『週刊読書人』(6月25日号)発売。上野昂志さんと私の対談、〈新たな思考のために〉が4〜6面に大々的に出ていた。凄いですね。〈特集・全集・講座シリーズ〉の企画として。こんなに大きく出てるとは、驚きました。読んでみて下さい。
     夕方まで家で必死で原稿を書いていた。午後7時、ホテルニューオータニ。「恵観塾」に出る。孔健さんに会う。孔子の27代目かの子孫だ。話をした。又、某宗教団体の幹部と会う。「サピオであの事件は、私たちでないと言ってくれてありがとうございました」と言われた。あっ、あの事件か。「あれはあなた達じゃないです。私たちがやりましたから」と言った。いや、私たちでもないな。ともかく、他人に罪をなすりつけることはしません。
     そのあと、9時半、ネーキッドロフトへ。ロフトの雑誌のインタビューに応じる。
  5. 6月26日(土)新発田から上京した斎藤徹夫さんと一緒に今村均大将の息子さん(今村和男さん)の家に行く。貴重なお話をうかがった。事前に、角田房子の『責任 ラバウルの将軍 今村均』(ちくま文庫)を読む。昔、読んだが、忘れていた。軍人ということ、責任ということについて、考えさせられた。
     午後、取材。
  6. 6月27日(日)、朝から夕方まで、『無門関』の勉強会。とても教えられました。
【写真説明】
「ザ・コーヴ」上映中止に関するシンポジウム(6/21)

> ①6月21日(月)5時半から、弁護士会館で、ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」上映中止に関するシンポジウム。第1部。左から石坂啓さん(漫画家)、鈴木、そして、映画館の人たち。

「ニコ生」の放送スタジオ(6/21)

②6月21日(月)午後8時から10時半。「ニコニコ動画」で、「ニコ生」の放送風景です。

「ニコ生」の出演者と

③「ニコ生」が終わって。左から、ひろゆきさん。藤江ちはるさん(『この映画がすごい』編集長)、鈴木、メガネさん。

④「念仏者九条の会」で講演しました。6月23日(水)午後2時からです。

皆、熱心に聞いてました

⑤お坊さんたちが100人集まって、熱心に聞いてくれました。そのあと、厳しい質問も飛んできました。

岐阜羽島駅前で

⑥岐阜羽島の駅前で。40年前に来た時と全く変わってませんでした。ここで降りたのは私1人でした。ここに新幹線を止めた恩人・大野伴睦夫妻の巨大な銅像が駅前に建っていました。

主催者の楠さんと

⑦この大会の主催者・楠真さんと。会った時から、誰かに似てるな、と思っていたら、見沢知廉氏でした。言葉遣い、物腰も、似てました。お世話になりました。

大東仁さん(左)と

⑧左は大東仁さん。『戦争は罪悪である。反戦僧侶・竹中彰元の叛骨』(風媒社)を書いた人です。とてもいい本で、勉強になりました。

「居酒屋花子」で

⑨このあと、「居酒屋花子」で二次会でした。巨大な居酒屋でした。会場のお寺に「居酒屋花子」のマイクロバスが迎えに来てました。酒飲み運転防止のために、お店に来る人、帰る人はマイクロバスが送迎するんです。料理もおいしかったです。タコが一匹、丸々出てました。「不殺生」で、誰も食べませんでした。

ペンで注文です

⑩ここのメニューは普通の紙です。でもタッチペンで、料理の番号をなでると、それで注文されるのです。東京よりも進んでいます。「未知との遭遇」です。タコの格好をした火星人にも会えたし。(本当のタコだったかな)。

外山恒一氏(左)、千坂恭二氏(中)(6/22)

⑪6月22日(火)、阿佐ヶ谷ロフトで。〈反体制右翼マガジン『デルクイ』創刊記念大討論会〉を聞きに行きました。左は外山恒一氏、中央は千坂恭二氏。

すが秀実さんを囲んで

⑫絓秀実さん(中央)を囲んで。右は在野の新右翼思想家F氏。

江本孟紀さんと(6/21)

⑬江本孟紀さんの事務所開きで。左は平井隆さん。私が1970年に産経新聞販売局開発センターに入社した時の上司です。「私も産経スポーツに30年、コラムを書いてました」と江本さん。「じゃ、我々は3人とも、フジ・サンケイグループだ!」となりました。

【お知らせ】
  1. 週刊読書人』(6月25日号)の4〜6面に上野昂志さんと私の対談「全集を読む」が載ってます。力の入った対談です。読んでみて下さい。
     『週刊SPA!(6月29日号)の「各界の著名人も高評価!鳩山由紀夫のココがスゴイ」で喋ってます。
     『映画秘宝』(8月号)で、「ザ・コーヴ」について書きました。
     若松孝二監督の『キャタピラー』は沖縄で上映され、記録的なヒットになってます。東京公開は8月14日(土)です。パンフレットに私も原稿を書きました。
     『アエラ』(6月28日号)に一水会の木村三浩氏が出ています。〈モスクワ発の「右翼インター」「世界愛国者会議」にって?〉
  2. 6月29日(火)12時12分から文化放送に出ます。そのあと、外語大です。
  3. 7月3日(土)7時、ロフトプラスワン映画「ザ・コーヴ」の上映とシンポジウムをやるそうです。私も出ます。きっと荒れるでしょう。
  4. 7月4日(日)1時、阿佐ヶ谷ロフト北芝健さんのトークライブ。石原伸司さんと私が出ます。
  5. 7月7日(水)『実話マッドマックス』(8月号)発売。北芝健さんと。
  6. 7月15日(木)7時、阿佐ヶ谷ロフト。千坂恭二さんと早見慶子さんの過激トーク「革命論」です。これは面白そうです。私も聞きに行こうと思います。
  7. 7月18日(日)午後1時半。「和歌山カレー事件。ただいま再審請求中!」。大阪、御堂会館A展示室(南館地下)。難波別院(南御堂)です。
     獄中(大阪拘置所)から、林眞須美さんは、無実を訴え続けています。昨年の7月27日、再審請求を提出し、今春、鑑定書の杜撰さを暴くべく再鑑定の請求も 行っています。昨年提出された再審請求書の論点は何か? いま何をしているのか? 今後の予定を、弁護団から報告してもらいます。
    報告:和歌山カレー事件再審弁護団
    挨拶:鈴木邦男(林眞須美さんを支援する会代表)
    特別ゲスト(講演):森達也さん(映画監督)
  8. 7月21日(水)午後7時、ネイキッドロフトオウム問題の大討論会をやります。オウム真理教の元幹部達が来ます。私も出ます。
  9. 7月25日(日)2時。名古屋市大須の七ツ寺共同スタジオ。三井環さん、植垣康博さん、私のトークセッション「この国の自立と正義」が行われます。
  10. 7月31日(土)シンポジウムに出ます。
  11. 8月8日(日)12時半、阿佐ヶ谷ロフト。「戦争を考える」シンポジウム。「花と兵隊」の松林要樹監督。それに、安岡卓治さん、私などが出ます。
  12. 8月23日(月)「見沢知廉生誕企画」。「獄中12年。駆け抜けた46年」をやります。場所はBuader House(京王井の頭線 東松原駅より徒歩1分。料金2500円)。
     第1部 映画「見沢知廉 たった一人の革命」プレビュー上映。トークショー:大浦信行、高木尋士、あべあゆみ、鈴木邦男。さらに、新発見の資料展示。私が見沢氏にあてた手紙なども展示するそうです。恥ずかしいです。
  13. 11月6日(土)新潟県新発田市で、「三島由紀夫と蕗谷虹児=うたと講演のつどい」が行われます。蕗谷は新発田市出身の偉大な叙情画家で「花嫁人形」の作詞家でもあります。その2人について私が講演します。そして歌もあります。